JP2007310647A - Usb装置および給電制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のUSBデバイスを実装しバスパワー給電タイプのUSB装置において特別のソフトを必要とせずに省電力状態時の消費電力を極力低くする。
【解決手段】電源スイッチ4はホストコンピュータ1からの電源をUSBコントローラ7のみに、電源スイッチ5はUSBコントローラによりオンオフ制御されてCPU8のみに、電源スイッチ6はCPUによりオンオフ制御されてETCデバイス9のみにそれぞれ給電する。制御部電源スイッチ11は各CPUからオン/オフを制御されて電源を取り込む。電源制御部13はCPUから指示されて任意の電源スイッチ4をオン/オフ制御する。起動制御テーブル12にはUSBデバイス毎に起動優先順位,起動状態,起動間隔およびマスター権限が記録されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、USBインタフェースを実装したデバイス(以下、「USBデバイス」と記す)を実装したUSB装置に関し、特に複数のUSBデバイスを実装しバスパワー給電タイプのUSB装置に対する給電制御に関する。
パソコンと周辺機器を接続する標準的なインタフェース規格の一つとしてUSBが周知である。USBはシリアルバス規格であり、そのシリアルバスは2本の差動信号線(D+、D−),電源線(+5V)およびグランド線(GND)の4本により構成され、専用のUSBケーブルによって、ホストコンピュータとUSB装置が接続される。USBデバイスへの電源供給には、ホストコンピュータからUSBデバイスへ給電するバスパワー給電方法がよく利用される。
これまでは、単一機能を持たせ、USBデバイスを一つだけ実装するUSB装置が多かったが、複数のUSBデバイスが実装されたUSB装置も次々と開発されている。また、近年では、家庭内で常時起動の装置も増えている。例えば、家庭内サーバやNAS(Network Attached Storage)などである。これらの装置に接続されるUSB装置は、省電力化の必要性が重要視され、通常動作時の省電力化や、一時的に使用しないデバイスの動作を停止することで消費電力を低くする省電力機能を保持することを考慮に入れて開発されている。
図10は、従来のUSB装置の一例(文献公知発明に係るものではない)を示す。このUSB装置20は、2つのUSBデバイス21a,21bを実装し、USBデバイス21の外部に、USBコントローラ23およびCPU24を備えた電力管理部22を設けて、省電力状態への切替え機能を電力管理部22が管理するようにしている。
通常動作時には、ホストコンピュータ1からVBUSと電源スイッチ25を介して、USBデバイス21のUSBコントローラ7,CPU8およびETCデバイス9へ電力を供給している。ETCデバイス9とは、USBデバイス21の内でUSBコントローラ7とCPU8を除いた余の部分をいう。
USBデバイス21を消費電力状態へ切り替える場合は、ホストコンピュータ1から電力管理部22のUSBコントローラ23を経由しCPU24に、どのUSBデバイス21を省電力状態に切り替えたいかを伝える。CPU24は、その指示に従い、該当のUSBデバイス21、例えばUSBデバイス21aの電源供給スイッチ25aを制御し、USBデバイス21aへの電源供給を完全にシャットダウンする。
また、省電力状態からの復旧には、同様にホストコンピュータ1から電力管理部22へ復旧の通知をして動作状態へ復帰させる。この方法では、消費電力状態においては、電源スイッチ25を使用することによりUSBデバイス21への電源供給を完全にシャットダウンしているため、USBコントローラ7とCPU8は省電力状態から復旧するための動作に備えて電源が供給された状態である必要がなく、不必要な電力供給がなくなり省電力化効果が大きい。
また、ホスト機器からトランシーバに電源を供給し、複数のUSBデバイスを実装したUSB装置に対するバスパワー給電に関するものではないが、USBデバイスの内部で省電力化効果の増強を図ったものとして、従来技術の他の例(例えば、特許文献1参照)を簡略化し、かつトランシーバをUSB装置に置き換えて図11に示す。
このUSB装置30は、USBデバイス31のUSBコントローラ7,CPU8への電源供給の各箇所に、それぞれレギュレータ32、レギュレータ33を配備し、電源の供給を調整することによって、消費電力を低くするための対策を実現させている。レギュレータ32はUSBコントローラ7を動作させるための電源回路であり、レギュレータ33はCPU8動作させるための電源回路である。なお、主電源34はVBUS電圧やその他の電圧(図示省略)により定電圧を発生する電源回路である。
ホストコンピュータ1からの省電力状態への切り替え指示があった場合、USBコントローラ7は、そのことをCPU8へ通知すると共に、ホストコンピュータ1からの復帰信号を検出する機能と、復帰信号を検出したときにレギュレータ33をオンする機能のみを動作させ、残りの機能を全て停止する。CPU8は、USBコントローラ7から通知を受けると、レギュレータ32を省電力状態に設定する。レギュレータ32は、USBコントローラ7の上記機能を動作させるのに必要な電力量のみが発生できる程度に出力電流量を削減する。
続いて、CPU8は、レギュレータ33および主電源34をオフする。この結果、USBコントローラ7およびレギュレータ32以外の回路への電源電圧の供給が絶たれ、これらの飼いどの動作が停止する。
特開2005−275612号公報(第13頁、図7)
しかしながら、上述した第1の従来技術(図10)では、USB装置20に、各USBデバイス21の省電力化を管理するための電力管理部22が必要になるため、電力管理部22の動作をさせるための電力は常に必須になる。また、電力管理部22は、CPU8による制御を受けているため、別途CPU8のファームウェア等ソフトの開発コストが追加となってしまう。更に、ホストコンピュータ1との接続時に、電力管理部22用のドライバが必要になる。
また、上述した第2の従来技術(図11)では、省電力状態の場合であっても、少なくともUSBコントローラ7には、常時、電源の供給がされているため、USB装置30に一つのUSBデバイス31のみを実装した場合はともかく、複数のUSBデバイスが実装された場合には、全てのUSBコントローラ7におけるトータルの電力は無視できない程度となる。
そこで、本発明の目的は、複数のUSBデバイスを実装しバスパワー給電タイプのUSB装置において、特別のソフトを必要とせずに、省電力状態時の消費電力を極力低くしたUSB装置および給電制御方法を提供することにある。
本発明のUSB装置は、複数のUSBデバイス(図1の3a,3b)を実装しホストコンピュータ(図1の1)からUSBケーブルを経て電源が供給されるUSB装置(図1の2)において、各USBデバイスは、ホストコンピュータと当該USBデバイスの認識処理を実施認識後はホストコンピュータとの間でデータの送受信制御を行なうUSBコントローラ(図1の7)と、USBコントローラを経由したホストコンピュータからの指示に従い当該USBデバイスの制御を司るCPU(図1の8)と、当該USBデバイスの内でUSBコントローラおよびCPUを除いた余の回路部分であるETCデバイス(図1の9)と、ホストコンピュータからの電源をUSBコントローラのみに給電する第1電源スイッチ(図1の4)と、USBコントローラによりオンオフ制御されて第1電源スイッチを経たホストコンピュータからの電源をCPUのみに給電する第2電源スイッチ(図1の5)と、CPUによりオンオフ制御されて第2電源スイッチを経たホストコンピュータからの電源をETCデバイスのみに給電する第3電源スイッチ(図1の6)で構成し、各USBデバイスのCPUからオン/オフを制御されてホストコンピュータから供給される電源を取り込む制御部電源スイッチ(図1の11)と、各USBデバイスのCPUからデータを読み書きすることが可能であってUSBデバイス毎に起動優先順位,起動状態,起動間隔およびマスター権限が記録されている起動制御テーブル(図1の12)と、各USBデバイスのCPUから任意のUSBデバイスの第1電源スイッチに対して電源供給をオン/オフ制御する電源制御部(図1の13)を有する共通起動制御部(図1の10)を設けたことを特徴とする。
本発明の第1の給電制御方法は、上記USB装置とホストコンピュータの接続時における給電制御方法であって、USBデバイスの内の一つをマスターUSBデバイスとして当該第1電源スイッチをオンに初期設定する第1段階と、ホストコンピュータに接続されるとマスターUSBデバイスが起動制御テーブルを読み出す第2段階(図6のステップA1〜A3)と、優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスがマスターUSBデバイスであった場合は、ETCデバイスへ電源を供給しUSBコントローラはホストコンピュータと認識処理を開始する第3段階(ステップA4〜A6)と、優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスがマスターUSBデバイスでなかった場合は、起動優先順位が最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスにマスター権限を委譲するために記録を書き替え電源制御部に対して新マスターUSBデバイスへの電源供給を指示する第4段階(ステップA4,A7)と、新マスターUSBデバイスにおいて第1電源スイッチをオン、旧マスターUSBデバイスにおいて第1電源スイッチをオフする第5段階(ステップA8,A9)と、新マスターUSBデバイスにおいて起動制御テーブルを読み出す第6段階(ステップA10〜A12)と、自身が優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスを確認の上、当該ETCデバイスへの電源供給をすると共に、ホストコンピュータと認識処理を開始し自身がマスターUSBデバイスであることをホストコンピュータに報告する第7段階(ステップA13〜A16)と、第7段階において自身が優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスでない場合は、優先順位の高いUSBデバイスの順に第5段階〜第7段階を繰り返す第8段階(ステップA17,A8〜A16)と、起動状態がオンの全USBデバイスの起動が完了すると制御部電源スイッチをオフにする第9段階(ステップA18,A19)を有することを特徴とする。
より具体的には、上記第5段階において、旧マスターUSBデバイスの第1電源スイッチをオフすることによりオフされた制御部電源スイッチは、新マスターUSBデバイスの第1電源スイッチをオンすることによりオンされる。
本発明の第2の給電制御方法は、上記USB装置の省電力状態への移行時における給電制御方法であって、ホストコンピュータからマスターUSBデバイスに対して任意のUSBデバイスを省電力状態へ移行させるための指示を行なう第1段階(図7のステップB1)と、省電力状態への移行対象のUSBデバイスがマスターUSBデバイス以外であった場合、マスターUSBデバイスのCPUは電源制御部に対し当該USBデバイスへの電源供給を停止する指示を出す第2段階(ステップB2,B3)と、省電力状態への移行対象のUSBデバイスがマスターUSBデバイスであった場合、マスターUSBデバイスのCPUは、マスターの権限を自身以外の優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスへ委譲させるため、起動制御テーブルのマスターのパラメータをマスターUSBデバイスから委譲先のUSBデバイスへ書き換える第3段階(ステップB4)と、マスターUSBデバイスは、自身の起動状態をオフへ書き替えてホストコンピュータへマスターが移行したことを報告する第4段階(ステップB5,B6)と、マスターであったUSBデバイスは、自分に対する電源供給を停止するため電源制御部に電源供給停止指示を出し電源制御部は当該第1電源スイッチをオフにする第5段階(ステップB7)を有することを特徴とする。
本発明の第3の給電制御方法は、上記USB装置の省電力状態からの復旧時における給電制御方法であって、ホストコンピュータからマスターUSBデバイスに対して任意のUSBデバイスを省電力状態から復旧させるための指示を行なう第1段階(図8のステップC1)と、復旧対象が一つの場合、マスターUSBデバイスは電源制御部へ当該USBデバイスに対する電源供給指示を出し同時に起動制御テーブルに当該USBデバイスの起動状態をオンに書き替える第2段階(ステップC2〜C4)と、当該USBデバイスにおいて第1電源スイッチ〜第3電源スイッチがオンしETCデバイスへの電源供給をすると共にホストコンピュータと認識処理を開始しUSBデバイスとしての動作を開始する第3段階(ステップC5〜C7)と、復旧対象が複数の場合、マスターUSBデバイスは起動制御テーブルの読出し処理を行い、復旧対象のUSBデバイスの内で優先順位の最も高いUSBデバイスから順次に電源制御部へ電源供給指示を出し同時に起動制御テーブルに当該USBデバイスの起動状態をオンに書き替える第4段階(ステップC2,C8〜C9)と、当該USBデバイスにおいて第1電源スイッチ〜第3電源スイッチがオンしETCデバイスへの電源供給をすると共にホストコンピュータと認識処理を開始しUSBデバイスとしての動作を開始する第5段階(ステップC6)を有することを特徴とする。
本発明の第4の給電制御方法は、上記USB装置の全USBデバイス省電力化時における給電制御方法であって、ホストコンピュータからマスターUSBデバイスに対して、現在起動しているUSBデバイスの全てを省電力状態へ移行するための指示を行なう第1段階(図9のステップD1)と、マスターUSBデバイスのCPUは電源制御部に対し自分以外のUSBデバイスへの電源供給を停止する指示を出す第2段階(ステップD2)と、CPUは当該第3電源スイッチをオフし同時にホストコンピュータへ全てのUSBデバイスの起動が停止することを報告する第3段階(ステップD3)と、CPUは当該第2電源スイッチをオフにしする第4段階(ステップD4)を有することを特徴とする
本発明によれば、以下のようにしてUSB装置の消費電力を極力小さくする効果が得られる。しかも、USBデバイスのCPUは、給電制御に関しては電源スイッチのオンオフ制御と起動制御テーブルの読み書きを行なうだけであるため特別のソフトを必要としない。
1.起動状態を管理するマスターUSBデバイスが固定されておらず、マスターUSBデバイスを省電力状態にしたい場合でも、他の起動しているUSBデバイスにマスター権限を移行させることができるため、マスターのUSBコントローラやCPUを常時起動しておく必要がない。
2.全てのUSBデバイスが省電力状態にある場合は、マスターUSBデバイスのUSBコントローラ以外は、各種デバイスへの電源接続そのものが切断されるため、完全な電力供給停止状態である。
3.一つ以上のUSBデバイスが起動状態の場合は、起動状態のUSBデバイスの中からマスターUSBデバイスの権限を与え、省電力の管理を実施するため、起動USBデバイス以外のUSBデバイスは、各種デバイスへの電源接続そのものが切断されるので、完全な電力供給停止状態であり、消費電力を最小にすることを可能にする。
4.共通起動制御部を使用する場合は、適時電源供給をオンし、使用後電源供給を停止することによって、USBデバイスの省電力状態に関わらず、必要時以外の各種デバイスへの電源接続そのものが切断されるため、完全な電力供給停止状態となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[構成の説明]
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明のUSB装置の一実施例を示すブロック図である。図1において、ホストコンピュータ1とUSB装置2はUSBケーブルで接続されており、太線がUSBインタフェースの電源ラインを示す。すなわち、USB装置2は、ホストコンピュータ1からUSBケーブルを介してバスパワー給電される。
USB装置2は、2つのUSBデバイス3a,3bと、USBデバイス3a,3bに対する共通起動制御部10から構成される。USB装置2がホストコンピュータ1に接続されると、ホストコンピュータ1とUSB装置2内の各USBデバイス3とでUSBデバイス3の認識処理が実施され、完了後にホストコンピュータ1が各USBデバイス3に対し制御できるようになる。
USBデバイス3は、各々が独立したUSBデバイスであり、ホストコンピュータ1と直接接続することによって、動作させることもできる。USBデバイス3の具体例としては、ハードディスク,フラッシュメモリ,モデム,LANアダプタ等がある。また、USBデバイス3は、USBコントローラ7,CPU8,3つの電源スイッチ4〜6およびETCデバイス9から構成される。
USBコントローラ7は、USBのインタフェースを制御する一般的なUSBコントローラチップである。USBコントローラ7は、ホストコンピュータ1にUSBケーブルに接続されることによって、ホストコンピュータ1との認識処理を実施し、認識後はホストコンピュータ1との間でデータの送受信の制御が可能となる。
CPU7は、USBコントローラ7を経由した、ホストコンピュータ1からの指示に従いUSBデバイス3の制御を司る。ETCデバイス9は、USBデバイス3の内でUSBコントローラ7,CPU8および電源スイッチ4〜6を除いた余の回路部分をいう。例えば、ハードディスク部分であり、フラッシュメモリ部分である。
電源スイッチ4は、USBデバイス3の電源の入力部に第1の電源スイッチとして実装され、ホストコンピュータ1からUSBケーブルを経て供給される電源をUSBコントローラ7と電源スイッチ5に給電する。この電源スイッチ4への電源供給のオン/オフのスイッチング制御は、共通起動制御部10の電源制御部13によって行なわれる。
電源スイッチ5は、USBコントローラ7とCPU8の間に第2の電源スイッチとして実装され、電源スイッチ4から給電される電源をCPU8と電源スイッチ6に給電する。この電源スイッチ5への電源供給のオン/オフのスイッチング制御はUSBコントローラ7によって行なわれる。
電源スイッチ6は、CPU8とETCデバイス9の間に第3の電源スイッチとして実装され、電源スイッチ5から給電される電源をETCデバイス9に給電する。この電源スイッチ6への電源供給のオン/オフのスイッチング制御はCPU8によって行なわれる。
共通起動制御部10は、制御部電源スイッチ11,起動制御テーブル12および電源制御部13から構成される。起動制御テーブル12は、各USBデバイス3のCPUバスと接続され、共通CPUバスにて、各CPU8からデータを読み書きすることが可能なメモリである。メモリは、不揮発性であって、電源が供給されていない場合でも、書き込まれたデータが消去されることはない。メモリ内には、USBデバイス3毎に、起動優先順位,起動状態,起動間隔およびマスター権限がテーブルとして記録されている。起動状態とは、ホストコンピュータとの最初の接続時など最初にUSB装置に電源が供給された時の各USBデバイスの起動する/しないの区別をいう。なお、起動制御テーブル12の内容は、常時、ホストコンピュータ1からマスターUSBデバイス経由で書き換えることは可能であるため、起動制御を簡単に変更できる。
起動制御テーブル12は、全てのUSBデバイスから共通に使用でき、不揮発性のメモリによるテーブルを保持しているため、ホストコンピュータ1に起動情報を保存しておく必要がない。このことは、ホストコンピュータ1を変更したとしても、同条件で起動制御がされることを可能としている。
また、起動制御テーブル12において、起動間隔のパラメータをUSBデバイス毎に用意しているため、各USBデバイスの起動動作を重複させることがなく、かつホストコンピュータとの認識処理においても複数のUSBデバイスがホストコンピュータと同時に認識処理されることはない。
電源制御部13は、各USBデバイス3のCPU8から、任意のUSBデバイス3の電源スイッチ4に対して、電源供給をオン/オフの制御をすることを可能にする。また、最初の起動用として、USB装置2がホストコンピュータ1に接続された時は、初期設定として、USBデバイス3aをマスターとし、USBデバイス3aの電源スイッチ4aに対して電源オンの状態にする。また、全ての電源スイッチ4が電源オフにはならないよう制限する機能がある。
制御部電源スイッチ11は、ホストコンピュータ1からUSBケーブルを経て供給される電源を共通起動制御部10へは給電するための電源スイッチであり、各USBデバイス3のCPU8からオン/オフ制御することが可能である。
[動作の説明]
以上のように構成された本 の実施の形態の動作について説明する。
(1)USB装置2とホストコンピュータ1の接続時
USB装置2とホストコンピュータ1が接続された場合について、図2および図3に示す起動制御テーブル12の内容例と、図6に示すフローチャートを参照して説明する。起動制御テーブル12は、図2に示すような初期状態で保存されているとし、デバイスNo1はUSBデバイス3a、デバイスNo2はUSBデバイス3b、デバイスNo3はUSBデバイス3c、デバイスNo4はUSBデバイス3d、デバイスNo5はUSBデバイス3e、デバイスNo6はUSBデバイス3fと対応させる。
なお、図2〜図5は、図1のようにUSBデバイス3が2つしかない場合は、起動優先順位の遷移等を説明し難いことから、USBデバイス3を6つとして設けたものである。ここでの説明は、図1をベースに進めるが、適時に図2〜図5を参照して説明する。
USB装置2をホストコンピュータ1と接続すると、初回の接続であるので、USBデバイス3aの電源スイッチ4aがオンとなっており、ホストコンピュータ1からの電源はUSBコントローラ7aに供給される。USBコントローラ7aは起動後、電源スイッチ5aをオンにし(図6のステップA1)、CPU8aへの電源を供給させる。CPU8aは、起動後に共通起動制御部10の制御部電源スイッチ11をオンにし(ステップA2)、共通起動制御部10を起動した後、起動制御テーブル12の読出し処理を行う(ステップA3)。
CPU8aは、起動制御テーブル12を参照し、優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイス3を確認する(ステップA4)。図2のように、優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイス3が、マスターであるUSBデバイス3aであった場合、すなわち自分自身であった場合は、自身のUSBデバイスの電源スイッチ6aをオンにし(ステップA5)、ETCデバイス9aへ電源を供給する。そして、USBコントローラ7aはホストコンピュータ1と認識処理を開始する(ステップA6)。
一方、起動制御テーブル12を参照し、図3の例のように、起動優先順位が最も高く起動状態がオンであるUSBデバイス3が自身以外のデバイスNo2であるUSBデバイス3bである場合、CPU8aは、USBデバイス3bにマスター権限を移行させるため、起動制御テーブル12のデバイスNo2にマスターのパラメータの付加をする(ステップA7)。このように、マスターのパラメータが付加されたUSBデバイス3をマスターUSBデバイスという。
次に、マスターUSBデバイス3bに対する電源を供給するため、CPU8aは、電源制御部13に対し、新しいマスターUSBデバイス3bへの電源供給指示を出す。電源制御部13は電源スイッチ4bをオンにして(ステップA8)マスターUSBデバイス3bの起動を開始させる。その後、自身のUSBデバイス3aに対する電源供給を止めるため、CPU8aは電源制御部13に電源供給停止指示を出す。電源制御部13は電源スイッチ4aをオフにして(ステップA9)USBデバイス3aの動作は停止する。このとき、USBデバイス3aは、CPU8aが共通起動制御部10の制御電源スイッチ11をオンにしていた状態も停止するため、共通起動制御部10も同時に起動を停止する。
マスターUSBデバイス3bは、電源スイッチ4bがオンになることから、USBコントローラ7bが起動し、電源スイッチ5bをオンにし(ステップA10)、CPU8bへの電源を供給させる。CPU8bは起動後、共通起動制御部10の制御部電源スイッチ11をオンにして(ステップA11)、共通起動制御部10を起動した後、起動制御テーブル12の読出し処理を行う(ステップA12)。
CPU8bは、起動制御テーブル12を参照し、優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイス3を確認する(ステップA13)。この場合は、自身のUSBデバイス3bが該当する筈なので、電源スイッチ6bをオンにし(ステップA14)、ETCデバイス9bへの電源供給をすると共に、ホストコンピュータ1と認識処理を開始する(ステップA15)。この時、同時に自分自身がマスターUSBデバイス3であることをホストコンピュータ1に報告する(ステップA16)。以上はマスターUSBデバイスにおける処理である。
ステップA6またはステップA16の後に、マスターUSBデバイスは、起動制御テーブル12を読み出して、次の優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイス3を確認し(ステップA17)、そのUSBデバイス3(第2USBデバイスと称し、図3の例ではデバイスNo4のUSBデバイス3dが該当する)に対し、電源制御部13への電源供給指示を出す(ステップA8)。ここからステップA13までが繰り返される。但し、上記説明でのマスターUSBデバイスは第2USBデバイスに読み替えされたい。
ステップA13において、今回は自身のUSBデバイス3bが該当優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイス3に該当しないので、全ての起動するべきUSBデバイス3の起動が完了したかを確認し(ステップA18)、完了なら制御部電源スイッチ11をオフにし(ステップA19)、共通起動制御部10の電源供給を停止する。
一方、未完ならステップA17へ戻る。この時、各USBデバイス3を起動させる間隔は、起動制御テーブル12に保存されている起動間隔以上となるよう制御する。例えば、図3〜図5では、USBデバイス3bの起動間隔は10secである。マスターUSBデバイス3bへの起動指示を出してから、10secの時間を経過させた後に新マスターUSBデバイス3dの起動指示を実施する。
このように、共通起動制御部10を使用する場合は、適時に電源供給をオンし、使用後は電源供給を停止させる。また、マスターUSBデバイス3bによって、起動指示がされた(電源制御部13へ電源供給指示が出された)第2USBデバイス3d等のマスターではないUSBデバイス3は、電源スイッチ4がオンになった後、USBコントローラ7が起動し、電源スイッチ5をオンにしCPU8への電源を供給させる。
CPU8は起動後、起動制御テーブル部12へ起動制御テーブル12の読出し処理を行い、自分がマスターであるかどうかを確認する。ここで、マスターでないことを確認した後、電源スイッチ6をオンにし、ETCデバイス9への電源供給をすると共に、ホストコンピュータ1と認識処理を開始し、USBデバイスとしての動作が開始される。
(2)省電力状態への移行時
次に、省電力状態への移行時について、図3および図4に示す起動制御テーブル12の内容例と、図7に示すフローチャートを参照して説明する。省電力状態への移行時は、ホストコンピュータ1からマスターUSBデバイスに対して、任意のUSBデバイス3を省電力状態へ移行させるための指示がされる(図7のステップB1)。
省電力状態への移行対象のUSBデバイスがマスターUSBデバイス以外であった場合は(ステップB2)、マスターUSBデバイスのCPUは、電源制御部12に対し当該USBデバイスへの電源供給を停止する指示を出す(ステップB3)。この動作により、当該USBデバイスはホストコンピュータからの電源供給が完全に遮断された省電力状態へ移行される。
一方、省電力状態への移行対象のUSBデバイス3がマスターUSBデバイスであった場合(ステップB2)、マスターUSBデバイスのCPUは、マスターの権限を自身以外の優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイス3へ委譲させるため、起動制御テーブル12のマスターのパラメータをマスターUSBデバイスから委譲先のUSBデバイスへ書き換える(ステップB4)。図3の例で、省電力状態への移行対象のUSBデバイス3が3bである場合、デバイスNo4のUSBデバイス3dにマスターの権限が委譲される。
また、図3におけるマスターUSBデバイス3bは、図4に示すように、自身の起動状態をオフへ書き替える(ステップB5)。そして、ホストコンピュータ1へマスターが第2USBデバイスへ移行したことを報告する(ステップB6)。その後、マスターであったUSBデバイス3b(元USBデバイスという)は、自分に対する電源供給を停止するため、電源制御部13に電源供給停止指示を出す。
電源制御部13は電源スイッチ4bをオフにし(ステップB7)、この結果、元USBデバイス3bはホストコンピュータ1からの電源供給が完全に遮断された省電力状態となる。これらの一連動作により、第2USBデバイス3dが、マスターUSBデバイスに切り替わり、元マスターUSBデバイス3bは電力を全く消費しない省電力状態へ移行する。
(3)省電力状態からの復旧時
次に、省電力状態から復旧する場合について、図4および図5に示す起動制御テーブル12の内容例と、図8に示すフローチャートを参照して説明する。省電力状態への移行時は、ホストコンピュータ1からマスターUSBデバイスに対して、任意のUSBデバイス3を指定して省電力状態からの復旧の指示がされる(図8のステップC1)。また、この場合、一つのUSBデバイス3だけではなく、複数のUSBデバイス3を対象に復旧の指示がされることもある。
復旧対象が一つ、例えば、図4で復旧対象がUSBデバイス3bの場合は(ステップC2)、マスターUSBデバイス3dは、電源制御部13へUSBデバイス3bに対する電源供給指示を出す。同時に起動制御テーブル12にUSBデバイス3bの起動状態をオンに書き替える(ステップC3)。書き替え後の起動制御テーブル12の内容は図5となる。
その後、USBデバイス3bは、電源スイッチ4bがオンになった後、USBコントローラ7bが起動し、電源スイッチ5bをオンにし、CPU8bへの電源を供給させる。CPU8bは起動後、起動制御テーブル部12へ起動制御テーブル(図3)の読み出し処理を行い(ステップC4)、自分がマスターであるかどうかを確認する(ステップC5)。ここで、マスターでないことを確認した後、電源スイッチ6bをオンにし、ETCデバイス9bへの電源供給をすると共に、ホストコンピュータ1と認識処理を開始し、USBデバイスとしての動作が開始される(ステップC6)。なお、マスターは起動状態にあるため、復旧対象がマスターであればエラーとなる(ステップC7)。
また、復旧対象が複数、例えば、図4で復旧対象がUSBデバイス3bおよび3eの場合は(ステップC2)、マスターUSBデバイス3dは、起動制御テーブル12の読出し処理を行い、復旧対象のUSBデバイスの内、優先順位の最も高いUSBデバイス(この例では、USBデバイス3b)を確認する(ステップC8)。そして、最初に優先順位の高いUSBデバイス3b、次にUSBデバイス3eの順番で、電源制御部13へ電源供給指示を出す(ステップC9)。同時に起動制御テーブル12に当該USBデバイスの起動状態をオンに書き替え(ステップC10)、この後にステップC6へ移る。
この時、各USBデバイス3を起動させる間隔は、起動制御テーブル12に保存されている起動間隔以上となるよう制御する。また、マスターが自分よりも、優先順位の高いUSBデバイスを省電力状態から復旧させる場合でも、マスター権限は継続とする。この例では、USBデバイス3bが起動しても、USBデバイス3dからUSBデバイス3bへのマスターの権限の移行は行われない。
(4)全USBデバイスの省電力化
次に、全てのUSBデバイス3に対して省電力の指示がされた場合について、図3に示す起動制御テーブル12の内容例と、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
ホストコンピュータ1からマスターUSBデバイス3bに対して、現在起動しているUSBデバイスの全てを省電力状態へ移行する指示がされる(図9のステップD1)。マスターUSBデバイス3bのCPU8bは、電源制御部13に対し、自分以外のUSBデバイス3(USBデバイス3a,3c〜3f)への電源供給を停止する指示を出す(ステップD2)。この時の順番は特に規定しない。次に、CPU8bは電源スイッチ6bをオフにする。同時に、ホストコンピュータ1へ全てのUSBデバイス3a〜3fの起動が停止することを報告する(ステップD3)。
その後、電源スイッチ5bをオフにする(ステップD4)。この結果、電源スイッチはマスターUSBデバイス3bの電源スイッチ4bのみがオンになった状態になる。この状態は、USB装置2全体としてみた場合でも、マスターのUSBデバイス3bのUSBコントローラ7bのみに電源が供給された状態であることから、必要最低限のレベルの省電力状態であると言える。
また、この状態から復旧する場合は、最初にUSB装置とホストコンピュータ1が接続された場合(1)と同様の制御で起動される。
本発明のUSB装置の一実施例を示すブロック図 本発明における起動制御テーブルの第1の内容を示す図 本発明における起動制御テーブルの第2の内容を示す図 本発明における起動制御テーブルの第3の内容を示す図 本発明における起動制御テーブルの第4の内容を示す図 本発明のUSB装置とホストコンピュータの接続時におけるフローチャート 本発明のUSB装置の省電力状態への移行時におけるフローチャート 本発明のUSB装置の省電力状態からの復旧時におけるフローチャート 本発明のUSB装置の全USBデバイス省電力時におけるフローチャート 従来の第1のUSB装置を示すブロック図 従来の第2のUSB装置を示すブロック図
符号の説明
1 ホストコンピュータ
2 USB装置
3 USBデバイス
4〜6 電源スイッチ
7 USBコントローラ
8 CPU
9 ETCデバイス
10 共通起動制御部
11 制御部電源スイッチ
12 起動制御テーブル
13 電源制御部

Claims (6)

  1. 複数のUSBデバイスを実装しホストコンピュータからUSBケーブルを経て電源が供給されるUSB装置において、
    前記各USBデバイスは、
    前記ホストコンピュータと当該USBデバイスの認識処理を実施し認識後は前記ホストコンピュータとの間でデータの送受信制御を行なうUSBコントローラと、
    前記USBコントローラを経由した前記ホストコンピュータからの指示に従い当該USBデバイスの制御を司るCPUと、
    当該USBデバイスの内で前記USBコントローラおよび前記CPUを除いた余の回路部分であるETCデバイスと、
    前記ホストコンピュータからの電源を前記USBコントローラのみに給電する第1電源スイッチと、
    前記USBコントローラによりオンオフ制御されて前記第1電源スイッチを経た前記ホストコンピュータからの電源を前記CPUのみに給電する第2電源スイッチと、
    前記CPUによりオンオフ制御されて前記第2電源スイッチを経た前記ホストコンピュータからの電源を前記ETCデバイスのみに給電する第3電源スイッチで構成し、
    前記各USBデバイスのCPUからオン/オフを制御されて前記ホストコンピュータから供給される電源を取り込む制御部電源スイッチと、
    前記各USBデバイスのCPUからデータを読み書きすることが可能であって前記USBデバイス毎に起動優先順位,起動状態,起動間隔およびマスター権限が記録されている起動制御テーブルと、
    前記各USBデバイスのCPUから任意の前記USBデバイスの第1電源スイッチに対して電源供給をオン/オフ制御する電源制御部を有する共通起動制御部を設けたことを特徴とするUSB装置。
  2. 請求項1記載のUSB装置と前記ホストコンピュータの接続時における給電制御方法であって、
    前記USBデバイスの内の一つをマスターUSBデバイスとして当該第1電源スイッチをオンに初期設定する第1段階と、
    前記ホストコンピュータに接続されると前記マスターUSBデバイスが前記起動制御テーブルを読み出す第2段階と、
    優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスがマスターUSBデバイスであった場合は、前記ETCデバイスへ電源を供給し前記USBコントローラは前記ホストコンピュータと認識処理を開始する第3段階と、
    優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスがマスターUSBデバイスでなかった場合は、起動優先順位が最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスに前記マスター権限を委譲するために前記記録を書き替え前記電源制御部に対して新マスターUSBデバイスへの電源供給を指示する第4段階と、
    前記新マスターUSBデバイスにおいて第1電源スイッチをオン、前記旧マスターUSBデバイスにおいて第1電源スイッチをオフする第5段階と、
    前記新マスターUSBデバイスにおいて前記起動制御テーブルを読み出す第6段階と、
    自身が優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスを確認の上、当該ETCデバイスへの電源供給をすると共に、前記ホストコンピュータと認識処理を開始し自身がマスターUSBデバイスであることを前記ホストコンピュータに報告する第7段階と、
    第7段階において自身が優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスでない場合は、優先順位の高いUSBデバイスの順に第5段階〜第7段階を繰り返す第8段階と、
    前記起動状態がオンの全USBデバイスの起動が完了すると前記制御部電源スイッチをオフにする第9段階を有することを特徴とする給電制御方法。
  3. 前記第5段階において、前記旧マスターUSBデバイスの第1電源スイッチをオフすることによりオフされた前記制御部電源スイッチは、前記新マスターUSBデバイスの第1電源スイッチをオンすることによりオンされることを特徴とする請求項2記載の給電制御方法。
  4. 請求項1記載のUSB装置の省電力状態への移行時における給電制御方法であって、
    前記ホストコンピュータからマスターUSBデバイスに対して任意のUSBデバイスを省電力状態へ移行させるための指示を行なう第1段階と、
    省電力状態への移行対象のUSBデバイスがマスターUSBデバイス以外であった場合、マスターUSBデバイスのCPUは前記電源制御部に対し当該USBデバイスへの電源供給を停止する指示を出す第2段階と、
    省電力状態への移行対象のUSBデバイスがマスターUSBデバイスであった場合は、マスターUSBデバイスのCPUは、マスターの権限を自身以外の優先順位の最も高く起動状態がオンであるUSBデバイスへ委譲させるため、前記起動制御テーブルのマスターのパラメータをマスターUSBデバイスから委譲先のUSBデバイスへ書き換える第3段階と、
    マスターUSBデバイスは、自身の起動状態をオフへ書き替えて前記ホストコンピュータへマスターが移行したことを報告する第4段階と、
    マスターであったUSBデバイスは、自分に対する電源供給を停止するため前記電源制御部に電源供給停止指示を出し前記電源制御部は当該第1電源スイッチをオフにする第5段階を有することを特徴とする給電制御方法。
  5. 請求項1記載のUSB装置の省電力状態からの復旧時における給電制御方法であって、
    前記ホストコンピュータからマスターUSBデバイスに対して任意のUSBデバイスを省電力状態から復旧させるための指示を行なう第1段階と、
    復旧対象が一つの場合、マスターUSBデバイスは前記電源制御部へ当該USBデバイスに対する電源供給指示を出し同時に前記起動制御テーブルに当該USBデバイスの起動状態をオンに書き替える第2段階と、
    当該USBデバイスにおいて前記第1電源スイッチ〜第3電源スイッチがオンし前記ETCデバイスへの電源供給をすると共に前記ホストコンピュータと認識処理を開始しUSBデバイスとしての動作を開始する第3段階と、
    復旧対象が複数の場合、マスターUSBデバイスは前記起動制御テーブルの読出し処理を行い、復旧対象のUSBデバイスの内で優先順位の最も高いUSBデバイスから順次に前記電源制御部へ電源供給指示を出し同時に前記起動制御テーブルに当該USBデバイスの起動状態をオンに書き替える第4段階と、
    当該USBデバイスにおいて前記第1電源スイッチ〜第3電源スイッチがオンし前記ETCデバイスへの電源供給をすると共に前記ホストコンピュータと認識処理を開始しUSBデバイスとしての動作を開始する第5段階を有することを特徴とする給電制御方法。
  6. 請求項1記載のUSB装置の全USBデバイス省電力化時における給電制御方法であって、
    前記ホストコンピュータからマスターUSBデバイスに対して、現在起動しているUSBデバイスの全てを省電力状態へ移行するための指示を行なう第1段階と、
    マスターUSBデバイスのCPUは、前記電源制御部に対し自分以外のUSBデバイスへの電源供給を停止する指示を出す第2段階と、
    前記CPUは当該第3電源スイッチをオフし同時に前記ホストコンピュータへ全てのUSBデバイスの起動が停止することを報告する第3段階と、
    前記CPUは当該第2電源スイッチをオフにしする第4段階を有することを特徴とする給電制御方法。
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