JP2007311222A - 燃料電池システム及び燃料電池システムを搭載した車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、燃料電池システムに関し、燃料電池の水素漏れが発生した場合に、漏洩した水素の流動を制御することのできる燃料電池システム、または該燃料電池システムを搭載した車両を提供することを目的とする。
【解決手段】燃料ガスの供給を受けて発電を行う燃料電池と、熱媒流体を加熱する熱源装置と、前記熱媒流体を前記燃料電池と前記熱源装置との間で流動させる熱媒流体流動手段と、前記燃料ガスが前記熱媒流体に混入したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定に基づいて、前記熱媒流体流動手段による前記熱媒流体の流動を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料電池システム及び燃料電池システムを搭載した車両に関する。
燃料電池は、電解質膜を挟んでアノードとカソードが配置された構造を有している。アノードに水素を含むアノードガスが接触し、カソードに空気などの酸素を含むカソードガスが接触することによって、両電極で電気化学反応が起こり、両電極間に電圧が発生する仕組みになっている。
このような燃料電池を車両等の移動体に搭載し、駆動用電源として使用する場合には、周囲環境の変化に影響されず安定した出力を提供することが必要となる。しかしながら、燃料電池は低温時(特に氷点下)の性能が極端に低下することが知られている。つまり、燃料電池の内部には多くの水分が含まれているため、寒冷地等の低温環境下においては、これらが凝固し発電反応を行うことができない可能性がある。
このような事態を防止するため、従来、例えば特開2005−285347号公報に開示されるように、燃料電池車両の外部から熱媒を供給して、車両に搭載された燃料電池を暖機することのできるシステムが開示されている。このシステムによれば、外部から熱媒を供給するため、車両の電力を消費することなく、また、車両の構成を簡略化して、燃料電池の暖機を行うことができ、低温環境下においても効率よく車両を始動することが可能となる。
特開2005−285347号公報 特開2004−40950号公報 特開2005−317410号公報
ところで、上述した燃料電池を暖機するための方法としては、加熱された熱媒体を外部から供給することが考えられる。つまり、車両の停車時に、例えば、暖房により暖められた外部施設等の熱源空間の空気、或いは温水等の流体を熱媒体として、燃料電池に熱を供給することとすれば、簡易な構成にて燃料電池に熱エネルギが供給され、効率よく燃料電池の暖機を行うことできる。
しかしながら、このような構成により燃料電池に熱エネルギを供給することとすると、燃料電池の周囲、或いは内部に熱媒体が流動することとなる。このため、燃料電池から燃料ガスである水素が漏れた場合に、漏洩した水素が熱媒流体内に混入してしまう可能性があった。かかる事態が発生すると、水素が熱媒流体と共に燃料電池の外部に流動するため、外部機器、或いは外部環境等に悪影響を与えてしまう可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、燃料電池の水素漏れが発生した場合に、漏洩した水素の流動を制御することのできる燃料電池システム、または該燃料電池システムを搭載した車両を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、燃料電池システムであって、
燃料ガスの供給を受けて発電を行う燃料電池と、
熱媒流体を加熱する熱源装置と、
前記熱媒流体を前記燃料電池と前記熱源装置との間で流動させる熱媒流体流動手段と、
前記燃料ガスが前記熱媒流体に混入したか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定に基づいて、前記熱媒流体流動手段による前記熱媒流体の流動を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記熱媒流体流動手段は、
前記熱源装置の熱媒流体を前記燃料電池に導入する導入通路と、
前記燃料電池の熱媒流体を前記熱源装置に排出する排出通路と、
前記排出通路に配置され、前記燃料電池と前記熱源装置との連通を遮断する遮断手段と、を含み、
前記制御手段は、
前記判定手段により前記燃料ガスが前記熱媒流体に混入したと判定された場合に、前記遮断手段により前記排出通路の前記燃料電池と前記熱源装置との連通を遮断することを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明において、
前記熱媒流体は空気であり、
前記熱媒流体流動手段は、
前記熱源装置で加熱された空気を、前記燃料電池の周囲空間と前記熱源装置との間で流動させることを特徴とする。
また、第4の発明は、第3の発明において、
前記熱媒流体流動手段は、
前記排出通路の前記遮断手段の上流に配置され、前記燃料電池と外部空間との連通を形成する排出通路外部連通手段を更に含み、
前記制御手段は、
前記判定手段により前記燃料ガスが前記熱媒流体に混入したと判定された場合に、前記排出通路外部連通手段により前記排出通路を外部空間と連通させることを特徴とする。
また、第5の発明は、第4の発明において、
前記排出通路の前記遮断手段の上流に配置され、前記燃料ガスを希釈する希釈手段を更に備えることを特徴とする。
また、第6の発明は、第4または5の発明において、
前記熱媒流体流動手段は、
前記導入通路の連通元を前記熱源装置から外部空間に切り替える導入通路切り替え手段を更に含み、
前記制御手段は、
前記判定手段により、前記燃料ガスが前記熱媒流体に混入したと判定された場合に、前記導入通路切り替え手段により、前記導入通路の連通元を外部空間に切り替えることを特徴とする。
また、第7の発明は、第1または2の発明において、
前記熱媒流体は液体であり、
前記熱媒流体流動手段は、
前記熱源装置で加熱された液体を、前記燃料電池の内部に形成された冷却媒体流路と前記熱源装置との間で流動させることを特徴とする。
また、第8の発明は、第1乃至7の何れかの発明において記載された燃料電池システムを搭載した車両であることを特徴とする。
第1の発明によれば、燃料電池と熱源装置との間で熱媒流体を流動させ、燃料電池の暖機を行うことのできる燃料電池システムにおいて、燃料電池に供給されている燃料ガスが漏洩し熱媒流体に混入した場合に、かかる熱媒流体の流動を制御することができる。このため、本発明によれば、燃料電池から漏洩した燃料ガスの流動を効果的に制御することができ、漏洩した燃料ガスが外部に与える悪影響を効果的に抑制することができる。
第2の発明によれば、熱源装置にて加熱された熱媒流体を、導入通路および排出通路を介して燃料電池に循環させ、燃料電池の暖機を行うことのできる燃料電池システムにおいて、燃料電池に供給されている燃料ガスが漏洩し熱媒流体に混入した場合に、排出通路を遮断することができる。このため、本発明によれば、燃料電池から漏洩した燃料ガスが排出通路を介して熱源装置に排出されることを効果的に抑制することができる。
第3の発明によれば、熱源装置にて加熱された空気を熱媒流体として、燃料電池の周囲空間と熱源装置との間で流動させる。このため、本発明によれば、燃料電池に供給されている燃料ガスが漏洩し熱媒空気に混入した場合に、熱媒空気の流動を効果的に制御することができ、漏洩した燃料ガスが外部に与える悪影響を効果的に抑制することができる。
第4の発明によれば、熱源装置にて加熱された熱媒空気を、導入通路および排出通路を介して燃料電池に循環させ、燃料電池の暖機を行うことのできる燃料電池システムにおいて、燃料電池に供給されている燃料ガスが漏洩し熱媒空気に混入した場合に、排出通路を外部空間と連通させることができる。このため、本発明によれば、燃料電池から漏洩した燃料ガスが排出通路を介して外部空間に排出されるため、燃料電池から漏洩した燃料ガスが排出通路を介して熱源装置に排出されることを効果的に抑制することができる。
第5の発明によれば、燃料電池から漏洩した燃料ガスが排出通路を介して外部空間に排出される場合において、漏洩した燃料ガスは、排出通路に配置された希釈手段により希釈された後に外部空間に排出される。このため、本発明によれば、燃料電池から漏洩した燃料ガスが高濃度で外部空間に排出されることを効果的に抑制することができる。
第6の発明によれば、燃料電池に供給されている燃料ガスが漏洩し熱媒空気に混入した場合に、燃料電池の周囲空間に外部空間から空気を導入することができる。このため、本発明によれば、燃料電池の周囲空間の換気を効果的に行うことができる。
第7の発明によれば、熱源装置にて加熱された液体を熱媒流体として、燃料電池の内部に形成された冷却媒体流路と熱源装置との間で流動させる。このため、本発明によれば、燃料電池に供給されている燃料ガスが漏洩し熱媒空気に混入した場合に、熱媒空気の流動を効果的に制御することができ、漏洩した燃料ガスが外部に与える悪影響を効果的に抑制することができる。
第8の発明によれば、第1乃至7の発明の燃料電池システムが燃料電池を動力源とする車両に搭載される。このため、本発明によれば、第1乃至7の発明の効果を該車両に搭載された燃料電池システムによって実現することができる。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1の燃料電池システムの構成を説明するための図である。図1に示すとおり、燃料電池車両10は、燃料電池スタック12を備えている。燃料電池スタック12は、燃料電池スタック12を保温するための保温容器14の内部に収容されている。また、燃料電池スタック12近傍には、燃料電池スタック12の温度を検知するための温度センサ16が配置されている。また、保温容器14には、燃料電池スタック12の燃料である水素が保温容器14内部に漏れたことを検知する水素センサ18が配置されている。
また、燃料電池車両10はECU(Electronic Control Unit)20を備えている。上述した温度センサ16、および水素センサ18等の出力はECU20に供給される。ECU20は燃料電池車両10の制御を総合的に行う他、後述する燃料電池スタック12の暖機制御、および外部機器への情報の通信等を行う。
一方、図1に示す燃料電池システムは、外部施設30の内部空気を燃料電池車両10の備える保温容器14内部に導入するための導入通路32、および保温容器14内部から排出される空気を外部施設30に戻すための排出通路34を備えている。導入通路32、および排出通路34は、燃料電池車両10の発電停止時に必要に応じて保温容器14に接続され、外部施設30の内部空気を循環させるための経路(以下、「循環経路」と称す)が形成される。
導入通路32には、送風ファン36が配置されており、外部施設30内の空気が導入通路32を介して保温容器14内部に導入されると共に、保温容器14から排出された空気が排出通路34を介して外部施設30内に導入される。導入通路32、及び排出通路34にはそれぞれ導入バルブ38、および排出バルブ40が配置されており、それぞれ通路の開閉を行うことができる。
また、導入通路32の導入バルブ38下流、および排出通路34の排出バルブ40上流には、他端が外部に開放された外気側導入通路42、および外気側排出通路44がそれぞれ接続されている。外気側導入通路42、および外気側排出通路44にはそれぞれ外気側導入バルブ46および外気側排出バルブ48が配置されており、必要に応じて導入通路32、或いは排出通路34と外部雰囲気との連通状態を形成することができる。
また、該燃料電池システムは、送風ファン36、各種バルブを駆動するための電源50、外部施設30内部を暖める暖房装置52、およびこれらを制御する制御装置54を備えている。燃料電池システムが燃料電池車両10に接続されると、制御装置54は燃料電池車両10の備えるECU20と接続され、情報の通信が可能となる。制御装置54は、ECU20から供給される情報に基づいて、外部施設30内の温度、送風ファン36、及び上記各種バルブの制御を行う。
[実施の形態1の動作]
次に、図1および2を参照して、燃料電池スタック12の暖機制御の動作について説明する。図1の燃料電池車両10の燃料電池スタック12は発電が停止されており、燃料電池システムの導入通路32、および排出通路34は、保温容器14に接続されている状態を示している。また、燃料電池車両10と燃料電池システムが接続されると、車両側のECU20と燃料電池システム側の制御装置54との間で情報の通信が可能となる。
図2は、燃料電池車両10と燃料電池システムが接続された場合のブロック図を示している。図2に示すとおり、車両側ECU20と燃料電池システム側の制御装置54との間には、通信経路が形成されている。このため、車両側ECU20は、温度センサ16、水素センサ18等の各種センサから供給される出力信号を、かかる通信経路を通じて制御装置54に供給することができる。そして、制御装置54はこれらの出力信号に基づいて、暖房装置52、送風ファン36、及び各種バルブを制御し、後述する燃料電池スタック12の温度制御、および熱源空間への水素の流入を防止するための制御を行うことが可能となる。
図1に示すとおり、燃料電池スタック12の発電が停止された後においては、燃料電池スタック12の温度は外気温に応じて低下する。このため、気温が0℃以下となるような低温環境下においては、燃料電池スタック12内部の水分が凍結し、発電反応を行うことができない可能性がある。このため、燃料電池スタック12の発電を再開する場合においては、燃料電池スタック12が発電反応を行うことができる程度の温度(例えば、10〜20℃程度)まで暖機される必要がある。
そこで、本実施の形態では、外部施設30において暖められた空気を熱媒体として使用する。ここで、外部施設30(例えば、家屋等)は暖房装置52を備えており、制御装置54により所望の温度に制御されている。このため、燃料電池スタック12の保温容器14内に外部施設内の暖かい空気を循環させることとすれば、効率よく燃料電池スタック12に熱エネルギを供給することが可能となる。
図1に示す燃料電池システムでは、先ず、燃料電池スタック12近傍に配置されている温度センサ16によって、燃料電池スタック12の温度が検出される。そして、所定の最低温度(例えば、10℃)以下と判断された場合には、外気側導入バルブ46、および外気側排出バルブ48が閉弁された状態で、導入バルブ38、及び排出バルブ40が開弁されると共に、送風ファン36が駆動される。これにより、外部施設30内の暖気が導入通路32を介して燃料電池車両10の備える保温容器14内部に導入され、燃料電池スタック12に熱エネルギを供給した後、排出通路34を介して再び外部施設30内に戻される。
また、燃料電池スタック温度が所定値以上に暖機されている場合には、これ以上暖機制御を継続する必要がないと判断され、送風ファン36が停止されると共に、導入バルブ38、及び排出バルブ40が閉弁される。このように、燃料電池スタック12の暖機制御においては、燃料電池車両10の停止時にこれらの動作が繰り返され、燃料電池スタック12の温度を、常に再始動可能な温度領域に保つことができる。
[本実施の形態1における特徴的動作]
次に、図1を参照して、本実施の形態の特徴的動作である、燃料電池スタック12の暖機制御を実行中に燃料電池スタック12の水素漏れが発生した場合の動作について説明する。上述したとおり、燃料電池スタック12の暖機制御が行われている期間においては、外部施設30内の暖かい空気が燃料電池スタック12の周囲に導入されることにより、熱エネルギが燃料電池スタックに供給されている。
ここで、本実施の形態の燃料電池システムは排出通路34を備えており、保温容器14内に導入された空気を再び外部施設30内に循環させ、熱効率を向上させることとしている。このため、燃料電池スタック12の水素漏れが発生した場合においては、保温容器14内に水素が混入し、排出通路34を介して外部施設30内に水素が流入することが考えられる。
このため、本実施の形態においては、燃料電池スタック12の水素漏れが発生した場合に、水素を含む空気を外気側排出通路44から外部空間へ排出することとする。これにより、燃料電池スタック12から漏れた水素が外部施設30内に導入されることを効果的に抑制することができる。
[実施の形態1における具体的処理]
図3は、この発明の実施の形態1において、燃料電池スタック12の暖機制御中に制御装置54が漏洩した水素を外部空間に排出するために実行するルーチンを示すフローチャートである。図3のルーチンは、燃料電池スタック12の暖機制御中に繰り返し実行されるルーチンである。図3に示すルーチンでは、先ず、燃料電池スタック12の暖機が必要であるか否かが判断される(ステップ100)。ここでは、具体的には、温度センサ16の出力がECU20を介して制御装置54に供給される。制御装置54は供給された信号に基づいて、燃料電池スタック12の温度が所定の暖機完了温度に達しているか否かを判断する。
上記ステップ100において燃料電池スタック12の暖機が必要であると判断された場合には、先ず、外部からの冷気の流入を防止する処理が実行される(ステップ102)。ここでは、具体的には、外気との連通状態を制御する外気側導入バルブ46、および外気側排出バルブ48が閉弁される。次に、外部施設30から保温容器14への空気の循環系路を形成する処理が実行される(ステップ104)。ここでは、具体的には、導入バルブ38、および排出バルブ40が開弁され、導入通路32および排出通路34により循環経路が形成される。
次に、循環経路を通じて外部施設30内の空気を循環させる処理が実行される(ステップ106)。ここでは、具体的には、導入通路32内に配置された送風ファン36が作動される。外部施設30内は暖房装置52により所望の温度に制御されている。このため、外部施設30内の暖かい空気が保温容器14内に供給され、燃料電池スタック12に熱エネルギが供給される。
図3に示すルーチンにおいては、次に、燃料電池スタック12から水素漏れが発生しているか否かが判断される(ステップ108)。ここでは、具体的には、水素センサ18の出力が検出され、保温容器14内部に水素が混入しているか否かが判断される。水素漏れが発生していないと判断された場合には、本ルーチンの以下に示す制御を行う必要がないと判断され、本ルーチンは速やかに終了する。
上記ステップ108において水素漏れが発生していると判断された場合には、次に、水素が混入された空気を循環経路から外部空間に排出する処理が実行される(ステップ108)。ここでは、具体的には、排出バルブ40が閉弁され、外気側排出バルブ48が開弁される。これにより、排出通路34において外部施設30との連通状態が閉鎖され、替わりに外部空間との連通状態が形成され、水素が混入された空気を外部空間に排出することができる。
一方、上記ステップ100において燃料電池スタック12の暖機が必要ないと判断された場合には、保温容器14内に外部施設30内の暖かい空気を循環させる必要がないと判断され、空気の循環を停止する処理が実行される。ここでは、具体的には、先ず、外部からの冷気の流入を防止する処理が実行される(ステップ112)。ここでは、外気との連通状態を制御する外気側導入バルブ46、および外気側排出バルブ48が閉弁される。次に、保温容器14と外部施設30との連通状態を遮断するための処理が実行される。ここでは、導入バルブ38、および排出バルブ40が閉弁される(ステップ114)。また、同時に空気を循環させる送風ファンが停止される(ステップ116)。
次に、燃料電池スタック12から水素漏れが発生しているか否かが判断される(ステップ118)。ここでは、具体的には、図3に示すステップ108と同様の処理が実行される。水素漏れが発生していないと判断された場合には、本ルーチンの以下に示す制御を行う必要がないと判断され、本ルーチンは速やかに終了する。
上記ステップ118において水素漏れが発生していると判断された場合には、次に、密閉された保温容器14内の空気を換気する処理が実行される。上述したとおり、燃料電池スタック12の暖機が完了している状態においては、保温容器14は密閉されている。このため、ここでは、具体的には、外気側導入バルブ46、および外気側排出バルブ48が開弁され、外気との連通状態が導入通路32、および排出通路34に形成される(ステップ120)。次いで、導入通路32に配置された送風ファン36が作動される(ステップ122)。外気側導入通路42から吸入された外気は、保温容器14を介して外気側排出通路44から排出される。これにより、保温容器14内の水素が混入された空気を効果的に換気することができる。
以上説明したとおり、実施の形態1のシステムは、燃料電池スタック12に水素漏れが発生していると判断された場合に、循環経路の連通先を外部施設30から外部空間へと切り替える。これにより、循環経路内に混入した水素が外部空間へ排出され、水素がシステム内を循環することを効果的に抑制することが可能となる。また、燃料電池スタック12の暖機が完了している場合には、外気の吸入および排出を行うことにより、燃料電池スタック12の周囲を効果的に換気することができる。
ところで、上述した実施の形態においては、通路の開閉を行う導入バルブ38と外気側導入バルブ46とを制御することにより、導入通路32の連通元を切り替えることとしているが、導入通路32の切り替え方法はこれに限定されない。すなわち、導入通路32と外気側導入通路42の合流位置に連通元を切り替え可能な制御バルブを配置し、連通元を切り替えることとしてもよい。また、排出通路34の連通先の切り替え方法についても同様に、かかるバルブにて連通先を切り替えることとしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、水素漏れが発生していると判断された場合には、排出バルブ40を閉弁、および外気側排出バルブ48開弁することにより、排出通路34の連通先を外部空間に切り替え、漏洩した水素を外部空間へ排出することとしているが、漏洩した水素の流動制御はこれに限定されない。すなわち、熱媒空気に混入した水素が外部施設30に排出されることを抑制するために、排出バルブ40、および外気側排出バルブ48を共に閉弁し、排出通路34の連通先を遮断することで、熱媒空気の循環を停止することとしてもよい。また、漏洩した水素ガスの濃度が高い場合には、熱媒空気に混入した水素を希釈器にて希釈した後に外部空間に排出されることとしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、燃料電池システムが燃料電池車両10に接続されることにより、燃料電池スタック12の暖機制御、および水素漏れ発生時の循環経路の切り替え制御が実行されることとしているが、該燃料電池システムの構成はこれに限られない。すなわち、該燃料電池システムが搭載された燃料電池車両において、本実施の形態を実施することとしてもよい。
尚、上述した実施の形態1においては、外部施設30が前記第1の発明における「熱源装置」に相当していると共に、制御装置54が、上記ステップ102乃至106の処理を実行することにより、前記第1の発明における「熱媒流体流動手段」が、上記ステップ108或いは118の処理を実行することにより、前記第1の発明における「判定手段」が、上記ステップ110の処理を実行することにより、前記第1の発明における「制御手段」が、それぞれ実現されている。
また、上述した実施の形態1においては、制御装置54が、上記ステップ110の処理において、排出バルブ40を閉弁する処理を実行することにより、前記第2の発明における「遮断手段」が実現されている。
また、上述した実施の形態1においては、制御装置54が、上記ステップ110の処理において、外気側排出バルブ48を開弁する処理を実行することにより、前記第4の発明における「排出通路外部連通手段」が、実現されている。
また、上述した実施の形態1においては、制御装置54が、上記ステップ120の処理を実行することにより、前記第6の発明における「導入通路切り替え手段」が、実現されている。
実施の形態2.
[実施の形態2の構成]
次に、図4および5を参照して、本実施の形態2について説明する。図4は、本発明の実施の形態2の燃料電池システムの構成を説明するための図である。実施の形態2は、燃料電池システムの備える冷却媒体流路に熱媒流体を循環させることにより、燃料電池スタックの暖機を行うシステムにおいて、燃料ガス漏れが発生した場合に、漏洩した燃料ガスが外部に悪影響を与えないように流動を制御するものである。尚、図4に示す燃料電池システムにおいて、図1に示す燃料電池システムと共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図4に示すとおり、燃料電池車両60は、燃料電池スタック12を備えている。また、燃料電池スタック12には、冷却媒体導入通路64、および冷却媒体排出通路66が接続されており、冷却機62、およびポンプ68がこれらの流路上に配置されている。燃料電池スタック12内には、冷却媒体が通過するための図示しない流路が隈なく形成されており、ポンプ68の作動によって、燃料電池スタック12内に冷却媒体が循環される。燃料電池スタック12内を通過して昇温した冷却媒体は、冷却媒体排出通路66を介して冷却機62に導入される。そして冷却機62にて冷却された冷却媒体は、冷却媒体導入通路64を介して再び燃料電池スタック12へ導入される。
また、図4に示す燃料電池車両60は、燃料電池スタック12の発電が行われていない場合に、上述した冷却媒体通路に外部から加熱された液体(例えば、温水)を暖機媒体として循環させることで、燃料電池スタック12の暖機を行うことが可能である。かかる機能を実現するために、本実施の形態のシステムには、冷却媒体導入通路64のポンプ68下流、および冷却媒体排出通路66に、それぞれの流路の連通状態を制御するための冷却媒体導入バルブ70、および冷却媒体排出バルブ72が配置されている。また、冷却媒体導入通路64の冷却媒体導入バルブ70下流かつポンプ68上流には、外部から暖機媒体を導入するための流路を接続するための接続部74aが、冷却媒体排出通路66の冷却媒体排出バルブ72の上流には外部へ暖機媒体を排出するための流路を接続するための接続部74bがそれぞれ配置されている。接続部74aおよび74bには、それぞれの通路の外部との連通状態を制御する暖機媒体導入バルブ76、および暖機媒体排出バルブ78が配置されている。
また、図4に示す燃料電池システムは、外部施設80にて加熱された暖機媒体を燃料電池スタック12に導入するための導入通路82、および燃料電池スタック12から排出される暖機媒体を外部施設80に戻すための排出通路84を備えている。導入通路82、および排出通路84は、燃料電池車両60の発電停止時に、必要に応じて、接続部74a、および74bから燃料電池車両60に接続されることができる。
[実施の形態2の動作]
次に、図4を参照して、燃料電池スタック12の暖機制御の動作について説明する。図4の燃料電池車両60の燃料電池スタック12は発電が停止されており、燃料電池システムの導入通路82、および排出通路84が、接続部74aおよび74bを介して燃料電池車両60に接続されている状態を示している。また、燃料電池車両60と燃料電池システムが接続されると、車両側のECU20と燃料電池システム側の制御装置54との間で情報の通信が可能となる。
実施の形態1にて既述したとおり、燃料電池スタック12の発電が停止された後においては、燃料電池スタック12の温度は外気温に応じて低下する。このため、燃料電池スタック12の発電を再開する場合においては、燃料電池スタック12が発電反応を行うことができる程度の温度(例えば、10〜20℃程度)まで暖機される必要がある。
そこで、本実施の形態では、外部施設80において暖められた液体を熱媒体として使用する。ここで、外部施設80は暖房装置52(例えば、ガス給湯器、電気給湯器、エアコン用ヒータ、室内暖房装置等)を備えており、熱媒液体を加熱することができる。このため、燃料電池スタック12内部の冷却媒体流路に加熱された暖機媒体を循環させることとすれば、効率よく燃料電池スタック12に熱エネルギを供給することが可能となる。
図4に示す燃料電池システムでは、先ず、燃料電池スタック12近傍に配置されている温度センサ16によって、燃料電池スタック12の温度が検出される。そして、所定の最低温度(例えば、10℃)以下と判断された場合には、冷却媒体導入バルブ70、および冷却媒体排出バルブ72が閉弁された状態で、暖機媒体導入バルブ76、および暖機媒体排出バルブ78が開弁されると共に、ポンプ68が駆動される。これにより、外部施設80内の加熱された熱媒液体が、導入通路82および冷却媒体導入通路64を介して燃料電池車両60の燃料電池スタック12内部に導入される。熱媒液体は燃料電池スタック12に熱エネルギを供給した後、冷却媒体排出通路66および排出通路34を介して再び外部施設80内に戻される。
また、燃料電池スタック温度が所定値以上に暖機されている場合には、これ以上暖機制御を継続する必要がないと判断され、ポンプ68が停止されると共に、暖機媒体導入バルブ76、および暖機媒体排出バルブ78が閉弁される。このように、燃料電池スタック12の暖機制御においては、燃料電池車両60の停止時にこれらの動作が繰り返され、燃料電池スタック12の温度を、常に再始動可能な温度領域に保つことができる。
[本実施の形態2における特徴的動作]
次に、図4を参照して、本実施の形態の特徴的動作である、燃料電池スタック12の暖機制御を実行中に燃料電池スタック12の水素漏れが発生した場合の動作について説明する。上述したとおり、燃料電池スタック12の暖機制御が行われている期間においては、外部施設80内の加熱された熱媒液体が燃料電池スタック12内部に導入されることにより、熱エネルギが燃料電池スタック12に供給されている。
ここで、本実施の形態の燃料電池スタック12は、複数枚の燃料電池セルを積層されて構成されている。各燃料電池セルは、図示しないプロトン伝導性の電解質膜の両側をアノードおよびカソードで挟まれ、更にその両側を導電性のセパレータによって挟まれて構成されている。また、上述したとおり、燃料電池スタック12内には、冷却媒体が通過するための図示しない冷却媒体流路が隈なく形成されており、燃料電池スタック12内に冷却媒体が循環される。このため、セパレータ等に亀裂が発生すると、アノードに供給される水素が冷却媒体流路内の暖機媒体に混入し、冷却媒体排出通路66を介して外部施設80内に水素が排出されることが考えられる。
このため、本実施の形態においては、上述した燃料電池スタック12の水素漏れが発生した場合に、暖機媒体の流動を停止させることとする。これにより、燃料電池スタック12から漏れた水素が外部施設80内に排出されることを効果的に抑制することができる。
[実施の形態2における具体的処理]
図5は、この発明の実施の形態2において、燃料電池スタック12の暖機制御中に制御装置54が漏洩した水素の流動を阻止するために実行するルーチンを示すフローチャートである。図5のルーチンは、燃料電池スタック12の暖機制御中に繰り返し実行されるルーチンである。図5に示すルーチンでは、先ず、燃料電池スタック12の暖機が必要であるか否かが判断される(ステップ200)。ここでは、具体的には、図1に示すステップ100と同様の処理が実行される。
上記ステップ200において燃料電池スタック12の暖機が必要であると判断された場合には、先ず、外部からの冷却媒体の循環経路を遮断する処理が実行される(ステップ202)。ここでは、具体的には、冷却媒体導入バルブ70、および冷却媒体排出バルブ72が閉弁される。
次に、外部施設80から燃料電池スタック12への熱媒流体の循環系路を形成する処理が実行される(ステップ204)。ここでは、具体的には、暖機媒体導入バルブ76、および暖機媒体排出バルブ78が開弁され、導入通路82、冷却媒体導入通路64、および冷却媒体排出通路66、排出通路84により熱媒流体循環経路が形成される。
次に、熱媒流体循環経路を通じて外部施設30内の空気を循環させる処理が実行される(ステップ206)。ここでは、具体的には、冷却媒体導入通路64に配置されたポンプ68が作動される。外部施設80では暖房装置52により暖機媒体が所望の温度に昇温されている。このため、加熱された液体が熱媒流体として燃料電池スタック12内を循環し、燃料電池スタック12に熱エネルギが供給される。
図5に示すルーチンにおいては、次に、燃料電池スタック12から水素漏れが発生しているか否かが判断される(ステップ208)。ここでは、具体的には、図1のステップ108と同様の処理が実行される。水素漏れが発生していないと判断された場合には、本ルーチンの以下に示す制御を行う必要がないと判断され、本ルーチンは速やかに終了する。
上記ステップ208において水素漏れが発生していると判断された場合には、次に、水素が混入された液体の流動を停止する処理が実行される。ここでは、具体的には、暖機媒体導入バルブ76、および暖機媒体排出バルブ78が閉弁され、熱媒流体循環流路が遮断される(ステップ210)。そして、ポンプ68が停止され、熱媒流体の流動が停止される(ステップ212)。これにより、水素が混入された暖機媒体が外部施設80に排出されることを抑制することができる。
一方、上記ステップ200において燃料電池スタック12の暖機が必要ないと判断された場合には、燃料電池スタック12内に外部施設80において加熱された暖かい液体を循環させる必要がないと判断され、熱媒流体の循環を停止する処理が実行される。ここでは、具体的には、先ず、外部からの冷却媒体の循環経路を遮断する処理が実行される(ステップ214)。
次に、水素が混入された液体の流動を停止するために、暖機媒体導入バルブ76、および暖機媒体排出バルブ78が閉弁され、熱媒流体循環流路が遮断される(ステップ216)。そして、ポンプ68が停止され熱媒流体の流動が停止される(ステップ218)。これにより、加熱された暖機媒体が燃料電池スタック12内を循環することを抑制することができる。
以上説明したとおり、実施の形態2のシステムは、燃料電池スタック12に水素漏れが発生していると判断された場合に、循環経路を遮断し熱媒流体の流動を制限する。これにより、循環経路内に混入した水素が外部施設80へ排出されることを抑制することが可能となる。
ところで、上述した実施の形態においては、燃料電池システムが燃料電池車両60に接続されることにより、燃料電池スタック12の暖機制御、および水素漏れ発生時の循環経路の遮断制御が実行されることとしているが、該燃料電池システムの構成はこれに限られない。すなわち、該燃料電池システムが搭載された燃料電池車両において、本実施の形態を実施することとしてもよい。
尚、上述した実施の形態2においては、外部施設80が前記第1の発明における「熱源装置」に相当していると共に、制御装置54が、上記ステップ202乃至206の処理を実行することにより、前記第1の発明における「熱媒流体流動手段」が、上記ステップ208の処理を実行することにより、前記第1の発明における「判定手段」が、上記ステップ210および212の処理を実行することにより、前記第1の発明における「制御手段」が、それぞれ実現されている。
また、上述した実施の形態2においては、制御装置54が、上記ステップ210の処理を実行することにより、前記第2の発明における「遮断手段」が実現されている。
本発明の実施1の構成を説明するための図である。 本発明の実施1のシステムを説明するための図である。 本実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施2の構成を説明するための図である。 本実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 燃料電池車両
12 燃料電池スタック
14 保温容器
16 温度センサ
18 水素センサ
20 ECU(Electronic Control Unit)
30 外部施設
32 導入通路
34 排出通路
36 送風ファン
38 導入バルブ
40 排出バルブ
42 外気側導入通路
44 外気側排出通路
46 外気側導入バルブ
48 外気側排出通路
50 電源
52 暖房装置
54 制御装置
60 燃料電池車両
62 冷却機
64 冷却媒体導入通路
66 冷却媒体排出通路
68 ポンプ
70 冷却媒体導入バルブ
72 冷却媒体排出バルブ
74a、74b 接続部
76 暖機媒体導入バルブ
78 暖機媒体排出バルブ
80 外部施設
82 導入通路
84 排出通路

Claims (8)

  1. 燃料ガスの供給を受けて発電を行う燃料電池と、
    熱媒流体を加熱する熱源装置と、
    前記熱媒流体を前記燃料電池と前記熱源装置との間で流動させる熱媒流体流動手段と、
    前記燃料ガスが前記熱媒流体に混入したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定に基づいて、前記熱媒流体流動手段による前記熱媒流体の流動を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記熱媒流体流動手段は、
    前記熱源装置の熱媒流体を前記燃料電池に導入する導入通路と、
    前記燃料電池の熱媒流体を前記熱源装置に排出する排出通路と、
    前記排出通路に配置され、前記燃料電池と前記熱源装置との連通を遮断する遮断手段と、を含み、
    前記制御手段は、
    前記判定手段により前記燃料ガスが前記熱媒流体に混入したと判定された場合に、前記遮断手段により前記排出通路の前記燃料電池と前記熱源装置との連通を遮断することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記熱媒流体は空気であり、
    前記熱媒流体流動手段は、
    前記熱源装置で加熱された空気を、前記燃料電池の周囲空間と前記熱源装置との間で流動させることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記熱媒流体流動手段は、
    前記排出通路の前記遮断手段の上流に配置され、前記燃料電池と外部空間との連通を形成する排出通路外部連通手段を更に含み、
    前記制御手段は、
    前記判定手段により前記燃料ガスが前記熱媒流体に混入したと判定された場合に、前記排出通路外部連通手段により前記排出通路を外部空間と連通させることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記排出通路の前記遮断手段の上流に配置され、前記燃料ガスを希釈する希釈手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記熱媒流体流動手段は、
    前記導入通路の連通元を前記熱源装置から外部空間に切り替える導入通路切り替え手段を更に含み、
    前記制御手段は、
    前記判定手段により、前記燃料ガスが前記熱媒流体に混入したと判定された場合に、前記導入通路切り替え手段により、前記導入通路の連通元を外部空間に切り替えることを特徴とする請求項4または5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記熱媒流体は液体であり、
    前記熱媒流体流動手段は、
    前記熱源装置で加熱された液体を、前記燃料電池の内部に形成された冷却媒体流路と前記熱源装置との間で流動させることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  8. 請求項1乃至7に記載の燃料電池システムを搭載した車両。
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