JP2007311294A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】サブコネクタ側の端子の仕様の変更にも、共通のフレームで容易に対応することができ、コストの低減を図れるコネクタを提供する。
【解決手段】挿入した複数の端子60をそれぞれランス52で係止するサブコネクタ50と、サブコネクタを収容するフレーム10と、を有するコネクタにおいて、フレームのサブコネクタ収容凹部11に、サブコネクタ内の端子の正規挿入を検知する検知部材23を着脱自在に設けた。検知部材は、フレーム側の装着部22に対して着脱自在とされ、端子が適正に装着されている場合は、サブコネクタのランス52の可撓空間53に進入することにより、ランスの撓みを規制して端子を二重係止する。
【選択図】図7

Description

本発明は、サブコネクタをフレームに収容する形式のコネクタに関する。
サブコネクタをフレームに収容する形式のコネクタの例として、特許文献1に記載のものが知られている。図14、図15は特許文献1に記載されたコネクタの構成を示し、図14はフレームとサブコネクタの関係を示す側断面図、図15はフレームの正面から見た図である。
このコネクタは、フレーム110と、フレーム110に形成された複数のサブコネクタ収容凹部111にそれぞれ収容されるサブコネクタ150と、からなる。サブコネクタ150は、フレーム110に形成したサブコネクタ収容凹部111に適正に収容した状態で、フレーム110側のロック部121とサブコネクタ150側のロック部122が互いに嵌合することによって、一体に結合される。
サブコネクタ150は、樹脂製のサブコネクタハウジング150Aに形成されたキャビティ151に、後方から端子160を挿入し、各端子160を、可撓性を有するランス152で抜け止め係止したものである。ランス152は、キャビティ151内への端子160の挿入に伴って一旦可撓空間153内へ撓み、次いで、端子160が正規の深さにまで挿入された段階で元の位置へ向けて弾性復帰して、端子160を抜け止め係止する。
フレーム110のサブコネクタ収容凹部111の奥壁には、サブコネクタ150をサブコネクタ収容凹部111に収容するのに伴って、ランス152の可撓空間153内に進入し、それにより、ランス152の撓みを規制して、ランス152による一次係止と共に端子160を二重係止する撓み規制部112が一体形成されている。
この撓み規制部112は、端子160がサブコネクタハウジング150A内の正規の位置に挿入されていることを検知する正規挿入検知部材の役割も果たす。
即ち、端子160が正規の位置まで挿入されていれば、ランス152が元の位置に弾性復帰するので、可撓空間153内に撓み規制部112を進入させることができて、その結果として、サブコネクタ150をフレーム110に適正に嵌合できるが、端子160が正規の位置まで挿入されていない場合は、ランス152が可撓空間153側に撓んでいることにより、撓み規制部112がランス152に干渉し、その結果として、サブコネクタ150をフレーム110に適正に嵌合できず、そのことによって端子160の正規挿入が検知できるからである。
特開2002−170622号公報
ところで、特許文献1に記載された従来のコネクタでは、端子160の正規挿入を検知する機能を持つ撓み規制部112をフレーム110に一体的に形成していたので、サブコネクタ150側の構成の変更に対応させて、自由に検知部(撓み規制部112)の構成を変更することまではできなかった。従って、外形寸法が同じサブコネクタを扱う場合であっても、サブコネクタの内部仕様の違いに応じて専用のフレームを用意しなくてはならず、サブコネクタに対し、大型部品であるフレーム部品点数が増えてコスト高になるという問題があった。
即ち、この種のコネクタは、車両の電装回路の仕様に応じ、サブコネクタの仕様を自由に選択して組み合わせることにより、目的に合った1個のコネクタを作れるという利点があり、例えば、オプション回路に応じて、サブコネクタの端子の種類や配列を自由に組み替えるということが考えられる。しかし、サブコネクタ内部の端子の仕様を変更すると、フレームに設けた検知部として機能する撓み規制部も、それに応じて作り変えないといけないため、余計なコストがかかるという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮し、サブコネクタ側の端子の仕様の変更にも、共通のフレームで容易に対応することができ、コストの低減を図れるコネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、挿入した複数の端子をそれぞれランスで係止するサブコネクタと、該サブコネクタを収容するフレームと、を有するコネクタにおいて、前記フレームのサブコネクタ収容部に、前記サブコネクタ内の端子の正規挿入を検知する検知部材を着脱自在に設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のコネクタであって、前記検知部材が、前記サブコネクタ側に仮係止可能とされていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のコネクタであって、前記検知部材が、前記サブコネクタのランスの可撓空間に進入することにより、該ランスの撓みを規制して、該ランスによる一次係止と共に端子を二重係止するものとして構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタであって、前記フレームのサブコネクタ収容部に、前記検知部材を着脱自在に装着するための装着部が一体に設けられており、この装着部自体が、前記検知部材として機能を発揮し得る最小形状を有していることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタであって、前記フレームに、仕切壁を介して複数のサブコネクタ収容部が設けられており、前記仕切壁に、前記検知部材を着脱自在に装着するための装着部が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、フレームのサブコネクタ収容部に、サブコネクタ内の端子の正規挿入を検知する検知部材を設けているので、フレームにサブコネクタを収容する際に、サブコネクタ側の端子が正規に挿入されているか、半挿入(不正規な挿入)であるかを検知することができる。即ち、サブコネクタ内の端子が半挿入であると、検知部材がサブコネクタ側に干渉することにより、それ以上のサブコネクタの挿入を阻止する。従って、そのことにより、作業者は、サブコネクタ内の端子装着位置に異常があることを認識することができる。一方、サブコネクタ内の端子が正規挿入されていると、検知部材はサブコネクタ側に干渉しなくなる。従って、サブコネクタをフレーム内の適正位置までスムーズに挿入できることによって、作業者は、サブコネクタ内の端子の装着が適正に行われていることを認識することができる。
また、本発明では、前記検知部材を、フレームのサブコネクタ収容部に着脱自在に設けているので、収容すべきサブコネクタ側の構成に対応させて、検知部材の種類や配置を適宜に変更することができる。例えば、サブコネクタ側の構成は、外形寸法が同一であっても(つまりフレームに同じように収容できるものであっても)、内部の端子の種類や配列が異なる場合がある。そのような場合、フレーム側に設けた検知部材が一様のものであると、全部の場合に対応することは難しく、サブコネクタ側の構成の違い(つまり端子の種類や配列の違い)ごとに専用のフレームを用意せざるを得ない。しかし、本発明では、サブコネクタ側の構成に対応させて、検知部材の種類や配置を自由に変えることができる。従って、共通のフレームを使用しながら、構成の違う複数種のサブコネクタの端子の正規挿入を検知することができ、部品点数の削減に寄与することができる。また、フレーム側に検知部材を着脱自在に設けるので、サブコネクタ側の構成の簡略化を図ることもできる。
請求項2の発明によれば、検知部材をサブコネクタ側に仮係止することも出来るので、予め先に端子の正規嵌合を確認しておくことも出来、サブコネクタの組み立て段階において、サブコネクタに検知部材を仮係止させることにより、その端子の正規挿入を検知することができる。従って、半挿入の端子があると、フレームにサブコネクタを収容するまでの工程(例えば、搬送途中など)において、端子の脱落を起こす心配があるが、正規挿入を確認しておくことにより、途中での端子の脱落を無くすことができる。なお、この予めサブコネクタ側に仮係止しておいた検知部材は、サブコネクタをフレームに収容した段階で、決められたフレーム側の装着部に装着されることになる。
請求項3の発明によれば、端子の正規挿入を検知する検知部材によって、端子を二重係止することができるので、端子の保持力の向上を図ることができる。また、検知部材がサブコネクタ側に仮係止できるように構成されている場合には、予め先に検知部材をサブコネクタのランスの撓み空間内に進入させておくことによって、ランスの撓みを規制することができるので、端子の脱落をより確実に防止することができる。
請求項4の発明によれば、特定の端子に関しては、フレームに一体化された装着部自体で、端子の正規挿入を検知することができる。例えば、小さい端子と大きい端子をサブコネクタに組み込む場合、小さい端子に関しては、装着部自体で端子の正規挿入の検知ができるようにしておき、大きい端子に関しては、装着部に装着した検知部材で端子の正規挿入の検知ができるようにしておく。そうすることにより、大きい端子に関してだけ、検知部材を装着することにより、端子の正規挿入を検知することができ、小さい端子に関しては、検知部材を装着せずに、端子の正規挿入を検知することができる。
また、使用頻度の高い端子について、最小形状の装着部で、端子の正規挿入が検知できるようにしておけば、その端子に関しては、敢えて検知部材を装着することなく、端子の正規挿入を検知することができるので、検知部材の装着の手間が省ける。
請求項5の発明によれば、仕切壁の設け方によって、複数のサブコネクタを多様な向きでフレームに装着することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態のコネクタを構成するフレームの正面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3は実施形態のコネクタを構成するサブコネクタの端子半挿入状態のときの断面図、図4はフレームにサブコネクタを挿入した状態を示す背面図、図5は図4のV−V矢視断面図である。
図1〜図5に概略を示すように、この実施形態のコネクタは、フレーム10と、フレーム10のサブコネクタ収容凹部11に収容される単数または複数のサブコネクタ50とから構成されている。サブコネクタ50は、主要部品としてのサブコネクタハウジング50Aと、サブコネクタハウジング50Aに収容される複数の端子(図示例では雄端子)60とから構成される。端子60は、電線Wの端末に接続された状態で、後方からサブコネクタハウジング50Aに挿入される。
サブコネクタハウジング50Aには、後方から端子60を挿入し得る複数のキャビティ51と、後方から挿入された端子60の係合部61に係合して、端子60を後方へ抜け止めする可撓性を有したランス52と、を有する。ランス52の隣りには、端子60の挿入時にランス52が撓むための可撓空間53が確保されており、各可撓空間53は前方に向けて開放している。
フレーム10には、前後方向に貫通したサブコネクタ収容凹部11が形成され、サブコネクタ収容凹部11の内部に、サブコネクタ50内の端子60の正規挿入を検知する検知部材13が着脱自在に設けられている。この場合、フレーム10のサブコネクタ収容凹部11内には、検知部材13を着脱自在に装着するための装着部12が一体に形成されており、その装着部12に、必要に応じて検知部材13が装着されている。
この検知部材13は、サブコネクタ50をフレーム10に収容した際に、サブコネクタ50の可撓空間53内に進入し、それによりランス52の撓みを規制して、ランス52による一次係止と共に端子60を二重係止する撓み規制部材としての機能も発揮できるように配置されている。
図1のAは検知部材13を取り付けた部分を示し、図4のBおよび図5のCは、検知部材13が端子の半挿入を検知した部分を示す。
このように、フレーム10のサブコネクタ収容凹部11に、サブコネクタ50内の端子60の正規挿入を検知する検知部材13を設けた場合、フレーム10にサブコネクタ50を収容する際に、サブコネクタ50側の端子60が正規に挿入されているか、半挿入(不正規な挿入)であるかを容易に検知することができる。
例えば、図3に示すように、サブコネクタ50に収容された端子60が半挿入であると、図4に示すように、検知部材13の先端がサブコネクタ50内のランス52に突き当たることにより、それ以上のサブコネクタ50の挿入を阻止する。従って、そのことにより、作業者は、サブコネクタ50内の端子60の装着位置に異常があることを認識することができる。
一方、サブコネクタ50内の端子60が正規の位置まで挿入されていると、検知部材13はサブコネクタ50側に干渉しなくなる。つまり、ランス52の可撓空間53内に検知部材13の先端が進入することによって、ランス52と突き当たらなくなる。従って、サブコネクタ50をフレーム10内の適正位置までスムーズに挿入できることによって、作業者は、サブコネクタ50内の端子60の装着が適正に行われていることを認識することができる。
また、この実施形態のコネクタの場合、端子60の正規挿入を検知する検知部材13が、可撓空間53内に進入することによって、ランス52の撓みを規制するので、端子60をランス52と共に二重係止することができる。従って、端子60の保持力の向上を図ることができる。
また、基本的には、フレーム10側に検知部材13を着脱自在に設けているので、サブコネクタ50側の構成の簡略化を図ることができる。
また、このコネクタでは、前記の検知部材13を、フレーム10のサブコネクタ収容凹部11に形成した装着部12に着脱自在に設けているので、フレーム10に収容すべきサブコネクタ50側の構成に対応させて、検知部材13の種類や配置を適宜に変更することができる。例えば、サブコネクタ50側の端子60として、大きい端子と小さい端子を一緒に搭載する場合、大きい端子に対向した箇所には大きい検知部材13を装着し、小さい端子に対応する箇所には小さい検知部材13を装着すれば、フレーム10を共通にしながら、サブコネクタ50側の端子60の仕様変更にも容易に対応でき、部品点数の削減に寄与することができる。
この場合、後で詳しく述べるが、装着部12自体を、小さい端子の正規挿入検知部材として機能させるようにしておけば、その装着部12については、検知部材13を敢えて装着する必要が無くなる。
<第2実施形態>
次に、装着部と検知部材の形状をより具体化した第2実施形態について説明する。
図6はその一例を示す斜視図、図7はその装着部と検知部材を備えたフレーム10にサブコネクタ50を嵌合した状態を示す断面図である。
図6に示す例では、装着部22が、帯板状の横板部22aと、その基端側の下面の縦リブ22bと、からなる断面T字形に形成されている。また、検知部材23は、装着部22の横板部22aの上に載る基板部23aと、その両側縁に垂設されることで、装着部22の横板部22aの嵌合孔23cを形成する断面L字形の一対の側壁23bと、を有しており、両側壁23bの先端間に、装着部22の縦リブ22bの入る溝23dが確保されている。
この検知部材23を装着部22にスライド嵌合させることにより、フレーム10に検知部材23をガタツキなく取り付けることができる。その状態で、サブコネクタ50をフレーム10のサブコネクタ収容凹部11に嵌合させることにより、サブコネクタ50内の端子60が適正位置に装着されているかどうかを判断することができる。また、適正位置に装着されている場合は、検知部材23の基板部23aの先端が、サブコネクタ50のランス52の可撓空間53に進入することで、ランス52の撓みを規制して、端子60の二重係止を行う。
<第3実施形態>
図8は第3実施形態における、装着部22Aと検知部材23の抜け止め構造を示す説明図である。
装着部22Aは、横板部22aと縦リブ22bとを有する断面T字形をなしており、横板部22aの基端側両側縁22c間の寸法(横板部22aの幅)D1が、検知部材23の嵌合孔23cの幅寸法D2より僅かに小さく設定され、それにより、検知部材23が装着部22Aに締まり嵌めするようになっている。このように締まり嵌めの嵌合により、検知部材23を確実に抜け止めすることができる。なお、挿入がたやすくできるように、横板部22aの先端側両側縁に傾斜22dを設けてある。
<第4実施形態>
図9は第4実施形態における、装着部22Bと検知部材23の抜け止め構造を示す説明図である。
装着部22Bは、横板部22aと縦リブ22bとを有する断面T字形をなしており、横板部22aの先端下面に、検知部材23の嵌合孔23cの後端に係合する係合突起22eが設けられている。検知部材23の側壁23bは、係合突起22eを通過する間、嵌合孔23cを開く方向に撓み変形することになり、係合突起22eが嵌合孔23を抜けた段階で、弾性復帰して側壁23bの後端縁に係合し、それにより、検知部材23を確実に抜け止めされる。
<第5実施形態>
以上においては、検知部材23を予めフレーム10に装着しておく場合について述べたが、図10に示す第5実施形態のように、検知部材23Aをサブコネクタ50側に先付けしておくこともできる。即ち、その場合は、検知部材23Aに係止突起23eを設けておき、検知部材23Aの先端をランス52の可撓空間53に挿入した状態で、係止突起23aにより仮係止できるようにする。
このように、検知部材23Aをサブコネクタ50側に仮係止可能とした場合は、予め先に確認しておく必要のある端子60に関しては、サブコネクタ50の組み立て段階において、サブコネクタ50に検知部材23Aを先付けしておくことにより、その端子60の正規挿入を検知することができる。
従って、半挿入の端子60があると、フレーム10にサブコネクタ50を収容するまでの工程(例えば、搬送途中など)において、端子60の脱落を起こす心配があるが、正規挿入を確認しておくことにより、途中での端子60の脱落を無くすことができる。
なお、この予めサブコネクタ50側に仮係止しておいた検知部材23Aは、サブコネクタ50をフレーム10に収容した段階で、決められたフレーム10側の装着部12に装着されることになる。
また、このように検知部材23Aがサブコネクタ50側に仮係止できるように構成されている場合には、予め先に検知部材23Aをサブコネクタ50のランス52の撓み空間53内に進入させておくことによって、ランス52の撓みを規制することができるので、端子60の脱落をより確実に防止することができる。
図11は、第5実施形態のように、検知部材23Aをサブコネクタ50側に予め仮係止させておくと、どのように有利なことがあるかを説明するために示すコネクタの組立工程図である。
この工程例では、両端に端子60A、60B、68A、68Bの付いた電線WA、WBを、工程を違えてコネクタにセットする場合を示している。
図11(a)の工程でサブコネクタ50を用意し、所定のキャビティ51に最初に組み付ける電線WAの端子60Aを装着する。次に、図11(b)の工程で、検知部材23Aを先付けし、これにより、端子60Aの正規挿入を判断すると共に、端子60Aを二重係止する。
次いで、図11(c)の工程で反対側のコネクタ69に端子68Aを組み付け、図11(d)の工程で電線WBの端子60Bをサブコネクタ50に組み付ける。そして、最後に図11(e)の工程で、予め残りの装着部22に検知部材23を取り付けたフレーム10のサブコネクタ収容凹部11に、サブコネクタ50を嵌合する。
こうすることにより、フレーム10に予め装着してある検知部材23によって、残りの端子60Bの正規挿入を検知できると共に、それらの端子60Bを二重係止することができる。なお、先付けしてある検知部材23Aは、フレーム10側の装着部22に嵌まる。
以上の図11(b)〜(d)の工程においては、検知部材23Aを先付けしてあることによって、端子60Aの抜け止めを確実に行うことができる。
<第6実施形態>
図12は、第6実施形態の説明図で、装着部22自体を、検知部材として機能を発揮し得る最小形状のものとして構成した例を示している。この例のように、特定の端子60Cに関しては、フレーム10に一体化された装着部22自体で、端子60Cの正規挿入を検知するように構成することができる。また、サブコネクタ50Cのランス52Cの可撓空間53C内に進入させることによって、ランス52Cの撓み規制を行うことができる。
例えば、小さい端子と大きい端子をサブコネクタ50Cに組み込む場合、小さい端子60Cに関しては、装着部22自体で端子60Cの正規挿入の検知ができるようにしておき、大きい端子60に関しては、装着部22に装着した検知部材23で端子60の正規挿入の検知ができるようにしておく(図7参照)。
そうした場合、大きい端子60に関してだけ、検知部材23を装着することにより、端子60の正規挿入を検知することができ、小さい端子60Cに関しては、検知部材23を装着せずに、端子60Cの正規挿入を検知することができる。
また、使用頻度の高い端子について、最小形状の装着部22で、端子60Cの正規挿入が検知できるようにしておけば、その端子60Cに関しては、敢えて検知部材23を装着することなく、端子60Cの正規挿入を検知することができるので、検知部材23の装着の手間が省ける。
<第7実施形態>
図13は第7実施形態のコネクタのフレームの概略を示す。
このコネクタでは、フレーム10Dに、仕切壁11kを介して複数のサブコネクタ収容凹部11が設けられており、仕切壁11kに、検知部材13を着脱自在に装着するための装着部12が設けられている。
このように、仕切壁11kに検知部材13の装着部12を配置した場合、仕切壁11kの設け方によって、複数のサブコネクタを多様な向きでフレーム10Dに装着することができる。
本発明の第1実施形態のコネクタを構成するフレームの正面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 第1実施形態のコネクタを構成するサブコネクタの端子半挿入状態のときの断面図である。 第1実施形態のコネクタを構成するフレームにサブコネクタを挿入した状態を示す背面図である。 図4のV−V矢視断面図である。 本発明の第2実施形態における装着部と検知部材の関係を示す斜視図である。 同第2実施形態の側断面図である。 本発明の第3実施形態における装着部と検知部材の関係を示す平面図である。 本発明の第4実施形態における装着部と検知部材の関係を示す構成図で、(a)は側面図、(b)は嵌合時の後面図である。 本発明の第5実施形態の側断面図である。 (a)〜(e)は第5実施形態の有用性を説明するための工程図である。 本発明の第6実施形態の側断面図である。 本発明の本発明の第7実施形態のフレームの正面図である。 従来例の断面図である。 従来例のフレームの背面図である。
符号の説明
60,60A,60B,60C 端子
10,10D フレーム
11 サブコネクタ収容凹部
12,22,22A,22B 装着部
13,23,23A 検知部材
50,50C サブコネクタ
52,52C ランス
53,53C 可撓空間

Claims (5)

  1. 挿入した複数の端子をそれぞれランスで係止するサブコネクタと、該サブコネクタを収容するフレームと、を有するコネクタにおいて、
    前記フレームのサブコネクタ収容部に、前記サブコネクタ内の端子の正規挿入を検知する検知部材を着脱自在に設けたことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記検知部材が、前記サブコネクタ側に仮係止可能とされていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1または2に記載のコネクタであって、
    前記検知部材が、前記サブコネクタのランスの可撓空間に進入することにより、該ランスの撓みを規制して、該ランスによる一次係止と共に端子を二重係止するものとして構成されていることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記フレームのサブコネクタ収容部に、前記検知部材を着脱自在に装着するための装着部が一体に設けられており、この装着部自体が、前記検知部材として機能を発揮し得る最小形状を有していることを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記フレームに、仕切壁を介して複数のサブコネクタ収容部が設けられており、前記仕切壁に、前記検知部材を着脱自在に装着するための装着部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
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