JP2007312512A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子に対して非絶縁で接続されるドライブ回路を備えた構成で、電力用のスイッチング素子の誤点弧を防止することができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】上アームドライブ回路13は、スイッチング素子Q1に対して非絶縁で接続されるレベルシフト回路15を備えている。レベルシフト回路15は、ドライブ信号入力部16と、少なくともスイッチング素子Q1をONするときに入力される上アームドライブ信号Sdに対する正負逆の誤点弧防止信号Spが入力される誤点弧防止信号入力部17と、誤点弧防止信号Spに対応する信号を基準電位に対して反転させるNOT回路18を備えている。上アームドライブ信号Sd及びNOT回路18で反転された反転信号はNAND回路19に入力される。NAND回路19の出力がトランジスタQ3,Q4のゲートに入力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に係り、詳しくは電力用のスイッチング素子のドライブ回路に特徴を有する電力変換装置に関する。
電力変換装置として、例えば、図5に示すような降圧型のDC/DCコンバータがある。DC/DCコンバータは、2個の電力用のスイッチング素子Q1,Q2が直流電源51に直列に接続されている。スイッチング素子Q1のソース及びスイッチング素子Q2のドレインの接続点と、直流電源51のマイナス端子との間にはコイルL及びコンデンサCが直列に接続されている。コイルL及びコンデンサCの接続点と、直流電源51のマイナス端子との間に負荷52が接続されている。スイッチング素子Q1は上アームドライブ回路53によりスイッチング制御され、スイッチング素子Q2は下アームドライブ回路54によりスイッチング制御される。そして、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2が交互にONになるように制御されて、負荷52にはスイッチング素子Q1のON・OFF周期の内のON期間に対応する電圧が出力される。このようなDC/DCコンバータにおいて、上アームドライブ信号を非絶縁で伝達する場合、ドライブ信号がスイッチングによる電圧変動により誤ONし、その結果、スイッチング素子Q1が誤点弧する可能性がある。
従来、GND電位の変動により、パワー素子駆動回路が制御信号を誤認識して誤動作を引き起こすことがあったため、GND電位の変動による制御信号の誤認識を防止するようにした電力用半導体装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1は、モータ等の誘導性負荷を駆動する電力変換装置におけるP側およびN側の駆動用パワー素子の双方の制御を同時に行う機能を有する電力用半導体装置に関するものである。そして、パワー素子駆動回路へ駆動信号を供給する入力信号処理回路と、P側およびN側の駆動回路の間にレベルシフト回路を挿入して、P側およびN側の駆動回路のGND線と、入力信号処理回路のGND線とを電気的に絶縁した。
特開2003−189632号公報
特許文献1の構成では、P側およびN側の駆動回路のGND線と、入力信号処理回路のGND線とを電気的に絶縁するため、パワー素子駆動回路と入力信号処理回路とにそれぞれ独立した電源が必要になる。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、スイッチング素子に対して非絶縁で接続されるドライブ回路を備えた構成で、電力用のスイッチング素子の誤点弧を防止することができる電力変換装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、基準電位がシステムのアース電位に対して浮動(フローティング)である電力用のスイッチング素子を備えた電力変換装置である。そして、前記スイッチング素子のドライブ回路は、前記スイッチング素子に対して非絶縁で接続されるレベルシフト回路を備えている。前記レベルシフト回路は、ドライブ信号入力部と、少なくとも前記スイッチング素子をONするときに入力されるドライブ信号に対する正負逆の誤点弧防止信号が前記スイッチング素子をONするときに入力される誤点弧防止信号入力部と、前記誤点弧防止信号に対応する信号及び前記ドライブ信号に対応する信号のどちらか一方を前記基準電位に対して反転させる反転手段と、前記誤点弧防止信号に対応する信号及び前記ドライブ信号に対応する信号のどちらか他方の信号と前記反転手段で反転された反転信号とにより前記スイッチング素子の駆動信号を前記基準電位に対して生成する生成手段とを備えている。
この発明では、スイッチング素子の駆動信号は、ドライブ信号だけでなく、ドライブ信号と誤点弧防止信号とに基づいて生成される。誤点弧防止信号はスイッチング素子をONさせるときに入力されるドライブ信号に対して正負逆の信号としてスイッチング素子をONするときに入力される。すなわちドライブ信号がスイッチング素子をONする時にHighである場合は、誤点弧防止信号は少なくともスイッチング素子をONする時にLow であり、ドライブ信号がスイッチング素子をONする時にLow である場合は、誤点弧防止信号は少なくともスイッチング素子をONする時にHighである。そして、誤点弧防止信号に対応する信号及びドライブ信号に対応する信号のどちらか一方の信号が反転された反転信号と、他方の信号とにより駆動信号が生成される。そのため、スイッチング素子がOFFとなるべきときにドライブ信号が基準電位の変動によってスイッチング素子をONさせる状態になっても、誤点弧防止信号の作用により、駆動信号はスイッチング素子をONさせる信号にならずにOFFさせる信号になる。従って、スイッチング素子に対して非絶縁で接続されるドライブ回路を備えた構成で、電力用のスイッチング素子の誤点弧を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ドライブ信号は負論理の信号である。ここで、「負論理の信号」とは、負(Low )で入力された場合にスイッチング素子をONさせる信号を意味する。以下、この明細書では同様の意味で使用する。通常誤点弧が起こりやすい場合である、アース電位に対して浮動である電力用スイッチング素子に対してドライブ信号が負論理の信号であるときにこの発明を適用することで、効果的に誤点弧を防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記誤点弧防止信号がEnable信号又はDisable である。ここで、「Enable信号」とは、電力変換装置が動作中にHighとなる信号である。「Disable 信号」とは逆にLow となる信号である。これらの信号は通常の電力変換装置がもともと備えている信号である。以下、この明細書では同様の意味で使用する。この発明では、誤点防止用に追加した信号が、Enable・Disable 信号を兼用することができる。
本発明によれば、スイッチング素子に対して非絶縁で接続されるドライブ回路を備えた構成で、電力用のスイッチング素子の誤点弧を防止することができる。
以下、本発明を降圧型のDC/DCコンバータに具体化した一実施形態を図1(a),(b)にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、DC/DCコンバータ10は、2個の電力用のスイッチング素子Q1,Q2が直流電源11に直列に接続されている。スイッチング素子Q1のソース及びスイッチング素子Q2のドレインの接続点と、直流電源11のマイナス端子との間にはコイル(リアクトル)L及びコンデンサCが直列に接続されている。コンデンサCの一方の端子にはプラス側の出力端子12aが設けられ、他方の端子にはマイナス側の出力端子12bが設けられている。そして、両出力端子12a,12b間に負荷30が接続されるようになっている。
スイッチング素子Q1,Q2にはそれぞれnチャネルのMOSFETが使用されている。スイッチング素子Q1のゲートとソース間には上アームドライブ回路13が接続されている。スイッチング素子Q2のゲートとソース間には下アームドライブ回路14が接続されている。上アームドライブ回路13及び下アームドライブ回路14は、スイッチング素子Q1がONのときにはスイッチング素子Q2がOFFになり、スイッチング素子Q1がOFFのときにはスイッチング素子Q2がONになるようにスイッチング素子Q1,Q2をそれぞれ制御するように構成されている。上アームドライブ回路13及び下アームドライブ回路14には図示しない制御信号生成回路からの制御信号が入力されるとともに、その制御信号に基づいてスイッチング素子Q1,Q2のゲート及びソースに信号が出力されるようになっている。
次ぎに、上アームドライブ回路13について詳述する。図1(b)に示すように、上アームドライブ回路13は、スイッチング素子Q1に対して非絶縁で接続されるレベルシフト回路15を備えている。レベルシフト回路15は、ドライブ信号入力部16と、誤点弧防止信号入力部17と、反転手段としてのNOT回路18と、生成手段としてのNAND回路19とを備えている。そして、NAND回路19の出力がドライブ信号出力部20に入力されるようになっている。
ドライブ信号出力部20は、上アーム用フローティング電源のプラス側21aとマイナス側21bとの間にトランジスタQ3,Q4が直列に接続されている。トランジスタQ3にはpチャネルのMOSFETが、Q4にはnチャネルのMOSFETがそれぞれ使用されるとともに、トランジスタQ3のソースがスイッチング素子Q1のゲートに接続され、トランジスタQ4のソースがスイッチング素子Q1のソースに接続されている。また、トランジスタQ3,Q4のゲートはそれぞれNAND回路19の出力側に接続されている。
ドライブ信号入力部16は、電源とアースとの間に抵抗R1とトランジスタQ6が直列に接続されて構成されている。トランジスタQ6にはnチャネルのMOSFETが使用されており、そのドレインが抵抗R1に接続されるとともにソースが接地されている。そして、抵抗R1とソースとの接続点がNAND回路19の入力側に接続されている。トランジスタQ6のゲートには、ドライブ信号としての負論理の上アームドライブ信号Sdが入力されるようになっている。
誤点弧防止信号入力部17は、電源とアースとの間に抵抗R2とトランジスタQ5が直列に接続されて構成されている。トランジスタQ5にはnチャネルのMOSFETが使用されており、そのドレインが抵抗R2に接続されるとともにソースが接地されている。そして、抵抗R2とソースとの接続点がNOT回路18を介してNAND回路19の入力側に接続されている。トランジスタQ5のゲートには、誤点弧防止信号Spとして正論理のEnable信号が入力されるようになっている。つまり誤点弧防止信号SpとしてのEnable信号は動作中常にHighである。
NOT回路18は、誤点弧防止信号Spに対応する信号を基準電位に対して反転させる反転手段を構成する。NAND回路19は、上アームドライブ信号Sdに対応する信号と、NOT回路18で反転された反転信号とによりスイッチング素子Q1の駆動信号を生成する生成手段を構成する。NOT回路18及びNAND回路19はいずれもフローティング電源で駆動されるようになっている。
なお、従来の上アームドライブ回路13は誤点弧防止信号入力部17、NOT回路18及びNAND回路19を備えず、ドライブ信号入力部16の出力がドライブ信号出力部20のトランジスタQ3,Q4のゲートに入力されるようになっている。
次ぎに前記のように構成されたDC/DCコンバータ10の作用を説明する。上アームドライブ回路13及び下アームドライブ回路14には図示しない制御信号生成回路からの制御信号が入力されるとともに、その制御信号に基づいてスイッチング素子Q1,Q2のゲート及びソースに信号が出力されるようになっている。そして、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とが交互にONになるように制御される。
スイッチング素子Q1がONでスイッチング素子Q2がOFFの状態において、直流電源11から電流がスイッチング素子Q1、コイルLに流れてコイルLに電磁エネルギーが蓄えられるとともにコンデンサCの充電も行われ、静電エネルギーが蓄えられる。次ぎにスイッチング素子Q1がOFFでスイッチング素子Q2がONになると、コイルLの電磁エネルギーがスイッチング素子Q2を介して放出され、電流がスイッチング素子Q2からコイルLに向かうように流れる。この期間、負荷はコイルLとコンデンサCの蓄積エネルギーによって連続的に給電を受ける。
スイッチング素子Q1がONでスイッチング素子Q2がOFFのとき、直流電源11→スイッチング素子Q1→コイルLの向きに電流が発生している。このとき、誤点弧防止信号SpはHighであり、トランジスタQ5がONとなってNOT回路18への入力はLow 、NAND回路19へのNOT回路18からの入力はHighになる。また、上アームドライブ信号SdはLow であり、トランジスタQ6がOFFとなってドライブ信号入力部16からのNAND回路19への入力はHighになる。その結果、NAND回路19の出力はLow になり、トランジスタQ3がON、トランジスタQ4がOFFとなっている。
スイッチングのため、スイッチング素子Q1をOFF、スイッチング素子Q2をONにすると、GND→スイッチング素子Q2→コイルLの向きに電流が発生し、スイッチング素子Q1のソース電位がGNDより低くなる。このとき、上アームドライブ信号SdはHighなので、NAND回路19への入力信号がLow であることを期待される。しかし、スイッチング素子Q1のソース電位がGNDより低く、上アーム用フローティング電源のマイナス側21bがGNDより低電位となる。つまりNAND回路19の基準電位がGNDより低電位になる。したがってNAND回路19へのドライブ信号入力部16からの入力信号が誤認識でHighとなってしまう。そのため、NAND回路19の出力がLow になり、トランジスタQ3がONとなってスイッチング素子Q1のゲート信号がONとなる可能性がある。しかし、誤点弧防止信号SpがHighであり、NOT回路18の基準電位もGNDより低電位になるので、誤点弧防止信号入力部17の出力であるLow 信号即ちNOT回路18への入力信号も誤認識でHighとなり、NOT回路18からNAND回路19への入力信号はLow が入力される。その結果、NAND回路19の出力はHighとなってトランジスタQ3はOFFとなり、スイッチング素子Q1のゲート信号が誤ONしなくなる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)DC/DCコンバータ10は基準電位がシステムのアース(GND)電位に対して浮動であるスイッチング素子Q1を備えており、スイッチング素子Q1のドライブ回路である上アームドライブ回路13は、スイッチング素子Q1に対して非絶縁で接続されるレベルシフト回路15を備えている。レベルシフト回路15は、ドライブ信号入力部16と、スイッチング素子Q1をONするときに入力される上アームドライブ信号Sdに対する正負逆の誤点弧防止信号Spが入力される誤点弧防止信号入力部17と、誤点弧防止信号Spに対応する信号を基準電位に対して反転させるNOT回路18を備えている。また、レベルシフト回路15は、上アームドライブ信号Sdに対応する信号と、NOT回路18で反転された反転信号とによりスイッチング素子Q1の駆動信号を生成するNAND回路19を備えている。従って、上アームのスイッチング素子Q1のソース電位がGND電位より低くなった場合の誤点弧を確実に防止することができる。
(2)上アームドライブ信号Sdは負論理の信号である。つまり、誤点弧の起こりやすい場合に適用することで効果的に誤点弧を防止することができる。
(3)誤点弧防止信号Spが正論理のEnable信号である。従って、DC/DCコンバータ10がスイッチング素子Q1のスイッチングを停止する状態にあるとき、誤点弧防止信号Spが入力されるトランジスタQ5とその上流の抵抗R2には電流が流れないため、誤点弧防止信号Spを負論理の信号とした場合に比較して、損失(発熱)が小さくなる。
(4)誤点弧防止信号SpがEnable・Disable 信号を兼用することができる。
(5)従来の上アームドライブ回路を生かして、誤点弧防止信号入力部17、NOT回路18及びNAND回路19を追加することで誤点弧を防止するレベルシフト回路15を構成した。従って、従来の構成を生かすことができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 降圧型のDC/DCコンバータ10に限らず、基準電位がシステムのアース(GND)電位に対して浮動である電力用のスイッチング素子を備えた電力変換装置に適用してもよい。例えば、図2に示すような昇圧型のDC/DCコンバータ40に適用したり、図3に示すようなインバータ41に適用したりしてもよい。インバータ41は、6個のスイッチング素子Q11,Q12,Q13,Q14,Q15,Q16と、3組の上アームドライブ回路42,43,44及び下アームドライブ回路45,46,47を備えている。
○ 上アームドライブ回路13及び下アームドライブ回路14を備え、上アームのスイッチング素子Q1及び下アームのスイッチング素子Q2が交互にON、OFF制御される構成の電力変換装置に限らず、基準電位がシステムのアース電位に対して浮動である電力用のスイッチング素子を備えた電力変換装置に適用してもよい。例えば、図4に示すように、下アームのスイッチング素子Q2に代えてダイオードDを設けてもよい。ダイオードDは、アノードが直流電源11のマイナス端子側に、カソードがスイッチング素子Q1に接続される。この構成においては、下アームドライブ回路14を設けなくても上アームドライブ回路13が前記実施形態と同様に駆動されることにより、同様の出力が得られ、構成が簡単になるとともに制御も簡単になる。
○ 上アームドライブ信号Sdが正論理の信号であってもよい。DC/DCコンバータ10がスイッチング素子Q1のスイッチングを停止する状態にあるとき、上アームドライブ信号Sdが入力されるトランジスタQ6とその上流の抵抗R1には電流が流れないため、上アームドライブ信号Sdを負論理の信号とした場合に比較して、損失(発熱)が小さくなる。
○ 誤点弧防止信号Spは正論理のEnable信号に限らず、負論理のEnable信号であってもよい。しかし、正論理のEnable信号の方が、電力変換装置(DC/DCコンバータ10)を停止する状態において損失が少なくなる。
○ 誤点弧防止信号Spは正論理のEnable信号に限らず、上アームドライブ信号Sdと同期したパルス信号でもよい。つまり、上アームドライブ信号Sdが負論理の場合、スイッチング素子Q1をONする時に入力される上アームドライブ信号SdはLowであるので、誤点弧防止信号Spは少なくとも上アームドライブ信号SdがLowを出力する時にHighを出力すればよい。
誤点弧防止信号Spが、上アームドライブ信号SdがLow のときHighであり、上アームドライブ信号SdがHighのときLow である信号とした場合、スイッチング素子Q1がONのときは、上記実施形態と同じ動作をする。スイッチング素子Q1がOFFのときは誤点弧防止信号SpはLow であり、トランジスタQ5がOFFとなってNOT回路18へはHighを出力する。ここで、NOT回路18の基準電位はGNDより低電位であるが、このGNDに対してHighの信号はNOT回路18の基準電位から見てもHighと認識される為、NOT回路18で誤認識が起こらない。そしてNOT回路18からNAND回路19への入力信号はLow になる。結果として上記実施形態と同じである。
○ 誤点弧防止信号Spに対応する信号をNOT回路18により基準電位に対して反転させる代わりに、上アームドライブ信号Sdに対応する信号を基準電位に対して反転させるようにしてもよい。例えば、上アームドライブ信号Sdを正論理にしてドライブ信号入力部16とNAND回路19との間にNOT回路18を設け、誤点弧防止信号Spを負論理にして誤点弧防止信号入力部17の出力をNAND回路19に入力する構成とする。
○ 反転手段で反転された誤点弧防止信号Spに対応する信号及び上アームドライブ信号Sdに対応する信号のどちらか一方の信号と、反転されない他方の信号とによりスイッチング素子Q1の駆動信号を生成する生成手段はNAND回路19に限らない。生成手段は、最終的にドライブ信号出力部20からスイッチング素子Q1を適正に駆動する駆動信号を生成する構成であればよい。
○ スイッチング素子Q1,Q2を構成するトランジスタ及びトランジスタQ3,Q4,Q5,Q6は、MOSFETに限らず、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )であってもよい。IGBTを使用する場合は、MOSFETのソースが接続される部分にエミッタを接続し、ドレインが接続される部分にコレクタを接続する。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記反転手段はNOT回路であり、前記生成手段はNAND回路である。
(2)基準電位がシステムのアース電位に対して浮動である電力用のスイッチング素子を備えた電力変換装置におけるスイッチング素子への駆動信号発生方法であって、
前記スイッチング素子への駆動信号を、前記スイッチング素子のON、OFFに対応するドライブ信号と、前記スイッチング素子をONするときに入力されるドライブ信号に対する正負逆の誤点弧防止信号とに基づいて、かつ前記誤点弧防止信号に対応する信号及び前記ドライブ信号に対応する信号のどちらか一方を前記基準電位に対して反転手段により反転させた反転信号と、前記誤点弧防止信号に対応する信号及び前記ドライブ信号に対応する信号のどちらか他方の信号とが同じレベルのときにスイッチング素子をONにするように生成する生成手段により生成し、前記反転手段及び前記生成手段をその基準電位が前記システムのアース電位に対して浮動の状態で作動させる電力変換装置におけるスイッチング素子への駆動信号発生方法。
一実施形態を示し、(a)はDC/DCコンバータの回路図、(b)は上アームドライブ回路の回路図。 別の実施形態の回路図。 別の実施形態の回路図。 別の実施形態の回路図。 従来技術の回路図。
符号の説明
Q1,Q2,Q11,Q12,Q13,Q14,Q15,Q16…スイッチング素子、Sd…ドライブ信号としての上アームドライブ信号、Sp…誤点弧防止信号、10…電力変換装置としてのDC/DCコンバータ、13,42,43,44…ドライブ回路としての上アームドライブ回路、15…レベルシフト回路、16…ドライブ信号入力部、17…誤点弧防止信号入力部、18…反転手段としてのNOT回路、19…生成手段としてのNAND回路。

Claims (3)

  1. 基準電位がシステムのアース電位に対して浮動である電力用のスイッチング素子を備えた電力変換装置であって、
    前記スイッチング素子のドライブ回路は、前記スイッチング素子に対して非絶縁で接続されるレベルシフト回路を備え、前記レベルシフト回路は、
    ドライブ信号入力部と、
    少なくとも前記スイッチング素子をONするときに入力されるドライブ信号に対する正負逆の誤点弧防止信号が前記スイッチング素子をONするときに入力される誤点弧防止信号入力部と、
    前記誤点弧防止信号に対応する信号及び前記ドライブ信号に対応する信号のどちらか一方を前記基準電位に対して反転させる反転手段と、
    前記誤点弧防止信号に対応する信号及び前記ドライブ信号に対応する信号のどちらか他方の信号と前記反転手段で反転された反転信号とにより前記スイッチング素子の駆動信号を前記基準電位に対して生成する生成手段と
    を備えている電力変換装置。
  2. 前記ドライブ信号は負論理の信号である請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記誤点弧防止信号はEnable信号又はDisable である請求項1に記載の電力変換装置。
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