JP2007306945A - 内視鏡及びその表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】挿入部可撓管の軸方向に対して垂直方向に挿入部可撓管の挿入長を認識するための第1の指標及びこの第1の指標とは異なる第2の指標を形成すること。
【解決手段】内視鏡1における挿入部可撓管2の可撓性チューブ22上に、当該可撓性チューブ22の外周上のラジアル方向に当該挿入部可撓管2の挿入長を認識するための各指標線8aと製造者の名称(ロゴタイプ)8bとを形成した。
【選択図】図2
【解決手段】内視鏡1における挿入部可撓管2の可撓性チューブ22上に、当該可撓性チューブ22の外周上のラジアル方向に当該挿入部可撓管2の挿入長を認識するための各指標線8aと製造者の名称(ロゴタイプ)8bとを形成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、一般に人体の体腔内等の観察、検査、診断及び治療に用いられる内視鏡及びその表示方法に関する。
医療の分野では、一般に人体の体腔内等、例えば消化管等の検査や診断に内視鏡が使用されている。この内視鏡は、人体の体腔内等に挿入される挿入部と、この挿入部に対する操作を行う操作部とを有している。この内視鏡は、一般に人体の体腔内等に挿入されて、体腔内等の観察、検査、診断及び治療に用いられる。
このような内視鏡には、例えばその挿入部に術者が体腔内等に挿入される長さを判断できるように距離目盛等の指標が付されている。又、内視鏡の操作部には、例えばメーカ名、ロゴタイプ、製品名や、その他にボタン、レバーの機能の表示が付されている。
このような内視鏡への表示を付す方法は、一般に、インクを使用し、墨入れ、パット印刷、スクリーン印刷、筆書き等の印刷方法を用いている。インクの種類としては、例えばウレタン系やエポキシ系等のインクが使用されている。例えば、特許文献1には、光硬化型インクを用いる方法が開示されており、特許文献2には、フッ素系インクを用いる方法が開示されている。
内視鏡は、一般に、グルタールアルデヒド系の減菌液、過酢酸を含む減菌液、又は過酸化水素を含む減菌液を用いた減菌法、過酸化水素と低温プラズマを使用した減菌法、又はオートクレーブ減菌法により減菌される。これら減菌を繰り返し実施すると、インクによる印刷では、その印刷が変色したり、かすれたり、基材樹脂等から剥離したりして、その印刷された指標、文字等の識別が困難になる問題がある。減菌を行うのに耐性のある基材樹脂の多くは、一般的に接着力に乏しく、インクとの密着性が悪く、インクが容易に剥離してしまう。
すなわち、インクを用いた表示方法では、下地がポリオレフィン系の樹脂やフッ素系の樹脂等の難接着材料であり、これら難接着材料へのインクの密着性が弱く、難接着材料への印刷が困難である。又、インクを用いた表示方法では、各種減菌の手法を施すことによりインクによる表示が剥離したり、変色等して表示が見ずらくなる。
最近の工業製品では、レーザ光を照射して表示を付す方法が採られており、例えばロットナンバー、ID番号の印刷によく使用される。内視鏡用処置具装置では、例えば特許文献3にレーザマーキング等を用いてメーカ名、型番等を印刷することが開示されている。又、特許文献4には、内視鏡用医療器具に対してレーザマーキングを行うことにより劣化を生じにくい発色物を得る方法について開示されている。
特公昭61−241184号公報
特開2003−88489号公報
特開平8−131448号公報
特開2004−195030号公報
しかしながら、これまでのレーザマーキングを用いて発色物を得る表示方法では、インクを用いた印刷物と比較してコントラスト、視認性の面で大きく劣るものであり、このために表示物が見ずらいという問題がある。
又、内視鏡の各部位には、インクを使用した印刷手法によってあらゆる各表示、例えば内視鏡において人体の体腔内等に挿入する挿入部可撓管の挿入長を認識するための目盛りが挿入部可撓管に付され、内視鏡を製造した製造者の名称(ロゴタイプ)や製品名が操作部に付されている。このように内視鏡の各部位に対してインクを使用して印刷を行わなければならず、内視鏡の製造上の工数が多く掛かるという問題がある。
このような事から例えば挿入部可撓管に対して目盛り及び製造者の名称(ロゴタイプ)を印刷すれば、印刷の工数を削減することができる。しかしながら、目盛りは、挿入部可撓管の軸に対して円周方向(ラジアル方向)に印刷し、製造者の名称(ロゴタイプ)は、挿入部可撓管の軸方向に沿って印刷するものとなり、これら目盛りと製造者の名称(ロゴタイプ)とがデザイン上認識しずらいという問題がある。
そこで、本発明は、挿入部可撓管の軸方向に対して垂直方向に挿入部可撓管の挿入長を認識するための第1の指標及びこの第1の指標とは異なる第2の指標を形成できる内視鏡及びその表示方法を提供することを目的とする。
本発明は、螺旋管、網管及び外皮を順次同心円状に積層して形成した挿入部可撓管を有する内視鏡において、外皮上には、挿入部可撓管の軸方向に対して垂直方向に沿って挿入部可撓管の挿入長を認識するための第1の指標及びこの第1の指標とは異なる第2の指標が形成された内視鏡である。
本発明は、螺旋管、網管及び外皮を順次同心円状に積層して形成した挿入部可撓管を有する内視鏡の表示方法において、外皮上に、挿入部可撓管の軸方向に対して垂直方向に沿って挿入部可撓管の挿入長を認識するための第1の指標及びこの第1の指標とは異なる第2の指標を形成する内視鏡の表示方法である。
本発明は、挿入部可撓管の軸方向に対して垂直方向に挿入部可撓管の挿入長を認識するための第1の指標及びこの第1の指標とは異なる第2の指標を形成できる内視鏡及びその表示方法を提供できる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は内視鏡1の外観図を示す。この内視鏡1は、挿入部可撓管2と、操作部3と、コネクタ部4と、操作部ーコネクタ部接続管5とを有する。このうち挿入部可撓管2は、基端を操作部3に連結している。この挿入部可撓管2の先端には、操作部3による遠隔操作によって屈曲可能な湾曲部6が形成されている。この湾曲部6の先端には、観察窓や照明窓などを形成した先端部本体7が連結されている。
操作部3は、湾曲部6を湾曲させるためのUD(アップ、ダウン)アングルノブやUDアングル解除ノブ、RL(右方向、左方向)アングルノブ、RLアングル解除ノブ、吸引ボタン、送気・送水ボタンなどを有する。
このような内視鏡1には、例えば挿入部可撓管2と、操作部3と、コネクタ部4とにそれぞれ各表示部8〜12がレーザマーキングにより形成されている。このレーザマーキングは、挿入部可撓管2、操作部3、コネクタ部4にそれぞれレーザビームを照射する、又は挿入部可撓管2、操作部3、コネクタ部4にそれぞれ着色剤・発色剤・充填剤を含有させ、この着色剤・発色剤・充填剤を含有する部位にレーザビームを照射して発色剤の発色により形成する。
挿入部可撓管2には、挿入部可撓管2の体腔内への挿入深さを計測するための第1の指標としての複数の指標線(目盛り、視認マーカ)8aと、第2の指標として内視鏡を製造した製造者の名称(ロゴタイプ)8bを表示する表示部8が形成されている。
複数の指標線8aは、それぞれ挿入部可撓管2の軸方向に沿って所定の間隔毎に形成されている。なお、各指標線8aの間隔は、任意に設定可能である。又、各指標線8aに沿って挿入深さを表す数値、例えば「1、2、3、…」を挿入部可撓管2に付してもよい。
図2は指標線8a及び製造者の名称(ロゴタイプ)8bが形成された挿入部可撓管2の外観図を示す。挿入部可撓管2は、円筒状の螺旋管20を有する。この螺旋管20の外周面には、網状管21が被覆されている。さらにこの網状管21の外周面には、外皮としての可撓性チューブ22が被覆されている。従って、挿入部可撓管2は、螺旋管20と網状管21と可撓性チューブ22とを同心円状に積層したものとなっている。螺旋管20の内部には、光学繊維束やチューブなどの各種内蔵物が挿通されている。これにより、挿入部可撓管2は、円形の断面を有する細長い管状に形成されている。
このような挿入部可撓管2の外周面には、複数の指標線8aと、「ABCD」等の製造者の名称(ロゴタイプ)8bとが形成されている。複数の指標線8aは、例えば先端部本体7の先端から所定間隔、例えば10cm間隔(ピッチ)で、かつ挿入部可撓管2の軸方向に対して垂直方向、すなわち挿入部可撓管2の外周面に沿ったラジアル方向に幅1〜10mmで形成されている。
製造者の名称(ロゴタイプ)8bは、挿入部可撓管2の基端に指標線8aの形成方向と同一方向、すなわち挿入部可撓管2の外周面に沿ったラジアル方向に沿って形成されている。
操作部3には、例えば内視鏡1の機種名やロゴタイプを表示する表示部9と、UDアングルノブやUDアングル解除ノブ、RLアングルノブ、RLアングル解除ノブなどの各アングルを表示する表示部10と、吸引ボタン、送気・送水ボタンなどの各ボタンを表示する表示部11とが形成されている。
コネクタ部4には、例えばメーカ名やロゴタイプ等を表示する表示部12が形成されている。
図3は内視鏡1の例えば挿入部可撓管2と操作部3とコネクタ部4とにそれぞれ各表示部8〜12を形成するためのレーザマーキング装置の構成図を示す。レーザ光源30は、パルスのレーザビームを出射するもので、例えばYAGレーザ又はYVO4レーザを用いる。
このレーザ光源30の出射端31には、光ファイバ32の一端が接続されている。この光ファイバ32の他端は、集光光学系33に接続されている。この光ファイバ32は、例えば数100μmのコア径を有する。
集光光学系33は、光ファイバ32を伝送してきたレーザ光源30からのレーザビームを挿入部可撓管2の外周面に集光してスポット光とする。この集光光学系33の光学的倍率は、例えば0.5〜2倍程度である。光ファイバ32のコア径が上記の通り例えば数100μmであるので、当該集光光学系33により集光されたレーザビームのビームウェスト径は、1mm程度になる。
この集光光学系33をデフォーカスさせることによってレーザビームのビーム径を広げたり狭めたりすることによって、各表示部8〜12における各種表示の大きさに対してそれぞれ最適なビーム径を形成することが可能である。
集光光学系33は、図4に示すようにジャストフォーカスの状態でレーザビームのビーム径dを最小にする。この集光光学系33は、ジャストフォーカスする位置からのデフォーカス量が大きくなるに従ってレーザビームのビーム径dを大きくする。これに伴ってレーザビームのビーム強度のピーク値は小さくなる。デフォーカスさせることによってビーム径が変わってもレーザービームの強度分布は常にガウス分布に近い分布となる。
ロボット34は、集光光学系33を把持し、集光光学系33により集光されるレーザビームを挿入部可撓管2の指定された位置、例えば指標線8a及び製造者の名称(ロゴタイプ)8bをレーザマーキングする場合、挿入部可撓管2における可撓性チューブ22上のレーザービームの照射位置を指標線8a及び製造者の名称(ロゴタイプ)8bの形状に従って移動させる。
このロボット34は、X軸方向に沿って設けられた架台35と、この架台35上に対してX軸方向に移動可能に設けられた支柱36と、この支柱36に対してY軸方向及びZ軸方向に移動可能に設けられた支持アーム37とを有する。この支持アーム37の先端部には、集光光学系33が設けられている。
次に、上記の如く構成されたレーザマーキング装置を用いての内視鏡1への表示部8の形成方法について説明する。
挿入部可撓管2が架台35に対して平行なX軸方向に沿って配置される。
レーザ光源30からパルスのレーザビームが出射されると、このレーザビームは、光ファイバ32により伝送されて集光光学系33に入射する。この集光光学系33は、光ファイバ32を伝送してきたレーザビームを挿入部可撓管2の外周面に集光する。
この状態で、ロボット34は、挿入部可撓管2における可撓性チューブ22上のレーザービームの照射位置を指標線8a及び製造者の名称(ロゴタイプ)8bの形状に従って支柱36を架台35上にX軸方向に沿って移動させると共に、支持アーム37を支柱36に対してY軸方向に移動させる。これにより、集光光学系33により集光されるレーザビームは、挿入部可撓管2の指定された位置に照射される。
すなわち、指標線8aをレーザマーキングする場合、ロボット34は、支持アーム37をY軸方向に移動させ、集光光学系33により集光される挿入部可撓管2における可撓性チューブ22上のレーザービームの照射位置を当該可撓性チューブ22の外周面に沿ったラジアル方向に移動させる。
製造者の名称(ロゴタイプ)8bをレーザマーキングする場合、ロボット34は、支柱36をX軸方向に沿って移動させると共に、支持アーム37をY軸方向に移動させ、集光光学系33により集光されるレーザービームの照射位置を製造者の名称(ロゴタイプ)8b、例えば「ABCD」の形状に応じて移動させる。この製造者の名称(ロゴタイプ)8b、例えば「ABCD」の形成方向も可撓性チューブ22の外周面に沿ったラジアル方向になる。
この結果、挿入部可撓管2には、レーザマーキングによって各指標線8aと製造者の名称(ロゴタイプ)8bとが共に可撓性チューブ22の外周面に沿ったラジアル方向に形成される。
なお、操作部3における例えば内視鏡1の機種名やロゴタイプを表示する表示部9、UDアングルノブやUDアングル解除ノブ、RLアングルノブ、RLアングル解除ノブなどの各アングルを表示する表示部10、吸引ボタン、送気・送水ボタンなどの各ボタンを表示する表示部11、さらにはコネクタ部4における例えばメーカ名やロゴタイプ等を表示する表示部12も上記同様に、レーザマーキングによって形成される。
このように上記一実施の形態によれば、内視鏡1における挿入部可撓管2の可撓性チューブ22上でに、かつ当該可撓性チューブ22の外周上のラジアル方向に、当該挿入部可撓管2の挿入長を認識するための各指標線8aと製造者の名称(ロゴタイプ)8bとを形成した。
これにより、挿入部可撓管2の挿入長を認識するための各指標線8aと製造者の名称(ロゴタイプ)8bとが共に可撓性チューブ22の外周上のラジアル方向に形成でき、これら指標線8aと製造者の名称(ロゴタイプ)8bとを同一の目視方向から容易に認識することができる。
なお、上記一実施の形態は、次のように変形してもよい。
挿入部可撓管2には、当該挿入部可撓管2の挿入長を認識するための各指標線8aと製造者の名称(ロゴタイプ)8bとを形成するのに限らず、各指標線8aと、数字、文字又は記号を含む符号、例えば内視鏡1を製造又は販売した者の名称、内視鏡1の製造番号、又は内視鏡1の製品名称とのうち少なくとも1つとを形成してもよい。
これら製造者の名称(ロゴタイプ)8b、数字、文字又は記号を含む符号、例えば内視鏡1を製造又は販売した者の名称、内視鏡1の製造番号、又は内視鏡1の製品名称などは、レーザビームをマスクに照射し、このマスクを通過してレーザビームを挿入部可撓管2に照射して形成してもよい。なお、マスクには、製造者の名称(ロゴタイプ)8b、数字、文字又は記号を含む符号、例えば内視鏡1を製造又は販売した者の名称、内視鏡1の製造番号、又は内視鏡1の製品名称などの形状に対応した光透過部が形成されている。
ロボット34によってレーザービームの照射位置を移動させるのに限らず、レーザービームの照射位置を固定し、挿入部可撓管2を軸方向を中心として回転又は軸方向に直線方向に移動させて挿入部可撓管2に対してレーザービームの照射位置を移動させてもよい。
又、挿入部可撓管2に対するレーザービームの照射位置の移動は、レーザ光源30から出射されたレーザビームを回転可能なミラーで走査し、この走査されたレーザビームを挿入部可撓管2に照射してもよい。この場合、レーザビームは、指標線8aや製造者の名称(ロゴタイプ)8bの形状に応じて走査方向がミラーの回転駆動によって制御される。
上記一実施の形態では、内視鏡1の挿入部可撓管2に指標線8aや製造者の名称(ロゴタイプ)8bをレーザマーキングにより表示する場合について説明したが、内視鏡1に係わらず当該内視鏡1と共に利用される処置具、又は単独で使用される処置具に対しても指標線8aと製造者の名称(ロゴタイプ)8bとを形成してもよい。又、これに処置具には、指標線8aと、数字、文字又は記号を含む符号、例えば処置具を製造又は販売した者の名称、処置具の製造番号、又は処置具の製品名称とのうち少なくとも1つとを形成してもよい。
例えば、膵胆管の診断や処置時には、複数の処置具を組み合わせて使用される。すなわち内視鏡1の挿入部可撓管2に設けられた処置具挿通チャンネルに内視鏡用カテーテルなどの処置具を挿通させると共に、このカテーテル内にガイドワイヤなどの処置具を挿通させて内視鏡用処置具装置として使用される。
この処置具装置の使用時には、予め内視鏡1の挿入部可撓管2が患者の体内、例えば十二指腸に挿入される。体内に挿入された内視鏡1の処置具挿通チャンネルを通してカテーテル及びガイドワイヤ、すなわち処置具装置を目的部位に到達させて処置、診断が行われる。このとき、カテーテルの挿入長を確認するための距離目盛りが必要になる。又、ガイドワイヤの突出長を内視鏡1によるモニタ観察により側長可能にするために距離目盛りが必要になる。
カテーテル及びガイドワイヤはそれぞれ外径が極細であるが、これらカテーテルとガイドワイヤとには、それぞれ例えばカテーテル、ガイドワイヤの外径表示又は製品記号を距離目盛りと共に形成することが可能である。
これらカテーテル、ガイドワイヤに形成される距離目盛りと外径表示又は製品記号とは、それぞれカテーテル、ガイドワイヤの各外皮にそれぞれレーザビームを照射し、このレーザビームの照射位置を距離目盛りや外径表示、製品記号の形状に従って走査させ、各外皮を発色させて形成する。この場合、距離目盛りと外径表示又は製品記号とは、共にカテーテル、ガイドワイヤの軸方向に対して垂直方向すなわちカテーテル、ガイドワイヤの外周上のラジアル方向に形成される。
これにより、カテーテル、ガイドワイヤにおいて距離目盛りと外径表示又は製品記号とを同一の目視方向から容易に認識することができる。
なお、カテーテル、ガイドワイヤに形成するのは、距離目盛りと外径表示又は製品記号とに限らず、距離目盛りと数字、文字又は記号を含む符号、例えばカテーテル、ガイドワイヤを製造又は販売した者の名称、カテーテル、ガイドワイヤの製造番号、又はカテーテル、ガイドワイヤの製品名称とのうち少なくとも1つとを形成してもよい。
次に、本発明の他の特徴について説明する。
本発明の前記第1の指標は、所定間隔毎に形成された複数の指標線を有することを特徴とする請求項1記載の内視鏡及び処置具である。
本発明の前記第2の指標は、数字、文字又は記号を含む符号を有することを特徴とする請求項1記載の内視鏡及び処置具。
本発明において、レーザ光を前記外皮に照射して発色させることにより前記第1の指標と前記第2の指標とを形成することを特徴とする請求項6記載の内視鏡及び処置具の表示方法である。
本発明において、前記外皮に対してスポットの前記レーザ光を照射することを特徴とする請求項9記載の内視鏡及び処置具の表示方法である。
本発明において、レーザ光をマスクを通して前記外皮に照射して発色させることにより前記第1の指標と前記第2の指標とを形成することを特徴とする請求項6記載の内視鏡及び処置具の表示方法である。
本発明において、前記レーザ光を前記外皮に照射させながら前記挿入部可撓管を前記軸方向に移動させると共に前記軸方向を中心に回転させて前記第1の指標と前記第2の指標とを形成することを特徴とする請求項6記載の内視鏡及び処置具の表示方法である。
本発明において、前記外皮上に、前記第1の指標として所定間隔毎に複数の指標線を形成することを特徴とする請求項6記載の内視鏡及び処置具の表示方法である。
本発明において、前記外皮上に、前記第2の指標として数字、文字又は記号を含む符号を形成することを特徴とする請求項6記載の内視鏡及び処置具の表示方法である。
本発明において、前記外皮上に、前記第2の指標として当該内視鏡を製造又は販売した者の名称、当該内視鏡の製造番号、又は当該内視鏡の製品名称のうち少なくとも1つを形成することを特徴とする請求項6記載の内視鏡及び処置具の表示方法である。
1:内視鏡、2:挿入部可撓管、3:操作部、4:コネクタ部、5:操作部ーコネクタ部接続管、6:湾曲部、7:先端部本体、8〜12:表示部、8a:指標線(目盛り、視認マーカ)、8b:製造者の名称(ロゴタイプ)、20:螺旋管、21:網状管、22:可撓性チューブ、30:レーザ光源、31:出射端、32:光ファイバ、33:集光光学系、34:ロボット、35:架台、36:支柱、37:支持アーム。
Claims (6)
- 螺旋管、網管及び外皮を同心円状に積層して形成した挿入部可撓管を有する内視鏡において、
前記外皮上には、前記挿入部可撓管の軸方向に対して垂直方向に沿って前記挿入部可撓管の挿入長を認識するための第1の指標及びこの第1の指標とは異なる第2の指標が形成されたことを特徴とする内視鏡。 - 前記第2の指標は、当該内視鏡を製造又は販売した者の名称、当該内視鏡の製造番号、又は当該内視鏡の製品名称等のうち少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
- 前記第1の指標と前記第2の指標とは、それぞれ前記外皮に対するレーザ光の照射により発色させて形成されたことを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
- 前記レーザ光は、スポット光として前記外皮に照射することを特徴とする請求項3記載の内視鏡。
- 前記第2の指標は、前記外皮に対するマスクを通ったレーザ光の照射により発色して形成されたことを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
- 螺旋管、網管及び外皮を順次同心円状に積層して形成した挿入部可撓管を有する内視鏡の表示方法において、
前記外皮上に、前記挿入部可撓管の軸方向に対して垂直方向に沿って前記挿入部可撓管の挿入長を認識するための第1の指標及びこの第1の指標とは異なる第2の指標を形成することを特徴とする内視鏡の表示方法。
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- 2005-02-09 JP JP2005033161A patent/JP2007306945A/ja active Pending
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