JP2007310363A - 光デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】光デバイスにおいて、低コストで異物の付着を抑制し、さらに高パワー密度領域での光ファイバの融着を防止して、光源の信頼性を向上させる。
【解決手段】光デバイス1は、光源LDと光源LDから発せられた光ビームBを集光する集光レンズ3と、集光レンズ3を通過した光ビームBの光路に配された誘電体ブロック4と、誘電体ブロック4を通過した光ビームBが入射端面30Aのコア5から入射するように配置された光ファイバ30とを備えてなる。少なくともコア5入射端面5aが誘電体ブロック4の出射端面4bから離れて位置し、光ファイバ30の入射端面30Aのコア5の入射端面5aを囲む部分が、誘電体ブロック4に押圧されることにより、コア5の入射端面5aを囲む密閉空間SAが形成されている。
【選択図】図1A

Description

本発明は光デバイスに関し、特に光源から発せられた光ビームを光ファイバに結合させるようにした光デバイスに関するものである。
従来、光源から発せられた光ビームを光学系で集光し光ファイバに結合する光デバイスにおいて、光学系を通過した光ビームの光路に、光源側が斜めにカットされた透明な誘電体ブロックを配置し、該誘電体ブロックの斜めカットされていない側(出射端面)に光ファイバをオプティカルコンタクトさせることによって、光ファイバの入射端面で反射した光が光源に戻ることで発生するノイズを低減する方法が使用されている。
しかしながら、上記光デバイスにおいては、前記光路に配設された部品に、該部品の周囲に残存する異物が付着(集塵)して光特性を劣化させるという問題があり、特に光が集光する(光密度の高い)部分すなわち誘電体ブロックの出射端面及び光ファイバの入射端面のコアにおいては集塵が顕著であった。そのため誘電ブロックの出射端面及び光ファイバの入射端面には上記オプティカルコンタクトをさせるために生じる圧力によって異物が強く押し付けられて付着し、該付着した異物が容易に取れなくなる虞があった。異物が付着すると、光の散乱や前記オプティカルコンタクト不良による結合率の低下が生じ、光源の信頼性を低下させてしまう虞があった。
そこで、誘電体ブロックを円筒状の部材(ストッパ)の内面に樹脂で接着して、該ストッパと光ファイバの周囲に配設されたフェルールとを接触させることにより、光ファイバの入射端面と誘電体ブロックとの間に空隙を設け、異物が付着するのを防止する方法が開示されている(特許文献1)。
特開平6−148471号公報
ところで、上述の異物としては有機物が挙げられ、該有機物は大気中に残存する有機分子の他に、接着剤から発生する有機分子の可能性が考えられる。接着剤は通常、光デバイスの内部に配設される光学部材の固定及び光ファイバと該光ファイバの周囲に配設されるフェルールとの固定等に使用される。そのため、上記のストッパを使用する方法では、ストッパとフェルールとを固定している接着剤から発生する有機分子が上述した密閉空間に回りこみ、光ファイバの入射端面のコアに付着してしまう虞がある。特にストッパと誘電体ブロックとの固定にも接着剤を使用している場合には、該接着剤から発生する有機分子によりさらに前記付着の可能性が高くなる虞がある。
また、光ファイバの入射端面が、光デバイスの内部に配設される光学部材を固定している接着剤から発生する有機分子や大気中に残存する有機分子にさらされる可能性がある場合にも、上記と同様、有機分子が光ファイバの入射端面のコアに付着してしまう虞がある。
また、ストッパを使用することにより、ストッパ分の部品点数が増加し、部品コストが高くなり、光デバイスにおいては、光源と光ファイバの入射端面とが光学的に結合された状態をマイクロメートルオーダで安定的に維持する必要があるため、ストッパと誘電体ブロックとの位置決めを高精度で行わなければならず、該位置決めによる製造コストがさらにかかってしまう。
また、本発明者らは、レーザなどの光源の発振波長が160nm〜500nmである場合、光ファイバの入射端面及び/又は誘電体ブロックの出射端面を通過する光ビームのパワー密度が、1.0mW/μm2高パワー密度領域において、光ファイバの入射端面と誘電体ブロックの出射端面とをオプティカルコンタクトして、前記光源から光ビームを発すると、コアの入射端面と誘電体ブロックの出射端面とが融着して、光ファイバの取り外しや振動等により光ファイバの入射端面及び/又は誘電体ブロックの出射端面が剥離して欠陥が生じ、光透過率を低下させる可能性があることを見出した。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、低コストで異物の付着を抑制し、さらに高パワー密度領域での光ファイバの融着を防止して、高信頼性を備える光デバイスを提供することを目的とするものである。
本発明の光デバイスは、光源と、
該光源から発せられた光ビームを集光する光学系と、
該光学系を通過した光ビームの光路に配された誘電体ブロックと、
該誘電体ブロックを通過した光ビームがコアの端面から入射するように配置された光ファイバとを備えてなる光デバイスにおいて、
前記光ファイバの入射端面と前記誘電体ブロックの出射端面の間で、少なくとも前記コアの入射端面が前記誘電体ブロックの出射端面から離れて位置し、
前記光ファイバの入射端面の前記コアの入射端面を囲む部分が、前記誘電体ブロックに押圧されることにより、前記コアの入射端面を囲む密閉空間が形成されていることを特徴とするものである
なお、ここで「前記光ファイバの入射端面の前記コアの入射端面を囲む部分」とは、前記光ファイバの入射端面における前記コアの入射端面以外の部分の全部であってもよいし、あるいは一部であってもよい。但し、この部分は、コアの入射端面に対して密閉空間を形成するようにコアの入射端面を完全に囲むものでなければならない。
本発明の光デバイスは、前記光ファイバが、前記コアの周囲にクラッドを備えるものであれば、前記コアの入射端面と隣接する前記クラッドの少なくとも一部の端面が前記誘電体ブロックの出射端面から離れて位置するものであってもよい。
本発明の他の光デバイスは、光源と、
該光源から発せられた光ビームを集光する光学系と、
該光学系を通過した光ビームの光路に配された誘電体ブロックと、
該誘電体ブロックを通過した光ビームがコアの端面から入射するように配置された光ファイバと、
該光ファイバの入射端面から突出した位置から前記光ビームの進行方向の所定位置まで、前記光ファイバの周囲に配設されるフェルールとを備えてなる光デバイスにおいて、
前記光ファイバの入射端面と前記誘電体ブロックの出射端面の間で、少なくとも前記コアの入射端面が前記誘電体ブロックの出射端面から離れて位置し、
前記光ファイバの入射端面から突出した前記フェルールの端面が、前記誘電体ブロックに押圧されることにより、前記コアの入射端面を囲む密閉空間が形成されていることを特徴とするものである。
前記密閉空間を形成する部材または前記密閉空間の内部と接する部材は、有機分子からなる部材を含んでいないことが好ましい。なお、有機分子からなる部材とは、具体的には接着剤等である。
前記光ファイバの入射端面及び/又は前記誘電体ブロックの出射端面は、前記光源から発せられた光ビームの反射を防止するAR膜が被覆されていることが好ましい。
また、前記コアの入射端面と前記誘電体ブロックの出射端面との間の距離Lは、光ビームの波長をλとした場合、L=nλ/2±λ/8(nは整数)であることが好ましい。
前記光ビームの波長は、160nm〜500nmであることが好ましい。前記光ビームのパワー密度は、前記光ファイバの入射端面へ入射する際には、1.0mW/μm2以上であることが好ましい。
本発明の画像露光装置は、上述の光デバイスを露光用光源として備えたことを特徴とするものである。
本発明の光デバイスによれば、誘電体ブロックの出射端面へ、光ファイバの入射端面のコアの入射端面を囲む部分、例えばコアの入射端面を囲む穴を有する光ファイバの入射端を押圧することにより、誘電体ブロックの出射端面および光ファイバの入射端面のコアを囲む部分が弾性変形し、前記コアの入射端面を囲む密閉空間が形成される。少なくともコアの入射端面と誘電体ブロックの出射端面との間に密閉空間が設けられることにより、光デバイスの内部に配設された光学部材等を固定する接着剤から発生する可能性のある有機分子等の異物が前記密閉空間の内部に混入することを低減できるので、光が集光する部分すなわちコアの入射端面への異物の付着を抑制することができる。また前記密閉空間に僅かながらも異物が混入してしまった場合にも、コアの入射端面に異物が押し付けられることを防止することができるので、異物の付着を抑制することができる。これにより異物による光散乱や結合効率の低下を抑制することができて、光源の信頼性を向上できる。
また前記密閉空間を設けるためにストッパ等の別部品を使用せず、光ファイバの入射端面及び/又は誘電体ブロックの出射端面に例えば凹部等を形成する加工工程を追加するのみでよいため、部品コストを削減することができ、ストッパと誘電体ブロックとの高精度な位置決めによる製造コストも削減することができる。
また、本発明の他のデバイスによれば、誘電体ブロックの出射端面へ、光ファイバの入射端面から突出したフェルールの端面を押圧することにより、誘電体ブロックの出射端面およびフェルールの端面が弾性変形し、前記コアの入射端面を囲む密閉空間が形成される。このため、例えば密閉空間に僅かな異物が混入してしまった場合であっても、コアの入射端面に異物が押し付けられることを防止することができるので、異物の付着を抑制することができる。これにより異物による光散乱や結合効率の低下を抑制することができて、光源の信頼性を向上できる。
また前記密閉空間を設けるためにストッパ等の別部品を使用せず、例えば突き当て治具等を使用し、フェルールの端面が光ファイバの入射端面よりも誘電体ブロック側に突出するようにして半田により固着する工程を追加するのみでよいため、部品コストを削減することができ、ストッパと誘電体ブロックとの高精度な位置決めによる製造コストも削減することができる。
さらに、密閉空間を形成する部材または密閉空間の内部と接する部材が有機分子からなる部材、例えば接着剤を含んでいない場合であれば、光デバイスの内部に配設された光学部材等を固定する接着剤から発生する可能性のある有機分子等の異物が密閉空間の内部に混入することを低減できるので、光が集光する部分すなわちコアの入射端面への異物の付着を抑制することができる。
また、光ファイバの入射端面及び/又は誘電体ブロックの出射端面に、光源から発せられた光ビームの反射を防止するAR膜が被覆されている場合には、光ファイバの入射端面と誘電体ブロックの出射端面との間で生じる光ビームの反射損失を低減できるので、光ファイバに高効率で光を導波することできる。
さらに、コアの入射端面と誘電体ブロックの出射端面との間の距離Lが、光ビームの波長をλとした場合、L=nλ/2±λ/8(nは整数)であれば、コアの入射端面および誘電体ブロックの出射端面における反射損失を低減できる。
光源の発振波長が160nm〜500nmである場合には、エネルギーが高くなることにより集塵が増長するため、本発明を適用することは、異物の付着を防止するために効果的である。
また光ファイバの入射端面へ入射する光ビームは、光ファイバに高効率で結合するため、コアの径よりも小さな領域に絞られるので、コアの入射端面及び誘電体ブロックの出射端面が高パワー密度領域となる。そのような場合、光ファイバの入射端面と誘電体ブロックの出射端面とをオプティカルコンタクトして、前記光源から光ビームを発する際に、コアの入射端面と誘電体ブロックの出射端面とが融着する虞があるが、本発明を適用することにより、少なくともコアの入射端面と誘電体ブロックの出射端面との間に密閉空間が設けられるので、前記融着を防止することができる。これにより光ファイバの取り外しや振動等により光ファイバの入射端面及び/又は誘電体ブロックの出射端面が剥離して欠陥が生じ、光透過率を低下するのを防止することができる。
本発明の画像露光装置は、上述の効果を得られる光デバイスを備えているので、高信頼性を備えた光源による露光が可能となる。
以下、本発明にかかる第1の実施形態の光デバイス1について、図面を参照して詳細に説明する。図1Aに第1の実施形態の光デバイス1の概略形状を示す側断面図を示す。なお本実施形態では便宜上、図1Aの上側を上方として説明する。
本実施形態による光デバイス1は、図1Aに示す如く、銅又は銅合金からなるヒートブロック(放熱ブロック)2上に固定された光源としてのGaN系半導体レーザLDと、GaN系半導体レーザLDから発せられたレーザ光B(光ビームB)を集光する光学系としての集光レンズ3と、集光レンズ3を通過したレーザ光Bの光路に配された誘電体ブロック4と、誘電体ブロック4を通過したレーザ光Bが入射する光ファイバ30とから概略構成されている。
GaN系半導体レーザLDは、例えば405nmの波長で発振するものであり、駆動電流を供給する引出配線2aが繋がっている。なおGaN系半導体レーザLDとしては、160nm〜500nmの波長範囲において、上記405nm以外の波長で発振するレーザを使用してもよい。ここで発振波長が160nm〜500nmである場合には、エネルギーが高くなることにより集塵が増長するため、本発明を適用すること、異物の付着を防止するために効果的である。
集光レンズ3は、凸レンズであり、例えば樹脂又は光学ガラスをモールド成形することにより形成されている。
誘電体ブロック4は、例えば石英ガラス等の、レーザ光Bが透過可能な部材で形成され、レーザ光Bの光路に配設されたときに集光レンズ3側の端面すなわち入射端面4aが下方に向かうにつれて集光レンズ3から離れる斜面を有して形成され、光ファイバ30側の端面すなわち出射端面4bが、光ファイバ30の軸と直角になるように形成されている。上記のように入射端面4aが斜面を有するものであれば、後述の光ファイバ30の入射端面30aのコア5でのレーザ光Bの反射光がGaN系半導体レーザLDに戻ることで発生するノイズを抑制することができる。
そして上述したGaN系半導体レーザLD、集光レンズ3及び誘電体ブロック4は光学配置され、例えば接着剤等によってパッケージに固着されて、一体型モジュールとなっている。
光ファイバ30は、軸芯に形成されたコア5と、コア5の周囲に形成されたクラッド6とから構成されている。光ファイバ30の周囲には光ファイバ30の入射端面からレーザ光Bの進行方向に向かって所定位置(図示しない)まで、円筒状のフェルール7が例えば接着剤によって固着されている。
フェルール7は、セラミック、ガラス、又は金属、若しくはそれらの組合せからなる材料から形成されたものである。セラミックまたはガラスから形成された場合は、その側面が金属メッキ、若しくはスパッタリングによりメタライズ加工されていることが望ましい。そしてフェルール7が光ファイバ30の周囲に配設された後、フェルール7の誘電体ブロック4側の端面7a及び光ファイバ30の入射端面は平坦若しくは球面状に研磨加工される。
ここで本発明において特徴的なのは、上述したように光ファイバ30の、平坦若しくは球面状に研磨加工された入射端面を、図1に示す如く、コア5の中心に向かって緩やかな曲率を有する凹部GAが形成された入射端面30Aに加工してあることである。このとき凹部GAはクラッド6の外周より若干内方(コア5側)から凹状を形成し、クラッド6の凹部GAを除く外側入射端面6a1がフェルール7の端面7aと同一面に位置するように加工する。凹部は光ファイバ30の入射端面をエッジング溶液としてのHF水溶液又はHFとNH4Fの混合水溶液に浸して行うウエットエッチング方法により形成する。なお加工方法はウエットエッチング方法に限定されるものではなく、研磨による形状制御、CF4等を用いたドライエッチング、レジストプロセスとの組合せによるドライエッチング、ウエットエッチング、デポジション等を使用しても良い。
そして凹部GAが形成された入射端面30Aには、レーザ光Bの反射を防止するAR(無反射)膜を蒸着により被覆する。なおAR膜は上述の誘電体ブロック4の入射端面4a及び出射端面4bにも被覆する。こうすることにより、誘電体ブロック4の出射端面4bと光ファイバ30の入射端面30Aとを接続したときに、出射端面4bと入射端面30Aとの間で生じるレーザ光Bの反射損失を低減できるので、光ファイバ30にレーザ光Bを高効率で導波することができる。なお本実施形態においては光ファイバ30の入射端面30A、誘電体ブロック4の入射端面4a及び出射端面4bにAR膜を被覆したが、本発明はこれに限られるものではなく、いずれか1つの端面に被覆しても、いずれか2つの端面に被覆してもよく、被覆しなくてもよい。
なお、ファイバと誘電体ブロックにAR膜を設けない場合には、コアの入射端面5aと誘電体ブロックの出射端面4bとの間の距離をLとし、光ビームの波長をλとした場合、L=nλ/2±λ/8(nは整数)となるように、Lを設定することが好ましい。図1Bは、コアの入射端面5aと誘電体ブロックの出射端面4bとの間の距離Lと透過率との関係を示すものであり、Lをnλ/2±λ/8(nは整数)とすることで、出射端面4bと入射端面30Aとの間で生じるレーザ光Bの反射損失を低減できる。
そして上述のように形成された光ファイバ30は、フェルール7の端面7a及びクラッド6の外側入射端面6a1を誘電体ブロック4の出射端面4bに6〜12Nで押圧すること、例えばレーザ光源、集光光学系、誘電体ブロックを包含するレセプタクルにフェルールと光ファイバからなるプラグを弾性部材で押圧するコネクター型としコネクタ構造内の弾性部材により、光ファイバ30を誘電体ブロック4へ押圧することによって、誘電体ブロック4を通過したレーザ光Bがコア5の入射端面5aに集光するように位置決めされる。なお光ファイバ30は誘電体ブロック4の出射端面4bに繰り返し脱着することができる。
このように凹部GAが形成された入射端面30Aを備えた光ファイバ30と誘電体ブロック4とが押圧されていると、光ファイバ30の入射端面30Aと誘電体ブロック4の出射端面4bが、コア5の入射端面5aと該入射端面5aに隣接するクラッド6の内側入射端面6a2すなわち凹部GAの内面が出射端面4bから離れ、フェルール7の端面7a及びクラッド6の外側入射端面6a1が出射端面4bと密に接触する。これにより光ファイバ30の入射端面30Aと誘電体ブロック4の出射端面4bとの間に、コア5の入射端面5aを囲む密閉空間SAが形成されるので、光デバイス1に配設された光学部材等を固定する際に接着剤を使用した場合に、該接着剤から発生する可能性のある有機分子等の異物が密閉空間SAの内部に混入するのを低減でき、レーザ光Bが集光するコア5の入射端面5aへの異物の付着を抑制することができる。また上述のようにフェルール7の端面7a及びクラッド6の外側入射端面6a1が出射端面4bと密に接触しているので、フェルール7と光ファイバ30との固着面が密閉空間SAに面しないため該固着面に使用した接着剤から発生する可能性のある有機分子が密閉空間SAに混入するのを防止することができる。
なお密閉空間SAに僅かながらも異物が混入してしまった場合にも、密閉空間SAによってコア5の入射端面5aに異物が押し付けられるのを防止できるので、異物の付着を抑制することができる。これにより異物による光散乱や結合効率の低下を抑制することができて、GaN系半導体レーザLDの信頼性を向上できる。
また別部品を使用せず、光ファイバ30の入射端面30Aに凹部GAを形成する加工工程を追加するのみで密閉空間SAを形成することができるので、部品コストを削減することができる。
また、150mW以上の出力の半導体レーザLDの発振波長が160nm〜500nm、発光領域が7×1μm2、4倍の光学レンズを用いた場合には、従来の凹部GAを有さない光ファイバでは光ファイバの入射端面及び誘電体ブロックの出射端面を通過するレーザ光Bの断面積が28×4μm2となり、コアの入射端面及び誘電体ブロックの出射端面が1.0mW/μm2以上の高パワー密度領域となるため、光ファイバの入射端面と誘電体ブロックの出射端面とをオプティカルコンタクトして、レーザ光Bを発すると、コアの入射端面と誘電体ブロックの出射端面とが融着する虞があったが、上述のように密閉空間SAを形成し、コア5の入射端面5a及び該入射端面5aに隣接するクラッド6の内側入射端面6a2と誘電体ブロック4の出射端面4bとを離すことにより前記融着を防止することができる。
<実施例1>
ここで上述した実施形態の光ファイバ30の入射端面30Aの加工方法及び該加工後の光ファイバ30を誘電体ブロック4に繰り返し脱着したときの実施例について説明する。光ファイバ30は、コア5径60μm、クラッド6径125μmのSI型石英光ファイバであり、フェルール7に接着固定されている。光ファイバ30およびフェルール7は、入射端面(フェルール7の端面7a、コア5の入射端面5a及びクラッド6の入射端面6a)を平坦に研磨加工したものを使用した。
1)上記光ファイバ30をHF:NH4F:純水=0.15:0:0.1の重量比になるように混合した水溶液に光ファイバ30の入射端面を浸して5時間エッチングを行った。その結果、曲率半径約25μmの凹形状が得られた。
2)その後研磨加工を行い、フェルール7の端面7aとクラッド6の外側入射端面6a1が同一面になるようにして凹部GAを有する入射端面30Aを形成した。
3)そして上述のように凹部GAが形成された光ファイバ30の入射端面30Aを、GaN系半導体レーザLD、集光レンズ3及び誘電体ブロック4が光学配置された一体型モジュールの誘電体ブロック4の出射端面4bに、不図示のコネクタにより押圧し、脱着を繰り返し行った。その結果、従来の凹部GAを有さない光ファイバと比較して、光ファイバ30のコア5の入射端面5aに異物が付着することが少なくなったことが確認できた。
4)なお僅かながらではあるが異物が付着してしまったときでも、綿棒等でふき取ることで付着した異物を容易に取り除くことができた。これは従来の凹部GAを有さない光ファイバでは、該光ファイバの入射端面と誘電体ブロック4の出射端面4bが強く押圧されることによって、両者の間に混入した異物がコア5の入射端面5aに貼り付いてしまっていたのに対し、光ファイバ30の入射端面30Aに凹部GAを形成したことで、コア5の入射端面5aが押し付けられなくなったので、異物が貼り付くことを抑制できたと推察される。
次に、本発明にかかる第2の実施形態の光デバイス1Bについて、図面を参照して詳細に説明する。図2に第2の実施形態の光デバイス1Bの概略形状を示す側断面図を示す。
本実施形態による光デバイス1Bは、上述した第1の実施形態の光デバイス1と概略同様であるため、異なる部分である光ファイバ30の入射端面30Bについてのみ詳細に説明する。なお発明の効果についても第1の実施形態の光デバイス1と同様であるため説明は省略する。
本実施形態の光ファイバ30には、上述した光デバイス1の光ファイバ30の入射端面30Aに形成された凹部GAと異なる形状の凹部GBが形成されている。凹部GBは、図2に示す如く、コア5の入射端面5aのみに、コア5の中心に向かって緩やかな曲率を有して形成され、凹部GBが形成された入射端面30Bには、レーザ光Bの反射を防止するAR(無反射)膜を蒸着により被覆する。凹部GBが形成された入射端面30Bを備えた光ファイバ30と誘電体ブロック4とを押圧すると、光ファイバ30の入射端面30Bと誘電体ブロック4の出射端面4bが、コア5の入射端面5aが出射端面4bから離れ、フェルール7の端面7a及びクラッド6の入射端面6aが出射端面4bと密に接触する。これにより光ファイバ30の入射端面30Bと誘電体ブロック4の出射端面4bとの間に密閉空間SBが形成される。
<実施例2>
ここで上述した実施形態の光ファイバ30の入射端面30Bの加工方法及び該加工後の光ファイバ30を誘電体ブロック4に繰り返し脱着したときの実施例について説明する。なお本実施例は上述した実施例1と(1)の工程までは同様である。従って(2)以降の工程について説明する。
2)その後研磨加工を行い、フェルール7の端面7aとクラッド6の入射端面6aが同一面になるようにして凹部GBを有する入射端面30Bを形成した。
3)そして上述のように凹部GBが形成された光ファイバ30の入射端面30Bを、上述の実施例1と同様に誘電体ブロック4の出射端面4bに押圧し、脱着を繰り返し行った。その結果、上述の実施例1と同様に光ファイバ30のコア5の入射端面5aに異物が付着することが少なくなったことが確認でき、異物が貼り付くことを抑制できたと推察される。
次に、本発明にかかる第3の実施形態の光デバイス1Cについて、図面を参照して詳細に説明する。図3に第3の実施形態の光デバイス1Cの概略形状を示す側断面図を示す。
本実施形態による光デバイス1Cは、上述した第1の実施形態の光デバイス1と概略同様であるため、異なる部分である光ファイバ30の入射端面30Cについてのみ詳細に説明する。
本実施形態の光ファイバ30には、上述した光デバイス1の光ファイバ30の入射端面30Aに形成された凹部GAと異なる形状の凹部GCが形成されている。凹部GCは、図3に示す如く、光ファイバ30のコア5及びクラッド6の平坦な入射端面5a、6aがフェルール7の端面7aよりもレーザ光Bの進行方向へ例えば40μm離れることにより形成され、コア5及びクラッド6の平坦な入射端面5a、6aとの内面によって構成される。この凹部GCは、予め平坦に研磨加工されたコア5及びクラッド6の入射端面5a、6aを有する光ファイバ30のクラッド6に、例えば突き当て治具等を使用し、フェルール7を端面7aが前記入射端面5a、6aよりも誘電体4側に突出するようにして半田により固着し、その後でフェルール7の端面7aを平坦に研磨加工することで形成されている。
なお凹部GCの形成は上記の方法に限られるものではなく、例えば光ファイバ30およびフェルール7の入射端面30Cを予め平坦に研磨加工した後で、エッジング溶液としてのHF水溶液又はHFとNH4Fの混合水溶液に浸して行うウエットエッチング方法により形成してもよい。そして凹部GCが形成された入射端面30Cには、レーザ光Bの反射を防止するAR(無反射)膜を蒸着により被覆する。
凹部GCが形成された入射端面30Cを備えた光ファイバ30およびフェルール7を誘電体ブロック4へ押圧すると、クラッド6の入射端面6aおよびコア5の入射端面5aが誘電体ブロック4の出射端面4bから離れ、フェルール7の端面7aが出射端面4bと密に接触する。これにより光ファイバ30の入射端面30Cと誘電体ブロック4の出射端面4bとの間に密閉空間SCが形成される。
このため、例えば密閉空間に僅かな異物が混入してしまった場合であっても、コアの入射端面に異物が押し付けられることを防止することができるので、異物の付着を抑制することができる。これにより異物による光散乱や結合効率の低下を抑制することができて、光源の信頼性を向上できる。
また、本実施形態ではフェルール7と光ファイバ30との固着に接着剤ではなく半田を使用しているので、該固着面Wが密閉空間SCに面していても該固着面Wから有機分子が発生しないため有機分子が密閉空間SAに混入しない。なおフェルール7と光ファイバ30との固着は、有機分子が密閉空間SAに混入しない固着方法であればよく、例えば密閉空間SC側の固着面Wの一部のみに半田を使用し、それ以外には接着剤を使用する方法であってもよい。
次に、本発明にかかる第4の実施形態の光デバイス1Dについて、図面を参照して詳細に説明する。図4に第4の実施形態の光デバイス1Dの概略形状を示す側断面図を示す。
本実施形態による光デバイス1Dは、上述した第1の実施形態の光デバイス1と概略同様であるため、異なる部分である光ファイバ30の入射端面30a及び誘電体ブロックの出射端面4bについてのみ詳細に説明する。なお発明の効果についても第1の実施形態の光デバイス1と同様であるため説明は省略する。
本実施形態の光デバイス1Dは、上述した第1〜3の実施形態とは異なり、光ファイバ30が、図4に示す如く、フェルール7の端面7a及び光ファイバ30のコア5とクラッド6の入射端面5a、6a(以下光ファイバ30の入射端面30aという)は平坦に研磨加工され、光ファイバ30ではなく誘電体ブロック4の出射端面4bに凹部GDが形成されている。
凹部GDは、光ファイバ30と誘電体ブロック4とを押圧するときにコア5の入射端面5aに対応する位置に、凹部GDの円状の開口が入射端面5aを囲むように形成され、出射端面4bから入射端面4aに向かって底が球状となるように窒設されている。そして凹部GDが形成された出射端面4b、入射端面4a、および光ファイバ30の入射端面30aに、レーザ光Bの反射を防止するAR(無反射)膜を蒸着により被覆する。
凹部GDが形成された誘電体ブロック4の出射端面4bと光ファイバ30とを押圧すると、光ファイバ30の入射端面30aと誘電体ブロック4の出射端面4bが、コア5の入射端面5a及び該入射端面5aと隣接するクラッド6aの入射端面6aの一部が出射端面4bから離れ、フェルール7の端面7a及びクラッド6の前記一部を除く入射端面6aが出射端面4bと密に接触する。これにより光ファイバ30の入射端面30aと誘電体ブロック4の出射端面4bとの間に密閉空間SDが形成される。
なお本実施形態では凹部GDは上述のように凹部GDの開口を円状とし、底を球状としたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば図5に示す第5の実施形態の如く、開口を四角形とする角柱状の穴で構成された凹部GEとしてもよい。この場合凹部GEが形成された誘電体ブロック4の出射端面4bと光ファイバ30とを押圧すると、光ファイバ30の入射端面30aと誘電体ブロック4の出射端面4bが、コア5の入射端面5a及び該入射端面5aと隣接するクラッド6aの入射端面6aの一部が出射端面4bから離れ、フェルール7の端面7a及びクラッド6の前記一部を除く入射端面6aが出射端面4bと密に接触する。これにより光ファイバ30の入射端面30aと誘電体ブロック4の出射端面4bとの間に密閉空間SEが形成される。
さらに本発明にかかる第6の実施形態の光デバイス1Dについて、実施例を挙げて詳細に説明する。図6に第6の実施形態の光デバイス1Fの光ファイバの先端形状を示す側断面図を示す。なお図6において横軸を光ファイバの径方向の距離(μm)、縦軸を光ファイバの軸方向の距離(nm)とし、縦軸の座標は測定系における相対座標とする。
本実施形態の光ファイバ30は上述の第4及び5の実施形態の光ファイバ30と同様にフェルール7の端面7a及び光ファイバ30の入射端面30aを平坦に研磨加工した後で、さらに中間粒径(9um)の研磨剤を使用して、研磨加工を行った。その結果、図6に示す如く先端形状が得られた。光ファイバ30の入射端面30a及びフェルール7の端面7aは、フェルール7の端面7aが光ファイバ30の入射端面30aよりも先端側に突出するように先端が山形状を有した。
そして上記のように形成された光ファイバ30を、上述の実施例1と同様に誘電体ブロック4の出射端面4bに押圧し、脱着を繰り返し行った。その結果、フェルール7の端面7aが光ファイバ30の入射端面30aよりも先端側に突出しているので、出射端面4bにはフェルール7の端面7aのみが押圧され、出射端面4bと光ファイバ30の入射端面30aとの間には密閉空間SFが形成されたので、上述の実施例1と同様に光ファイバ30のコア5の入射端面5aに異物が付着することが少なくなったことが確認でき、異物が貼り付くことを抑制できたと推察される。
なお上記の実施形態の光デバイスは上述のように構成されるものとしたが、本発明の光デバイスはこれに限られるものではなく適宜設計変更可能である。
次に本発明の光デバイスを露光用光源として備えた画像露光装置について説明する。
[画像露光装置の構成]
この画像露光装置は、図7に示すように、シート状の感光材料150を表面に吸着して保持する平板状の移動ステージ152を備えている。4本の脚部154に支持された厚い板状の設置台156の上面には、ステージ移動方向に沿って延びた2本のガイド158が設置されている。ステージ152は、その長手方向がステージ移動方向を向くように配置されると共に、ガイド158によって往復移動可能に支持されている。なお、この画像露光装置には、副走査手段としてのステージ152をガイド158に沿って駆動する後述のステージ駆動装置304(図16参照)が設けられている。
設置台156の中央部には、ステージ152の移動経路を跨ぐようにコ字状のゲート160が設けられている。コ字状のゲート160の端部の各々は、設置台156の両側面に固定されている。このゲート160を挟んで一方の側にはスキャナ162が設けられ、他方の側には感光材料150の先端および後端を検知する複数(例えば2個)のセンサ164が設けられている。スキャナ162およびセンサ164はゲート160に各々取り付けられて、ステージ152の移動経路の上方に固定配置されている。なお、スキャナ162およびセンサ164は、これらを制御する図示しないコントローラに接続されている。
スキャナ162は、図8および図9(B)に示すように、m行n列(例えば3行5列)の略マトリックス状に配列された複数(例えば14個)の露光ヘッド166を備えている。この例では、感光材料150の幅との関係で、3行目には4個の露光ヘッド166を配置してある。なお、m行目のn列目に配列された個々の露光ヘッドを示す場合は、露光ヘッド166mnと表記する。
露光ヘッド166による露光エリア168は、副走査方向を短辺とする矩形状である。従って、ステージ152の移動に伴い、感光材料150には露光ヘッド166毎に帯状の露光済み領域170が形成される。なお、m行目のn列目に配列された個々の露光ヘッドによる露光エリアを示す場合は、露光エリア168mnと表記する。
また、図9(A)および(B)に示すように、帯状の露光済み領域170が副走査方向と直交する方向に隙間無く並ぶように、ライン状に配列された各行の露光ヘッドの各々は、配列方向に所定間隔(露光エリアの長辺の自然数倍、本例では2倍)ずらして配置されている。このため、1行目の露光エリア16811と露光エリア16812との間の露光できない部分は、2行目の露光エリア16821と3行目の露光エリア16831とにより露光することができる。
露光ヘッド16611〜166mnの各々は、図10および図11に示すように、入射された光ビームを画像データに応じて各画素毎に変調する空間光変調素子として、米国テキサス・インスツルメンツ社製のデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)50を備えている。このDMD50は、データ処理部とミラー駆動制御部とを備えた後述のコントローラ302(図16参照)に接続されている。このコントローラ302のデータ処理部では、入力された画像データに基づいて、各露光ヘッド166毎にDMD50の制御すべき領域内の各マイクロミラーを駆動制御する制御信号を生成する。なお、制御すべき領域については後述する。また、ミラー駆動制御部では、画像データ処理部で生成した制御信号に基づいて、各露光ヘッド166毎にDMD50の各マイクロミラーの反射面の角度を制御する。なお、反射面の角度の制御については後述する。
DMD50の光入射側には、光ファイバの出射端部(発光点)が露光エリア168の長辺方向と対応する方向に沿って一列に配列されたレーザ出射部を備えたファイバアレイ光源66、ファイバアレイ光源66から出射されたレーザ光を補正してDMD上に集光させるレンズ系67、このレンズ系67を透過したレーザ光をDMD50に向けて反射するミラー69がこの順に配置されている。なお図10では、レンズ系67を概略的に示してある。
上記レンズ系67は、図11に詳しく示すように、ファイバアレイ光源66から出射した照明光としてのレーザ光Bを集光する集光レンズ71、この集光レンズ71を通過した光の光路に挿入されたロッド状オプティカルインテグレータ(以下、ロッドインテグレータという)72、およびこのロッドインテグレータ72の下流側、つまりミラー69側に配置されたコリメータレンズ74から構成されている。集光レンズ71、ロッドインテグレータ72およびコリメータレンズ74は、ファイバアレイ光源66から出射したレーザ光を、平行光に近くかつビーム断面内強度が均一化された光束としてDMD50に入射させる。このロッドインテグレータ72の形状や作用については、後に詳しく説明する。
上記レンズ系67から出射したレーザ光Bはミラー69で反射し、TIR(全反射)プリズム70を介してDMD50に照射される。なお図10では、このTIRプリズム70は省略してある。
またDMD50の光反射側には、DMD50で反射されたレーザ光Bを、感光材料150上に結像する結像光学系51が配置されている。この結像光学系51は図10では概略的に示してあるが、図11に詳細を示すように、レンズ系52,54からなる第1結像光学系と、レンズ系57,58からなる第2結像光学系と、これらの結像光学系の間に挿入されたマイクロレンズアレイ55と、アパーチャアレイ59とから構成されている。
マイクロレンズアレイ55は、DMD50の各画素に対応する多数のマイクロレンズ55aが2次元状に配列されてなるものである。各マイクロレンズ55aは、それぞれ対応するマイクロミラー62からのレーザ光Bが入射する位置において、レンズ系52,54によるマイクロミラー62の結像位置から外れた、該マイクロミラー62およびレンズ系52,54による分離集光位置に配されている。本例では、後述するようにDMD50の1024個×768列のマイクロミラーのうち1024個×256列だけが駆動されるので、それに対応させてマイクロレンズ55aは1024個×256列配置されている。またマイクロレンズ55aの配置ピッチは縦方向、横方向とも41μmである。このマイクロレンズ55aは、一例として焦点距離が0.19mm、NA(開口数)が0.11で、光学ガラスBK7から形成されている。なおマイクロレンズ55aの形状については、後に詳しく説明する。そして、各マイクロレンズ55aの位置におけるレーザ光Bのビーム径は、41μmである。
また上記アパーチャアレイ59は、マイクロレンズアレイ55の各マイクロレンズ55aに対応する多数のアパーチャ(開口)59aが形成されてなるものである。本実施形態において、アパーチャ59aの径は10μmである。
上記第1結像光学系は、DMD50による像を3倍に拡大してマイクロレンズアレイ55上に結像する。そして第2結像光学系は、マイクロレンズアレイ55を経た像を1.6倍に拡大して感光材料150上に結像、投影する。したがって全体では、DMD50による像が4.8倍に拡大して感光材料150上に結像、投影されることになる。
なお本例では、第2結像光学系と感光材料150との間にプリズムペア73が配設され、このプリズムペア73を図11中で上下方向に移動させることにより、感光材料150上における像のピントを調節可能となっている。なお同図中において、感光材料150は矢印F方向に副走査送りされる。
DMD50は図12に示すように、SRAMセル(メモリセル)60上に、各々画素(ピクセル)を構成する多数(例えば1024個×768個)の微小ミラー(マイクロミラー)62が格子状に配列されてなるミラーデバイスである。各ピクセルにおいて、最上部には支柱に支えられたマイクロミラー62が設けられており、マイクロミラー62の表面にはアルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。なお、マイクロミラー62の反射率は90%以上であり、その配列ピッチは縦方向、横方向とも一例として13.7μmである。また、マイクロミラー62の直下には、ヒンジおよびヨークを含む支柱を介して通常の半導体メモリの製造ラインで製造されるシリコンゲートのCMOSのSRAMセル60が配置されており、全体はモノリシックに構成されている。
DMD50のSRAMセル60にデジタル信号が書き込まれると、支柱に支えられたマイクロミラー62が、対角線を中心としてDMD50が配置された基板側に対して±α度(例えば±12度)の範囲で傾けられる。図13(A)は、マイクロミラー62がオン状態である+α度に傾いた状態を示し、図13(B)は、マイクロミラー62がオフ状態である−α度に傾いた状態を示す。したがって、画像信号に応じて、DMD50の各ピクセルにおけるマイクロミラー62の傾きを、図12に示すように制御することによって、DMD50に入射したレーザ光Bはそれぞれのマイクロミラー62の傾き方向へ反射される。
なお図12には、DMD50の一部を拡大し、マイクロミラー62が+α度又は−α度に制御されている状態の一例を示す。それぞれのマイクロミラー62のオンオフ制御は、DMD50に接続された前記コントローラ302によって行われる。また、オフ状態のマイクロミラー62で反射したレーザ光Bが進行する方向には、光吸収体(図示せず)が配置されている。本実施形態におけるマイクロミラー62はその反射面に歪みを有するが、図12、図13ではその歪みは省略している。
また、DMD50は、その短辺が副走査方向と所定角度θ(例えば、0.1°〜5°)を成すように僅かに傾斜させて配置するのが好ましい。図14(A)はDMD50を傾斜させない場合の各マイクロミラーによる反射光像(露光ビーム)53の走査軌跡を示し、図14(B)はDMD50を傾斜させた場合の露光ビーム53の走査軌跡を示している。
DMD50には、長手方向にマイクロミラーが多数個(例えば1024個)配列されたマイクロミラー列が、短手方向に多数組(例えば756組)配列されているが、図14(B)に示すように、DMD50を傾斜させることにより、各マイクロミラーによる露光ビーム53の走査軌跡(走査線)のピッチPが、DMD50を傾斜させない場合の走査線のピッチPより狭くなり、解像度を大幅に向上させることができる。一方、DMD50の傾斜角は微小であるので、DMD50を傾斜させた場合の走査幅Wと、DMD50を傾斜させない場合の走査幅Wとは略同一である。
また、異なるマイクロミラー列により同じ走査線上が重ねて露光(多重露光)されることになる。このように、多重露光されることで、アライメントマークに対する露光位置の微少量をコントロールすることができ、高精細な露光を実現することができる。また、主走査方向に配列された複数の露光ヘッドの間のつなぎ目を微少量の露光位置制御により段差無くつなぐことができる。
なお、DMD50を傾斜させる代わりに、各マイクロミラー列を副走査方向と直交する方向に所定間隔ずらして千鳥状に配置しても、同様の効果を得ることができる。
ファイバアレイ光源66は図15aに示すように、光ファイバ30を備えた複数(例えば14個)の光デバイス1から構成されている。光ファイバ30の他端には、コア径が光ファイバ30と同一で且つクラッド径が光ファイバ30より小さい第二の光ファイバ31が結合されている。図15bに詳しく示すように、第二の光ファイバ31の光ファイバ30と反対側の端部は副走査方向と直交する主走査方向に沿って7個並べられ、それが2列に配列されてレーザ出射部68が構成されている。
第二の光ファイバ31の端部で構成されるレーザ出射部68は、図15bに示すように、表面が平坦な2枚の支持板65に挟み込まれて固定されている。また、第二の光ファイバ31の光出射端面には、その保護のために、ガラス等の透明な保護板が配置されるのが望ましい。第二の光ファイバ31の光出射端面は、光密度が高いため集塵し易く劣化し易いが、上述のような保護板を配置することにより、端面への塵埃の付着を防止し、また劣化を遅らせることができる。
本例では図15(c)に示すように、クラッド径が大きい光ファイバ30のレーザ光出射側の先端部分に、長さ1〜30cm程度のクラッド径が小さい第二の光ファイバ31が同軸的に結合されている。それらの光ファイバ30,31は、それぞれのコア軸が一致する状態で第二の光ファイバ31の入射端面を光ファイバ30の出射端面に融着することにより結合されている。上述した通り、第二の光ファイバ31のコア31aの径は、光ファイバ30のコア5の径と同じ大きさである。
次に図16を参照して、本例の画像露光装置における電気的な構成について説明する。ここに示されるように全体制御部300には変調回路301が接続され、該変調回路301にはDMD50を制御するコントローラ302が接続されている。また全体制御部300には、光デバイス1を駆動するLD駆動回路303が接続されている。さらにこの全体制御部300には、前記ステージ152を駆動するステージ駆動装置304が接続されている。
[画像露光装置の動作]
次に、上記画像露光装置の動作について説明する。スキャナ162の各露光ヘッド166において、ファイバアレイ光源66の合波レーザ光源を構成するGaN系半導体レーザLD(図1参照)の各々から発散光状態で出射したレーザ光Bは、集光レンズ3によって集光され、誘電体ブロック4を通過して光ファイバ30のコア5の入射端面5a上で収束する。そして光ファイバ30のコア5に入射したレーザ光Bが、光ファイバ30内を伝搬し、光ファイバ30の出射端面に結合された第二の光ファイバ31から出射する。
画像露光に際しては、図16に示す変調回路301から露光パターンに応じた画像データがDMD50のコントローラ302に入力され、そのフレームメモリに一旦記憶される。この画像データは、画像を構成する各画素の濃度を2値(ドットの記録の有無)で表したデータである。
感光材料150を表面に吸着したステージ152は、図16に示すステージ駆動装置304により、ガイド158に沿ってゲート160の上流側から下流側に一定速度で移動される。ステージ152がゲート160下を通過する際に、ゲート160に取り付けられたセンサ164により感光材料150の先端が検出されると、フレームメモリに記憶された画像データが複数ライン分ずつ順次読み出され、データ処理部で読み出された画像データに基づいて各露光ヘッド166毎に制御信号が生成される。そして、ミラー駆動制御部により、生成された制御信号に基づいて各露光ヘッド166毎にDMD50のマイクロミラーの各々がオンオフ制御される。なお本例の場合、1画素部となる上記マイクロミラーのサイズは14μm×14μmである。
ファイバアレイ光源66からDMD50にレーザ光Bが照射されると、DMD50のマイクロミラーがオン状態のときに反射されたレーザ光は、レンズ系54、58により感光材料150上に結像される。このようにして、ファイバアレイ光源66から出射されたレーザ光が画素毎にオンオフされて、感光材料150がDMD50の使用画素数と略同数の画素単位(露光エリア168)で露光される。また、感光材料150がステージ152と共に一定速度で移動されることにより、感光材料150がスキャナ162によりステージ移動方向と反対の方向に副走査され、各露光ヘッド166毎に帯状の露光済み領域170が形成される。
スキャナ162による感光材料150の副走査が終了し、センサ164で感光材料150の後端が検出されると、ステージ152は、ステージ駆動装置304により、ガイド158に沿ってゲート160の最上流側にある原点に復帰し、再度、ガイド158に沿ってゲート160の上流側から下流側に一定速度で移動される。
次に、図11に示したファイバアレイ光源66、集光レンズ71、ロッドインテグレータ72、コリメータレンズ74、ミラー69およびTIRプリズム70から構成されてDMD50に照明光としてのレーザ光Bを照射する照明光学系について説明する。ロッドインテグレータ72は例えば四角柱状に形成された透光性ロッドであり、その内部をレーザ光Bが全反射しながら進行するうちに、該レーザ光Bのビーム断面内強度分布が均一化される。なお、ロッドインテグレータ72の入射端面、出射端面には反射防止膜がコートされて、透過率が高められている。以上のようにして、照明光であるレーザ光Bのビーム断面内強度分布を高度に均一化できれば、照明光強度の不均一を無くして、高精細な画像を感光材料150に露光可能となる。
第1の実施形態の光デバイスの概略形状を示す側断面図。 コアの入射端面と誘電体ブロックの出射端面との間の距離をLと透過との関係を示す図 第2の実施形態の光デバイスの概略形状を示す側断面図。 第3の実施形態の光デバイスの概略形状を示す側断面図。 第4の実施形態の光デバイスの概略形状を示す側断面図。 第5の実施形態の光デバイスの概略形状を示す側断面図。 第6の実施形態の光デバイスの光ファイバの先端形状を示す側断面図。 本発明の一実施形態である画像露光装置の外観を示す斜視図。 図7の画像露光装置のスキャナの構成を示す斜視図。 (A)は感光材料に形成される露光済み領域を示す平面図、(B)は各露光ヘッドによる露光エリアの配列を示す図。 図7の画像露光装置の露光ヘッドの概略構成を示す斜視図。 上記露光ヘッドの断面図。 デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)の構成を示す部分拡大図。 (A)および(B)はDMDの動作を説明するための説明図。 (A)および(B)は、DMDを傾斜配置しない場合と傾斜配置する場合とで、露光ビームの配置および走査線を比較して示す平面図。 ファイバアレイ光源の構成を示す斜視図。 ファイバアレイ光源のレーザ出射部における発光点の配列を示す正面図。 光ファイバの構成を示す図。 上記画像露光装置の電気的構成を示すブロック図。
符号の説明
1、1B、1C、1D、1E、1F 光デバイス
2 ヒートブロック(放熱ブロック)
3 集光レンズ(光学系)
30 光ファイバ
30A、30B、30C、30a 光ファイバの入射端面
31 第二の光ファイバ
4 誘電体ブロック
4a 誘電体ブロックの入射端面
4b 誘電体ブロックの出射端面
5、31a コア
5a コアの入射端面
6 クラッド
6a クラッドの入射端面
7 フェルール
7a フェルールの入射端面
B レーザ光(光ビーム)
GA、GB、GC、GD、GE 凹部
LD GaN系半導体レーザ(光源)
SA、SB、SC、SD、SE、SF 密閉空間
50、250 デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)
51 結像光学系
52、54 レンズ系
55 マイクロレンズアレイ
55a、56a、155a、355a マイクロレンズ
56 集光用マイクロレンズアレイ
57、58 レンズ系
59、159 アパーチャアレイ
59a、159a アパーチャ
62 マイクロミラー
66 ファイバアレイ光源
68 レーザ出射部
72 ロッドインテグレータ
150 感光材料
152 ステージ
162 スキャナ
166 露光ヘッド
168 露光エリア
170 露光済み領域

Claims (9)

  1. 光源と、
    該光源から発せられた光ビームを集光する光学系と、
    該光学系を通過した光ビームの光路に配された誘電体ブロックと、
    該誘電体ブロックを通過した光ビームがコアの端面から入射するように配置された光ファイバとを備えてなる光デバイスにおいて、
    前記光ファイバの入射端面と前記誘電体ブロックの出射端面の間で、少なくとも前記コアの入射端面が前記誘電体ブロックの出射端面から離れて位置し、
    前記光ファイバの入射端面の前記コアの入射端面を囲む部分が、前記誘電体ブロックに押圧されることにより、前記コアの入射端面を囲む密閉空間が形成されていることを特徴とする光デバイス。
  2. 前記光ファイバが、前記コアの周囲にクラッドを備えるものであって、
    前記コアの入射端面と隣接する前記クラッドの少なくとも一部の端面が前記誘電体ブロックの出射端面から離れて位置することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  3. 光源と、
    該光源から発せられた光ビームを集光する光学系と、
    該光学系を通過した光ビームの光路に配された誘電体ブロックと、
    該誘電体ブロックを通過した光ビームがコアの端面から入射するように配置された光ファイバと、
    該光ファイバの入射端面から突出した位置から前記光ビームの進行方向の所定位置まで、前記光ファイバの周囲に配設されるフェルールとを備えてなる光デバイスにおいて、
    前記光ファイバの入射端面と前記誘電体ブロックの出射端面の間で、少なくとも前記コアの入射端面が前記誘電体ブロックの出射端面から離れて位置し
    前記光ファイバの入射端面から突出した前記フェルールの端面が、前記誘電体ブロックに押圧されることにより、前記コアの入射端面を囲む密閉空間が形成されていることを特徴とする光デバイス。
  4. 前記密閉空間を形成する部材または前記密閉空間の内部と接する部材が有機分子からなる部材を含んでいないことを特徴とする請求項3に記載の光デバイス。
  5. 前記光ファイバの入射端面及び/又は前記誘電体ブロックの出射端面は、前記光源から発せられた光ビームの反射を防止するAR膜が被覆されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光デバイス。
  6. 前記コアの入射端面と前記誘電体ブロックの出射端面との間の距離Lが、光ビームの波長をλとした場合、L=nλ/2±λ/8(nは整数)であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光デバイス。
  7. 前記光ビームの波長が160nm〜500nmであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の光デバイス。
  8. 前記光ビームのパワー密度が、前記光ファイバの入射端面へ入射する際には、1.0mW/μm2以上であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の光デバイス。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の光デバイスを露光用光源として備えたことを特徴とする画像露光装置。
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