JP2007307459A - 塗布装置および磁気テープ製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】塗液の塗布むらの発生を低減し得る塗布装置を提供する。
【解決手段】樹脂フィルム201の移動に伴って回転させられつつ樹脂フィルム201をその外周面31aで支持するバックアップロール3と、バックアップロール3を回転可能に保持する固定台2と、バックアップロール3によって支持された状態で移動している樹脂フィルム201の表面に向けて塗膜形成用の塗液を押し出す押し出し部4とを備えて樹脂フィルム201の表面に塗液を塗布可能に構成され、押し出し部4には、バックアップロール3の表面領域のうちの平面視される領域Aのみを覆うカバー5が配設されている。
【選択図】図2
【解決手段】樹脂フィルム201の移動に伴って回転させられつつ樹脂フィルム201をその外周面31aで支持するバックアップロール3と、バックアップロール3を回転可能に保持する固定台2と、バックアップロール3によって支持された状態で移動している樹脂フィルム201の表面に向けて塗膜形成用の塗液を押し出す押し出し部4とを備えて樹脂フィルム201の表面に塗液を塗布可能に構成され、押し出し部4には、バックアップロール3の表面領域のうちの平面視される領域Aのみを覆うカバー5が配設されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、帯状体の表面に塗液を塗布可能に構成された塗布装置、およびその塗布装置を備えた磁気テープ製造装置に関するものである。
情報記録媒体に用いられる磁気テープを製造する際の磁性層の形成方法として、樹脂フィルム等の帯状体を移動させつつその表面に塗液を塗布して磁性層を形成する方法が知られている。この場合、樹脂フィルムを移動させる際に、樹脂フィルムに空気中の塵埃等の異物が付着したときには、その異物によって塗布むらが生じるおそれがある。このため、この方法によって磁気テープを製造する際には、一般的に、防塵装置を用いて樹脂フィルムに対する異物の付着を防止している。この種の防塵装置として、特開2003−26326号公報に開示された防塵装置、および特開2005−262088号公報に開示された防塵装置が知られている。この場合、特開2003−26326号公報に開示された防塵装置は、塗布ライン全体を収容する外側ケーシングと、ウェブ(帯状体)の搬送路に沿って配設されてウェブを覆う内側ケーシングとを備えて構成されている。この防塵装置では、ウェブの搬送路を外側ケーシングおよび内側ケーシングによって二重に覆うと共に内側ケーシング内に清浄エアを供給することにより、ウェブに対する異物の付着の防止が図られている。
一方、特開2005−262088号公報に開示された防塵装置は、防塵搬送路を備えて構成され、この防塵搬送路には、走行するウェブの表面に対して所定距離を隔てて対向するようにして板状体が配設されている。この防塵装置(防塵搬送路)では、ウェブと板状体との間にクリーン度がクラス10以下のエア(清浄エア)を供給して、ウェブと板状体との間に大気圧以上の加圧空間を形成することにより、ウェブに対する異物の付着の防止が図られている。
特開2003−26326号公報(第3−4頁、第1図)
特開2005−262088号公報(第5−6頁、第1−3図)
ところが、上記の各防塵装置には、以下の問題点がある。すなわち、これらの防塵装置では、上記した各手段によって搬送経路中におけるウェブに対する塵埃の付着の防止が図られている。一方、近年、大容量の情報記録媒体に用いられる高密度の磁気テープを製造する際には、バックアップロールによってウェブの背面側を支持した状態で移動させているウェブの表面に塗液を押し出して塗布する塗布装置が用いられるようになってきた。この場合、この種の磁気テープを製造する際には、塗液の塗布むらが生じたとしても、その量をごく僅かに抑える必要があるため、表面が高度に平坦化されたバックアップロールを塵埃等の微少な異物も表面に付着していない状態に維持する必要がある。しかしながら、従来の防塵装置では、塗布装置に至るまでの搬送経路においてウェブに対する塵埃の付着を防止できたとしても、塗布装置のバックアップロールに対する異物の付着を防止する手段が設けられていないため、バックアップロールに付着した塵埃等によって塗液の塗布むらが生じたりするおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、塗液の塗布むらの発生を低減し得る塗布装置および磁気テープ製造装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る塗布装置は、帯状体の移動に伴って回転させられつつ当該帯状体をその外周面で支持するバックアップロールと、当該バックアップロールを回転可能に保持する保持部と、前記バックアップロールによって支持された状態で移動している前記帯状体の表面に向けて塗膜形成用の塗液を押し出す押し出し部とを備えて前記帯状体の表面に前記塗液を塗布可能に構成され、前記保持部には、前記バックアップロールの表面領域のうちの平面視される領域のみを覆うカバーが配設されている。
この場合、光透過性を有する材料で前記カバーを形成することができる。
また、本発明に係る磁気テープ製造装置は、上記の塗布装置と、当該塗布装置によって前記帯状体としての樹脂フィルムに塗布された前記塗液を乾燥させる乾燥装置とを備えて、前記乾燥装置によって乾燥させられた前記樹脂フィルムから磁気テープを製造可能に構成されている。
本発明に係る塗布装置によれば、バックアップロールの表面領域のうちの平面視される領域のみを覆うカバーを保持部に配設したことにより、空気中に塵埃等の異物が存在していたとしても、バックアップロールの外周面表面に対するその異物の付着をカバーによって確実に防止することができる。このため、バックアップロールと帯状体との間に異物が挟まった状態で塗液が塗布される事態を確実に防止することができる結果、帯状体に対する塗液の塗布むらの発生を十分に少なく抑えることができる。
また、本発明に係る塗布装置によれば、光透過性を有する材料でカバーを形成したことにより、バックアップロールにおける外周面の汚れの度合いなどのバックアップロールの状態をカバーを取り付けた状態のまま確認することができる。このため、例えば、バックアップロールの外周面に塗液等の異物が付着したとしても、そのことを容易に認識することができる結果、バックアップロールの清掃等に対する対応を迅速に行うことができる。
また、本発明に係る磁気テープ製造装置によれば、上記の塗布装置を備えたことにより、帯状体としての樹脂フィルムに対する塗液の塗布むらの発生を十分に少なく抑えることができるため、塗液の塗布むらに起因するデータの記録不良や再生不良を確実に防止可能な磁気テープを製造することができる。
以下、本発明に係る塗布装置および磁気テープ製造装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、磁気テープ製造装置101の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す磁気テープ製造装置101は、樹脂フィルム201(本発明における帯状体の一例)の表面に各種の塗液を塗布することで塗膜を形成して、磁気テープ501を製造する装置であって、送り出し装置102、乾燥配向装置103、巻き取り装置104、複数のテンションローラー105および塗布装置1を備えて構成されている。この場合、磁気テープ製造装置101は、クリーンな状態に維持されたクリーンルーム内に配置されている。
送り出し装置102は、巻芯に巻回された樹脂フィルム201を所定の速度で送り出す。乾燥配向装置103は、塗布装置1によって樹脂フィルム201の表面に塗布された塗液に対する乾燥処理や配向処理を実行する。巻き取り装置104は、表面に塗膜が形成された樹脂フィルム201や製造された磁気テープ501を巻き取る。テンションローラー105は、樹脂フィルム201に所定のテンションを加えることにより、樹脂フィルム201における弛みの発生を防止する。
塗布装置1は、図1,2に示すように、固定台2、バックアップロール3、押し出し部4、カバー5、および制御部6(図1参照)を備え、各種の塗液を樹脂フィルム201の表面に塗布可能に構成されている。固定台2は、本発明における保持部に相当し、図1,2に示すように、台座21,22およびフレーム23を備えている。台座21は、例えばボールベアリングで構成された軸受けを備えて、バックアップロール3を回転可能に保持する。台座22は、押し出し部4のノズル41を固定可能に構成されている。また、台座22には、ノズル41の先端部とバックアップロール3の外周面31aとの距離を調整するため調整機構(図示せず)が取り付けられている。フレーム23は、台座21の上面に固定されて、カバー5を支持する。
バックアップロール3は、図1,2に示すように、円柱状(または円筒状)に形成された本体部31、および本体部31の中心軸と同軸となるように本体部31の両端部に一体形成された円柱状の支軸32を備えている。この場合、バックアップロール3は、支軸32が固定台2における台座21の軸受けに固定されることにより、台座21によって回転可能に保持されて、樹脂フィルム201の移動に伴って回転させられつつ樹脂フィルム201の背面側をその外周面31aで支持する。
押し出し部4は、図1に示すように、ノズル41および塗液供給部42を備えている。ノズル41は、同図および図2に示すように、固定台2の台座22に固定されて、バックアップロール3によって支持された状態で移動している樹脂フィルム201の表面(図1では下面)に向けて塗液供給部42から供給される塗液を押し出す。
カバー5は、図1,2に示すように、ポリカーボネート等の光透過性を有する(透明または半透明の)樹脂で構成された5枚の板状部材51a〜51e(以下、区別しないときには「板状部材51」ともいう)により、一面に開口部5aを有する箱状に形成されている。また、カバー5は、開口部5aを下向きにした状態でバックアップロール3を覆うようにして固定台2のフレーム23に固定されている。
また、カバー5は、両図に示すように、バックアップロール3の外周面31aにおける一部の領域のみを覆うようにその寸法等が規定されている。この場合、この一部の領域は、バックアップロール3の表面領域のうちの、バックアップロール3を上方から見たときに樹脂フィルム201や磁気テープ製造装置101を構成する構成要素などによって遮蔽されることなく直接平面視される領域(この例では、両図に矢印で示す範囲の領域A)、つまりバックアップロール3における外周面31aの上方に樹脂フィルム201や磁気テープ製造装置101を構成する各構成要素などの遮蔽物が存在せずに上方が開放されている領域(以下、この外周面31aにおける一部の領域Aを「開放領域A」ともいう)を意味する。なお、本発明においては、上記した開放領域Aよりもやや広い領域のみを覆う構成、および開放領域Aよりもやや狭い領域のみを覆う構成のいずれも(つまり略開放領域Aのみを覆う構成)が、本発明における「平面視される領域のみを覆う」構成に含まれるものとする。
制御部6は、図外の操作部に対する操作に従い、押し出し部4の塗液供給部42によるノズル41への塗液の供給を制御する。
次に、磁気テープ製造装置101の全体的な動作について、図面を参照して説明する。
この磁気テープ製造装置101を用いて磁気テープ501を製造する際には、図1に示すように、巻芯に巻回されている樹脂フィルム201を送り出し装置102にセットする。次に、送り出し装置102から引き出した樹脂フィルム201をテンションローラー105,105・・、塗布装置1および乾燥配向装置103を通過するようにセットして、巻き取り装置104に取り付けた巻芯に樹脂フィルム201の先端部を巻き付ける。次いで、磁気テープ製造装置101を構成する各装置を始動させる。この際に、送り出し装置102が所定の送り出し速度で樹脂フィルム201を送り出し、巻き取り装置104がその送り出し速度と同じ速度で樹脂フィルム201を巻き取る。これにより、樹脂フィルム201が、同図および図2に示す矢印Bの向きに所定の速度で移動を開始する。
この際に、塗布装置1のバックアップロール3が樹脂フィルム201の移動に伴って図1に示す矢印Cの向きに回転させられる。次に、塗布装置1の制御部6が、押し出し部4の塗液供給部42を制御して、塗液(例えば、重層磁気テープの下層非磁性層用の塗液)の供給を開始させる。続いて、塗液供給部42から供給された塗液が、バックアップロール3の外周面31aによって支持された状態で移動している樹脂フィルム201の表面に向けてノズル41から押し出される。次いで、押し出し部4によって樹脂フィルム201の表面に塗布された塗液は、乾燥配向装置103の内部を樹脂フィルム201が通過する間に乾燥させられる。これにより、樹脂フィルム201の表面に下層非磁性層(塗膜)が形成される。続いて、表面に下層非磁性層が形成された樹脂フィルム201は、巻き取り装置104によって巻芯に順次巻き取られる。
この場合、バックアップロール3の外周面31aにおける開放部位がカバー5によって覆われているため、雰囲気中に存在する塵埃が落下したとしても、その塵埃がバックアップロール3に達することなくカバー5の板状部材51a〜51eに堆積する。このため、バックアップロール3の外周面31aに対する塵埃等の異物の付着が確実に防止される。したがって、この塗布装置1では、バックアップロール3と樹脂フィルム201との間に異物が挟まった状態で塗液が塗布される事態が防止される結果、樹脂フィルム201に対する塗液の塗布むらの発生が十分に少なく抑えられる。また、カバー5が光透過性を有する樹脂製の板状部材51で形成されているため、外周面31aの汚れの度合いなどのバックアップロール3の状態をカバー5を取り付けた状態のまま確認することが可能となっている。したがって、この塗布装置1では、例えば、バックアップロール3の外周面31aに塗液等の異物が付着したとしても、そのことを容易に認識することが可能な結果、バックアップロール3の清掃等に対する対応を迅速に行うことが可能となっている。
次に、樹脂フィルム201の表面に形成された下層非磁性層の上に磁性層を形成する。この際には、下層非磁性層が形成された樹脂フィルム201を上記と同様にしてセットした後に、磁気テープ製造装置101を構成する各装置を始動させる。次いで、制御部6が、押し出し部4の塗液供給部42を制御して、磁性層用の塗液の供給を開始させる。続いて、塗液供給部42から供給された塗液が、樹脂フィルム201の表面に向けてノズル41から押し出される。次いで、押し出し部4によって樹脂フィルム201の表面に塗布された塗液は、乾燥配向装置103の内部を樹脂フィルム201が通過する間に配向されつつ乾燥させられる。この場合、磁性層用の塗液を塗布する際においても、カバー5によってバックアップロール3の外周面31aに対する塵埃等の異物の付着が確実に防止されるため、塗液の塗布むらの発生が十分に少なく抑えられる。
これにより、樹脂フィルム201の表面に下層非磁性層および磁性層が形成されて磁気テープ501が完成する。次に、磁気テープ501は、巻き取り装置104によって巻芯に順次巻き取られる。
なお、発明者らは、カバー5による防塵の効果を検証するために、次のような検証実験を行った。この実験では、幅800mmの樹脂フィルム201を150m/minの移動速度で移動させ、カバー5を取り付けた塗布装置1を用いてこの樹脂フィルム201の表面に下層非磁性層用の塗液を塗布して下層非磁性層を形成した。次いで、同じ塗布装置1を用いて下層非磁性層の上に磁性層用の塗液を塗布して磁性層を形成し、この樹脂フィルム201(磁気テープ501)を試料502とした。この場合、試料502の作製の直前にバックアップロール3における本体部31の外周面31aを十分に清掃して塵埃等の異物を除去した。また、試料502に用いたものと同じ樹脂フィルム201を150m/minの移動速度で移動させ、カバー5を取り外した塗布装置1を用いてこの樹脂フィルム201の表面に下層非磁性層および磁性層を順次形成して、この樹脂フィルム201(磁気テープ501)を比較用の試料503とした。この場合、試料503の作製の直前においてもバックアップロール3における本体部31の外周面31aを十分に清掃して塵埃等の異物を除去した。
次に、TDK(株)製「テープ体検査装置」(特開2005−283436号公報参照)を用いて試料502,503の表面を撮像し、その撮像画像を観察した。その撮像画像に基づく両試料502,503の表面の状態を図3,4にそれぞれ示す。なお、両図において白い点で表されている部分は、塗膜に微細な欠陥が発生していたり、塗膜の膜厚が薄いこと(以下、これらを「塗布むら」ともいう)を示している。この場合、両図3,4から明らかなように、試料502では、塗布むらの発生箇所の数が少ないのに対して、試料503では、数多くの塗布むらが発生している。以上の結果から、カバー5を取り付けた塗布装置1を用いて塗膜を形成したときには、カバー5を取り外した塗布装置1を用いて塗膜を形成したときと比較して、塗布むらの発生を十分に低く抑えられることが明らかである。
このように、この塗布装置1によれば、バックアップロール3の表面領域のうちの平面視される領域Aのみを覆うカバー5を固定台2に配設したことにより、空気中に塵埃等の異物が存在していたとしても、バックアップロール3の外周面31aに対するその異物の付着をカバー5によって確実に防止することができる。このため、バックアップロール3と樹脂フィルム201との間に異物が挟まった状態で塗液が塗布される事態を確実に防止することができる結果、樹脂フィルム201に対する塗液の塗布むらの発生を十分に少なく抑えることができる。また、この磁気テープ製造装置101によれば、この塗布装置1を備えたことにより、樹脂フィルム201に対する塗液の塗布むらの発生を十分に少なく抑えることができるため、塗液の塗布むらに起因するデータの記録不良や再生不良を確実に防止可能な磁気テープを製造することができる。
また、この塗布装置1によれば、光透過性を有する樹脂製の板状部材51でカバー5を形成したことにより、バックアップロール3における外周面31aの状態をカバー5を取り付けた状態のまま確認することができる。このため、例えば、バックアップロール3の外周面31aに塗液等の異物が付着したとしても、そのことを容易に認識することができる結果、バックアップロール3の清掃等に対する対応を迅速に行うことができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、透明性を有する樹脂製の板状部材51でカバー5を形成した例について上記したが、カバー5を形成する材料は樹脂に限定されず、ガラス板等の任意の材料を用いることができる。また、箱状に形成したカバー5を例に挙げて説明したが、これに限定されずドーム形やかまぼこ形等の任意の形状にカバー5を形成することができる。また、板状のカバーでバックアップロール3の表面領域のうちの平面視される領域Aのみを覆う構成を採用することもできる。
また、記録媒体用の樹脂フィルム201に塗液を塗布する例について上記したが、樹脂フィルム201に限定されず、この塗布装置1を用いて各種の帯状体に塗液を均一に塗布することができるのは勿論である。また、乾燥配向装置103を用いて磁性層用の塗液を配向させつつ乾燥させた後に、そのまま樹脂フィルム201を巻き取り装置104に巻き取らせる例について上記したが、カレンダーロールを用いて塗膜を平坦化させる平坦化処理、および紫外線や電子線等の放射線を照射して塗膜を硬化させる放射線硬化処理などを配向および乾燥後に実行する構成を採用することもできる。
1 塗布装置
2 固定台
3 バックアップロール
4 押し出し部
5 カバー
31a 外周面
51a〜51e 板状部材
101 磁気テープ製造装置
103 乾燥配向装置
201 樹脂フィルム
501 磁気テープ
2 固定台
3 バックアップロール
4 押し出し部
5 カバー
31a 外周面
51a〜51e 板状部材
101 磁気テープ製造装置
103 乾燥配向装置
201 樹脂フィルム
501 磁気テープ
Claims (3)
- 帯状体の移動に伴って回転させられつつ当該帯状体をその外周面で支持するバックアップロールと、当該バックアップロールを回転可能に保持する保持部と、前記バックアップロールによって支持された状態で移動している前記帯状体の表面に向けて塗膜形成用の塗液を押し出す押し出し部とを備えて前記帯状体の表面に前記塗液を塗布可能に構成され、
前記保持部には、前記バックアップロールの表面領域のうちの平面視される領域のみを覆うカバーが配設されている塗布装置。 - 前記カバーは、光透過性を有する材料で形成されている請求項1記載の塗布装置。
- 請求項1または2記載の塗布装置と、当該塗布装置によって前記帯状体としての樹脂フィルムに塗布された前記塗液を乾燥させる乾燥装置とを備えて、前記乾燥装置によって乾燥させられた前記樹脂フィルムから磁気テープを製造可能に構成されている磁気テープ製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006137610A JP2007307459A (ja) | 2006-05-17 | 2006-05-17 | 塗布装置および磁気テープ製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006137610A JP2007307459A (ja) | 2006-05-17 | 2006-05-17 | 塗布装置および磁気テープ製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007307459A true JP2007307459A (ja) | 2007-11-29 |
Family
ID=38840792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006137610A Withdrawn JP2007307459A (ja) | 2006-05-17 | 2006-05-17 | 塗布装置および磁気テープ製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007307459A (ja) |
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2006
- 2006-05-17 JP JP2006137610A patent/JP2007307459A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090804 |