JP2007312258A - パルス信号生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】マルチプレクサやD型フリップフロップ回路等による伝送遅延を回避しつつ、パルス幅が所定幅を下回らないようにすることができるパルス信号生成装置を提供する。
【解決手段】所定のクロック信号が伝達され、該クロックに応じてパルスレベルと非パルスレベルを切り替えることによりパルス信号を生成するパルス信号生成部を備えたパルス信号生成装置において、前記パルス信号がパルスレベルとなっている間であって、該信号のパルス幅が所定幅に達するまでは、前記伝達を遮断して前記切り替えが生じないようにしたパルス信号生成装置とする。
【選択図】図2
【解決手段】所定のクロック信号が伝達され、該クロックに応じてパルスレベルと非パルスレベルを切り替えることによりパルス信号を生成するパルス信号生成部を備えたパルス信号生成装置において、前記パルス信号がパルスレベルとなっている間であって、該信号のパルス幅が所定幅に達するまでは、前記伝達を遮断して前記切り替えが生じないようにしたパルス信号生成装置とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、パルス信号を生成するパルス信号生成装置に関するものであり、特に、パルス幅が所定値以上となるように制御するものに関する。
従来、例えばスイッチングアンプでの量子化器のように、パルス信号を生成する装置が広く用いられている。このような装置を含む機器の一例としてスイッチングアンプを挙げ、以下に説明する。当該スイッチングアンプの構成は図4の通りである。
入力信号は、積分器群61、加算器群62、量子化器63、パルス幅切り上げ回路64から構成されるデルタシグマ変調回路52によって、サンプリングクロックに同期した1ビット信号に変換して出力する。
パルス幅切り上げ回路64では、量子化器63からの出力信号が所定のパルス幅未満の出力信号であれば所定のパルス幅の信号として、所定のパルス幅以上の出力信号であれば、そのまま出力信号として出力する。このパルス幅切り上げ回路64の仕組については改めて説明する。
なおこのように、パルス幅を所定の幅以上に規定するのは、後段のスイッチング増幅回路53のスイッチング素子の動作負担を軽くするためである。すなわち特許文献1にも示されている通り、量子化器等の装置においては動作速度を高速化することが望ましいが、スイッチング素子については動作負担を軽減させる必要があるため、このようなパルス幅切り上げ回路53が設けられている。
出力された1ビット信号はスイッチング増幅回路53に入力される。スイッチング増幅回路53では、FET[Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ]等のスイッチング素子を用いて1ビット信号を電力増幅し、ローパスフィルタ54で高域の不要な信号成分を除去した後、スピーカへと出力されることとなる。
また、スイッチング増幅回路53の出力側には帰還ループが設けられている。これにより、電力増幅された1ビット信号は減衰器55によって減衰された後、デルタシグマ変調回路52の入力側に帰還され、入力信号から減算されることとなる。以上に述べた構成により、入力信号はデルタシグマ変換され、増幅・出力がなされる。なおデルタシグマ変換の手法自体は公知であるため、その詳細な説明は省略する。
ここで量子化器63並びにパルス幅切り上げ回路64の具体的な構成を図5に示す。量子化器63は、具体的にはD型フリップフロップ回路で構成され、加算器群62からの入力信号はD入力端子に入力される。またCK端子には発振器70からのサンプリングクロック信号が入力される。
量子化器63の出力信号は、まずマルチプレクサ71の入力Bに入力される。また入力Aには、後段のD型フリップフロップ回路の出力信号Qが入力されている。
そしてマルチプレクサ71の出力信号はD型フリップフロップ回路72、73に通され、EX−OR回路74によって信号の論理の変化の検出を行う。信号の論理の変化をトリガとして、パルス幅カウント部75では、パルス幅が所定のパルス幅に到達するまでのカウントが始まる。カウントがなされている間、マルチプレクサ71の出力として入力Aが選択され、カウントが終わるまで入力Aが選択される。
カウントされている時間以外は、常に入力Bが選択される。これにより、パルス幅切り上げ回路64より出力される1ビット信号は、必ず所定のパルス幅以上のパルス幅を持つ1ビット信号となる。
以上により、この1ビット信号のパルス幅は所定パルス幅以上に制限されることになるが、パルス幅の分解能は1クロック分の精度を保つ事が出来る為、ダイナミックレンジや発振限界値等の性能を維持することができる。
上述したスイッチングアンプ51の構成では、パルス幅を適切に(所定幅を下回らないように)制御するため、パルス幅切り上げ回路64にマルチプレクサ71やD型フリップフロップ回路72が用いられている。そのため、マルチプレクサの伝送遅延やD型フリップフロップによる1サンプリングクロック分の伝送遅延が生じることになる。これらの伝送遅延の影響により、スイッチングアンプのダイナミックレンジや発振限界値等の性能が劣化するおそれがある。
そこで本発明は上記の問題点に鑑み、マルチプレクサやD型フリップフロップ回路等による伝送遅延を回避しつつ、パルス幅が所定幅を下回らないようにすることができるパルス信号生成装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るパルス信号生成装置は、所定のクロック信号が伝達され、該クロックに応じてパルスレベルと非パルスレベルを切り替えることによりパルス信号を生成するパルス信号生成部を備えたパルス信号生成装置において、前記パルス信号がパルスレベルとなっている間であって、該信号のパルス幅が所定幅に達するまでは、前記伝達を遮断して前記切り替えが生じないようにした構成(第1の構成)とする。
本構成によれば、パルス信号がパルスレベルとなっている間であって、該信号のパルス幅が所定幅に達するまでは、パルスレベルと非パルスレベルの切り替えが生じない。そのため、パルス信号のパルス幅がこの所定幅を下回ることを回避することができる。
また本構成では、所定期間、パルス信号生成装置へのクロック信号の伝達自体を遮断することによって、パルスレベルと非パルスレベルの切り替えが生じないようにしている。そのため、パルス信号のパルス幅に応じて上記伝達を遮断する機構を設けるだけで、パルス幅が所定幅を下回ることを回避することが可能となる。その結果、上記したようなマルチプレクサやD型フリップフロップ回路等による伝送遅延を回避することが可能となる。
また本発明に係るパルス信号生成装置は、所定のクロック信号を生成するクロック生成部と、前記クロック信号を伝達するための伝達経路と、前記伝達経路を通じて前記クロック信号が伝達され、該クロック信号のクロックに応じて、パルスレベルと非パルスレベルを切り替えることによりパルス信号を生成するパルス信号生成部と、前記パルス信号がパルスレベルとなっている間、該信号のパルス幅が所定幅に達しているか否かを検出するパルス幅検出部と、前記パルス幅検出部が、前記パルス信号のパルス幅が所定幅に達していないことを検出しているときは、前記伝達経路を遮断するスイッチ部と、
を備えた構成(第2の構成)とする。
を備えた構成(第2の構成)とする。
本構成によれば、上記した第1の構成におけるパルス信号生成装置を容易に実現することが可能となる。
また上記第2の構成において、前記スイッチ部は、前記伝達経路上に備えられたトランジスタである構成(第3の構成)としてもよい。本構成によれば、当該トランジスタのゲート(もしくはベース)にパルス幅検出部の検出信号を入力させ、ソース−ドレイン間(もしくはコレクタ−エミッタ間)の導通/非導通を制御させることで、高速なスイッチングが可能なスイッチ部が実現できる。なおトランジスタは、バイポーラ型やFETの何れであってもよい。
また上記第1から第3の何れかの構成において、前記パルス信号生成部は、前段回路の信号を受け取る入力端子と、前記クロック信号を受け取るクロック端子と、後段回路に前記パルス信号を出力する出力端子と、を備えたD型フリップフロップ回路である構成(第4の構成)としてもよい。
本構成によれば、クロック入力が遮断されていなければ、入力信号およびクロックに応じたパルス信号を出力できるとともに、クロック入力が遮断されているときには出力レベルは変動しない。そのため、上記第1から第3の何れかの構成にかかるパルス信号生成部を、容易に実現することができる。
また上記第1から第4の何れかに係るパルス信号生成装置を、量子化器として用いたデルタシグマ変調回路(第5の構成)とすれば、デルタシグマ変調された結果としてのパルス信号が所定幅を下回らないようにしたデルタシグマ変調装置が実現される。また、上記したようなマルチプレクサやD型フリップフロップ回路等による伝送遅延を回避し得るデルタシグマ変調回路が実現される。
さらに上記第5の構成に係るデルタシグマ変調回路と、前記デルタシグマ変調回路の出力信号を、トランジスタのスイッチングにより電力増幅して出力する増幅回路と、を備えたスイッチングアンプ(第6の構成)であれば、上記第5の構成における利点を享受し、信号の伝送遅延による悪影響を極力排除したスイッチングアンプが実現される。
上記したように本発明に係るパルス信号生成装置によれば、パルス信号がパルスレベルとなっている間であって、該信号のパルス幅が所定幅に達するまでは、パルスレベルと非パルスレベルの切り替えが生じない。そのため、パルス信号のパルス幅がこの所定幅を下回ることを回避することができる。
また本発明に係るパルス信号生成装置では、所定期間、パルス信号生成装置へのクロック信号の伝達自体を遮断することによって、パルスレベルと非パルスレベルの切り替えが生じないようにしている。そのため、パルス信号のパルス幅に応じて上記伝達を遮断する機構を設けるだけで、パルス幅が所定幅を下回ることを回避することが可能となる。その結果、上記したようなマルチプレクサやD型フリップフロップ回路等による伝送遅延を回避することが可能となる。
本発明の一実施形態として、デルタシグマ変調回路を備えたスイッチングアンプを挙げて以下に説明する。当該スイッチングアンプの構成概略を図1に示す。本スイッチングアンプ1は、デルタシグマ変調回路2、スイッチング増幅回路3、ローパスフィルタ4、減衰器5などから構成される。
デルタシグマ変調回路2は、積分器群11、加算器群12、量子化器13、パルス幅切り上げ回路14等を備えている。積分器群11には、外部からの入力信号と減衰器5からの出力信号との差分信号が入力され、該差分信号に対して積分処理を行う。加算器群12はこの積分処理された信号を受けて加算処理を行い、量子化器13へと出力する。そして量子化器13では、この加算処理された信号を量子化する。
以上の構成によりデルタシグマ変調回路2は、入力信号に対してデルタシグマ変調を行う。すなわち、サンプリングクロックに同期した1ビットの変調信号を生成して、後段のスイッチング増幅回路3に出力する。
なおパルス幅切り上げ回路14は、量子化器13の出力信号を受け、該信号のパルス幅が少なくとも所定値以上となるように調整して該信号を出力する。この量子化器13およびパルス幅切り上げ回路14の構成については改めて詳述する。
スイッチング増幅回路3は、パルス幅切り上げ回路14の出力信号を受け、これをFET等のスイッチング素子を用いて電力増幅する。電力増幅された信号は、後段のローパスフィルタ4で高域の不要な信号成分が除去された後、スピーカへと出力される。
またスイッチング増幅回路3の出力側からは、デルタシグマ変調回路の入力側に向けて帰還経路が設けられている。これにより、スイッチング増幅回路の出力電力の一部は、当該帰還経路に設けられた減衰器5によって電力減衰された後、デルタシグマ変調回路の入力側に帰還され、入力信号より減算される。
以上に説明した構成により、本実施形態のスイッチングアンプは、入力信号をデルタシグマ変調するとともに、変調後の信号を電力増幅して外部(スピーカ)に出力する。
次に上述した量子化器13およびパルス幅切り上げ回路14(以下、これらを纏めて「パルス信号生成装置」と称す)について、その構成を詳細に説明する。パルス信号生成装置10の構成を、図2に示す。
量子化器13は、D型FF[フリップフロップ]回路により構成されている。そして量子化器13における入力(D)端子には、加算器群12からの出力信号が、クロック(CK)端子には、発振器15により生成されるサンプリングクロック信号が、各々入力される。
パルス幅切り上げ回路14は、第2のD型FF回路21、EX−OR[Exclusive OR]論理回路22、パルス幅カウント部23、スイッチ部24から構成されている。第2のD型フリップフロップ回路21におけるD端子には、量子化器13の出力信号が入力され、CK端子には、発振器15からのサンプリングクロック信号が入力される。EX−OR回路22には、第2のD型FF回路21の出力と、量子化器13の出力とが入力され、これら入力信号の論理変化を検知して、その結果を出力する。
パルス幅カウント部23は、EX−OR論理回路22の後段に接続されており、EX−OR回路22で検出された信号の論理の変化をトリガとして、予め定められた最小パルス幅に相当する時間のカウントを行う。そしてパルス幅カウント部23は、現在カウント中である場合はOFF信号(スイッチ部24を非導通状態とする信号)を、逆にカウント中でない場合はON信号(スイッチ部24を導通状態とする信号)を出力する。すなわちパルス幅カウント部23によって、現在出力中のパルス信号に係るパルス幅が、所定の最小パルス幅に達しているか否かが検出される。
スイッチ部24は、発振器15と量子化器13におけるCK端子との間の遮断/非遮断を、パルス幅カウント部23の出力に応じて切替える。具体的には、パルス幅カウント部23からON信号を受けているときは非遮断状態とし、逆にOFF信号を受けているときは遮断状態とする。
またスイッチ部24は、発振器15と量子化器13をソース−ドレインで接続し、パルス幅カウント部23の出力端子をゲートに接続したFETにより構成されている。なおスイッチ部24としては、他種の半導体スイッチ(半導体の物理的性質を応用してスイッチング機能を持たせたもの)であってもよい。
次にパルス信号生成装置10の作用について説明する。
量子化器13は、発振器15から伝達されるサンプリングクロック信号のクロックに対応し、D端子の入力がH[High]レベルであればHレベル(パルスレベル)信号を、逆にL[Low]レベルであればLレベル(非パルスレベル)信号を出力する。すなわち、クロック(CK端子の入力)およびD端子の入力に応じて、パルスレベルと非パルスレベルを切り替えることによりパルス信号を発生させて出力する。
量子化器13の出力信号は、後段のスイッチング増幅回路4に出力されるとともに、第2のD型FF回路21およびEX−OR回路22にも入力される。これによりEX−OR回路22では、量子化器13の出力信号における論理変化の検知がなされる。論理の変化がない場合はHレベル、論理の変化がある場合はHレベルからLレベルとなる。
このように検知された論理変化をトリガとして、パルス幅カウント部23では最小パルス幅のカウントが始まる。カウント中はスイッチ部24がOFF状態となり、量子化器13へのサンプリングクロックの伝達が遮断され、ひいては強制的に量子化器13の出力信号における論理が保持される。そしてカウントが終了すると、スイッチ部24がON状態となり、量子化器13へのサンプリングクロックの伝達が再開され、量子化器13の出力信号における論理の制限は解除される。
そして、再びEX−OR回路22によって信号の論理変化が検知されてカウントが始まるまでは、スイッチ部24はON状態、つまり量子化器13へサンプリングクロックが伝達されることとなる。
以上に説明した動作により、量子化器13の出力(パルス信号)におけるパルス幅は、少なくとも所定パルス幅以上となる。また、パルス幅がもともと所定パルス幅以上であるときは、パルス信号はそのまま出力信号として量子化器13から出力されることになる。
ここで量子化器の入出力信号ならびにサンプリングクロックに関するタイミングチャートを図3に例示して説明する。なおここでは、上記した最小パルス幅は、サンプリングクロック1.8周期分(1周期分と2周期分の間)であるとする。
図3のように第1クロック(左から1番目のサンプリングクロック)の立下り直後に第1入力パルスの立上りが到来した場合、第2クロックの立上りに合わせて、出力信号はHレベルとなる。その後、第1入力パルスの立下りが第3クロックの立上り前に量子化器13に到来すれば、第3クロックの立上りに合わせて、出力信号はLレベルとなるはずである。
しかし、出力信号がHレベルとなった第2クロックの立上りから1.8クロック分(第4クロックの立上りの直前まで)は、パルス幅カウント部23によるカウントが実行されており、ひいてはスイッチ部24により信号伝達が遮断されている。すなわち量子化器13には、発振器15からのサンプリングクロック信号は伝達されない。そのため、量子化器13は第3クロックの立上りの到来を認識することはできず、引き続きHレベルの出力信号を出力し続ける。
そして第4クロックの立上り直前では、量子化器13へのサンプリングクロック信号の伝達が再開される。そのため第4クロックの立上りでは、入力信号のLレベル状態に対応して、出力信号もLレベルとなる。このように、パルス幅カウント部23のカウント中はスイッチ部が遮断状態となることによって、入力信号の状態に関わらず、出力信号のパルス幅は必ず2クロック分以上となる。
また量子化器13に、図3に示す第2入力パルスが入力された場合も、第6クロックの立上り時に半導体スイッチが遮断状態となっているので、第1入力パルスのときと同様に出力信号はHレベルを維持する。なお量子化器13に、第3入力パルスのような比較的長いパルスが入力された場合は、通常のD型FF回路と同様に出力信号を出力する。
以上のように、本実施形態のパルス信号生成装置10では、発振器15からのクロック信号が伝達され、該クロックに応じてパルスレベル(Hレベル)と非パルスレベル(Lレベル)を切り替えることにより、パルス信号(スイッチング増幅回路3への出力信号)を生成するものである。そして、このパルス信号がパルスレベルとなっている間であって、該信号のパルス幅が所定幅に達するまで、すなわちパルス幅カウント部23がカウント中である期間は、上記の伝達がスイッチ部24により遮断される結果、パルスレベルと非パルスレベルの切り替えは生じない。
そのため、パルス信号のパルス幅がこの所定幅を下回ることを回避することができ、ひいては、後段に接続されるスイッチング素子の動作負担を軽くすることができる。さらに、先述した従来技術におけるマルチプレクサ71やD型フリップフロップ回路72等に相当する回路を設けなくても良いので、信号の伝送遅延を極力回避することが可能となっている。
また本実施形態のスイッチングアンプ1では、上述のようなパルス信号生成装置を量子化手段としたデルタシグマ変調回路2を備えていることにより、後段のスイッチング増幅回路3への信号の伝送遅延を極力回避できる。そのためスイッチングアンプ1における、S/N比や発振限界値等といった性能の低下を防止することができる。
また本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
1、51 スイッチングアンプ
2、52 デルタシグマ変調回路
3、53 スイッチング増幅回路
4、54 ローパスフィルタ
5、55 減衰器
10 パルス信号生成装置(量子化手段)
11、61 積分器群
12、62 加算器群
13、 量子化器(第1のD型FF回路)
14、64 パルス幅切り上げ回路
15 発振器(クロック生成部)
21 第2のD型FF回路
22 EX−OR回路
23 パルス幅カウント部(パルス幅検出部)
24 スイッチ部
2、52 デルタシグマ変調回路
3、53 スイッチング増幅回路
4、54 ローパスフィルタ
5、55 減衰器
10 パルス信号生成装置(量子化手段)
11、61 積分器群
12、62 加算器群
13、 量子化器(第1のD型FF回路)
14、64 パルス幅切り上げ回路
15 発振器(クロック生成部)
21 第2のD型FF回路
22 EX−OR回路
23 パルス幅カウント部(パルス幅検出部)
24 スイッチ部
Claims (6)
- 所定のクロック信号が伝達され、該クロックに応じてパルスレベルと非パルスレベルを切り替えることによりパルス信号を生成するパルス信号生成部
を備えたパルス信号生成装置において、
前記パルス信号がパルスレベルとなっている間であって、該信号のパルス幅が所定幅に達するまでは、前記伝達を遮断して前記切り替えが生じないようにしたことを特徴とするパルス信号生成装置。 - 所定のクロック信号を生成するクロック生成部と、
前記クロック信号を伝達するための伝達経路と、
前記伝達経路を通じて前記クロック信号が伝達され、該クロック信号のクロックに応じて、パルスレベルと非パルスレベルを切り替えることによりパルス信号を生成するパルス信号生成部と、
前記パルス信号がパルスレベルとなっている間、該信号のパルス幅が所定幅に達しているか否かを検出するパルス幅検出部と、
前記パルス幅検出部が、前記パルス信号のパルス幅が所定幅に達していないことを検出しているときは、前記伝達経路を遮断するスイッチ部と、
を備えたことを特徴とするパルス信号生成装置。 - 前記スイッチ部は、前記伝達経路上に備えられたトランジスタであることを特徴とする請求項2に記載のパルス信号生成装置。
- 前記パルス信号生成部は、
前段回路の信号を受け取る入力端子と、
前記クロック信号を受け取るクロック端子と、
後段回路に前記パルス信号を出力する出力端子と、
を備えたD型フリップフロップ回路であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のパルス信号生成装置。 - 請求項1から請求項4の何れかに記載のパルス信号生成装置を、量子化手段として用いたことを特徴とするデルタシグマ変調回路。
- 請求項5に記載のデルタシグマ変調回路と、
前記デルタシグマ変調回路の出力信号を、トランジスタのスイッチングにより電力増幅して出力する増幅回路と、を備えたことを特徴とするスイッチングアンプ。
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