JP2007313030A - システムキッチン - Google Patents

Abstract

【課題】調理用として使用することができ、また、調理をしない時は、調理以外の用途でダイニング用としても使い勝手が良好なシステムキッチンを提供する。
【解決手段】シンク２ｂを有するフロアキャビネット２と、このフロアキャビネット２の上面を覆う天板３とを備えたシステムキッチンにおいて、天板３は、フロアキャビネット２の略中央を軸４として水平面内で回転可能に構成されている。
【選択図】図３

Description

本発明は、システムキッチンに関するものである。

従来、特許文献１に開示されているように、シンク，コンロの上面に回動自在な板状のカウンターを備えた厨房装置が存在する。
実開平６−２６５７７号公報

特許文献１に開示されている構造では、シンクやコンロを使わない時は、カウンターでシンクやコンロを隠すことができ、カウンターの上面を有効に使用することができるものであるが、あくまで厨房装置としての使用形態に留まるものであり、ダイニング用として使用することはできないものであった。

本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、ダイニング用としても使い勝手が良いシステムキッチンを提供せんとするものであり、その請求項１は、シンクを有するフロアキャビネットと、該フロアキャビネットの上面を覆う天板とを備えたシステムキッチンにおいて、前記天板は、前記フロアキャビネットの略中央を軸として水平面内で回転可能に構成されていることである。

本発明のシステムキッチンは、シンクを有するフロアキャビネットと、フロアキャビネットの上面を覆う天板とを備え、天板はフロアキャビネットの略中央を軸として水平面内で回転可能に構成されていることにより、調理する時は天板を回転することによりシンクが現れ、良好に天板上を使用して調理することができ、調理をしない時は天板をフロアキャビネット上で固定して、調理以外の用途に天板を使用することができるものとなる。
また、天板の回転軸はフロアキャビネットの中央部にあるため、天板を回転させて開いた時にフロアキャビネットと天板が平面視十字状になるため、四箇所の位置に人が座り、ダイニングテーブルとしても使い勝手が良好なものとなる。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１は、システムキッチンの正面構成図であり、システムキッチン１を構成するフロアキャビネット２には、正面側へ引き出し可能に引出し２ａ，２ａ，２ａが三段に形成されており、フロアキャビネット２の上面左側には、図２の平面図で示すように、洗い物ができるシンク２ｂが設けられている。

フロアキャビネット２の上面には、フロアキャビネット２の上面と同形の略楕円形状の天板３が設けられ、天板３の中央部にはコンロ４が設けられており、コンロ４の下方に軸４ａが配設され、軸４ａはフロアキャビネット２の略中央部に設けられて、この軸４ａを中心として天板３をフロアキャビネット２の上面で水平面内で回転させることができ、天板３とフロアキャビネット２の上面を整合させて天板３を閉じた状態では、フロアキャビネット２の上面のシンク２ｂは天板３で隠されて、フロアキャビネット２はテーブルとして使用することもできるものである。

図２のように、天板３をフロアキャビネット２に対し水平面内で９０度回転させて、フロアキャビネット２と天板３を平面視十字状に配置させることでシンク２ｂが開放されて、シンク２ｂ内で洗い物をしながら天板３上で良好に調理を行なうことができ、また、図２の状態では、天板３とフロアキャビネット２間に四箇所の人が座ることのできる空間が形成されるため、この空間内に最大４人の人１０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄが座ることができて、例えばホームパーティ用のテーブルとしても使用することができるものとなる。

なお、このシステムキッチン１は、壁際に設置するのではなくて、室内の中央寄りに設置して、キッチン用としても、またダイニング用としても良好に使用することができるものである。
このフロアキャビネット２の上方には、上部収納キャビネット５を例えば天井から吊り下げ状にして設置しておくことができ、上部収納キャビネット５の本体部６には、横開きの例えば半透明の扉６ａ，６ａが設けられており、本体部６内に食器等の備品を収納しておくことができるものである。

この上部収納キャビネット５の本体部６の下面には、照明部７が一体形成されており、この照明部７内にはランプ或いは蛍光灯が取り付けられている。また、この照明部７の下面には、中央部の軸８ａを介して水平面内で回転可能に回転収納部８が設けられており、この回転収納部８内には、例えばグラス等を良好に収納できるように構成されている。

このようなシステムキッチン１は、例えば図３の斜視図で示すように、前記天板３をフロアキャビネット２に対し十字状となるように回転させ、また、上部収納キャビネット５の回転収納部８も天板３と同様に本体部６に対し十字状となるように回転させて、天板３の周りに最大４人の人１０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄが図４のように座ってホームパーティを行なうことができ、この場合に、上方の回転収納部８内からグラスを取り出して天板３上にグラスを置き、良好にホームバーとしてシステムキッチン１を活用することができ、システムキッチン１は調理用に使用できる他、調理以外の用途で天板３を有効に使用することができ、ダイニング用としても使い勝手が良好なものとなる。

なお、回転収納部８を十字状に回転させることにより、照明部７の照明が直接フロアキャビネット２側に当たるため、フロアキャビネット２側を照明部７からの光で明るく照らすことができるものとなる。
なお、本例では、フロアキャビネット２，天板３，上部収納キャビネット５は横長状の楕円形状に形成したものを例示しているが、これらは長方形状のものであっても良く、さらに変形した多角形状のものであっても良い。

システムキッチンの正面構成図である。 フロアキャビネットに対し天板を十字状に回転させた状態の平面構成図である。 回転させて使用している状態のシステムキッチンの斜視構成図である。 十字状に回転させて天板の周りに人が座り、ホームバーとして使用している使用状態図である。

符号の説明

１ システムキッチン
２ フロアキャビネット
２ａ 引出し
２ｂ シンク
３ 天板
４ コンロ
４ａ 軸
５ 上部収納キャビネット
６ 本体部
６ａ 扉
７ 照明部
８ 回転収納部
８ａ 軸
１０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄ 人

Claims (1)

1. シンクを有するフロアキャビネットと、該フロアキャビネットの上面を覆う天板とを備えたシステムキッチンにおいて、
   前記天板は、前記フロアキャビネットの略中央を軸として水平面内で回転可能に構成されていることを特徴とするシステムキッチン。

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