JP2007301097A - 衝撃緩衝留め具 - Google Patents

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義信 高橋
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Abstract

【課題】簡単な構成で組み立てを容易に行なうことができ、且つ、優れた強度及び所望の緩衝力が安定して確保され、更にはその用途に応じて緩衝力を容易に変更することが可能となる衝撃緩衝留め具を提供する。
【解決手段】脚部(23)を有する雄部材(2)と、本体部(31)、差込口(32)、及び第1支持部(33)を有する雌部材(3)と、被係脱部(43)及び第2支持部(44)を有し、前記雌部材(3)内に摺動可能に嵌挿される摺動部材(4)と、前記第1支持部(33)と前記第2支持部(44)との間に介装支持される弾性部材(5)と、を備える衝撃緩衝留め具(1)であって、前記雌部材(3)は、前記本体部(31)の左右側壁部(31d)に開口(36)を有し、同開口(36)の少なくとも1つから前記摺動部材(4)が嵌挿可能であり、前記摺動部材(4)の前記被係脱部(43)は、前記雌部材(3)の左右開口縁に係脱し、同雌部材(3)の前記開口(36)への嵌挿時、前記開口縁に摺動可能に係合してなる、ことを特徴とする衝撃緩衝留め具。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば2本以上のベルトやハーネス間、或いはベルトと物品との間を連結又は分離するための留め具に関し、特に、連結状態のベルトや物品間に引張り力などの外力が加えられたときに適度な緩衝機能を発揮する衝撃緩衝留め具に関する。
従来から、衣服、鞄、ヘルメット、及びスポーツ用具などの各種物品においては、ベルト端部間の連結及び分離や、ベルトと他部材との脱着等を行なう手段として、差込みタイプのバックル等のような各種の留め具が使用されている。このような留め具は、一般に雄部材と雌部材とを備えている。例えばベルト端部間の連結等を行なう留め具(バックル)では、一方のベルトに雄部材が装着され、他方に雌部材が装着されており、これら雄部材と雌部材とを互いに係合又は脱離させることにより、2本のベルトの連結又は解除がなされる。
その他にも、例えば鞄等において、その開口部を塞ぐフラップの先端を鞄本体に係脱させるような場合では、雄部材がフラップの先端部に取り付けられ、雌部材が鞄本体の表面(シート表面)に装着された留め具が使用されている。また、このように雌部材を鞄本体のシート表面に装着する場合には、例えば特開2004−329736号公報(特許文献1)に記載されているようなシート装着器具やシート装着用部材が用いられている。
この特許文献1に記載されているシート装着器具では、雌部材の裏面(シートに接する面)に係止用突起が設けられており、また、シート状被着物(例えば、鞄本体のシート等)には、前記係止用突起を挿通可能な孔部が形成されている。更に、シート状被着物の裏側に、前記係止用突起を係止可能な係止孔を有する装着用部材を配置し、シート状被着物に形成した孔部を介して雌部材の係止用突起を装着用部材の係止孔に係止する。これにより、雌部材と装着用部材とがシート状被着物を挟んで相互に係合するため、雌部材がシート状被着物に安定して装着される。
ところで、現在、上記のような留め具は、様々な製品に使用され、その用途が益々拡大してきている。それとともに、留め具に対しては、品質の向上や付加的な機能を持たせることが求められており、例えば、連結状態のベルトや物品間に衝撃力などの外力が加わったときに適度な緩衝機能を発揮する衝撃緩衝留め具が、多様な分野において使用されてきている。
このような衝撃緩衝留め具の典型的な例が、例えば特開2001−178506号公報(特許文献2)や台湾実用新案公告第228653号公報(特許文献3)などに開示されている。特許文献2に開示された緩衝留め具は、帯状体或いは索状体を介して、或いは直接、雄形留め具と雌形留め具とを器具に連結して使用され、良好な緩衝機能を発揮するクッション式留め具である。
特許文献2において、雄形留め具は、全体が熱可塑性合成樹脂製の一端にベルト、テープ、索条、ハーネスなどのベルト類装着部(以下、単にベルト装着部という。)を有する矩形状枠体からなり、その枠体の反ベルト装着部側の端部枠の内側面中央からベルト装着側に向けて成形一体化された緩衝体を有している。一方の雌形留め具は、一端にベルト装着部を有し、他端が開放された矩形薄型箱体からなり、その開放端部から内部空間へと前記雄形留め具の矩形状枠体が挿入可能とされている。
また、前記雄形留め具の左右枠の外側面中央にスライド爪が突設されており、前記雌形留め具の左右内側面の途中に形成されたスライド爪摺動溝に前記スライド爪が遊嵌して同スライド爪の摺動を案内するようにしている。更に、雌形留め具の上下両壁の開放端部中央に貫通孔が形成され、前記雄形留め具の前記緩衝体の自由端部には前記貫通孔に係着する係止突起を突出させている。
かかる構成により、雌形留め具に雄形留め具を挿入して、前記係止突起を雌形留め具の貫通孔に係着させたのち、雄形留め具及び雌形留め具を離間方向に引っ張ると、雄形留め具は前記緩衝体を介して雌形留め具の内部をスライド溝に沿って弾性的に摺動し、また、その引っ張り力を解除すると雄形留め具が挿入時の位置へと戻る。つまり、特許文献2の緩衝留め具は、雄形留め具と雌形留め具を結合させて物品を連結したのち、使用時に物品による比較的重い引張力を受けた際に、その引張力を内部の緩衝体により緩和する機能を有している。
一方、前記特許文献3に開示された緩衝留め具は、一端にベルト装着部を有する全体が矩形状の無蓋箱体からなる主環と、一端にベルト装着部を有し同ベルト装着部から間隔をおいて平行に延設された左右一対の係止杆を有する副環と、前記主環の内部空間内に摺動自在に配されるとともに前記副環の係止環と係合するU字状の係止部材と、前記主環の内部空間にあって前記副環の一対の係止杆の間に配され、一端を前記係止部材の内側座面に支持されるとともに他端が前記主環の反ベルト装着部側の内壁面の一部に支持されるコイルスプリングと、前記主環の上部開放部を閉塞係着される矩形板状の上蓋とから構成されている。
前記主環の底部には前記スプリングの載置面が形成され、また反ベルト装着部側の壁部には前記副環の係止杆を挿通するための一対の挿通溝が形成されている。前記係止杆の先端には、ベルト装着部側に係止面を有する係止爪が外側に突設されている。前記U字状係止部材の左右一対の杆部には、その先端に前記係止杆の係止爪と係脱する係止爪が内側に向けて突設されている。また前記上蓋及び主環には、互いに係着する係着部を有している。
かかる構成を備えることにより、この特許文献3に記載された緩衝留め具も、前記特許文献2と同様、主環に副環の係止杆を挿入して、その係止爪を上記係止部材の係止爪に係合させる。また、主環に上蓋を係着させて主環と副環とが組み立てられた後、主環と副環のベルト装着部を離間方向に引っ張ると、係止部材がスプリングを圧縮しながら主環の内部を移動するため、良好な緩衝機能を発揮する。更に、引っ張り力を解除すると、組み立て時の状態に戻る。
特開2004−329736号公報 特開2001−178506号公報 台湾実用新案公告第228653号公報
前記特許文献2に記載された衝撃緩衝留め具は、雄形留め具の矩形状枠体を雌形留め具の内部空間に挿入するだけで、緩衝体の端部から突出する係止突起が雌形留め具の貫通孔に係着して衝撃緩衝留め具が組み立てられる。このため、例えば前記特許文献3に記載された衝撃緩衝留め具と比較すると、組み立てを簡単に行うことができる。
その一方で、この特許文献2に記載された衝撃緩衝留め具にあっては、緩衝体がリング状又は8字状に形成されているため、緩衝体の弾性変形を効果的に発揮させるには緩衝体の配置空間を大きく取る必要がある。しかしながら、雌形留め具は、その内部空間が限られるため、緩衝体の十分な配置空間が得られにくく、リング状又は8字状の緩衝体の変形量が制限される。このため、所要の緩衝機能を確保しにくいという欠点があった。
しかも、特許文献2の緩衝体は、その一端が雄形留め具の上記矩形状枠体の枠部内面に固着された状態で、同枠体の成形と同時に一体成形されている。このため、例えば留め具の用途に応じて所望の緩衝力を得るためには、所定の形状及び寸法を有する緩衝体を成形可能な金型をそれぞれ個別に設計する必要があることから、金型コストなどによる製造コストの増大につながるという問題もあった。
また、前記特許文献3に記載された衝撃緩衝留め具は、部品点数が多く、その組み立てに手間と工数を要するため、生産性の低下を招くという問題があった。しかも、その組み立てに当たっては、最終的に上蓋を主環に係着固定して作業が完了するものの、このような上蓋の係着固定を利用した組み立てでは、留め具の強度を十分に確保することが難しく、例えば主環に衝撃力が与えられたときに、上蓋が主環から外れて各部品が分解し易いという問題もあった。
本発明は、上述のような従来の課題に鑑みてなされたものであって、その具体的な目的は、簡単な構成で組み立てを容易に行なうことができ、且つ、優れた強度及び所望の緩衝力が安定して確保され、更にはその用途に応じて緩衝力を容易に変更することが可能となる衝撃緩衝留め具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供される衝撃緩衝留め具は、基本的な構成として、係脱部が形成された弾性変形可能な脚部を有する雄部材と、前記脚部をその内部空間に挿入可能な本体部、同本体部の長さ方向の一端に形成された前記脚部の差込口、及び同差込口の幅方向中央部に配した弾性部材第1支持部を有する雌部材と、前記雄部材の前記係脱部と係脱するとともに前記雌部材の前記本体部に摺接する被係脱部、及び弾性部材第2支持部を有しており、前記雌部材の前記内部空間内に、同雌部材の長さ方向に摺動可能に嵌挿される摺動部材と、前記雌部材の前記弾性部材第1支持部と、前記摺動部材の前記弾性部材第2支持部との間に介装支持され、前記摺動部材を前記雌部材の前記差込口の反対側に向けて付勢する弾性部材と、を備え、前記雄部材と前記雌部材に嵌挿された前記摺動部材とが係合して前記雄部材と前記雌部材とが連結した状態で引張り力等の外力を受けた際に、同外力を前記弾性部材によって緩衝することが可能な緩衝機能を備える衝撃緩衝留め具であって、前記雌部材は、前記本体部の左右の側壁部に開口を有し、同開口の少なくとも1つから前記内部空間へ前記摺動部材が嵌挿可能であり、前記摺動部材の前記被係脱部は、前記雌部材の左右開口縁に係脱し、同雌部材の前記開口への嵌挿時、前記開口縁に摺動可能に係合することを最も主要な特徴とするものである。
本発明の衝撃緩衝留め具において、前記雌部材は、左右両方の前記側壁部に前記開口を有し、前記摺動部材は、弾性変形可能な上板及び下板と、同上板及び下板の左右の各側縁から上下に突設し、前記雌部材の前記開口において同雌部材の上壁部及び下壁部の左右側縁に摺動可能に係脱する前記被係脱部と、前記雌部材の差込口とは反対側の端部において前記上板と前記下板との間に介在する前記弾性部材第2支持部と、を有する合成樹脂材料からなる成形品であることが好ましい。
また、前記摺動部材は、前記雌部材本体部の左右内側側面に摺接する側板を有してなることが好ましい。
更に本発明において、前記弾性部材は、コイルスプリングであり、前記雌部材は、前記弾性部材第1支持部に、同雌部材の長さ方向に貫通する貫通孔を有し、前記摺動部材は、前記弾性部材第2支持部から長さ方向に延設された、前記コイルスプリングを支持するとともに前記摺動部材の摺動方向を案内する支持案内杆を有しており、前記支持案内杆は、前記摺動部材が前記雌部材の前記内部空間内に嵌挿されたときに、前記雌部材の前記貫通孔に挿通していることが好ましい。
更にまた、前記雌部材は、前記本体部の前記差込口とは反対側に形成された後壁部の内面に凹部を有し、前記摺動部材は、前記雌部材の前記後壁部に対向する前記弾性部材第2支持部の外面に、前記雌部材の前記凹部に嵌入可能な凸部を有していることが好ましい。
また、本発明では、前記雄部材及び前記雌部材は、それぞれベルト類装着部を有していることが好ましい。
本発明に係る衝撃緩衝留め具は、雄部材と、内部空間が形成された本体部を有する雌部材と、同雌部材の内部空間に長さ方向に摺動可能に嵌挿される摺動部材と、雌部材と摺動部材との間に介装支持される弾性部材とを備えている。また、雌部材は、その本体部の左右の側壁部に開口を有しており、同開口の少なくとも1つから摺動部材を内部空間に向けてスライドさせるように挿し込むことにより、同摺動部材を嵌挿して、摺動部材の被係脱部が雌部材の左右開口縁に摺動可能に係合される。即ち、本発明に係る衝撃緩衝留め具は、上記4つの簡単な部材で構成されており、しかも、弾性部材を支持している摺動部材を雌部材に対して上記のように側方側から嵌挿することによって、留め具の組み立てを容易に行なうことができる。
また、このようにして組み立てられた衝撃緩衝留め具は、摺動部材を雌部材の側壁部の開口から挿し込んで係合させているので、摺動部材が雌部材から外れ難く、優れた強度を安定して得ることができる。従って、本発明の衝撃緩衝留め具は、例えばその使用時に強い衝撃力を受けたとしても、衝撃緩衝留め具が各部品にバラバラに分解することを防ぐことができ、長期に渡り安定した使用を確保することができる。なお、摺動部材を故意に弾性変形させて摺動部材の被係脱部の係合を解除することにより、摺動部材を雌部材から離脱させることが可能である。更に、本発明の衝撃緩衝留め具は、弾性部材が他の部品とは別個に構成されているため、例えば弾性部材の交換等をしてその弾性力を調節することによって、衝撃緩衝留め具の緩衝力の大きさを容易に変更でき、所望の緩衝力を安定して確保することができる。
本発明の衝撃緩衝留め具において、雌部材は、左右両方の側壁部に前記開口を有している。また、摺動部材は、弾性変形可能な上板及び下板と、同上板及び下板の左右の各側縁から上下に突設し、雌部材の前記開口において雌部材の上壁部及び下壁部の左右側縁に摺動可能に係脱する被係脱部と、雌部材の差込口とは反対側の端部において摺動部材の上板と下板との間に介在する弾性部材第2支持部とを有する合成樹脂材料からなる成形品である。雌部材及び摺動部材が上記のような構成を有することにより、摺動部材を雌部材に簡単に嵌挿させて、留め具の組み立てをより容易に、また円滑に行うことができる。それとともに、摺動部材の被係脱部が雌部材の上壁部及び下壁部の左右側縁に適切に係合するため、衝撃緩衝留め具の強度を一層向上させることができる。
また、前記摺動部材は、雌部材本体部の左右内側側面に摺接する側板を有している。これにより、摺動部材の被係脱部が雌部材の上壁部及び下壁部の左右側縁に摺接し、且つ、摺動部材の側板が雌部材本体部の左右内側側面に摺接するため、衝撃緩衝留め具の幅方向における強度が向上し、摺動部材の摺動を安定させることができる。
更に、本発明において、前記弾性部材は、コイルスプリングであり、前記雌部材は、その弾性部材第1支持部に、同雌部材の長さ方向に貫通する貫通孔を有している。また、前記摺動部材は、その弾性部材第2支持部から長さ方向に延設された支持案内杆を有している。この支持案内杆は、摺動部材が雌部材の内部空間内に嵌挿される際に、コイルスプリングを支持しながら雌部材の貫通孔に挿通される。これにより、コイルスプリングが雌部材の弾性部材第1支持部と摺動部材の弾性部材第2支持部との間で外れることなく、安定して支持される。それとともに、摺動部材を長さ方向に円滑に案内でき、その摺動を非常に安定させることができる。
更にまた、前記雌部材は、本体部の差込口とは反対側に形成された後壁部の内面に凹部を有しており、前記摺動部材は、雌部材の後壁部に対向する弾性部材第2支持部外面に、前記雌部材の凹部に嵌入可能な凸部を有している。これにより、摺動部材の凸部が雌部材の凹部に嵌入しているときに、摺動部材の幅方向への動きを抑止して、雌部材の幅方向における摺動部材の位置がずれることを防ぐことができる。このため、雌部材に嵌挿された摺動部材に雄部材を係脱させる際に、その係脱操作を確実に行うことができる。
また、本発明の衝撃緩衝留め具は、前記雄部材及び前記雌部材が、それぞれベルト類装着部を有していることにより、少なくとも2つのベルト類の端部間を連結及び分離する手段として有効に適用することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例に基づき図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する各実施例に何ら限定されるものではなく、本発明と実質的に同一な構成を有し、かつ、同様な作用効果を奏しさえすれば、多様な変更が可能である。
図1〜図5は、本発明の実施例1に係る衝撃緩衝留め具を示している。ここで、図1は、本実施例1の衝撃緩衝留め具の分解斜視図であり、図2は、同衝撃緩衝留め具を組み立てたときの外観形状を示す斜視図である。また、図3は、雌部材の内部空間に摺動部材を嵌挿する手順を模式的に説明する断面図であり、図4は、本実施例1の衝撃緩衝留め具の緩衝機能を説明する断面図である。更に、図5は、図4のV−V線に沿った矢視断面図である。なお、以下の実施例の説明では、雌部材に対して雄部材を係脱して挿入し又は取り外す方向を長さ方向としており、また、雄部材を抜脱させる向きを前方とし、係合させる向きを後方としている。
本実施例1に係る衝撃緩衝留め具1は、図1に示したように、雄部材2、雌部材3、摺動部材4、及び弾性部材としての金属製のコイルスプリング5の4点の構成部材を備えている。本実施例1にあっては、雄部材2、雌部材3、及び摺動部材4は、熱可塑性樹脂を用いて射出成形手段によって一体成形して形成されており、その成形材料となる熱可塑性樹脂としては、例えばポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ABS、ポリエステル等を用いることができる。また、弾性部材としては、上記のように金属製のコイルスプリング5を用いているが、その他に合成樹脂製のコイルスプリング等を使用することも可能である。
前記雄部材2は、左右の側枠21に架設した基部22から、弾性変形可能な左右1組の差込脚部23が後方に向けて突設されており、この差込脚部23の先端部には係脱部24が形成されている。この1組の差込脚部23は、下記で説明するように、雌部材3の差込口32から差込んだときに、それぞれ外側へ向けて弾発して、係脱部24が摺動部材4の左右側板47に圧接するように形成されている。
また、左右1対の差込脚部23の内側には、互いに平行な左右1組のガイド部25が、後方に向けて差込脚部23よりも短い長さで突設されている。これら差込脚部23及びガイド部25の上下両面は、それぞれ平坦面で形成されており、また、差込脚部23の上面とガイド部25の上面の位置、及び、差込脚部23の下面とガイド部25の下面の位置は、それぞれ同じ高さとなるように形成されている。また、左右の側枠21の前端部には、係止杆26を架設するとともに、基部22と係止杆26との間に引掛杆27を架設してベルト類取付部28を形成しており、このベルト類取付部28にはベルト7が長さ調節可能に取り付けられる。
前記雌部材3は、上壁部31a、下壁部31b、後壁部31c、及び左右の側壁部31dにより形成された本体部31と、本体部31の前端に形成された差込口32と、差込口32の幅方向中央部に配した弾性部材第1支持部33と、雌部材3の後端部にベルト8を取り付けるための取付杆34aが架設されたベルト類取付部34とを一体に有している。また、前記本体部31の内部には、上壁部31a、下壁部31b、後壁部31c、及び左右の側壁部31dにより囲まれた内部空間35が形成されている。
この雌部材3は、本体部31の内部空間35に摺動部材4を嵌挿可能な開口36を左右両側壁部31dに有している。すなわち、側壁部31dは、開口36と側壁39とからなり、開口36は、上下壁部31a,31bの間で、それらを連結する後壁部31cと側壁39とによって囲まれて形成されている。また、雌部材3は、内部空間35に摺動部材4を嵌挿した状態で、雄部材2の差込脚部23及びガイド部25を、差込口32から本体部31の内部空間35に挿入できるように構成されている。更に、本体部31の後半部側には、雄部材2が係合状態のときに差込脚部23を内方に弾性変形させて係脱部24の係合を解除するために、上壁部31a及び下壁部31bの一部を幅方向中央に向かって弧状に切欠いた切欠き部37が設けられている。
雌部材3の弾性部材第1支持部33は、図1及び図3に示すように、幅方向に設けられた前壁部33aと、同前壁部33aの一端から後方に向けて延設された縦壁部33bとを有してL字状に形成されている。また、前壁部33aの中央部には、長さ方向に貫通する貫通孔33cが形成されている。一方、雌部材3の後壁部31cの内面(すなわち、差込口32側の面)には、図3に示すように、凹部38がその幅方向中央部に形成されている。
前記摺動部材4は、雌部材3の内部空間35内に嵌挿され、同内部空間35内で長さ方向に摺動する部材である。この摺動部材4は、弾性変形可能な上板41及び下板42と、同上板41及び下板42の左右の各側縁から上下に突設し、雌部材3の開口36において上壁部31a及び下壁部31bの左右側縁に摺動可能に係合する被係脱部43と、後端部において上板41と下板42との間に介在し、平面視で断面が略U字状となる弾性部材第2支持部44と、同弾性部材第2支持部44から長さ方向に延設され、前記コイルスプリング5を支持する支持案内杆45とを有している。
また、摺動部材4の左右両側部には側板47が設けられており、この側板47には、摺動部材4を雌部材3に嵌挿する際に上下板41,42に設けた被係脱部43間の間隔を狭められるように、スリット48が形成されている。更に、弾性部材第2支持部44の外面には、雌部材3に形成した凹部38に嵌入可能な凸部46が形成されている。
以上のような構成を備えた雄部材2、雌部材3、摺動部材4、及びコイルスプリング5は、以下のようにして組み立てられて本実施例1に係る衝撃緩衝留め具1が作製される。
先ず、コイルスプリング5の内部に摺動部材4の支持案内杆45を挿し込んで、摺動部材4でコイルスプリング5を支持する。次に、同摺動部材4を、雌部材3の開口36から内部空間35内に嵌挿する。このとき、摺動部材4の上板41及び下板42に設けた被係脱部43を例えば上下から指で挟み込み、この上板41の被係脱部43の上面と下板42の被係脱部43の下面との間隔を上下板41,42間の間隔よりも狭めつつ、図3(a)に示すように、摺動部材4を雌部材3に対して傾斜させた状態で開口36から内部空間35に挿し込み、摺動部材4の支持案内杆45の先端を雌部材3の縦壁部33bに当接させる。このように支持案内杆45を縦壁部33bに当接させることにより、雌部材3に対する摺動部材4の位置を確実に決めることができ、摺動部材4の嵌挿作業を行い易くすることができる。
続いて、摺動部材4を前方に押し込みながら横方向(幅方向)にスライドさせることにより、摺動部材4の後端部を雌部材3の内部空間35に挿し込み、摺動部材4の凸部46を雌部材3の凹部38に嵌入させる。このように摺動部材4を雌部材3に嵌挿させることにより、図3(b)に示すように、支持案内杆45を前壁部33aの貫通孔33cに挿通させるとともに、内部空間35に挿し込んだ被係脱部43が雌部材3の反対側の開口36に達する。
このとき、反対側の開口36に達した上下の被係脱部43間の間隔が、上板41及び下板42の弾性変形によって広がるため、雌部材3の上壁部31a及び下壁部31bの側縁に引っ掛かる。これにより、摺動部材4の左右の被係脱部43が、雌部材3の上壁部31a及び下壁部31bの左右側縁に係合し、雌部材3、摺動部材4、及びコイルスプリング5が1つに組み立てられた組み立て部材6が得られる。
前述のようにして摺動部材4を雌部材3の内部空間35に挿し込むことにより、摺動部材4を内部空間35に簡単に且つ安定して嵌挿させることができるため、雌部材3、摺動部材4、及びコイルスプリング5の組み立てを容易に、且つ円滑に行うことができる。また、これらの部材が組み立てられた組み立て部材6においては、摺動部材4が雌部材3の内部空間35内で摺動可能に係合し、且つ、コイルスプリング5により、摺動部材4が雌部材3の後端に向けて付勢された状態となる。
また、本実施例1においては、摺動部材4の左右の被係脱部43が、雌部材3の上壁部31a及び下壁部31bにおける左右の直線状の側縁に摺動可能に係合するとともに、摺動部材4の支持案内杆45が、雌部材3の貫通孔33cに挿通している。更に、摺動部材4の側板47は、雌部材3の側壁39の内壁面(本体部31の左右内側側面)に摺接する。これにより、雌部材3に対する摺動部材4の幅方向の動きが抑止されて、摺動部材4の幅方向における強度が向上するとともに、摺動部材4を長さ方向に円滑に案内し、摺動部材の摺動動作を非常に安定させることができる。また、コイルスプリング5は、支持案内杆45により、雌部材3の弾性部材第1支持部33と摺動部材4の弾性部材第2支持部44との間で外れることなく、安定して介装支持されている。
そして、上記のようにして得られた組み立て部材6の差込口36から、雄部材2の差込脚部23及びガイド部25を差込むことにより、左右の差込脚部23が互いに内側に弾性変形させられ、係脱部24が摺動部材4の側板47の内面に圧接しながら組み立て部材6の内部に進入する。それとともに、左右のガイド部25が雌部材3の弾性部材第1支持部33によりガイドされる。このとき、差込脚部23及びガイド部25の上下両面は、摺動部材4の上板41及び下板42にそれぞれ摺接する。これにより、雄部材2の組み立て部材6に対する姿勢が安定し、雄部材2の差込みを円滑に行なうことができる。
その後、差込脚部23の係脱部24が摺動部材4の被係脱部43の後方側に係合することにより雄部材2と雌部材3とが連結されて、図2に示すような外観形状を有する衝撃緩衝留め具1が得られる。一方、雄部材2を雌部材3から抜脱するときには、雄部材2の係脱部24を内側に押圧して被係脱部43との係合を解除して、雄部材2の差込脚部23を組み立て部材6から抜き出せば良い。
また、本実施例1の衝撃緩衝留め具1は、図4(a)に示したように雄部材2と雌部材3とが連結した状態で外力を受けた場合、例えば雄部材2と雌部材3に対して瞬間的な引張り力を受けた場合、雄部材2の係脱部24が摺動部材4の被係脱部43に係合した状態にあるため、図4(b)に示したように、雄部材2が摺動部材4とともに前方に引っ張られ、雄部材2及び摺動部材4が雌部材3に対して相対的に前方へ摺動する。
その結果、雌部材3の弾性部材第1支持部33と摺動部材4の弾性部材第2支持部44との間で介装支持されているコイルスプリング5が収縮し、その外力を緩衝する作用が安定して発揮される。その後、雄部材2と雌部材3との間の外力が解除されると、摺動部材4がコイルスプリング5によって付勢されて、図4(a)に示した状態に復帰する。なお、本実施例1の衝撃緩衝留め具1は、コイルスプリング5を、異なる弾性力を有する他のコイルスプリングに取り代えることにより、衝撃緩衝留め具の緩衝力の大きさを、留め具の用途等に応じて容易に変更することができる。
このような緩衝機能を備える本実施例1の衝撃緩衝留め具1は、前述のように、雄部材2、雌部材3、摺動部材4、及びコイルスプリング5の4つの部材で簡単に構成されており、その組み立てを容易に且つ円滑に行なうことができる。また、本実施例1の衝撃緩衝留め具1は、摺動部材4を雌部材3の側壁部31dの開口36から横方向(幅方向)にスライドさせて雌部材3の内部空間35に嵌挿させているため、例えば前記特許文献3に記載されているような上蓋の係着固定により組み立てられた留め具に比べて、優れた強度を有している。従って、衝撃緩衝留め具1は、例え強い衝撃力を受けたとしても、摺動部材4やコイルスプリング5が雌部材3から容易に分解することはなく、長期に渡り安定して使用することが可能となる。
次に、本発明の実施例2に係る衝撃緩衝留め具について、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施例2の衝撃緩衝留め具の雌部材をシート状被着物に装着する手段を説明する分解斜視図である。なお、本実施例2の説明及び図6において、前記実施例1で説明した部材と同様の構成を有する部材については、同じ符号を用いて表しており、このように同じ符号を用いて表すことにより、その部材についての詳細な説明を省略している。
本実施例2において、前記実施例1との相違は、衝撃緩衝留め具の雌部材3’にベルト類装着部が設けられておらず、その代わりに、例えば前記特許文献1に記載されているような、シート装着用の略L字状の第1突起部11と第2突起部12とが雌部材3’の裏面側に設けられており、雌部材3’を例えばバッグの表面クロス等のシート状被着物13の表面に直接装着するところにある。
前記雌部材3’に形成される第1突起部11は、雌部材3’の裏面から立設した軸部11aと、同軸部11aの先端から差込口32側に直交方向に延設した延設部11bとを備えている。また、第2突起部12は、雌部材3’の裏面から立設した軸部12aと、同軸部12aの先端から差込口32側と左右両側とに拡張された拡張部12bとを備えている。
また、上記のような第1突起部11及び第2突起部12を有する雌部材3’を、シート状被着物13に装着するためには、シート状被着物13に第1突起部11及び第2突起部12に対応する位置に貫通した孔部14を形成し、更に、シート状被着物13の裏面側に第1突起部11及び第2突起部12を係合するための装着用部材15を配設する。
この装着用部材15には、雌部材3’の第1突起部11を係合するための第1係合孔16と、雌部材3’の第2突起部12を係合するための第2係合孔17とが、各突起部11,12に対応する位置に形成されている。また、第1係合孔16には、第1突起部11の延設部11bを係止するための第1被係止部16aが配設されている。一方、第2係合孔17には、第2突起部12の拡張部を係止するとともに、第2突起部12の軸部を固定することが可能な第2被係止部17aが配設されている。
そして、前記雌部材3’をシート状被着物13の表面に、同雌部材3’の第1突起部11及び第2突起部12がシート状被着物13の各孔部14を挿通するように配した後、雌部材3’の第1突起部11及び第2突起部12を、シート状被着物13の裏面側で、装着用部材15の第1係合孔16及び第2係合孔17に係合させる。これにより、雌部材3’をシート状被着物13に安定して装着することができる。
このようなシート状被着物13に装着可能な雌部材3’を備えた本実施例2の衝撃緩衝留め具であっても、前記実施例1の衝撃緩衝留め具1と同様の効果を得ることができる。即ち、本実施例2の衝撃緩衝留め具は、簡単な構成で、容易に且つ円滑に組み立てを行なうことができ、更に強度に優れ、長期に渡り安定して使用することができる。なお、上記の実施例2において、雌部材3に実施例1のようにベルト類装着部を設け、雄部材2をシート状被着物13に装着するように衝撃緩衝留め具を構成しても良い。
本発明の衝撃緩衝留め具は、衣服、鞄、ヘルメット、及びスポーツ用具などの各種物品においてベルト端部間の連結及び分離、又はベルトと他部材との脱着等を行なうことができ、且つ、引張り力等の外力に対する緩衝機能が求められる留め具として、有効に適用される。
本発明の実施例1に係る衝撃緩衝留め具の分解斜視図である。 同衝撃緩衝留め具を組み立てたときの外観形状を示す斜視図である。 同衝撃緩衝留め具において、雌部材の上壁部の図示を省略して、雌部材の内部空間に摺動部材を嵌挿する手順を模式的に説明する断面図である。 同衝撃緩衝留め具の緩衝機能を説明する断面図である。 図4のV−V線に沿った矢視断面図である。 本発明の実施例2に係る衝撃緩衝留め具の雌部材を、シート状被着物に装着する手段を説明する分解斜視図である。
符号の説明
1 衝撃緩衝留め具
2 雄部材
3,3’ 雌部材
4 摺動部材
5 コイルスプリング
6 組み立て部材
7,8 ベルト
11 第1突起部
11a 軸部
11b 延設部
12 第2突起部
12a 軸部
12b 拡張部
13 シート状被着物
14 孔部
15 装着用部材
16 第1係合孔
16a 第1被係止部
17 第2係合孔
17a 第2被係止部
21 側枠
22 基部
23 差込脚部
24 係脱部
25 ガイド部
26 係止杆
27 引掛杆
28 ベルト類取付部
31 本体部
31a 上壁部
31b 下壁部
31c 後壁部
31d 側壁部
32 差込口
33 弾性部材第1支持部
33a 前壁部
33b 縦壁部
33c 貫通孔
34 ベルト類取付部
34a 取付杆
35 内部空間
36 開口
37 切欠き部
38 凹部
39 側壁
41 上板
42 下板
43 被係脱部
44 弾性部材第2支持部
45 支持案内杆
46 凸部
47 側板
48 スリット

Claims (6)

  1. 係脱部(24)が形成された弾性変形可能な脚部(23)を有する雄部材(2)と、
    前記脚部(23)をその内部空間(35)に挿入可能な本体部(31)、同本体部(31)の長さ方向の一端に形成された前記脚部(23)の差込口(32)、及び同差込口(32)の幅方向中央部に配した弾性部材第1支持部(33)を有する雌部材(3)と、
    前記雄部材(2)の前記係脱部(24)と係脱するとともに前記雌部材(3)の前記本体部(31)に摺接する被係脱部(43)、及び弾性部材第2支持部(44)を有しており、前記雌部材(3)の前記内部空間(35)内に、同雌部材(3)の長さ方向に摺動可能に嵌挿される摺動部材(4)と、
    前記雌部材(3)の前記弾性部材第1支持部(33)と、前記摺動部材(4)の前記弾性部材第2支持部(44)との間に介装支持され、前記摺動部材(4)を前記雌部材(3)の前記差込口(32)の反対側に向けて付勢する弾性部材(5)と、を備え、
    前記雄部材(2)と前記雌部材(3)に嵌挿された前記摺動部材(4)とが係合して前記雄部材(2)と前記雌部材(3)とが連結した状態で引張り力等の外力を受けた際に、同外力を前記弾性部材(5)によって緩衝することが可能な緩衝機能を備える衝撃緩衝留め具(1)であって、
    前記雌部材(3)は、前記本体部(31)の左右の側壁部(31d)に開口(36)を有し、同開口(36)の少なくとも1つから前記内部空間(35)へ前記摺動部材(4)が嵌挿可能であり、
    前記摺動部材(4)の前記被係脱部(43)は、前記雌部材(3)の左右開口縁に係脱し、同雌部材(3)の前記開口(36)への嵌挿時、前記開口縁に摺動可能に係合してなる、
    ことを特徴とする衝撃緩衝留め具。
  2. 前記雌部材(3)は、左右両方の前記側壁部(31d)に前記開口(36)を有し、
    前記摺動部材(4)は、弾性変形可能な上板(41)及び下板(42)と、同上板(41)及び下板(42)の左右の各側縁から上下に突設し、前記雌部材(3)の前記開口(36)において同雌部材(3)の上壁部(31a)及び下壁部(31b)の左右側縁に摺動可能に係脱する前記被係脱部(43)と、前記雌部材(3)の差込口(32)とは反対側の端部において前記上板(41)と前記下板(42)との間に介在する前記弾性部材第2支持部(44)と、を有する合成樹脂材料からなる成形品である
    ことを特徴とする請求項1記載の衝撃緩衝留め具。
  3. 前記摺動部材(4)は、前記雌部材本体部(31)の左右内側側面に摺接する側板(47)を有してなることを特徴とする請求項1又は2記載の衝撃緩衝留め具。
  4. 前記弾性部材(5)は、コイルスプリングであり、
    前記雌部材(3)は、前記弾性部材第1支持部(33)に、同雌部材(3)の長さ方向に貫通する貫通孔(33c)を有し、
    前記摺動部材(4)は、前記弾性部材第2支持部(44)から長さ方向に延設された、前記コイルスプリングを支持するとともに前記摺動部材(4)の摺動方向を案内する支持案内杆(45)を有しており、
    前記支持案内杆(45)は、前記摺動部材(4)が前記雌部材(3)の前記内部空間(35)内に嵌挿されたときに、前記雌部材(3)の前記貫通孔(33c)に挿通してなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の衝撃緩衝留め具。
  5. 前記雌部材(3)は、前記本体部(31)の前記差込口(32)とは反対側に形成された後壁部(31c)の内面に凹部(38)を有し、
    前記摺動部材(4)は、前記雌部材(3)の前記後壁部(31c)に対向する前記弾性部材第2支持部(44)の外面に、前記雌部材(3)の前記凹部(38)に嵌入可能な凸部(46)を有してなる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の衝撃緩衝留め具。
  6. 前記雄部材(2)及び前記雌部材(3)は、それぞれベルト類装着部(28,34)を有してなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の衝撃緩衝留め具。
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