JP2007311058A - 燃料電池システムと燃料電池の冷却方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池が高温になったときにも冷却することができるようにする。
【解決手段】燃料ガスと酸化剤ガスの反応により発電する燃料電池1と、前記燃料電池1に冷却水を循環させる冷却水循環流路30と、冷却水循環流路30に設けらて冷却水を貯蔵し、外部から断熱されて、貯蔵された冷却水を保温する保温タンク24と、保温タンク24を介して冷却水が流れる第1流路31と、保温タンク24を介さず冷却水が流れる第2流路32とを切替える三方切替弁25,26と、燃料電池1の内部温度を検出する燃料電池温度センサ28と、を備え、燃料電池温度センサ28により検出された温度が所定温度以上になったときに、第1流路31を介して冷却水を燃料電池1に循環させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料電池システムと燃料電池の冷却方法に関するものである。
一般に、燃料電池は発電に伴って発熱するので、燃料電池が所定の温度を超えないように冷却する冷却システムを備えている。この冷却システムは液冷式が一般的であり、燃料電池に冷却水を流して冷却し、燃料電池から熱を奪って温まった冷却水を熱交換器で放熱して冷却し、再び燃料電池の冷却水として循環させている。
また、燃料電池は低温時には発電効率が低下するので、低温始動性を向上させるために、前記冷却水の流路に蓄熱容器を設け、通常運転時に蓄熱容器に暖かい冷却水を溜めておき、低温始動時には熱交換器からの冷却水の供給を停止するとともに、蓄熱容器内に蓄えられた暖かい冷却水を燃料電池に供給するように流路を切り替え、燃料電池内の温度が所定温度以上になったら、熱交換器で冷却された冷却水が燃料電池に供給されるように流路を切り替える燃料電池システムが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−42846号公報
しかしながら、従来の燃料電池システムでは、低温始動時に燃料電池を効率よく暖機することはできるが、燃料電池が異常に高温になったときには冷却水も高温になってしまうので、そのような異常時に燃料電池を冷却する術がなく、改善の余地があった。
そこで、この発明は、燃料電池が通常より高温になったときにも燃料電池を冷却することができる燃料電池システム、および、燃料電池の冷却方法を提供するものである。
この発明に係る燃料電池システムおよび燃料電池の冷却方法では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、燃料ガスと酸化剤ガスの反応により発電する燃料電池(例えば、後述する実施例における燃料電池1)と、前記燃料電池に冷却水を循環させる冷却水循環流路(例えば、後述する実施例における冷却水循環流路30)と、前記冷却水循環流路に設けらて冷却水を貯蔵し、外部から断熱されて、貯蔵された冷却水を保温する保温貯蔵手段(例えば、後述する実施例における保温タンク24)と、前記保温貯蔵手段を介して前記冷却水が流れる第1流路(例えば、後述する実施例における第1流路31)と、前記保温貯蔵手段を介さず前記冷却水が流れる第2流路(例えば、後述する実施例における第2流路32)とを切替える切替え手段(例えば、後述する実施例における三方切替弁25,26)と、前記燃料電池内部の温度を検出する燃料電池温度検出手段(例えば、後述する実施例における燃料電池温度センサ28)と、を備え、前記燃料電池温度検出手段により検出された燃料電池内部の温度が所定温度以上になったときに、前記第1流路を介して前記冷却水を前記燃料電池に循環させることを特徴とする燃料電池システムである。
このように構成することにより、燃料電池を発電運転していて燃料電池の温度が所定温度以上になったときに、保温貯蔵手段に貯蔵しておいた低温の冷却水を積極的に燃料電池に流通させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記保温貯蔵手段の内部の冷却水温度を検出する貯蔵温度検出手段(例えば、後述する実施例における貯蔵冷却水温度センサ27)を備え、前記燃料電池温度検出手段で検出された燃料電池内部の温度が、前記貯蔵温度検出手段で検出された冷却水温度よりも低いときに、前記切替え手段を前記第1流路に切替えて前記保温貯蔵手段の冷却水を入れ替えることを特徴とする。
このように構成することにより、保温貯蔵手段に常に燃料電池内部の温度よりも低い温度の冷却水を貯蔵しておくことができる。また、保温貯蔵手段の冷却水を入れ替える結果、保温貯蔵手段に貯蔵されていた暖かい冷却水を燃料電池に導入することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記切替え手段は、前記燃料電池の始動直後に、前記第1流路に切替えて前記保温貯蔵手段の冷却水を入れ替えることを特徴とする。
燃料電池の始動直後は冷却水が未だ十分に暖められておらず、燃料電池内に低温の冷却水が溜まっていることが予想されるので、始動直後に冷却水を第1流路に流すことにより、燃料電池内の低温の冷却水を保温貯蔵手段に導入し、貯蔵することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記所定温度は、前記燃料電池の耐久上限温度に設定されることを特徴とする。
このように構成することにより、燃料電池が耐久上限温度を越えないようにすることができる。
請求項5に係る発明は、燃料電池内部の温度が低いときに燃料電池(例えば、後述する実施例における燃料電池1)を循環する冷却水を保温貯蔵手段(例えば、後述する実施例における保温タンク24)に貯蔵して保温しておき、前記燃料電池内部の温度が所定温度以上になったときに、前記保温貯蔵手段に貯蔵しておいた前記冷却水を前記燃料電池に導入することを特徴とする燃料電池の冷却方法である。
このように構成することにより、燃料電池を発電運転していて燃料電池の温度が所定温度以上になったときに、保温貯蔵手段に貯蔵しておいた低温の冷却水を燃料電池に流通させて燃料電池を冷却することができる。
請求項1に係る発明によれば、燃料電池を発電運転していて燃料電池の温度が所定温度以上になったときに、保温貯蔵手段に貯蔵しておいた低温の冷却水を積極的に燃料電池に流通させることができるので、燃料電池の冷却を促進することができる。
請求項2に係る発明によれば、保温貯蔵手段に常に燃料電池内部の温度よりも低い温度の冷却水を貯蔵しておくことができるので、燃料電池を発電運転していて燃料電池の温度が所定温度以上になったときに、保温貯蔵手段に貯蔵しておいた低温の冷却水を燃料電池に流通させて、燃料電池を確実に冷却することができる。また、保温貯蔵手段に貯蔵されていた暖かい冷却水を燃料電池に導入することができるので、燃料電池の暖機を促進することができる。
請求項3に係る発明によれば、始動直後に保温貯蔵手段に低温の冷却水を貯蔵することができる。
請求項4に係る発明によれば、燃料電池が耐久上限温度を越えないようにすることができるので、燃料電池を保護することができる。
請求項5に係る発明によれば、燃料電池を発電運転していて燃料電池の温度が所定温度以上になったときに、保温貯蔵手段に貯蔵しておいた低温の冷却水を燃料電池に流通させて燃料電池を冷却することができる。
以下、この発明に係る燃料電池システムおよび燃料電池の冷却方法の実施例を図1から図3の図面を参照して説明する。なお、この実施例における燃料電池システムは燃料電池車両に搭載された態様である。
初めに、この発明に係る燃料電池システムの概略構成を図1および図2を参照して説明する。
燃料電池1は、反応ガスを化学反応させて電力を得るタイプのもので、例えば固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み込んで形成されたセルを複数積層して構成されており、アノード側の燃料ガス流通路5に燃料ガスとして水素ガスを供給し、カソード側の酸化剤ガス流通路6に酸化剤ガスとして酸素を含む空気を供給すると、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動して、カソードで酸素と電気化学反応を起こして発電し、水が生成される。なお、カソード側で生じた生成水の一部は固体高分子電解質膜を透過してアノード側に逆拡散する。
空気はスーパーチャージャーなどのコンプレッサ7により所定圧力に加圧され、空気供給流路8を通って燃料電池1の酸化剤ガス流通路6に供給される。燃料電池1に供給された空気は発電に供された後、燃料電池1からカソード側の生成水と共に空気排出流路9に排出され、圧力制御弁10を介して図示しない排気処理装置へ排出される。コンプレッサ7および圧力制御弁10は燃料電池1の負荷に応じて電子制御装置(ECU)40により制御される。
一方、水素タンク11から供給される水素ガスは水素ガス供給流路12、遮断弁13を流通し、レギュレータ14によって所定圧力に減圧され、エゼクタ15を通って燃料電池1の燃料ガス流通路5に供給される。そして、消費されなかった未反応の水素ガスは、燃料電池1からアノードオフガスとして排出され、アノードオフガス流路16を通ってエゼクタ15に吸引され、水素タンク11から供給される新鮮な水素ガスと合流し再び燃料電池1の燃料ガス流通路5に供給される。すなわち、燃料電池1から排出されるアノードオフガスは、アノードオフガス流路16およびエゼクタ15を通って、燃料電池1を循環する。
また、燃料電池1には燃料電池1を冷却する冷却水流通路4が設けられており、この冷却水流通路4には、冷却水ポンプ21、ラジエータ22、リザーブタンク23、保温タンク(保温貯蔵手段)24を備えた冷却水循環流路30が接続されている。なお、以下の説明では、便宜上、燃料電池1の冷却水流通路4は冷却水循環流路30に含まれるものとする。ラジエータ22は図示しないファンあるいは走行風によって冷却水を空冷するものであり、保温タンク24は、外部との熱の授受を遮断する断熱構造を備え、貯蔵された冷却水を保温するタンクである。保温タンク24には、保温タンク24に貯蔵されている冷却水の温度を検出する貯蔵冷却水温度センサ(貯蔵温度検出手段)27が設けられている。
冷却水循環流路30について詳述する。冷却水循環流路30は、2つの三方切替弁(切り替え手段)25,26によって切り替え可能な2つの閉回路からなる。一方の閉回路を構成する第1流路31は、燃料電池1の冷却水流通路4、冷却水ポンプ21、三方切替弁25、保温タンク24、三方切替弁26、を順に通って再び燃料電池1の冷却水流通路4に戻る流路からなり、他方の閉回路を構成する第2流路32は、燃料電池1の冷却水流通路4、冷却水ポンプ21、三方切替弁25、ラジエータ22、リザーブタンク23、三方切替弁26、を順に通って再び燃料電池1の冷却水流通路4に戻る流路からなる。
つまり、第1流路31と第2流路32は、燃料電池1の冷却水流通路4から冷却水ポンプ21を通って三方切替弁25に至る流路33と、三方切替弁26から燃料電池1の冷却水流通路4に戻る流路34を共有し、第1流路31では保温タンク24を備えた流路35によって三方切替弁25,26が接続され、第2流路32ではラジエータ22およびリザーブタンク23を備えた流路36によって三方切替弁25,26が接続されている。
したがって、第1流路31は保温タンク24を介して冷却水が流れる流路であり、第2流路32は保温タンク24を介さず冷却水が流れる流路であると言うことができる。
三方切替弁25は、第1流路31の流路35と第2流路32の流路36のいずれか一方を流路33に接続するとともに他方を閉塞する機能を有し、三方切替弁26は、第1流路31の流路35と第2流路32の流路36のいずれか一方を流路34に接続するとともに他方を閉塞する機能を有する。したがって、三方切替弁25,26を切り替えることにより、冷却水が流れる流路を第1流路31と第2流路32のいずれかに選択することができる。
図1は、三方切替弁25によって流路33と流路35を接続し、三方切替弁26によって流路35と流路34を接続して、冷却水を第1流路31を介して循環させる状態を示す。図2は、三方切替弁25によって流路33と流路36を接続し、三方切替弁26によって流路36と流路34を接続して、冷却水を第2流路32を介して循環させる状態を示す。
流路33において冷却水ポンプ21よりも上流側であって燃料電池1の冷却水流通路4に近い部位には、燃料電池1から流出した直後の冷却水の温度を検出する燃料電池温度センサ(燃料電池温度検出手段)28が設けられている。この実施例において燃料電池温度センサ28で検出される冷却水の温度は、燃料電池1の内部温度とみなす。
この燃料電池システムでは、燃料電池1を効率的に冷却するために、燃料電池1の運転状態に応じて冷却水の流路を切り替えている。この冷却水流路の切り替え制御のために、ECU40には、貯蔵冷却水温度センサ27と燃料電池温度センサ28の出力信号や、イグニッションスイッチ29のON/OFF信号が入力され、ECU40はこれら入力信号に基づいて三方切替弁25,26を切り替え制御する。
基本的には、燃料電池1の内部温度が低いときに燃料電池1の冷却水流通路4内の冷却水を保温タンク24に導入して貯蔵しておき、燃料電池1の内部温度が所定温度以上の高温になったときに、保温タンク24に貯蔵しておいた低温の冷却水を燃料電池1に導入して燃料電池1の温度を低下させる。
次に、この実施例における燃料電池の冷却水流路切り替え制御について、図3のフローチャートに従って説明する。
図3のフローチャートに示す冷却水流路切り替え制御ルーチンは、イグニッションスイッチ29のON信号により開始され、ECU40によって一定時間毎に繰り返し実行される。なお、冷却水ポンプ21はイグニッションスイッチ29のON信号により運転開始され、イグニッションスイッチ29のOFF信号により停止される。
まず、ステップS101において、始動直後か否かを判定する。始動直後か否かは、例えば、イグニッションスイッチ29がONされてから所定時間以内のときは始動直後と判定し、所定時間経過後であるときは始動直後でないと判定することができる。あるいは、燃料電池温度センサ28によって検出される冷却水の温度(燃料電池1の内部温度)T1が燃料電池1の通常運転時の下限温度よりも低いときには始動直後と判定し、前記下限温度を超えているときは始動直後でないと判定することができる。
ステップS101における判定結果が「YES」(始動直後)である場合は、ステップS105に進み、冷水溜めモードを実行する。冷水溜めモードでは、第1流路31が形成されるように三方切替弁25,26を切り替えて、第1流路31を介して冷却水を流す。燃料電池1の始動直後は冷却水が未だ十分に暖められておらず、燃料電池1の冷却水流通路4内に冷たい冷却水が溜まっていることが予想されるので、始動直後に冷却水を第1流路31に流すことにより、燃料電池1の冷却水流通路4に溜まっている低温の冷却水を保温タンク24に導入する。
ステップS101における判定結果が「NO」である場合は、ステップS102に進み、燃料電池温度センサ28によって検出される冷却水の温度(燃料電池1の内部温度)T1が所定温度以上か否かを判定する。ここで所定温度は、燃料電池1を構成する固体高分子電解質膜の耐久上限温度、あるいは、該耐久上限温度より低い適宜の温度に設定することができる。なお、燃料電池1は始動直後を脱した後に通常の発電運転に移行する。
ステップS102における判定結果が「NO」(T1<所定温度)である場合は、ステップS103に進み、燃料電池温度センサ28によって検出される冷却水の温度(燃料電池1の内部温度)T1が、貯蔵冷却水温度センサ27によって検出される保温タンク24内の冷却水温度T2よりも低いか否かを判定する。
ステップS103における判定結果が「NO」(T1≧T2)である場合は、ステップS104に進み、冷却水保存モードを実行する。冷却水保存モードでは、第2流路32が形成されるように三方切替弁25,26を切り替えて、第2流路32を介して冷却水を流す。保温タンク24に現在貯留されている冷却水の温度の方が燃料電池1の内部温度よりも低い場合には、保温タンク24内の冷却水を入れ替えずに現状を維持した方が、保温タンク24内の冷却水の温度を低温に維持することができるからである。
第2流路32を介して冷却水を循環させているときに、冷却水は燃料電池1の冷却水流通路4を流通する際に燃料電池1と熱交換して燃料電池1を冷却し、冷却水は暖められる。暖められた冷却水はラジエータ22において冷却されてリザーブタンク23に貯蔵され、再び燃料電池1の冷却に供せられる。
ステップS103における判定結果が「YES」(T1<T2)である場合は、ステップS105に進み、冷水溜めモードを実行する。前述したように、冷水溜めモードでは、第1流路31が形成されるように三方切替弁25,26を切り替えて、第1流路31を介して冷却水を流す。燃料電池1の内部温度の方が、保温タンク24に現在貯蔵されている冷却水の温度よりも低い場合には、燃料電池1の冷却水流通路4から排出される冷却水を保温タンク24に導入して保温タンク24内の冷却水を入れ替えた方が、保温タンク24内の冷却水の温度を低温に維持することができるからである。また、保温タンク24内に溜まっていた暖かい冷却水が燃料電池1の冷却水流通路4に導入されるので、燃料電池1の暖機が促進される。
一方、ステップS102における判定結果が「YES」(T1≧所定温度)である場合は、FC冷却モードを実行する。FC冷却モードでは、第1流路31が形成されるように三方切替弁25,26を切り替えて、第1流路31を介して冷却水を流す。燃料電池1の内部温度が前記所定温度を超えたときには早急に燃料電池1を冷却する必要がある。そこで、FC冷却モードでは、冷却水を第1流路31を介して流し、保温タンク24に貯留されている低温の冷却水を燃料電池1の冷却水流通路4に供給することにより、燃料電池1を急速に冷却する。
このように冷却水の流路を切り替えると、保温タンク24には常に燃料電池1の内部温度よりも低い温度の冷却水を貯蔵しておくことができ、燃料電池1を発電運転していて燃料電池1の温度が高温になったときに、保温タンク24に貯蔵しておいた低温の冷却水を積極的に燃料電池1に流通させることができる。その結果、発電中の燃料電池1の冷却を促進することができ、燃料電池1を高温状態から確実に脱することができる。
特に、ステップS102における判定閾値である所定温度を固体高分子電解質膜の耐久上限温度に設定した場合には、燃料電池1の過熱を確実に防止することができ、固体高分子電解質膜を保護することができる。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例では、燃料電池から流出した直後の冷却水の温度を検出し、この冷却水温度を燃料電池内部の温度とみなしたが、燃料電池内部の温度を直接検出する燃料電池温度検出手段を用いてもよい。
第1流路と第2流路とを切り替える切り替え手段は実施例の三方切替弁に限るものではない。
この発明に係る燃料電池システムの概略構成図であり、三方切替弁を第1流路に切り替えた状態を示す。 前記三方切替弁を第2流路に切り替えた状態を示す前記燃料電池システムの概略構成図である。 冷却水流路切り替え制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 燃料電池
24 保温タンク(保温貯蔵手段)
25,26 三方切替弁(切り替え手段)
27 貯蔵冷却水温度センサ(貯蔵温度検出手段)
28 燃料電池温度センサ(燃料電池温度検出手段)
30 冷却水循環流路
31 第1流路
32 第2流路

Claims (5)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスの反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に冷却水を循環させる冷却水循環流路と、
    前記冷却水循環流路に設けらて冷却水を貯蔵し、外部から断熱されて、貯蔵された冷却水を保温する保温貯蔵手段と、
    前記保温貯蔵手段を介して前記冷却水が流れる第1流路と、前記保温貯蔵手段を介さず前記冷却水が流れる第2流路とを切替える切替え手段と、
    前記燃料電池内部の温度を検出する燃料電池温度検出手段と、
    を備え、
    前記燃料電池温度検出手段により検出された燃料電池内部の温度が所定温度以上になったときに、前記第1流路を介して前記冷却水を前記燃料電池に循環させることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記保温貯蔵手段の内部の冷却水温度を検出する貯蔵温度検出手段を備え、
    前記燃料電池温度検出手段で検出された燃料電池内部の温度が、前記貯蔵温度検出手段で検出された冷却水温度よりも低いときに、前記切替え手段を前記第1流路に切替えて前記保温貯蔵手段の冷却水を入れ替えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記切替え手段は、前記燃料電池の始動直後に、前記第1流路に切替えて前記保温貯蔵手段の冷却水を入れ替えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記所定温度は、前記燃料電池の耐久上限温度に設定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 燃料電池内部の温度が低いときに燃料電池を循環する冷却水を保温貯蔵手段に貯蔵して保温しておき、
    前記燃料電池内部の温度が所定温度以上になったときに、前記保温貯蔵手段に貯蔵しておいた前記冷却水を前記燃料電池に導入することを特徴とする燃料電池の冷却方法。
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