図1は、本発明のポイントシステムの構成を示すシステムブロック図であり、本実施例のポイントシステムは、遊技場において使用可能な本発明の第1電子マネー額であるJG電子マネー額と、遊技場以外の店舗において使用可能な本発明の第2電子マネー額であるA社電子マネー額等の各種の電子マネー額が記憶され、所有者が携行可能とされた携帯電話機5と、遊技場内に設置された複数の遊技機であるパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、当該遊技場において会員登録した会員遊技者に対して発行されたプリペイド機能を備える会員カードや、会員登録を実施していない通常の遊技者(ビジター)が利用するプリペイドカードに記憶されている残存金額を対応して設けられているパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための後述する第1貸出処理や、受付け中のプリペイドカードや会員カードに現金を使用して該使用額に相当する金額を加算する入金処理、前記携帯電話機5に記憶されているJG電子マネー額を対応して設けられているパチンコ機2における遊技に使用させるための後述する第2貸出処理等を実施するカードユニット3と、これらカードユニット3にデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3の管理や、カードユニット3において使用された金額や当該遊技場におけるプリペイドカードや会員カードに残存する残存金額等の管理を行う各遊技場内に設けられた管理コンピュータ110と、該管理コンピュータ110にデータ通信可能に接続されたカード管理会社に設置されている集中管理装置となる管理サーバ14と、を含んでおり、該管理サーバ14において、管理コンピュータ110にて収集、管理された当該遊技場においてカードの発行に使用された金額や遊技に使用された電子マネー額から成る売上や各プリペイドカードや会員カードに残存する残存金額等の情報が集中管理される。
これら遊技場内に設置された管理コンピュータ110、カードユニット3等の各装置は、通信ケーブルを介して双方向のデータ通信可能に接続され、これら各接続装置にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されていて、該ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されている各装置には、当該装置を個々に識別可能な装置IDが付与されており、各装置が装置IDとローカルIPアドレスとが対応付けられたIPアドレステーブルを有することで、装置IDからローカルIPアドレスを特定して、当該装置IDの装置との送受信を実施できるようになっている。
また、カード管理会社に設置された管理サーバ14は、図1に示すように、インターネット網9に接続されており、該インターネット網9を介して、カード管理会社が提供するJG電子マネー額にチャージしたり、該JG電子マネー額の使用により当該携帯電話機5の所有者に付与されるJGポイントを使用した抽選への応募や、JGポイントの電子マネーへの変換等を実施させるためのJGアプリケーションプログラム(以下JGアプリと略称する)を、該インターネット網9への接続機能を有する携帯電話機5に配信する機能を備えているとともに、図示しない金融機関のサーバコンピュータとも接続されており、該金融機関のサーバコンピュータとの間において、JG電子マネー額にチャージする金額の決済処理を実施できるようになっている。
また、本実施例の管理サーバ14並びに携帯電話機5は、インターネット網9を介して、携帯電話機5に搭載されている後述する非接触ICカード用チップ(以下、非接触ICチップと略称する)100の記憶領域(共通領域)を管理するチップ管理会社に設置されているサーバコンピュータ15や、該非接触ICチップ100を用いて電子マネーサービスを提供する各電子マネーサービス提供会社A,B…に設置されているサーバコンピュータ16、17…や、JGポイントとは異なる、例えば、コンビニエンスストアや電気店等において商品購入金額に応じて付与される他社の外部ポイント数を管理する該他社に設置されている他社ポイント管理サーバ18と、データ通信可能に接続されており、これら各サーバと、各種処理に伴なう種々のデータの送受信が可能とされている。
次に、本実施例に用いた携帯電話機5について説明すると、本実施例に用いた携帯電話機5は、通常の無線による通話機能に加えて、携帯電話会社(キャリア)の基地局7並びにゲートウェイサーバ8を介してインターネット網9に接続できるインターネット接続機能を有しており、該インターネット網9を介して管理サーバ14をはじめ、前記管理会社のサーバコンピュータ15や、各電子マネーサービス提供会社A,B…のサーバコンピュータ16、17や、他社ポイント管理サーバ18と、データ通信可能とされている。
本実施例の携帯電話機5は、図2に示すように、近接距離での無線通信機能を有する非接触ICカード機能を提供するための非接触ICチップ100を内蔵しており、該非接触ICチップ100に記憶されている各電子マネーサービス提供会社A、B…の電子マネー額を各種の取引、例えば乗車料金の精算や、買い物代金の精算等に使用できるとともに、カード管理会社が提供する電子マネー額であるJG電子マネー額を、管理サーバ14に接続されている管理コンピュータ110を有する遊技場に設置されているカードユニット3における後述する第2貸出処理に使用できるお財布機能を備えている。
この本実施例に用いた携帯電話機5の構成について、図2に基づいてより詳細に説明する。図2において、音声入力部51は、マイク65からのアナログ音声信号をディジタル信号に変換するための部位であり、マイクアンプ、フィルタ、A/D変換器、等で構成される。音声出力部52は、受信したディジタル音声信号に基づいてスピーカ66またはイヤレシーバ67を駆動するための部位であり、D/A変換器、フィルタ、スピーカアンプ、等で構成される。ディジタル信号処理部53は、ディジタル音声信号のエンコード、および、ディジタル音声信号へのデコードを行うための部位であり、DSP(Digital Signal Processor)を中心とした畳み込み符号化、スロットインターリーブ、遅延検波、畳み込み復号化、等の各種専用回路で構成される。
また、RF入出力部54は、電話機用アンテナ62を介して携帯電話会社の基地局7(図1参照)と高周波電波の送受信を行う部位であり、直交変調器、ゲインアンプ、パワーアンプ、ダイバーシティー、ミキサー、IF復調器、アンテナ共用器等で構成される
前記音声入力部51から入力されてディジタル音声信号に変換された入力音声は、ディジタル信号処理部53により、誤り訂正符号化、インターリーブ、拡散、D/A変換などの処理を行い、その処理により生成した送信ベースバンド信号をRF入出力部54へ送る。そして、該RF入出力部54内の直交変調器は、該送信ベースバンド信号により局部発振信号を変調して送信高周波信号を生成し、さらにその送信高周波信号を増幅した後にアンテナ共用器を通じて電話機用アンテナ62から基地局7に送信する。
アンテナ共用器は、送信高周波信号と受信高周波信号とで1本の電話機用アンテナ62を共用するためのものであり、直交変調器により変調された後に増幅された送信高周波信号を電話機用アンテナ62へ送出する機能とともに、該電話機用アンテナ62からの受信高周波信号をRF入出力部54内のIF復調器へ送出する機能を備えたフィルタ回路により構成されている。
電話機用アンテナ62は、基地局7との間で無線による高周波信号の送受信を行う。すなわち、前記直交変調器からアンテナ共用器を介して送られてきた送信高周波信号は、当該電話機用アンテナ62から基地局7へ送信される。一方、基地局7から送信されてきた高周波信号は、当該電話機用アンテナ62にて受信された後、アンテナ共用器を介してIF復調器へ送られる。そして、該IF復調器並びにゲインアンプは、送られてきた受信高周波信号を増幅し、さらに復調処理を行って得られた受信ベースバンド信号をディジタル信号処理部53へ送る。
この受信ベースバンド信号は、該ディジタル信号処理部53において該受信ベースバンド信号のA/D変換、逆拡散、デインターリーブ、誤り訂正等の処理を実施して受信音声ディジタル信号として音声出力部52へ送ることで、該音声出力部52にてD/A変換により受信した通話音声信号が生成、増幅されてスピーカ66またはイヤレシーバ67から出力されることで、無線通話機能が提供される。
尚、受信された信号が通話による音声データではなくて電子メールやインターネット網9上のWebサーバから配信されるウェブページやプログラムデータ等のデータ信号である場合、ディジタル信号処理部53において該受信ベースバンド信号のA/D変換、逆拡散、デインターリーブ、誤り訂正等の処理を実施したデータ信号(パケットデータ)が制御部55に出力されることで、受信データに基づくページやメールが表示部56に表示され、これらページにおける操作内容データ等や送信メールのデータ信号(パケットデータ)が、前述したディジタル音声信号に代えてディジタル信号処理部53に送られることで、音声データと同様にこれら操作内容データ等や管理サーバ14等の各サーバコンピュータからのダウンロードデータや送信メールのデータ信号が電話機用アンテナ62から基地局7へ送信されることでインターネット接続機能や電子メール機能が形成されている。
また、制御部55は、携帯電話機5としての各種機能を、各種のプログラムを実行することで実現するための部位であり、これら各種のプログラムを実行可能な中央演算処理回路(CPU;Central Processing Unit)等で構成されており、この制御部55には、図2に示すように、各種の情報を表示するための表示部56や、所有者(携行者)が各種の情報を入力するための操作部57や、制御部55にて実行される各種の機能を提供するための各種プログラム(アプリ)や設定データ等を記憶するためのメモリ部60や、その時点の時間情報や日付や曜日等のカレンダ情報等を出力するリアルタイムクロック(RTC)61や、外部のデータ処理装置との間でシリアルデータ通信などを行うための外部I/F(インタフェース)部58や、バッテリ電源を元に各ブロックに必要な動作電力を供給するための電源部59や、電話やメールの着信を振動により報知するためのバイブレータ部63や、電話やメールの着信を知らせたり、充電時のインジケータとして使用される発光ダイオード(以下、LED)部64が接続され、これら各部の動作制御を制御部55が実施できるようになっており、例えば、操作部57から入力される操作信号に応じた処理、表示部56への表示信号処理、LED部64やバイブレータ部63を動作させるための動作制御信号の生成、メモリ部60の書き込み或いは読み出しなどの各種制御や信号処理を行う。
メモリ部60は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などからなる。ROMは、当該携帯電話機5の基本的な機能を実現するためのプログラムや初期設定値や当該携帯電話機5に固有に付与された端末IDが保存(記憶)されている。RAMは、制御部55のCPUが作業領域として使用し、CPUのプログラム実行中において必要に応じて計算途中のデータなどを記憶したり、他の各部と送受信するデータを一時的に記憶するために使用される。
メモリ部60を構成するEEPROMは、不揮発性メモリであって、非接触ICチップ100に記憶されている各電子マネーサービス提供会社の電子マネー額の残額確認やチャージ等の各種処理を実施するための電子マネーアプリケーションプログラム(以下電子マネーアプリと略称する)や、カード管理会社のJG電子マネー額へのチャージやJGポイントのJG電子マネー額やA社電子マネー額への変換等を実施するためのJGアプリや、電子メールの送受信やブラウザ機能等を提供する各種のアプリケーションプログラム、電話番号や電子メールアドレス及びそれに対応した氏名、名称などの情報からなる電話帳データ、送受信された電子メールデータ、スケジュール帳データ、発着信の通信履歴データ、メモ帳データ、所有者(遊技者)によりカスタマイズされた設定データ等の各種のデータを記憶する。
外部I/F部58は、通信インタフェース回路、コネクタ等で構成され、電源部59はバッテリへの充電回路、過電流過電圧保護回路、等で構成される。表示部56はユーザに対して表示情報を提供する部位であり、LCDドライバ、LCD表示デバイス等で構成される。
操作部57は、電話番号やアルファベット、仮名文字、記号、絵文字等の入力に使用されるボタンや、画面上でカーソルを移動させたりメニュー項目の選択等に使用される回転機能及びプッシュボタン機能を備えたジョグダイヤル等の操作子、電話の発着信、電源オン/オフなど、ユーザにより操作される各種のキーやボタン、ダイヤルからなる。なお、カーソル操作やメニュー項目の選択等に使用される操作子はジョグダイヤルに限定されないことは言うまでもない。
また、本実施例の制御部55は、図2に示すように、携帯電話機5に内蔵されている前記非接触ICチップ100に接続されており、該非接触ICチップ100に記憶されている各種データにアクセスしたり、更には、該非接触ICチップ100を介して、該非接触ICチップ100が有する近接距離での無線通信機能にて通信可能な遊技場に設置された前述のカードユニット3の外部リーダ/ライタ330や、自動改札機やPOS端末等のリーダ/ライタとのデータ通信を実施できるようになっている。
本実施例に用いた非接触ICチップ100としては、実用化されているモバイルFeliCa ICチップ(ソニー(株)製商品名)を好適に使用することができ、その構成は、図2に示すように、主に、アナログ部102と、ディジタル制御部103と、電子マネー額記憶部となるメモリ104と、接続インタフェース105とで構成されており、該アナログ部102にはアンテナ部101が接続され、これらアンテナ部101は、例えば携帯電話機5の筐体内部に配設される。
アンテナ部101は、発行入金機4やカードユニット3に設けられている後述の外部リーダ/ライタ330との間で電磁波による非接触データの送受信を行う。つまり、アンテナ部101により、各種の取引を行うために店舗や遊技場に設置されたカードユニット3等の各装置とのデータ通信を行うためのデータ通信部が構成されている。アナログ部102は、検波、変復調、クロック抽出など、アンテナ部101から送受信されるアナログ信号の処理を行う。
また、非接触ICチップ100は、例えば、外部リーダ/ライタ330からの質問信号に対する応答信号に応じて自身のアンテナ間の負荷を変化させることによって、外部リーダ/ライタ330側の受信回路に現れる信号に振幅変調をかけて通信を行うことができる。但し、これら非接触データ通信の方式自体はこれに限定されるものではなく、これらの振幅変調による方式以外のものを使用するようにしても良い。
ディジタル制御部103は、内部ROMに記憶されているファームウエアに基づいて、送受信データの処理や、非接触ICチップ100内の動作やメモリ104の記憶データへのアクセスを統括的にコントロールする処理や、電子マネーの使用やチャージに関する各種処理を、状況に応じて制御部55と連携して実施する。ディジタル制御部103は、アドレス可能なメモリ104をローカルに接続しており、該メモリ104の記憶領域内に各電子マネーサービス提供会社A,B…に割り当てられた記憶領域やカード管理会社が提供するJG電子マネーに割り当てられた記憶領域に、電子マネー額となる残額データ(JG電子マネーの場合には購入残額と変換残額)等の各種データ、具体的には、会員番号或いはJG会員IDや、利用履歴データ、一日において利用できるJG電子マネーの上限額である日利用上限額並びに一ヶ月において利用できるJG電子マネーの上限額である月利用上限額を含む設定データ、ディジタル制御部103が実行するアクセス権管理や認証処理等のプログラム・コードをロードしたり、制御部55において実行中の各アプリケーションの作業データや出力データを保存するために使用することができ、これらのメモリ104は、共通領域とフリー領域とに分かれており、共通領域に関しては、該共通領域の管理機関であるチップ管理会社に設置されているサーバコンピュータ15(図1参照)により管理されていて、該共通領域に記憶される各提供会社から提供されるアプリケーションや種々のデータを記憶する記憶領域や、該記憶領域に記憶されている各種のデータへのアクセス権がチップ管理会社により管理されることで、各サービス提供者の記憶領域におけるデータのセキュリティが確保されるようになっている。
接続インタフェース105は、遊技場に設置されたカードユニット3の外部リーダ/ライタ330との間の非接触通信インタフェースとは相違するインタフェース・プロトコルにより、ディジタル制御部103が制御部55と接続するための機能モジュールである。つまり、メモリ104に記憶されている各種のデータは、ディジタル制御部103並びに接続インタフェース105を経由して、制御部55に転送されるので、制御部55にて実施される各アプリケーションのメモリ104へのアクセスがディジタル制御部103にて一元的に管理される。
図3には、メモリ104のメモリ領域における共通領域の構成例を示している。同図に示す例では、当該非接触ICチップ100に固有に付与されたチップID等を記憶するシステム領域と、2つの電子マネーサービス提供会社である電子マネーサービス会社A社の記憶領域104aと、電子マネーサービス会社B社の記憶領域104bとが設けられているとともに、前記カード管理会社が提供するJG電子マネー額の記憶領域104cが設けられている状況を示している。
また、本実施例のカード管理会社の領域には、図3に示すように、代金の支払いに基づいてチャージされるJG電子マネー額である購入残額と、JGポイントからの変換によりチャージされるJG電子マネー額である変換残額とが個別に記憶されているとともに、これら購入残額並びに変換残額から成るJG電子マネー額をカードユニット3における後述する第2貸出処理に使用した利用履歴を含む利用履歴データが記憶されている。
つまり、本実施例の携帯電話機5には、代金の支払いに基づいて加算更新される購入第1電子マネー額となる購入残額と、本発明のポイント変換処理を成す後述するチャージ指示送信処理により送信されたチャージ指示に基づいて、JGポイントからの変換により加算更新される変換第1電子マネー額となる変換残額とが区別して記憶されている。尚、本発明の前記購入第1電子マネー額に係わる代金の支払いには、本実施例のように、カードユニット3における紙幣受付けに応じた加算だけでなく、インターネット網を介した管理サーバ14へのアクセスによる銀行決済によるネットチャージも含まれる。
ここで、本実施例に用いたお財布機能を有する携帯電話機5を所持する所有者(遊技者)がJG電子マネー額を使用するためには、予め、JG電子マネー額をチャージするためのJGアプリをダウンロードしてメモリ部60に記憶しておくとともに、携帯電話機5の非接触ICチップ100のメモリ104における共通領域にJG電子マネー額の記憶領域104cを形成して、該記憶領域104cにJG電子マネー額の残額やアクセス権データ等の各種データを記憶させておく必要があることから、これらJG電子マネー額の残額やアクセス権データ等の各種データが記憶される流れについて、図8及び図9に基づいて以下に説明する。
まず、所有者(遊技者)は、所有する携帯電話機5にてJG電子マネー額を使用できるようにするために、ステップ1(図8)としてインターネット網9を介して前述のカード管理会社の管理サーバ14にアクセスして、図9(a)に示す画面を表示させる。尚、カード管理会社の管理サーバ14のURLアドレスは、遊技場内等に掲示されたURLアドレスやURLアドレスデータがシンボル化された2次元バーコード等により提供される。
そして所有者(遊技者)は、「アプリのダウンロードはこちら」を選択入力することで、図9(b)に示す画面が表示されて、ステップ2(図8)として該管理サーバ14からJGアプリがダウンロードされる。ダウンロード後に所有者(遊技者)はJGアプリを起動する。尚、これらダウンロードされたアプリケーションプログラム等のダウンロードデータは、メモリ部60のEEPROM内に記憶される。
該起動によりJGアプリが制御部55によりメモリ部60から読み出されて実行され、該JGアプリに基づいて制御部55は、図9(c)に示す画面を表示させる。この画面において携帯電話機5の所有者(遊技者)から、JG電子マネー(購入残額)にチャージする金額の決済を行う口座(例えば、インターネット専業バンクの口座等)に関する口座情報、並びに、名字、名前、性別、年齢、誕生日等の属性情報を受付けると、図9(d)に示す画面が表示されるとともに、ステップ3(図8)として該受付けた口座情報及び属性情報と、該携帯電話機5の端末IDや非接触ICチップ100に固有に付与されているチップID等の情報を管理サーバ14に送信する。
携帯電話機5は、ステップ4(図8)としてカード管理会社におけるJG会員IDの発行を受けるとともに、該管理サーバ14において、該発行されたJG会員IDに対応付けて、送信したチップIDや名字、名前、性別、年齢、誕生日等の属性情報とが後述するJG会員情報テーブルに記憶されるとともに、ステップ5(図8)として前記チップ管理会社のサーバコンピュータ15にアクセスして、該発行を受けたJG会員IDや購入残額や変換残額等のメモリ104における共通領域への登録要求、具体的には当該カード管理会社に固有に付与された企業ID等を含むリモート発行要求を送信する。
このリモート発行要求に基づき該チップ管理会社のサーバコンピュータ15において、携帯電話機5に内蔵されている非接触ICチップ100とサーバコンピュータ15の暗号鍵やチップID等による相互認証が実施された後、ステップ6(図8)として該管理会社のサーバコンピュータ15により当該カード管理会社への共通領域における領域の割り当て、並びにJG会員IDや購入残額や変換残額の初期値(本実施例では初期値「0」)等が書き込み記憶されるリモート発行処理が実施されることで、該カード管理会社のJG電子マネー額(購入残額や変換残額)を使用できるようになり、携帯電話機5には図9(e)に示す画面が表示される。尚、このリモート発行処理においては、各チップIDに対応付けて、記憶領域104cが割り当てられた該カード管理会社の企業IDや、割り当てた領域の容量やアドレスの情報等が、チップ管理会社のサーバコンピュータ15に記憶/管理されることで、どの非接触ICチップ100にどのような企業の記憶領域が割り当てられているかが管理されるとともに、既に記憶領域が割り当て済み、つまり電子マネー額を利用可能であるか否かを判定できるようになっている。
そして、これらJG電子マネー額の新規記憶時においては、JG電子マネー額の購入残額や変換残額は「0」であるので、これらの登録の後、管理サーバ14に再度アクセスして、希望する金額を購入残額にチャージしておくか、或いは、カードユニット3において現金を使用して購入残額にチャージする。尚、これら管理サーバ14にアクセスしてチャージする金額は、JG会員IDの取得時において送信した登録口座から自動的に引き落とされて決済される。
次いで、本発明に用いたカードユニット3について図4並びに図5に基づいて説明すると、該カードユニット3は、遊技場に設置された遊技機であるパチンコ機2に1対1に対応して設けられており、該対応するパチンコ機2と直接、及び図示しない中継端末を介して接続されており、カードユニット3と対応するパチンコ機2との間で、パチンコ玉の貸出に関する各種信号の送受が可能とされている。
この本実施例のカードユニット3の前面には、図4に示すように、多機能ランプ301等の各種表示部と、紙幣挿入口302、硬貨投入口303、電子マネー報知部331、電子マネー通信部332、硬貨返却ボタン304、突出部305、硬貨返却口308、カード挿入口309が設けられている。
カードユニット3の前面に設けられたカード挿入口309は、内蔵される内部カードリーダライタ327(図5参照)のカードスロット(図示略)に連設されており、このカード挿入口309を介してプリペイドカードや会員カードをカードスロットに挿入可能とされている。
この本実施例に使用されるプリペイドカード並びに会員カードには、種々のデータを記憶するための不揮発性メモリと、これら記録情報の書き換えや読み出しを実施するとともに、外部のリーダライタ装置との非接触通信を実施する制御部とを有するICチップを有するICカードを使用しており、これらプリペイドカード並びに会員カードには、個々のカードを識別可能なカードID、具体的には、プリペイドカードにはJGVCで始まるカードIDが、会員カードには、JGKCで始まる会員カードIDが予め記憶されていて、その種別がカードIDから識別可能とされているとともに、カードユニット3において遊技用残額等の各種データが記憶される。
カードユニット3の前面には、前方に突出する態様にて突出部305が設けられている。該突出部305において、遊技者側に向けられた面には、表示部312と、メインメニュー画面を表示させるためのメニュースイッチ316と、現金を投入して該投入金額をJG電子マネーにチャージさせる際に操作するチャージスイッチ318と、会員カードを受付けた場合において、該会員カードの会員IDにより特定される貯玉数を用いた再プレイ遊技を実施するための再プレイスイッチ319と、再プレイスイッチ319の操作が有効であることを報知するための再プレイ表示部320とが設けられており、該表示部312の表面には、表示部312に表示された表示項目を指触により入力可能とするための透明タッチパネル314が設けられている。
図5は、本実施例のカードユニット3の構成を示すブロック図である。カードユニット3は、前記カード挿入口309に連設される内部カードリーダライタ327と、前記電子マネー通信部332の内部位置に設けられ、電子マネー額が記憶された携帯電話機5との非接触通信を実施するための外部リーダ/ライタ330と、表示制御基板329と、カードユニット3の各部の制御を制御プログラムにより実施して該カードユニット3の各種の機能を提供する制御ユニット328と、から主に構成されており、内部カードリーダライタ327や外部リーダ/ライタ330及び表示制御基板329は制御ユニット328と接続され、各種データの送受が可能とされている。
本実施例の制御ユニット328は、制御プログラムを実行可能な中央演算処理回路(CPU)328aや、CPUが実施する各種の処理に使用する各種のデータを記憶可能なRAM328bや、制御プログラム等の各種のデータを記憶可能なROM328cを含み、RAM328bは図示しない電池によりバックアップされており、電源が遮断されても、所定期間において記憶されているデータが保持される。
内部カードリーダライタ327は、カード挿入口309から挿入される会員カード並びにプリペイドカードに記録されている(会員)カードIDや、会員ID(会員カードのみ)、遊技用残額データ等の記録情報の読み出し並びに書き込みを行うとともに、その内方側端部位置に、発行に使用するプリペイドカード(回収したカードを含む)貯留する図示しない貯留部を有しており、該貯留部に貯留されたカードを発行可能とされている。
また、外部リーダ/ライタ330は、該電子マネー通信部332に近接されたお財布機能を備える携帯電話機5に内蔵されている非接触ICチップ100との間において、JG電子マネー額の使用等に関する非接触データ通信を実施する。つまり、該外部リーダ/ライタ330によって携帯電話機5とのデータ通信を行うためのデータ通信手段が形成されている。
表示制御基板329には、前記した表示部312を成す液晶表示器313、透明タッチパネル314や、各種スイッチ類(メニュースイッチ316a、チャージスイッチ318a、再プレイスイッチ319a)や前述した再プレイ表示部320内に設けられた再プレイLED320a等の電子部品が接続されている。
これら表示制御基板329に接続されている電子部品のうち透明タッチパネル314、各種スイッチ類(メニュースイッチ316a、チャージスイッチ318a、再プレイスイッチ319a)は、表示制御基板329を介して制御ユニット328に接続されており、透明タッチパネル314による位置検出情報や各スイッチの検出信号が制御ユニット328に入力される。また、再プレイLED320aも、表示制御基板329を介して制御ユニット328に接続されており、その点灯制御が制御ユニット328により行われる。尚、これら透明タッチパネル314、メニュースイッチ316aの操作検知は、後述する図10に示すSb1の起動処理の後、Sb2以降の通常処理と平行して実施可能とするために、該通常処理を実施する処理タスクとは個別の処理タスクに基づいて実施される図示しない割込監視処理において検知されることにより、図示しないメインメニューが表示部312に表示されて、該メインメニュー内に設けられた各メニュー項目に応じた処理、例えば、「台データ」の項目に応じて対応するパチンコ機2の大当り回数等の台データを表示する処理が実施されるようになっている。
また、表示制御基板329は、液晶表示器313の表示駆動を行う表示駆動回路や、前記透明タッチパネル314からの出力信号に基づいて押圧操作された位置を特定して該特定した入力位置情報を出力する入力位置検出回路や、表示駆動回路の表示処理や画像合成処理に使用されるVRAMや、各種スイッチが接続されてスイッチからの信号が入力されるI/Oポートを含み、制御ユニット328から出力された表示データに基づく各種画面等を、表示部312を構成する液晶表示器313に表示する制御を行う。
制御ユニット328には、表示制御基板329を介して接続されたスイッチや表示器等の電子部品に加えて、紙幣識別ユニット321、硬貨識別ユニット322が接続されている。
紙幣識別ユニット321は、紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を行う。また、硬貨識別ユニット322は、硬貨投入口303より投入された硬貨の真贋並びに硬貨種別の識別を行う。
また、制御ユニット328には、接続されたパチンコ機2に設けられ、受付け中の会員カードやプリペイドカードの遊技用残額(具体的にはRAM328b内の図示しない受付情報テーブルにおける遊技用残額)を表示する図示しない残額表示器や、パチンコ玉の貸し出し(貸与)を行う際に操作される図示しない貸出ボタンの操作を検知する貸出ボタンスイッチや、受付け中の会員カードやプリペイドカードを返却させる際や、残額表示器に表示されている遊技用残額が記憶されたプリペイドカードを発行させる際に操作される図示しない返却ボタンの操作を検知する返却ボタンスイッチが接続されている。
制御ユニット328は、各種スイッチの検出信号や透明タッチパネル314の位置検出情報、紙幣識別ユニット321や硬貨識別ユニット322による貨幣識別情報等を受けて、制御ユニット328に接続されている前記多機能ランプ301内に設けられた多機能LED301aや電子マネー報知部331内に設けられた報知LED331a等の各LED、内部カードリーダライタ327、外部リーダ/ライタ330、表示制御基板329の制御、残額表示器の表示制御等、全体の動作制御、並びにカード挿入口309に挿入された会員カードやプリペイドカードに対して管理コンピュータ110と連携して利用の可/不可を判別するカード受付け処理(図10、Sb9)や、プリペイドカードまたはRAM328bに記憶された遊技用残額データから特定される遊技用残額を使用した玉貸を行う第1貸出処理(図10、Sb10)や、返却ボタンの操作により受付け中の会員カードやプリペイドカードの返却またはRAM328bに記憶されている遊技用残額を特定可能な遊技用残額データが記憶されたプリペイドカードを発行する返却・発行処理(図10、Sb12)や、受付け中の会員カードやプリペイドカードまたはRAM328bへの貨幣投入による入金を行う入金処理(図10、Sb11)や、貯玉数を用いた再プレイ処理(図10、Sb13)や、現金によるJG電子マネー額へのチャージを行う現金チャージ処理(図10、Sb13+、図11)や、携帯電話機5の受付けにより該携帯電話機5に記憶されているJG電子マネー額を使用した玉貸を行う第2貸出処理(図10、Sb14、図12)等の各種処理を実行する。
また、制御ユニット328は、対応するパチンコ機2の図示しない賞球数制御基板と接続されており、該賞球数制御基板との間において第1貸出処理や第2貸出処理、並びに再プレイ処理に伴う各種信号の送受が実施可能とされているとともに、通信部334並びにHUBを介して管理コンピュータ110とデータ通信可能に接続されており、各種データの送受が可能とされている。
次いで、本実施例に用いた管理コンピュータ110並びに管理サーバ14について、図6に基づいて説明すると、まず、本実施例の管理コンピュータ110は、図6に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス111に、該管理コンピュータ110が実施する各種処理等を処理プログラムに基づいて行うCPU112、処理時の一時記憶領域等として使用されるRAM113、現在の時刻情報やカレンダ情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)114、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置115、キーボードやマウス等から成る入力装置116、各種情報を表示出力する表示装置117、各種情報を印刷出力するプリンタ装置118と、遊技場内に設置された各カードユニット3並びにカード管理会社に設置されている管理サーバ14とのデータ通信を行う通信部119が接続された通常のコンピュータである。
記憶装置115には、図6に示すように、該管理コンピュータ110が実施する各処理内容が記述された処理プログラムに加えて、該遊技場の会員IDに対応付けて、当該会員が所有する貯玉数を含む会員情報が記憶された会員情報テーブルや、当該遊技場において使用される会員カードとプリペイドカードの(会員)カードIDに対応付けて、当該カードに残存する遊技用残額が管理されるカード管理テーブル等の各種データが記憶されており、管理コンピュータ110は、カードユニット3にて受付けられた会員カード並びにプリペイドカードの(会員)カードIDから、当該会員カード並びにプリペイドカードに残存する遊技用残額を特定できるようになっている。
そして、本実施例に用いた管理サーバ14について説明すると、管理サーバ14は、図6に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス141に、該管理サーバ14が実施する各遊技場にて使用される会員カードやプリペイドカードの遊技用残額や使用金額、発行金額や入金金額、並びにJG電子マネー額の使用やチャージおよびJG電子マネー額の使用により付与するJGポイントの管理を行うための処理等の各種処理を行うCPU142、処理時の一時記憶領域等として使用されるRAM143、キーボードやマウス等の入力装置144、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置145、表示装置146、各遊技場に設置された管理コンピュータ110とのデータ通信を行うデジタルサービスユニット(DSU)148、インターネット網9を介してチップ管理会社のサーバコンピュータ15や、各電子マネーサービス提供会社A,B…に設置されているサーバコンピュータ16、17…や、他社ポイント管理サーバ18とのデータ通信を実施するための通信インターフェイス149が接続された処理能力に優れた通常のコンピュータである。
また、記憶装置145には、管理サーバ14が実施する処理内容が記述された処理プログラムに加えて、図7(a)に示すように、各遊技場の遊技場ID並びに各遊技場において使用されている会員カードやプリペイドカードの(会員)カードIDに対応付けて遊技用残額等が記憶、管理されるカード管理データベース(DB)や、図7(b)に示すように、JGアプリによるJG電子マネー額の利用登録において付与された各JG会員IDに対応付けて、当該利用者(JG会員)に関する情報が記憶されるJG会員情報テーブルや、図7(c)に示す遊技場情報テーブル、JG電子マネー額の利用履歴(JG電子マネー額利用履歴)、JG電子マネー額へのチャージ履歴(チャージ履歴)、JG電子マネー額からA社電子マネー額への変換履歴(電子マネー変換履歴)等の各種のデータが記憶されている。
本実施例のJG会員情報テーブルには、図7(b)に示すように、JGアプリによるJG電子マネー額の利用登録において各利用者に付与された各JG会員IDに対応付けて、当該JG会員(所有者)が所持する携帯電話機5に搭載されている非接触ICチップ100のチップIDと、当該利用者すなわち対応するチップIDの非接触ICチップ100が搭載されている携帯電話機5の所有者が所有するJGポイント数が格納される所有ポイントと、該所有者(JG会員)から利用登録時において受付けた氏、名、性別、年齢、誕生日等から成る会員情報が記憶されている。
つまり、本実施例の管理サーバ14におけるJG会員情報テーブルには、各携帯電話機5の所有者毎の所有ポイント数であるJGポイント数が記憶されており、該管理サーバ14のJG会員情報テーブルによって本発明におけるポイント記憶手段が形成されている。
また、本実施例の遊技場情報テーブルには、図7(c)に示すように、各遊技場を個々に識別可能とするための遊技場識別情報である遊技場IDに対応付けて、当該遊技場の遊技場名や、所在地、並びに当該遊技場において使用されたJG電子マネー額に応じて付与されたJGポイント数の利用に伴う費用を決済するためのプール金額と、当該遊技場において使用された使用済み変換残額と、プール金額から使用済み変換残額を差し引いた金額である差し引き金額と、管理コンピュータ110との通信を実施するための接続情報(回線番号)とが記憶されている。
以下、本実施例のポイントシステムにおいて、お財布機能を備える携帯電話機5に記憶されたJG電子マネー額を、本実施例のカードユニット3の第2貸出処理に使用することで、JGポイントが付与される流れと、該カードユニット3において現金を使用してJG電子マネー額にチャージする流れについて以下に説明する。
まず、ダウンロードして記憶されてJGアプリを起動して管理サーバ14にアクセスし、利用登録を実施することで該JG電子マネー額が使用可能とされた携帯電話機5であっても、JG電子マネー額である購入残額と変換残額の双方の初期値は「0」であるので、JG電子マネー額にチャージする必要がある。
このチャージの方法としては、本実施例では2つの方法があり、JGアプリを起動して携帯電話機5から管理サーバ14に直接アクセスして現金に依らずにチャージを実施する方法(この場合には、現金がなくても利用登録時に登録した登録口座から自動的にチャージ金額が決済される)と、カードユニット3において現金にてチャージする方法の2つがあるが、ここでは、カードユニット3において現金にてチャージする方法について以下に説明する。
この本実施例において用いたカードユニット3においては、図10に示す処理が実施されており、制御ユニット328は、カードユニット3への電源投入により起動されることで、Sb1の起動処理を実施して、各部の接続状況の確認や、管理コンピュータ110への接続確認要求の送信、並びに該接続確認要求の送信に応じて管理コンピュータ110から返信される設定情報に基づく各設定データに初期値等の設定等を実施する。
そして、該起動処理の実施後においてSb2〜Sb8の処理を制御ユニット328が巡回実施することで、カード挿入口309へのカード挿入であるカード受付け、遊技者(会員またはビジター)による貸出ボタンの操作、紙幣挿入口302または硬貨投入口303からの現金の投入による現金受付け、遊技者による返却ボタンの操作、再プレイスイッチ319の操作、チャージスイッチ318の操作、並びに携帯電話機5の受付け、を検知する待機状態となる。
JG電子マネー額にチャージを実施したい場合には、遊技中であるか否かにかかわらず、カードユニット3の突出部305に設けられているチャージスイッチ318を押圧操作する。
このチャージスイッチ318の操作(チャージ操作)は、前述の図10に示すSb2〜Sb8の待機状態におけるSb6+において検知されてSb13+のステップに進み、図11に示す処理が実施される。
具体的に制御ユニット328は、チャージ操作の受付けに基づいて、表示部312に、現金の投入を促すメッセージを表示して、現金の投入待機状態に移行する。
このメッセージ表示を受けて携帯電話機5の所有者は、JG電子マネー額にチャージしたい金額を紙幣挿入口302または硬貨投入口303から投入する。
これら現金の投入により紙幣識別ユニット321や硬貨識別ユニット322は、投入された貨幣(現金)の真贋と金種を識別し、該識別結果を含む貨幣識別情報を制御ユニット328に出力する。
この貨幣識別情報の出力により制御ユニット328は、入力された貨幣識別情報から投入された貨幣の投入金額を特定する現金受付け処理を実施する。尚、特定した投入金額が硬貨による金額、具体的には500円硬貨や100円硬貨の投入による1000円未満の金額である場合には、さらに硬貨が追加投入されることが考えられるので、貨幣識別情報の入力から所定時間、例えば5秒が経過するまで、さらなる貨幣識別情報の入力待ち状態となり、複数の貨幣識別情報が入力された場合には、各貨幣識別情報から特定される識別金額の総額を投入金額として特定する。
そして、特定した投入金額と「実行」の入力操作部を含む確認画面を表示部312に表示して「実行」の入力操作部の操作を受付ける。尚、この際、さらに金額を増加させるために該確認画面に「現金投入を続ける」の入力操作部を設けて、更に、貨幣の投入を受付ける現金受付け処理を実施しても良い。
そして、「実行」の入力操作部の操作受付けがあったことに基づいて制御ユニット328は、携帯電話機5の近接を促す近接案内メッセージを表示部312に表示するとともに、外部リーダ/ライタ330から取引種別である「チャージ」を示す所定データに応じた信号列を含む問い合わせ信号列(チャージ)を送信する。
このようにして送信された問い合わせ信号列(チャージ)は、近接案内メッセージに応じて所有者が電子マネー通信部332に近接させた携帯電話機5の非接触ICチップ100により受信され、該問い合わせ信号列(チャージ)を受信した非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)は、メモリ104のシステム領域に記憶されているチップIDを含む特定取引要求を外部リーダ/ライタ330に返信する。
これら返信に応じてカードユニット3(制御ユニット328)は、該受信した特定取引要求に含まれるチップIDを一時記憶するとともに、表示部312に処理中メッセージを表示するとともに、報知LED331aを点滅点灯状態に制御して、処理中であることを報知する一方、該チップIDと、当該カードユニット3の装置IDと、前記現金受付け処理にて特定した投入金額であるチャージ金額を含むチャージ情報を管理コンピュータ110に対して送信する。
そして、このチャージ情報の受信に応じて管理コンピュータ110は、該受信したチャージ情報に含まれるチップIDとチャージ金額と装置IDと、該管理コンピュータ110が設置されている当該遊技場の遊技場IDとを含むチャージ情報を管理サーバ14に対して送信する。
このチャージ情報の受信に応じて管理サーバ14は、受信したチャージ情報に含まれるチップIDが、JG会員情報テーブルに記憶されているか否かを判定して、チャージ対象の非接触ICチップ100が、当該カード管理会社の記憶領域104cが形成されたメモリ104を有することでJG電子マネー額を利用可能とされている利用登録された非接触ICチップ100であるか否かを判定する認証処理を実施し、チップIDが記憶されている場合には、受信したチャージ情報に含まれる装置IDとチップIDとチャージ金額とを含むチャージ要求を管理コンピュータ110に返信する。尚、チップIDが記憶されていない場合には、受信したチャージ情報に含まれる装置IDとチップIDを含むチャージ不可通知が返信され、該返信されたチャージ不可通知が該チャージ不可通知に含まれる装置IDのカードユニット3に対して送信(中継)されることで、現金チャージ処理が中止される。
管理サーバ14からのチャージ要求の受信に応じて管理コンピュータ110は、受信したチャージ要求に含まれる装置IDのカードユニットに対して、受信したチャージ要求に含まれるチップIDとチャージ金額を送信(中継)する。
このチャージ要求の受信に応じてカードユニット3(制御ユニット328)は、受信したチャージ要求のチップIDとチャージ金額とが、一時記憶したチップIDと、前記現金受付け処理にて特定した投入金額と同一であるか否かを確認し、同一である場合において、JG電子マネー額への残額更新アクセス権データをさらに含む当該受信したチャージ要求を、外部リーダ/ライタ330を介して非接触ICチップ100に送信する。
この残額更新アクセス権データを含むチャージ要求の受信に応じて非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)は、記憶領域104cに記憶されている購入残額に、受信したチャージ要求に含まれるチャージ金額を加算更新するとともに、チップIDと該加算したチャージ金額とを含む加算更新が完了した旨のチャージ完了通知を外部リーダ/ライタ330(カードユニット3)に返信する。
このチャージ完了通知の受信に応じてカードユニット3(制御ユニット328)は、該受信したチャージ完了通知に含まれるチップIDとチャージ金額にさらに当該カードユニット3の装置IDを加えたチャージ完了通知を管理コンピュータ110に送信する一方、チャージが完了したことを表示部312に表示するとともに、報知LED331aの点滅点灯制御を終了して、チャージが完了したことを所有者に報知する。
このチャージ完了通知の受信に応じて管理コンピュータ110は、当該遊技場におけるJG電子マネー額売上や各カードユニット3毎におけるJG電子マネー額売上等の電子マネー売上に関する管理情報に、受信したチャージ完了通知に含まれるチャージ金額を加算して更新する管理データ更新処理を実施した後、該受信したチャージ完了通知に含まれるチップIDとチャージ金額の装置IDに代えて当該遊技場の遊技場IDを含むチャージ完了通知を管理サーバ14に送信する。
このチャージ完了通知の受信に応じて管理サーバ14は、該受信したチャージ完了通知に含まれるチップIDに対応付けて、チャージ金額、利用日時、遊技場IDとをチャージ履歴として登録するとともに、該チャージ金額から所定の手数料を差し引いた決済金額を、当該遊技場とのチャージ金額の決済額に加算更新する決済金額更新処理を実施する。
このようにすることで、カードユニット3において現金を使用して携帯電話機5のJG電子マネー額にチャージが実施されるとともに、各携帯電話機5の非接触ICチップ100にチャージされたチャージ額を含むチャージ履歴が管理サーバ14にて管理される。
このようにしてチャージされたJG電子マネー額は、チャージスイッチ318を操作しない状態で、電子マネー通信部332に携帯電話機5を近接させることによりカードユニット3において実施される第2貸出処理において使用できる。
これら第2貸出処理の流れについて、図10並びに図12に基づいて以下に説明すると、所有者が携帯電話機5をカードユニット3の電子マネー通信部332(外部リーダ/ライタ330)に近接させることにより、携帯電話機5の非接触ICチップ100が、Sb7で送信される取引種別である「玉貸」を示す所定のデータに応じた信号列を含む問い合わせ信号列(玉貸)を受信する。
このようにして送信された問い合わせ信号列(玉貸)の受信は、非接触ICチップ100のディジタル制御部103において実施されている、図示しない電子マネー使用処理における問い合わせ信号列受信検知ステップにおいて検知されて種別判定ステップに進み、受信した問い合わせ信号列の種別が問い合わせ信号列(玉貸)であるか否か(問い合わせ信号列の種別がチャージでないこと)が判定されて、記憶領域104cに記憶されている購入残額と変換残額の合計額である残額を含む特定取引要求をカードユニット3に送信した後(特定取引要求送信ステップ)、所定時間内に特定取引情報の受信があるかを検知する特定取引情報の受信待ちステップに移行する。
この特定取引要求の受信に応じてカードユニット3(制御ユニット328)は、受信した特定取引要求に含まれる残額が、第2貸出処理における最小使用単位額である100円に該100に相当する消費税額5円との合計額であるる第2税込単位額である105円以上であるか否かを判定し、残額が105円以上でない場合には残額エラーを返信して該第2貸出処理を終了する一方、残額が105円以上である場合には、使用額を特定する使用額特定処理を実施する。尚、残額エラーが返信された場合には、携帯電話機5において残額が不足している旨のエラー表示が表示部56に表示されることで、JG電子マネー額が不足していることが所有者に報知される。
この使用額特定処理においては、まず、受信した特定取引要求に含まれる残額が、該第2貸出処理の第2使用金額として設定されている1000円と該第2使用金額に相当する消費税額である50円(税率5%)との合計額である第2税込使用額である1050円以上であるか否かを判定し、該判定において、残額が第2税込使用額である1050円以上である場合には該第2税込使用額である1050円を使用額として特定する一方、残額が第2税込使用額である1050円以上でない場合には、該残額の内、第2税込単位額となる105円の整数倍の金額で最大の金額、例えば、残額が700円であれば、第2税込単位額となる105円の整数倍の金額で最大の金額となる6倍に該当する630円を使用額として特定する。
そして、このようにして特定した使用額を含む特定取引情報を、非接触ICチップ100(携帯電話機5)に返信(送信)した後、非接触ICチップ100からの減算完了通知の受信待ち状態に移行する。
このようにして送信された特定取引情報の受信は、非接触ICチップ100(携帯電話機5)が実施している図示しない電子マネー使用処理の特定取引情報の受信待ちステップにて検知されて減算更新ステップに進むことで、受信した特定取引情報に含まれる使用額を記憶領域104cに記憶されている変換残額および購入残額から減算更新する。尚、該減算更新においては、変換残額からの減算を優先して実施し、変換残額からの減算が不能な不足金額を購入残額から減算する。尚、本発明は、変換残額からの減算を優先することに限定されるものではなく、これらの減算を購入残額から優先して実施し、購入残額からの減算が不能な不足金額を変換残額から減算するようにしても良い。
そして、変換残額からの減算額と購入残額からの減算額とから成る減算内訳と、チップIDとを含む、使用額の減算が完了した旨の減算完了通知をカードユニット3(外部リーダ/ライタ330)に返信(送信)する。
そして、非接触ICチップ100から送信された減算完了通知の受信に応じて制御ユニット328は、特定取引情報として送信した使用額に相当するパチンコ玉数、すなわち使用額から消費税額を除いた税抜き金額を4円にて除した玉数の払出指示を、対応するパチンコ機2に対して出力して該パチンコ玉数を払い出させる玉貸処理を実施するとともに、当該カードユニット3に固有に付与された装置IDと、受信した減算完了通知に含まれる減算内訳並びにチップIDとを含む第2貸出完了通知を管理コンピュータ110に送信した後、該第2貸出処理を終了してSb2〜Sb8の待機状態に戻る。
この第2貸出完了通知の受信に応じて管理コンピュータ110は、当該遊技場における使用済みJG電子マネー額や各カードユニット3毎における使用済みJG電子マネー額等の使用済みとなった使用済み電子マネー額に関する管理情報に、受信した第2貸出完了通知に含まれる減算内訳から特定される使用額を加算して更新する管理データ更新処理を実施した後、該受信した第2貸出完了通知に含まれる減算内訳並びにチップIDと、当該遊技場の遊技場IDを含む利用履歴情報を管理サーバ14に送信する。尚、本実施例では、利用履歴情報を第2貸出完了通知の受信毎に管理サーバ14に送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらその当日における利用履歴情報を蓄積記憶しておいて、営業終了後の締め処理等において、該蓄積記憶しておいた利用履歴情報を管理サーバ14に送信するようにしても良い。
この利用履歴情報の受信に応じて管理サーバ14は、該受信した利用履歴情報に含まれるチップIDに対応付けて、使用された変換金額と、使用された購入金額と、利用日時と、遊技場IDとを利用履歴として登録する利用履歴記憶処理を実施するとともに、該利用履歴に基づいてポイント付与処理を実施する。
この本実施例のポイント付与処理においては、まず、利用履歴記憶処理にて新たに登録した利用履歴に含まれるチップIDと、遊技場IDと、利用日時から特定される日付とが、一致する利用履歴が既に存在するか否かを判定するとともに、該新たに登録した利用履歴における使用された変換金額と、使用された購入金額とから使用額を特定して、該使用額に対応して付与すべきJGポイント数を算出する。具体的に本実施例では、第2税込単位額となる105円の使用に対して1Pを付与するようにしており、使用額を105にて除した値が付与すべきJGポイント数として算出される。尚、本実施例では、105円の使用に対して1P(ポイント)を付与するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、1050円の使用に対して10ポイント若しくは1ポイントを付与するようにしても良い。また、これら付与されるポイント数として、例えば1日に付与されるポイント数の上限を100Pとするように、付与ポイント数に上限を設けるようにしても良い。
そして、前記した利用履歴に基づく判定において、一致する利用履歴が存在しない場合には、その当日において初めて当該遊技場に来場してJG電子マネー額を使用したと判断して、前記算出したJGポイント数に来場ポイントとして10Pを加算して新たに付与するJGポイント数として特定するとともに、一致する利用履歴が存在する場合には、その当日において既に来場ポイントが付与済みと判断して、前記算出したJGポイント数を新たに付与するJGポイント数として特定する。
そして、この様にして特定した新たに付与するJGポイント数を、利用履歴記憶処理にて新たに登録した利用履歴に含まれるチップIDに対応してJG会員情報テーブルに記憶されている所有ポイント数に加算更新するとともに、プール金額更新処理を実施する。
このプール金額更新処理においては、ポイント付与処理にて所有ポイント数に加算したJGポイント数が利用(抽選や電子マネーへの変換)された際に、その利用により発生する代金を決済するために使用するプール金額、具体的には、予めJGポイントの付与時において、該JGポイントが付与される契機となったJG電子マネー額の利用先である遊技場のプール金額(図7(c)参照)に、該付与されたJGポイント数に応じた金額、具体的には、1ポイントを10円とした金額を加算更新する。
つまり、本実施例のポイントシステムにおいては、第1電子マネー額であるJG電子マネー額と、第2電子マネー額となるA社電子マネー額とが記憶された携帯電話機5のJG電子マネー額を遊技場における遊技に使用すること、すなわち、第2貸出処理に使用することに応じて該携帯電話機5の所有者に対してJGポイントを付与している。
そして、これら利用履歴記憶処理にて新たに登録した利用履歴に含まれる変換金額と購入金額とから特定される使用額、つまりJG電子マネー額の使用額を遊技場に支払うための当該遊技場の支払い決済額に、該使用額から手数料を減算した金額を加算更新する決済金額更新処理を実施する。
次に、携帯電話機5の所有者が、自身が所有するJGポイントをJG電子マネー額或いはA社電子マネー額に変換する流れについて、図13〜図15を用いて以下に説明すると、まず、所有者が携帯電話機5において所定の起動操作を実施してJGアプリを起動すると、該起動されたJGアプリに基づいて制御部55は、メモリ104の記憶領域104cに記憶されているJG会員IDを含むマイページ要求を管理サーバ14に送信する。
このマイページ要求の受信に応じて管理サーバ14は、受信したマイページ要求に含まれるJG会員IDに対応付けてJG会員情報テーブルに記憶されている、チップIDや所有ポイント、氏名(名字、名前)、性別、職業等の会員情報を抽出して、該JG会員IDに対応付けて一時記憶するとともに、該抽出した氏名と所有ポイントの表示を含む図13(a)に示す該JG会員IDから特定される所有者のマイページを生成して返信(配信)する。
この本実施例のマイページの下方領域には、図13(a)に示すように、「1、抽選応募」や、「2、ポイント変換1」や、「3、ポイント変換2」、「4、ポイント移動」等の各種のメニューが選択可能に設けられている。尚、図13(a)には図示していないが、これら選択可能なメニュー中には、「チャージ」のメニュー項目も設けられており、該「チャージ」のメニューを選択することで、JG電子マネー額へのチャージを実施できるようになっている。
このマイページにおけるメニュー中から「1、抽選応募」を選択した場合には、図14に示すように、抽選受付け処理が実施され、賞品への抽選に所有するポイントを使用して応募することができるようになっている。
また、所有者がJGポイントをJG電子マネー額に変換したい場合には、マイページにおけるメニュー中から「2、ポイント変換1」を選択すれば良く、この「2、ポイント変換1」を選択した場合には、図14に示すように、使用ポイント数受付け処理が実施される。この使用ポイント数受付け処理において具体的には、図13(b)に示すように、所有しているJGポイント数の表示とJG電子マネー額への変換に使用するJGポイント数の指定を受付ける指定受付け部とを含む使用ポイント受付けページが表示部56に表示されることで、JG電子マネー額への変換に使用するJGポイント数の受付けが実施される。
この使用ポイント受付けページにおいて所有者は、指定受付け部において選択が有効とされた、所有ポイント数以下であって、JG電子マネー額への変換が可能な単位金額(本実施例では1000円)に応じたJGポイント数の項目、例えば、図13(b)のように、所有ポイントが115ポイントであれば、該115P以下において単位金額に相当する100ポイントのみを指定受付け部において指定可能として、変換に使用するJGポイント数の指定を受付ける。尚、所有ポイントが、例えば、350ポイントであれば、指定受付け部においては、「100」、「200」、「300」が指定可能とされる。
このように、変換に使用するJGポイント数を指定した後、所有者が使用ポイント受付けページの下方に設けられている「実行」の入力操作部を入力操作すると、制御部55は、該操作に応じて図14に示すように、使用ポイント受付けページにて指定を受付けたJGポイント数である使用ポイント数と、JG会員IDとを含むポイント変換1要求を管理サーバ14に送信する。
このポイント変換1要求の受信に応じて管理サーバ14は、該受信したポイント変換1要求に含まれるJG会員IDに対応付けて一時記憶しているJGポイント数、すなわち、JG会員情報テーブルにおいて該受信したポイント変換1要求に含まれるJG会員IDに対応付けて記憶されている所有ポイント数が、受信したポイント変換1要求に含まれる使用ポイント数以上であるか、つまり、使用ポイント数の所有ポイント数からの減算が可能であるかを確認する。
そして、一時記憶しているJGポイント数(所有ポイント)が使用ポイント数以上である場合において、その使用ポイント数に応じたJG電子マネー額、例えば、使用ポイント数が100ポイントであれば1000円を、チャージ金額として特定する。
そして、該特定したチャージ金額と、受信したポイント変換1要求に含まれるJG会員IDに対応付けて一時記憶しているチップID、つまり、携帯電話機5に搭載されている非接触ICチップ100のチップIDとを含むチャージ指示を携帯電話機5(制御部55)に返信するチャージ指示送信処理を実施する。
このチャージ指示の受信に応じて制御部55は、該受信したチャージ指示に含まれるチップIDとメモリ104のシステム領域に記憶されているチップIDとが一致することを条件に、JGアプリのアプリケーションデータ中に記述されているカード管理会社の企業ID等を含むリモート発行要求をチップ管理会社のサーバコンピュータ15に送信するとともに、該サーバコンピュータ15と非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)とのデータ通信を可能とする中継処理を開始する。
このリモート発行要求に基づきサーバコンピュータ15と携帯電話機5に内蔵されている非接触ICチップ100との間において、暗号鍵やチップID等による相互認証が実施された後、サーバコンピュータ15は、該チップIDから特定される非接触ICチップ100には、既に共通領域に当該カード管理会社の記憶領域が記憶されていることを確認することにより、領域の割り当てではなくチャージであると判断して、更新許諾を非接触ICチップ100に送信する。
この更新許諾の受信に応じて非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)は、制御部55からチャージ金額、つまり、管理サーバ14より受信したチャージ指示に含まれるチャージ金額を取得し、該取得したチャージ金額をメモリ104の記憶領域104cに記憶されている変換残額に加算更新した後、チップIDを含む更新完了通知をサーバコンピュータ15に返信することで、該更新完了通知が、サーバコンピュータ15から企業IDから特定されるカード管理会社の管理サーバ14に対して転送されることにより、管理サーバ14は、該受信した更新完了通知に含まれるチップIDに対応してJG会員情報テーブルに記憶並びに一時記憶している所有ポイントから、当該チップIDに対応するJG会員IDを含むポイント変換1要求に含まれていた使用ポイント数を減算更新するポイント減算処理を実施するとともに、前述の遊技場IDを含むチャージ履歴と同様に、該遊技場IDに代えてポイントからの変換であることを示す「ポイント」と、チャージ金額、利用日時とを、チップIDに対応付けてチャージ履歴として登録するチャージ履歴登録処理を実施する。
つまり、本実施例の管理サーバ14は、本発明における変換使用ポイント数となる受信したポイント変換1要求に含まれる使用ポイント数に対応するJG電子マネー額(第1電子マネー額)を該使用ポイント数の所有者の携帯電話機5(携帯端末)に記憶されたJG電子マネー額である変換残額に加算更新するためにチャージ指示を送信するチャージ指示送信処理を実施しており、該チャージ指示送信処理を行う管理サーバ14によって本発明のポイント変換手段が形成されている。
また、本実施例の管理サーバ14は、前記ポイント減算処理において本発明におけるポイント記憶手段となるJG会員情報テーブルに記憶されている所有ポイント数から所定の
変換使用ポイント数となるポイント変換1要求に含まれる使用ポイント数を減算更新しており、該ポイント減算処理を行う管理サーバ14によって本発明のポイント変換手段が形成されている。
尚、携帯電話機5の制御部55は、前述の更新完了通知を送信した後、図13(c)に示すように、JGポイントから変換されたJG電子マネー額の加算が完了した旨と、該加算後の新たなJG電子マネー額(加算された変換残額と購入残額との合計額)を含む完了ページ(画面)を表示部56に表示し、当該ページ(画面)中の「戻る」の選択入力部が選択操作されるか、或いは所定時間が経過することにより、再度、前述の図13(a)に示すマイページの表示状態に移行する。
また、所有者がJGポイントをA社電子マネー額に変換したい場合には、マイページにおけるメニュー中から「3、ポイント変換2」を選択すれば良く、この「3、ポイント変換2」を選択した場合には、図14から図15に示す処理に移行して、使用ポイント数受付け処理が実施される。この使用ポイント数受付け処理において具体的には、図13(d)に示すように、所有しているJGポイント数の表示とA社電子マネー額への変換に使用するJGポイント数の指定を受付ける指定受付け部とを含む使用ポイント受付けページが表示部56に表示されることで、A社電子マネー額への変換に使用するJGポイント数の受付けが実施される。
この使用ポイント受付けページにおいて所有者は、指定受付け部において選択が有効とされた、所有ポイント数以下であって、A社電子マネー額への変換が可能な単位金額(本実施例ではJG電子マネー額への変換と同様に1000円)に応じたJGポイント数の項目、例えば、図13(d)のように、所有ポイントが115ポイントであれば、該115P以下において単位金額に相当する100ポイントのみを指定受付け部において指定可能として、変換に使用するJGポイント数の指定を受付ける。
このように、変換に使用するJGポイント数を指定した後、所有者が使用ポイント受付けページの下方に設けられている「実行」の入力操作部を入力操作すると、制御部55は、該操作に応じて図15に示すように、使用ポイント受付けページにて指定を受付けたJGポイント数である使用ポイント数と、JG会員IDとを含むポイント変換2要求を管理サーバ14に送信する。
このポイント変換2要求の受信に応じて管理サーバ14は、該受信したポイント変換2要求に含まれるJG会員IDに対応付けて一時記憶しているJGポイント数、すなわち、JG会員情報テーブルにおいて該受信したポイント変換2要求に含まれるJG会員IDに対応付けて記憶されている所有ポイント数が、受信したポイント変換2要求に含まれる使用ポイント数以上であるか、つまり、使用ポイント数の所有ポイント数からの減算が可能であるかを確認する。
そして、一時記憶しているJGポイント数が使用ポイント数以上である場合において、その使用ポイント数に応じたJG電子マネー額、例えば、使用ポイント数が100ポイントであれば1000円を、チャージ金額として特定する。
そして、該特定したチャージ金額と、受信したポイント変換2要求に含まれるJG会員IDに対応付けて一時記憶しているチップID、つまり、携帯電話機5に搭載されている非接触ICチップ100のチップIDとを含むチャージ指示を携帯電話機5(制御部55)に返信する。
このチャージ指示の受信に応じて制御部55は、該受信したチャージ指示に含まれるチップIDとメモリ104のシステム領域に記憶されているチップIDとが一致することを条件に、JGアプリのアプリケーションデータ中に記述されているカード管理会社の企業ID等を含むリモート発行要求をチップ管理会社のサーバコンピュータ15に送信するとともに、該サーバコンピュータ15と非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)とのデータ通信を可能とする中継処理を開始する。
このリモート発行要求に基づきサーバコンピュータ15と携帯電話機5に内蔵されている非接触ICチップ100との間において、暗号鍵やチップID等による相互認証が実施された後、サーバコンピュータ15は、該チップIDから特定される非接触ICチップ100には、既に共通領域に当該カード管理会社の記憶領域が記憶されていることを確認することにより、領域の割り当てではなくチャージであると判断して、更新許諾を非接触ICチップ100に送信する。
この更新許諾の受信に応じて非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)は、制御部55からチャージ金額、つまり、管理サーバ14より受信したチャージ指示に含まれるチャージ金額を取得し、該取得したチャージ金額をメモリ104の記憶領域104cに記憶されている変換残額に加算更新した後、チップIDを含む更新完了通知をサーバコンピュータ15に返信することで、該更新完了通知が、サーバコンピュータ15から企業IDから特定されるカード管理会社の管理サーバ14に対して転送されることにより、管理サーバ14は、該受信した更新完了通知に含まれるチップIDに対応してJG会員情報テーブルに記憶並びに一時記憶している所有ポイント数から、当該チップIDに対応するJG会員IDを含むポイント変換2要求に含まれていた使用ポイント数を減算更新するポイント減算処理を実施するとともに、前述したように、該チップIDに対応付けて、チャージ金額、利用日時、「ポイント」とをチャージ履歴として登録するチャージ履歴登録処理を実施する。
そして、該チャージ履歴登録処理後において、受信した更新完了通知に含まれるチップIDと、前記において当該携帯電話機5に対して送信したチャージ指示に含まれるチャージ金額に相当するA社電子マネー額(本実施例では、JG電子マネー額とA社電子マネー額とは等価としているのでチャージ指示に含まれるチャージ金額と同一金額)であるチャージ金額を含む電子マネー変換指示を送信する電子マネー変換指示送信処理を実施する。
この電子マネー変換指示の受信に応じて制御部55において実行されているJGアプリは、制御部55を通じてA社電子マネーアプリを起動させ、該起動したA社電子マネーアプリに対して、受信した電子マネー変換指示に含まれるチップIDとチャージ金額を含むチャージ要求を出力するチャージ要求出力処理を実施した後、チャージ完了の入力待ち状態に移行する。
このチャージ要求の出力に応じてA社電子マネーアプリ(制御部55)は、該チャージ要求に含まれるチップIDとチャージ金額を含むチャージ情報を、A社のサーバコンピュータ16に対して送信する。
このチャージ情報の受信に応じてA社のサーバコンピュータ16は、受信したチャージ情報に含まれるチップIDが、該A社の電子マネーの利用登録がなされているチップIDであるか否かを確認する認証処理を実施し、該チップIDの利用登録がなされていることを条件に、該受信したチャージ情報に含まれるチップIDとチャージ金額を含むチャージ指示を返信する。
このチャージ指示の受信に応じてA社電子マネーアプリ(制御部55)は、該受信したチャージ指示に含まれるチップIDとメモリ104のシステム領域に記憶されているチップIDとが一致することを条件に、該A社電子マネーアプリのアプリケーションデータ中に記述されている該A社の企業ID等を含むリモート発行要求をチップ管理会社のサーバコンピュータ15に送信するとともに、制御部55は、該サーバコンピュータ15と非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)とのデータ通信を可能とする中継処理を開始する。
このリモート発行要求に基づきサーバコンピュータ15と携帯電話機5に内蔵されている非接触ICチップ100との間において、暗号鍵やチップID等による相互認証が実施された後、サーバコンピュータ15は、該チップIDから特定される非接触ICチップ100には、既に共通領域に当該電子マネーサービス会社A社の記憶領域104aが記憶されていることを確認することにより、領域の割り当てではなくチャージであると判断して、更新許諾を非接触ICチップ100に送信する。
この更新許諾の返信に応じて非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)は、A社電子マネーアプリ(制御部55)からチャージ金額、つまりチャージ指示に含まれるチャージ金額をA社電子マネー額、すなわち、A社の記憶領域104aの残額に加算更新した後、チップIDを含む更新完了通知をサーバコンピュータ15に返信するとともに、チャージ完了をJGアプリに対して出力して処理を終了する。
この更新完了通知が返信されることで、該更新完了通知が、サーバコンピュータ15からA社のサーバコンピュータ16に対して転送されることにより、A社のサーバコンピュータ16は、該受信した更新完了通知に含まれるチップIDと、チャージ金額、利用日時
、並びにJG電子マネーからの変換であることを示す「マネー変換」とをチャージ履歴として登録するチャージ履歴登録処理を実施する。
また、チャージ完了の出力に応じてJGアプリ(制御部55)は、A社電子マネーアプリに対して出力したチャージ要求に含まれるチャージ金額を変換残額から減算更新するチャージ金額減算処理を実施するとともに、該チャージ金額とチップIDとを含む電子マネー変換完了通知を管理サーバ14に対して送信する。
この電子マネー変換完了通知の受信に応じて管理サーバ14は、A社電子マネーへの電子マネー変換が完了したと判断して、これら電子マネー変換完了通知に含まれるチップIDに対応付けて、チャージ金額、利用日時、並びにA社電子マネーへの変換であることを示す「マネー変換」とを変換履歴として登録する。
つまり、本実施例の携帯電話機5の制御部55は、本発明の変換使用第1電子マネー額となるチャージ金額に対応するA社電子マネー額(第2電子マネー額)を、携帯電話機5に記憶されたA社電子マネー額(第2電子マネー額)となる記憶領域104aに記憶されている残額に加算更新するために前記チャージ要求出力処理においてチャージ要求を出力しているとともに、前記チャージ金額減算処理において、該携帯電話機5に記憶されている第1電子マネー額となるJG電子マネー額(変換残額)から、本発明における変換使用第1電子マネー額となる、前述の使用ポイント数受付け処理おいて受付けた変換に使用するJGポイント数に基づき変換残額に加算更新された金額であるチャージ金額を減算更新しており、該制御部55(JGアプリ)によって、本発明における電子マネー変換手段が形成されている。
また、本発明の電子マネー変換手段となる制御部55は、本発明における変換使用第1電子マネー額として、前述の使用ポイント数受付け処理おいて受付けた変換に使用するJGポイント数に基づき変換残額に加算更新された金額を用いることで、変換第1電子マネー額となる変換残額に限り、A社電子マネー額(第2電子マネー額)への変換を実施している。
また、本実施例1においては、所有者からの変換操作となる「3、ポイント変換2」の1度のメニュー選択操作の受付けに基づいて、JGポイントのJG電子マネー額(変換残額)への変換を実施するとともに、更なる変換操作の受付けを要することなく、該変換された変換残額をA社電子マネー額に変換している。
尚、携帯電話機5の制御部55(JGアプリ)は、前述の電子マネー変換完了通知を送信した後、図13(e)に示すように、JGポイントから変換されたA社電子マネー額の加算が完了した旨を含む完了ページ(画面)を表示部56に表示し、当該ページ(画面)中の「戻る」の選択入力部が選択操作されるか、或いは所定時間が経過することにより、再度、前述の図13(a)に示すマイページの表示状態に移行する。
尚、完了ページ(画面)中の「残額確認」の選択操作部を選択操作した場合には、JGアプリが終了される一方、A社電子マネーアプリが起動されて、該A社電子マネーアプリによりA社電子マネー額の残額を確認できるようになる。
以上に示した様に、本実施例1では、マイページにおける「2、ポイント変換1」のメニューを選択することで、JGポイントを本発明の第1電子マネーであるJG電子マネーに変換することができるとともに、「3、ポイント変換2」のメニューを選択することで、JGポイントが本発明の第1電子マネー額であるJG電子マネー額に変換されるとともに、その後に更なる操作を受付けることなく、該変換されたJG電子マネー額が第2電子マネー額であるA社電子マネー額に変換される。
次に、他社ポイント管理サーバ18において管理されている他社の外部ポイント数をJGポイントに変換する流れについて図16と図17を用いて説明すると、まず、所有者が所有する外部ポイント数をJGポイントに変換したい場合には、図16(a)(図13(a)に同じ)に示すマイページにおける「4、ポイント移動」を選択すれば良く、この「4、ポイント移動」を選択した場合には、図14から図17に示す処理に移行して、移動元情報受付け処理が実施される。
この移動元情報受付け処理において具体的には、図16(b)に示すように、移動元の外部ポイントの指定を受付ける移動元指定受付け部と、該移動元の外部ポイントを管理する他社における会員番号を入力する会員番号入力部と、パスワードを入力するパスワード入力部を有する移動元情報受付けページを表示部56に表示して、移動元の外部ポイントの指定、会員番号、パスワードの受付けを実施する。尚、移動元指定受付け部においては、ポイントの移動が可能とされた提携関係にある他社の外部ポイントの名称が、ポップアップ表示される。
所有者は、この移動元情報受付けページにおいて、ポイント移動に使用したい移動元のポイント名を移動元指定受付け部にて選択するととに、会員番号入力部並びにパスワード入力部に、当該外部ポイントの付与を受けた他社における自身の会員番号とパスワードを入力した後、「決定」の選択入力部を選択入力する。
この「決定」の選択入力に応じてJGアプリ(制御部55)は、該移動元情報受付けページにて受付けた情報、すなわち、移動元ポイント名、会員番号、パスワード、並びにJG会員IDを含む移動受付け情報を管理サーバ14に対して送信する。
この移動受付け情報の受信に応じて管理サーバ14は、該受信した移動受付け情報に含まれる移動元ポイント名、会員番号、パスワード、並びにJG会員IDを対応付けて一時記憶するとともに、受信した移動元ポイント名から、移動元の外部ポイントを管理する他社ポイント管理サーバのアクセス用アドレス(管理サーバ14には、図示しないがポイント移動を行うことが可能な提携他社の他社ポイント管理サーバ18のアクセス用アドレスが、外部ポイント名に対応付けて予め記憶されている)を特定し、該特定した他社ポイント管理サーバ18のアクセス用アドレスに対して、受信した移動受付け情報に含まれる会員番号、パスワードを含むポイント取得要求を送信するポイント取得要求送信処理を実施する。
このポイント取得要求の受信に応じて他社ポイント管理サーバ18は、該受信したポイント取得要求に含まれる会員番号、パスワードに基づいて、該会員の認証処理を実施する。具体的には、該受信したポイント取得要求に含まれる会員番号の登録が会員として管理している会員番号に存在し、且つ、その会員番号に対応して登録されているパスワードに受信したポイント取得要求に含まれるパスワードが一致するか否かを判定する。
そして、該認証処理における認証結果が「OK」である場合には、該会員番号に対応付けて管理している外部ポイント数、つまり、該所有者が所有している所有外部ポイント数を特定し、特定した所有外部ポイント数と当該会員番号を含むポイント情報を、管理サーバ14に対して返信する。
つまり、本実施例の管理サーバ14はポイント取得要求送信処理においてポイント取得要求を送信することで、所有者が所有しているJGポイントとは異なる外部ポイント数を、ポイント情報として他社ポイント管理サーバ18から取得(受信)しており、該ポイント取得要求送信処理を実施する管理サーバ14によって本発明における外部ポイント数取得手段が形成されている。
このポイント情報の受信に応じて管理サーバ14は、受信したポイント情報に含まれる会員番号に対応付けて、該ポイント情報に含まれる所有外部ポイント数をさらに一時記憶した後、該所有外部ポイント数の表示を含む図16(c)に示す移動ポイント受付けページを、前記移動受付け情報の送信元の携帯電話機5に返信する。
この移動ポイント受付けページの受信に応じてJGアプリ(制御部55)は、該受信した移動ポイント受付けページを表示部56に表示して、ポイント移動に使用する移動ポイント数の指定を受付ける移動ポイント数受付け処理を実施する。
この本実施例の移動ポイント受付けページには、図16(c)に示すように、その中央部にポイント移動に使用する移動ポイント数の指定を受付けるための移動ポイント数指定受付け部を有しており、該移動ポイント数指定受付け部においては、当該移動ポイント受付けページに表示された外部ポイント数の全てを使用する「全て」のメニューや、該表示された外部ポイント数の範囲内の所定数(具体的には、50ポイント単位における数値であって、50、100、150、200…)が、ポップアップ表示されることで選択可能とされており、所有者は、該移動ポイント数指定受付け部において移動に使用したい所望の移動ポイント数、例えば「全て」を選択した後、ページ下方の「決定」の選択入力部を選択入力する。
この「決定」の選択入力に応じてJGアプリ(制御部55)は、該移動ポイント受付けページにて受付けた情報である移動元ポイント数を含み、更にJG会員IDを含む受付け情報を管理サーバ14に対して送信する。
この受付け情報の受信に応じて管理サーバ14は、受信した受付け情報に含まれるJG会員IDに対応付けて、該受信した受付け情報に含まれる移動ポイント数をさらに一時記憶した後、該JG会員IDに対応付けて一時記憶している外部ポイント数が、該受信した受付け情報に含まれる移動ポイント数以上であるかを確認し、移動ポイント数以上であることを条件として、該移動ポイント数と、該JG会員IDに対応付けて一時記憶している会員番号とパスワードとを含むポイント移動要求を他社ポイント管理サーバ18に対して送信するポイント移動要求送信処理を実施する。
このポイント移動要求の受信に応じて他社ポイント管理サーバ18は、該受信したポイント移動要求に含まれる会員番号に対応して管理しているパスワードと、該受信したポイント移動要求に含まれるパスワードとが一致することを条件に、当該会員番号に対応して管理している外部ポイント数が、該受信したポイント移動要求に含まれる移動ポイント数以上であることを確認するとともに、外部ポイント数が移動ポイント数以上である、つまり、移動ポイント数の外部ポイント数からの減算が可能が確認された場合に、該移動ポイント数を外部ポイント数から減算更新した後、当該会員番号を含む減算完了通知を管理サーバ14に対して返信する。
この減算完了通知の受信に応じて管理サーバ14は、該受信した減算完了通知に含まれる会員番号に対応付けて一時記憶しているJG会員IDと移動ポイント数とを特定するとともに、JG会員情報テーブルにおける該特定したJG会員IDに対応する所有ポイント数に、該特定した移動ポイント数を加算更新するポイント加算処理を実施する。
つまり、本実施例の管理サーバ14は、他社ポイント管理サーバ18から取得した外部ポイント数から、本発明における所定の変換使用外部ポイント数となる移動ポイント数を減算更新させるためのポイント移動要求を送信するポイント移動要求送信処理を実施するとともに、該移動ポイント数に対応するJGポイント数を本発明におけるポイント記憶手段となるJG会員情報テーブルに当該所有者のJG会員IDに対応して記憶されている所有ポイント数に加算更新するポイント加算処理とを実施しており、これらポイント移動要求送信処理並びにポイント加算処理を実施する管理サーバ14によって本発明における外部ポイント変換手段が形成されている。
そして、プール金額更新処理を実施する。具体的には、所有ポイント数に加算した移動ポイント数が利用(抽選や電子マネーへの変換)された際に、その利用により発生する代金を決済するために使用する移動元の他社に割り当てられたプール金額に、該移動された移動ポイント数に応じた金額、具体的には、1ポイントを10円とした金額を加算更新する。尚、これらプール金額は、所定期間毎に移動元の他社に請求されて精算される。
そして、これらプール金額更新処理後において管理サーバ14は、更新後の新たな所有ポイント数の表示を含む16(e)に示す完了ページを携帯電話機5に送信することで、該送信された完了ページが、表示部56に表示され、当該ページ(画面)中の「戻る」の選択入力部が選択操作されるか、或いは所定時間が経過することにより、再度、前述の図13(a)に示すマイページの表示状態に移行することで、該マイページにおいて「2、ポイント変換1」や、「3、ポイント変換2」を選択することにより、前述した処理が実施されるようになるので、これらポイント移動により他社の外部ポイントからJGポイントに加算されたJGポイントを、JG電子マネー額やA社電子マネー額に変換することができる。
以上、本実施例1のようにすれば、一度の変換操作により、JGポイントが第2電子マネー額であるA社電子マネー額に変換されるようになるので、所有者の手間を省くことができる。
次に、実施例2に関して、図18〜図20を参照して説明する。尚、本実施例2は、本発明の請求項4に対応しており、その特徴としては、前記実施例1のマイページにおけるポイント変換2を選択した場合には、当該1回の操作受付けにより、JGポイントがA社電子マネー額にJG電子マネー額を介して自動的に変換されて加算されていたのに対し、本実施例2においては、JGポイントからのJG電子マネー額への変換と、JG電子マネー額からA社電子マネー額への変換とが個別の操作により実施されるようになっている点が異なり、その他のシステム構成等は、前記実施例1のシステムと同一であることから、同一である部分の説明は省略するものとし、前記実施例1からの変更点となる本実施例2の特徴部分について以下に説明する。
本実施例2において携帯電話機5の所有者が、自身が所有するJGポイントをJG電子マネー額或いはA社電子マネー額に変換する場合には、実施例1と同様に、まず、所有者が携帯電話機5において所定の起動操作を実施してJGアプリ起動することで、該起動されたJGアプリに基づいて制御部55は、メモリ104の記憶領域104cに記憶されているJG会員IDを含むマイページ要求を管理サーバ14に送信する。
このマイページ要求の受信に応じて管理サーバ14は、受信したマイページ要求に含まれるJG会員IDに対応付けてJG会員情報テーブルに記憶されている、チップIDや所有ポイント、氏名(名字、名前)、性別、職業等の会員情報を抽出して、該JG会員IDに対応付けて一時記憶するとともに、該抽出した氏名と所有ポイントの表示を含む図18(a)に示す該JG会員IDから特定される所有者のマイページを生成して返信(配信)する。
この本実施例2のマイページの下方領域には、図18(a)に示すように、「1、抽選応募」や、「2、ポイント変換」や、「3、電子マネー変換」、「4、ポイント移動」等の各種のメニューが選択可能に設けられている。
また、所有者がJGポイントをJG電子マネー額に変換したい場合には、マイページにおけるメニュー中から「2、ポイント変換」を選択すれば良く、この「2、ポイント変換」を選択した場合には、図19に示す使用ポイント数受付け処理以降の処理が実施される。この使用ポイント数受付け処理以降の処理は、図19に示すように、実施例1のマイページにおける「2、ポイント変換1」を選択した場合の処理と同一であり、図13(b)並びに図13(c)と同一のページが図18(b)並びに図18(c)に示すように表示されて、図18(b)の使用ポイント受付けページにて変換に使用するJGポイント数を指定することにより、該変換に使用するJGポイント数に相当するチャージ金額が、JG電子マネー額を成す変換残額に加算更新される。つまり、以前に変換されて未使用の変換残額に、新たにJGポイント数から変換した金額が加算されて、該加算後の変換残額を後述するA社電子マネー額への変換に使用できるようになる。
そして、これらポイント変換により加算更新されたJG電子マネー額(変換残額)を、所有者がA社電子マネー額に変換したい場合には、マイページにおけるメニュー中から「3、電子マネー変換」を選択すれば良く、この「3、電子マネー変換」を選択した場合には、図19から図20に示す処理に移行して、変換金額受付け処理が実施される。
この変換金額受付け処理において具体的には、図18(d)に示すように、メモリ104の記憶領域104cに記憶されている変換残額の表示とA社電子マネー額への変換に使用するJG電子マネー額の指定を受付ける変換金額指定受付け部とを含む変換金額受付けページが表示部56に表示されることで、A社電子マネー額への変換に使用するJG電子マネー額の受付けが実施される。
この本実施例2の変換金額受付けページにおいて所有者は、変換金額指定受付け部において選択が有効とされた、変換残額以下であって、A社電子マネー額への変換が可能な単位金額(本実施例2ではポイント変換と同様に1000円)に相当するJG電子マネー額の項目、例えば、図18(d)のように、変換残額に基づくJG電子マネー額が1000円であれば、該1000円以下において単位金額に相当する1000円のみを指定受付け部において指定可能として、変換に使用するJG電子マネー額(変換残額)の指定を受付ける。
このように、変換に使用するJG電子マネー額(変換残額)を指定した後、所有者が変換金額受付けページの下方に設けられている「実行」の入力操作部を入力操作すると、制御部55において実行されているJGアプリは、該操作に応じて図20に示すように、制御部55を通じてA社電子マネーアプリを起動させ、該起動したA社電子マネーアプリに対して、変換金額受付けページにて指定を受付けた金額であるチャージ金額とチップIDとを含むチャージ要求を出力するチャージ要求出力処理を実施した後、チャージ完了の入力待ち状態に移行する。
このチャージ要求の出力に応じてA社電子マネーアプリ(制御部55)は、該チャージ要求に含まれるチップIDとチャージ金額を含むチャージ情報を、A社のサーバコンピュータ16に対して送信する。
このチャージ情報の受信に応じてA社のサーバコンピュータ16は、受信したチャージ情報に含まれるチップIDが、該A社の電子マネーの利用登録がなされているチップIDであるか否かを確認する認証処理を実施し、該チップIDの利用登録がなされていることを条件に、該受信したチャージ情報に含まれるチップIDとチャージ金額を含むチャージ指示を返信する。
このチャージ指示の受信に応じてA社電子マネーアプリ(制御部55)は、該受信したチャージ指示に含まれるチップIDとメモリ104のシステム領域に記憶されているチップIDとが一致することを条件に、該A社電子マネーアプリのアプリケーションデータ中に記述されている該A社の企業ID等を含むリモート発行要求をチップ管理会社のサーバコンピュータ15に送信するとともに、制御部55は、該サーバコンピュータ15と非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)とのデータ通信を可能とする中継処理を開始する。
このリモート発行要求に基づきサーバコンピュータ15と携帯電話機5に内蔵されている非接触ICチップ100との間において、暗号鍵やチップID等による相互認証が実施された後、サーバコンピュータ15は、該チップIDから特定される非接触ICチップ100には、既に共通領域に当該電子マネーサービス会社A社の記憶領域104aが記憶されていることを確認することにより、領域の割り当てではなくチャージであると判断して、更新許諾を非接触ICチップ100に送信する。
この更新許諾の返信に応じて非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)は、制御部55からチャージ金額、つまり、チャージ指示に含まれるチャージ金額を取得し、該取得したチャージ金額をA社電子マネー額、すなわち、A社の記憶領域104aの残額に加算更新した後、チップIDを含む更新完了通知をサーバコンピュータ15に返信するとともに、チャージ完了をJGアプリに対して出力して処理を終了する。
この更新完了通知が返信されることで、該更新完了通知が、サーバコンピュータ15からA社のサーバコンピュータ16に対して転送されることにより、A社のサーバコンピュータ16は、該受信した更新完了通知に含まれるチップIDと、チャージ金額、利用日時、並びにJG電子マネーからの変換であることを示す「マネー変換」とをチャージ履歴として登録するチャージ履歴登録処理を実施する。
また、チャージ完了の出力に応じてJGアプリ(制御部55)は、A社電子マネーアプリに対して出力したチャージ要求に含まれるチャージ金額を変換残額から減算更新するチャージ金額減算処理を実施するとともに、該チャージ金額とチップIDとを含む電子マネー変換完了通知を管理サーバ14に対して送信する。
この電子マネー変換完了通知の受信に応じて管理サーバ14は、A社電子マネーへの電子マネー変換が完了したと判断して、これら電子マネー変換完了通知に含まれるチップIDに対応付けて、チャージ金額、利用日時、並びにA社電子マネーへの変換であることを示す「マネー変換」とを変換履歴として登録する。
つまり、本実施例2の携帯電話機5の制御部55は、本発明の変換使用第1電子マネー額となるチャージ金額に対応するA社電子マネー額(第2電子マネー額)を、携帯電話機5に記憶されたA社電子マネー額(第2電子マネー額)となる記憶領域104aに記憶されている残額に加算更新するために前記チャージ要求出力処理においてチャージ要求を出力しているとともに、前記チャージ金額減算処理において、該携帯電話機5に記憶されている第1電子マネー額となるJG電子マネー額(変換残額)から、本発明における変換使用第1電子マネー額となる、前記変換金額受付け処理において受付けた金額であるチャージ金額を減算更新しており、該制御部55(JGアプリ)によって、本発明における電子マネー変換手段が形成されている。
また、本発明の電子マネー変換手段となる制御部55は、本発明における変換使用第1電子マネー額として、本発明の変換第1電子マネー額となる変換残額に限り、A社電子マネー額(第2電子マネー額)への変換を実施している。
また、本実施例2においてポイント変換手段となる管理サーバ14は、前記所有者からの第1の変換操作の受付けとなる「ポイント変換」のメニューの選択操作の受付けに基づいて本発明のポイント変換処理となる前述のポイント減算処理並びにチャージ指示送信処理を実施する一方、本実施例2において本発明の電子マネー変換手段となる制御部55は、所有者からの第2の変換操作の受付けとなる「電子マネー変換」メニューの選択操作の受付けに基づいて本発明の電子マネー変換処理となる前述のチャージ金額減算処理並びにチャージ要求出力処理を実施している。
尚、携帯電話機5の制御部55(JGアプリ)は、前述の電子マネー変換完了通知を送信した後、図18(e)に示すように、JGポイントから変換されたA社電子マネー額の加算が完了した旨を含む完了ページ(画面)を表示部56に表示し、当該ページ(画面)中の「戻る」の選択入力部が選択操作されるか、或いは所定時間が経過することにより、再度、前述の図13(a)に示すマイページの表示状態に移行する。
尚、完了ページ(画面)中の「残額確認」の選択操作部を選択操作した場合には、JGアプリが終了される一方、A社電子マネーアプリが起動されて、該A社電子マネーアプリによりA社電子マネー額の残額を確認できるようになる。
以上、本実施例2のようにすれば、JGポイントが第1電子マネー額であるJG電子マネー額に変換される段階と、第1電子マネー額であるJG電子マネー額が第2電子マネー額となるA社電子マネー額に変換される段階とを、所有者に確実に認識させながら変換を実施できるとともに、JGポイントから変換されて変換残額に加算された金額とは異なる金額、つまり、加算後の変換残額に基づく金額を社電子マネー額への変換に使用することができる。
また、前記各実施例のようにすれば、所有者は、自身の所有するJGポイントを、JG電子マネー額(第1電子マネー額)を介して遊技場以外の店舗で使用可能なA社電子マネー額(第2電子マネー額)に変換できるので、実質的にポイントの使用先を多様化させることができ、その結果、リピータの獲得というポイントシステムの目的を達成できる。
また、前記各実施例のようにすれば、購入残額までA社電子マネー額(第2電子マネー額)に自由に変換できるようにすると、第1電子マネー額となるJG電子マネー額が該変換されることにより、その使用額が低下或いは使用されないことにより、これらJG電子マネーの加盟店(遊技場)を保護できなくなる可能性が生じ、よって、店舗(遊技場)が第1電子マネー額となるJG電子マネー額のサービスに加盟しようとする意欲や、加盟を継続しようとする意識が薄れてしまうので、A社電子マネー額(第2電子マネー額)への変換対象を変換残額に基づくJG電子マネー額に限ることで、遊技場にて使用可能な購入第1電子マネー額となる購入残額までもがA社電子マネー額(第2電子マネー額)に変換されてしまうことが不可とされるので、これら購入残額に基づくJG電子マネー額(第1電子マネー額)の加盟店(遊技場)における使用を確保し、JG電子マネー額の加盟店を保護できる。
また、前記各実施例のようにすれば、所有者は、自己が所有する他社の外部ポイント数をJGポイントに変換することにより、該JGポイントを介してJG電子マネー額(第1電子マネー額)に変換できるようになるので、遊技場の売上向上に資することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、JG電子マネー額からA社電子マネー額への変換が可能とされているが、A社電子マネー額からJG電子マネー額への変換は不可とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図21に示すようにこれらA社電子マネー額からJG電子マネー額への変換も可能としても良い。
具体的にこれらA社電子マネー額からJG電子マネー額への変換は、JG電子マネー額からA社電子マネー額への変換と同様とすれば良く、A社電子マネーアプリにおけるメニュー中から、例えば「電子マネー変換」を選択して変換金額受付け処理を実施させる。
この変換金額受付け処理においては、図18(d)と同様に、メモリ104の記憶領域104aに記憶されている残額の表示とJG電子マネー額への変換に使用するA社電子マネー額の指定を受付ける変換金額指定受付け部とを含む変換金額受付け画面を表示部56に表示してJG電子マネー額への変換に使用するA社電子マネー額の受付けを実施する。
この変換金額受付け画面にて、変換に使用するA社電子マネー額を指定と、「実行」の入力操作部の入力操作を受付けることにより、制御部55において実行されているA社電子マネーアプリは、該入力操作に応じて図21に示すように、制御部55を通じてJGアプリを起動させ、該起動したJGアプリに対して、変換金額受付け画面にて指定を受付けた金額であるチャージ金額とチップIDとを含むチャージ要求を出力した後、チャージ完了の入力待ち状態に移行する。
このチャージ要求の出力に応じてJGアプリ(制御部55)は、該チャージ要求に含まれるチップIDとチャージ金額を含むチャージ情報を、管理サーバ14に対して送信する。
このチャージ情報の受信に応じて管理サーバ14は、受信したチャージ情報に含まれるチップIDが、該カード管理会社のJG電子マネーの利用登録がなされているチップIDであるか否かを確認する認証処理、つまり、当該チップIDがJG会員情報テーブルに記憶されているかを確認し、該チップIDの登録がJG会員情報テーブルに存在することを条件に、該受信したチャージ情報に含まれるチップIDとチャージ金額を含むチャージ指示を返信する。
このチャージ指示の受信に応じてJGアプリ(制御部55)は、該受信したチャージ指示に含まれるチップIDとメモリ104のシステム領域に記憶されているチップIDとが一致することを条件に、該JGアプリのアプリケーションデータ中に記述されている該カード管理会社の企業ID等を含むリモート発行要求をチップ管理会社のサーバコンピュータ15に送信する。
このリモート発行要求に基づきサーバコンピュータ15と携帯電話機5に内蔵されている非接触ICチップ100との間において、暗号鍵やチップID等による相互認証が実施された後、サーバコンピュータ15は、該チップIDから特定される非接触ICチップ100には、既に共通領域に当該カード管理会社の記憶領域104cが記憶されていることを確認することにより、領域の割り当てではなくチャージであると判断して、更新許諾を返信する。
この更新許諾の返信に応じてJGアプリ(制御部55)は、チャージ指示に含まれるチャージ金額をJG電子マネー額、つまり、JG電子マネー額の変換残額に加算更新した後、チップIDを含む更新完了通知をサーバコンピュータ15に返信するとともに、チャージ完了をA社電子マネーアプリに対して出力して処理を終了する。
この更新完了通知が返信されることで、該更新完了通知が、サーバコンピュータ15から管理サーバ14に対して転送されることにより、管理サーバ14は、該受信した更新完了通知に含まれるチップIDと、チャージ金額、利用日時、並びにA社電子マネーからの変換であることを示す「マネー変換」とをチャージ履歴として登録するチャージ履歴登録処理を実施する。
また、チャージ完了の出力に応じてA社電子マネーアプリ(制御部55)は、A社電子マネーアプリに対して出力したチャージ要求に含まれるチャージ金額を、記憶領域104cの残額から減算更新するとともに、該チャージ金額とチップIDとを含む電子マネー変換完了通知をA社のサーバコンピュータ16に対して送信する。
以上のようにすることにより、JG電子マネー額とA社電子マネー額との相互変換が可能となる。
また、前記各実施例では、JGポイントのJG電子マネー額やA社電子マネー額への変換や、JG電子マネー額である変換残額のA社電子マネー額への変換を、JGアプリを実行させて管理サーバ14にアクセスすることにより、マイページのメニューにて実施できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各種の変換を、例えば、管理サーバ14や電子マネーサービス提供会社Aのサーバコンピュータ16とデータ通信可能に接続されるとともに、表示装置や入力装置や非接触ICチップ100のリーダ/ライタを備え、遊技場内に設置された変換専用の変換端末等において実施できるようにしても良い。
これら変換端末においてJG電子マネー額やA社電子マネー額への変換を実施する場合の具体的な態様について、図22並びに図23に基づいて説明すると、携帯電話機5の所有者は、変換端末において表示されているメニューから、JGポイントをJG電子マネー額に変換したい場合には「ポイント変換」を選択し、JG電子マネー額(変換残額)をA社電子マネー額に変換したい場合には「電子マネー変換」を選択入力する。
メニュー中の「ポイント変換」を選択した場合には、図22に示す処理が実施され、変換端末は、表示装置にリーダ/ライタへの携帯電話機5の近接を促すメッセージを表示して、該近接された携帯電話機5の非接触ICチップ100の記憶領域104cに記憶されているJG会員IDを取得して、該JG会員IDを一時記憶するとともに、該取得したJG会員IDを含む会員情報出力要求を管理サーバ14に送信する。
この会員情報出力要求の受信に応じて管理サーバ14は、該会員情報出力要求に含まれるJG会員IDに対応付けてJG会員情報テーブルに記憶されている、所有ポイントや、氏名(名字、名前)、性別、職業等の会員情報を抽出して、変換端末に返信する。
この会員情報の受信に応じて変換端末は、該受信した会員情報に含まれる所有ポイントの表示等を含む、前述の使用ポイント受付けページ(図13(b)参照)と同様の表示画面を表示して、所有ポイントの範囲内において使用ポイント数の受付けを行う使用ポイント数受付け処理を実施する。
そして、変換に使用するJGポイント数の指定を受付けた後、再度、リーダ/ライタへの携帯電話機5の近接を促すメッセージを表示して、該近接された携帯電話機5からJG会員IDを取得し、該取得したJG会員IDと前記にて一時記憶したJG会員IDとが一致することを条件に、該JG会員IDと、使用ポイント数受付け処理にて受付けた使用ポイント数とを含むポイント変換1要求を管理サーバ14に送信する。
このポイント変換1要求の受信に応じて管理サーバ14は、JG会員情報テーブルにおいて該受信したポイント変換1要求に含まれるJG会員IDに対応付けて記憶されている所有ポイント数が、受信したポイント変換1要求に含まれる使用ポイント数以上であるか、つまり、使用ポイント数の所有ポイント数からの減算が可能であるかを確認する。
そして、該所有ポイント数が使用ポイント数以上である場合において、その使用ポイント数に応じたJG電子マネー額、例えば、使用ポイント数が100ポイントであれば1000円を、チャージ金額として特定する。
そして、該特定したチャージ金額と、受信したポイント変換1要求に含まれるJG会員IDに対応付けてJG会員情報テーブルに記憶されているチップID、つまり、携帯電話機5に搭載されている非接触ICチップ100のチップIDとを含むチャージ指示を変換端末に返信する。
このチャージ指示は、リーダ/ライタを介して非接触ICチップ100に中継され、該中継されたチャージ指示の受信に応じて非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)は、該受信したチャージ指示に含まれるチャージ金額を、記憶領域104cにおける変換残額に加算更新した後、チップIDとチャージ金額を含むチャージ完了通知を、変換端末を介して管理サーバ14に送信する。
このチャージ完了通知の受信に応じて管理サーバ14は、該受信したチャージ完了通知に含まれるチップIDに対応してJG会員情報テーブルに記憶している所有ポイントから、前記ポイント変換1要求に含まれていた使用ポイント数を減算更新するポイント減算処理を実施するとともに、該チップIDに対応付けて、チャージ金額、利用日時、並びにポイントからの変換であることを示す「ポイント」とをチャージ履歴として登録するチャージ履歴登録処理を実施する。
尚、チャージ完了通知の受信に応じて変換端末には、ポイント変換の処理が完了した旨が表示される。
一方、メニュー中の「電子マネー変換」を選択した場合には、図23に示す処理が実施され、変換端末は、表示装置にリーダ/ライタへの携帯電話機5の近接を促すメッセージを表示して、該近接された携帯電話機5の非接触ICチップ100のチップIDと、記憶領域104cに記憶されている変換残額を取得して、該取得したチップIDと変換残額とを一時記憶する。
そして、該取得した変換残額の表示等を含む、前述の変換金額受付けページ(図18(d)参照)と同様の表示画面を表示して、該変換残額の範囲内においてA社電子マネー額への変換に使用するJG電子マネー額の受付けを行う変換金額受付け処理を実施する。
そして、変換に使用するJG電子マネー額の指定を受付けた後、再度、リーダ/ライタへの携帯電話機5の近接を促すメッセージを表示して、該近接された携帯電話機5からチップIDを取得し、該取得したチップIDと前記にて一時記憶したチップIDとが一致することを条件に、該チップIDと、変換金額受付け処理にて受付けた変換に使用するJG電子マネー額であるチャージ金額を含むチャージ情報を、A社のサーバコンピュータ16に対して送信する。
このチャージ情報の受信に応じてA社のサーバコンピュータ16は、受信したチャージ情報に含まれるチップIDが、該A社の電子マネーの利用登録がなされているチップIDであるか否かを確認する認証処理を実施し、該チップIDの利用登録がなされていることを条件に、該受信したチャージ情報に含まれるチップIDとチャージ金額を含むチャージ指示を変換端末に返信する。
このチャージ指示は、リーダ/ライタを介して非接触ICチップ100に中継され、該中継されたチャージ指示の受信に応じて非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)は、該受信したチャージ指示に含まれるチャージ金額を、記憶領域104aにおける残額、つまり、A社電子マネー額に加算更新した後、チップIDとチャージ金額を含むチャージ完了通知を、変換端末を介してA社のサーバコンピュータ16に送信する。
このチャージ完了通知の受信に応じてA社のサーバコンピュータ16は、該受信した更新完了通知に含まれるチップIDと、チャージ金額、利用日時、並びにJG電子マネー額からの変換であることを示す「マネー変換」とをチャージ履歴として登録するチャージ履歴登録処理を実施する。
また、チャージ完了通知の受信した変換端末は、該チャージ完了通知をA社のサーバコンピュータ16に中継した後、非接触ICチップ100に該受信したチャージ完了通知に含まれるチップIDとチャージ金額を含む減算指示を送信する。
この減算指示の受信に応じて非接触ICチップ100(ディジタル制御部103)は、該受信した減算指示に含まれるチャージ金額を、記憶領域104cにおける変換残額から減算更新した後、チップIDとチャージ金額を含む減算完了通知を、変換端末に返信する。
この減算完了通知の受信に応じて変換端末は、受信した減算完了通知に含まれるチャージ金額とチップIDとを含む電子マネー変換完了通知を管理サーバ14に対して送信する。
この電子マネー変換完了通知の受信に応じて管理サーバ14は、A社電子マネーへの電子マネー変換が実施されたと判断して、これら電子マネー変換完了通知に含まれるチップIDに対応付けて、チャージ金額、利用日時、並びにA社電子マネーへの変換であることを示す「マネー変換」とを変換履歴として登録する。
尚、減算完了通知の受信に応じて変換端末には、電子マネー変換の処理が完了した旨が表示される。
また、これら変換端末においても、前記した「ポイント変換」のメニュー選択による処理と、前記した「電子マネー変換」のメニュー選択による処理とを、1度の操作受付けにより連結して実施することで、実施例1と同様に、JGポイントからJGマネー額(変換残額)を介したA社電子マネー額への変換を、一度の操作のみにて実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、外部ポイントのJGポイントの変換を、JGアプリを実行させて管理サーバ14にアクセスすることにより、マイページのメニューにて実施できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの外部ポイントのJGポイントへの変換を、外部ポイントを付与する他社の店舗等に設置され、他社ポイント管理サーバ18とデータ通信可能に接続された表示装置や入力装置や非接触ICチップ100のリーダ/ライタを備えた会員端末等において実施できるようにしても良い。
これら会員端末においてJGポイントへのポイント変換を実施する場合には、図24に示すように、外部ポイントの所有者は、会員端末において、会員番号とパスワードを入力することで、該会員端末から他社ポイント管理サーバ18に入力された会員番号とパスワードを含む受付け情報が送信される。
この受付け情報の受信に応じて他社ポイント管理サーバ18は、該受信した受付け情報に含まれる会員番号、パスワードに基づいて、該会員の認証処理を実施する。具体的には、該受信した受付け情報に含まれる会員番号の登録が会員として管理している会員番号に存在し、且つ、その会員番号に対応して登録されているパスワードに受信した受付け情報に含まれるパスワードが一致するか否かを判定する。
そして、該認証処理における認証結果が「OK」である場合には、該会員番号に対応付けて管理している外部ポイント数、つまり、該所有者が所有している所有外部ポイント数を特定し、特定した所有外部ポイント数を含むポイント情報を、会員端末に返信することで、該所有外部ポイント数の表示を含むトップメニューが会員端末において表示される。
所有者がJGポイントの移動を実施したい場合には、該トップメニューにおいて、「ポイント変換」のメニューを選択して、図示しない変換ポイント数受付け画面を表示装置に表示して、ポイント変換の変換先のポイント名称であるJGポイントの選択を受付けるとともに、ポイント変換に使用する変換ポイント数の指定を受付けた後、リーダ/ライタに携帯電話機5を近接させて、該指定を受付けたポイント変換先であるJGポイントを管理するカード管理会社の記憶領域104cに記憶されているJG会員IDを取得して、これら変換先のポイント名称(JGポイント)と、変換ポイント数と、JG会員ID、並びに該に受付けている会員番号とパスワードを含むポイント変換要求を他社ポイント管理サーバ18に送信する。
このポイント変換要求の送信に応じて他社ポイント管理サーバ18は、該受信したポイント変換要求に含まれる会員番号に対応して管理しているパスワードと、該受信したポイント移動要求に含まれるパスワードとが一致することを条件に、当該会員番号に対応して管理している外部ポイント数が、該受信したポイント変換要求に含まれる変換ポイント数以上であることを確認するとともに、外部ポイント数が変換ポイント数以上である、つまり、変換ポイント数の外部ポイント数からの減算が可能が確認された場合に、該変換ポイント数を外部ポイント数から減算更新した後、受信したポイント変換要求に含まれるポイント名称であるJGポイントから特定されるカード管理会社の管理サーバ14に対して、受信したポイント移動要求に含まれるJG会員IDと、変換ポイント数とを含むポイント加算要求を送信する。
このポイント加算要求の受信に応じて管理サーバ14は、該受信したポイント加算要求に含まれるJG会員IDに対応するJG会員情報テーブルの所有ポイント数に、該受信したポイント加算要求に含まれる変換ポイント数を加算更新するとともに、前述した図17におけるプール金額更新処理と同様のプール金額更新処理を実施した後、他社ポイント管理サーバ18に加算完了通知を返信する。
この加算完了通知の受信に応じて他社ポイント管理サーバ18は、会員端末に完了ページを送信することで、会員端末にポイント変換が完了した旨が表示される。
また、前記各実施例では、A社電子マネー額へ変換できるJG電子マネー額を、変換残額のみに限定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら変換残額以外のJG電子マネー額である購入残額も、例えば、所定期間における変換金額の上限を超えない範囲内において、変換をできるようにしても良いし、制限なく変換できるようにしても良い。
また、前記各実施例では、JGポイントの記憶、管理を、管理サーバ14において実施する構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらJGポイント数を、携帯電話機5に記憶して管理したり、或いは、管理サーバ14と携帯電話機5の双方で記憶、管理するようにしても良い。
また、JGポイント数を携帯電話機5のみに記憶、管理する場合において、前述の各実施例におけるJGポイント数のJG電子マネー額やA社電子マネー額への変換を実施したり、ポイント移動等を実施する場合には、携帯電話機5におけるJGアプリの起動による管理サーバ14へのアクセス時に、これら携帯電話機5に記憶されているJGポイント数を管理サーバ14が取得するようにすれば良い。
また、前記各実施例では、外部ポイントをJGポイントに移動(変換)できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら外部ポイントをJGポイントに移動(変換)できない構成としても良い。
また、前記各実施例では、第1電子マネー額となるJG電子マネー額の使用として遊技場における遊技への使用となるカードユニット3における第2貸出処理への使用のみを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらJG電子マネー額を遊技場内や遊技場外のJG電子マネーに加盟している店舗等において、遊技以外への使用、例えば、商品代金やサービス代金の決済に使用できるようにしても良い。
また、前記各実施例では、第1電子マネー額となるJG電子マネー額(変換残額)を第2電子マネー額となるA社電子マネー額に変換するときに、携帯電話機5を介して実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの変換を、各管理サーバ14と電子マネーサービス提供会社Aのサーバコンピュータ16との間における情報交換により、携帯電話機5を介すことなく実施するようにしても良い。
また、JGポイントとJG電子マネー額に変換するポイント変換レートや、JG電子マネー額(変換残額)をA社電子マネー額に変換するマネー変換レート、更には、外部ポイントとJGポイントへの外部変換レートは、前記各実施例に限定されるものではなく、これらポイント変換レート、マネー変換レート並びに外部変換レートは、例えば、キャンペーン期間中においては高レートとするように、適宜、変更できるようにしても良い。
また、前記変換端末を用いる場合にあっては、携帯電話機5を載置可能な載置部を有するリーダ/ライタを設けることで、JGポイントのJG電子マネー額やA社電子マネー額への変換処理中や、JG電子マネー額である変換残額のA社電子マネー額への変換処理中、外部ポイントのJGポイントへの変換処理中において、携帯電話機5を載置部に継続して載置することで、処理中において携帯電話機5の非接触ICチップ100とリーダ/ライタとが継続して安定的に通信できるようにしても良い。