JP2007305490A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. 加熱コイルに通電して被加熱容器を加熱する電磁誘導加熱調理器の加熱コイルの製造方法において、
   前記加熱コイルを構成するための第１のコイルの内周半径及び外周半径と前記第１のコイルの導線を渦巻き状に等間隔で配置するピッチと前記導線に通電する最大電流とを設定する第１工程と、
   前記第１のコイルを内周側から外周側へ向かって順に互いに異なる第１の分割位置と第２の分割位置とで第１の導線、第２の導線、及び第３の導線に分割し、前記第２の導線を取り除き、前記第１の導線からなる第２のコイルと前記第３の導線からなる第３のコイルとを連結した第４のコイルが、通電されて前記被加熱容器を加熱した際に、前記被加熱容器の温度を前記最大電流で少なくとも所定の最大加熱温度に至らしめると同時に、前記被加熱容器の温度分布を所定の均一度に至らしめるように、前記第１の分割位置と前記第２の分割位置とを設定する第２工程と、
   前記第３のコイルを内周側から外周側へ向かって順に第３の分割位置で第４の導線と第５の導線に分割し、前記第２のコイル及び前記第４の導線からなる第５のコイルを連結してなる第６のコイルと前記第５の導線からなる第７のコイルとのインダクタンスが略同じとなるように、前記第３の分割位置を設定する第３工程と、
   を備えたことを特徴とする加熱コイルの製造方法。
2. 第３工程が、第２のコイルのターン数Ａと第５のコイルのターン数Ｂと第７のコイルのターン数Ｃとの関係が略Ａ：Ｃ：Ｂ＝１３：６：１０となるように第３の分割位置を設定することを特徴とする請求項１に記載の加熱コイルの製造方法。
3. 第３工程が、第３の分割位置を設定した後に、第２のコイルと第５のコイルの連結を解除し、第５のコイルの外周側の第４の導線の内の所定のターン数分を削除すると同時に、内周側の前記第４の導線の内の前記所定のターン数分を追加した上で、再度、前記第２のコイルと前記第５のコイルを連結することを特徴とする請求項１又は請求項２のいずれか１項に記載の加熱コイルの製造方法。
4. 通電されて被加熱容器を加熱する渦巻き状の電磁誘導加熱調理器の加熱コイルであって、
   前記加熱コイルは、前記渦巻きの中心側の内周コイルおよび外側の外周コイルによって構成され、前記内周コイルの両端および前記外周コイルの両端にそれぞれ接続端子が設けられ、
   前記内周コイルは、前記渦巻きの中心側の内側のコイル部と、前記内側のコイル部との間に隙間が設けられて配置され、かつ、前記内側のコイル部に直列に接続される外側のコイル部とによって構成されることを特徴とする電磁誘導加熱調理器の加熱コイル。
5. 前記外側のコイル部と前記外周コイルとの間には隙間が設けられることを特徴とする請求項４に記載の電磁誘導加熱調理器の加熱コイル。
6. 前記内周コイルのインダクタンスと前記外周コイルのインダクタンスとは、略同一であることを特徴とする請求項４または５に記載の電磁誘導加熱調理器の加熱コイル。
7. 前記内周コイルと前記外周コイルとが並列接続されてなることを特徴とする請求項４〜６のいずれか１項に記載の電磁誘導加熱調理器の加熱コイル。
8. 前記加熱コイルが積層されてなることを特徴とする請求項４〜７のいずれか１項に記載の電磁誘導加熱調理器の加熱コイル。
9. 請求項４〜８のいずれか１項に記載の加熱コイルと、
   前記加熱コイルに接続され、高周波電力を印加する複数の駆動回路とを備えた電磁誘導加熱調理器であって、
   前記内周コイルおよび前記外周コイルのそれぞれに個別の前記駆動回路が接続されることを特徴とする電磁誘導加熱調理器。