JP2007311847A - 再生システム - Google Patents
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Abstract
【課題】オーディオのみを出力するシンク装置の構成を簡易化できる「再生システム」を提供する。
【解決手段】ソース装置1において、ビデオトランスコード部12は、PS多重分離部11で、記録ディスク2から読み出したPSから分離したV_Packに含まれる動画データをトランスコードし、PS多重化部15は、トランスコードした動画データを含めたV_PackよりなるPSを生成する。伝送フレーム多重化部17は、PS多重化部15が生成したPSを伝送フレーム上の映像データ伝送チャネル割当領域に、記録ディスク2から読み出したPSから分離したオーディオのESを伝送フレーム上の制御データ/オーディオデータ伝送チャネル割当領域に格納し、バスインタフェース18を介してバス4に送信する。オーディオシンク装置7は、制御データ/オーディオデータ伝送チャネルで受信したオーディオデータをデコードし出力する。
【選択図】図1
【解決手段】ソース装置1において、ビデオトランスコード部12は、PS多重分離部11で、記録ディスク2から読み出したPSから分離したV_Packに含まれる動画データをトランスコードし、PS多重化部15は、トランスコードした動画データを含めたV_PackよりなるPSを生成する。伝送フレーム多重化部17は、PS多重化部15が生成したPSを伝送フレーム上の映像データ伝送チャネル割当領域に、記録ディスク2から読み出したPSから分離したオーディオのESを伝送フレーム上の制御データ/オーディオデータ伝送チャネル割当領域に格納し、バスインタフェース18を介してバス4に送信する。オーディオシンク装置7は、制御データ/オーディオデータ伝送チャネルで受信したオーディオデータをデコードし出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の出力装置を用いて、ビデオコンテンツの再生出力を行う再生システムに関するものである。
複数の出力装置を用いて、ビデオコンテンツの再生出力を行う再生システムとしては、DVD-Videoディスクの読み取りを行うDVDドライブを備えたソース装置と、当該ソース装置とバスやネットワークで接続した複数のシンク装置を備え、ソース装置がDVDドライブを介してDVD-Videoディスクからデータを読み出して各シンク装置に転送し、各シンク装置において転送されたデータが表す動画や音声を出力するシステムが知られている(たとえば、特許文献1)。
また、複数の出力装置を用いて、ビデオコンテンツの再生出力を行う再生システムとしては、MPEG-2システムとして規定されるTS(Trasport Stream)を受信する受信機を備えたソース装置と、当該ソース装置とバスやネットワークで接続した複数のシンク装置を備え、ソース装置から各シンク装置に受信機が受信したTSを転送し、各シンク装置においてそれぞれ転送されたTSをデコードしてTSによって配信されたビデオコンテンツを出力するシステムも知られている(たとえば、特許文献2)。なお、この特許文献2記載のシステムではTSのデータの伝送時に、併せて、ソース装置からシンク装置に、TS中に多重化されている動画データストリームやオーディオデータストリームのデータが伝送されるタイミングを示すストローブ信号を送信することにより、シンク装置において、動画データストリームやオーディオデータストリームのデータを容易に抽出できるようにすることも行われている。
特表2002-535197号公報
特開2004-328363号公報
複数の出力装置を用いて、ビデオコンテンツの再生出力を行う再生システムにおいて、ソース装置からシンク装置へのビデオコンテンツの伝送に、前述したTSや、TS類似の構成を有する、同MPEG-2システムにおいて規定されるPS(Program Stream)を用いる場合には、以下のような問題が生じる。
すなわち、このような再生システムを、オーディオのみを出力するシンク装置や、映像のみを出力するシンク装置を含めて構成する場合に、オーディオのみを出力するシンク装置においては、オーディオデータのデコードと出力との単純な処理のみを行えれば充分であるにもかかわらず、TSやPSのデコードのために、より高度で煩雑な処理を行うMPEGデコーダが必要になってしまうという問題が生じる。
なお、前記特許文献2におけるストローブ信号を用いてTS中のESの伝送タイミングをソース装置からシンク装置に通知する技術は、そのようなストローブ信号を伝送インタフェース上に備えないシステムにおいては適用することができない。
そこで、本発明は、ソース装置からシンク装置にビデオコンテンツを配信して、シンク装置においてビデオコンテンツを出力する再生システムを、オーディオのみを出力するシンク装置を含めて構成する場合に、当該オーディオのみを出力するシンク装置の構成を簡易化することを課題とする。
そこで、本発明は、ソース装置からシンク装置にビデオコンテンツを配信して、シンク装置においてビデオコンテンツを出力する再生システムを、オーディオのみを出力するシンク装置を含めて構成する場合に、当該オーディオのみを出力するシンク装置の構成を簡易化することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、ソース装置と、ソース装置に伝送路を介して接続したオーディオシンク装置と映像シンク装置とを備えた再生システムを提供する。ここで、前記ソース装置は、オーディオストリームと動画ストリームとをパケット多重した統合ストリームを読み出す読出手段と、前記統合ストリームからオーディオストリームと動画ストリームとを分離するストリーム分離手段と、前記ストリーム分離手段が分離したオーディオストリームを、前記ソース装置と複数のシンク装置との間の伝送インタフェース上に固定的に設定した複数の時分割チャネルのうちの、オーディオ用に予め設定した時分割チャネルであるオーディオ用チャネルを用いて伝送し、前記ストリーム分離手段が分離した動画ストリームまたは当該動画ストリームのデータレートを変換した動画ストリームを、前記複数の時分割チャネルのうちの動画用に予め設定した時分割チャネルである映像用チャネルを用いて伝送する伝送手段とを備えた装置であり、前記オーディオシンク装置は、前記オーディオ用チャネルを受信し当該オーディオ用チャネルでソース装置より送信されたオーディオストリームを出力する装置であり、前記映像シンク装置は、前記映像用チャネルを受信し、当該映像用チャネルでソース装置より送信された動画ストリームを表示する装置である。
このように、本再生システムでは、ソース装置において、オーディオストリームと動画ストリームとをパケット多重した統合ストリームからオーディオストリームを抽出し、伝送インタフェース上に固定的に設定した複数の時分割チャネルのうちのオーディオ用に予め設定した時分割チャネルであるオーディオ用チャネルを用いて、抽出したオーディオストリームを単独で配信する。したがって、本再生システムにおいて、オーディオシンク装置は、このオーディオ用チャネルを受信するだけで、デコードして出力すべきオーディオデータを取得することができる。よって、このような再生システムによれば、オーディオシンク装置に統合ストリームをデコードするデコーダを備える必要がなく、その構成が簡易化される。
さて、以上の再生システムは、より具体的には、前記ソース装置を、記録ディスクに記録されている、MPEG-2システムのPS(Program Stream)を読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出したPSに含まれる動画データのESのデータレートを変更し、データレートを変更した動画データのESを含めたPSまたはTS(Trasport Stream)を構成するPS/TS再構成手段と、前記オーディオデータ抽出手段が抽出したオーディオデータのESを、前記ソース装置と複数のシンク装置との間の伝送インタフェース上に固定的に設定した複数の時分割チャネルのうちの、オーディオ用に予め設定した時分割チャネルであるオーディオ用チャネルを用いて送信し、前記PS/TS再構成手段が再構成したPSまたはTSを、前記複数の時分割チャネルのうちのPSまたはTS用に予め設定した時分割チャネルであるPS/TS用チャネルを用いて送信する伝送手段とより構成し、前記オーディオシンク装置において、前記オーディオ用チャネルを受信し当該オーディオ用チャネルでソース装置より送信されたオーディオデータのESをデコードした音声を出力し、前記映像シンク装置において、前記PS/TS用チャネルを受信し、当該PS/TS用チャネルでソース装置より送信されたPSまたはTSに含まれる動画データのESをデコードした動画を表示するようにしてもよい。
このような再生システムによれば、記録ディスクに記録されたPSを対象として、当該PSに含まれる動画やオーディオを映像シンク装置とオーディオシンク装置で出力する再生システムを、PSやTSをデコードするMPEGデコーダを備えない簡易な構成のオーディオシンク装置を用いて実現することができる。
または、以上の再生装置は、前記ソース装置を、MPEG-2システムのTS(Trasport Stream)を受信する受信手段と、前記受信手段が受信したTSからオーディオデータのES(Elementarty Stream)を抽出するオーディオデータ抽出手段と、前記受信手段が受信したTSに含まれる動画データのESのデータレートを変更し、データレートを変更した動画データのESを含めたPSまたはTSを構成するPS/TS再構成手段と、前記オーディオデータ抽出手段が抽出したオーディオデータのESを、前記ソース装置と複数のシンク装置との間の伝送インタフェース上に固定的に設定した複数の時分割チャネルのうちの、オーディオ用に予め設定した時分割チャネルであるオーディオ用チャネルを用いて送信し、前記PS/TS再構成手段が再構成したPSまたはTSを、前記複数の時分割チャネルのうちのPSまたはTS用に予め設定した時分割チャネルであるPS/TS用チャネルを用いて送信する伝送手段とより構成すると共に、前記オーディオシンク装置において、前記オーディオ用チャネルを受信し当該オーディオ用チャネルでソース装置より送信されたオーディオデータのESをデコードした音声を出力し、前記映像シンク装置において、前記PS/TS用チャネルを受信し、当該PS/TS用チャネルでソース装置より送信されたPSまたはTSに含まれる動画データのESをデコードした動画を表示するようにしてもよい。
このような再生システムによれば、受信機で受信したTSを対象として、当該TSに含まれる動画やオーディオを映像シンク装置とオーディオシンク装置で出力する再生システムを、TSやPSをデコードするMPEGデコーダを備えない簡易な構成の簡易な構成のオーディオシンク装置を用いて実現することができる。
なお、これらのPSやTSを取り扱う再生システムは、前記ソース装置に、前記オーディオシンク装置における音声の出力と、前記映像シンク装置における前記動画の表示が同期して行われるように、前記オーディオデータのESの、オーディオデータ抽出手段による抽出から伝送手段による送信までの遅延時間を調整する遅延手段を備えるようにしてもよい。
このようにすることにより、映像シンク装置やオーディオシンク装置に特段の構成を備えることなく、再生システムにおいて動画とオーディオを同期して出力することができるようになる。
以上のように、本発明によれば、ソース装置からシンク装置にビデオコンテンツを配信して、シンク装置においてビデオコンテンツを出力する再生システムを、オーディオのみを出力するシンク装置を含めて構成する場合に、当該オーディオのみを出力するシンク装置の構成を簡易化することができる。
以下、本発明の実施形態に係る再生システムについて説明する。
図1に、本実施形態に係る再生システムの構成を示す。
図示するように、再生システムは、ソース装置1、装着された記録ディスク2のアクセスを行う、ソース装置1の外部記憶装置として設けられたドライブ装置3、バス4、ビデオシンク装置5、表示装置6、オーディオシンク装置7、スピーカ8とを有している。
なお、バス4には、再生システム以外の他のシステムを構成する装置も接続されていてもよい。
さて、このような構成において、記録ディスク2は、DVD-VideoディスクやDVD-Audioディスクや、その他のCDやハードディスクなどのディスクであって、MPEG-2システムのPS(Program Stream)によって、映像と音声を含むビデオコンテンツを記録しているものである。
図1に、本実施形態に係る再生システムの構成を示す。
図示するように、再生システムは、ソース装置1、装着された記録ディスク2のアクセスを行う、ソース装置1の外部記憶装置として設けられたドライブ装置3、バス4、ビデオシンク装置5、表示装置6、オーディオシンク装置7、スピーカ8とを有している。
なお、バス4には、再生システム以外の他のシステムを構成する装置も接続されていてもよい。
さて、このような構成において、記録ディスク2は、DVD-VideoディスクやDVD-Audioディスクや、その他のCDやハードディスクなどのディスクであって、MPEG-2システムのPS(Program Stream)によって、映像と音声を含むビデオコンテンツを記録しているものである。
そして、ソース装置1は、PS多重分離部11(PS-Demux11)、ビデオトランスコード部12、遅延処理部13、制御部14、PS多重化部15(PS-Mux15)、セレクタ16、伝送フレーム多重化部17、バスインタフェース18とを有している。
また、ビデオシンク装置5は、バスインタフェース51、伝送フレーム分離部52、MPEGデコーダ53、ビデオシンク制御部54、表示制御部55とを有している。
そして、オーディオシンク装置7は、バスインタフェース71、伝送フレーム分離部72、オーディオデコーダ73、オーディオシンク制御部74、アンプ部75とを有している。
以下、このような再生装置の動作について説明する。
まず、ソース装置1の動作について説明する。
制御部14は、ドライブ装置3を制御して、記録ディスク2から再生対象となっているビデオコンテンツのPSを読み出す。PS多重分離部11は、記録ディスク2から読み出されたPSに図2aに示すように多重化されているV_Packに含まれるPES(Packetized Elementarty Stream)中の動画のES (Elementarty Stream)を分離し、分離した動画のESをビデオトランスコード部12に出力する。また、PS多重分離部11は、記録ディスク2から読み出されたPSに図2aに示すように多重化されているA_Packに含まれるPES中のオーディオのESを分離し、分離したオーディオのESを遅延処理部13に出力する。
また、ビデオシンク装置5は、バスインタフェース51、伝送フレーム分離部52、MPEGデコーダ53、ビデオシンク制御部54、表示制御部55とを有している。
そして、オーディオシンク装置7は、バスインタフェース71、伝送フレーム分離部72、オーディオデコーダ73、オーディオシンク制御部74、アンプ部75とを有している。
以下、このような再生装置の動作について説明する。
まず、ソース装置1の動作について説明する。
制御部14は、ドライブ装置3を制御して、記録ディスク2から再生対象となっているビデオコンテンツのPSを読み出す。PS多重分離部11は、記録ディスク2から読み出されたPSに図2aに示すように多重化されているV_Packに含まれるPES(Packetized Elementarty Stream)中の動画のES (Elementarty Stream)を分離し、分離した動画のESをビデオトランスコード部12に出力する。また、PS多重分離部11は、記録ディスク2から読み出されたPSに図2aに示すように多重化されているA_Packに含まれるPES中のオーディオのESを分離し、分離したオーディオのESを遅延処理部13に出力する。
ビデオトランスコード部12は、入力した動画のESの復号化と所望データレートのESへの再符号化を行い、再符号化した動画のESを格納したPESを、PS多重化部15に出力する。そして、PS多重化部15は、入力する動画のPESを格納したV_Packの列よりなるPSを図2bに示すように生成し、伝送フレーム多重化部17に出力する。
一方、遅延処理部13は、入力したオーディオのESを構成するオーディオデータを、制御部14から指定された遅延時間分遅延させた上で、適当なフォーマットのオーディオデータ(たとえば、S/PDIFのブロック、フレーム、サブフレームからなるフォーマット)に変換し、図2cに示すようにセレクタ16に出力する。
また、制御部14は、各シンク装置に送信する制御データを、図2dに示すようにセレクタ16に出力する。また、セレクタ16は、制御部14の制御に従って、制御部14が出力する制御データと遅延処理部13が出力するオーディオデータとのうちの一方を選択し、伝送フレーム多重化部17に出力する。
そして、伝送フレーム多重化部17は、バスインタフェース18を介してバス4に送信する伝送フレームを生成する処理を行う。この伝送フレームの生成は、図2e1に示すように、伝送フレーム上に論理チャネルとして形成される制御データ/オーディオデータ伝送チャネルに、セレクタ16の出力する制御データとオーディオデータを格納し、図2e2に示すように伝送フレーム上に論理チャネルとして形成される映像データ伝送チャネルに、PS多重化部15の出力する、V_Packの列よりなるPSを格納することにより行う。
そして、バスインタフェース18は、伝送フレーム多重化部17が生成した伝送フレームをバス4に送信する。
ここで、図3aに、伝送フレーム上の、制御データ/オーディオデータ伝送チャネルと、映像データ伝送チャネルの配置例を示す。
図は、伝送フレームのフレームレートを44.1KHz、フレーム長を64バイト長とした場合の例を示したものであり、この例では、各伝送フレームの第1バイトから第6バイトの6バイトを制御データ/オーディオデータ伝送チャネルとして用い、各伝送フレームの第7バイトから第32バイトの26バイトを映像データ伝送チャネルとして用いている。
ここで、図3aに、伝送フレーム上の、制御データ/オーディオデータ伝送チャネルと、映像データ伝送チャネルの配置例を示す。
図は、伝送フレームのフレームレートを44.1KHz、フレーム長を64バイト長とした場合の例を示したものであり、この例では、各伝送フレームの第1バイトから第6バイトの6バイトを制御データ/オーディオデータ伝送チャネルとして用い、各伝送フレームの第7バイトから第32バイトの26バイトを映像データ伝送チャネルとして用いている。
ここで、ソース装置1のビデオトランスコード部12は、このような映像データ伝送チャネルを用いて動画のESのPESを格納したV-Packの列であるPSを伝送できるように、動画のESを、映像データ伝送チャネルの伝送容量(約9Mbps)以下のESトランスコードするものである。
ところで、伝送フレーム多重化部17は、伝送するオーディオデータのデータレートが、各伝送フレームの制御データ/オーディオデータ伝送チャネルの6バイトを全てを使用せずとも、オーディオデータを伝送できる場合には、各伝送フレームの制御データ/オーディオデータ伝送チャネルのうちの一部のバイトのみを用いてオーディオデータを伝送するようにする。
ところで、伝送フレーム多重化部17は、伝送するオーディオデータのデータレートが、各伝送フレームの制御データ/オーディオデータ伝送チャネルの6バイトを全てを使用せずとも、オーディオデータを伝送できる場合には、各伝送フレームの制御データ/オーディオデータ伝送チャネルのうちの一部のバイトのみを用いてオーディオデータを伝送するようにする。
すなわち、伝送するオーディオデータが、たとえば、非圧縮形式であるためにデータ量が大きいLPCMのオーディオデータであって、その伝送に、各伝送フレームの制御データ/オーディオデータ伝送チャネルの第1バイトから第6バイトの6バイト全てが必要な場合には、図3b1に示すように当該6バイト全てを用いてオーディオデータの伝送を行うが、伝送するオーディオデータが、たとえば、448KbpsのDolbyのオーディオデータであれば、各伝送フレームあたり2バイト(伝送容量705.6Kbps)を用いれば、その伝送を行うことができるので、図3b2に示すように各伝送フレームの制御データ/オーディオデータ伝送チャネルの第1バイトと第2バイトの2バイトのみを用いて、オーディオデータの伝送を行う。なお、各伝送フレームの制御データ/オーディオデータ伝送チャネルの第1バイトと第2バイトの2バイトのみを用いて、オーディオデータの伝送を行うことは、制御データ/オーディオデータ伝送チャネルを、各伝送フレームの第1バイトと第2バイトのみを用いた伝送チャネルに変化させることと等価である。
さて、以上のような、実際にオーディオデータの伝送に用いる、伝送フレームのバイトの切替は、制御部14が行う。また、制御部14は、このようなオーディオデータの伝送を開始する際に、オーディオデータの伝送に用いる伝送フレームのバイトの情報を制御情報として制御データ/オーディオデータ伝送チャネルを用いて送信する。
さて、図1に戻り、ビデオシンク装置5において、伝送フレーム分離部52は、バスインタフェース51でソース装置1から受信した各伝送フレーム上の映像データ伝送チャネルで配信されるPSを抽出し、MPEGデコーダ53に出力する。MPEGデコーダ53は、ビデオシンク制御部54の制御下で、伝送フレーム分離部52から受け取ったPSのV-PackのPESの動画のESをデコードし、映像を表示制御部55を介して表示装置6に表示する。
一方、オーディオシンク装置7において、伝送フレーム分離部72は、バスインタフェース71でソース装置1から受信した各伝送フレーム上の制御データ/オーディオデータ伝送チャネルで配信される制御データとオーディオデータを抽出し、制御データをオーディオシンク制御部74に送り、オーディオデータをオーディオデコーダ73に送る。ここで、オーディオシンク制御部74は、伝送フレーム分離部72から受け取った制御データから、実際にオーディオデータの伝送に用いられている伝送フレームのバイトを識別し、各伝送フレーム中の、当該識別したバイトをオーディオデコーダ73に出力するよう伝送フレーム分離部72を制御する。そして、伝送フレーム分離部72は、当該制御に従って、前述した各伝送フレーム上の制御データ/オーディオデータ伝送チャネルで配信されるオーディオデータの抽出とオーディオデコーダ73への出力を行う。
そして、オーディオデコーダ73は、受け取ったオーディオデータをデコードし、アンプ部75を介してスピーカ8に出力する。
そして、ソース装置1における遅延処理部13は、以上のようなビデオシンク装置5における映像出力と、オーディオシンク装置7におけるオーディオ出力の相対的な時間関係が正規の関係となるように(動画とオーディオの出力が同期するように)、以上のPS多重分離部11の出力から表示装置6の表示までの動画に関する各処理に要する時間と、以上のPS多重分離部11の出力からスピーカ8からの出力までのオーディオに関する各処理に要する時間の差分、オーディオデータを遅延させるものである。なお、この遅延時間は、再生するビデオコンテンツの動画データやオーディオデータのデータレート等の特性などに応じて制御部14が算出し制御する。
そして、ソース装置1における遅延処理部13は、以上のようなビデオシンク装置5における映像出力と、オーディオシンク装置7におけるオーディオ出力の相対的な時間関係が正規の関係となるように(動画とオーディオの出力が同期するように)、以上のPS多重分離部11の出力から表示装置6の表示までの動画に関する各処理に要する時間と、以上のPS多重分離部11の出力からスピーカ8からの出力までのオーディオに関する各処理に要する時間の差分、オーディオデータを遅延させるものである。なお、この遅延時間は、再生するビデオコンテンツの動画データやオーディオデータのデータレート等の特性などに応じて制御部14が算出し制御する。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態では、伝送フレーム上の映像データ伝送チャネルでV_Packの列よりなるPSを伝送するようにしたが、映像データ伝送チャネルでは、V_PackとA_Packを多重化したPSを伝送するようにしてもよい。すなわち、この場合には、ソース装置1のPS多重分離部11は、記録ディスク2から読み出されたPSに多重化されているA_Packを、PS多重化部15に出力する。そして、PS多重化部15は、ビデオトランスコード部12から入力する動画のPESを格納したV_Packと、PS多重分離部11から入力するA_Packを多重化したPSを生成し、伝送フレーム多重化部17に出力するようにする。また、この場合には、再生システムに、オーディオと動画の双方をデコードし出力する、表示装置6とスピーカ8を備えたシンク装置を設け、当該シンク装置において、映像データ伝送チャネルで受信したPSから動画をデコードして表示装置6に表示すると共に、映像データ伝送チャネルで受信したPSからオーディオをデコードしスピーカ8に出力するようにしてもよい。
ところで、以上の実施形態では、伝送フレーム上の映像データ伝送チャネルでV_Packの列よりなるPSを伝送するようにしたが、映像データ伝送チャネルでは、V_PackとA_Packを多重化したPSを伝送するようにしてもよい。すなわち、この場合には、ソース装置1のPS多重分離部11は、記録ディスク2から読み出されたPSに多重化されているA_Packを、PS多重化部15に出力する。そして、PS多重化部15は、ビデオトランスコード部12から入力する動画のPESを格納したV_Packと、PS多重分離部11から入力するA_Packを多重化したPSを生成し、伝送フレーム多重化部17に出力するようにする。また、この場合には、再生システムに、オーディオと動画の双方をデコードし出力する、表示装置6とスピーカ8を備えたシンク装置を設け、当該シンク装置において、映像データ伝送チャネルで受信したPSから動画をデコードして表示装置6に表示すると共に、映像データ伝送チャネルで受信したPSからオーディオをデコードしスピーカ8に出力するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、記録ディスク2から読み出したPSを対象として、ソース装置1において、当該PSに含まれる動画やオーディオのビデオシンク装置5やオーディオシンク装置7への配信を行う場合について説明したが、本実施形態は、TS(Trasport Stream)を受信する受信機を備えたソース装置1において、受信機で受信したTSを対象として、当該TSに含まれる動画やオーディオをビデオシンク装置5やオーディオシンク装置7への配信を行う場合にも同様に適用することができる。また、以上の実施形態では、ソース装置1からの動画の配信にPSを用いたが、これはPSの代わりにTSを用いて行うようにしても良い。すなわち、この場合には、PS多重化部15において、PSに代えて、入力する動画のPESを格納したTSを構成して伝送フレーム多重化部17に出力するようにする。
以上のように本実施形態によれば、ソース装置1において、PSやTSといったオーディオのESと動画のESとがパケット多重された統合的なストリームから、オーディオのESを抽出し、伝送インタフェース上に設定した制御データ/オーディオデータ伝送チャネルを用いて、抽出したオーディオのESを単独で配信する。したがって、オーディオシンク装置7は、この制御データ/オーディオデータ伝送チャネルを受信することによって、デコードして出力すべきオーディオデータを取得することができる。よって、本実施形態によれば、オーディオシンク装置7にPSやTSをデコードするMPEGデコーダを備える必要がなく、その構成を簡易化することができる。
1…ソース装置、2…記録ディスク、3…ドライブ装置、4…バス、5…ビデオシンク装置、6…表示装置、7…オーディオシンク装置、8…スピーカ、11…PS多重分離部、12…ビデオトランスコード部、13…遅延処理部、14…制御部、15…PS多重化部、16…セレクタ、17…伝送フレーム多重化部、18…バスインタフェース、51…バスインタフェース、52…伝送フレーム分離部、53…MPEGデコーダ、54…ビデオシンク制御部、55…表示制御部、71…バスインタフェース、72…伝送フレーム分離部、73…オーディオデコーダ、74…オーディオシンク制御部、75…アンプ部。
Claims (4)
- ソース装置と、当該ソース装置に伝送路を介して接続したオーディオシンク装置と映像シンク装置とを有し、
前記ソース装置は、
オーディオストリームと動画ストリームとをパケット多重した統合ストリームを読み出す読出手段と、
前記統合ストリームからオーディオストリームと動画ストリームとを分離するストリーム分離手段と、
前記ストリーム分離手段が分離したオーディオストリームを、前記ソース装置と複数のシンク装置との間の伝送インタフェース上に固定的に設定した複数の時分割チャネルのうちの、オーディオ用に予め設定した時分割チャネルであるオーディオ用チャネルを用いて送信し、前記ストリーム分離手段が分離した動画ストリームまたは当該動画ストリームのデータレートを変換した動画ストリームを、前記複数の時分割チャネルのうちの動画用に予め設定した時分割チャネルである映像用チャネルを用いて送信する伝送手段とを有し、
前記オーディオシンク装置は、前記オーディオ用チャネルを受信し当該オーディオ用チャネルでソース装置より送信されたオーディオストリームを出力し、
前記映像シンク装置は、前記映像用チャネルを受信し、当該映像用チャネルでソース装置より送信された動画ストリームを表示することを特徴とする再生システム。 - ソース装置と、当該ソース装置に伝送路を介して接続したオーディオシンク装置と映像シンク装置とを有し、
前記ソース装置は、
記録ディスクに記録されている、MPEG-2システムのPS(Program Stream)を読み出す読出手段と、
前記読出手段が読み出したPSからオーディオデータのES(Elementarty Stream)を抽出するオーディオデータ抽出手段と、
前記読出手段が読み出したPSに含まれる動画データのESのデータレートを変更し、データレートを変更した動画データのESを含めたPSまたはTS(Trasport Stream)を構成するPS/TS再構成手段と、
前記オーディオデータ抽出手段が抽出したオーディオデータのESを、前記ソース装置と複数のシンク装置との間の伝送インタフェース上に固定的に設定した複数の時分割チャネルのうちの、オーディオ用に予め設定した時分割チャネルであるオーディオ用チャネルを用いて送信し、前記PS/TS再構成手段が再構成したPSまたはTSを、前記複数の時分割チャネルのうちのPSまたはTS用に予め設定した時分割チャネルであるPS/TS用チャネルを用いて送信する伝送手段とを有し、
前記オーディオシンク装置は、前記オーディオ用チャネルを受信し当該オーディオ用チャネルでソース装置より送信されたオーディオデータのESをデコードした音声を出力し、
前記映像シンク装置は、前記PS/TS用チャネルを受信し、当該PS/TS用チャネルでソース装置より送信されたPSまたはTSに含まれる動画データのESをデコードした動画を表示することを特徴とする再生システム。 - ソース装置と、ソース装置に伝送路を介して接続したオーディオシンク装置と映像シンク装置とを有し、
前記ソース装置は、
MPEG-2システムのTS(Trasport Stream)を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したTSからオーディオデータのES(Elementarty Stream)を抽出するオーディオデータ抽出手段と、
前記受信手段が受信したTSに含まれる動画データのESのデータレートを変更し、データレートを変更した動画データのESを含めたPSまたはTSを構成するPS/TS再構成手段と、
前記オーディオデータ抽出手段が抽出したオーディオデータのESを、前記ソース装置と複数のシンク装置との間の伝送インタフェース上に固定的に設定した複数の時分割チャネルのうちの、オーディオ用に予め設定した時分割チャネルであるオーディオ用チャネルを用いて送信し、前記PS/TS再構成手段が再構成したPSまたはTSを、前記複数の時分割チャネルのうちのPSまたはTS用に予め設定した時分割チャネルであるPS/TS用チャネルを用いて送信する伝送手段とを有し、
前記オーディオシンク装置は、前記オーディオ用チャネルを受信し当該オーディオ用チャネルでソース装置より送信されたオーディオデータのESをデコードした音声を出力し、
前記映像シンク装置は、前記PS/TS用チャネルを受信し、当該PS/TS用チャネルでソース装置より送信されたPSまたはTSに含まれる動画データのESをデコードした動画を表示することを特徴とする再生システム。 - 請求項2または3記載の再生システムであって、
前記ソース装置は、前記オーディオシンク装置における音声の出力と、前記映像シンク装置における前記動画の表示が同期して行われるように、前記オーディオデータのESの、オーディオデータ抽出手段による抽出から伝送手段による送信までの遅延時間を調整する遅延手段を有することを特徴とする再生システム。
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