JP2007309493A - 等速自在継手 - Google Patents

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Masashi Funabashi
雅司 船橋
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Abstract

【課題】耐久性の向上を図ることができるとともに、ケージ内への内輪の組込み性の向上を図って組立作業の簡易化及び短時間化を達成できる等速自在継手を提供する。
【解決手段】内球面21に複数のトラック溝22が形成された外方部材と、外球面24に複数のトラック溝25が形成された内方部材と、外方部材のトラック溝22と内方部材のトラック溝25との間に介在してトルクを伝達する複数のボール27と、外方部材の内球面21と内方部材の外球面23との間に介在してボール27を保持するケージ28とを備えた等速自在継手である。ケージ28の外方部材開口側の内径面端部と外方部材奥側の内径面端部の少なくともどちらか一方を、外端縁38が内端縁37よりも拡径した切欠部35を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は等速自在継手に関する。
例えば、自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達する手段として等速自在継手が使用される。この等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を備えている。一般的に、前述した等速自在継手としては、バーフィールド型(BJ)やアンダーカットフリー型(UJ)が広く知られている。
例えば、BJタイプの等速自在継手は、図5に示すように内球面1に複数のトラック溝2が円周方向等間隔に軸方向に沿って形成された外方部材としての外輪3と、外球面4に外輪3のトラック溝2と対をなす複数のトラック溝5が円周方向等間隔に軸方向に沿って形成された内方部材としての内輪6と、外輪3のトラック溝2と内輪6のトラック溝5との間に介在してトルクを伝達する複数のボール7と、外輪3の内球面1と内輪6の外球面4との間に介在してボール7を保持するケージ8とを備えている。
また、内輪6にはシャフト10が嵌入されている。すなわち、内輪6の中心孔の内径面にスプライン部11を形成し、このスプライン部11にシャフト10のスプライン部9を嵌合させる。なお、シャフト10のスプライン部9には周方向凹溝12が形成され、この周方向凹溝12にシャフト抜け止め用の止め輪13が装着されている。
ケージ8は、複数のポケット14が設けられ、このポケット14にボール7が支持されている。また、図6に示すように、ケージ8の内径面(内球面)16の開口部側には切欠部15が設けられている。この場合の切欠部15は、ケージ軸心と平行に面取りがなされることによって形成される。
前記外輪3のトラック溝2は、図5に示すように、その曲率中心O1を継手中心Oから軸方向に外輪3の開口側にずらし、内輪6のトラック溝5は、その曲率中心O2を継手中心Oから軸方向に外輪3のトラック溝2の曲率中心O1と反対側の奥側に等距離fだけ離して設けている。
ところで、内輪6をケージ8に組み込む方法は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、及び特許文献4等に記載されている。すなわち、図7に示すように、内輪6の軸線L1とケージ8の軸線Lとを直交させた状態で、その内輪6の外球面4の一部(トラック溝間に形成される複数の突出部17のうちの一つの突出部17A)をケージ8のポケット14に落とし込み、この状態で内輪6をケージ8に挿入し、その後、内輪6をケージ8に対して90°回転させて、ケージ8の軸線に内輪6の軸線を一致させて正規の姿勢に配置する方法が一般的である。
特開平9−177814号公報 特公平8−6758公報 特表平5−509386号公報 特開2003−113856号公報
このような組込み方法においては、ケージ8の耐久性を確保するために、図6に示すように、内球面16の開口部側に切欠部15を設け、ケージ8の開口部の径(インロー径)Dを出来る限り小さく設定していた。
ところが、内輪6とケージ8の球面接触面積を確保するために、ケージ内球面面積を拡大した場合、前記した従来のケージ8では、ケージ8の内球面16の開口部側に、ケージ軸線と平行な面とされた切欠部15が形成されているため、内輪6の突出部17Aをケージ8の一つのポケット14Aに落とし込んだ際に、切欠部15のエッジ部(開口端縁)18に、内輪6のトラック溝5Aの底面が干渉し易くなり、内輪・ケージ間の組込み性が悪化するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みて、耐久性の向上を図ることができるとともに、ケージ内への内輪の組込み性の向上を図って組立作業の簡易化及び短時間化を達成できる等速自在継手を提供する。
本発明の等速自在継手は、内球面に複数のトラック溝が形成された外方部材と、外球面に複数のトラック溝が形成された内方部材と、前記外方部材のトラック溝と内方部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外方部材の内球面と内方部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを備えた等速自在継手において、前記ケージの外方部材開口側の内径面端部と外方部材奥側の内径面端部の少なくともどちらか一方を、外端縁が内端縁よりも拡径した切欠部を設けたものである。
本発明の等速自在継手では、内輪をケージに組み込む際には、内輪の一部をケージのポケットに落としこむことになる。この際、切欠部は外端縁が内端縁よりも拡径しているので、切欠部の内端縁がトラック溝の底面に当接することになって、外端縁にトラック溝の底面が干渉されずに済む。すなわち、ケージのトラック溝の底面に対する干渉点が内端縁となり、トラック溝の底側となって、内輪がポケットに深く落ち込むことができる。このため、内輪とケージとの隙間(組み込むために必要とする隙間であって、余裕代)を比較的大きくとれる。
切欠部を、内端縁から外端縁に向かって次第に拡径するテーパ面とすることができる。また、切欠部の内径面を凸アール面としたり、凹アール面としたりすることができる。
本発明では、切欠部での外端縁径が大きくなっているので、内輪をこの切欠部側からケージ内へ導入(嵌め込み)する際、内輪のトラック溝をこの切欠部に落とし込めば、内輪とケージとの間に余裕代を比較的大きくとることができる。これによって、内輪のケージ内への組込み作業の容易化を図ることができる。
また、切欠部がケージ軸線と平行な面とされた従来のものでは、トラック溝の底面に対するケージの干渉点がエッジ部(開口端縁)であるので、この干渉状態において、切欠部の内端縁とトラック溝の底面との間に隙間が生じている。これに対して、本発明では、トラック溝の底面に対するケージの干渉点が切欠部の外端縁である。このため、前記余裕代を同一とすれば、ケージの内球面の面積を前記隙間分大きくできて、内輪とケージ間の球面接触面積を増加させることができ、耐久性の向上を図ることができる。
本発明に係る等速自在継手の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
この等速自在継手は、図1に示すように内球面21に複数のトラック溝22が円周方向等間隔に軸方向に沿って形成された外方部材としての外輪23と、外球面24に外輪23のトラック溝22と対をなす複数のトラック溝25が円周方向等間隔に軸方向に沿って形成された内方部材としての内輪26と、外輪23のトラック溝22と内輪26のトラック溝25との間に介在してトルクを伝達する複数のボール27と、外輪23の内球面21と内輪26の外球面24との間に介在してボール27を保持するケージ28とを備えている。
前記外輪23のトラック溝22は、その曲率中心O1を継手中心Oから軸方向に外輪23の開口側にずらし、内輪26のトラック溝25は、その曲率中心O2を継手中心Oから軸方向に外輪23のトラック溝22の曲率中心O1と反対側の奥側に等距離fだけ離して設けている。
また、内輪26にはシャフト34が嵌入されている。すなわち、内輪26の中心孔の内径面にスプライン部31を形成し、このスプライン部31にシャフト34のスプライン部29を嵌合させる。なお、シャフト34のスプライン部29には周方向凹溝32が形成され、この周方向凹溝32にシャフト抜け止め用の止め輪33が装着されている。
ケージ28は、複数のポケット43が周方向に沿って所定ピッチ(この場合、60度ピッチ)に設けられ、このポケット43にボール27が収容されている。また、ケージ28の内径面(内球面)36の開口部側には切欠部35が設けられている。この場合の切欠部35は、図2に示すように、その内端縁37から外端縁38に向かって順次拡径しているテーパ部にて形成されている。この切欠部35のテーパ角θとしては、任意に設定できる。
また、ケージ28は、その外径面(外球面)39の曲率半径と外輪23の内球面21の曲率半径とが同一に設定されるとともに、その内径面(内球面)36の曲率半径と内輪26の外球面24の曲率半径とが同一に設定されている。
ところで、内輪26は外球面24に周方向に沿って所定ピッチでトラック溝25が形成されているので、隣合うトラック溝25間に突出部40が形成されているといえる。すなわち、内輪26の外径側に周方向に沿って交互にトラック溝25と突出部40とが配設されている。
次に、前記のように構成される等速自在継手の内輪26のケージ28への組み込み方法を説明する。まず、図2に示すように、内輪26の軸線L1とケージ28の軸線Lとを直交させ、内輪26の一つの突出部40(突出部40A)をケージ28の一つのポケット43(ポケット43A)に落としこむ。この状態で、この落とし込んだ突出部40の外側の隣のトラック溝25Aをケージ28の入口部(切欠部35)にあてがいながら、内輪26をその軸心廻りに矢印X方向に回動させる。
これによって、内輪26をケージ28内に挿入し、その後、内輪26の外球面24の球面中心と、ケージ28の内球面36の球面中心とを一致させる。次に、内輪26をケージ28に対して90度回転させて、内輪26の軸線L1とケージ28の軸線Lとを一致させる。これによって、ケージ28への内輪26の組み込みが終了する。
ところで、この等速自在継手では、ケージ28の内径面(内球面)36の開口部側には切欠部35が設けられているので、図2に示すように、内輪26の突出部40Aをケージ28のポケット43Aに落としこむ際には、切欠部35の内端縁37がトラック溝25Aの底面に当接することになる。ところが、切欠部35の外端縁38は内端縁37よりも拡径しているので、この外端縁38にトラック溝25Aの底面が干渉されずに済む。すなわち、ケージ28のトラック溝25Aの底面に対する干渉点が内端縁37となり、トラック溝25Aの底側となって、内輪26がポケット43Aに深く落ち込むことができる。このため、内輪26とケージ28との隙間(組み込むために必要とする隙間であって、余裕代)Sを比較的大きくとれる。
これに対して、図7に示す従来のものでは、ケージ8の内径面の開口部側には、ケージ軸線と平行な面とされた切欠部15が形成されているため、切欠部15のエッジ部(開口端縁)18に、内輪6のトラック溝5Aの底面が干渉する。すなわち、トラック溝5の底面に対するケージ8の干渉点が開口端縁18となり、内輪6がポケット14Aに深く落ち込むことができない。このため、内輪6とケージ8との隙間(組み込むために必要とする隙間であって、余裕代)Sをあまり大きくとれない。
本発明の等速自在継手では、切欠部35は内端縁36が内端縁37よりも拡径しているので、切欠部35での外端縁径が大きくなっている。このため、内輪26をこの切欠部35側からケージ28内へ導入(嵌め込み)する際、内輪26のトラック溝25をこの切欠部に落とし込めば、内輪26とケージ28との間に余裕代(余裕量)を比較的大きくとることができる。これによって、内輪26のケージ28内への組込み作業の容易化を図ることができる。
また、図7に示すように、切欠部15がケージ軸線と平行な面とされた従来のものでは、トラック溝5の底面に対するケージ8の干渉点がエッジ部(開口端縁)18であるので、図7から分かるように、干渉状態において、切欠部15の内端縁19とトラック溝5の底面との間に隙間S1が生じている。これに対して、本発明では、トラック溝25の底面に対するケージ28の干渉点が切欠部35の外端縁38である。このため、前記余裕代Sを同一とすれば、ケージ28の内球面36の面積を前記隙間S1分大きくできて、内輪26とケージ28間の球面接触面積を増加させることができ、耐久性の向上を図ることができる。
次に、図3は切欠部35の変形例を示し、この切欠部35は、その内径面を凸アール面41としている。なお、この凸アール面41の曲率半径としては、外端縁38が内端縁37よりも拡径でき、かつ、内輪6のトラック溝5の底面に干渉しにくい範囲で任意に設定できる。
図4は切欠部35の他の変形例を示し、切欠部35の内径面を凹アール面42としている。なお、この凹アール面42の曲率半径としても、外端縁38が内端縁37よりも拡径でき、かつ、内輪6のトラック溝5の底面に干渉しにくい範囲で任意に設定できる。
このように、切欠部35の内径面を凸アール面41としても、凹アール面42としても、外端縁38が内端縁37よりも拡径させているので、図1等に示すテーパ部からなる切欠部35を有する等速自在継手と同様の作用効果を奏する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、ケージ28に設けられる切欠部35としては、前記実施形態では、外輪23の開口側の開口部に設けられていたが、外輪23の奥側の開口部に設けられるものであってもよい。すなわち、両開口部のうちどちらか一方側に設けられるものであっても、両方側に設けられるものであってもよい。
等速自在継手として、実施形態では、バーフィールド型(BJ)であったが、アンダーカットフリー型(UJ)であってもよい。また、ボール27の数も任意であって、6個であっても8個であってもよい。
本発明の実施形態を示す等速自在継手の要部断面図である。 ケージへの内輪の組み込み方法を示す側面図である。 ケージの変形例を示す要部拡大断面図である。 ケージの他の変形例を示す要部拡大断面図である。 従来の等速自在継手の要部断面図である。 従来のケージの側面図である。 従来の等速自在継手のケージへの内輪の組み込み方法を示す側面図である。
符号の説明
21 内球面
22 トラック溝
24 外球面
25 トラック溝
27 ボール
28 ケージ
35 切欠部
37 内端面
38 外端面
41 凸アール面
42 凹アール面

Claims (4)

  1. 内球面に複数のトラック溝が形成された外方部材と、外球面に複数のトラック溝が形成された内方部材と、前記外方部材のトラック溝と内方部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外方部材の内球面と内方部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを備えた等速自在継手において、
    前記ケージの外方部材開口側の内径面端部と外方部材奥側の内径面端部の少なくともどちらか一方を、外端縁が内端縁よりも拡径した切欠部を設けたことを特徴とする等速自在継手。
  2. 前記切欠部を、内端縁から外端縁に向かって次第に拡径するテーパ面としたことを特徴とする請求項1の等速自在継手。
  3. 前記切欠部の内径面を凸アール面としたことを特徴とする請求項1の等速自在継手。
  4. 前記切欠部の内径面を凹アール面としたことを特徴とする請求項1の等速自在継手。
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