JP2007315935A - 探傷検査方法 - Google Patents

探傷検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007315935A
JP2007315935A JP2006146276A JP2006146276A JP2007315935A JP 2007315935 A JP2007315935 A JP 2007315935A JP 2006146276 A JP2006146276 A JP 2006146276A JP 2006146276 A JP2006146276 A JP 2006146276A JP 2007315935 A JP2007315935 A JP 2007315935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic wave
clad material
interface
minutes
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006146276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4967097B2 (ja
Inventor
Akio Morishita
暁夫 森下
Masaaki Ishio
雅昭 石尾
Kazuyoshi Sekine
和喜 関根
Yutaka Kawate
裕 川手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Neomaterial Ltd
Yokohama National University NUC
Original Assignee
Yokohama National University NUC
Neomax Materials Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama National University NUC, Neomax Materials Co Ltd filed Critical Yokohama National University NUC
Priority to JP2006146276A priority Critical patent/JP4967097B2/ja
Publication of JP2007315935A publication Critical patent/JP2007315935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4967097B2 publication Critical patent/JP4967097B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】検査時間を短縮するとともに、検査の精度が低下するのを抑制することが可能な探傷検査方法を提供する。
【解決手段】この探傷検査方法は、少なくとも2つ以上の異なる金属層からなるクラッド材10に超音波を入射する際に、クラッド材10の底面に超音波の焦点を合わせるステップと、クラッド材10に超音波を入射するとともに、クラッド材10の底面で反射される底面エコーを少なくとも検出するステップとを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、探傷検査方法に関し、特に、超音波を用いた探傷検査方法に関する。
従来、超音波を用いた探傷検査方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1には、異なる2つの層からなる被検査部品を検査する場合に、プローブ(探触子)から発信される超音波の焦点を被検査部品の2つの層の界面に合わせることにより、被検査部品の2つの層の界面における欠陥の有無を検査する超音波映像検査方法(探傷検査方法)が開示されている。
特開平6−294779号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された探傷検査方法では、被検査部品の異なる2つの層の界面における欠陥の有無を検査する場合に、プローブから発信される超音波の焦点を被検査部品の2つの層の界面に合わせるので、界面における超音波の通過領域が小さくなる。このため、検査範囲が狭くなるので、所定の領域を検査する場合、検査回数が増加するという不都合がある。その結果、検査時間が長くなるという問題点がある。また、上記特許文献1に開示された探傷検査方法では、被検査部品の異なる2つの層の界面における欠陥の有無を検査する場合に、プローブから発信される超音波の焦点を被検査部品の2つの層の界面に合わせるので、被検査部品の異なる2つの層の界面の高さ位置が一定でない場合、プローブから発信される超音波の焦点が被検査部品の2つの層の界面に合わなくなる場合がある。この場合、プローブから発信される超音波の焦点が被検査部品の2つの層の界面に合っている場合と、合っていない場合とで検査結果がばらつくので、検査の精度が低下するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、検査時間を短縮するとともに、検査の精度が低下するのを抑制することが可能な探傷検査方法を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による探傷検査方法は、少なくとも2つ以上の異なる金属層からなるクラッド材に超音波を入射する際に、クラッド材の超音波が入射する側とは反対側の面に超音波の焦点を合わせるステップと、クラッド材に超音波を入射するとともに、クラッド材の超音波が入射する側とは反対側の面で反射される第1超音波を少なくとも検出するステップとを備える。
この発明の一の局面による探傷検査方法では、上記のように、クラッド材の超音波が入射する側とは反対側の面に超音波の焦点を合わせることによって、クラッド材の異なる金属層の界面に超音波の焦点を合わせる場合に比べて、クラッド材の異なる金属層の界面における超音波の通過領域を大きくすることができる。これにより、所定の領域を検査する場合、検査回数を減少させることができるので、検査時間を短縮することができる。また、クラッド材の超音波が入射する側とは反対側の面に超音波の焦点を合わせるとともに、クラッド材の超音波が入射する側とは反対側の面で反射される第1超音波を少なくとも検出することによって、クラッド材の界面の高さ位置が一定でない場合にも、超音波はクラッド材の界面を通過するので、クラッド材の界面の検査結果がばらつくのを抑制することができる。これにより、検査精度が低下するのを抑制することができる。また、クラッド材の超音波が入射する側とは反対側の面に超音波の焦点を合わせるとともに、クラッド材の超音波が入射する側とは反対側の面で反射される第1超音波を少なくとも検出することによって、超音波を、クラッド材の界面と、クラッド材の超音波が入射する側とは反対側の面との間の領域にも通過させることができるので、クラッド材の界面以外に上記領域も検査することができる。
上記一の局面による探傷検査方法において、好ましくは、2つ以上の異なる金属層からなるクラッド材は、Cu層およびNi層を含む。このように構成すれば、Cu層およびNi層からなるクラッド材の内部を検査する際に、検査時間を短縮することができるとともに、検査の精度が低下するのを抑制することができる。
上記一の局面による探傷検査方法において、好ましくは、クラッド材に超音波を入射する際に、クラッド材の超音波が入射する側とは反対側の面に超音波の焦点を合わせるステップは、探触子から発信された超音波を、空気を介することなくクラッド材に入射するステップを含む。このように構成すれば、探触子から発信された超音波が減衰するのを抑制することができるので、容易に、超音波を用いてクラッド材の内部を検査することができる。
上記一の局面による探傷検査方法において、好ましくは、第1超音波と、クラッド材に超音波を入射することによりクラッド材の2つ以上の異なる金属層の界面で反射される第2超音波とのうちの少なくとも第1超音波に基づいて、クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するステップをさらに備える。このように構成すれば、容易に、クラッド材の少なくとも金属層の界面の欠陥の有無を判断することができる。
上記少なくとも第1超音波に基づいてクラッド材の内部の欠陥の有無を判断するステップを備える探傷検査方法において、好ましくは、第1超音波を少なくとも検出するステップは、第1超音波および第2超音波を検出するステップを含み、少なくとも第1超音波に基づいてクラッド材の内部の欠陥の有無を判断するステップは、第1超音波および第2超音波の検出結果に基づいて、クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するための指標となるデータを算出するステップを含む。このように構成すれば、第1超音波のみを用いてクラッド材の内部の欠陥の有無を判断する場合に比べて、クラッド材の内部の欠陥の有無を、精度よく判断することができる。
上記クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するための指標となるデータを算出するステップを含む探傷検査方法において、好ましくは、クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するための指標となるデータを算出するステップは、第1超音波の検出結果を第2超音波の検出結果で除するステップを含む。このように構成すれば、第1超音波および第2超音波の検出結果を用いて、容易に、クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するための指標となるデータを算出することができる。
この場合、好ましくは、第1超音波の検出結果を第2超音波の検出結果で除した算出結果を規格化するステップをさらに備え、クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するステップは、規格化された算出結果が所定の値以下の場合に、クラッド材の内部に欠陥が存在すると判断するステップを含む。このように構成すれば、容易に、クラッド材の内部の欠陥の有無を精度よく判断することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による探傷検査方法に用いる超音波探傷検査装置の構造を示した図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による探傷検査方法に用いる超音波探傷検査装置のパーソナルコンピューターがオシロスコープから受信するデジタル信号(受信パルス信号)を示した図である。まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による探傷検査方法に用いる超音波探傷検査装置の構造について説明する。
本発明の一実施形態による探傷検査方法に用いる超音波探傷検査装置は、図1に示すように、異なる金属層からなるクラッド材(被検査物)10を内部に配置するための水槽部1と、水槽部1の上部に配置されるX−Yスキャナー2と、X−Yスキャナー2を駆動するためのスキャナー駆動部3と、X−Yスキャナー2に取り付けられる探触子4と、探触子4に接続される超音波発受信器5と、超音波発受信器5に接続されるオシロスコープ6と、オシロスコープ6に接続されるパーソナルコンピューター7とを備えている。この水槽部1の内部には、水が溜められており、クラッド材10を検査する場合、クラッド材10が水に浸漬された状態で検査が行われる。また、X−Yスキャナー2は、スキャナー駆動部3からの信号により、X方向およびY方向に探触子4を移動させる機能を有する。
また、探触子4は、超音波発受信器5からの発信パルス信号に基づいて、先端部4aからクラッド材10に約30MHzの振動数を有する超音波を発信する機能を有する。また、探触子4は、クラッド材10から反射されたエコー(超音波)を受信(検出)して受信パルス信号に変換するとともに、その受信パルス信号を超音波発受信器5に送信する機能も有する。なお、この超音波探傷検査装置では、クラッド材10に超音波を発信した場合、クラッド材10の表面(上面)で反射される表面エコーと、異なる金属層の界面で反射される界面エコーと、クラッド材10の底面(下面)で反射される底面エコーとを区別して受信することが可能である。また、探触子4は、上下方向に移動可能に構成されているとともに、クラッド材10を検査する場合、超音波を発受信する先端部4aが水に浸漬するように配置される。すなわち、本実施形態では、超音波を発受信する探触子4の先端部4a、および、クラッド材10を水に浸漬することによって、探触子4の先端部4aから発信された超音波を、空気を介することなくクラッド材10に入射させることが可能であるので、探触子4から発信された超音波が減衰するのを抑制することが可能である。なお、探触子4は、発信される超音波の焦点をクラッド材10の所定の高さ位置に合わせた状態で、クラッド材10の所定の高さ位置における検査領域(超音波の通過領域)が約200μmの直径を有するように構成されている。
また、超音波発受信器5は、探触子4に超音波を発信するための発信パルス信号を送信するとともに、探触子4からの受信パルス信号を受信する機能を有する。また、超音波発受信器5は、探触子4からの受信パルス信号をオシロスコープ6に送信する機能も有する。また、オシロスコープ6は、超音波発受信器5からの受信パルス信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換してパーソナルコンピューター7に送信する機能を有する。また、パーソナルコンピューター7は、図2に示すように、オシロスコープ6からのデジタル信号(受信パルス信号)を、クラッド材10で反射された表面エコーと、界面エコーと、底面エコーとに区別することが可能である。なお、図2の縦軸(振幅)は、各エコーの強度を示している。また、図2の横軸(時間)は、超音波が探触子4から発信されてから、反射されて探触子4に受信されるまでの時間を示している。すなわち、図2の横軸は、クラッド材10の厚み方向の位置を示している。また、パーソナルコンピューター7は、クラッド材10の内部のボイドや剥離などの欠陥の量を判断するための指標となるデータを、界面エコーの振幅と、底面エコーの振幅とから算出する機能を有する。
具体的には、パーソナルコンピューター7は、底面エコーの振幅を界面エコーの振幅で除することにより、振幅比(底面エコーの振幅/界面エコーの振幅)を算出する機能を有する。また、パーソナルコンピューター7は、算出した振幅比を所定の値で規格化する機能も有する。なお、本実施形態では、所定の値で規格化された規格化振幅比が、クラッド材10の内部の欠陥の量を判断するための指標となる。
なお、本明細書中において、界面エコーの振幅および底面エコーの振幅は、それぞれ、界面エコーの振幅の最大値、および、底面エコーの振幅の最大値をいう。
図3および図4は、本発明の一実施形態による探傷検査方法を説明するための図である。次に、図1、図3および図4を参照して、本発明の一実施形態による探傷検査方法について説明する。まず、図1に示すように、クラッド材(被検査物)10を水槽部1の水に浸漬する。そして、スキャナー駆動部3を用いてX−Yスキャナー2を操作することにより、X方向およびY方向に探触子4を移動させて、探触子4をクラッド材10の検査位置の上方に配置する。
その後、本実施形態では、探触子4の先端部4aを水に浸漬した状態で、探触子4から発信される超音波の焦点がクラッド材10の底面に合うように、探触子4の高さ位置を調節する。これにより、本実施形態では、図3に示すように、クラッド材10の界面における超音波の通過領域Wを大きくすることが可能となる。なお、クラッド材10が、たとえば、約750μmの厚みをそれぞれ有する2つの層からなる場合、2つの層の界面における超音波の通過領域Wは、約500μmの直径を有する円形領域となる。
次に、図1に示すように、超音波発受信器5から探触子4に発信パルスが送信される。これにより、探触子4では、発信パルスを受信するとともに、先端部4aから超音波が発信される。このとき、探触子4から発信された超音波は、空気を介することなく水を透過する。そして、探触子4から発信された超音波の一部は、図4に示すように、クラッド材10の表面で反射されて、探触子4側(上側)に向かうとともに、表面エコーとして探触子4に受信(検出)される。また、クラッド材10に入射した超音波の一部は、クラッド材10の界面のボイドや剥離などの欠陥で反射されて、探触子4側に向かうとともに、界面エコーとして探触子4に受信(検出)される。また、クラッド材10の底面に到達した超音波の一部は、クラッド材10の底面で反射されて、探触子4側に向かうとともに、底面エコーとして探触子4に受信(検出)される。
そして、探触子4では、受信した表面エコー、界面エコーおよび底面エコーを、受信パルス信号に変換するとともに、超音波発受信器5を介してオシロスコープ6に送信される。また、オシロスコープ6では、受信した受信パルス信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換して、パーソナルコンピューター7に送信する。
その後、パーソナルコンピューター7では、底面エコーの振幅が、界面エコーの振幅で除されて振幅比(底面エコーの振幅/界面エコーの振幅)が算出される。その後、振幅比が規格化されて、規格化振幅比が算出される。このようにして、クラッド材10の内部の欠陥の量を判断するための指標となるデータが算出される。
そして、本実施形態では、算出された規格化振幅比が所定の値以下の場合、クラッド材10の内部にボイドや剥離などの欠陥が所定の量より多く存在すると判断される。
本実施形態では、上記のように、クラッド材10の底面に超音波の焦点を合わせることによって、クラッド材10の異なる金属層の界面に超音波の焦点を合わせる場合に比べて、クラッド材10の異なる金属層の界面における超音波の通過領域Wを大きくすることができる。これにより、所定の領域を検査する場合、検査回数を減少させることができるので、検査時間を短縮することができる。また、クラッド材10の底面に超音波の焦点を合わせることによって、クラッド材10の界面の高さ位置が一定でない場合にも、超音波はクラッド材10の界面を通過するので、クラッド材10の界面の検査結果がばらつくのを抑制することができる。これにより、検査精度が低下するのを抑制することができる。また、クラッド材10の底面に超音波の焦点を合わせるとともに、クラッド材10の底面で反射される底面エコーを受信することによって、超音波を、クラッド材10の界面と、クラッド材10の底面との間の領域にも通過させることができるので、クラッド材10の界面より下側の領域も検査することができる。
また、本実施形態では、探触子4から発信された超音波を、空気を介することなく水を介してクラッド材10に入射させることによって、探触子4から発信された超音波が減衰するのを抑制することができるので、容易に、超音波を用いてクラッド材10の内部を検査することができる。
また、本実施形態では、底面エコーの振幅を界面エコーの振幅で除して振幅比を算出するとともに、その振幅比を規格化することにより、クラッド材10の内部の欠陥の量を判断するための指標となるデータ(規格化振幅比)を算出することによって、界面エコーのみを用いてクラッド材10の内部の欠陥の量を判断する場合に比べて、クラッド材10の内部の欠陥の量を、精度よく判断することができる。
次に、上記した一実施形態による探傷検査方法の効果を確認するために行った実験について説明する。
この実験では、Cu層およびNi層からなるクラッド材を、所定の温度で所定の時間加熱することにより試料(A1〜A4、B1〜B4、C1〜C4およびD1〜D4)を作製した。
試料A1は、0.65mmの厚みを有するCu層と、0.85mmの厚みを有するNi層とからなるクラッド材を準備し、水素雰囲気中において、700℃の温度で3分間加熱することにより作製した。
試料A2〜A4は、700℃の温度で、それぞれ、10分間、30分間および60分間加熱することにより作製した。また、試料B1〜B4は、800℃の温度で、それぞれ、3分間、10分間、30分間および60分間加熱することにより作製した。また、試料C1〜C4は、900℃の温度で、それぞれ、3分間、10分間、30分間および60分間加熱することにより作製した。また、試料D1〜D4は、1000℃の温度で、それぞれ、3分間、10分間、30分間および60分間加熱することにより作製した。試料A2〜A4、B1〜B4、C1〜C4およびD1〜D4のその他の製造方法は、試料A1と同様である。なお、Cu層およびNi層からなるクラッド材を、高温で加熱することによって、クラッド材のCu層がNi層に拡散するので、Cu層とNi層との界面でカーケンダルボイドが発生する。
これらの試料(A1〜A4、B1〜B4、C1〜C4およびD1〜D4)について、上記探傷検査装置による探傷検査方法を用いてクラッド材の界面の検査を行うとともに、断面観察によりボイド存在率(断面積率)を算出した。
具体的には、試料(A1〜A4、B1〜B4、C1〜C4およびD1〜D4)について、探触子4から超音波を発信して、表面エコーと、界面エコーと、底面エコーとを受信(検出)した。そして、底面エコーの振幅を、界面エコーの振幅で除して振幅比(底面エコーの振幅/界面エコーの振幅)を算出するとともに、算出された振幅比の規格化を行った。この規格化は、700℃の温度で3分間加熱した試料A1の算出値を基準として規格化を行った。なお、700℃の温度で3分間加熱した試料A1のボイド存在率(0.03%)は、ボイド存在率が0%である場合と実質的に同等であると仮定できる。また、底面エコーの振幅と、界面エコーの振幅とは、50箇所の領域で受信(検出)された値をそれぞれ平均することにより算出した。また、ボイド存在率は、試料を断面研磨するとともに、界面周辺における200μm(幅)×20μm(高さ)の領域でのボイド面積が占める割合を算出した。そして、20箇所の領域で算出されたボイド面積が占める割合を平均することにより、ボイド存在率を算出した。これらの結果を表1に示す。
Figure 2007315935
表1を参照して、各温度条件において、クラッド材の加熱時間を長くするにしたがって、ボイド存在率が増加することが判明した。また、各加熱時間において、クラッド材の加熱温度を高くするにしたがって、ボイド存在率が増加することが判明した。
具体的には、700℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間でのボイド存在率は、それぞれ、0.03%、0.75%、3.05%および5.70%であった。また、800℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間でのボイド存在率は、それぞれ、0.75%、3.95%、4.95%および8.50%であった。また、900℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間でのボイド存在率は、それぞれ、2.85%、7.05%、9.65%および15.10%であった。また、1000℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間でのボイド存在率は、それぞれ、4.35%、7.55%、12.45%および19.10%であった。
この結果から、クラッド材の加熱時間を長くするにしたがって、Cu層がNi層に拡散する時間が長くなるので、クラッド材の界面のボイド存在率が増加したと考えられる。また、クラッド材の加熱温度を高くするにしたがって、Cu層がNi層に拡散する速度が大きくなるので、クラッド材の界面のボイド存在率が増加したと考えられる。
また、各温度条件において、クラッド材の加熱時間を長くするにしたがって、界面エコーの振幅が増加する傾向があることが判明した。
具体的には、700℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での界面エコーの振幅は、それぞれ、21.4mV、17.7mV、21.5mVおよび33.9mVであった。また、800℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での界面エコーの振幅は、それぞれ、15.7mV、25.4mV、27.6mVおよび41.4mVであった。また、900℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での界面エコーの振幅は、それぞれ、31.8mV、39.2mV、51.8mVおよび55.9mVであった。また、1000℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での界面エコーの振幅は、それぞれ、45.0mV、55.6mV、69.0mVおよび91.0mVであった。
これは、上記のようにクラッド材の加熱時間を長くするにしたがって、クラッド材の界面のボイド存在率が増加するので、クラッド材に入射された超音波が界面のボイドにより反射されやすくなるとともに、探触子4で受信される界面エコーの振幅が増加したと考えられる。
なお、700℃の温度で3分間および10分間加熱した試料A1およびA2において、加熱時間の長い試料A2が加熱時間の短い試料A1に比べて界面エコーの振幅が減少したのは、拡散状態のばらつきと界面エコーの振幅値の測定ばらつきとによるものと考えられる。
また、各温度条件において、クラッド材の加熱時間を長くするにしたがって、底面エコーの振幅が減少する傾向があることが判明した。また、各加熱時間において、クラッド材の加熱温度を高くするにしたがって、底面エコーの振幅が減少する傾向があることが判明した。
具体的には、700℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での底面エコーの振幅は、それぞれ、216.8mV、123.4mV、123.6mVおよび113.5mVであった。また、800℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での底面エコーの振幅は、それぞれ、119.8mV、99.2mV、91.2mVおよび65.1mVであった。また、900℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での底面エコーの振幅は、それぞれ、100.1mV、74.9mV、68.0mVおよび46.6mVであった。また、1000℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での底面エコーの振幅は、それぞれ、60.0mV、58.1mV、41.3mVおよび32.9mVであった。
これは、上記のようにクラッド材の加熱時間を長くするにしたがって、クラッド材の界面のボイド存在率が増加するので、クラッド材に入射された超音波が、界面のボイドにより反射されやすくなるとともに、クラッド材の底面まで到達しにくくなったためであると考えられる。これにより、クラッド材の底面で超音波が反射されにくくなるので、探触子4で受信される底面エコーの振幅が減少したと考えられる。
なお、700℃の温度で10分間および30分間加熱した試料A2およびA3において、加熱時間の長い試料A3が加熱時間の短い試料A2に比べて底面エコーの振幅が増加したのは、拡散状態のばらつきと底面エコーの振幅値の測定ばらつきとによるものと考えられる。
また、各温度条件において、クラッド材の加熱時間を長くするにしたがって、規格化振幅比が減少することが判明した。また、各加熱時間において、クラッド材の加熱温度を高くするにしたがって、規格化振幅比が減少することが判明した。
具体的には、700℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での規格化振幅比は、それぞれ、1.00、0.69、0.58および0.34であった。また、800℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での規格化振幅比は、それぞれ、0.75、0.39、0.34および0.16であった。また、900℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での規格化振幅比は、それぞれ、0.32、0.20、0.13および0.09であった。また、1000℃の温度では、加熱時間が3分間、10分間、30分間および60分間での規格化振幅比は、それぞれ、0.15、0.11、0.07および0.04であった。
以上から、ボイド存在率が増加するにしたがって、規格化振幅比が減少することが判明した。ここで、ボイド存在率が、たとえば、10%以上のクラッド材は不良品であるとすると、クラッド材の規格化振幅比が約0.1以下であれば不良品であると判断することが可能である。
なお、本実施形態では、界面エコーの振幅および底面エコーの振幅から算出された規格化振幅比に基づいて、クラッド材の内部のボイドの量を判断することによって、界面エコーの振幅および底面エコーの振幅がそれぞればらついた場合にも、クラッド材の界面のボイドの量を精度よく判断することが可能である。これは以下の理由によるものと考えられる。すなわち、クラッド材の界面のボイド存在率が増加するにしたがって、界面エコーの振幅が増加するとともに底面エコーの振幅が減少するので、底面エコーの振幅を界面エコーの振幅により除することにより算出される振幅比の変化率が、界面エコーのみの変化率に比べて大きくなる。これにより、界面エコーのみを用いてクラッド材の界面のボイドの量を判断する場合に比べて、クラッド材の界面のボイドの量を、精度よく判断することができると考えられる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等などの意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、クラッド材をCu層およびNi層により形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、クラッド材を、Ti層およびNi層により形成してもよいし、その他の組成からなる異なる層により形成してもよい。
また、上記実施形態では、クラッド材を1つのCu層および1つのNi層により形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、クラッド材を複数のCu層と、複数のNi層とにより形成してもよいし、その他の組成からなる複数の異なる層により形成してもよい。この場合、本発明による探傷検査方法を用いれば、複数の界面を1度に検査することが可能である。
また、上記実施形態では、クラッド材全体を水に浸漬した状態で検査を行うことにより、探触子の先端部から発信される超音波が空気に触れるのを抑制した例を示したが、本発明はこれに限らず、クラッド材の検査部分のみを水に浸漬した状態で検査を行うことにより、探触子の先端部から発信される超音波が空気に触れるのを抑制してもよいし、クラッド材の検査部分にジェルなどを塗布した状態で検査を行うことにより、探触子の先端部から発信される超音波が空気に触れるのを抑制してもよい。
また、上記実施形態では、クラッド材に超音波を入射することにより反射される底面エコーおよび界面エコーに基づいて、クラッド材の内部の欠陥の量を判断した例を示したが、本発明はこれに限らず、クラッド材の超音波を入射することにより反射される底面エコーのみに基づいて、クラッド材の内部の欠陥の量を判断してもよい。この場合、界面エコーを受信するとともに、底面エコーの振幅を界面エコーの振幅で除する必要がないので、容易に、クラッド材の内部の欠陥の量を判断することができる。
本発明の一実施形態による探傷検査方法に用いる超音波探傷検査装置の構造を示した図である。 図1に示した本発明の一実施形態による探傷検査方法に用いる超音波探傷検査装置のパーソナルコンピューターがオシロスコープから受信するデジタル信号(受信パルス信号)を示した図である。 本発明の一実施形態による探傷検査方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による探傷検査方法を説明するための図である。
符号の説明
4 探触子
10 クラッド材

Claims (7)

  1. 少なくとも2つ以上の異なる金属層からなるクラッド材に超音波を入射する際に、前記クラッド材の前記超音波が入射する側とは反対側の面に前記超音波の焦点を合わせるステップと、
    前記クラッド材に前記超音波を入射するとともに、前記クラッド材の前記超音波が入射する側とは反対側の面で反射される第1超音波を少なくとも検出するステップとを備える、探傷検査方法。
  2. 前記2つ以上の異なる金属層からなるクラッド材は、Cu層およびNi層を含む、請求項1に記載の探傷検査方法。
  3. 前記クラッド材に超音波を入射する際に、前記クラッド材の前記超音波が入射する側とは反対側の面に前記超音波の焦点を合わせるステップは、探触子から発信された前記超音波を、空気を介することなく前記クラッド材に入射するステップを含む、請求項1または2に記載の探傷検査方法。
  4. 前記第1超音波と、前記クラッド材に前記超音波を入射することにより前記クラッド材の前記2つ以上の異なる金属層の界面で反射される第2超音波とのうちの少なくとも前記第1超音波に基づいて、前記クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するステップをさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の探傷検査方法。
  5. 前記第1超音波を少なくとも検出するステップは、前記第1超音波および前記第2超音波を検出するステップを含み、
    前記少なくとも前記第1超音波に基づいて前記クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するステップは、前記第1超音波および前記第2超音波の検出結果に基づいて、前記クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するための指標となるデータを算出するステップを含む、請求項4に記載の探傷検査方法。
  6. 前記クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するための指標となるデータを算出するステップは、前記第1超音波の検出結果を前記第2超音波の検出結果で除するステップを含む、請求項5に記載の探傷検査方法。
  7. 前記第1超音波の検出結果を前記第2超音波の検出結果で除した算出結果を規格化するステップをさらに備え、
    前記クラッド材の内部の欠陥の有無を判断するステップは、前記規格化された算出結果が所定の値以下の場合に、前記クラッド材の内部に欠陥が存在すると判断するステップを含む、請求項6に記載の探傷検査方法。
JP2006146276A 2006-05-26 2006-05-26 探傷検査方法 Active JP4967097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146276A JP4967097B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 探傷検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146276A JP4967097B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 探傷検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007315935A true JP2007315935A (ja) 2007-12-06
JP4967097B2 JP4967097B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=38849917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006146276A Active JP4967097B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 探傷検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4967097B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230314A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd レーザクラッドバルブシートの内部検査方法
JP2010230315A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd レーザクラッドバルブシートの内部検査方法
JP2011085392A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Hitachi Ltd 超音波撮像装置
JP2015194465A (ja) * 2014-03-24 2015-11-05 三菱電機株式会社 超音波測定装置及び超音波測定方法
JP2018136159A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 トヨタ自動車株式会社 溶接部検査装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5997861B1 (ja) * 2016-04-18 2016-09-28 株式会社日立パワーソリューションズ 超音波映像装置および超音波映像装置の画像生成方法。

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326958A (ja) * 1989-06-23 1991-02-05 Nkk Corp 管体の超音波探傷方法
JPH05273179A (ja) * 1992-03-30 1993-10-22 Kubota Corp 二層管の密着状況の判定方法
JPH06294779A (ja) * 1993-04-08 1994-10-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd 超音波映像検査装置および超音波映像検査方法
JPH11156995A (ja) * 1997-09-25 1999-06-15 Daido Steel Co Ltd クラッド板とこれを用いた電池用ケース並びにこれらの製造方法
JP2001041944A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Hitachi Constr Mach Co Ltd 超音波検査装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326958A (ja) * 1989-06-23 1991-02-05 Nkk Corp 管体の超音波探傷方法
JPH05273179A (ja) * 1992-03-30 1993-10-22 Kubota Corp 二層管の密着状況の判定方法
JPH06294779A (ja) * 1993-04-08 1994-10-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd 超音波映像検査装置および超音波映像検査方法
JPH11156995A (ja) * 1997-09-25 1999-06-15 Daido Steel Co Ltd クラッド板とこれを用いた電池用ケース並びにこれらの製造方法
JP2001041944A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Hitachi Constr Mach Co Ltd 超音波検査装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230314A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd レーザクラッドバルブシートの内部検査方法
JP2010230315A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd レーザクラッドバルブシートの内部検査方法
JP2011085392A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Hitachi Ltd 超音波撮像装置
JP2015194465A (ja) * 2014-03-24 2015-11-05 三菱電機株式会社 超音波測定装置及び超音波測定方法
JP2018136159A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 トヨタ自動車株式会社 溶接部検査装置
US10871472B2 (en) 2017-02-21 2020-12-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Welding portion inspection device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4967097B2 (ja) 2012-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4967097B2 (ja) 探傷検査方法
CN112098526B (zh) 基于激光超声技术的增材制件近表面缺陷特征提取方法
CN111751448B (zh) 一种漏表面波超声合成孔径聚焦成像方法
CN102914592A (zh) 管状复合件中扩散焊连接界面的超声检测成像方法
JP2019095438A (ja) ランプを有する構造体の超音波検査
CN101839894B (zh) 一种新型数字超声探伤系统和方法
Angrisani et al. Detection and location of defects in electronic devices by means of scanning ultrasonic microscopy and the wavelet transform
JP2018091803A (ja) 複合材の超音波探傷装置及び方法
CN115540790A (zh) 一种高精度超声厚度测量方法和装置
JP6249763B2 (ja) 超音波探傷システム、および超音波探傷システムの制御方法
JP5687014B2 (ja) 光学式表面欠陥検査装置及び光学式表面欠陥検査方法
JP6479478B2 (ja) 超音波探傷方法
JP2021103100A (ja) 積層体の剥離検査方法及び剥離検査装置
JP6761780B2 (ja) 欠陥評価方法
JP2019184415A (ja) 超音波探傷方法及び装置
JP2010127689A (ja) 超音波探傷装置、断面画像生成方法および断面画像生成プログラム
JP2007178186A (ja) 超音波探傷方法及び装置
CN113567992A (zh) 超声合成孔径聚焦的变压器套管内引线检测方法及系统
JP5957297B2 (ja) 欠損探索装置、スキャン装置、および欠損探索方法
JP2011085392A (ja) 超音波撮像装置
JP6223864B2 (ja) 超音波探傷方法
KR20170132885A (ko) 강재의 청정도 평가 방법 및 청정도 평가 장치
KR101919028B1 (ko) 초음파 검사 방법과, 그를 위한 장치 및 시스템
JP5112261B2 (ja) フェイズドアレイ探触子及びその仕様決定方法
JP7318617B2 (ja) 管状被検体の超音波探傷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120301

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250