JP2007307072A - 車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】車軸位置の調整ができるとともに、仕様に合わせて形成された車軸ソケットを選択的に装着して利用者に適切な車椅子を提供すること。
【解決手段】車軸位置調整機構10は、上フレーム5の後方に配置する上プレート11と、底フレーム6の後方に配置する下プレート12と、上プレート11と下プレート12とを連結する連結プレート13とを有し、連結プレート13に車軸クランプ15を装着する。上プレート11及び下プレート12には、水平方向に連結プレート13の取付け孔111、121を複数形成し、連結プレート13には、縦方向に車軸クランプ15の取付け孔131を複数形成する。車軸クランプ15には、車軸ソケット20を挿通する挿通孔153を形成するとともに、挿通した車軸ソケット20を割締め式でクランプする。
【選択図】図2

Description

本発明は車軸位置調整機構を有する車椅子に関し、さらに多目的に応じて形成する着脱可能な車軸ソケットを備えた車椅子に関する。
従来、車椅子は、障害者の乗りやすい位置に着座できるように、車軸の位置を調整できるように構成されていたものがある。例えば、特許文献1の車椅子30では、図9に示すように、本体フレーム31の一対の縦フレーム32、33に横架するように固定板34を装着するとともに、固定板34は縦フレーム32、33に穿設された複数の孔321、331に上下位置調整可能に装着されていた。また、固定板34の上下面には複数の溝341が形成され、車軸35を挿通する座金36が固定板34の溝341に係合可能に配置されている。座金36を固定板34のいずれかの溝341に係合させて装着することによって、車軸35を前後方向にも位置調整できるように構成されていた。
これによって、車軸35が、上下方向及び前後方向に細かく位置調整できることから、障害者は着座しやすい位置にシートを移動することができていた。
特開平5−15554号公報(3頁、図2参照)
一方、車椅子の左右一対の車輪は、障害者の使用中、平行になっていることが望ましいものの、障害者が着座するには正面視ハの字状に配置していることが安定性で向上でき、また旋回する際には下開き状のほうが旋回しやすくハンドリング操作が容易に行なえる。さらに、障害者が着座すると障害者の体重で車輪の上部が僅かに狭まることから、車椅子の走行に支障を伴うこととなる。そのため、予め車輪の上部を広げるように車軸を設定することがある。これをキャンバー角αの設定と呼んでいる。このキャンバー角αを設定するために車軸に対して僅かな傾斜角を有する車軸ソケットで支持するようにしている。しかし、車椅子を使用する障害者の要望は人それぞれであって、すべての障害者が着座したときに車輪を同じように傾かせることにはならない。そのためにキャンパー角αを調整するように構成したものが提供されているが、その調整範囲を越えるものにはフレームごと交換する必要がある。
また、車椅子には、例えば、バンドブレーキやドラムブレーキあるいはディスクブレーキ等のブレーキ装置が装着され、これらのブレーキ装置を介護者が操作できるように所定のフレームに取り付けている。さらには、手動用の車椅子を電動用の車椅子に切り替えることもある。これらの仕様は、利用者(障害者)の適応条件によって決定される。また、これらの仕様に係る装置をすべて搭載することは、費用がかかるとともに車椅子の構成が複雑になって、車椅子のスペースを広くすることになる。そのため、必要な機能を有する装置だけを装着して利用者に適切に使用されるとともに、廉価でコンパクトに構成する車椅子が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、障害者の着座姿勢を安定できるように位置調整するとともに、必要とする機能を有する装置だけを装着してコンパクトな車椅子を提供することを目的とする。そのために本発明に係る車椅子は、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の発明では、車軸位置調整機構を有する車椅子であっって、前記車軸位置調整機構には、対向する一対のサイドフレーム部に支持されて後輪の車軸を支持する車軸クランプがそれぞれ配設され、前記車軸クランプは、クランプ手段を有して前記車軸を支持する車軸ソケットを着脱可能に形成するとともに、前記車軸ソケットが、各仕様に合わせた機能を有して形成され、前記車軸クランプにそれぞれの機能を有する前記車軸ソケットを選択的に配設できるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明では、前記車軸クランプは、前記サイドフレーム部に支持された上部プレートと下部プレートとを連結する連結プレートに装着されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明では、前記上部プレートと前記下部プレートには、前後方向に配置される連結プレート装着孔が複数形成されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明では、前記連結プレートは、前記車軸クランプを装着する装着孔が縦方向に複数形成されていることを特徴としている。
請求項5記載の発明では、前記車軸ソケットは筒状に形成され、前記車軸クランプの挿通孔に内嵌する外周面に対して同心上の車軸ソケット挿通孔が内周面に形成されていることを特徴としている。
請求項6記載の発明では、前記車軸ソケットは筒状に形成され、前記車軸ソケット挿通孔が、前記ソケットの外周面に対して軸方向に傾斜して形成されていることを特徴としている。
請求項7記載の発明では、前記車軸ソケットが、一端にブレーキ装置あるいは電動車椅子用電動ユニットを取り付けるためのフランジ部を形成していることを特徴としている。
請求項8記載の発明では、前記車軸クランプのクランプ手段が、前記車軸クランプに形成された前記ソケットの挿通孔を割締め可能な切り欠き溝を有していることを特徴としている。
本発明によれば、車軸位置調整機構に配設された車軸クランプには、各機能に合わせて形成されて車軸を挿通する車軸ソケットが着脱可能に装着されるため、車軸ソケットをそれぞれの目的に合わせて選択して使用すれば、障害者に利便に使用できるとともにコンパクトな車椅子として使用することができる。
例えば、キャンバー角を0°で設定したものであれば、車軸ソケットの外周面と車軸の挿通孔が同心上に形成された車軸ソケットを車軸クランプに装着し、僅かなキャンバー角を必要とするものであれば、車軸の挿通孔が外周面に対して傾斜した車軸ソケットを車軸クランプに装着する。また、キャンバー角0°でバンドブレーキ装置を装着できる車軸ソケットや、僅かなキャンバー角を有してバンドブレーキ装置を装着できる車軸ソケット、さらには電動ユニット用に使用できる車軸ソケット等のいずれかを、車椅子を使用する障害者に合わせて装着することができる。
このように、各仕様に合わせたソケットを車軸クランプに装着することによって、利用者に快適に使用でき、また、必要のない装置を装着しないで済むことからコンパクトな車椅子を提供することができる。
そして、この車椅子は、車軸クランプを上部プレート、下部プレートあるいは連結プレートの適度な位置に装着することによって前後方向や高さ方向に車軸位置を調整できることから、使用する障害者の要望する安定した着座を確保することができる。
さらに、この車椅子の車軸クランプは、割締め式に形成されていることから、車軸を挿通した後、ボルトを締め付けるか、カム式で挿通孔を縮径することによって、容易にクランプできる。しかも廉価に構成することができる。
次に、本発明の車椅子の一形態を図面に基づいて説明する。実施形態の車椅子は、通常座席シートを間にして両側にサイドフレーム部を配置し、それぞれのサイドフレーム部に車軸位置調整機構が設けられている。以下の説明においては、両側一対のサイドフレーム部の構成は同様であるから、一方のサイドフレーム部側における各部位及び車軸位置調整機構について説明するものとする。なお、以下の説明にあたって、車椅子の走行方向に向かって前方を前部あるいは前方といい、その反対側を後部あるいは後方という。
実施形態の車椅子1は、図1に示すように、シート部2を間にして両側にサイドフレーム部3が配置されている。サイドフレーム部3は後方に背フレーム4を備え、シート部2の側方に上フレーム5、シート部2の下方に底フレーム6を備えている。上フレーム5の前方は上フレーム5から下方に屈曲してフットサポート7を備える前フレーム51を形成している。底フレーム6の前端部に前輪8が装着され、前輪8の後方には後輪9が装着されている。
背フレーム4と上フレーム5及び底フレーム6との間に車軸位置調整装置10が配置されている。
車軸位置調整装置10は、図2に示すように、上フレーム5の後方に配置される上プレート11と、底フレーム6の後方に配置される下プレート12と、上プレート11と下プレート12とを連結して縦方向に配置される連結プレート13と、を備えて構成されている。さらに連結プレート13には、後輪9の車軸91(図1参照)を支持する車軸クランプ15が車軸ソケット20を介して装着されている。
上プレート11は、略L字状に形成された2枚の板を背フレーム4及び上フレーム5の後方延設部の両側から挟むようにして背フレーム4と上フレーム5とにねじ締めによって装着されている。上プレート11には、水平方向に連結プレート13の上部を取付け可能な複数の取付け孔111が適宜なピッチで形成されている。
下プレート12は、底フレーム6の後方に突出するように棒状に形成され、上部に連結プレート13の下端部を挿入可能な長溝120を形成している。また、上記に限らず、直線板状に形成された2枚の板を底フレーム6の両側から挟むようにして底フレーム6の後方延設部にねじ締めによって装着可能に形成してもよい。いずれも下プレート12には、水平方向に連結プレート13の下部を取付け可能な複数の取付け孔121が上プレート11の取付け孔111と同ピッチで形成されている。
連結プレート13は、1枚の板状に形成されて上プレート11と下プレート12とをそれぞれの取付け孔111、121に取付け可能に縦方向に装着されている。そして、連結プレート13には、縦方向に沿って、適宜な間隔で車軸クランプ15を取付け可能な取付け孔131が複数形成されている。
車軸クランプ15は、連結プレート13に縦方向に位置調整可能に形成されるとともに、車軸ソケット20を挿通してクランプできるように形成されていればよい。例えば、実施形態においては、連結プレート13の取付け孔131に取付け可能な取付け孔151を有する装着部152と、車軸ソケット20を挿通する挿通孔153を有するソケット支持部154とを有して略立方体状に形成されている。
装着部152には連結プレート13を板厚方向に係合する溝155が縦方向に形成されている。さらにソケット支持部154には、挿通孔153に直交するように1箇所に外周面に向かって延設する切欠部156が形成され、さらに、ソケット支持部154には、挿通孔153をねじ手段で締め込むことによって縮径可能にするねじ挿通孔157が切欠部156に向かって形成されている。
そして、連結プレート13を、上プレート11のいずれかの取付け孔111及び下プレート12のいずれかの取付け孔121に取り付けることによって、前輪8に対して後輪9を走行方向に沿って前後方向に位置調整することができる。また、車軸クランプ15を連結プレート13のいずれかの取付け孔131に取り付けることによって、シート部2の高さ調整をすることができる。
車軸クランプ15に挿通する車軸ソケット20は、車椅子1の仕様(機能)に合わせてそれぞれ異なる形状に形成されている。車軸ソケット20の各例を図3〜7に示す。
図3に示す車軸ソケット20Aは、キャンバー角αが0°仕様のもので、円筒状に形成され、外周面21Aと内周面22Aとは同心上に形成されている。外周面21Aは車軸クランプ15の挿通孔153と略同一寸法に形成され、内周面22Aは後輪9の車軸91あるいは車軸91を外嵌する内ソケットの外径と略同一寸法に形成されている。外周面21Aには、一端の両面に切欠き面211が形成され、車軸ソケット20Aを車軸クランプ15の挿通孔153に対して軸を中心に回動可能に形成されている。また、内周面22Aには外周面21Aの切欠き面211と反対側の端部に内周面22Aより大径の大径部が221が形成されている。この大径部221に車軸91が挿入されると、車軸91に配置されたボールプランジャが大径部端面に係合して車軸91の抜け止めとなる。なお、車軸の締結方法は上記以外に、車軸ボルトをナットで締結したり、また車軸ソケット20の一端に雌ねじを形成して締結することができる。
図4に示す車軸ソケット20Bは、キャンバー角αが有角(実施形態では3°)仕様のもので、円筒状に形成され、内周面22Bが外周面21Bに対して軸方向に3°傾斜して形成されている。外周面21Bは車軸クランプ15の挿通孔153と略同一寸法に形成され、内周面22Bは後輪9の車軸91あるいは車軸91を外嵌する内ソケットの外径と略同一寸法に形成されている。外周面21Bには、一端の両面に切欠き面212が形成され、車軸ソケット20Bを車軸クランプ15の挿通孔153に対して回動可能に形成されている。外周面21Bには、一端の両面に切欠き面212が形成され、車軸ソケット20Bを車軸クランプ15の挿通孔153に対して軸を中心に回動可能に形成されている。また、内周面22Bには外周面21Bの切欠き面212と反対側の端部に内周面22Bより大径の大径部が222が形成されている。この大径部222に車軸91が挿入されると、車軸91に配置されたボールプランジャが大径部端面に係合して車軸91の抜け止めとなる。さらに、軸方向の両端面は傾斜角に対して直交面となるように外周面と直交する面に対して傾斜して形成されている。
図5に示す車軸ソケット20Cは、ブレーキ装置を装着する仕様のものであって、筒状部23の一端にフランジ部24が形成されている。ブレーキ装置はバンドブレーキやドラムブレーキ又はディスクブレーキ等が挙げられる。以下においてはバンドブレーキで説明する。この車軸ソケット20Cはキャンバー角αが0°のため、筒状部23の外周面231と内周面232とは同心上に形成されている。外周面231は車軸クランプ15の挿通孔153と略同一寸法に形成され、内周面232は後輪9の車軸91あるいは車軸91を外嵌する内ソケットの外径と略同一寸法に形成されている。フランジ部24にはバンドブレーキのバンド部を装着するために両側に平面部241を形成している。
図6に示す車軸ソケット20Dは、バンドブレーキ装置を装着する仕様であって、しかもキャンバー角αが有角(実施形態では3°)で形成されたものである。このソケット20Dも筒状部25の一端にフランジ部26を形成している。内周面252が外周面251に対して軸方向に3°傾斜して形成されている。外周面251は車軸クランプ15の挿通孔153と略同一寸法に形成され、内周面251は後輪9の車軸91あるいは車軸91を外嵌する内ソケットの外径と略同一寸法に形成されている。さらに、軸方向の両端面は傾斜角に対して直交面となるように外周面と直交する面に対して傾斜して形成されている。
図7に示す車軸ソケット20Eは、電動ユニット取付仕様のものであって、筒状部27の一端にフランジ部28を形成している。このフランジ部28の端面は、各電動ユニットメーカーにおける電動ユニットの車椅子取付け面の形状に合わせて形成されている。外周面271は車軸クランプ15の挿通孔153と略同一寸法に形成され、内周面272は後輪9の車軸91あるいは車軸91を外嵌する内ソケットの外径と略同一寸法に形成されている。また、図7においては、一例として、フランジ部28の取り付け面に、電動ユニットの取り付けブラケットに係合する直方体状の取付ガイド部281が4箇所に形成されている。この取付ガイド部281、281間に形成される溝282及び、取付ガイド部281の両側に取付ブラケットに形成された取付用突出部が嵌合されて、電動ユニットが装着される。
次に、上記のように構成された車椅子1の車軸位置調整作用及び、車軸ソケット20の交換作用について説明する。
先ず、車椅子1の後輪9を取り外し、車軸クランプ15の支持部154のボルトを緩めて挿通孔153の内径を拡径にした状態で車軸ソケット20を車軸クランプ15から抜き取る。
後輪9の位置及び座席高さを変更する場合、車軸クランプ15を連結プレート13の取付け孔131から取り外す。そして、連結プレート13を上プレート11の取付け孔111及び下プレート12の取付け孔121から取り外して、別のいずれかの取付け孔111、121に合わせて取り付けなおす。この場合、重心位置の調整は、連結プレート13を取り外す前の位置より前方に移動していずれかの取付け孔111、121に合わせて取り付けるか、また、連結プレート13を取り外す前の位置より後方に移動していずれかの取付け孔111、121に合わせて取り付ける。
さらに、座席高さを調整する場合には、連結プレート13を上プレート11と下プレート12に取り付けた後、車軸クランプ15を連結プレート13のいずれかの取付け孔131に合わせて取り付ける。座席を高くする場合には、車軸クランプ15を取り外す前の位置より低い位置のいずれかの取付け孔131に合わせて車軸クランプ15を取り付ける。また、座席を低くする場合には、車軸クランプ15を取り外す前の位置より高い位置のいずれかの取付け孔131に合わせて、車軸クランプ15を取り付ける。この取り付けは、車軸クランプ15のねじ挿通孔157に挿入したボルトを締め付けることによって挿通孔153が縮径され車軸ソケット15を締め付けることになる。
次に、仕様に合わせた車軸ソケット20を車軸クランプ15に挿通する。キャンバー角3°で形成された車軸ソケット20Aを使用する場合、走行方向に対して垂直方向に直交する方向に上部を外開き状に3°の傾斜角を有するように、外周面21Bの切欠き面212側を車軸クランプ15の外側に配置した状態で、車軸ソケット20Bを車軸クランプ15の挿通孔153に挿通する。この際、車軸ソケット20Bを軸方向に対して移動することによってその出入位置を調整できるとともに、車軸ソケット20Bを車軸クランプ15の挿通孔153に対して僅かに回動することによって傾斜方向を微調整することができる。
また、バンドブレーキ装置取り付け用の車軸ソケット20Cを使用する場合、図8に示すように、車軸ソケット20Cのフランジ部24の平面部241にバンドブレーキ装置Mのコ字状ブラケットM1を取り付け、フランジ部24側を車軸クランプ15の外側に向けた状態で車軸クランプ15の挿通孔153に挿通する。
さらに、電動ユニット取り付け用車軸ソケット20Eを使用する場合、車軸ソケット20Eのフランジ部28に電動ユニットを取り付けた状態で、フランジ部28側を車軸クランプ15の内側に配置した状態で、挿通孔153に挿通する。電動ユニットは、一般的に、ブレーキドラム組付済みの左右のドライブユニットとドライブユニットを車軸ソケット20に装着するブラケット及び自走操作部やその周辺部材とを有し、一対の後輪9、9の内側に装着される。この電動ユニットは、各メーカによってその形状が異なり、また、1メーカにおいても各仕様によってそれぞれ異なることから、それぞれの特定の電動ユニットのブラケットの形状に合わせた車軸ソケットを必要とする。
上述のように、実施形態の車椅子1では、後輪9を前後方向に移動して重心の位置調整することができるとともに、座席高さを調整することができる。しかも、仕様に合わせて形成された車軸ソケット20を都度配設することができることから、必要以外の機能を有する部位を装着する必要がなく、車椅子の回りをコンパクトに構成した車椅子を廉価に提供することができる。
なお、車軸クランプ15における車軸ソケット20の締め付けは、上記の形態では、割締め可能な車軸クランプ15をボルトで締め付けることによって行なわれるが、これに限定するものではなく、他の一般的な締め付け方法、例えば、カムとカムを回動するレバーで構成する締め付け機構であってもよい。
また、車軸ソケット20は、上記の形態以外の仕様に基づいてそれぞれ形成することができる。
さらに、車椅子の構造は、上記形態に限定するものではなく、特に車軸位置調整装置10以外の部位は、他の構造を有する公知の車椅子にも適用することができる。
本発明の車椅子の全体概要を示す側面図である。 図1の車椅子における車軸位置調整機構を示す斜視図である。 図2における車軸ソケットの一形態を示す図である。 同車軸ソケットの別の形態を示す図である。 同車軸ソケットの別の形態を示す図である。 同車軸ソケットの別の形態を示す図である。 同車軸ソケットの別の形態を示す図である。 図6の車軸ソケットにバンドブレーキを装着した正面取付け図である。 従来の車軸位置調整機構を示す側面図である。
符号の説明
1、車椅子
3、サイドフレーム部
5、上フレーム
6、底フレーム
9、後輪
91、車軸
10、車軸位置調整機構
11、上プレート
111、取付け孔
12、下プレート
121、取付け孔
13、連結フレーム
131、取付け孔
15、車軸クランプ
151、取付け孔
153、挿通孔
156、切欠部
157、ねじ挿通孔
20、車軸ソケット

Claims (8)

  1. 車軸位置調整機構を有する車椅子であって、
    前記車軸位置調整機構には、対向する一対のサイドフレーム部に支持されて後輪の車軸を支持する車軸クランプがそれぞれ配設され、
    前記車軸クランプは、クランプ手段を有して前記車軸を支持する車軸ソケットを着脱可能に形成するとともに、前記車軸ソケットが、各仕様に合わせた機能を有して形成され、
    前記車軸クランプにそれぞれの機能を有する前記車軸ソケットを選択的に配設できるように構成されていることを特徴とする車椅子。
  2. 前記車軸クランプは、前記サイドフレーム部に支持された上部プレートと下部プレートとを連結する連結プレートに装着されていることを特徴とする請求項1記載の車椅子。
  3. 前記上部プレートと前記下部プレートには、前後方向に配置される連結プレート装着孔が複数形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車椅子。
  4. 前記連結プレートは、前記車軸クランプを装着する装着孔が縦方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1,2又は3のいずれかに記載の車椅子。
  5. 前記車軸ソケットは筒状に形成され、前記車軸クランプの挿通孔に内嵌する外周面に対して同心上の車軸ソケット挿通孔が内周面に形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4のいずれかに記載の車椅子。
  6. 前記車軸ソケットは筒状に形成され、前記車軸ソケット挿通孔が、前記ソケットの外周面に対して軸方向に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の車椅子。
  7. 前記車軸ソケットが、一端にブレーキ装置あるいは電動車椅子用電動ユニットを取り付けるためのフランジ部を形成していることを特徴とする請求項5又は6記載の車椅子。
  8. 前記車軸クランプのクランプ手段が、前記車軸クランプに形成された前記ソケットの挿通孔を割締め可能な切り欠き溝を有していることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7のいずれかに記載の車椅子。
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