JP2007303032A - ゴム補強用スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 コードとゴムとの間に十分な接着性を確保すると共に、素線同士の接触を少なくし、かつ寸法変化を抑制することを可能にしたゴム補強用スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤを提供する。
【解決手段】 螺旋状の癖付けを施した1本の芯素線11の外側にN本(N=3〜8)の側素線12を撚り合わせて配置し、かつ芯素線11の外接円C11及び側素線12の外接円C12がそれぞれ楕円形状をなす偏平構造を有するスチールコード10において、芯素線11の捩じれ方向を側素線12の撚り方向と同一とし、芯素線11の癖付けピッチPcを側素線12の撚りピッチPsよりも大きくする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、1+N構成のゴム補強用スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤに関し、更に詳しくは、コードとゴムとの間に十分な接着性を確保すると共に、素線同士の接触を少なくし、かつ寸法変化を抑制することを可能にしたゴム補強用スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤに関する。
1本の芯素線の外側にN本(例えば、3本〜8本)の側素線を撚り合わせてなる1+N構成のスチールコードのゴム浸透性を改善するために、芯素線に波状又は螺旋状の癖付けを施したり、或いは、芯素線の癖付けに加えてコードを偏平形状にすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ゴム浸透性の確保の観点から、N本の素線を同時に撚り合わせてなる1×N構成のオープン構造の検討も進められている。
しかしながら、従来の1+N構成のスチールコードにおいては、偏平化処理した際に芯素線と側素線との接触を生じ易いため、その素線同士の接触に起因してコードに損傷を生じ易いという問題がある。また、素線同士が接触した状態になると、コード径が大きくなり、ゴムとコードとの複合体からなるシートを成形したとき、そのシートが厚くなり、軽量化の点で不利である。
一方、1×N構成のオープン構造を有するスチールコードは、ゴム浸透性が良く、素線同士の接触を生じ難いものであるが、オープン構造であるが故に伸びが大きくなる傾向がある。そのため、例えば、1×N構成のオープン構造を有するスチールコードを空気入りラジアルタイヤのベルト層に用いた場合、走行後にタイヤの寸法変化が起き易いという欠点がある。
特開平8−325962号公報
本発明の目的は、コードとゴムとの間に十分な接着性を確保すると共に、素線同士の接触を少なくし、かつ寸法変化を抑制することを可能にしたゴム補強用スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のゴム補強用スチールコードは、螺旋状の癖付けを施した1本の芯素線の外側にN本(N=3〜8)の側素線を撚り合わせて配置し、かつ前記芯素線の外接円及び前記側素線の外接円がそれぞれ楕円形状をなす偏平構造を有するスチールコードにおいて、前記芯素線の捩じれ方向が前記側素線の撚り方向と同一であり、前記芯素線の癖付けピッチPcが前記側素線の撚りピッチPsよりも大きいことを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するための本発明の空気入りラジアルタイヤは、ベルト層にスチールコードを用いた空気入りラジアルタイヤにおいて、前記スチールコードは、螺旋状の癖付けを施した1本の芯素線の外側にN本(N=3〜8)の側素線を撚り合わせて配置し、かつ前記芯素線の外接円及び前記側素線の外接円がそれぞれ楕円形状をなす偏平構造を有し、前記芯素線の捩じれ方向が前記側素線の撚り方向と同一であり、前記芯素線の癖付けピッチPcが前記側素線の撚りピッチPsよりも大きいことを特徴とするものである。
本発明では、1+N構成の偏平構造を有するスチールコードにおいて、芯素線の捩じれ方向を側素線の撚り方向と同一とし、芯素線の癖付けピッチPcを側素線の撚りピッチPsよりも大きくすることにより、1×N構成のスチールコードと同様のゴム浸透性を確保すると共に、偏平化処理した際の芯素線と側素線との接触を少なくすることができる。従って、スチールコードのゴムに対する接着性を十分に確保しながら、素線同士の接触に起因するコードの損傷を防止し、延いては、コード径を可及的に小さくすることが可能になる。
また、側素線の内側には芯素線を配置しているため、1×N構成のスチールコードの欠点である低荷重時での伸びの発生を抑制することができる。そのため、上記スチールコードをゴム製品の補強材として用いた場合、ゴム製品の使用に伴う寸法変化を抑制することができる。特に、上記スチールコードを空気入りラジアルタイヤのベルト層に用いた場合には、タイヤの走行に伴う寸法変化(外径成長)を抑制することができる。
本発明において、芯素線の癖付けピッチPcは側素線の撚りピッチPsに対してPc=n×Psの関係(n:2以上の整数)を満足することが好ましい。芯素線の癖付けピッチPcと側素線の撚りピッチPsとが上記関係を満足する場合、偏平化処理した時に芯素線と側素線とが重なる頻度が少なくなり、素線同士のフレッティングを効果的に防止することができる。
芯素線の素線径は0.20mm〜0.45mmであることが好ましい。また、芯素線と側素線は同一素線径を有することが好ましい。このような寸法は空気入りラジアルタイヤのベルト層において好適である。但し、本発明のゴム補強用スチールコードは、ベルト層の以外のタイヤ構成部材やコンベヤベルト等のゴム製品の補強材として使用することも可能である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなる空気入りラジアルタイヤを示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。左右一対のビード部3,3間にはカーカス層4が装架され、そのカーカス層4の端部がビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層6,6が埋設されている。これらベルト層6,6は補強コードがタイヤ周方向に対して傾斜し、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層6の補強コードとしては、1+5構成のスチールコードが使用されている。更に必要に応じて、ベルト層6,6の外周側には、補強コードをタイヤ周方向に巻回してなるベルトカバー層を配置しても良い。
図1は乗用車用又はライトトラック用の空気入りラジアルタイヤを図示するものであるが、本発明は図2に示すようなトラック・バス用の空気入りラジアルタイヤにも適用することが可能である。
図3は本発明の空気入りラジアルタイヤのベルト層に使用される1+5構成のスチールコードを示す断面図であり、図4は図3のスチールコードに含まれる芯素線と側素線を抽出して示す平面図である。図3に示すように、スチールコード10は、螺旋状の癖付けを施した1本の芯素線11の外側に該芯素線11と同一素線径を有する5本の側素線12を撚り合わせて配置し、かつ芯素線11の外接円C11及び側素線の外接円C12がそれぞれ楕円形状をなす偏平構造を有している。これら外接円C11,C12は長径方向が互いに一致している。ベルトコードとして、芯素線11及び側素線12の素線径dは0.20mm〜0.45mmの範囲にすると良い。
スチールコード10において、図4に示すように、芯素線11及び側素線12はいずれも螺旋状に延伸するものであるが、芯素線11の捩じれ方向は側素線12の撚り方向と同一であり、芯素線11の癖付けピッチPcは側素線12の撚りピッチPsよりも大きくなっている。そのため、撚り合わせ後に偏平化処理した際の芯素線11と側素線12との接触が少なくなる。つまり、芯素線11の捩じれ方向が側素線12の撚り方向と逆である場合、又は、芯素線11の癖付けピッチPcが側素線12の撚りピッチPsよりも小さい場合、偏平化処理した際に芯素線11と側素線12とが互いに接触し易くなる。
特に、芯素線11の癖付けピッチPcは側素線12の撚りピッチPsに対してPc=n×Psの関係(n:2以上の整数)を満足すると良い。この場合、スチールコード10を偏平化処理した時に芯素線11と側素線12とが重なる頻度が少なくなり、素線同士のフレッティングを効果的に防止することができる。
上述したスチールコード10によれば、1×6構成のスチールコードと同様のゴム浸透性を確保すると同時に、芯素線11と側素線12との接触を少なくすることができる。従って、ゴムに対する接着性を十分に確保しながら、従来の1+5構成のスチールコードに比べて素線同士の接触に起因するコード損傷を防止し、コード径を可及的に小さくすることが可能になる。コード径を小さくすることはベルト層6を薄くしてタイヤを軽量化する上で有利である。
ここで、芯素線11の外接円C11の短径dsは、素線径dに対して、ds>dの関係にすると良い。つまり、ds>dとすることで3次元の癖付けとする。但し、コードとゴムとの複合体を軽量化するために2.0d>dsを満足することが望ましい。
側素線12の外接円C12の短径Dsは、素線径dに対して、Ds<3dの関係にすると良い。つまり、Ds<3dとすることで芯素線11が隣接する側素線12,12間に食い込んだ状態にする。但し、側素線12の内側には芯素線11を配置する必要があるため2.5d<Dsを満足することが望ましい。
側素線12の外接円C12の短径Dsと長径Dlとの比は、Dl/Ds>1.2の関係にすると良い。つまり、Dl/Ds>1.2によりゴム浸透性に優れた偏平構造を規定する。但し、コードのバラケを防止するために1.6>Dl/Dsを満足することが望ましい。
上述したスチールコード10は、空気入りラジアルタイヤのベルト層6において、その長径方向がベルト層6の面方向と一致するようにコートゴム中に埋設される。そして、このようなスチールコード10をベルト層6に使用した空気入りラジアルタイヤでは、スチールコード10のゴムに対する接着性が良好であり、しかもコード径(側素線12の外接円C12の短径Ds)が小さいためベルト層6を薄くして軽量化が可能である。また、スチールコード10の側素線12の内側には芯素線11が存在するため、タイヤの走行に伴う寸法変化(外径成長)を抑制することができる。
なお、上述した実施形態では1+5構成のスチールコードの場合について説明したが、側素線の本数は3本〜8本の範囲から任意に選択することができる。いずれの場合も、コードとゴムとの間に十分な接着性を確保すると共に、素線同士の接触を少なくし、かつ寸法変化を抑制するという作用効果を得ることができる。
螺旋状の癖付けを施した1本の芯素線の外側に5本の側素線を撚り合わせて配置し、かつ芯素線の外接円及び側素線の外接円がそれぞれ楕円形状をなす1+5構成のスチールコードにおいて、芯素線の捩じれ方向を側素線の撚り方向と同一とし、芯素線の癖付けピッチPcを側素線の撚りピッチPsよりも大きくし、芯素線の癖付けピッチPcと側素線の撚りピッチPsとの比(Pc/Ps)を表1のように種々異ならせた実施例1〜4のスチールコードを用意した。対比のため、比較例1として、芯素線の捩じれ方向を側素線の撚り方向とは逆にした1+5構成のスチールコードを用意した。
これら実施例1〜4及び比較例1のスチールコードについて、下記の方法により、ゴム浸透率及び初期伸び率を評価し、その結果を表1に併せて示した。
ゴム浸透率:
各スチールコードをゴム被覆してコード当たり10Nの引っ張り荷重を掛けた状態で加硫した後、該スチールを分解し、ゴム浸透率(芯部へのゴム浸透具合)を求めた。ここで、「100%」は芯部まで完全にゴムが浸透している状態を意味する。
初期伸び率:
JIS G3510に準拠して、各スチールコードの初期伸び率(%)を求めた。つまり、各スチールコードに対する引っ張り荷重を徐々に増加させ、そのときの伸び率を測定し、荷重100N時の伸び率と荷重5N時の伸び率との差を求め、これを初期伸び率とした。
また、実施例1〜4及び比較例1のスチールコードをベルト層に使用した空気入りラジアルタイヤ(タイヤサイズ:11R22.5)を製作し、2万kmのドラム試験後、タイヤからベルト層のスチールコードを取り出し、芯素線と側素線とを分離し、これら素線の表面に生じた傷の量を調べた。評価結果は、傷が全くない場合を「無」で示し、微量の傷が認められる場合を「微」で示し、少量の傷が認められる場合を「少」で示し、多量の傷が認められる場合を「多」で示した。
Figure 2007303032
この表1から明らかなように、実施例1〜4のスチールコードはいずれもゴム浸透率が高いものであった。また、実施例1〜4のスチールコードをベルト層に用いた空気入りラジアルタイヤは、芯素線の捩じれ方向を側素線の撚り方向とは逆にしたスチールコードを用いた場合(比較例1)に比べてドラム試験後のコード表面傷が少ないものであった。
次に、螺旋状の癖付けを施した1本の芯素線の外側に5本の側素線を撚り合わせて配置し、かつ芯素線の外接円及び側素線の外接円がそれぞれ楕円形状をなす1+5構成のスチールコードにおいて、芯素線の捩じれ方向を側素線の撚り方向と同一とし、芯素線の癖付けピッチPcを側素線の撚りピッチPsよりも大きくし、芯素線の癖付けピッチPcと側素線の撚りピッチPsとの比(Pc/Ps)を表2のように設定した実施例5のスチールコードを用意した。対比のため、芯素線の癖付けピッチPcを側素線の撚りピッチPsよりも小さくした比較例2のスチールコードと、芯素線に平面波の癖付けを施した比較例3のスチールコードと、6本の素線を撚り合わせてなる1×6構成を持つ比較例4のスチールコードを用意した。
これら実施例5及び比較例2〜4のスチールコードについて、上述の方法により、ゴム浸透率及び初期伸び率を評価し、その結果を表2に併せて示した。
また、実施例5及び比較例2〜4のスチールコードをベルト層に使用した空気入りラジアルタイヤ(タイヤサイズ:11R22.5)を製作し、5万kmの実車走行後、タイヤからベルト層のスチールコードを取り出し、芯素線と側素線とを分離し、これら素線の表面に生じた傷の量を調べた。評価結果は、傷が全くない場合を「無」で示し、微量の傷が認められる場合を「微」で示し、少量の傷が認められる場合を「少」で示し、多量の傷が認められる場合を「多」で示した。
更に、実施例5及び比較例2〜4のスチールコードをベルト層に使用した空気入りラジアルタイヤ(タイヤサイズ:11R22.5)を製作し、その外径成長を評価した。即ち、5万kmの実車走行後、溝底でのタイヤ外径を測定し、新品時からの成長量を求めた。評価結果は、比較例4を100とする指数にて示した。この指数値が小さいほど外径成長が少ないことを意味する。
Figure 2007303032
この表2から明らかなように、実施例5のスチールコードは、ゴム浸透率が高く、しかも1×6構成のスチールコード(比較例4)に比べて初期伸び率が小さいものであった。また、実施例5のスチールコードをベルト層に用いた空気入りラジアルタイヤは、走行に伴う外径成長が少なく、しかも実車走行後のコード表面傷が少ないものであった。
一方、比較例2のスチールコードは芯素線の癖付けピッチPcを側素線の撚りピッチPsよりも小さくしたものであるが、走行に伴う外径成長が多いものであった。比較例3のスチールコードは芯素線に平面波の癖付けを施したものであるが、実車走行後のコード表面傷が多いものであった。
本発明の実施形態からなる空気入りラジアルタイヤを示す子午線半断面図である。 本発明の他の実施形態からなる空気入りラジアルタイヤを示す子午線半断面図である。 本発明の空気入りラジアルタイヤのベルト層に使用される1+5構成のスチールコードを示す断面図である。 図3のスチールコードに含まれる芯素線と側素線を抽出して示す平面図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ベルト層
10 スチールコード
11 芯素線
12 側素線
C11 芯素線の外接円
C12 側素線の外接円

Claims (8)

  1. 螺旋状の癖付けを施した1本の芯素線の外側にN本(N=3〜8)の側素線を撚り合わせて配置し、かつ前記芯素線の外接円及び前記側素線の外接円がそれぞれ楕円形状をなす偏平構造を有するスチールコードにおいて、前記芯素線の捩じれ方向が前記側素線の撚り方向と同一であり、前記芯素線の癖付けピッチPcが前記側素線の撚りピッチPsよりも大きいことを特徴とするゴム補強用スチールコード。
  2. 前記芯素線の癖付けピッチPcが前記側素線の撚りピッチPsに対してPc=n×Psの関係(n:2以上の整数)を満足することを特徴とする請求項1に記載のゴム補強用スチールコード。
  3. 前記芯素線の素線径が0.20mm〜0.45mmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のゴム補強用スチールコード。
  4. 前記芯素線と前記側素線が同一素線径を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゴム補強用スチールコード。
  5. ベルト層にスチールコードを用いた空気入りラジアルタイヤにおいて、前記スチールコードは、螺旋状の癖付けを施した1本の芯素線の外側にN本(N=3〜8)の側素線を撚り合わせて配置し、かつ前記芯素線の外接円及び前記側素線の外接円がそれぞれ楕円形状をなす偏平構造を有し、前記芯素線の捩じれ方向が前記側素線の撚り方向と同一であり、前記芯素線の癖付けピッチPcが前記側素線の撚りピッチPsよりも大きいことを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  6. 前記芯素線の癖付けピッチPcが前記側素線の撚りピッチPsに対してPc=n×Psの関係(n:2以上の整数)を満足することを特徴とする請求項5に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  7. 前記芯素線の素線径が0.20mm〜0.45mmであることを特徴とする請求項5又は請求項5に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  8. 前記芯素線と前記側素線が同一素線径を有することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
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