JP2007298217A - 穀物乾燥機の張込量検出装置 - Google Patents

穀物乾燥機の張込量検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
穀物乾燥機において張込量検出手段を利用して張込量満量検出もできるようにしする。
【解決手段】
貯溜室(3)の上部に張込量検出装置Bを設け、張込量検出装置(B)は、錘(20)を先端に取り付けた紐(21)を巻き降ろしたり巻き上げたりするドラム(22)と、ドラム(22)を回転する検出モータ(23)と、紐(21)が巻き上げられて錘(20)が基準上昇位置にあることを検出する錘上昇検出手段(30)と、紐(21)が巻き降ろされて錘(20)が貯溜室(3)に張り込まれた穀粒上面(P)に当接したことを検出する錘下降検出手段(24)により構成する。
検出モータ(23)を駆動しドラム(22)を所定回転数正逆回転し紐(21)に取り付けられている錘(20)を基準上昇位置から所定下降位置までの昇降を繰り返すようにし、錘下降検出手段(24)が張込穀粒上面(P)に当接したことを検出すると、張込量満量と判定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、穀物乾燥機の張込量検出装置に関する。
穀物乾燥機において貯溜室内の穀粒の張込量を確認する方法として、貯溜室壁面に上下方向の複数の透視窓を設け、透視窓に映る穀粒を作業者が目視し確認するものがある。しかしながら、大型の穀物乾燥機になると、天井が高いために目視しにくい。そこで、ドラムを回転しながら錘の付いた紐を巻き降ろし、錘が穀粒の上面に当接するところまでのドラムの回転数により、穀粒の張込量を検出する技術が特許文献1に記載されている。
特開2001−82877号公報
前記従来技術では、ドラムを回転しながら錘の付いた紐を巻き降ろし、錘が穀粒の上面に当接するところまでのドラムの回転数により、穀粒の張込量を検出するものであり、貯溜室の張込量の満量を検出するには別の張込量満量検出手段を必要とし、構造が複雑化しコスト高となる不具合があった。そこで、本発明はこのような張込量検出手段を用いながら簡単な構成を付加することにより、張込量の満量も検出できるようにしようとするものである。
本発明は、前記課題を解決するために次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、穀物乾燥機の貯溜室(3)の上部に張込量検出装置(B)を設け、該張込量検出装置(B)を、錘(20)を先端に取り付けた紐(21)を巻き降ろしたり巻き上げたりするドラム(22)と、該ドラム(22)を回転する検出モータ(23)と、紐(21)が巻き上げられて錘(20)が基準上昇位置にあることを検出する錘上昇検出手段(30)と、紐(21)が巻き降ろされて錘(20)が貯溜室(3)に張り込まれた穀粒上面(P)に当接したことを検出する錘下降検出手段(24)により構成し、前記ドラム(22)を所定回転数正逆回転して紐(21)に取り付けられている錘(20)を前記基準上昇位置から所定下降位置までの昇降を繰り返すように前記検出モータ(23)を駆動する所定距離昇降繰り返し駆動手段(C)を設け、前記貯溜室(3)への穀粒の張込作業中に該所定距離昇降繰り返し駆動手段(C)を作動し、前記錘下降検出手段(24)が張込穀粒上面(P)に当接したときにドラムの回転数が所定回転数以下であることを検出すると、張込量満量と判定する張込量満量検出手段(C)を設けたことを特徴とする穀物乾燥機の張込量検出装置とする。
前記構成によると、所定距離昇降繰り返し駆動手段(C)により検出モータ23が正逆駆動されると、ドラム(22)が所定回転数正逆回転して紐(21)に取り付けられている錘(20)が基準上昇位置から所定下降位置までの昇降を繰り返し、ドラムの回転数を検出することで穀物乾燥機内の穀粒量を算出する。このような昇降を繰り返し中に前記錘下降検出手段(24)が張込穀粒上面(P)に当接したときにドラムの回転数が所定回転数以下であることを検出すると、穀粒の張込量の満量と判定する。
請求項2の発明は、前記所定距離昇降繰り返し駆動手段(C)の基準上昇位置から所定下降位置まで長さを変更可能に構成したことを特徴とする請求項1発明に記載の穀物乾燥機の張込量検出装置とする。
前記構成によると、請求項1の発明の前記作用に加えて、所定距離昇降繰り返し駆動手段(C)の基準上昇位置から所定下降位置まで長さを変更可能することにより、貯溜室(3)の張込量の満量位置を変更することができる。
請求項1の発明は、張込量検出装置により張込量の満量も検出することができ、検出手段の数を少なくし構成を簡単化することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の前記効果に加えて、穀物乾燥機の型式、乾燥穀物種類等により張込量満量位置を容易に変更することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。まず、穀物乾燥機の全体構成について説明する。図1は穀物乾燥機全体の正面図、図2は穀物乾燥機全体の切断側面図である。
穀物乾燥機の前側には昇降機1を備え、機体上部中央には昇降機1で揚穀された穀粒を搬送する上部ラセン2を設け、上部ラセン2の搬送終端側下方には拡散羽根4を設けて、搬送された穀粒を貯溜室3内に拡散するように構成している。
貯溜室3の下方には貯溜穀粒の流下する左右流下通路5,5を設け、左右流下通路5,5の集合部下方には穀粒を一定量ずつ繰り出すロータリバルブ6を設け、ロータリバルブ6の下方には繰り出された穀粒を昇降機1に搬送する下部ラセン7を設けている。
昇降機1の壁面には揚穀中に落下する穀粒を取り込み穀粒の水分値を検出する水分計8を取り付け、昇降機1の側方には乾燥作業の各種制御を行なうコントローラC内蔵の操作盤9及び加温装置であるバーナ10を備えている。バーナ10で発生した熱は排風ファン13の吸引風により熱風となり、機体内部の熱風室11から左右流下通路5,5を通過し流下中の穀粒から水分を除去し、左右排風路12,12に流れ排風ファン13で吸引され機外に排出される構成である。
次に、図3乃至図5に基づき貯溜室3の上部に設けている穀粒の張込量検出装置Bについて説明する。
張込量検出装置Bは、支持部材(図示省略)により支持されていて装置内装用の箱体19と、例えば金属製の錘20を付けた紐21を巻き付けるドラム22と、ドラム22を正逆回転させる検出モータ23と、下降した錘20が貯溜室3内に張り込まれている穀粒の上面位置Pに当接したことを検出するリミットスイッチ式の下限検出スイッチ24と、回転自在に軸支されていている軸26と、軸26を図3において時計方向に回動付勢するバネ(図示省略)と、軸26に取り付けられていて紐通し部28aのある紐通し棒28と、紐通し棒28に当接連係して上下回動し、下限検出スイッチ24をON/OFFする検知棒29と、軸26に取り付けられていて錘嵌合穴部31aのある錘検出板31と、錘検出板31によりON/OFFされてドラム22巻き上げ時の錘20の最上端位置を検出するリミットスイッチ式の上限検出スイッチ30と、ドラム22の回転数を検出しこの実施形態では近接センサにより構成されているセンサ36に、より構成されている。
なお、ドラム22の周面に多数の孔22a,…を構成し、バネ34で付勢される係止部材35が孔22aに入り込むことにより、ドラム22が錘20の重さで回転しないように係止している。
前記構成によると、検出モータ23を正回転しドラム22を正回転させると、紐21及び錘20が下降し、錘20が貯溜室3内に張り込まれた穀粒の上面位置Pに当接すると、図4の実線で示すように、紐21の緩みにより紐通し棒29が時計方向に回動し、検知棒29も関連的に移動して下限検出スイッチ24をONし、錘20の張込位置Pへの移動を検出する。
また、検出モータ23を逆回転しドラム22を逆回転させると、紐21及び錘20が上昇し、錘20の上側部が錘検出板31の錘嵌合穴部31aに嵌合する最上昇位置に移動すると、図3の仮想線で示すように、錘検出板31が時計方向に回動して上限検出スイッチ30をONし、錘20の最上昇位置への移動を検出する。
図6は操作盤9の盤面を示す図で、穀粒を張り込む張込スイッチ40、バーナ10の燃焼を開始する乾燥スイッチ41、貯溜室3内の穀粒を機外に排出する排出スイッチ42、期待の各種駆動を停止する停止スイッチ43、張込量検出装置Bを手動で作動するときの張込量検出スイッチ47、乾燥時間の増加スイッチ48a、減少スイッチ48b、張込量手動設定スイッチ49等の各種操作スイッチや、乾燥作業用の穀物種類を選択する穀物選択手段44aや乾燥仕上水分値を選択設定する水分値選択手段44bや、穀物乾燥機の運転情報を表示する表示モニタ45、穀物乾燥機の各種異常を表示する異常表示モニタ46等を備えている。
次に、張込量検出装置Bによる穀粒張込量の検出について説明する。
オペレータが張込スイッチ40を押すと、昇降機1、上部ラセン2及び拡散羽根4が駆動を開始し、穀粒の張込ホッパ(図示省略)に穀粒を投入すると、穀粒は昇降機1で揚穀され、上部ラセン3で搬送され、拡散羽根4で貯溜室3内に拡散しながら張り込まれる。張込作業を終了させるときには、オペレータが停止スイッチ43を押すことで、昇降機1等が停止する。
前記張込スイッチ40を押して張込作業を行い、次いで、停止スイッチ43を押し張込作業を停止すると、これらのスイッチ40,43の操作が検出されることにより、込量検出装置Bが張込量の検出を開始する。しかして、ドラム22が巻き下げ回転を開始し錘20を下降させる。そして、錘20が貯溜室3内の張込穀粒の上面Pまで下降すると紐21が弛緩し、次いで、紐通し棒28が時計方向に回動し検知棒29が押され、下限検出スイッチ24のON操作がなされると、錘20が張込穀粒の上面Pに当接したと判定し、ドラム22の巻き下げ回転が停止する。
次いで、張込穀粒の上面位置Pの検出後に所定時間が経過すると、検出モータ23は回転を開始し、ドラム22は錘20を巻き上げ上昇させる。そして、錘20が錘検出板31の錘嵌合穴部31aに嵌合当接すると、錘検出板31が上方に回動し、錘検出板31が上限検出スイッチ30から離れてOFF操作がなされると、錘20が上限位置まで到達したと判定し、ドラム22の巻き上げ回転動作が停止する。
錘20の上昇している間、回転センサ36がドラム22の回転数を検出し、巻き上げ回転数により所定の計算式により穀粒張込量が演算され、表示モニタ45に張込量が表示される。また、当該演算された張込量と予め設定されている熱風温度、乾燥仕上水分値により、所定の計算式により乾燥所要時間が演算され表示モニタ45に表示される。
張込量検出作動が終了し張込量及び乾燥所要時間が表示されると、乾燥スイッチ42のON操作が可能となり、オペレータが乾燥スイッチ41を押すと、バーナ10が燃焼を開始し、穀粒は穀物乾燥機内を循環し乾燥される。そして、乾燥作業が終了し排出スイッチ42を押すと、穀粒は排出口50から穀物乾燥機外に排出される。
この実施形態では、張込スイッチ40の操作後に停止スイッチ43の操作の検出に基づき張込作業の終了検出がなされると、自動的に張込量検出装置Bが検出作動を開始するように構成しているが、乾燥スイッチ41をONすると張込量検出装置Bが検出作動を開始し、張込量検出後にバーナ10の燃焼を開始するように構成してもよい。
操作盤9には手動の張込量検出スイッチ47を備えている。この張込量検出スイッチ47は主として張込量検出装置Bの点検作業に使用したり、作業者が貯溜室3内の穀粒張込量を再度確認したいときに使用するものである。この張込量検出スイッチ47は昇降機1や上部ラセン2が駆動しているときには、スイッチをON操作しても張込量検出装置Bは作動せず、異常表示モニタ45のランプが点灯することで、張込量検出装置Bが不作動状態を報知するように構成している。
前記構成によると、貯溜室3への穀粒張込作業の終了検出後に張込量検出装置Bが張込量検出作動を開始するので、下降あるいは上昇している錘20や紐21に穀粒が衝突するようなこともなく、これらの耐久性を高め、張込量の誤検出を防止することができる。また、張込スイッチ40をON操作すると共にその後の停止スイッチ43のON操作検出に基づき張込量検出装置Bが検出作動を開始するので、特別な作動操作を必要とせず適切なタイミングで張込量検出装置Bを作動することができる。更に、穀粒の張込量を自動的に検出し乾燥所要時間を演算表示するので、オペレータの運転操作を簡単化することができる。
次に、張込量検出装置Bによる穀粒張込量検出方法の他の実施形態について説明する。
この実施形態は、穀粒の張込運転中に定期的に検出モータ23を基準パルス数まで正回転し、ドラム22を正回転させて紐21及び錘20を下降させ、基準パルス数以内に錘20が貯溜室3内の張込穀粒の上面位置Pに当接して下限検出スイッチ24がONすると、張込量満量と判定し、表示モニタ45に張込量満量の報知をすると共に停止スイッチ43をON作動し、穀粒の張込作業を停止させるものである。
図7に示すように、本制御が開始されると、穀粒の張込運転が開始され(ステップS1)、検出モータ23のON/OFFにより張込量測定中か否かを判定し(ステップS2)、検出モータ23がONで張込量測定中であると、検出モータ23の下降回転パルス数が基準値(α)以下で下限検出スイッチ24がONするか否かを判定する(ステップS3)。そして、検出モータ23の下降回転パルス数が基準値(α)以下で下限検出スイッチ24がONすると、張込量満量と判定し、満量報知及び張込作業を自動停止する(ステップS4)。
前記構成によると、張込運転中に定期的に検出モータ23の基準パルス数の昇降回転をし、基準パルス数の下降回転と下限検出スイッチ24のON作動により張込量満量と判定するので、張込量検出装置Bを利用して張込量の満量を検出することができ、検出手段の数を少なくし構成を簡単化することができる。また、貯溜室3への穀粒張込中に満量検出作業を合わせて行なうことにより、張込量の満量検出を迅速に行なうことができる。
また、前記検出モータ23の基準下降回転パルス数を変更できるように構成してもよい。即ち、電源を入れ、例えば、張込量検出スイッチ47を押し続けながら同時に張込スイッチ40を押すと、前記コントローラCがシステム設定モードに移行する。すると、表示モニタ45に基準下降回転パルス数が表示され、乾燥時間増減用の増加スイッチ48aを押す毎に回転数が短いものから長いものに切り替えられ、減少スイッチ48bを押すことにより何れかが選択され、停止スイッチ43を押すと、基準下降回転パルス数が変更され、システム設定モードは終了する。
前記構成によると、穀物乾燥機の型式、穀物種類あるいはオペレータの好みにより張込量満量位置を容易に変更することができる。
次に、張込量設定の手動優先の実施形態について説明する。
乾燥作業開始後に張込量手動設定スイッチ49を操作し張込量の手動設定がされて新たに張込量が検出された場合には、乾燥作業終了までその手動設定の張込量に基づく設定熱風温度により乾燥運転がなされるようにするものである。
図8に示すように、本制御が開始されると、乾燥作業中であると(ステップS1)、張込量の自動検出か否かを判定し(ステップS2)、張込量自動検出の場合には、次いで、張込量手動設定スイッチ49の操作の有無を判定する(ステップS3)。
そして、張込量手動設定スイッチ49の操作ありの場合には、張込量自動検出をリセットし手動設定による張込量検出に切り替え(ステップS4)、次いで、張込量手動設定スイッチ49の設定箇所にのみランプを点灯し(ステップS5)、張込量手動検出により検出した張込量に基づく熱風温度で乾燥運転をする(ステップS6)。
また、前記ステップS3において、張込量手動設定スイッチ49の操作なしの場合には、張込量自動設定による検出箇所までランプを点灯し(ステップS7)、張込量自動検出による張込量に基づく熱風温度で乾燥運転をする(ステップS8)。
前記構成によると、張込量検出装置Bの自動あるいは手動の使い分けが容易になる。
また、システム設定モードにより、張込量自動設定か張込量手動設定かを変更するように構成してもよい。即ち、電源を入れ、例えば、張込量検出スイッチ47を押し続けながら同時に張込スイッチ40を押すと、コントローラCがシステム設定モードに移行する。すると、表示モニタ45に現在選択されている張込量自動設定あるいは張込量手動設定の何れかが表示される。次いで、乾燥時間増減用の増加スイッチ48aを押すと、何れか他方が表示され、次いで、減少スイッチ48bを押すことにより何れかが選択される。そして、停止スイッチ43を押すと、選択された自動張込あるいは手動張込に設定され、システム設定モードは終了する。
前記構成によると、張込量検出装置Bの自動あるいは手動の使い分けが容易になる。
また、穀物種類により満量張込量を変更したり、あるいは、満量張込量を任意に設定変更できるように構成してもよい。即ち、電源を入れ、例えば、張込量検出スイッチ47を押し続けながら同時に張込スイッチ40を押すと、コントローラCがシステム設定モードに移行する。すると、表示モニタ45に穀物種類(籾、裸麦、小麦、大麦、ビール麦等)の何れか一つが表示され、乾燥時間増減用の増加スイッチ48aを押す毎に順次穀物種類が切り替えられ、減少スイッチ48bを押すと穀物種類が選択される。次いで、表示モニタ45に基準下降回転パルス数の何れかが表示され、乾燥時間増減用の増加スイッチ48aを押す毎にパルス数が切り替えられ、減少スイッチ48bを押すと基準下降回転パルス数が選択され、停止スイッチ43を押すと、基準下降回転パルス数が変更設定され、システム設定モードは終了する。
前記構成によると、穀物種類のかさ密度に応じて適正な張込量の満量を設定することができ、穀物種類に応じて適正張込量としながら適正な乾燥作業をすることができる。
また、張込スイッチ40をONし張込量検出装置Bにより穀粒の張込量を検出するにあたり、排風ファン13や貯溜室3内の塵埃を吸塵する吸塵ファン(図示省略)を駆動し、貯溜室3内の塵埃を排出しながら張込量の検出をしてもよい。
図9に示すように、張込スイッチ40がONし張込作業が開始されると(ステップS1)、排風ファンモータがONし排風ファン13が回転し(ステップS2)、検出モータ23がONし張込量検出装置Bの張込量測定が開始される(ステップS3)。
次いで、張込量の測定終了したか否かを判定し(ステップS4)、張込量満量の測定が終了していると、測定した張込量満量データに基づき所定の計算式により熱風温度の自動設定がなされ(ステップS5)、次いで、穀粒循環系のモータがONしバーナ10が燃焼を開始し、乾燥作業が開始される。
このようにすることにより、貯溜室3内の塵埃や空気中の水分が下方に集められ、錘20昇降用の紐21の劣化を防止することができる。また、張込量検出中は錘20昇降用の紐21は吸引されながら下方に引っ張られれドラム22に密着しながら回転するので、ドラム22から紐21の脱落を防止することができる。
また、紐21により昇降され張込量検出用の錘20を、穀物温度検出用の穀物温度センサにより構成してもよい。このように構成すると、錘20を下降させて張込穀粒の上面に接触させることにより、穀物温度を検出することができ、穀物温度センサを安価に構成することができる。
また、張込量検出装置Bの錘20の異常処理を次のように構成してもよい。即ち、張込量検出装置Bの張込量検出作業中に紐21から錘20が脱落し、下限検出スイッチ24がONしコントローラCに送られると、張込量検出装置Bの異常と判定し、表示モニタ45に張込量検出装置Bの異常表示をすると共に、穀物乾燥機の駆動を緊急停止させる。
前記構成によると、脱落した錘20が穀粒に埋没するようなこともなく、張込穀粒の表面にある状態で機体を停止することができ、錘20がロータリバルブ6に噛み込むようなこともなく、穀粒搬送系の破損を未然に防止することができる。
次に、図10に基づき錘20の他の実施形態について説明する。
ゴム製の複数の薄い板体20a,…を積重ねて錘20を構成し、薄い板体20a,…の中央部に紐21通し用の穴20bをそれぞれ構成している。しかして、紐21に薄い板体20a,…の穴20b,…を通し、紐21の下端部のボタン52により、最下端の薄い板体20aを支持する構成である。
前記構成によると、張込量検出時に薄い板体20a,…が紐21から脱落した場合には、それぞれの薄い板体20a,…がばらばらになって一枚ずつ落下する。そして、ゴム製の薄い板体20a,…は屈曲性がよいので、仮に、ロータリバーナ6、下部ラセン7、昇降機1及び上部ラセン2の内部に入り込んでも、屈曲変形してなじみ小さな抵抗で搬送され、穀粒搬送系の損傷を防止することができる。
穀物乾燥機の全体正面図 穀物乾燥機の全体切断側面図 張込量検出装置の側面図 張込量検出装置の側面図 張込量検出装置の斜視図 操作盤の正面図 フローチャート フローチャート フローチャート 張込量検出装置の側面図、底面図
符号の説明
3 貯溜室
20 錘
21 紐
22 ドラム
23 検出モータ
24 錘下降検出手段
30 錘上昇検出手段
B 張込量検出装置
C 所定距離昇降繰り返し駆動手段(コントローラ)
C 張込量満量検出手段(コントローラ)
P 穀粒上面

Claims (2)

  1. 穀物乾燥機の貯溜室(3)の上部に張込量検出装置(B)を設け、該張込量検出装置(B)を、錘(20)を先端に取り付けた紐(21)を巻き降ろしたり巻き上げたりするドラム(22)と、該ドラム(22)を回転する検出モータ(23)と、紐(21)が巻き上げられて錘(20)が基準上昇位置にあることを検出する錘上昇検出手段(30)と、紐(21)が巻き降ろされて錘(20)が貯溜室(3)に張り込まれた穀粒上面(P)に当接したことを検出する錘下降検出手段(24)により構成し、前記ドラム(22)を所定回転数正逆回転して紐(21)に取り付けられている錘(20)を前記基準上昇位置から所定下降位置までの昇降を繰り返すように前記検出モータ(23)を駆動する所定距離昇降繰り返し駆動手段(C)を設け、前記貯溜室(3)への穀粒の張込作業中に該所定距離昇降繰り返し駆動手段(C)を作動し、前記錘下降検出手段(24)が張込穀粒上面(P)に当接したときにドラムの回転数が所定回転数以下であることを検出すると、張込量満量と判定する張込量満量検出手段(C)を設けたことを特徴とする穀物乾燥機の張込量検出装置。
  2. 前記所定距離昇降繰り返し駆動手段(C)の基準上昇位置から所定下降位置まで長さを変更可能に構成したことを特徴とする請求項1発明に記載の穀物乾燥機の張込量検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009121798A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機の張込量検出装置

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JP2009121798A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機の張込量検出装置

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