JP2007299110A - 情報処理装置,プログラム,および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置,プログラム,および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウィルスと誤判断されないファイルを生成可能な情報処理装置,プログラム,および情報処理方法を提供する。
【解決手段】電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換し、添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成し、電子メール,添付ファイル,および添付ファイル情報を送信し、電子メールを受信し、受信された電子メールに含まれる添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元することを特徴とする構成により提供可能である。
【選択図】図8

Description

本発明は、ウィルスと誤判断されないファイルを生成可能な情報処理装置,プログラム,および情報処理方法に関するものである。
近年、電子メールにウィルスが添付された、いわゆるウィルスメールによるパーソナルコンピュータ(以下、PCと略称)への感染被害が増大している。電子メールの本文および添付ファイルのウィルスチェッカーとして、ウイルスバスター(トレンドマイクロ株式会社の登録商標)等が知られている(非特許文献1参照)。ウィルスチェッカーは、電子メールを受信するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置側にウィルスのパターンファイルを格納しており、受信したデータ(電子メール,添付ファイル等)とパターンファイルとをパターンマッチングすることによりウィルスの感染の有無を判断する。
また、電子メールの配信を行う電子メールサーバにもウィルスチェッカーが含まれ、ウィルスの感染の有無を判断している(特許文献1参照)。このように、電子メールの配信側と受信側との双方でウィルスチェックを行うことで、電子メールによるウィルスの感染を防止している。
また、電子メールの添付ファイルが電子メール本文とは別のフォルダに納められた後にも、当該添付ファイルに対するウィルス対策を可能とする情報処理装置が考案されている(特許文献2参照)。
トレンドマイクロ株式会社のホームページ、インターネット<URL:http://www.trendmicro.co.jp/> 平成18年2月2日検索 特開2002−368820号公報 特開2004−133503号公報
ウィルスは、例えば、特定のファイル名や“exe”,”zip”等のファイル拡張子を用いて偽装されることが多い。また、ウィルスは特有のコードを含んでいることが多い。そこで、従来技術では、ファイルリストやパターンファイルを用いて、添付ファイルのファイル名あるいは拡張子が所定のものである場合や、添付ファイルに特定のコードが含まれている場合は、その添付ファイルを削除あるいは隔離してメール受信者のPCがウィルスに感染しないようにしている。
上記のようなファイル名やファイル拡張子でウィルスを判定する方法では、ウィルスでないファイルもウィルスと誤判断され、メールサーバにおいてメール本文や添付ファイルが削除あるいは隔離され、PCで受信できないという問題がある。
上記問題を背景として、本発明の課題は、ウィルスと誤判断されないファイルを生成可能な情報処理装置,プログラム,および情報処理方法を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための情報処理装置は、電子メールの添付ファイルを変換する添付ファイル変換手段と、添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成する添付ファイル情報生成手段と、電子メール,添付ファイル,および添付ファイル情報を送信する電子メール送信手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によって、添付ファイルを上述のパターンファイルにマッチしないものに変換すれば、メールサーバではウィルスと誤判断されずに宛先に送信することが可能となる。また、添付ファイル情報には添付ファイルをどのように変換したかの情報が含まれているので、電子メールを受信した側での添付ファイルの復元を容易にすることができる。
また、上記課題を解決するための情報処理装置は、電子メールを受信する電子メール受信手段と、受信された電子メールに含まれる添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元する添付ファイル復元手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によって、添付ファイルを受信したユーザは、メール送信者に復元方法を問い合わせることなく添付ファイル情報に基づいて添付ファイルを復元することで、添付ファイルの内容の確認を容易に行うことが可能となる。また、当該メールあるいは添付ファイルがメールサーバにおいてウィルスと誤判断されて受信できないという問題も解消される。
また、上記課題を解決するための情報処理装置は、電子メールの添付ファイルを変換する添付ファイル変換手段と、添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成する添付ファイル情報生成手段と、電子メール,添付ファイル,および添付ファイル情報を送信する電子メール送信手段と、電子メールを受信する電子メール受信手段と、受信された電子メールに含まれる添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元する添付ファイル復元手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によって、添付ファイルを上述のパターンファイルにマッチしないものに変換すれば、メールサーバではウィルスと誤判断されずに宛先に送信することが可能となる。また、添付ファイル情報には添付ファイルをどのように変換したかの情報が含まれているので、電子メールを受信した側での添付ファイルの復元を容易にすることができる。また、添付ファイルを受信したユーザは、メール送信者に復元方法を問い合わせることなく添付ファイル情報に基づいて添付ファイルを復元することで、添付ファイルの内容の確認を容易に行うことが可能となる。また、当該メールあるいは添付ファイルがメールサーバにおいてウィルスと誤判断されて受信できないという問題も解消される。
また、本発明の情報処理装置における添付ファイル変換手段は添付ファイルの形式を変換するように構成することもできる。
上記構成によって、メールサーバでウィルスと判断されやすいコード等を含むファイルは、そのコード等をウィルスと判断される可能性の低いものに変換することで、メールサーバによってウィルスと誤判断されずに宛先に送信することが可能となる。
また、本発明の情報処理装置における添付ファイル変換手段は添付ファイルの名称を変換するように構成することもできる。
上記構成によって、メールサーバでウィルスと判断されやすい“exe”,”zip”のような拡張子を有する形式のファイルは、その拡張子をウィルスと判断される可能性の低いものに変換することで、メールサーバによってウィルスと誤判断されずに宛先に送信することが可能となる。
また、本発明の情報処理装置は、添付ファイルを変換するための添付ファイル変換テーブルを備え、添付ファイル変換手段は添付ファイル変換テーブルを用いて添付ファイルを変換するように構成することもできる。
上記構成によって、例えばウィルスチェッカーのパターンファイルのように、過去にウィルスと判定されたファイル形式あるいはファイル名称を添付ファイル変換テーブルに含めることで、添付ファイル変換時にはウィルスと判定されにくいファイル形式あるいはファイル名称に変換されるので、メールサーバによってウィルスと誤判断されずに宛先に送信することが可能となる。また、添付ファイル変換テーブルの参照と添付のファイル変換とを自動化すれば、メール送信者の操作負荷を増大させることなく、添付ファイルの変換を行うことが可能となる。
また、本発明の情報処理装置における添付ファイル情報生成手段は、添付ファイル情報を電子メールの添付ファイルとして生成するように構成することもできる。
上記構成によって、添付ファイル情報を電子メールの宛先に確実に伝えることが可能となる。
また、本発明の情報処理装置における添付ファイル情報生成手段は、添付ファイル情報を電子メールの本文の一部として生成するように構成することもできる。
上記構成によっても、添付ファイル情報を電子メールの宛先に確実に伝えることが可能となる。
また、本発明の情報処理装置における添付ファイル情報は電子メールの添付ファイルであるように構成することもできる。
上記構成によって、当該電子メールを受信したユーザは、添付された添付ファイル情報を参照することで、添付ファイルを復元することが可能となる。
また、本発明の情報処理装置における添付ファイル情報は電子メールの本文の一部であるように構成することもできる。
上記構成によっても、当該電子メールを受信したユーザは、メール本文を参照することで、添付ファイルを復元することが可能となる。
また、上記課題を解決するための情報処理方法は、電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換し、添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成し、電子メール,添付ファイル,および添付ファイル情報を送信することを特徴とする。
上記構成によって、請求項1と同様の作用・効果を得ることができる。
また、上記課題を解決するための情報処理方法は、電子メールを受信し、受信された電子メールに含まれる添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元することを特徴とする。
上記構成によって、請求項2と同様の作用・効果を得ることができる。
また、上記課題を解決するための情報処理方法は、電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換し、添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成し、電子メール,添付ファイル,および添付ファイル情報を送信し、電子メールを受信し、受信された電子メールに含まれる添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元することを特徴とする。
上記構成によって、請求項3と同様の作用・効果を得ることができる。
また、上記課題を解決するためのプログラムは、コンピュータに、電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換する添付ファイル変換ステップと、添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成する添付ファイル情報生成ステップと、電子メール,添付ファイル,および添付ファイル情報を送信する電子メール送信ステップとを実行させるためのものである。
上記プログラムをコンピュータに実行させることで、請求項1と同様の作用・効果を得ることができる。
また、上記課題を解決するためのプログラムは、コンピュータに、電子メールを受信する電子メール受信ステップと、受信された電子メールに含まれる添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元する添付ファイル復元ステップとを実行させるためのものである。
上記プログラムをコンピュータに実行させることで、請求項2と同様の作用・効果を得ることができる。
また、上記課題を解決するためのプログラムは、コンピュータに、電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換する添付ファイル変換ステップと、添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成する添付ファイル情報生成ステップと、電子メール,添付ファイル,および添付ファイル情報を送信する電子メール送信ステップと、電子メールを受信する電子メール受信ステップと、受信された電子メールに含まれる添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元する添付ファイル復元ステップとを実行させるためのものである。
上記プログラムをコンピュータに実行させることで、請求項3と同様の作用・効果を得ることができる。
ウィルスと誤判断されないファイルを生成可能な情報処理装置,プログラム,および情報処理方法を提供する目的を、電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換し、添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成し、電子メール,添付ファイル,および添付ファイル情報を送信し、電子メールを受信し、受信された電子メールに含まれる添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元する構成により実現した。
以下、本発明の情報処理装置,プログラム,および情報処理方法の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1に、電子メールシステム10の構成図を示す。電子メールシステム10はクライアントPC1,2がインターネット3を介してメールサーバ4,5に接続されている。クライアントPC1のユーザA(図示せず)がクライアントPC2のユーザB(図示せず)宛に電子メール(以下、メールと略称することもある)を送信する場合、まず、クライアントPC1からインターネット3経由でユーザAのメールを管理するメールサーバ4にメールが送られる。次に、メールサーバ4からユーザBのメールを管理するメールサーバ5に該メールが転送され、メールサーバ5に含まれるユーザBの受信箱に蓄積される。そして、メールサーバ5に蓄積されたメールは、ユーザBからの受信要求があった場合にメールサーバ5からクライアントPC2にダウンロード(受信)される。
図1の例はプロバイダ等のメールサーバを利用する形態であるが、クライアントPC1とメールサーバ4とがLAN(Local Area Network)接続される構成でもよい。
図2に示すように、クライアントPC(以下、PCと略称)1は、周知のパーソナルコンピュータとして構成され、HDD(Hard Disk Drive)13,通信I/F(Interface)14,表示部15,操作部16,およびこれらが接続された制御回路12を備えている。なお、クライアントPC2もPC1と同様の構成である。
HDD13には、PC1を作動させるオペレーティングシステム(OS)として機能するOSプログラム13Sと、OS13S上で稼動するアプリケーションとして機能するアプリケーションプログラム13Pと、同じくOS13S上で稼動するメーラープログラム13Mと、添付ファイル変換テーブル13T,添付ファイル判定テーブル13V(詳細は後述)等が記憶されている。
通信I/F14は、インターネット3等の通信ネットワークとの間のインターフェース機能を有するネットワークアダプタを含んで構成される。なお、通信I/F14が本発明の電子メール送信手段および電子メール受信手段に相当する。
表示部15は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等の表示器により構成される。操作部16は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードなどの操作手段により構成される。
制御回路12は、例えばマイクロコンピュータとして構成されており、CPU12a,ROM12b,RAM12c,入出力インターフェース(I/O)12dおよびこれらの構成を接続するバスライン12eを備えている。CPU12aは、HDD3に記憶されたOSプログラム13Sに基づいて制御を行う。OSプログラム13Sは、RAM12c上にてOS用ワークメモリ12Sを作業領域とする形で実行される。また、アプリケーションプログラム13P,メーラープログラム13Mは、それぞれRAM12c上においてアプリケーション用ワークメモリ12P,メーラープログラム用ワークメモリ12Mを作業領域とする形で実行される。なお、制御回路12が本発明の添付ファイル変換手段,添付ファイル情報生成手段,および添付ファイル復元手段に相当する。
メールサーバ4,5は、周知のワークステーションあるいはパーソナルコンピュータにより構成され、上述のようなウィルスチェッカを含み、電子メールの本文および添付ファイルのウィルスチェックを行っている。
図3のフロー図と、図4から図10を用いて、本発明の電子メール送信処理について説明する。なお、本処理はメーラープログラム13Mにおいて実行される。まず、PC1でメーラープログラム13Mを起動すると、図4のようなメーラーウィンドウが表示される。そのメーラーウィンドウのメニューアイコンから「新規作成」をクリックして送信するメールを作成する(S1)。
図5に送信するメールの作成例を示す。宛先を指定し、件名,本文を作成し、添付ファイルがある場合(S2:Yes)、メニューアイコンの「添付」をクリックして添付ファイルを指定する。このとき、添付ファイル判定テーブル3V(図6:後述)を参照して、添付したいファイル「aaa.doc」がメールサーバ4のウィルスチェッカーにおいてウィルスと判定される可能性が高いと判断された場合(S3:Yes)、図7のように警告ダイアログが表示され(S4)、ユーザは表示にしたがってどう処置するかを選択する。
図6に添付ファイル判定テーブル3Vの一例を示す。添付ファイル判定テーブル3Vには、ウィルスチェッカーにおいてウィルスと判定される可能性が高いファイルの名称および拡張子のリストが含まれる。この添付ファイル判定テーブル3Vに添付ファイルのファイル名あるいは拡張子のいずれかが含まれている場合、ウィルスと判定される可能性が高いと判断される。
ユーザにより処置が選択された場合、図7の警告ダイアログの例では、「ZIP形式で圧縮して名前を変更」が選択されているので(S5:Yes)、まず、添付ファイル「aaa.doc」を周知のファイル圧縮プログラムを用いてZIP形式で圧縮し「aaa.ZIP」を作成する。次に、図10の添付ファイル変換テーブル13Tを参照し、変換前拡張子が「ZIP」である項目を検索する。そして、検索された項目の内容にしたがって拡張子を「ZIP」から「ZI_」に変更する。このとき、添付ファイル変換テーブル13Tの添付ファイル情報の内容を含む「添付ファイル情報.txt」も作成される。最後に、図8のように、これら「aaa.ZI_」および「添付ファイル情報.txt」がメールに添付される(S6)。
上述の例で、ファイルの変換は圧縮のみで圧縮後のファイル名「aaa.ZIP」を変更しない構成でもよい。また、添付ファイル情報をメール本文に含めてもよい(図9参照)。
ウィルスと判定される可能性が高いと判断された場合(S3:Yes)、図7のような警告ダイアログを表示せずに、直ちに添付ファイルの変換(S6)を行ってもよい。この場合、図8のように添付ファイル情報がメールに添付される場合には、添付ファイルを変換した旨のダイアログを表示してもよい(図15参照)。
そして、図8のメニューアイコンの「送信」がクリックされると(S7:Yes)メールが「aaa.ZI_」および「添付ファイル情報.txt」とともにメールサーバ4に送信される(S8)。
図10に添付ファイル変換テーブル13Tの一例を示す。添付ファイル変換テーブル13Tは、変更前のファイル拡張子,変更後のファイル拡張子,および添付ファイルをどのように変換するかを示す添付ファイル情報を含んで構成される。また、図11のように、添付ファイル変換テーブル13Tを拡張子はそのままでファイル名のみを変更する構成としてもよい。
メールサーバ(4,5)の構成によっては、「ユーザAからユーザB宛にメールが届いたが、ウィルスを含むため削除した」旨の通知をユーザBに送るものがある。この内容をユーザA宛に送り、ユーザAが添付ファイル変換テーブル13Tを更新可能な構成としてもよい。添付ファイル変換テーブル13Tをテキストファイル形式で構成すれば、周知のテキストエディタで編集可能となる。また、ユーザAが自分宛に添付ファイル付きメールを送信して、その添付ファイルがウィルスと誤認されるかどうかを調べ、その結果に基づいて添付ファイル変換テーブル13Tを編集してもよい。
また、メールの宛先のメールサーバ毎に添付ファイル変換テーブル13Tを作成してもよい。このとき、添付ファイル変換テーブル13Tにはメールサーバ情報(メールアドレスの「@」よりも右に表示されるドメイン名等)が含まれる。そして、宛先のメールサーバに対応した添付ファイル変換テーブルが参照されて、添付ファイルが変換される。
図12のフロー図と、図13,図14とを用いて、本発明の電子メール受信処理について説明する。なお、本処理はメーラープログラム13Mにおいて実行される。まず、PC2でメーラープログラム13Mを起動すると、図4のようなメーラーウィンドウが表示される。そのメーラーウィンドウのメニューアイコンから「受信」をクリックして(S11:Yes)メールサーバ5に受信要求を送り(S12)、メールサーバ5に蓄積されているメールを受信(ダウンロード)する(S13:Yes,S14)。
受信されたメールは図4のメーラーウィンドウのように、受信トレイに一覧表示される。操作部16の操作により読みたいメールを選択すると(S15:Yes)、図13のように選択されたメールが表示される(S16)。このとき、選択されたメールに添付ファイルがある場合(S17:Yes)、ユーザに添付ファイルを復元するかどうかを問い合わせるダイアログが表示される(S18)。ここで、「はい」がクリックされると(S19:Yes)、「添付ファイル情報.txt」の内容にしたがって添付ファイルが復元される(S20)。
「添付ファイル情報.txt」の内容は、「添付ファイルは、ZIP形式で圧縮し、拡張子をZI_に変更しました。ファイルを拡張子をZIPに変更して保存し、ファイルを解凍してください。」であるので、メーラープログラム13Mにおいて、周知のテキスト形式のデータから所定の文字列を抽出する方法により、「拡張子」,「ZIP」,「変更」,「解凍」を抽出する。そして、抽出されて文字列にしたがって、添付ファイル「aaa.zi_」を「aaa.zip」に変更し、周知のファイル解凍プログラムを用いて「aaa.zip」の解凍を行い、「aaa.doc」を得る。ファイルの復元が終了したら、図14のように添付ファイル欄には「aaa.doc」のみが表示される。添付ファイル情報がメール本文に含まれる場合も同様である。
また、メールを選択時(S15:Yes)に、メーラープログラム13Mにおいて添付ファイルの有無を調べ、添付ファイルがある場合(S17:Yes)図13のようなダイアログを表示することなく、すなわちユーザの添付ファイル復元指示を必要とすることなく、添付ファイルを復元する構成としてもよい。図12の例では、ステップS17がYesの場合は直ちにステップS20が実行され、図14のダイアログが表示される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
電子メールシステムの構成図。 クライアントPCのブロック図。 メール送信処理を説明するフロー図。 メーラーウィンドウの表示例を示す図。 送信メールの作成例を示す図。 添付ファイル判定テーブルの一例を示す図。 警告ダイアログの一例を示す図。 添付ファイル変換後の送信メールの例を示す図。 添付ファイル変換後の送信メールの別の例を示す図。 添付ファイル変換テーブルの一例を示す図。 添付ファイル変換テーブルの別の例を示す図。 メール受信処理を説明するフロー図。 受信メールウィンドウの表示例を示す図。 図13に続く受信メールウィンドウの表示例を示す図。 添付ファイル変換後のダイアログ表示の一例を示す図。
符号の説明
1,2 クライアントPC
3 インターネット
4,5 メールサーバ
10 電子メールシステム
12 制御回路(添付ファイル変換手段,添付ファイル情報生成手段,添付ファイル復元手段)
13M メーラープログラム
13T 添付ファイル変換テーブル
14 通信I/F(電子メール送信手段,電子メール受信手段)

Claims (16)

  1. 電子メールの添付ファイルを変換する添付ファイル変換手段と、
    前記添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成する添付ファイル情報生成手段と、
    前記電子メール,前記添付ファイル,および前記添付ファイル情報を送信する電子メール送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    前記受信された電子メールに含まれる前記添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元する添付ファイル復元手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 電子メールの添付ファイルを変換する添付ファイル変換手段と、
    前記添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成する添付ファイル情報生成手段と、
    前記電子メール,前記添付ファイル,および前記添付ファイル情報を送信する電子メール送信手段と、
    前記電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    前記受信された電子メールに含まれる前記添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元する添付ファイル復元手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記添付ファイル変換手段は前記添付ファイルの形式を変換する請求項1または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記添付ファイル変換手段は前記添付ファイルの名称を変換する請求項1,3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記添付ファイルを変換するための添付ファイル変換テーブルを備え、
    前記添付ファイル変換手段は前記添付ファイル変換テーブルを用いて前記添付ファイルを変換する請求項1,3ないし5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記添付ファイル情報生成手段は、前記添付ファイル情報を前記電子メールの添付ファイルとして生成する請求項1,3ないし6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記添付ファイル情報生成手段は、前記添付ファイル情報を前記電子メールの本文の一部として生成する請求項1,3ないし7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記添付ファイル情報は前記電子メールの添付ファイルである請求項2または3に記載の情報処理装置。
  10. 前記添付ファイル情報は前記電子メールの本文の一部である請求項2,3または9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換し、
    前記添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成し、
    前記電子メール,前記添付ファイル,および前記添付ファイル情報を送信することを特徴とする情報処理方法。
  12. 電子メールを受信し、
    前記受信された電子メールに含まれる添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元することを特徴とする情報処理方法。
  13. 電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換し、
    前記添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成し、
    前記電子メール,前記添付ファイル,および前記添付ファイル情報を送信し、
    前記電子メールを受信し、
    前記受信された電子メールに含まれる前記添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元することを特徴とする情報処理方法。
  14. コンピュータに、電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換する添付ファイル変換ステップと、
    前記添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成する添付ファイル情報生成ステップと、
    前記電子メール,前記添付ファイル,および前記添付ファイル情報を送信する電子メール送信ステップとを実行させるためのプログラム。
  15. コンピュータに、電子メールを受信する電子メール受信ステップと、
    前記受信された電子メールに含まれる前記添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元する添付ファイル復元ステップとを実行させるためのプログラム。
  16. コンピュータに、電子メールの添付ファイルの形式あるいは名称を変換する添付ファイル変換ステップと、
    前記添付ファイルの変換に関する情報を含む添付ファイル情報を生成する添付ファイル情報生成ステップと、
    前記電子メール,前記添付ファイル,および前記添付ファイル情報を送信する電子メール送信ステップと、
    前記電子メールを受信する電子メール受信ステップと、
    前記受信された電子メールに含まれる前記添付ファイル情報を基に、当該電子メールに添付された添付ファイルを復元する添付ファイル復元ステップとを実行させるためのプログラム。
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