JP2007300884A - おから - Google Patents
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Abstract
導入容易な装置を使用して、従来のおからとは異なって風味のあるおからや、おから組成物、おからの製造方法の開発を目的とする。
【解決手段】
(1) 膨潤した大豆、又は大豆より豆腐を作成するための豆乳を抽出した後の残渣であるおからを、再度、水の存在下、101〜150℃、好ましくは105〜130℃に加熱して、粉砕することを特徴とするおから及びおからの製造方法である。
(2) (1)のおからに、調味料・風味賦与剤として、りンゴ、ミカンなどの果物、野菜から得られたジュース、小豆、いんげん豆、えんどう豆から得られるあんや、砂糖、塩、唐辛子などを添加したことを特徴とするおから組成物。
【選択図】 図2
Description
即ち、従来の豆腐製造の際に使用される膨潤大豆の粉砕に使用される装置の改良では、機械装置が高価であり、中小企業の多い豆腐業界では導入が困難である欠点がある。
(1) 予め水で膨潤した大豆を、水の存在下、101〜150℃に加熱、粉砕して得られたことを特徴とするおから。
(2) 予め水で膨潤した大豆を、水の存在下、101〜150℃に加熱して、粉砕することを特徴とするおからの製造方法。
(3) 大豆より豆腐を作成するための豆乳を抽出した後の残渣であるおからを、再度、水の存在下、101〜150℃に加熱、粉砕して得られたことを特徴とするおから。
(4) 大豆より豆腐を作成するための豆乳を抽出した後の残渣であるおからを、再度、水の存在下、101〜150℃に加熱して、粉砕することを特徴とするおからの製造方法。
(5) (1)、(3)から選ばれるいずれかのおからにおいて、101〜150℃の水中に浸すことを特徴とする。
(6) (1)、(3)から選ばれるいずれかのおからにおいて、101〜150℃の蒸気にあてることを特徴とする。
(7) (2)、(4)から選ばれるいずれかのおからの製造方法において、101〜150℃の水中に浸すことを特徴とする。
(8) (2)、(4)から選ばれるいずれかのおからの製造方法において、101〜150℃の蒸気にあてることを特徴とする。
(9) (1)、(3)から選ばれるいずれかのおからに、調味料乃至及び風味賦与剤として、りンゴ、ミカンなどの果物から得られたジュースを添加したことを特徴とするおから組成物。
(10) (1)、(3)から選ばれるいずれかのおからに、小豆、いんげん豆、えんどう豆から得られるあんを加えたことを特徴とするおから組成物。
(11) (1)、(3)から選ばれるおからに、砂糖、塩などの調味料を加えたことを特徴とするおから組成物。
(12) (1)、(3)から選ばれるいずれかのおからに、ホウレン草、キャベツなどの野菜ジュースを加えたことを特徴とするおから組成物。
(13) (1)、(3)から選ばれるいずれかのおからに、朝鮮人参などの薬草成分を加えたことを特徴とするおから組成物。
(14) (1)、(3)から選ばれるいずれかのおからに、唐辛子などの調味料を加えたことを特徴とするおから組成物。
加熱方式として、水に浸して加熱する方式と、水蒸気のみで加熱する方式がある。水蒸気を利用する方式の場合、布袋などに収納した状態で加熱することが好ましい。水に浸した状態で加熱する場合は、加熱が不均一となりやすいため、羽の付いた撹拌棒を回転する撹拌装置を用いたり、装置全体を振動したりして撹拌することができる。
また本発明のおからに砂糖、塩、醤油などの調味料を添加することができる。その添加量は0.1〜10重量%が適当である。この範囲で味付けが効果的に行われるからである。
(3)砂糖、塩などと混合して、あんとしても利用できる。
(4)従来から利用されてきた小豆を用いたあんと混合して、あんとしても利用可能である。
(5)りンゴ、ミカンなどのフルーツジュースと混合してフルーツジュース希釈剤としても利用できる。
図1は、従来方法で得られたおからを圧力釜に入れ、水蒸気を利用して加熱している時の釜の模式断面図である。圧力釜1は次の装置からなる。圧力釜本体2は、二重構造となっており、本体中空部3に水蒸気、熱媒体を通し加熱可能な構造となっている。
蓋4には、釜の内温計測のための熱電対5、圧力計6及び安全装置7が付属している。安全装置7は、圧力釜の圧力が、圧力釜の耐圧限界に近づくと、安全装置が作動して、内部の圧力を低下させることが可能である。蓋4は、取付け具8により、圧力釜本体2に取付け可能である。なお、撹拌が行う場合は、装置を振動する方法などにより行うことが可能となる。
所定加熱時間が経過したら、安全装置7を利用して内部を常圧に戻し、取付け具8を外し、加熱処理したおからを取り出す。実施例2〜6として、処理後のおからに対し、りンゴ、ミカンなどのジュース、小豆から得られたあん、砂糖を加え表1の組成物を得た。この結果を表1に示す。
圧力釜1は次の装置からなる。圧力釜本体2は、二重構造となっており、本体中空部3に水蒸気、熱媒体を通し加熱可能な構造となっている。
蓋4には、釜の内温計測のための熱電対5、圧力計6及び安全装置7が付属している。安全装置7は、圧力釜の圧力が、圧力釜の耐圧限界に近づくと、安全装置が作動して、内部の圧力を低下させることが可能である。蓋4は、取付け具8により、圧力釜本体2に取付け可能である。なお、撹拌が行う場合は、装置を振動する方法などにより行うことが可能となる。
所定加熱時間が経過したら、安全装置7を利用して内部を常圧に戻し、取付け具8を外し、加熱処理した膨潤大豆を取り出す。
膨潤大豆15を加熱に使用した水10と共に、回転刃型剪断力を利用する攪拌機(図示せず)に移し、粉砕する。液をろ過して、豆乳を得る。豆乳は豆腐として利用でき、ろ液残渣からおからを得る。
おからは、りンゴ、ミカンなどの果物や野菜などのジュース、小豆、いんげん豆、えんどう豆から得られたあんや、砂糖、塩、唐辛子など調味料を加え味付け可能である。
2 圧力釜本体2
3 本体中空部
4 蓋
5 熱電対
6 圧力計6
7 安全装置7
8 取付け具8
9 中敷9
10 水10
11 おから
12 布製袋
13 加熱蒸気注入孔
14 加熱蒸気出口
15 膨潤大豆
Claims (14)
- 予め水で膨潤した大豆を、水の存在下、101〜150℃に加熱、粉砕して得られたことを特徴とするおから。
- 予め水で膨潤した大豆を、水の存在下、101〜150℃に加熱して、粉砕することを特徴とするおからの製造方法。
- 大豆より豆腐を作成するための豆乳を抽出した後の残渣であるおからを、再度、水の存在下、101〜150℃に加熱、粉砕して得られたことを特徴とするおから。
- 大豆より豆腐を作成するための豆乳を抽出した後の残渣であるおからを、再度、水の存在下、101〜150℃に加熱して、粉砕することを特徴とするおからの製造方法。
- 請求項1、請求項3から選ばれるいずれかのおからにおいて、101〜150℃の水中に浸すことを特徴とするおから。
- 請求項1、請求項3から選ばれるいずれかのおからにおいて、101〜150℃の蒸気にあてることを特徴とするおから。
- 請求項2、請求項4から選ばれるいずれかのおからの製造方法において、101〜150℃の水中に浸すことを特徴とするおからの製造方法。
- 請求項2、請求項4から選ばれるいずれかのおからの製造方法において、101〜150℃の蒸気にあてることを特徴とするおからの製造方法。
- 請求項1、請求項3から選ばれるいずれかのおからに、調味料乃至及び風味賦与剤として、りンゴ、ミカンなどの果物から得られたジュースを添加したことを特徴とするおから組成物。
- 請求項1、請求項3から選ばれるおからに、小豆、いんげん豆、えんどう豆から得られるあんを加えたことを特徴とするおから組成物。
- 請求項1、請求項3から選ばれるいずれかのおからに、砂糖、塩などの調味料を加えたことを特徴とするおから組成物。
- 請求項1、請求項3から選ばれるいずれかのおからに、ホウレン草、キャベツなどの野菜ジュースを加えたことを特徴とするおから組成物。
- 請求項1、請求項3から選ばれるいずれかのおからに、朝鮮人参などの薬草成分を加えたことを特徴とするおから組成物。
- 請求項1、請求項3から選ばれるいずれかのおからに、唐辛子などの調味料を加えたことを特徴とするおから組成物。
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JPS57202263A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-11 | Ajinomoto Co Inc | Preparation of food raw material |
JPH07163313A (ja) * | 1993-12-10 | 1995-06-27 | Masayuki Kugimiya | ペースト状食物繊維の製造法 |
JP2002262805A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-17 | Beruricchi:Kk | 大豆由来食品素材の製造方法および加工食品 |
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2006
- 2006-05-15 JP JP2006134771A patent/JP2007300884A/ja active Pending
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JPS57202263A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-11 | Ajinomoto Co Inc | Preparation of food raw material |
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