JP2007314072A - 燃料タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンク構成体を重ね合わせた合わせ部から貫通孔に至る部分の燃料耐透過性を向上させることが可能な燃料タンクを得る。
【解決手段】燃料タンクのフランジ部26を接合した接合部28には貫通孔が形成され、さらに貫通孔の周囲には、フランジ部26を厚み方向に圧縮した圧縮部32が形成されており、この部分でバリアー層24A、24Bの距離が短くなっている。バリアー層24A、22B間での樹脂層22C、22Dの厚みも薄くなっているので、燃料の透過量が少なくなり、耐燃料透過性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両に備えられる燃料タンクに関する。
自動車等の車両に備えられる燃料タンクには、樹脂製のものがある。たとえば特許文献1では、燃料タンクを構成する半体とがそれぞれポリマーシート間にバリアー層が設けられ、この半体に設けたフランジ部を互いにシールして、タンクを結合する構成が記載されている。
ところで、このように燃料タンク構成体(半体)を重ね合わせた部分に、たとえば燃料タンク支持用の支持構成体等を挿入するために貫通孔を形成すると、バリアー層の間を経由して貫通孔から燃料が透過するおそれがあるため、これを防止すべく、フランジ部の長さを長くする必要が生じる。
特開2004−231174号公報
本発明は上記事実を考慮し、燃料タンク構成体を重ね合わせた合わせ部から貫通孔に至る部分の燃料耐透過性を向上させることが可能な燃料タンクを得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、樹脂層と、この樹脂層よりも燃料の透過性が低い材料によって樹脂層と重層されたバリアー層と、を備えた複数の燃料タンク構成体と、複数の前記燃料タンク構成体を部分的に重ね合わせた合わせ部と、前記合わせ部に前記燃料タンク構成体の厚み方向に貫通して形成された貫通孔と、前記貫通孔の周囲の少なくとも一部において前記合わせ部の前記バリアー層間の前記樹脂層が厚み方向に圧縮された圧縮部と、を有することを特徴とする。
すなわち、この燃料タンクでは、合わせ部によって燃料タンク構成体が部分的に重ね合わされ、さらにこの合わせ部に、貫通孔が形成されている。
貫通孔の周囲の少なくとも一部には、合わせ部においてバリアー層間の樹脂層が厚み方向に圧縮された圧縮部が形成されている。これにより、バリアー層の間隔が短くなり、バリアー層間を燃料が透過するときの樹脂層の断面積が小さくなるので、燃料耐透過性が向上する。
なお、貫通孔には、たとえば合わせ部どうしを接合するためのボルトやリベット等の接合部材を挿入してもよいが、たとえば請求項2に記載のように、前記貫通孔に、燃料タンクを他部材に支持させるための支持構成体を挿入すれば、簡単な構造で燃料タンクを他部材に支持させることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記支持構成体が、前記貫通孔の内周に接触される弾性体、を有することを特徴とする。
これにより、燃料タンクの他部材に対する振動が弾性体によって吸収され、防振性能が向上する。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明において、前記弾性体に、この弾性体を局所的に薄肉とする薄肉部が形成されていることを特徴とする。
薄肉部によって弾性体のバネ定数が小さくなるので、防振性能をより向上させることができる。
本発明は上記構成としたので、燃料タンク構成体を重ね合わせた合わせ部から貫通孔に至る部分の燃料耐透過性を向上させることができる。
図1には、本発明の第1実施形態の燃料タンク12が示されている。本実施形態の燃料タンク12は、一例として、略直方体状の燃料タンク本体14が、略上半分の燃料タンク構成体16と、略下半分の燃料タンク構成体18とを、接合部28で接合することで構成されたものを挙げている。
燃料タンク構成体16は、たとえば高密度ポリエチレン(HDPE)製の2つの樹脂層22A、22Cと、これら樹脂層22A、22Cの間のバリアー層24Aとが重層され、図示しない接着層により接着されて構成されている。バリアー層24Aは、たとえば、EVOH(エチレンビニルアルコール)等、樹脂層22A、22Cよりも燃料透過性の低い(燃料が透過しづらい)材料で構成されている。また、もう一方の燃料タンク構成体18も同様に、2つの樹脂層22B、22Dと、この間のバリアー層24Bとが重層され、図示しない接着層により接着されて構成されている。以下では、これら樹脂層22A、22B、22C、22Dを特に区別する必要がないときは、樹脂層22として説明する。同様に、バリアー層24A、24Bを特に区別する必要がないときは、バリアー層24として説明する。
図1から分かるように、燃料タンク構成体16、18の接合部28からは、燃料タンク12を構成したときに外側に向かって延出されたフランジ部26が、燃料タンク構成体16、18のそれぞれで全周にわたって形成されている。フランジ部26は、燃料タンク構成体16、18が部分的に面接触した状態で接合されており、面接触部分の樹脂層22C、22Dが加熱等により融着されて、接合部28となっている。
図3に詳細に示すように、フランジ部26の延出方向の略中央には、フランジ部26を板厚方向に貫通する貫通孔30が形成されている。そして、貫通孔30の周囲では、フランジ部26が厚み方向に圧縮されて圧縮部32が構成されている。圧縮部32では、2つのバリアー層24A、24Bの間隔が短くなっており、バリアー層24A、24Bの間の樹脂層22C、22Dの厚みも薄くなっている。また、フランジ部26の圧縮部32が形成されていない部分(これを非圧縮部33とする)と圧縮部32の間には、これらに斜めに連なるフランジテーパー面26Tが形成されている。
この貫通孔30には、図2に示すように防振ゴム体34が配設されている。防振ゴム体34は、同一形状とされた2つの防振ゴム36を互いに上下反転させた状態で、貫通孔30の上側及び下側に配置することで構成されている。図4(A)及び(B)に詳細に示すように、それぞれの防振ゴム36は扁平な略円筒状に形成されており、一定の径を有する大径部38と、この大径部38から連続して径が直線的に漸減するテーパー部40と、を有しており、それぞれに対応する軸方向の端面が大径端面42及び小径端面44とされている。大径部38は、フランジ部26のフランジテーパー面26Tの最大径と略同一の径を有しており、この大径部38の部分が貫通孔30に入り込むことはない。これに対し、テーパー部40の外周の防振ゴムテーパー面40Tは、フランジテーパー面26Tに対し全周に渡って面接触する形状とされている。
そして、このような形状の防振ゴム36が1つの貫通孔30に対して2つ用意され、テーパー部40が向き合う方向(小径端面44が対向する方向)で、フランジ部26に上下から配置される。配置された状態では、2つの防振ゴム36の間(小径端面44の間)に隙間D1が生じている。
防振ゴム36の防振ゴムテーパー面40Tには、図4(B)にも示すように、複数の環状溝46が同芯で、且つ異径となるように形成されている。環状溝が形成された部分では防振ゴム36が部分的に薄肉となる薄肉部が構成されており、防振ゴム36の少なくとも軸方向のバネ定数が低下されている。なお、このように防振ゴム36のバネ定数を低下させることが可能であれば、環状溝46は1つでもよいが、本実施形態では3本形成している。
図2に示すように、防振ゴム体34の内側には、カラー52が挿入されている。カラー52は、防振ゴム体34の内側に挿入される円筒部54と、この円筒部54の軸方向一端(図2では上端)から外側へ延出され、防振ゴム36の大径端面42に接触するフランジ片56と、を有している。円筒部54の軸方向他端には、外側に突出する凸部58が形成され、防振ゴム36には、この凸部58を収容する段付き部48が形成されている。なお、円筒部54の他端(図2では下端)側にも、フランジ片56と略同一形状のフランジ板60が配置されている。
カラー52のフランジ片56の上面には、燃料タンク12を支持するブラケット62の一部が接触配置され、ボルト66及びナット68によってカラー52に締結されている。すなわち、フランジ部26に締結部64が構成されており、この締結部64によって、燃料タンク12がフランジ部26においてブラケット62に取り付けられている。
次に、燃料タンク12をブラケット62に取り付けて支持させる方法、及び本実施形態の作用を説明する。
燃料タンク12のフランジ部26としては、まず、図5に示すように、貫通孔30を形成したり圧縮部32を形成したりする前の状態に構成される。この状態のフランジ部26に対し、まず図6に示すように、貫通孔30(図3参照、図6では二点鎖線でその位置を示す)よりも大径となるように圧縮部32を形成する。この圧縮部32の形成は、たとえば金型によってフランジ部26を局所的に厚み方向に圧縮する(押しつぶす)だけで、容易に形成できる。このとき、圧縮部32の周囲に、フランジテーパー面26Tも形成される。そして、圧縮部32の形成後に、貫通孔30を形成することで、図3に示す形状のフランジ部26が得られる。
燃料タンク12をブラケット62に取り付けるには、まず、燃料タンク12のフランジ部26に防振ゴム体34及びカラー52を先付けしておく。すなわち、2つの防振ゴム36を、それぞれの防振ゴムテーパー面40Tがフランジテーパー面26Tに面接触するようにフランジ部26の上下から配置する。そして、上方又は下方(本実施形態では上方)から、カラー52の円筒部54を防振ゴム体34内に挿入する。このとき、カラー52に形成された凸部58が防振ゴム36に引っかかるが、防振ゴム36の間に構成された隙間D1によって防振ゴム36の上下圧縮荷重が低減されており、しかも環状溝46によって防振ゴム36は上下方向に圧縮されやすくなっているので、防振ゴム36を凸部58で撓ませつつ、円筒部54を挿入でき、生産性が向上する。挿入後は、凸部58が段付き部48に引っかかって不用意に抜けなくなるので、この点においても生産性が向上する。
その後、カラー52の他端側(本実施形態では下側)にフランジ板60を配置し、さらに、ブラケット62に対してボルト66及びナットでフランジ部26を締結して、燃料タンク12がブラケット62に取り付けられる。
このようにしてブラケット62に取り付けられた本実施形態の燃料タンク12では、図2からも分かるように、貫通孔30に周囲に圧縮部32が形成されており、この部分ではバリアー層24A、24Bの距離が、圧縮部32が形成されていない部分と比較して短くなっている。そして、バリアー層24A、22B間での樹脂層22C、22Dの厚みも薄くなっている。
ここで、図7には、樹脂層22と同一の材料に対する、燃料の透過面積(透過方向と直交する方向の断面積)と、透過量との関係が示されている。この図7から、材料に対する燃料の透過面積が小さくなるほど、透過量も少なくなることが分かる。本実施形態では上記のように、バリアー層24A、24B間に位置する樹脂層22C、22D、すなわち、実際に燃料が透過してバリアー層24A、24B間を抜ける可能性がある部分におけるこれら樹脂層22C、22Dの断面積を小さくしているので、燃料の透過量が少なくなり、耐燃料透過性が向上する。
また、本実施形態では、貫通孔30とカラー52との間に防振ゴム体34を配置しているので、燃料タンク12を防振した状態でブラケット62に支持させることができる。特に、フランジテーパー面26Tに、防振ゴム36の防振ゴムテーパー面40Tを接触させている。これにより、このようなテーパー面が形成されていない構成と比較して、フランジ部26とカラー52の間の空間を有効に利用して、防振ゴム36として体積の大きなものを配置することが可能になっている。このため、防振ゴム体34の防振効果をより大きく発揮させることができる。
しかも本実施形態では、防振ゴム36のそれぞれの防振ゴムテーパー面40Tに環状溝46を形成し、バネ定数を低下させている。これにより、防振ゴム36の上下方向、左右方向(水平方向)の防振効果をさらに向上させることができる。
さらに本実施形態では、燃料タンク12に作用した荷重を、上下方向、左右方向(水平方向)のいずれの方向であっても防振ゴム体34が受けて、この荷重を吸収する作用を奏する。ここで、上記したように、本実施形態の防振ゴム体34としてはその体積が大きいものを適用して、効果的に荷重を吸収できる。防振ゴム体34と、この防振ゴム体34に直接的に荷重を作用される貫通孔30の内面やフランジテーパー面26Tとの間の距離、すなわち荷重作用時の防振ゴム体34の圧縮方向の距離を大きく確保する必要がないので、締結部を小型化できる。
しかも、防振ゴム36に形成した環状溝46によって、防振ゴム36の荷重吸収効果が高くなるので、燃料タンク12に衝撃的な荷重が作用した場合でもフランジ部26へのこの荷重の入力が防振ゴム体34によって緩和される。すなわち、燃料タンク12に衝撃的な荷重が作用した場合のフランジ部26の負担が軽減されるので、耐久性能が向上する。
なお、上記では、防振ゴム36のバネ定数を低減させるための構造として、防振ゴムテーパー面40Tに形成された環状溝46を上げたが、環状溝46を形成する位置は、これに限定されない。たとえば、図8(A)及び(B)に示す防振ゴム50のように、大径端面42に、同芯で且つ異径の複数の環状溝70を形成してもよい。また、図9(A)及び(B)に示す防振ゴム51のように、防振ゴム36の内周面に、同径で且つ軸方向に異なる位置で複数の環状溝72を形成してもよい。要するに、防振ゴムを軸方向に見たとき、部分的にその材質(ゴム)が存在していない部分、いわゆる肉抜き部分があれば、バネ定数を低減することができる。
図10には、本発明の第2実施形態の燃料タンクが、締結部74の近傍を拡大して示されている。以下では、第2実施形態が第1実施形態と異なっている点のみ説明し、第1実施形態と同一の構成については、説明を省略する。
第2実施形態では、防振ゴム体76として、フランジ部26の上下に配置された2つの防振ゴム78と、これら防振ゴム78の間に配置された中間ゴム80と、で構成されている。
第2実施形態の防振ゴム78は、第1実施形態の防振ゴム36と同様の大径部38及び防振ゴムテーパー面40Tを有しているが、小径端面44が第1実施形態の防振ゴム78よりも大径端面42に近い位置に形成されている。そして、2つの防振ゴム78の小径端面44の間に、中間ゴム80が配置されている。
中間ゴム80の軸方向両端面は、防振ゴム78の小径端面44に面接触する接触端面82とされている。また、軸方向の中央には、圧縮部32が内側からはめ込まれことで、この圧縮部32の内端面に圧着する嵌合溝84が形成されている。
また、中間ゴム80の内周面には、図にも示すように、複数の凸部86が形成されている。凸部86は、軸方向の略中央で、且つ径方向には一定の間隔(中心角)で複数形成されており、この凸部86の先端を結ぶ円の直径は、カラー52の円筒部54の外径より小さくなるように設定されている。
したがって、中間ゴム80は凸部86によってカラー52の円筒部54に圧着すると共に、その反力を受けて、嵌合溝84が圧縮部32に圧着して、圧縮部32の内端面32Tをシールしている。すなわち、中間ゴム80自体の有する押し付け力は小さくでも、圧縮部のバリアー層24に対する高い面圧を確保でき、嵌合溝84が圧縮部32の内端面32Tに圧着した状態を維持できる。これにより、さらに耐燃料透過性を向上させることができる。たとえば、カラー52がフランジ部26に対して傾斜した場合でも、嵌合溝84はこの影響を受けづらくなり、耐燃料透過性を高く維持できる。
なお、図12、図13(A)及び(B)に示すように、第2実施形態において、一方の防振ゴム78と中間ゴム80とが一体化された防振ゴム90を構成し、部品点数が少なくなるように構成してもよい。
なお、上記では、防振ゴムに環状溝が形成されることで、部分的に薄肉となる薄肉部が構成されたものを例に挙げたが、このような薄肉部が構成されていない防振ゴム(弾性体)であってもよい。薄肉部が構成されていると、上記したように防振ゴムのバネ定数が低下するので、防振効果が高くなる。
本発明の第1実施形態の燃料タンクの全体的構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの接合部及びその近傍をブラケットへの取り付け状態で拡大して示す断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの接合部及びその近傍をカラー装着前の状態で拡大して示す断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクに係る防振ゴムを示し、(A)は断面図、(B)は底面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの接合部及びその近傍を圧縮部及び貫通孔の形成前の状態で示す断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの接合部及びその近傍を圧縮部形成後で貫通孔形成前の状態で示す断面図である。 燃料が樹脂材料を透過する際の透過面積と透過量との関係を定性的に示すグラフである。 本発明の第1実施形態の燃料タンクに適用可能な防振ゴムの例を示し、(A)は断面図、(B)は底面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクに適用可能な防振ゴムのさらに別の例を示し、(A)は断面図、(B)は底面図である。 本発明の第2実施形態の燃料タンクの接合部及びその近傍をブラケットへの取り付け状態で拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態の燃料タンクに係る中間ゴムを示し、(A)は断面図、(B)は底面図である。 本発明の第2実施形態の変形例の燃料タンクの接合部及びその近傍をブラケットへの取り付け状態で拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例の燃料タンクに係る防振ゴムを示し、(A)は断面図、(B)は底面図である。
符号の説明
12 燃料タンク
14 燃料タンク本体
16 燃料タンク構成体
18 燃料タンク構成体
22 樹脂層
22A 樹脂層
22B 樹脂層
22C 樹脂層
24 バリアー層
24A バリアー層
24B バリアー層
26 フランジ部(合わせ部)
26T フランジテーパー面
28 接合部
30 貫通孔
32 圧縮部
33 非圧縮部
34 防振ゴム体
36 防振ゴム
38 大径部
40 テーパー部
40T 防振ゴムテーパー面
42 大径端面
44 小径端面
46 環状溝
48 段付き部
50 防振ゴム
51 防振ゴム
52 カラー
54 円筒部
56 フランジ片
58 凸部
60 フランジ板
62 ブラケット
64 締結部
66 ボルト
68 ナット
70 環状溝
72 環状溝
74 締結部
76 防振ゴム体
78 防振ゴム
80 中間ゴム
82 接触端面
84 嵌合溝
86 凸部
90 防振ゴム

Claims (4)

  1. 樹脂層と、この樹脂層よりも燃料の透過性が低い材料によって樹脂層と重層されたバリアー層と、を備えた複数の燃料タンク構成体と、
    複数の前記燃料タンク構成体を部分的に重ね合わせた合わせ部と、
    前記合わせ部に前記燃料タンク構成体の厚み方向に貫通して形成された貫通孔と、
    前記貫通孔の周囲の少なくとも一部において前記合わせ部の前記バリアー層間の前記樹脂層が厚み方向に圧縮された圧縮部と、
    を有することを特徴とする燃料タンク。
  2. 前記貫通孔に、燃料タンクを他部材に支持させるための支持構成体が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 前記支持構成体が、前記貫通孔の内周に接触される弾性体、を有することを特徴とする請求項2に記載の燃料タンク。
  4. 前記弾性体に、この弾性体を局所的に薄肉とする薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料タンク。
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