JP2007300308A - 操作装置及びレンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の遅れ要素やコントローラの出力特性に起因して生ずる操作性の低下要素などを補う操作性に優れたレンズ装置を得る。
【解決手段】差分演算手段11はコントローラからのレンズ装置10に対する指令信号Sd(レンズ装置の内部ではVn)を受信し、時系列的に並ぶ1つ前の指令信号Vn-1との差分を演算し、この差分演算結果Pn=Vn−Vn-1を加算手段12に出力する。制御手段13は加算結果(Vn+Pn)に基づいて駆動信号Scを出力して、駆動手段14を介して制御対象を制御する。従って、指令信号Vnが急峻に変化すると、差分演算信号Pnが大きくなるため、制御手段13は指令信号Vnに急峻さを反映して駆動手段14を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放送用カメラに用いる操作装置及びレンズ装置に関するものである。
大型の放送用レンズ装置などにおいては、レンズにコントローラを接続し、ズームやフォーカス、アイリスなど、光学レンズの可動部を駆動している。
このような従来技術のレンズ装置においては、制御対象である可動部がコントローラが出力する制御指令信号に対し可能な限り合致するように、レンズ装置の制御手段が制御を行っている。なお、この指令信号は制御対象を制御するために、制御手段に与えられる制御目標値であり、レンズ装置が内包してもよく、この一例は特許文献1に開示されている。
特開2001−4903号公報
しかしながら上記の従来技術のレンズ装置では、あくまでも制御手段が入力する指令信号に対して、可能な限り合致するように制御対象を制御するものである。例えば、レンズ装置の駆動系やコントローラが有する遅れ要素、更には撮影者の操作に起因する各種の遅れ要素などを補う技術ではなく、コントローラの出力特性に起因して生ずる操作性の低下要因を補うことはできない。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、操作性に優れた操作装置及びレンズ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る操作装置の技術的特徴は、レンズ装置の光学素子を駆動するための操作部を備えた操作装置であって、前記操作部の位置及び操作速度に応じて操作信号を出力する制御手段を有することにある。
また、本発明に係るレンズ装置の技術的特徴は、光学素子と、該光学素子を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段と、前記光学素子を操作するための操作部を有するレンズ装置であって、前記制御手段は前記操作部の位置及び操作速度に応じた操作信号に基づいて前記駆動手段を制御することにある。
更に、本発明に係るレンズ装置の技術的特徴は、光学素子と、該光学素子を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段を有するレンズ装置であって、前記制御手段は、前記光学素子を操作する操作装置からの操作信号と、該操作信号の差分値とに基づいて前記駆動手段を制御することにある。
本発明に係る操作装置の技術的特徴は、レンズ装置の光学素子を駆動するための操作部を備えた操作装置であって、前記操作部の位置信号及び該位置信号の差分値に対応する信号とを出力する制御手段を有することにある。
本発明に係るレンズ装置の技術的特徴は、可動部を有する光学レンズ部と、前記可動部に対する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段と、制御指令信号中の時系列信号同士の差分を演算する差分演算手段と、該差分演算手段の演算結果と前記制御指令信号を加算する加算演算手段とを有し、前記制御手段は前記加算演算手段の演算結果に基づいて前記駆動手段を制御することにある。
本発明に係る操作装置及びレンズ装置によれば、各種の遅れ要素やコントローラの出力特性に起因して生ずる操作性の低下要素などを補う操作性に優れている。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1はレンズ装置10の機能ブロック図を示し、レンズ装置10は主として、差分演算手段11、加算手段12、制御手段13、駆動手段14、光学レンズ部15から構成されている。差分演算手段11はコントローラからのレンズ装置10に対する指令信号Sd(:第1の信号、レンズ装置の内部ではVnと表記する)を受信し、時系列的に並ぶ1つ前の指令信号Vn-1との差分を演算する。そして、この差分演算結果Pn=Vn−Vn-1を加算手段12に出力する。
この構成により、レンズ装置10では指令信号Vnの差分演算信号Pnを加算手段12で指令信号Vnに加算し、制御手段13は加算結果(Vn+Pn)に基づいて駆動信号Scを出力して、駆動手段14を介して制御対象を制御する。従って、指令信号Vnが急峻に変化すると、差分演算信号Pnが大きくなるため、制御手段13は指令信号Vnに急峻さを反映して、駆動手段14を制御することになる。
駆動手段14は駆動信号Scを受信し、機械的に接続された光学レンズ部15の可動部を駆動する。可動部は駆動手段14と機械的に接続されたズームレンズ、フォーカスレンズ、アイリスなどに付設されている。
なお、一般的に光学レンズ部15の可動部には、可動範囲における現在位置を検出するセンサが取り付けられており、制御手段13にこのセンサの出力である位置信号Sfをフィードバックすることで、フィードバック制御を行っている。このフィードバック制御を行う場合に、可動部の状態を検出する信号は位置信号に限らず、制御方式などに応じて、適宜必要な信号を検出しフィードバック制御を行えばよい。
上述の指令信号Sdは内部データとしてレンズ装置10が保持しても支障はなく、制御方法に限定はない。また、光学レンズ部15の可動部はエクステンダレンズであってもよく、その形態は限定されない。
図2は図1のレンズ装置10に対し差分演算手段11を差分演算手段21に置換したレンズ装置20の機能ブロック図を示している。レンズ装置20は光学レンズ部15としてズームレンズ部を制御対象としており、この場合のコントローラからの指令信号Sdは、位置指令信号ではなく速度指令信号とする。
差分演算手段21は指令信号Vnと時間差のある指令信号Vn-1との差分を演算し、係数αを乗算した演算結果Qn=α×(Vn−Vn-1)を加算手段12に出力する。なお、この係数αを乗算することで、差分演算量を所望の範囲に調整できるという利点がある。
図3は回転型の信号調節手段であるコントローラ30の斜視図を示し、操作部であるサムリング31の回転を検知するこの種のコントローラ30は、一般的にズームデマンドと呼ばれている。主として、サムリング31、回転を検知するポテンショメータ32、その出力を受ける速度指令値演算手段33、ばね係数の大きさを調整するばね係数調整手段34、デマンドカーブスイッチ35、信号線であるデマンドケーブル36により構成されている。
サムリング31の回転軸には、ポテンショメータ32の回転軸が機械的に接続されており、ポテンショメータ32は回転角度信号Ssを速度指令値演算手段33に出力する。速度指令値演算手段33はコントローラ30の最終的な出力である指令信号Sdを決定し、またばね係数調整手段34はサムリング31に接続される後述するばねの復元力を調整する。デマンドカーブスイッチ35は複数のデマンドカーブのうちの1つのカーブを選択し、デマンドケーブル36は指令信号Sdをレンズ装置20に送出する。
図4は図3のg-h線に沿った断面図であり、サムリング31は主として、操作部31aとばね31bにより構成されている。ばね31bは操作部31aの回転軸に機械的に接続され、操作部31aは外力に応じて図4のX方向や−X方向に回転し、この外力が取り除かれると、ばね31bの復元力によりセンタ位置Oに戻る構成になっている。
なお、ばね31bのばね係数aは、ばね係数調整手段34を回転させることで所定の範囲の調整が可能となっている。更に、操作部31aの回転軸にはポテンショメータ32の回転軸が接続されており、このポテンショメータ32は操作部31aの回転角度Xを検出し、回転角度信号Ssを出力する。
図5はコントローラ30の速度指令値演算手段33の機能ブロック図である。速度指令値決定手段33は主として、デマンドカーブ記憶手段33a、カーブ選択手段33b、速度指令値決定手段33c、フィルタ手段33dにより構成されている。
デマンドカーブ記憶手段33aはコントローラ30の出力特性を決定するテーブルを有し、回転角度信号Ssに対するテーブル信号Stbを複数保持しており、カーブ選択手段33bにこのテーブル信号Stbを出力する。カーブ選択手段33bには、このテーブル信号Stbと、デマンドカーブスイッチ35が出力するカーブ選択信号Scvとが入力される。そして、カーブ選択信号Scvにより選択されたテーブル信号Stbのうちのテーブル信号を、デマンドカーブ信号Stxとして速度指令値決定手段33cに出力する。速度指令値決定手段33cには、ポテンショメータ32が出力する回転角度信号Ssと、デマンドカーブ信号Stxとが入力される。速度指令値決定手段33cはデマンドカーブ信号Stxのテーブルうちの回転角度信号Ssに相当するデータを算出し、これを出力信号Sotとして出力する。フィルタ手段33dは公知のローパスフィルタであり、出力信号Sotを入力し指令信号Sdを出力する。
通常では、速度指令値演算手段33の出力は、サムリング31の位置がセンタ位置Oで指令信号Sdがゼロ(ズーム停止相当の信号)であり、回転角度Xが大きくなるほど出力が大きくなり、ズーム速度が高速化する特性を有する。
このような構成により、コントローラ30はサムリング31の回転角度Xに相当する指令信号Sdを出力し、操作力を取り除くと指令信号Sdはズーム速度がゼロ相当の信号となる。
図6はレンズ装置20とコントローラ30の各部信号の状態遷移図を示している。時刻t1において、コントローラ30のサムリング31をセンタ位置Oから最大速度相当の回転角度に至る操作を開始すると、操作時間Δt2で指令信号Sd(回転角度信号Ss)はサムリング31の操作に伴って変化する。そして、遅延時間Δt1後の時刻t2から、レンズ装置20の制御手段13の制御信号Scが、操作時間Δt2よりも短いΔt3の間で急峻に変化する。これは、指令信号VnにQn=α×(Vn−Vn-1)、つまり指令信号Vnの変化量が加算されるためである。更に、時刻t2以降は光学レンズ部15に取り付けられたセンサの位置信号Sfが変化し、指令信号Sd(回転角度信号Ss)が所望の最大速度で時刻t4で到達した後に、時刻t5で位置信号Sfが最大速度に到達する。
なお、Δfns1はサムリング31を操作してから、ズームレンズが所望の最大速度に到達するまでのトータル所要時間である。遅延時間Δt1は主として、制御手段13の信号処理時間や各種の通信所要時間などに起因している無駄時間である。制御信号Scの出力が最大速度に到達した時刻t3から、位置信号Sfが最大速度相当の傾きに到達までに要する遅延時間Δt4は、主として制御系や制御対象などの駆動能力を含む遅れ要素に起因している場合が多い。
図7は本実施例の効果を明らかにするために、想定した従来技術相当の比較例におけるレンズ装置の機能ブロック図である。このレンズ装置は図1のレンズ装置10に対して、差分演算手段21及び加算手段12を除去した点が異なる。
図8はこの従来技術相当のレンズ装置とコントローラ30の各部信号の状態遷移図の一例を示している。この比較例では、図6の場合と同様なサムリング操作を行っている。時刻t1においてサムリング31の操作を開始すると、遅延時間Δt1後の時刻t2から、レンズ装置の制御手段13の制御信号Scは、操作時間Δt2と概略同様の時間Δt5を要して、指令信号Sdをなぞるように変化する。これは、制御手段13が指令信号Sdに可能な限り合致するように、ズームレンズを制御するからである。
更に、時刻t2以降はなだらかにズームの位置信号Sfが変化し、制御信号Scが所望の最大速度に時刻t6で到達した後に、遅延時間Δt6後の時刻t7で、位置信号Sfが最大速度相当の傾きに到達する。
このようにレンズ装置20では、制御信号Scが変化して所望の最大速度に到達する時間Δt2は、比較例のレンズ装置の時間Δt5と比較して短くなる。従って、トータル所要時間Δfns1は、従来技術相当のレンズ装置の所要時間Δfns2と比較して短縮化されることになる。
従って、レンズ装置20では、制御系や制御対象などに起因する遅延時間Δt1、Δt4などの遅れ要素が存在したとしても、これらを補い、より迅速に目標値である所望の速度に到達可能となる。
更に、撮影者の操作性を悪化させる新たな要因を発見し、これも解決できることを見出した。即ち、コントローラ30のサムリング31をセンタ位置Oから最大速度相当の回転角度まで操作するには、急峻に操作しようとしても、操作者が操作する速度の限界や、サムリング31の回転摩擦力、或いは回転減衰力つまりダンパ要素などの影響がある。
従って、図6の状態遷移図から明らかなように、トータル所要時間Δfns1と比較して、無視できない操作時間Δt2を要する。更に、図4に示すように、サムリング31の操作部31aは一般的にばねなどの復元力でセンタ位置Oへ自動復帰する機構を有しており、この復元力もサムリング31の急峻な操作を阻む一因となり、操作時間を延長する要素となっている。
逆に、操作部31aをセンタ位置O方向に戻す場合に、図4に示すように撮影者が戻す方向に力fを加えると、ばね31bの復元力Fとの合力(F+f)で、サムリング31はセンタ位置O方向に高速回転しようとする。このため、撮影者はサムリング31を所望の位置で止めることが難しい。従って、撮影者はばね31bの復元力Fに頼って操作部31aをセンタ位置Oに戻す場合が多く、結果としてセンタ位置Oに戻る時間ΔtRは、ばね31bの復元力Fや回転摩擦力、ダンパ要素などにより決定される時定数が支配的になる場合が多い。
このような理由で、サムリング31を素早くセンタ位置Oに戻そうとしても、撮影者が意図する操作速度が得られず、サムリング31が戻る時間が無用に長くなる。特に、このような操作上の止め難さは、サムリング31を最大回転角度からセンタ位置O付近に戻す時などの場合に、顕在化することが多い。
このように、広く用いられている上記のコントローラを使用する場合に、図7に示す従来のレンズ装置では、制御手段や駆動手段、或いは可動部の指令信号Sdに対する追従性を向上させたとしても、撮影者にとって操作性の改善効果には限界がある。
一方で、レンズ装置20では指令信号Sdにその変化量を加算するため、サムリング31の操作が意図した通りに迅速に操作できなかったとしても、これを補い撮影者の意図に合致するように、制御対象が急峻に動作することを可能としている。なお、サムリング31を徐々に操作すれば、デマンドカーブに沿った速度制御も可能である。
図9は実施例2のレンズ装置40の機能ブロック図を示している。レンズ装置40は実施例1のレンズ装置20と比較して、係数決定手段41を追加した点と、差分演算手段21を差分演算手段42に変更した点が異なる。
係数決定手段41は指令信号Vnの関数である係数βを決定する手段であり、指令信号Vnを入力し係数βを差分演算手段42に出力する。差分演算手段42は差分演算手段21と同様に、指令信号の差分(Vn−Vn-1)を演算し、更に係数βを乗算して、演算結果Rn=β×(Vn−Vn-1)を加算手段12に出力する。
図10は係数決定手段41において決定される係数βと指令信号Sdの関係を示すグラフ図である。係数βは指令信号Vnの逆数にパラメータk1を乗算した値に、更にパラメータk2を加算した値である。従って、係数βは指令信号Vnが小さい場合には非常に大きな値となり、逆に指令信号Vnが大きい場合にはパラメータk2に収束する特性を有している。
このような係数βを乗算することで、指令信号Vnが小さい場合でも演算信号Rnは大きくなる。従って、指令信号Vnが小さい場合でも、指令信号Vnと演算信号Rnの和Vn+Rnの変化率が均一化される効果を生じ、特に放送用のコントローラを接続する場合には、この効果は顕著である。
一般的に、放送用テレビカメラレンズにおいては、大きな画角調整や特殊な撮影効果などの必要性から、電動のズームレンズ部は非常に広い速度領域を有している。具体的には、例えばW端(広角端)からT端(望遠端)までに要する時間が、数100秒以上という極低速域から1秒を下回る超高速域まで、広範囲に及ぶことも珍しくない。このように、非常に広い速度領域を実現するためには、レンズ装置40に接続するコントローラも、同様に広い速度領域をカバーしなければならないという本質的な課題を抱えている。
図11はサムリング31の操作位置Xに対する指令信号Sdの関係を示すグラフ図である。なお、操作位置Xnにおいてズームレンズ部が実際に動作する速度をYnとする。操作位置Xに対して指令信号Sdが比例関係の場合に、同じ操作量ΔXであれば、当然ズーム速度変化量ΔVも同一である。
しかし、例えば低速域(X1〜X2)と高速域(X3〜X4)で、同一の操作量ΔXを操作しても、低速域での速度変化率Y2/Y1と高速域での速度変化率Y4/Y3は大きく異なる。仮に、W端からT端までの所要時間が、Y1=1001[秒]、Y2=1000[秒]、Y3=2[秒]、Y4=1[秒]の場合に、(Y2/Y1)≒0.1[%]、(Y4/Y3)=50[%]の速度変化率となる。
従って、サムリング31の操作量が同一であっても、操作位置によって得られる速度変化率が大きく異なることになる。即ち、撮影者にとっては操作位置によってズームの速度変化に大きな差異があるように感ずることになり、ズームの操作性が劣ると感ずることにつながる場合が多い。
更に、放送用のズームデマンドのカーブは、低速を出し易くすることなどの目的から、図12に示すように低速域の傾き(=Y/X)が小さく設定されている場合が一般的である。このような場合には、図11の線形カーブ以上に、遅い速度領域の速度変化率が一層低下し、ズームの速度変化率の差異が顕在化してしまう。
一方で、レンズ装置40では速度領域が低速域程、係数βが大きくなるため、サムリング31の操作量が同一であれば、操作位置に拘らず得られる速度変化率を同一レベルにすることができる。従って、レンズ装置40はサムリング31の操作位置に拘らず、良好な操作性を可能とすると云える。
一般に、サムリング31を徐々に操作した場合に、デマンドカーブと等しい速度でズームレンズ部が動作することが望まれている。そこで、このゆっくりとした操作、即ち指令信号の差分演算信号(Vn−Vn-1)が小さい場合には、係数をゼロか、ゼロに近い値に設定することが好ましい。また、超低速領域におけるズーム動作を安定化させる目的で、指令信号Vnが非常に小さい場合、例えば100秒以下の移動速度に相当する指令信号Sdの場合などにおいても、適宜に係数βをゼロか、ゼロに近い値に設定することが好ましい。
更に、サムリング31をセンタ位置Oに戻す際に、ばね31bの復元力などにより、不時にセンタ位置Oを越えてしまい、コントローラ30がそれまでとは極性が異なる反転信号を出力する場合がある。このような場合に、本実施例2のように、演算結果Rn=β×(Vn−Vn-1)をそのまま指令信号Vnに加算してしまうと、ズームレンズが停止する直前にオーバーシュートするなどの不都合が生ずる。そこで、指令信号VnとVn-1の符号が異なる場合も、係数βをゼロにするとよい。また、演算結果Rnが加算する指令信号Sdと比較して、非常に大きくなる場合などでも、上述のオーバーシュートを含む好ましくない動作が発生することがある。この場合は、適宜に演算結果Rnや係数βなどに上限値を設けることが好ましい。
また係数βの設定方法は、図10に示すような係数βの関係式に限られず、例えば上記の差分演算信号(Vn−Vn-1)に対する係数βのテーブルを予め用意してもよい。更に、差分を演算する制御指令信号は、必ずしも時系列上に隣り合わなくともよく、指令信号Sdの一定時間に渡る平均値の差分でも支障はなく、或いは一定間隔を飛ばした指令信号Sdでもよい。
要は、時間軸における指令信号Sdの変化を検出して、この変化を指令信号Sdに加算し、制御手段13がこの加算結果に基づいて、制御対象を制御する構成であればよい。
図13は本実施例3のレンズ装置50の機能ブロック図を示し、図9に示すレンズ装置40と比較して、係数決定手段41を係数決定手段51に変更した点と、パラメータ決定手段52を追加した点が異なっている。
係数決定手段51は実施例2の係数決定手段41と比較して、パラメータk1、k2をパラメータ決定手段52から入力している点が異なり、パラメータ決定手段52はパラメータk1、k2を決定する手段である。詳細には、指令信号Vnを入力し、絶対値|Vn|、|Vn-1|の差分(|Vn|−|Vn-1|)が>0の場合と、(|Vn|−|Vn-1)|か<0の場合にはパラメータk1、k2の値を変更する。
なお本実施例3では、(|Vn|−|Vn-1|)=0の場合は、サムリング31の操作が急峻ではないと判断し、k1=k2=0(β=0)とする。また、指令信号VnとVn-1の符号が異なる場合はセンタ位置Oを越えたと判断し、同様にk1=k2=0(β=0)とする。従って、本実施例においては、差分演算を行うVnとVn-1は、実質的に同一符号となる。
このパラメータ決定手段52を有する本実施例3のレンズ装置50は、(|Vn|−|Vn-1|)が>0の場合と、(|Vn|−|Vn-1|)が<0の場合、即ちサムリング31の操作が、加速状態と減速状態で係数βが変更される。従って、例えば加速は鋭く立ち上げ、減速は緩やかにするように、加速と減速で異なる操作性を得られる。
図14は実施例3のレンズ装置50の状態遷移図を示す。レンズ装置50では、パラメータk1、k2の設定値によって、図14に示すように目標速度への到達時や停止時などにおいて、可動部が大きなオーバーシュート1や2を起こすことがある。
しかし、実験やフィールドテストの結果から、発明者はこのようなオーバーシュートのうち、撮影者にとっては、停止時に発生するオーバーシュート2が、最も懸念される問題として認識されることを発見した。そこで上記のように、減速状態では加速状態よりもパラメータk1、k2を小さく設定するようにすることで、加速状態の鋭い立ち上がりを維持しながら、停止する際のオーバーシュートを排除するという、大きな利点を新たに生むことを見出した。
更に、指令信号Sdが速度指令信号ではなく、位置指令信号の場合も実験を行った。図15は指令信号Sdが位置指令信号と仮定した場合の実施例2のレンズ装置40の状態遷移図の一例を示す。図15に示すように、指令信号Sdが位置信号Sfの場合には、本実施例3のように指令信号Sd自体に加速や減速といった概念はない。従って、この場合に本実施例3のように、|Vn |− |Vn-1|の演算結果により、係数βを変更する必要はなく、逆に、常にオーバーシュートが発生しないようなパラメータk1、k2を選択する必要がある。
図16は実施例4のレンズシステム60の機能ブロック図を示し、このレンズシステム60はコントローラ70及びレンズ装置80で構成され、図17はコントローラ70に搭載された速度指令値演算手段71の機能ブロック図である。
コントローラ70は実施例1〜3で用いたコントローラ30と比較して、速度指令値演算手段33の代りに、速度指令値演算手段71を用いた点が異なる。また、速度指令値演算手段71は図5に示す速度指令値演算手段33と比較して、サムリング特性データ71a、ばね係数検出手段71b、固有特性算出手段71cを追加した点が異なっている。更に、フィルタ手段33dの代りにフィルタ手段71dが用いられている。
サムリング特性データ71aはサムリング31の機械的な動作特性に関する各種データを備え、例えばサムリング31の動/静止摩擦係数や、減衰要素、センタ位置Oに戻る時定数などのデータSdtを出力する。ばね係数検出手段71bは実施例1の図3に示すばね係数調整手段34の回転角度を検出する手段であり、ばね係数調整手段34の回転軸に接続されたポテンショメータ32により構成され、ばね調整角度信号Spを固有特性算出手段71cに出力する。
フィルタ手段71dはフィルタ手段33dと同様のローパスフィルタであり、指令信号Sdを後述のレンズ装置80に送出すると共に、カットオフ周波数Sfiを固有特性算出手段71cに出力する。固有特性算出手段71cはサムリング特性データSdtやばね調整角度信号Sp、選択されているデマンドカーブStx、カットオフ周波数Sfiを入力し、サムリング31を実際に動作した際に推測される指令信号Sdを概略算出する。そして、例えば実施例3の図14で説明したように、ズームレンズ部が停止する際にオーバーシュートが発生しないようなパラメータk1、k2を固有特性信号S2として算出し、レンズ装置80に出力する。
図18は実施例4のレンズ装置80の機能ブロック図を示している。実施例3のレンズ装置50と比較して、パラメータ決定手段52をパラメータ決定手段81に変更した点と、パラメータ選択手段82を追加した点が異なっている。パラメータ選択手段82はパラメータk1、k2の値を選択する手段であり、主としてレンズ装置80上に設置された可変抵抗などで構成され、パラメータk1、k2の値を、選択結果信号S1としてパラメータ決定手段81に出力する。
パラメータ決定手段81はパラメータ選択手段82が出力する選択結果信号S1と、コントローラ70が出力する固有特性信号S2を入力し、固有特性信号S2のパラメータk1、k2を第1優先として、係数決定手段51に出力する。パラメータ選択手段82からの選択結果信号S1が変更された場合には、選択結果信号S1のパラメータk1、k2を係数決定手段51に出力する。なお、優先順位は上記に限定されず、また固有特性信号S1とS2の一方の信号を選択可能としてもよい。
このように、本実施例4のレンズシステム80は外部コントローラ70に固有の動作特性を反映したパラメータk1、k2の値を設定可能になる。また、例えば実際のズームの動作を見ながら、撮影者自らが最適なパラメータを設定可能としている。
発明者はズーム動作を観察して、パラメータk1、k2を設定した結果などから、実際のサムリング31の操作の際に発生する様々な問題を見い出し、これに対応した望ましい固有特性信号S2の設定方法を実施した。
コントローラ70のばね係数aが大きい場合や、サムリング31の動/静止摩擦係数や減衰要素が小さい場合など、サムリング31が勢い良くセンタ位置Oに戻るような条件下などでは、サムリング31がセンタ位置Oを不時に越えてしまうことがある。これにより、コントローラ70が意図しない逆極性の信号を出力したり、フィルタ手段71dのカットオフ周波数が高い場合やデマンドカーブの傾き(=V/X)が非常に大きい場合などでは、指令信号Sdが極めて急峻な変化を起こすことがある。
このような場合、レンズの制御系の応答性を超える周波数の指令信号が、制御手段に入力される等が発生し、停止する際のオーバーシュートなどの望ましくない動作が発生し易くなる。逆に、サムリング31が勢い良くセンタ位置Oに戻らないような条件下、例えばばね係数aが小さく、サムリング31の動/静止摩擦係数や減衰要素が大きい場合などがある。このようなサムリング31が徐々にセンタ位置Oに戻るような条件下では、ズームレンズ部の減速率が悪く、止まる際の制動がきかない所謂画が流れるといった現象が発生する。
これらの問題を踏まえ、減速時でかつ前者のようにオーバーシュートが発生し易い条件では、指令信号Sdの変化率を抑制するために、パラメータk1、k2を小さくなるように設定するとよい。また後者の条件では、指令信号Sdの変化率を拡大するために、大きくなるように設定するとよい。
なお、加速時も同様に急峻な操作を妨げる条件、例えばコントローラ70のばね係数aが大きい場合や、サムリング31の動/静止摩擦係数や減衰要素が大きい場合などでは、指令信号Sdの変化率を拡大する。従って、パラメータk1、k2を大きくなるように設定すればよい。このような条件設定の際には、実際の動作を確認しながら、各条件下でのパラメータを設定すると、更に細かく設定が可能となる。
更に、撮影者のサムリング31の操作上の癖などを考慮するために、実際のサムリング31の指令信号Sdを固有特性算出手段71cが取り込み、自動的にパラメータk1、k2を決定するような構成にすると、設定作業を省くことができる。例えば、操作位置によってサムリング31を回転させる速さが異なる場合に、この速さの違いを考慮するようにしてもよい。また、ズームレンズ部の動作と撮影者の意図がより近付くように、このような癖を学習する学習機能を付与することもできる。なお、駆動手段の駆動能力や、可動部の駆動トルク、電源電圧や電流などの電源事情など、レンズ装置側の各種特性・特徴などを上記と同様にパラメータk1、k2の設定に考慮することも可能である。
なお、本実施例4のレンズシステム60においては、図17、図18の機能ブロック図に示すように、コントローラ70やレンズ装置80に機能を分散したシステムを記載したが、これに限定されることはない。特に、信号処理を担う手段などは、何れか一方にまとめて配置しても問題なく、システム全体として、上記と同様の機能を有する構成であればよい。
なお、実施例においては、指令信号Vnの差分演算結果に乗算する係数を、条件によって変更する構成を記載した。例えば実施例3においては、減速時は加速時と比較して、この係数を小さく設定したが、差分演算結果に上限値を設けて、これを同様に小さく設定しても、同様の効果が得られる。つまり、条件によって指令信号Sdに加算する差分演算結果Rnを変更できる構成であればよい。
図19は実施例5のレンズシステム90の外観図である。このレンズシステム90は一般的にハンディレンズを呼ばれるレンズ装置とコントローラが一体型とされており、光学レンズ91、ドライブユニット92から構成されている。
光学レンズ91はレンズシステム90に備えたレンズ装置であり、ドライブユニット92は制御手段、駆動手段などを内蔵しており、シーソポテンショメータ93を押すことで、ズーム速度を制御することができる。
以上の各実施例では、差分演算手段11、42、加算手段12、係数決定手段41、51、パラメータ決定手段52、81、パラメータ選択手段82を、レンズ装置10、20、40、50、80側に配置したが、コントローラ30、70側に配置してもよい。この構成によって、レンズ装置10、20、40、50、80はコントローラ30、70側から操作信号Vn+Pn 、Vn+Qn、Vn+Rnの何れかを受けて、光学レンズ部15を駆動することができる。なお、コントローラ30、70がCPU(制御手段)を有し、CPUが差分演算手段及び加算手段として機能する構成であってもよい。
また、各実施例の操作信号はレンズ装置に接続されるコントローラから出力される構成としたが、レンズ装置が操作部を有する構成であって、操作部の操作位置及び操作速度に応じた操作信号に基づいて制御手段が駆動手段を制御する構成とすることもできる。
以上の説明では、本発明の好ましい実施例について述べたが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは云うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。従って、上記した実施例においては、コントローラは全て指令信号が速度信号である速度制御用であったが、一般的に用いられる指令信号が位置信号である位置制御用であっても支障はない。
実施例1のレンズ装置の機能ブロック図である。 実施例1の変形例のレンズ装置の機能ブロック図である。 実施例1のコントローラの斜視図である。 図3のg-h線に沿った断面図である。 実施例1のコントローラに搭載される速度指令値演算手段の機能ブロック図である。 実施例1のレンズ装置及びコントローラの状態遷移図である。 従来技術相当の比較例のレンズ装置の機能ブロック図である。 比較例のレンズ装置及びコントローラの状態遷移図である。 実施例2のレンズ装置の機能ブロック図である。 実施例2のレンズ装置で用いる係数βの特性グラフ図である。 サムリングの操作位置に対する指令信号のグラフ図である。 サムリングの操作位置に対する指令信号のグラフ図である。 実施例3のレンズ装置の機能ブロック図である。 実施例3のレンズ装置の状態遷移図である。 実施例2のレンズ装置の状態遷移図である。 実施例4のレンズシステムの機能ブロック図である。 実施例4のコントローラに搭載される速度指令値演算手段の機能ブロック図である。 実施例4のレンズ装置の機能ブロック図である。 実施例5のレンズシステムの外観図である。
符号の説明
10、20、40、50、80 レンズ装置
11、21、42 差分演算手段
12 加算手段
13 制御手段
14 駆動手段
15 光学レンズ部
30、70 コントローラ
31 サムリング
31a 操作部
31b ばね
32 ポテンショメータ
33 速度指令値演算手段
33a デマンドカーブ記憶手段
33b カーブ選択手段
33c 速度指令値決定手段
33d、71d フィルタ手段
34 ばね係数調整手段
35 デマンドカーブスイッチ
36 デマンドケーブル
41、51 係数決定手段
52、81 パラメータ決定手段
60、90 レンズシステム
71a サムリング特性データ
71b ばね係数検出手段
71c 固有特性算出手段
82 パラメータ選択手段
91 光学レンズ
92 ドライブユニット
93 シーソポテンショメータ

Claims (21)

  1. レンズ装置の光学素子を駆動するための操作部を備えた操作装置であって、前記操作部の位置及び操作速度に応じて操作信号を出力する制御手段を有することを特徴とする操作装置。
  2. 前記操作信号は、前記操作部の位置に応じた第1の信号と、該第1の信号の差分値に応じた第2の信号を加算して出力されることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記第2の信号は、前記第1の信号の差分値に係数を乗じて得られる信号であることを特徴とする請求項2に記載の操作装置。
  4. 前記係数は前記第1の信号の関数であることを特徴とする請求項3に記載の操作装置。
  5. 前記係数は前記第1の信号の差分値の正負によって異なることを特徴とする請求項4に記載の操作装置。
  6. 前記差分値が正のときの前記係数は、前記差分値が負のときの前記係数よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の操作装置。
  7. 前記第1の信号の正負が変化するときは、前記係数をゼロとすることを特徴とする請求項3〜6の何れか1つの請求項に記載の操作装置。
  8. 前記係数を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項3〜7の何れか1つの請求項に記載の操作装置。
  9. 請求項1〜8の何れか1つの請求項の操作装置と、該操作装置からの前記操作信号に基づいて前記光学素子を駆動するレンズ装置を有するレンズシステム。
  10. 光学素子と、該光学素子を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段と、前記光学素子を操作するための操作部を有するレンズ装置であって、前記制御手段は前記操作部の位置及び操作速度に応じた操作信号に基づいて前記駆動手段を制御することを特徴とするレンズ装置。
  11. 前記操作信号は、前記操作部の位置に応じた第1の信号と、該第1の信号の差分値に応じた第2の信号を加算して出力されることを特徴とする請求項10に記載のレンズ装置。
  12. 前記第2の信号は、前記第1の信号の差分値に係数を乗じて得られる信号であることを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  13. 前記係数は前記第1の信号の関数であることを特徴とする請求項12に記載のレンズ装置。
  14. 前記係数は前記第1の信号の差分値の正負によって異なることを特徴とする請求項13に記載のレンズ装置。
  15. 前記差分値が正のときの前記係数は、前記差分値が負のときの前記係数よりも大きいことを特徴とする請求項14に記載のレンズ装置。
  16. 前記第1の信号の正負が変化するときは、前記係数をゼロとすることを特徴とする請求項12〜15の何れか1つの請求項に記載のレンズ装置。
  17. 前記係数を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項12〜16の何れか1つの請求項に記載のレンズ装置。
  18. 光学素子と、該光学素子を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段を有するレンズ装置であって、前記制御手段は、前記光学素子を操作する操作装置からの操作信号と、該操作信号の差分値とに基づいて前記駆動手段を制御することを特徴とするレンズ装置。
  19. 前記制御手段は、前記操作信号と前記操作信号の差分値に応じた信号とを加算して得られる信号に基づいて前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項18に記載のレンズ装置。
  20. レンズ装置の光学素子を駆動するための操作部を備えた操作装置であって、前記操作部の位置信号及び該位置信号の差分値に対応する信号とを出力する制御手段を有することを特徴とする操作装置。
  21. 可動部を有する光学レンズ部と、前記可動部に対する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段と、制御指令信号中の時系列信号同士の差分を演算する差分演算手段と、該差分演算手段の演算結果と前記制御指令信号を加算する加算演算手段とを有し、前記制御手段は前記加算演算手段の演算結果に基づいて前記駆動手段を制御することを特徴とするレンズ装置。
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