JP2007311625A - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂外装を施している金属化フィルムコンデンサにおいて、水分を透過しないバリア性を要した防湿シートで、コンデンサ素子を覆うまたは、被覆する構造とし、樹脂ケースや充填樹脂を水分が透過しても、コンデンサ素子に水分が浸入するのを防止するため、耐湿性能を向上することができる。
【選択図】図1
Description
また、積層板は、巻回、または積層したコンデンサ素子に巻きつけるようなことができないので、コンデンサ素子の外周を取り囲むような場合、積層板間のつなぎ目から吸湿しやすい。
また、一端が開放されたケースと、このケース内に収納される金属化フィルムを使用したコンデンサ素子と、前記ケース内に充填されコンデンサ素子を埋没させる樹脂とを備え、金属箔ラミネートシートが、前記樹脂に埋没していてなおかつ、前記コンデンサ素子のケースの開口端側面及びその面の周囲面を覆う金属化フィルムコンデンサを提供する。
また、一端が開放されたケースと、このケース内に収納される金属化フィルムを使用したコンデンサ素子と、前記ケース内に充填されコンデンサ素子を埋没させる樹脂とを備え、前記コンデンサ素子の外周が、金属箔ラミネートシートで被覆される金属化フィルムコンデンサを提供する。
また、一端が開放されたケースと、このケース内に収納される金属化フィルムを使用したコンデンサ素子と、前記ケース内に充填されコンデンサ素子を埋没させる樹脂とを備え、前記ケースの開口部分の前記樹脂表面に金属箔ラミネートシートを配置した金属化フィルムコンデンサを提供する。
また、金属箔ラミネートシートは、裁断加工しやすいだけではなく、金属箔ラミネートシートの金属箔は、ラミネートシートにより保護されるので、加工中に金属箔にひび割れ等が発生し難い。また、加工が容易にできるため、製造コストを抑制しながら、耐湿性能を向上させることができる。
また、本発明の金属箔ラミネートシートは、変形しやすいので、巻回または積層形状のコンデンサ素子を覆ったりまたは被覆したりしやすい。
1は、上方に開放しているケースで、金属またはプラスチックからできている。
2は、コンデンサ素子で、2枚の金属化フィルム、すなわち片面にアルミニウム等を蒸着して金属電極を形成した薄い帯状の絶縁フィルム(通常、ポリエステルフィルム)を2枚重ね合わせて所定の回数巻回したものやまたは積層したものであり、その両端面に、銅、亜鉛、アルミニウム、錫、半田等の金属または合金の溶射によって形成されるメタリコン電極を設けたものである。円柱状、または長円形の柱状体に扁平化する。
3は、リード端子で、一端はメタリコン電極に接続し、他端は外部と接続する。
張り合わせるフィルムの材質としては、ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニルなどと、ヒートシール性のポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタアクリル酸共重合体などを使用する。フィルムの厚さは、1ミクロンから300ミクロン程度であるが、特に制約があるわけではない。
金属箔ラミネートシート4に、ヒートシール性の樹脂または接着剤を設けた場合には、コンデンサ素子2、リード端子3またはケース1と融着または接着することにより、金属箔ラミネートシート4を金属化フィルムコンデンサに留めておくことができる。また、金属箔ラミネートシート4の横端部をケース1横側面にヒートシールさせるなどすると、防湿性を向上させることもできる。
図1では、リード端子3の間に金属箔ラミネートシート4を設けているが、リード端子3間でショートしないように、リード端子3部分およびその周辺部分のみをくりぬいた残りは、ケース1開口部全面にわたって金属箔ラミネートシート4を設けるのが、防湿性の向上の点でより好ましい。
コンデンサ素子2の上面と側面を、金属箔ラミネートシート4で覆う構造とした。こうすることにより、ケース1開口部からの防湿性を向上させることができる。
コンデンサ素子2の外周を、金属箔ラミネートシート4で被覆する構造とした。金属化フィルムを巻回してコンデンサ素子としたときに続けて、金属箔ラミネートシート4を表面に巻きつけてもかまわなし、メタリコン電極を設けた後に被覆してもかまわない。金属箔ラミネートシート4の巻きつけ端部は巻き止めシールをする。こうすることにより、ケース1の防湿性が完全でないプラスチックでも、防湿性を向上させることができる。
図5(a)は、金属箔ラミネートシート4の張り合わせ部分6が一箇所の場合を示している。
図5(b)は、金属箔ラミネートシート4の張り合わせ部分6が二箇所の場合を示している。この場合、コンデンサ素子2を複数個同時に、上下2枚の金属箔ラミネートシート4で被覆することができる。その後、張り合わせ部分6の中央付近で切り離される。
2 コンデンサ素子
3 リード端子
4 金属箔ラミネートシート
5 充填樹脂
6 張り合わせ部
Claims (4)
- 一端が開放されたケースと、このケース内に収納される金属化フィルムを使用したコンデンサ素子と、前記ケース内に充填されコンデンサ素子を埋没させる樹脂とを備え、前記コンデンサ素子と前記樹脂上面との間に金属箔ラミネートシートを配置した金属化フィルムコンデンサ。
- 一端が開放されたケースと、このケース内に収納される金属化フィルムを使用したコンデンサ素子と、前記ケース内に充填されコンデンサ素子を埋没させる樹脂とを備え、金属箔ラミネートシートが、前記樹脂に埋没していてなおかつ、前記コンデンサ素子のケースの開口端側面及びその面の周囲面を覆う金属化フィルムコンデンサ。
- 一端が開放されたケースと、このケース内に収納される金属化フィルムを使用したコンデンサ素子と、前記ケース内に充填されコンデンサ素子を埋没させる樹脂とを備え、前記コンデンサ素子の外周が、金属箔ラミネートシートで被覆される金属化フィルムコンデンサ。
- 一端が開放されたケースと、このケース内に収納される金属化フィルムを使用したコンデンサ素子と、前記ケース内に充填されコンデンサ素子を埋没させる樹脂とを備え、前記ケースの開口部分の前記樹脂表面に金属箔ラミネートシートを配置した金属化フィルムコンデンサ。
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