JP2007305251A - 多層光記録媒体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録層が2以上の多層光記録媒体を製造するためには、記録層の数から1を引いた枚数の樹脂製の透明スタンパを必要としている。
【解決手段】複数の情報記録トラックを構成するピットまたは案内溝を形成されたパターン形成面を基板上もしくは樹脂層上に備えた少なくとも2層以上の記録層を有する多層光ディスク媒体であって、そのうちの少なくとも1層の記録層は記録光束を透過する半透明層からなり、透明支持基板上に少なくとも1層の樹脂層を形成し、前記樹脂層上の第1のパターン形成面に記録膜または反射膜からなる記録層を形成し、前記基板上の第2のパターン形成面に記録膜または反射膜からなる記録層を形成し、第1のパターン形成面と第2のパターン形成面を対向して貼りあわせ、第1のパターン形成面を前記基板上に残して前記透明支持基板を剥離することを特徴とする多層光ディスク記録媒体の製造方法である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、多層の光記録媒体の製造方法に関し、特に、スピンコート等を用いて光反応性硬化樹脂を基板に塗布し記録層を積層する多層光記録媒体の製造方法に関するものである。
音声信号をデジタル信号として記録する光記録媒体として開発されたコンパクトディスク(以下、CDと略す)は、音声信号以外のデジタル信号の記録媒体として使用された。デジタル信号を記録する媒体は、パーソナルコンピューターのバックアップ、画像記録等の要求により、更なる、記録密度の向上が求められ、デジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disc:以下、DVDと略す)が開発された。
しかしながら、テレビの高精細化およびデジタル化に伴い、更なる、高密度化が要求され、現状では、Blu−lay DISK(以下、BDと略す)およびHigh Definition DVD(以下、HD DVDと略す)の2通りの規格が決められている。
一般に、光ディスクの記録密度は、記録再生光学系のレーザ光の波長λ及び対物レンズの開口数NAに大きく依存する。即ち、信号再生可能な記録ピットの空間周波数は2NA/λ程度となる。そのため、短波長技術や高NA化技術を用いた高記録密度化の研究が盛んに行われている。例えば、CDでは記録再生用のレーザ光の波長が780nm、レンズの開口数が0.45で650MBであったが、DVDではレーザ光の波長が650nm、レンズの開口数が0.6で4.7GBの容量となっている。
DVDの容量を更に拡大するため、記録再生光学系のレーザ波長を405nmに短波長化した、BD及びHD DVDが開発された。HD DVDは、開口数0.65のレンズを用い、BDでは開口数0.85のレンズが用いられている。開口数の大きなレンズを用いているBDの方が記録容量を大きく取れ、HD DVDの一層の記録容量である15GBに対し、一層で23GB超の記録容量を得ている。
一方で、記録面を複数積層することで、大容量化を実現しようという研究も盛んに行われている。例えばDVDやBDでは記録面を二層積層することで二倍の記録容量を実現している。BDでは次世代への高集積化を目指した4層メディアの開発も進んでいる。
基板面に複数の記録層を形成する方法が、特開2002−260307号公報、特開2003−203402号公報および「松下テクニカルジャーナルVol.50 No.5 Oct.2004 p.64〜68」などに開示されている。特開2003−203402号公報、特開2003−203402号公報および「松下テクニカルジャーナルVol.50 No.5 Oct.2004 p.64〜68」では、多層構成の光記録媒体の製造方法として、
基板面にピットや案内溝を成形し、反射層や記録層を成膜して、第1の情報記録層を形成した後、
(1)第1の情報記録層上に紫外線硬化樹脂またはドライフォトポリマーを形成し、
(2)紫外線硬化樹脂またはドライフォトポリマーに樹脂スタンパを重ね合わせることによりピットや案内溝を形成してスタンパを剥離した後、
(3)ピットや案内溝上に反射層や記録層を形成する。
2層以上の記録層を形成する場合、(1)から(3)の工程を繰り返すことが開示されている。
上述の従来技術は、従来のPhotopolymer(2P)法を応用したものであり、各層間距離の均一性や各層の位置精度を比較的容易に制御することが可能であり、高品位な記録媒体が得られる方法であると考えられる。しかしながら、半透明膜により紫外線硬化型樹脂やドライフォトポリマーを硬化させるための紫外線の減衰が生じるため、透明なスタンパを用いて、スタンパ側から紫外線を照射する必要があった。透明スタンパとしては、樹脂製スタンパが用いられることが考えられているが、生産性や品質上樹脂製スタンパを再利用することが困難なため、各層形成毎に樹脂製スタンパを使い捨てており、コストが高くなる問題があった。
光記録媒体のデータ記録領域は、
1.読み出し専用の光記録媒体の場合、基板上にデータ信号に対応するピットが形成されている
2.記録型の光記録媒体の場合、螺旋状のランドが、グルーブと呼ばれる溝により分離されている。
記録型の光記録媒体の溝には、ウォーブルと呼ばれる周期的なナミが形成されている。光記録媒体に形成されたピットあるいはランド・グルーブを信号パターンと称し、信号パターンの形成された領域を以下データ記録領域と称す。データ記録領域には、更に、反射層(読み出し専用の光記録媒体)あるいは、記録のためのレーザ光により、結晶状態からアモルファス状態に変化する相変化材料、あるいは、色が変わる色素からなる記録層と反射層等(追記型、あるいは書き換え型の光記録媒体)が形成されている。これらの層を記録層あるいは記録膜と称し、信号パターン上に記録層が形成された状態を情報記録層と称する。
上述の多層構成の光記録媒体の製造方法を、4層の情報記録層L0層〜L3層を有する多層光記録媒体を例に、図15から図18を用いて説明する。図15から図18では、中心孔を有する回転対称なディスク状の断面図の片側半分を示すものであり、基板やスタンパの中心孔は省略されている。
金属スタンパ21を用いて、ポリカーボネート樹脂を射出成形し、金属製のスタンパ21に形成された信号パターン形状がデータ記録領域に転写されたPC基板15を形成する(図15(1)参照)。BDの場合、PC基板15は厚さ1.1mm、直径120mm、中心孔径15mmである(図15(1)参照)。
その後、PC基板15には、情報記録層L0層17の信号パターン16が形成され、信号パターン16が形成された面に、記録膜を形成し情報記録層L0層17が形成される(図15(2)参照)。
次に、情報記録層L0層17上に第3の中間層37を形成する2P樹脂18が塗布される(図15(3)参照)。樹脂厚は例えば10μmである。2P樹脂18は単層としたが、転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂が組み合わされて使用される場合もある。
次に、樹脂製の透明スタンパ19−1を、中心孔(図示せず)を用いPC基板15と位置合わせした後に、2P樹脂18に重ね合わせ、透明スタンパ19に形成された信号パターン9を2P樹脂18に転写する。その後、UV光源5から紫外線が透明スタンパ19−1を介して照射され、2P樹脂層18を硬化させ第3の中間層37が形成される(図15(4)参照)。第3の中間層37を形成する2P樹脂18を、透明スタンパ19−1に塗布した後、PC基板15上の情報記録層L0層17に重ね合わせた後、2P樹脂層18を硬化させても良い。
その後、透明スタンパ19−1が剥離される(図15(5)参照)。剥離後の透明スタンパ19−1は、剥離による機械ストレスにより信号パターンが劣化し、更に紫外線の照射により基板の光学特性が劣化しているのでスタンパとして再使用することができないため廃棄される。
次に、第3の中間層37の信号パターン13が形成されたデータ記録領域上に記録層が形成され、情報記録層L1層14が形成される(図16(1)参照)。
次に、情報記録層L1層14上に第2の中間層36を形成する2P樹脂11が塗布される(図16(2)参照)。樹脂厚は例えば15μmである。2P樹脂11は単層としたが、この場合も転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂が組み合わされて使用される場合もある。
次に、樹脂製の透明スタンパ19−2を、中心孔(図示せず)を用いPC基板15と位置合わせした後に、2P樹脂11に重ね合わされ、透明スタンパ19−2に形成された信号パターンを2P樹脂11に転写する。その後、UV光源5から紫外線が透明スタンパ19−2を介して情報記録層L2層の信号パターン9が転写された2P樹脂層11に照射され、2P樹脂層11が硬化され、第2の中間層36が形成される(図16(3)参照)。第2の中間層36を形成する2P樹脂11を、透明スタンパ19−2に塗布した後、PC基板15上の情報記録層L1層14に重ね合わせても良い。
その後、透明スタンパ19−2が剥離される(図16(4)参照)。剥離後の透明スタンパ19−2は、剥離による機械ストレスにより信号パタンが劣化し、更に紫外線の照射により基板の光学特性が劣化しているのでスタンパとして再使用することができないため廃棄される。
次に、第2の中間層36の信号パターン9が転写された情報記録領域上に記録層が形成され、情報記録層L2層10が形成される(図16(5)参照)。
次に、情報記録層L2層10上に第1の中間層35を形成する2P樹脂7が塗布される(図17(1)参照)。樹脂厚は例えば10μmである。2P樹脂7は単層としたが、この場合も転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂が組み合わされて使用される場合もある。
次に、樹脂製の透明スタンパ19−3を、中心孔(図示せず)を用いPC基板15と位置合わせした後に、2P樹脂7に重ね合わせ、透明スタンパ19−3に形成された信号パターンを2P樹脂7に転写する。その後、UV光源5から紫外線が透明スタンパ19−3を介して2P樹脂7に照射され、2P樹脂7を硬化させ、第2の中間層35が形成される(図17(2)参照)。第1の中間層35を形成する2P樹脂7を、透明スタンパ19−3に塗布した後、PC基板15上の情報記録層L2層10に重ね合わせても良い。
その後、透明スタンパ19−3が剥離される(図17(3)参照)。剥離後の透明スタンパ19−3は、剥離による機械ストレスにより信号パタンが劣化し、更に紫外線の照射により基板の光学特性が劣化しているのでスタンパとして再使用することができないため廃棄される。
次に、第1の中間層35の信号パターン4が形成されたデータ記録領域上に記録層が形成され、情報記録層L3層6が形成される(図17(4)参照)。
続いて、情報記録層L3層6上にカバーシートを形成する2P樹脂2が膜厚65μm塗布される(図18(1))。最後に、光源5を用い紫外線を照射し、2P樹脂2を硬化させ、カバーシート38が形成され光記録媒体が形成される(図18(2))。2P樹脂を塗布する替わりに厚さ65μmの樹脂シートを貼り付けても良い。
特開2002−260307号公報 特開2003−203402号公報 松下テクニカルジャーナルVol.50 No.5 Oct.2004 p.64〜68
従来は、樹脂製の透明スタンパを用い、2P樹脂に信号パターンを転写しているが、透明スタンパには微細なパターン(例えば、再生型の光記録媒体の最小ピットの(最短記録長が約0.15μm、記録型のトラックピッチが0.32μm)が形成されている。記録型の光記録媒体の溝には、更に、ウォーブルと呼ばれる周期的なナミが形成されている。
透明スタンパは、紫外線の照射による劣化以上に、透明スタンパを剥離する際の機械的ストレスによりこれらの微細パターンにダメージがはいる(形状が金属スタンパーによる転写パターンを維持できない)ため、1回の転写しかできない。
このため、記録層が2以上の多層光記録媒体を製造するためには、記録層の数から1を引いた枚数の樹脂製の透明スタンパを必要としている。更に、透明スタンパは、1回しか使えないので、金型へ透明スタンパの配置が転写の回数だけ行う(金属製のスタンパの場合、数千〜数万回の仕様に耐える)必要が生じ、光記録媒体の生産性を著しく阻害することになる。又、再生型の光記録媒体の用に記録層毎に異なった信号パターンが形成される場合、記録層分の射出成形機を用意する必要がある。
本発明は、上記課題を解決するための光記録媒体の製造方法である。
本発明は、情報記録層L1層の信号パターンが形成された透明な樹脂基板上に中間層となる樹脂層を形成し、該樹脂層に金属製のスタンパを用い情報記録層L0層用の信号パターンを転写後、透明な樹脂基板を介して紫外線を照射し硬化する。
この樹脂層には、情報記録層L0層とL1層用の信号パターンが形成されているが、樹脂層を硬化させる際には、記録層は形成されていないので透明な樹脂基板を介して紫外線を照射することで硬化することができる。
その後、樹脂層のL0層上に記録層を形成し、情報記録層L0層が形成され、次に、情報記録層L0層上に支持基板となる樹脂製の基板を配置するが、この樹脂基板は、情報記録層とこの樹脂基板とを接着する樹脂層に信号パターンを転写する必要がないので、樹脂層に信号パターンを転写後に剥離された透明スタンパを使用することができる。
接着する樹脂層は紫外線を透過して、接着層となる樹脂層を硬化する機能と、情報記録層を支持する機能があれば良いので、寸法・外形寸法が維持されていれば良いので、樹脂層に信号パターンを転写後剥離された透明スタンパを使用することができる。
ガラス基板上に情報記録層を形成方法は上述と同様の方法で製造することができるので詳細は省略する。
本発明は、第1の信号パターンが形成された、樹脂製の基板上に第3の樹脂層を形成し、第3の樹脂層が基板と接触する側に第1の信号パターンを転写する工程と、第3の樹脂層の第1の信号パターンが転写された面と対向する側に、金属製の第1の基板に形成された第0の信号パターンを転写する工程と、第3の樹脂層を樹脂製の基板を介して光を照射することで硬化させる工程と、金属製の第1の基板を剥離する工程と、第3の樹脂層の第0の信号パターンが形成されデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L0層を形成する工程と、第3の樹脂の情報記録層L0層が形成された側に、接着層となる樹脂層を形成する工程と、接着層と樹脂製の支持基板を接着する工程と、接着層となる樹脂層を支持基板を介して光を照射し、接着層となる樹脂層を硬化させる工程と、樹脂製の基板を剥離する工程と、第3の樹脂層の第1の信号パターンが形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L1層を形成する工程と、情報記録層L1層上にカバーシート層となる樹脂層を形成する工程と、カバーシート層となる樹脂層に光を照射して硬化させる工程とを有することを特徴とする光記録媒体の製造方法である。
更に、第1の媒体が、第0の信号パターンが形成された、樹脂製の基板上に第3の樹脂層を形成し、第3の樹脂層が基板と接触する側に第0の信号パターンを転写する工程と、第3の樹脂層の第0の信号パターンが転写された面と対向する側に、金属製の第1の基板から第1の樹脂層に第0の信号パターンを転写する工程と、第3の樹脂層を樹脂製の基板を介して光を照射することで硬化する工程と、金属製の第1の基板を剥離する工程と、第3の樹脂層の金属製の第1の基板が剥離された面に形成された第0の信号パターンが形成されデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L0層を形成する工程と、第3の樹脂の情報記録層L0層が形成された側に、接着層となる樹脂層を形成する工程と、接着層となる樹脂層と支持基板とを接着する工程と、接着層となる樹脂層を支持基板を介して光を照射し、接着層となる樹脂層を硬化させる工程と、樹脂製の基板を剥離する工程と、第1の樹脂層の第1の信号パターンが形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L1層を形成する工程とを有し、第2の媒体が、透明基板上にカバーシート層となる樹脂層を形成する工程と、カバーシート層となる樹脂層に、第4の金属製の基板を押圧し第3の信号パターンを転写する工程と、カバーシート層となる樹脂層に透明基板を介して光を照射してカバーシート層となる樹脂層を硬化させる工程と、その後、金属製の第4の基板を剥離する工程と、カバーシート層に転写された第3の信号パターンが形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L3層を形成する工程と、情報記録層L3層上に第1の樹脂層を形成する工程と、第1の樹脂層に金属製の第3の基板を押圧し第2の信号パターンを転写する工程と、第1の樹脂層に透明基板を介して光を照射し、第1の樹脂層を硬化させる工程と、金属性の第3の基板を剥離する工程と、第1の樹脂層に転写された第2の信号パターンが形成されたデータ記録領域に記録層を形成し、情報記録層L2層を形成する工程とにより第2の媒体を形成し、第2の媒体の情報記録層L2層あるいは第1の媒体の情報記録層L1層のいずれか一方に第2の樹脂層を形成する工程と、第2の樹脂層を介して第1の媒体の第1の記録層と第2の媒体の第2の記録層とを貼り合わせる工程とを有することを特徴とする光記録媒体の製造方法である。
本発明の多層記録媒体製造方法により、繰り返し使用可能な金属スタンパを用いて、安価な多層構成の光記録媒体を供給することが可能となった。また、コスト高の要因であった再利用が困難な透明スタンパを基板として流用して、安価な多層構成の光記録媒体を供給することが可能となった。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<参照実施形態>
参照実施形態を、図1から図2を用いて説明する。図1から図2は、2層の情報記録層L0、L1層を有するBD用の多層光記録媒体の製造工程を示す模式的工程断面図で、中心孔を有する回転対称なディスク状の断面図の片側半分を示すものであり、基板やスタンパの中心孔は省略されている。
透明支持基板となるガラス基板1上に、紫外線によって硬化するPhotopolymer樹脂(以下、2P樹脂と略す)が、例えば、膜厚75μmになるように塗布され、2P樹脂層を形成している。塗布は、ガラス基板1の内周側に2P樹脂を円環状に滴下した後、ガラス基板を回転することで均一な膜厚の2P樹脂層が形成される(スピン塗布法)(図1(1)参照)。
2P樹脂としては、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリブタジエンアクリレート、シリコンアクリレートなどの材料を用いることができるが、本実施形態の2P樹脂層は、カバーシート層(表面保護層)であり、成膜面にもなるので、成膜温度による変形等が無い温度で使用すれば何を用いても良い。
ガラス基板は、膜厚1mm、直径120mm、中心孔径15mmである。ガラス基板は、面精度としてPV値(Peak to Valley)で0.3μm以下の平滑な面であることが好ましい。更に、2P樹脂を硬化する際に用いる波長200nmから400nmの紫外線に対する透過率が90%以上であることが好ましく、92%以上であることがより好ましい。この条件に適合するものとして、石英ガラス、ホウ珪酸ガラス等がある。
その後、2P樹脂層2に、信号パターンが形成された金属製のスタンパを押圧し、2P樹脂層2に情報記録層L1層の信号パターン13を転写する。その後、光源5から使用する2P剤に応じて波長200nmから400nmの紫外線を、ガラス基板1を介して照射し、2P樹脂層2を硬化させカバーシート層38が形成される(図1(2)参照)。
ガラス基板1とスタンパ3との位置合わせは、中心孔(不図示)を用いて行った。
カバーシート用2p樹脂2は単層としたが、転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂が組み合わされて使用される場合もある。複数の樹脂を組み合わせる場合、例えば、一層は接着力の強い比較的軟らかい材料を塗布して、もう一層をスタンパとの転写性および剥離性の良い比較的硬い材料を選べばよい。
2P樹脂2をスタンパ3に塗布してから、ガラス基板1と重ね合わせても良い。
2P樹脂2が硬化後、2P樹脂2からスタンパ3を剥離する(図1(3)参照)。
その後、信号パターン13が形成されたデータ記録領域に記録層を成膜し、情報記録層L1層14を形成する(図1(4)参照)。
本実施の形態では、ガラス基板上に第1の媒体が形成され、第1の媒体と後述のPC基板15上に形成される第2の媒体とを貼り合わせて光記録媒体が形成される。
次に、金属製のスタンパ21を用い、ポリカーボネート樹脂を射出成形することで金属製のスタンパ21に形成された信号パターンが転写された、厚さ1.1mm、直径120mm、中心孔径15mmであるポリカーボネート製の支持基板となるPC基板15を形成する。金属製のスタンパ21に形成された信号パターンが転写された情報記録層L0層の信号パターン16が、PC基板15に形成されている(図2(1)参照)。
PC基板の信号パターン16が形成されたデータ記録領域に記録層を形成し、情報記録層L0層17を形成する(図2(2)参照)。
情報記録層L0層17上に第3の中間層37を構成する膜厚25μmの2P樹脂層18を、上述と同様にスピン塗布法を用いて形成する(図2(3)参照)。
この2P樹脂層18は、情報記録層L1層14と情報記録層L1層とを接着するものであるので、材料としては、上記2P材料が好ましく使用できる。
次に、ガラス基板1上に形成したカバーシート層38に形成された情報記録層L1層14(図1(4)参照)と、PC基板15上に設けた2P樹脂層18とが対向する様に配置し、中心孔を用いて位置合わせした後に貼り合わせる。その後、光源5から紫外線を、ガラス基板1及びカバーシート層38を介して2P樹脂層18に照射し、2P樹脂層18を硬化させ第3の中間層37を形成(図2(4)参照)後、ガラス基板1を剥離して情報記録層が2層の光記録媒体を形成した(図2(5)参照)。
尚、2P樹脂層7に熱硬化型の熱架橋性ポリマーを含んだ樹脂等の樹脂材料を用い、熱によって硬化させることもできる。
紫外線を用いて硬化させる場合、硬化させる2P樹脂18は、カバーシート層38及び情報記録層L1層14を介して紫外線が照射されるので、情報記録層L1層14を構成する記録層は、半透明である必要があり、透過率が20%以上であることが好ましい。UV光源の代わりに可視光源を用い、視光の波長で情報記録層L1層14を構成する記録層の可透過率が50%以上となるようにし、UV光源の代わりに可視光源を用い、可視光の波長で、硬化する、例えば、カンファキノンを光重合開始剤とした樹脂を選択すると硬化時間の短縮を図ることが出来る。中間層3用の2P樹脂18は、L1層記録膜14上に塗布されていても良い。
次に、記録層の構成を詳細に説明する。記録層の構成は、再生専用、追記型、書き換え型で構成が異なり、
1.再生型の光記録媒体の記録層は、信号パターン上に、例えば、アルミニュームのような反射率の高い金属性の反射膜が形成されている。
2.追記型の光記録媒体の記録層は、信号パターン上に、銀合金等の合金からなる反射膜、有機色素(シアニン系等)からなる記録層あるいはTeO2等の無機系化合物からなる記録層がこの順に形成されたものが知られている。
誘電体層を記録層上に更に形成することも行われる場合がある。
3.書き換え型の光記録媒体の記録層は、信号パターン上に反射層、誘電体層、記録層誘電体層がこの順に積層されている。
反射層は、銀合金等が用いられ、記録層は、Ag−In−Sb−Te等の相変化記録材料が用いられる。誘電体層としてはSi−N、Al−N、Zr−N、Ti−N、Ge−N、Ta−Nといった窒化物、またはこれらを含む窒化酸化物、または、CまたはSiCといった炭化物を用いることもできる。また、ZnS−SiO2混合体も用いることができる。
誘電体層は、低屈折率層と高屈折率層の積層構成にする例も知られている。
<第1の実施形態>
第1の実施形態として2層光記録媒体の他の製造方法を図3〜図5を用いて説明する。図3〜図5においても参照実施形態での説明と同様に、中心孔を有する回転対称なディスク状の断面図の片側半分を示すものであり、基板やスタンパの中心孔は省略されている。
金属製のスタンパ22を用いてポリカーボネート(PC)製の透明スタンパ19を、射出成型法を用いて形成する。透明スタンパ19には、金属製のスタンパ22に形成された信号パタンが転写されている。透明スタンパ19に転写された信号パターンは、透明スタンパ上に塗布される2P樹脂に更に転写される信号パターンであるので、(信号パターン13の逆パターン)が形成されている。透明スタンパ19は厚さ1.1mm、直径120mm、中心孔径15mmである(図3(1)参照)。
次に、情報記録層L0層17とL1層14との間の第3の中間層37を構成するための紫外線硬化性の2P樹脂を、スピン塗布法を用いて塗布し膜厚25μmの2P樹脂層18が形成される(図3(2)参照)。簡単のため、2P樹脂層18は単層としたが、転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂を組み合わせても良い。
金属製のスタンパ3と透明スタンパ19とを中心孔(不図示)を用いて位置合わせを行った後、2P樹脂層18に金属製のスタンパ19を押圧し、金属スタンパ21’に形成されている信号パターンを2P樹脂層18に転写する。その後、光源5から紫外線を、透明スタンパ19を介して2P樹脂層18に照射し、2P樹脂層18を硬化させ、第3の中間層37を形成する(図3(3)参照)。
2P樹脂18を金属製のスタンパ3に塗布し、2P樹脂層18を金属製のスタンパ21’に形成後透明スタンパ19に重ね合わせても良い。
その後、第1の中間層35から金属製のスタンパ21’を剥離する(図3(4)参照)。
第1の中間層の信号パターン13が形成されたデータ記録領域に記録層を形成し、情報記録層L0層17が形成される(図4(1)参照)。
次に、情報記録層L0層35と支持基板となるPC基板15’とを接着するための接着材となる2P樹脂層20を、スピン塗布法を用いて形成する。2P樹脂層20は、情報記録層L0層17とPC基板15とを接着するための接着材であるので、記録・再生のレーザ光が通過することはないので、光学特性は要求されず、信号パターンが転写されることもはないので、接着性が良ければ光学特性及び転写性は特に問題にされることはないので、上記の2P材を用いることができる。膜厚は10〜20μmであれば良く、ここでは15μmとした。
PC基板15’と透明スタンパ19との中心孔(不図示)を用い位置合わせした後、PC基板15’と2P樹脂層20とを貼り合わせる。その後、光源5から照射される紫外線を2P樹脂層20にPC基板15’を介して照射し、2P樹脂層20を硬化させる(図4(3)参照)。PC基板15’は、図では信号パターンが形成されたように表されているが、信号パターンを形成しなくとも良い。寸法は、透明スタンパ19と同一寸法である。後述の工程で剥離された透明スタンパ19を利用しても良い。
次に、透明スタンパ19を剥離する(図4(4)参照)。
その後、第1の中間層35の信号パターン13が形成されたデータ記録領域に記録層を形成し、情報記録層L1層17が形成される(図5(1)参照)。
その後、情報記録層L1層17上に膜厚75μmのカバーシート層38を形成するための2P樹脂層2がスピン塗布法を用いて形成される(図5(2)参照)。次に、光源5から紫外線を2P樹脂層2に照射し、2P樹脂層2を硬化しカバーシート層38が形成され光記録媒体が形成される。
本発明の多層光記録媒体製造方法を採用することにより、コスト高の要因であった再利用が困難な透明スタンパを基板として流用して、安価な2層構成の光記録媒体を供給することが可能となった。
<第2の実施形態>
第2の実施形態を、図6から図9を用いて説明する。図6から図9は、4層の情報記録層L0、L1、L2及びL3層を有するBD用の多層光記録媒体の製造工程を示す模式的工程断面図で、中心孔を有する回転対称なディスク状の断面図の片側半分を示すものであり、基板やスタンパの中心孔は省略されている。
透明支持基板となるガラス基板1上に、紫外線によって硬化する2P樹脂が、例えば、膜厚70μmになるように塗布され、2P樹脂層2を形成している。塗布は、ガラス基板1の内周側に2P樹脂を円環状に滴下した後、ガラス基板を回転することで均一な膜厚の2P樹脂層が形成される(スピン塗布法)(図6(1)参照)。
2P樹脂としては、第1の実施形態で示した材料を用いることができる。本実施形態の2P樹脂層は、カバーシート層(表面保護層)となるので上記2P樹脂材料を用いることが好ましい。
ガラス基板は、直径120mm、中心孔径15mmである。ガラス基板は、第1の実施形態で示したガラスを使うことができる。
その後、2P樹脂層2に、信号パターンが形成された金属製のスタンパを押圧し、2P樹脂層2に信号パターン4を転写する。その後、光源5から波長200nmから400nm紫外線を、ガラス基板1を介して照射し、2P樹脂層を硬化させる(図6(2)参照)。
ガラス基板1とスタンパ8との位置合わせは、中心孔(不図示)を用いて行った。
第1の実施形態と同様に、カバーシート用2p樹脂2は単層としたが、転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂が組み合わされて使用される場合もある。2P樹脂2をスタンパ3に塗布してから、ガラス基板1と重ね合わせても良い。
2P樹脂2が硬化後、2P樹脂2からスタンパ8を剥離する(図1(4)参照)。
その後、信号パターン13が形成されたデータ記録領域に記録層を成膜し、情報記録層L3層6を形成する(図6(4)参照)。
次に、情報記録層L3層6上に、情報記録層L3層6の下に設けられる情報記録層L2層10との間の第1の中間層35を形成するための2P樹脂を、ガラス基板1の内周側に円環状に滴下し、ガラス基板1を回転させる、所謂スピン塗布法を用いて塗布し、2P樹脂層7を形成する。スピン塗布法は、2P樹脂の粘度とガラス基板1の回転を最適化することで、均一な膜厚の2P樹脂層を形成することができる。ここでは。膜厚10μmの2P樹脂層7が形成されている(図7(1)参照)。
次に、金属製のスタンパ8とガラス基板1とを中心孔(不図示)を用い位置合わせを行った後、金属製のスタンパ8を2P樹脂層7に押圧し、金属製のスタンパ8に形成されている信号パターンを2P樹脂層7に転写する。その後、光源5から紫外線をガラス基板1の側からガラス基板1を介して照射することで2P樹脂層7を硬化させ第1の中間層35を形成する(図7(2)参照)。
第1の中間層35のデータ記録領域には信号パターン9が、金属製のスタンパ8から転写されている。
その後、金属製のスタンパ8を剥離し(図7(3)参照)、次に、第1の中間層35のデータ記録領域に形成された信号パターン9上に記録層を形成し、情報記録層L2層10を形成する(図7(4)参照)。
この工程では、2P樹脂層を情報記録層上に形成したが、金属製のスタンパ8に2P樹脂を塗布してから、金属製のスタンパ8をガラス基板1に重ね合わせても良い。簡単のため、2P樹脂層7は単層としたが、転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂が組み合わされて使用しても良い。
次に、情報記録層L2層10上に、情報記録層L2層10の下に設けられる情報記録層L1層14との間の第2の中間層36を形成するための2P樹脂を、ガラス基板1の内周側に円環状に滴下し、ガラス基板1を回転させる、所謂スピン塗布法を用いて塗布し、2P樹脂層7を形成する。ここでは。膜厚15μmの2P樹脂層11が形成されている(図8(1)参照)。
次に、金属製のスタンパ12とガラス基板1とを中心孔(不図示)を用い位置合わせを行った後、金属製のスタンパ12を2P樹脂層11に押圧し、金属製のスタンパ12に形成されている信号パターンを2P樹脂層7に転写する。その後、光源5から紫外線をガラス基板1の側からガラス基板1を介して照射することで2P樹脂層11を硬化させ第2の中間層36を形成する(図8(2)参照)。
第2の中間層36のデータ記録領域には信号パターン13が、金属製のスタンパ12から転写されている。
その後、金属製のスタンパ12を剥離し(図8(3)参照)、次に、第2の中間層36のデータ記録領域に形成された信号パターン13上に記録層を形成し、情報記録層L1層14を形成する(図8(4)参照)。
この工程においても、2P樹脂層を情報記録層上に形成したが、金属製のスタンパ12に2P樹脂を塗布してから、金属製のスタンパ12をガラス基板1に重ね合わせても良い。又、簡単のため、2P樹脂層11は単層としたが、転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂を組み合わせて使用しても良い。
本実施形態の光記録媒体は、図8(4)に示されるガラス基板1上に複数の情報記録層が形成された媒体と後述のPC基板とを貼り合わせて形成されている。
カバーシート層及び第1、第2の中間層を形成するために2P樹脂層に照射される紫外線は、ガラス基板1側から照射されている。カバーシート層を構成する2P樹脂はガラス基板1に直接形成されているので問題ないが、第1及び第2の中間層を形成する2P樹脂は、情報記録層を透過した紫外線により硬化させている。
情報記録層に形成されている記録層は、反射膜あるいは反射膜と記録膜との積層構造をしている。多層光記録媒体の場合、再生を例にして説明すると、再生用のレーザ光の情報記録層からの反射光を読み取ることで光記録媒体に記録されたデータを読み取っている。レーザ光の入射面から見て深い位置に形成された情報記録層からの反射光は、該情報記録層の上に形成された記録層により減衰した状態で受光される。このため、記録・再生用のレーザ光に近い側の記録層(本実施の形態の場合、レーザ光側から情報記録層L3層、L2層、L1層、L0層の順に積層されている)の透過率が高く設定されている。
情報記録層L3〜L1層の透過率は、積算された透過率が20%以上であることが好ましい。積算された透過率を50%以上になるように、UV光源の代わりに可視光源を用いることで硬化する樹脂を選択すると硬化時間の短縮を図ることが出来る。
このためには、反射層・記録層としては、カンファキノンを光重合開始材とした2P剤を用いればよい。可視光は、400nmから600nmの範囲であれば特に波長を限定するものではない。
このため、情報記録層L3層、あるいは、情報記録層L3層及びL2層を紫外線は透過するので2P樹脂の硬化は問題なく行うことができる。
次に、図9を用い、PC基板上に情報記録層を形成する製造方法と情報記録層が形成されたPC基板と図8(4)に示される複数の情報記録層が形成された媒体とを貼り合わせて光記録媒体を製造する方法を説明する。
金属性のスタンパ21を用い、ポリカーボネート樹脂を射出成形し、金属製のスタンパ21に形成された信号パターン形状がデータ記録領域に転写された支持基板となるPC基板15を形成する(図9(1)参照)。BDの場合、PC基板15は厚さ1.1mm、直径120mm、中心孔径15mmである。
その後、PC基板15の信号パターン16が形成された面に、記録層を形成し情報記録層L0層17が形成される(図9(2)参照)。
次に、情報記録層L0層17上に第3の中間層37を形成する2P樹脂18がスピン塗布される(図9(3)参照)。樹脂厚は例えば15μmである。2P樹脂18は情報記録層L0層14と情報記録層L1層とを接着するものであるので、材料としては、上記2P材料が好ましく使用できる。
次に、ガラス基板1上に形成された情報記録層L1層14(図1(4)参照)と、PC基板15上に設けた2P樹脂層18とが対向する様に配置し、ガラス基板1とPC基板1との中心孔を用いて位置合わせした後に重ね合わせた後、貼り合わせる。その後、光源5から紫外線を、ガラス基板1を介して2P樹脂層2及び2P樹脂層7に照射し、2P樹脂層18を硬化させた(図9(4)参照)後、ガラス基板1を剥離して情報記録層が4層の光記録媒体を形成した(図9(5)参照)。
光記録媒体は、PC基板15上に情報記録層L0層17、第3の中間層37、情報記録層L1層14、第2の中間層36、情報記録層L2層10、第1の中間層35、情報記録層L3層6及びカバーシート層38がこの順に積層された構成である。記録・再生用のレーザ光はカバーシート層38側から入射される。
<第3の実施形態>
第3の実施形態として4層の情報記録層L0、L1、L2およびL3層を有する4層光記録媒体の他の製造方法を、図10〜図14の模式的工程断面図を用いて説明する。第3の実施の形態においても、第2の実施の形態と同様に、PC基板15上に情報記録層L0層17、第3の中間層37、情報記録層L1層14、第2の中間層36、情報記録層L2層10、第1の中間層35、情報記録層L3層6及びカバーシート層38がこの順に積層された構成の光記録媒体が形成される。図10〜図14も図6〜図9と同様に、中心孔を有する回転対称なディスク状の断面図の片側半分を示すものであり、基板やスタンパの中心孔は省略されている。
透明支持基板となるガラス基板1上に、紫外線によって硬化する2P樹脂が、例えば、膜厚70μmになるように塗布され、2P樹脂層2を形成している。塗布は、ガラス基板1の内周側に2P樹脂を円環状に滴下した後、ガラス基板を回転することで均一な膜厚の2P樹脂層が形成される(スピン塗布法)(図10(1)参照)。
2P樹脂としては、第1の実施形態で示した材料を用いることができる。本実施形態の2P樹脂層は、カバーシート層(表面保護層)となるので上記2P樹脂材料が好ましく使用できる。
ガラス基板は、直径120mm、中心孔径15mmである。ガラス基板は、第1の実施形態で示したガラスを使うことができる。
その後、2P樹脂層2に、信号パターンが形成された金属製のスタンパを押圧し、2P樹脂層2に信号パターン4を転写する。その後、光源5から波長200〜400nmの紫外線を、ガラス基板1を介して照射し、2P樹脂層を硬化させる(図10(2)参照)。
ガラス基板1とスタンパ8との位置合わせは、中心孔(不図示)を用いて行った。
第1の実施形態と同様に、カバーシート用2p樹脂2は単層としたが、転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂が組み合わされて使用される場合もある。2P樹脂2をスタンパ3に塗布してから、ガラス基板1と重ね合わせても良い。
2P樹脂2が硬化後、2P樹脂2からスタンパ8を剥離する(図1(4)参照)。
その後、信号パターン13が形成されたデータ記録領域に記録層を成膜し、情報記録層L3層6を形成する(図10(4)参照)。
次に、情報記録層L3層6上に、情報記録層L3層6の下に設けられる情報記録層L2層10との間の第1の中間層35を形成するための2P樹脂を、ガラス基板1の内周側に円環状に滴下し、ガラス基板1を回転させる、所謂スピン塗布法を用いて塗布し、2P樹脂層7を形成する。スピン塗布法は、2P樹脂の粘度とガラス基板1の回転を最適化することで、均一な膜厚の2P樹脂層を形成することができる。ここでは。膜厚10μmの2P樹脂層7が形成されている(図11(1)参照)。
次に、金属製のスタンパ8とガラス基板1とを中心孔(不図示)を用い位置合わせを行った後、金属製のスタンパ8を2P樹脂層7に押圧し、金属製のスタンパ8に形成されている信号パターンを2P樹脂層7に転写する。その後、光源5から紫外線をガラス基板1の側からガラス基板1を介して照射することで2P樹脂層7を硬化させ第1の中間層35を形成する(図11(2)参照)。
第1の中間層35のデータ記録領域には信号パターン9が、金属製のスタンパ8から転写されている。
その後、金属製のスタンパ8を剥離し(図11(3)参照)、次に、第1の中間層35のデータ記録領域に形成された信号パターン9上に記録層を形成し、情報記録層L2層10を形成する(図11(4)参照)。
この工程では、2P樹脂層を情報記録層上に形成したが、金属製のスタンパ8に2P樹脂を塗布してから、金属製のスタンパ8をガラス基板1に重ね合わせても良い。簡単のため、2P樹脂層7は単層としたが、転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂が組み合わされて使用しても良い。
本実施形態の光記録媒体は、図11(4)に示されるガラス基板1上に複数の情報記録層が形成された媒体と後述のPC基板とを貼り合わせて形成されている。
本実施の形態においても、第3の実施形態と同様に、ガラス基板上に形成された2P樹脂は、ガラス基板を介して照射される紫外線によって硬化されている。
続いて、図12〜図14を用いて、PC基板上に情報記録層を形成する製造方法と情報記録層が形成されたPC基板と図11(4)に示される複数の情報記録層が形成された媒体とを貼り合わせて光記録媒体を製造する方法を説明する。
射出成型用の金属製のスタンパ22を用い、ポリカーボネート樹脂を射出成形することで、PC製の透明スタンパ19を形成する(図12(1)参照)。本実施形態では、透明スタンパ19には、転写後に信号パターン16となる信号パターンが形成されている。
透明スタンパ19に、スピン塗布法を用いて、第3の中間層37となる膜厚10μmの2P樹脂層18が形成される(図12(2)参照)。この場合も、2P樹脂層18は単層としたが、転写性、剥離性や厚み精度を満足するために、複数の樹脂層であっても良い。
透明スタンパ19上に形成された2P樹脂層18の透明スタンパ層と接する面には、信号パターン16が透明スタンパ19から転写されている。
尚、透明スタンパ19の寸法は、厚さ1.1mm、直径120mm、中心孔径15mmである。
次に、信号パターンが形成された金属製のスタンパ12と透明スタンパ19とを中心孔を用いて位置合わせを行った後、金属製のスタンパ12を2P樹脂層18に押圧し、金属製のスタンパ12に形成されている信号パターンを2P樹脂層18に転写する。2P樹脂層18のデータ記録領域には信号パターン16が転写されている。その後、光源5から紫外線を、透明スタンパ19を介して2P樹脂層18に照射して、2P樹脂層18を硬化させ第3の中間層37を形成する(図12(3)参照)。
その後、金属製のスタンパ12を剥離する(図12(4)参照)。
第3の中間層の信号パターン16が形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L0層17を形成する(図12(5)参照)。2P樹脂層18を、スタンパ12に形成した後に、透明スタンパ19上に重ね合わせても良い。
次に、情報記録層L0層17上にスピン塗布法を用い情報記録層L0層17と支持基板となるPC基板15’とを接着するための接着剤となる2P樹脂層20を形成する(図13(1)参照)。2P樹脂層20は、中間層のように記録・再生用のレーザ光が通過する層ではないので、均一な膜厚を持った層であれば良く、中間層のように膜厚は特に限定されるものではないが、10〜20μm程度の膜厚であることが好ましい。この例では、膜厚を15μmとした。
支持基板となるPC基板15’は、第2の実施形態で用いたPC基板15’と同様に単なる支持基板であり、PC基板15’を記録・再生用のレーザ光が通過することがない。更に、2P樹脂層に信号パターンを転写することもないので、使用済の透明スタンパ19を流用することが可能である。支持基板となるPC基板に使用済の透明スタンパ19を使用すれば、使用済の透明スタンパ19を廃棄する必要がなくなる。
2P樹脂も、転写性を考慮する必要がなく、剥離性と厚み精度を満足すれば良いので単層構成で十分である。材料としては、上記2P樹脂材料が好ましい。
透明スタンパ19とPC基板5とを中心孔(不図示)を用いて位置合わせを行った後、重ね合わせ、PC基板15’を2P樹脂層と接着させる。尚、PC基板15’の寸法も、厚さ1.1mm、直径120mm、中心孔径15mmである。
その後、光源5から紫外線を、PC基板15’を介して2P樹脂層20に照射して2P樹脂層20を硬化させる(図13(2)参照)。
その後、透明スタンパ19を剥離する(図13(3)参照)。
透明スタンパ19を剥離後、第3の中間層37の信号パターン16が形成されたデータ記録領域に記録層を形成し、情報記録層L1層14が形成される(図13(4)参照)。
情報記録層L1層14上に第2の中間層36を形成する膜厚15μmの2P樹脂層11を、スピン塗布法を用いて形成する(図14(1)参照)。
第2の中間層は、光学的な機能は、第1及び第3の中間層と同等である必要はあるが、信号パターンが転写されることはないので、接着性が良ければ転写性は特に問題にされることはないので、上記2P材において比較的軟らかい樹脂材料を用いることができる。
2P樹脂層11と図11(4)に示される複数の情報記録層が形成された媒体の情報記録層L2層10とを対向して配置し、ガラス基板1とPC基板15’とを中心孔を用いて位置合わせした後に、押圧して貼り合わせる(図14(2)参照)。
その後、光源5から紫外線を、ガラス基板1を介して2P樹脂層11に照射し2P樹脂層11を硬化させた後にガラス基板1を剥離することで、4層構成の光記録媒体が形成できる(図14(3)参照)。
光記録媒体の構造は、第3の実施の形態と同じであるので、本実施の形態の光記録媒体の説明は省略する。
ガラス基板は、再利用可能であるが、再利用する前に基板表面を洗浄しておくことが好ましい。ガラス基板の洗浄は、水とスクラブ洗浄を行った後、酸素アッシングを行うことが好ましい。
本発明の参照実施形態の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の参照実施形態の2層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第1の実施形態の2層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第1の実施形態の2層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第1の実施形態の2層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第2の実施形態の4層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第2の実施形態の4層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第2の実施形態の4層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第2の実施形態の4層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第3の実施形態の4層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第3の実施形態の4層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第3の実施形態の4層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第3の実施形態の4層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 本発明の第3の実施形態の4層記録媒体の製造方法を示す模式的工程断面図。 従来の4層記録媒体の製造方法の従来例を説明するための模式的工程断面図。 従来の4層記録媒体の製造方法の従来例を説明するための模式的工程断面図。 従来の4層記録媒体の製造方法の従来例を説明するための模式的工程断面図。 従来の4層記録媒体の製造方法の従来例を説明するための模式的工程断面図。
符号の説明
1 ガラス基板
2 カバーシート用の2P樹脂層
3 射出成形用の金属製のスタンパ
4 信号パターン(L3層)
5 UV光源
6 情報記録層L3層
7 第1の中間層用の2P樹脂層
8 金属製のスタンパ
9 信号パターン(L2層)
10 情報記録層L2層
11 第2の中間層用の2P樹脂層
12 金属製のスタンパ
13 信号パターン(L1層)
14 情報記録層L1層
15 PC基板
16 信号パターン(L0層)
17 情報記録層L0層
18 第3の中間層用の2P樹脂層
19 樹脂製の透明スタンパ
20 PC基板接着用の2P樹脂層
21 金属製のスタンパ
22 金属製のスタンパ
35 第1の中間層
36 第2の中間層
37 第3の中間層
38 カバーシート層

Claims (4)

  1. 前記第1の媒体が、第0の信号パターンが形成された前記支持基板の前記第0の信号パターンが形成されたデータ記録領域に記録層を形成し、情報記録層L0層を形成する工程とを有し、
    前記第2の媒体が、透明基板に一方の側で接するカバーシート層を形成する樹脂層を形成する工程と、
    前記カバーシート層を形成する樹脂層の他方の側に第4の金属製の基板に形成された第3の信号パターンを転写する工程と、
    前記前記カバーシート層を形成する樹脂層に前記透明基板を介して光を照射して硬化させる工程と、
    前記第4の金属層を剥離する工程と、
    前記カバーシート層を形成する樹脂層の前記第3の信号が形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L3層を形成する工程と、
    前記情報記録層L3層に一方の側で接する第1の樹脂層を形成する工程と、
    前記第1の樹脂層の他方の側に第3の金属製の基板に形成された第2の信号パターンを転写する工程と、
    前記第1の樹脂層に前記透明基板を介して光を照射して硬化させる工程と、
    前記第3の金属層を剥離する工程と、
    前記第1の樹脂層の前記第2の信号が形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L2層を形成する工程と、
    前記情報記録層L2層に一方の側で接する第2の樹脂層を形成する工程と、
    前記第2の樹脂層の他方の側に第2の金属製の基板に形成された第1の信号パターンを転写する工程と、
    前記第2の樹脂層に前記透明基板を介して光を照射して硬化させる工程と、
    前記第2の金属層を剥離する工程と、
    前記第2の樹脂層の前記第1の信号が形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L1層を形成する工程とを有し、
    前記情報記録層L1層あるいは前記情報記録層L0層のいずれか一方の側に第3の樹脂層を形成する工程と、
    前記第1の媒体と前記第2の媒体とを前記第3の樹脂層を介して貼り合わせる工程と、
    前記第3の樹脂層を、前記透明基板を介して光を照射して硬化させる工程と、
    その後、透明基板を剥離する工程と有することを特徴とする請求項2に記載の光記録媒体の製造装置。
  2. 第1の信号パターンが形成された、樹脂製の基板上に第3の樹脂層を形成し、前記第3の樹脂層が基板と接触する側に前記第1の信号パターンを転写する工程と、
    前記第3の樹脂層の前記第1の信号パターンが転写された面と対向する側に、金属製の第1の基板に形成された第0の信号パターンを転写する工程と、
    前記第3の樹脂層を前記樹脂製の基板を介して光を照射することで硬化させる工程と、
    前記金属製の第1の基板を剥離する工程と、
    前記第3の樹脂層の第0の信号パターンが形成されデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L0層を形成する工程と、
    前記第3の樹脂の前記情報記録層L0層が形成された側に、接着層となる樹脂層を形成する工程と、
    前記接着層と樹脂製の支持基板を接着する工程と、
    前記接着層となる樹脂層を前記支持基板を介して光を照射し、前記接着層となる樹脂層を硬化させる工程と、
    前記樹脂製の基板を剥離する工程と、
    前記第3の樹脂層の前記第1の信号パターンが形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L1層を形成する工程と、
    前記情報記録層L1層上にカバーシート層となる樹脂層を形成する工程と、
    前記カバーシート層となる樹脂層に光を照射して硬化させる工程とを有することを特徴とする光記録媒体の製造方法。
  3. 前記支持基板が、剥離された前記樹脂製の基板であることを特徴とする請求項2に記載の光記録媒体の製造方法。
  4. 第1の媒体が、第0の信号パターンが形成された、樹脂製の基板上に第3の樹脂層を形成し、前記第3の樹脂層が基板と接触する側に前記第0の信号パターンを転写する工程と、
    前記第3の樹脂層の前記第0の信号パターンが転写された面と対向する側に、金属製の第1の基板から前記第1の樹脂層に前記第0の信号パターンを転写する工程と、
    前記第3の樹脂層を前記樹脂製の基板を介して光を照射することで硬化する工程と、
    前記金属製の第1の基板を剥離する工程と、
    前記第3の樹脂層の前記金属製の第1の基板が剥離された面に形成された前記第0の信号パターンが形成されデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L0層を形成する工程と、
    前記第3の樹脂の前記情報記録層L0層が形成された側に、接着層となる樹脂層を形成する工程と、
    前記接着層となる樹脂層と支持基板とを接着する工程と、
    前記接着層となる樹脂層を前記支持基板を介して光を照射し、前記接着層となる樹脂層を硬化させる工程と、
    前記樹脂製の基板を剥離する工程と、
    前記第1の樹脂層の前記第1の信号パターンが形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L1層を形成する工程とを有し、
    第2の媒体が、透明基板上にカバーシート層となる樹脂層を形成する工程と、
    前記カバーシート層となる樹脂層に、第4の金属製の基板を押圧し第3の信号パターンを転写する工程と、
    前記カバーシート層となる樹脂層に前記透明基板を介して光を照射して前記カバーシート層となる樹脂層を硬化させる工程と、
    その後、前記金属製の第4の基板を剥離する工程と、
    前記カバーシート層に転写された前記第3の信号パターンが形成されたデータ記録領域に記録層を形成し情報記録層L3層を形成する工程と、
    前記情報記録層L3層上に第1の樹脂層を形成する工程と、
    前記第1の樹脂層に金属製の第3の基板を押圧し第2の信号パターンを転写する工程と、
    前記第1の樹脂層に前記透明基板を介して光を照射し、前記第1の樹脂層を硬化させる工程と、
    前記金属性の第3の基板を剥離する工程と、
    前記第1の樹脂層に転写された第2の信号パターンが形成されたデータ記録領域に記録層を形成し、情報記録層L2層を形成する工程とにより第2の媒体を形成し、
    前記第2の媒体の前記情報記録層L2層あるいは前記第1の媒体の前記情報記録層L1層のいずれか一方に第2の樹脂層を形成する工程と、
    前記第2の樹脂層を介して前記第1の媒体の前記第1の記録層と前記第2の媒体の前記第2の記録層とを貼り合わせる工程とを有することを特徴とする光記録媒体の製造方法。
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