JP2009290828A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームレートを変換する画像処理装置において、正しい動きベクトルが検出されない場合、補間フレームが乱れ妨害感を感じる場合があった。本発明はこのような妨害感を低減することを目的とする。
【解決手段】画像を複数のブロックに分割し、前記ブロックごとに動きベクトルを検出することにより補間フレームを作成する画像処理装置において、動きベクトルの信頼度Sを検出する信頼度検出部5と、信頼度Sに応じてブロックの輝度データを制御する輝度制御部8を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像のフレームレートを変換する処理に関するものである。
入力画像のフレームレートを変換して表示する画像処理方法がある(以下では、この画像処理方法をフレームレート変換と呼ぶ)。例えば、60Hzのフレームレートで入力された画像を、120Hzに変換するといったことが考えられる。この場合、60Hzで入力された連続する2枚のフレームの間に、作成した補間フレームを1枚挿入して表示することで120Hzの表示を実現している。
フレームレート変換の一般的な手法として、動きベクトルを検出し補間フレーム画像を生成する技術がある。動きベクトル検出は入力画像の前後フレームのブロックマッチングにより行う。しかし、必ずしも正しい動きベクトルを検出できるとは限らない。正しい動きベクトルが検出できない場合、補間フレームが動画再生時に妨害感として感じられるという問題があった。妨害感の一例として、例えば二重像が観察されるというものがある。
従来、二重像の問題を解決するために、補間フレームにLPF(ローパスフィルタ)をかけることにより妨害感を低減する手法があった(例えば特許文献1)。
特許第3798440号公報(特開平7−162811号公報)
フレームレート変換の際、正しい動きベクトルが検出されない原因として、例えば画像の動きが速いため探索範囲内にベクトルが検出されない、というものがある。
図6は、このような場合に補間フレームの画像が乱れる様子を説明する図である。図6の(a)、(c)は入力画像の、ある連続する2フレームを示す。図6の(a)は、連続する2フレームのうち時間的に前のフレーム(以下、「前フレーム」又は「第1のフレーム」と呼ぶ)、(c)は時間的に後のフレーム(以下、「後フレーム」又は「第2のフレーム」と呼ぶ)である。また、(b)はフレームレート変換により作成されたフレーム(以下、「補間フレーム」又は「第3のフレーム」と呼ぶ)である。画像の動きが速いため動きベクトルが検出されない場合、補間フレームに前フレームと同じ画像を表示する手法(以下、二度出しと呼ぶ)がある。しかし、このように被写体が動いているにもかかわらず、二度出しを行なうと、動画再生時に二重像として観察され、妨害感を発生する。このような二重像は、観察者の視野が移動する被写体(図6で黒い円で示しているもの)とともに移動するため、前フレームと補間フレームとで被写体が異なる位置に見えることにより発生する。
特許文献1はこのような二重像を低減するために、補間フレームにLPFをかけ、エッジをぼかすものである。しかし、図6の補間フレーム(b)にLPFをかけても、移動する被写体の面積が広いため、エッジはぼけるものの二重像が観察され、妨害感が残るという問題があった。
本発明は、フレームレート変換により発生する動画再生時の妨害感を低減することを目的とする。
本発明の第1態様の画像処理装置は、
入力される第1及び第2のフレームの画像から検出された動きベクトルに基づいて、前記第1及び第2のフレームの間に挿入する第3のフレームの画像を作成する変換手段と、
前記第3のフレームの画像領域を分割して得られる複数のブロックのそれぞれについて、前記動きベクトルの信頼度を検出する信頼度検出手段と、
前記変換手段により作成された前記第3のフレームの画像の各ブロックの輝度を、前記ブロックに対応する前記動きベクトルの信頼度に応じて、制御する輝度制御手段と、を備える。
本発明の第2態様の画像処理方法は、
入力される第1及び第2のフレームの画像から検出された動きベクトルに基づいて、前記第1及び第2のフレームの間に挿入する第3のフレームの画像を作成するステップと、
前記第3のフレームの画像領域を分割して得られる複数のブロックのそれぞれについて、前記動きベクトルの信頼度を検出するステップと、
前記第3のフレームの画像の各ブロックの輝度を、前記ブロックに対応する前記動きベクトルの信頼度に応じて、制御するステップと、を含む。
本発明によれば、フレームレート変換により発生する動画再生時の妨害感を低減することが可能である。
<実施例1>
図1は本発明の実施例1の画像処理装置の回路ブロック図である。本実施例の画像処理装置は、フレームレート変換部1、動きベクトル検出部2、補間フレーム作成部3、フレームメモリ4、信頼度検出部5、平均輝度計算部6、輝度制御値計算部7、輝度制御部8から構成される。ここで、フレームレート変換部1、信頼度検出部5、輝度制御値計算部7、輝度制御部8がそれぞれ本発明の変換手段、信頼度検出手段、輝度制御手段、輝度制御値計算手段に対応する。
フレームレート変換部1は、動きベクトル検出部2、補間フレーム生成部3、フレームメモリ4から構成される。このフレームレート変換部1は、入力される第1及び第2のフレームの画像から検出された動きベクトルに基づいて、第1及び第2のフレームの間に挿入する第3のフレームの画像を作成する機能である。ここでは、第1のフレームを「前フレーム」、第2のフレームを「後フレーム」、第3のフレームを「補間フレーム」と呼ぶ。
本実施例では、フレームレート変換部1に入力される画像のフレームレートは60Hz、出力される画像のフレームレートは120Hzであるものとする。すなわち、前フレームと後フレームの中間に1つの補間フレームが挿入されることになる。ただし本発明の適用範囲はこれに限られず、入力フレームレートと出力フレームレートの組み合わせは任意であり、挿入される補間フレームの数やその挿入位置も任意である。また、本実施例では、画像データとして、輝度、色差データを用いているが、本発明は、RGBデータなど他の形式の画像データの変換にも適用可能である。
動きベクトル検出部2は、入力画像の連続する2つのフレームから、ブロックマッチングにより動きベクトルを検出する。動きベクトル検出部2における動きベクトル検出は二段階になっている。まず第一段階で、前フレームの画像領域を分割して得られる複数のブロックのそれぞれについて動きベクトルを検出し、次に、第二段階で、補間フレームの画像領域を分割して得られる複数のブロックのそれぞれについて動きベクトルを検出する。
図2は、動きベクトル検出部2が前フレーム上の各ブロックの動きベクトルを検出する方法(上記の第一段階の検出方法)を説明する図である。図2で(a)は入力画像の連続する2フレームのうちの前フレームを、(c)は後フレームを表す。また、(b)は補間フレームを示している。
動きベクトル検出部2では、前フレーム(a)の画像全体を複数のブロックに分割し、各ブロックと類似する画像パターンを有するブロックを後フレーム(c)から検出する。本例ではこのブロックサイズは、8×8画素としているが、これに限るものではない。また、ブロック分割は画像内で隙間なく行われる。
図2のブロック21は前フレーム内のあるブロックを表している。ブロックマッチングとは、ブロック21と類似する画像データを持つブロックを、後フレーム(c)から検出する処理である。ブロックマッチングにより、後フレームのブロック22がブロック21と類似度が高いと判定されたとする。このとき、ブロック21の動きベクトルとして動きベクトル24が検出される。動きベクトル24は、ブロック21の位置を始点としブロック22の位置を終点とするベクトルである。このようにして、動きベクトル検出部2は、前フレームの各ブロックに対する動きベクトルを検出する。
次に、動きベクトル検出部2は、補間フレームの各ブロックにおける動きベクトルを検出する。本実施例では、前フレームのブロックと同じ位置において補間フレームもブロック分割されている。ただし、前フレームと補間フレームのブロックの位置及び大きさは一致している必要がないので、前フレームとは異なる位置で補間フレームを分割しても構わない。
図3は、補間フレーム上のあるブロック23で動きベクトルを検出する方法(上記の第二段階の検出方法)を説明する図である。動きベクトル検出部2は、第一段階で検出された前フレームの各ブロックの動きベクトルの中から、補間フレームのブロック23を通過する動きベクトルを抽出する。例えば、ブロック23を通過する動きベクトルが動きベクトル24のみであったとする。この場合、動きベクトル検出部2は、動きベクトル24と同じ方向に、ブロック23の動きベクトル26を定義する。なお、動きベクトル26の大きさは、動きベクトル24の大きさと、前フレームと後フレームの間隔に対する前フレームと補間フレームの間隔の比率から決まる。本実施例では、動きベクトル26の大きさは、動きベクトル24の1/2になる。
もし、前フレームの動きベクトルの中に、補間フレームのブロック23を通過する動きベクトルが存在しなかった場合、ブロック23の動きベクトルは検出されない。本実施例では、そのようなブロック23の動きベクトルは静止ベクトル、即ち大きさ0のベクトルとする。
また、前フレームの動きベクトルの中に、補間フレームのブロック23を通過する動きベクトルが複数存在する場合は、前後フレームのブロック類似度が最も高いブロックの動きベクトルを採用する。
このようにして、動きベクトル検出部2は、補間フレーム上の全てのブロックについて動きベクトルを検出する。
図1に示すように、動きベクトル検出部2は、検出された補間フレーム内の全ての動きベクトル情報Aを補間フレーム生成部3および信頼度検出部5に出力する。本例では、動きベクトル情報Aには、
(1)動きベクトル
(2)ブロック差分絶対値
が含まれている。(1)の動きベクトルは、例えば動きベクトル26のような二要素(x、y)のベクトルデータである。また、(2)のブロック差分絶対値とは、補間対象となる前後のフレームのブロック間の画像データの差(類似度)を表す値である。例えば、(1)の動きベクトルが図3の動きベクトル26であったとすると、ブロック差分絶対値は、前フレームのブロック21内の各画素と後フレームのブロック22内の各画素の輝度データの差分絶対値の総和である。ブロック21とブロック22のブロック差分絶対値は以下の(式10)で表される。
Figure 2009290828
ここで、
ブロック21(i,j):ブロック21内の座標(i,j)の輝度データ
ブロック22(i,j):ブロック22内の座標(i,j)の輝度データ
i、j:x、y座標(1〜8の範囲の値)
である。もし、ブロック21の画像データとブロック22の画像データが完全に一致していれば、ブロック差分絶対値は0となる。ブロック差分絶対値は、一つの動きベクトルにつき一つ存在する。
補間フレーム作成部3は、動きベクトル検出部2により求められた補間フレーム上の各ブロックの動きベクトルと、前フレームの画像データを用いて、補間フレームの画像データを作成する。図3の(b)は補間フレーム作成部3が作成した補間フレームの画像データを示している。補間フレーム作成部3は、補間フレーム(b)の各ブロックで検出された動きベクトルに応じて、前フレーム(a)の画像データを補間フレーム(b)にコピーする。例えば、補間フレーム(b)のブロック23で動きベクトル26が検出されたとする。補間フレーム作成部3は、動きベクトル26に対応する前フレームの画像、即ちブロック21の画像データをブロック23にコピーする。
信頼度検出部5は、動きベクトル検出部2で検出された補間フレーム上の動きベクトル情報Aを用いて、動きベクトルの信頼度Sを検出する。本例では、信頼度Sは動きベクトル検出部2で求めるブロック差分絶対値により決定する値とする。
ブロック差分絶対値が大きいほど、ブロック間の類似度が低いことが推測できる。したがって、ブロック差分絶対値が大きいときは信頼度Sは低く、ブロック差分絶対値が小さいときは信頼度Sは大きな値になる。信頼度検出部5は、あらかじめ指定された閾値thとブロック差分絶対値を比較し、信頼度Sを求める。本例では、信頼度Sは以下の判断により求めるものとする。
ブロック差分絶対値<thの場合:信頼度S=Hi (式11)
ブロック差分絶対値≧thの場合:信頼度S=Lo (式12)
しかし、信頼度Sを求める処理はこれに限らず、テーブルを使用したり計算により求めてもよい。また信頼度SはHiとLoの二値ではなく、3つ以上の値をとってもよいし、連続量でもよい。
平均輝度計算部6は、補間フレーム(b)上の各ブロックの平均輝度Lc及び、そのブロックの周辺平均輝度Laを計算する。例えば、輝度制御部8で、補間フレーム(b)の
ブロック23の輝度を制御する場合を考える(以下、輝度を制御する対象のブロックを「注目ブロック」と呼ぶ)。この場合、Lcは注目ブロック23の平均輝度であり、Laは注目ブロック23の周辺部、即ち、図3の斜線で示した領域25の平均輝度である。注目ブロック23の周辺の領域25としては、注目ブロックの周辺に位置する1又は複数の周辺ブロックが選ばれる。
輝度制御値計算部7は、信頼度Sと、平均輝度計算部6で求めたLc、Laから、オフセットOf、ゲインGaを求め、輝度制御値としてオフセットOf、ゲインGa、平均輝度Lcを出力する。ゲインGaは、輝度制御部8において補間フレームの輝度データに乗算されるゲイン値であり、オフセットOfは、ゲインGaが乗算された輝度に加算されるオフセット値である。本例では、オフセットOf、ゲインGaは以下のように求める。
(1)信頼度S=Hiの場合
動きベクトルの信頼度が高いと判定された場合である。このとき、
Of=Lc (式1)
Ga=1 (式2)
とする。
(2)信頼度S=Lo場合
動きベクトルの信頼度が低いと判定された場合である。このとき、ゲインGaとして1より小さい値を出力し、オフセットOfとして注目ブロック23の周辺の領域25の輝度値を出力する。具体的には、
Of=La (式3)
Ga=0.1 (式4)
とする。
上記のオフセットOf、ゲインGaはそれぞれ一つのブロックにつき一つの値である。
輝度制御部8は、フレームレート変換部1により作成された補間フレームの画像の各ブロックの輝度データを制御(補正)するブロックである。このとき、輝度制御部8は、注目ブロックに対応する動きベクトルの信頼度Sに応じて、輝度の制御を行う。具体的には、輝度制御部8は、注目ブロックの信頼度Sが低い場合にその注目ブロック内の画像のコントラストが低くなるように、注目ブロック内の各画素の輝度を制御する。信頼度Sが低いブロックについては、動きベクトルが正確に検出されていない蓋然性が高く、視覚的な妨害感を生じる可能性が高い。そこで本実施例では、信頼度Sの低いブロックのコントラストを低下させ、当該ブロックの画像を目立たなくすることで、視覚的な妨害感を低減するのである。
輝度制御部8は、輝度データを以下の式に基づいて計算する。
Yout=Ga×(Yin−Lc)+Of (式5)
Yin:輝度制御部8の入力輝度データ
Yout:ゲイン、オフセット演算後の輝度データ
また、例えば、輝度制御部8の入出力画像データビット数を8bitとすると、輝度制御部8は(式5)で求められた輝度データYoutを0〜255の範囲内にリミットした後出力する。
信頼度の高い動きベクトルを検出できた場合の処理を、図3を使って説明する。動きベクトル検出部2により、ブロック23の動きベクトル26が検出される。また、ブロック21とブロック22の類似度は高いため、ブロック差分絶対値は閾値thより小さい値と
なる。したがって、ブロック23の動きベクトル信頼度SはHiとなる。この場合、オフセットOf、ゲインGaの値は、(式1)、(式2)で示すように、それぞれOf=Lc、Ga=1となる。
輝度制御部8は(式5)にしたがってブロック23の輝度データを処理する。即ち、ブロック23の輝度データはYout=Yinとなり、輝度制御部8により出力輝度は全く変化しない。その結果、図3に示すように、ブロック23は正しく補間された画像データが表示される。
次に、動きベクトルが検出できなかった場合の処理例を説明する。図4は、被写体の動きが速いため動きベクトルが検出できなかった場合の処理例を説明する図である。
図4で前フレームのブロック101〜104は動きベクトルを検出できなかったとする。また、図には示していないがブロック101〜104以外のブロックは静止しており、正しく動きベクトル(静止ベクトル)を検出できたものとする。動きベクトル検出部2において、補間フレーム上のブロック105〜108は通過する動きベクトルが存在しないため、動きベクトルが検出されない。この場合、ブロック105〜108の動きベクトルは静止ベクトルとなる。
信頼度検出部5は、各注目ブロック105〜108の動きベクトルの信頼度Sを検出する。図4において、ブロック105のブロック差分絶対値は、ブロック101とブロック109の差分絶対値であるため、閾値thより大きな値となる。同様に、ブロック106〜108のブロック差分絶対値も閾値thより大きな値となる。したがって、ブロック105〜109の動きベクトル信頼度SはLoとなる。この場合、オフセットOf、ゲインGaの値は、(式3)、(式4)で示すように、それぞれLa、0.1となる。
以下で、ブロック105においてLaがLcと比べてどのような値になるかを説明する。Laはブロック105の周辺の平均輝度であり、図4の場合背景の白の部分を多く含んだ輝度となる。したがって、暗い被写体が多くの面積を占めるLcよりLaが大きな値となる。つまり、
La>Lc (式6)
となる。ブロック106〜108についても(式6)と同様な式が成り立つ。
ブロック105〜109の輝度データは輝度制御部8により(式5)の処理が行われる。即ち、ブロック105〜109の輝度データは
Yout=0.1×(Yin−Lc)+La (式7)
となる。この(式7)の処理は、注目ブロックの輝度(Yin)を注目ブロックの周辺の輝度(La)に近づける処理に相当する。
この結果、ブロック105〜109は図4に示すような見え方となる。つまり、黒い被写体が白浮きし、背景部分の輝度が下がることにより、ブロック105〜109の部分はコントラストが減少する。そのため、二重像の妨害感が低減する。なお、本実施例では、信頼度Sが低い場合のゲインGaを0.1に設定したが、ゲインGaの値は0<Ga<1の中から適宜選択することができる。ゲインGaの値を小さくするほど、注目ブロックの輝度よりも周辺ブロックの輝度のほうが支配的になり、注目ブロックのコントラストが低下する。
<実施例2>
本発明の実施例2の画像処理装置の回路構成は実施例1のもの(図1)と同様である。
実施例2が実施例1と異なる点は、ブロック周辺輝度Laの求め方である。
図5は、本実施例により動きベクトルが検出できない場合の処理を説明する図である。本実施例のブロック周辺の平均輝度Laは、注目ブロックの周辺に位置する複数の周辺ブロックの中で、動きベクトルの信頼度Sが高いブロックにおける平均輝度とする。例えば、図5においてブロック105の周辺平均輝度Laは、動きベクトルの信頼度Sが高いブロックの平均輝度であり、斜線で示した領域113の平均輝度とする。つまり、ブロック105の周辺平均輝度Laには、ブロック106〜108の輝度は含まれない。
領域113は背景の白部分であるため、Laは背景と同じ白レベルとなる。したがって、輝度制御部8により(式5)の処理を行なうことにより、ブロック105は背景と同じ輝度となる。同様に、ブロック106〜108も、背景と同じ輝度となる。
この結果、ブロック105〜109は図5に示すような見え方となる。つまり、ブロック105〜109の部分は背景と同じ輝度レベルになる。そのため、二重像の妨害感が低減する。
本発明の実施例1の画像処理装置のブロック図である。 前後のフレーム間での動きベクトル検出を説明する図である。 補間フレームの動きベクトル検出を説明する図である。 実施例1により二重像の妨害感を低減する処理を説明する図である。 実施例2により二重像の妨害感を低減する処理を説明する図である。 従来技術の課題を説明する図である。
符号の説明
1 フレームレート変換部
2 動きベクトル検出部
3 補間フレーム作成部
4 フレームメモリ
5 信頼度検出部
6 平均輝度計算部
7 輝度制御値計算部
8 輝度制御部

Claims (9)

  1. 入力される第1及び第2のフレームの画像から検出された動きベクトルに基づいて、前記第1及び第2のフレームの間に挿入する第3のフレームの画像を作成する変換手段と、
    前記第3のフレームの画像領域を分割して得られる複数のブロックのそれぞれについて、前記動きベクトルの信頼度を検出する信頼度検出手段と、
    前記変換手段により作成された前記第3のフレームの画像の各ブロックの輝度を、前記ブロックに対応する前記動きベクトルの信頼度に応じて、制御する輝度制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記輝度制御手段は、
    輝度を制御する対象のブロックである注目ブロックに関して、前記動きベクトルの信頼度が低い場合に、前記動きベクトルの信頼度が高い場合よりも前記注目ブロックのコントラストが低くなるように、前記注目ブロックの輝度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記輝度制御手段は、
    前記注目ブロックの輝度を前記注目ブロックの周辺の輝度に近づけることにより、前記注目ブロックのコントラストを低下させることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記注目ブロックの周辺の輝度は、前記注目ブロックの周辺に位置する1又は複数の周辺ブロックにおける平均輝度であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記注目ブロックの周辺の輝度は、前記注目ブロックの周辺に位置する複数の周辺ブロックの中で前記動きベクトルの信頼度が高いブロックにおける平均輝度であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記動きベクトルの信頼度に応じて、前記ブロックの輝度を制御するための輝度制御値を計算する輝度制御値計算手段をさらに備え、
    前記輝度制御手段は、前記輝度制御値計算手段から出力された輝度制御値を用いて前記第3のフレームの画像の輝度を制御することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記輝度制御値は、前記注目ブロックの輝度に乗算するゲイン値と、前記ゲイン値が乗算された輝度に加算されるオフセット値と、を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記輝度制御値計算手段は、前記注目ブロックの動きベクトルの信頼度が低い場合に、前記ゲイン値として1より小さい値を出力し、前記オフセット値として前記注目ブロックの周辺の輝度値を出力することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 入力される第1及び第2のフレームの画像から検出された動きベクトルに基づいて、前記第1及び第2のフレームの間に挿入する第3のフレームの画像を作成するステップと、
    前記第3のフレームの画像領域を分割して得られる複数のブロックのそれぞれについて、前記動きベクトルの信頼度を検出するステップと、
    前記第3のフレームの画像の各ブロックの輝度を、前記ブロックに対応する前記動きベクトルの信頼度に応じて、制御するステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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