JP2007297806A - 鋼矢板の継手嵌合構造、鋼矢板壁、鋼矢板壁の構築方法、及び、鋼矢板 - Google Patents

鋼矢板の継手嵌合構造、鋼矢板壁、鋼矢板壁の構築方法、及び、鋼矢板 Download PDF

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Abstract

【課題】一般的なラルゼン型継手における形状変更を最小限におさえた継手を有する鋼矢板を用いて、鋼矢板を土中に打設した後に、継手部の空間に止水材を上方から下方まで途切れることなく充填可能な鋼矢板の継手嵌合構造、鋼矢板壁、鋼矢板壁の構築方法、及び、鋼矢板を提供する。
【手段】鋼矢板の継手嵌合構造において、ラルゼン型継手を有する鋼矢板の継手嵌合構造であって、互いに嵌合する継手における一方の継手の爪付け根部高さが、他方の継手の爪付け根部高さよりも高いことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、廃棄物処分場の外周護岸や中仕切り護岸、堤防の遮水壁等止水性を必要とする止水壁をラルゼン型の継手を有する鋼矢板を用いて構築する際の技術に関し、特に、鋼矢板の継手嵌合構造、鋼矢板壁、鋼矢板壁の構築方法、及び、鋼矢板に関する。
従来より、鋼矢板の止水性を高める方法としては、特許文献1や特許文献2に開示されるような水膨張性の止水材を、あらかじめ鋼矢板を土中に打設する前に塗布する方法が一般に広く用いられている。しかしながら、この方法では、鋼矢板を土中等に打設する際に、鋼矢板の継手同士が接触することにより、吸水膨張性止水材が剥離し、十分な止水性能を発揮できない場合がある。
前記の課題を解決するために、特許文献3では、継手の爪を切削などにより、互いに嵌合する雄雌継手を非同一形状にしたり、特許文献4では継手部に間隔保持突起物を設けることで吸水膨張性止水材の剥離を最小限にする方法が開示されている。特許文献5では吸水膨張性止水材の剥離などの破損による漏水を確認するために、鋼矢板の嵌合部に対して少なくとも一方の側に漏水検知用の空隙を設け、該空隙部における漏水を検知することで止水壁としての漏水を検出可能としている。また漏水が検出された際には、当該検知用空隙を封止材で封止して漏水を遮断できるとしている。
また、特許文献6では、断面視で、継手の嵌合内接部の軸長方向に凹状溝が穿設され、かつ該凹状溝に水膨張性シール材が充填されている雄雌同一継手を有する鋼矢板が開示されている。前記の従来技術では、打設時に水膨張性シール材が該凹状溝に収納されているため、鋼矢板を土中等に打設する際にも、鋼矢板の継手の接触により、吸水膨張性止水材が剥離することがないため良好な止水性が保たれるとしている。しかしながら、この方法では該凹状溝は比較的サイズが小さいので、止水材の量が少なく、十分な止水性を有しない可能性があるとして、特許文献7では、図11(a)に示すように、断面視で、鋼矢板26の爪部27の爪底内面部に、凹状溝28を熱間圧延で形成してなる特殊な爪形状をした鋼矢板が開示されている。この方法によれば、凹状溝28の大きさも断面視で該10mmφを確保でき、止水材29を注入可能であるとしている。
ところで、このような嵌合内接部の軸長方向に凹状溝28を有する鋼矢板26を、横(水平)方向に多数連接して壁を施工するに際しては、図11(b)に示すように、施工前に予め水膨張性シール材(止水材29)を凹状溝28に充填してから打設を行い、その後に止水材29を膨張させて内接部の空間を埋め、止水することになる。しかしながら、このような施工方法では、打設時に鋼矢板同士の接触や進入する土砂等の影響を受け、必ずしも止水効果を発揮するに十分な量の止水材29がその充填した位置に停留する確証がない。また、海面処分場等の建設においては、鋼矢板を海上より打設後に、護岸工事が終了するまで、長期にわたり鋼矢板が海底面より突出した状態となるため、その間の台風や波浪の影響により鋼矢板が煽られて、継手に充填された止水材が損傷を受けることの懸念もあった。このような課題に対し、特許文献8では、爪底内面部に、凹状溝を熱間圧延で形成してなる特殊な爪形状をした鋼矢板に、鋼矢板を土中に打設した後に、護岸工事が終了し鋼矢板が安定したところで、該空隙を利用して止水材を充填する方法が開示されている。
特開昭60-258281号公報 特開平1-168766号公報 特開2000-192452号公報 特開2000-192451号公報 特開2003-82655号公報 実開平3-128725号公報 特開2003-160929号公報 特開2003-160930号公報 「鋼矢板 設計から施工まで」鋼管杭協会 2000年3月改訂新版、pp.6〜7
特許文献7等に示された従来技術では、爪底内部に、凹状溝を熱間圧延で形成してなる特殊な爪形状をした鋼矢板は、比較的大きな凹溝を確保できるため、鋼矢板を土中部に打設したのちに、あとから、凹状溝に止水材を充填する方法を採用することができるという利点があるものの、特殊な爪形状の鋼矢板を製造するための圧延ロール等を有する製造設備が新たに必要となり、しかも製造の難度が非常に高く、結果的に鋼矢板を製造するためのコストが増大するという課題を有する。
本発明は、かかる事情に鑑み、特殊な爪形状を用いることなく、一般的なラルゼン型継手における形状変更を最小限におさえた継手を有する鋼矢板を用いて、鋼矢板を土中に打設した後に、継手部の空間に止水材を上方から下方まで途切れることなく充填可能な鋼矢板の継手嵌合構造、鋼矢板壁、鋼矢板壁の構築方法、及び、鋼矢板を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は次のように構成する。
第1の発明は、ラルゼン型継手を有する鋼矢板の継手嵌合構造であって、互いに嵌合する継手における一方の継手の爪付け根部高さが、他方の継手の爪付け根部高さよりも高いことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明による鋼矢板の継手嵌合構造において、一方の継手の爪付け根部高さが、他方の継手の爪付け根部高さよりも、10mm以上高いことを特徴とする。
第3の発明は、第1から第2のいずれかの発明による鋼矢板の継手嵌合構造において、爪付け根部高さの違いによって、一方の継手の爪部外面と前記他方の継手の継手部内面との間に形成される空隙は、直径10mm以上の円形部材が設置可能であることを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明による鋼矢板の継手嵌合構造において、一方の継手又は前記他方の継手における、継手部外面、継手底部内面、継手付け根部内面のいずれか1箇所または2箇所以上に、鋼矢板の長手方向に沿って凹状溝が穿設されていることを特徴とする。
第5の発明は、第3または第4の発明の鋼矢板の継手嵌合構造において、空隙、凹状溝の少なくともいずれかに止水材が充填されていることを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明による鋼矢板の継手嵌合構造を有する鋼矢板壁であって、鋼矢板壁を構成するそれぞれの鋼矢板において、片側の継手の爪付け根部高さが、もう片側の継手の爪付け根部高さよりも高くなっていることを特徴とする。
第7の発明は、第1から第5のいずれかの発明による鋼矢板の継手嵌合構造を有する鋼矢板壁であって、鋼矢板壁は第1の鋼矢板と第2の鋼矢板とを交互に配置して構成され、第1の鋼矢板の両側の継手は、第2の鋼矢板の両側の継手に比べて、爪付け根部高さが高いことを特徴とする。
第8の発明は、第6または第7の発明の鋼矢板壁を構築する方法であって、鋼矢板を、継手を連接しながら地盤に打設して鋼矢板壁を形成した後、形成される空隙に、注入菅を挿入して止水材を充填することを特徴とする。
第9の発明は、第6または第7の発明の鋼矢板壁を構築する方法であって、鋼矢板の凹状溝に水膨張性の止水材を充填した後、継手を連接しながら地盤に打設して鋼矢板壁を構築することを特徴とする。
第10の発明は、第6または第7の発明の鋼矢板壁を構築する方法であって、鋼矢板を、継手を連接しながら地盤に打設する際に、空隙保持材を形成される空隙に挿入して鋼矢板を打設する、又は、鋼矢板を、継手を連接しながら地盤に打設した後に、形成される空隙に空隙保持材を打設して、継手嵌合部の空隙を確保し、その後、空隙保持材を引き抜いて、止水材を充填することを特徴とする。
第11の発明は、ラルゼン型継手を有する鋼矢板において、片側の継手の爪付け根部高さが、もう片側の継手の爪付け根部高さよりも高くなっていることを特徴とする。
第12の発明は、第11の発明の鋼矢板において、少なくともどちらか片側の継手における、継手部外面、継手底部内面、継手付け根部内面のいずれか1箇所または2箇所以上に、鋼矢板の長手方向に沿って凹状溝が穿設されていることを特徴とする。
本発明の鋼矢板の継手嵌合構造、鋼矢板壁、鋼矢板壁の構築方法、及び、鋼矢板によると、特殊な爪形状をした矢板を用いることなく、汎用のラルゼン型継手鋼矢板に簡単な形状変更を施すのみで、鋼矢板の爪を嵌合させたときに、凡そ10mmφ程度の止水材の注入管を挿入することが可能な隙間を確保することが可能となる。そのため、製造コストが安価な矢板を用いて、鋼矢板を水中および土中等に打設後に、嵌合継手の空隙に止水材を後注入することができるようになるため、止水性の高い鋼矢板壁を低コストで構築することを可能とする。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1および図2は、熱間圧延により製造される鋼矢板のラルゼン型の継手部を示している。図1により、鋼矢板の継手部の各部の名称を説明する。鋼矢板の継手部を先端より5つに区切り、それぞれ先端から爪部1a、爪付け根部1b、継手底部1c、継手付け根部1d、継手元部1eと呼ぶ。さらに、湾曲した継手により囲まれる部分を嵌合溝2と定義し、継手の嵌合溝側を継手部内面3、その反対側を継手部外面4とする。爪部1aにおいて、先端側を爪先端部5とし、さらに爪部1aの幅方向6と厚み方向7をそれぞれ、図中の矢印で定義する方向としている。爪部1aの継手部外面 4の厚み方向7に最も出っ張った部分を爪頂部8と呼ぶこととする。更に、爪部1aの継手部外面4側を爪部外面1a’と呼ぶ。
図2では、鋼矢板の爪部の形状を規定する寸法を図示している。爪先端部5と継手元部1eの最小間隔を継手嵌合幅Pwとし、爪部については最大水平幅Hw、爪部板厚T、爪部板幅Nw、爪付け根部高さJh、および継手底部幅Bwをそれぞれ図2のように定義することとする。
本発明の嵌合構造では、対をなす継手の互いの爪を嵌合させた状態で、該嵌合部にφ10mm程度の注入管を挿入可能な爪形状となるように、一方のラルゼン型の爪付け根部高さJhを、他方のラルゼン型継手のそれよりも高くすることを特徴とする。
この際、例えば、他方のラルゼン型継手を従来汎用的に使用されているラルゼン型継手の製造方法で製造すると、一方のラルゼン型継手のみ新たな製造方法により爪付け根部高さJhを高くして製造すればよく、コストや生産性の面から好ましい。
以下の説明においては、爪付け根部高さJhが低い方の継手を、従来汎用的に使用されているラルゼン型継手(従来型のラルゼン継手と呼ぶ)を用いたケースを例として説明する。
図3は、本発明における、第1の実施形態鋼矢板の継手嵌合構造における一方の継手の形状を示しており、継手の爪付け根部1bの、爪付け根部高さJhが約10mm以上、他方の従来型のラルゼン継手のそれよりも高くされている。一方、図2に示すように他方の従来型のラルゼン継手では、爪付け根部1bは、爪部1aを継手元部1e側へ折り曲げて嵌合溝2を成形するための折り曲げ部分としての機能のみしか保持しておらず、爪付け根部高さJhは継手底部1cの板厚と折り曲げ時の曲率のみによって決定されていた。
図4は、第1の実施形態における鋼矢板の継手嵌合構造であって、前記爪付け根部高さを高くした一方の継手Aを、他方の従来型のラルゼン型継手Bと嵌合させた状態を示す図である。
図4(a)に示すように、継手Aの爪付け根部高さJhが高くされていることにより、継手Aの継手溝2の内側において、継手Bの爪部外面1a’と継手Aの継手部内面3に比較的大きな空隙11を形成することができる。
図4(a)ではこの空隙11が最も小さくなるような嵌合状態を図示しているが、その場合でも空隙11はφ10mm以上の円形部材12が設置可能な大きさであり、φ10mm程度の止水材を充填するための注入管を挿入することができる。図4(b)では空隙11が小さくなると想定される別の嵌合状態を図示しているが、φ10mm以上の円形部材12の設置位置は多少ずれるが、十分にφ10mm程度の止水材を充填するための注入管を挿入することができる。
尚、本発明における鋼矢板の継手嵌合構造における一方の継手において(図4(a)の例では継手A)、爪付け根部高さJhの高さは、他方の従来型のラルゼン継手(図4(a)の例では継手B)のそれよりも約10mm以上高くされているが、その高さは円形部材あるいは止水材を充填するための注入管を挿入するために確保されるものである。そのため円形部材あるいは注入管のサイズは、爪付け根部高さJhの高さ以外にも、継手底部幅Bwの幅に制約を受けることになり、爪付け根部高さJhは継手底部幅Bw以上の高さとなる必要性はなく、継手底部幅Bwの幅よりも小さいことが、空隙が極端に大きくならないので望ましい。
したがって、一方の継手の爪付け根部高さJhの高さは、他方の従来型のラルゼン継手のそれよりも約10mm以上高く、継手底部幅Bwの幅よりも小さ寸法が望ましく、また、前記爪付け根部高さの違いによって、前記一方の継手の爪部外面と前記他方の継手の継手部内面との間に形成される空隙は、爪付け根部高さ方向で直径10mm以上で継手底部幅の幅以下であり、継手底部幅Bw方向では継手底部幅の空隙となり、いずれかの方向で小さい方の寸法の円形部材が設置可能になる。
一方で、このような爪付け根部高さJhを高くするだけであれば、鋼矢板の継手A、Bが離脱しようとしても、図4(c)に示すように、継手開口幅Pwよりも爪部最大水平幅Hwが大きいため、容易に継手が離脱することはない。継手Aは爪付け根部高さJhが高くなっているが、継手開口幅Pwおよび最大水平幅Hwは従来の継手Bから大きく変化しておらず、継手A、Bが離脱する方向に力が働く場合にも、その抵抗強度は変化しない。
次にこれらの継手A、Bの爪を嵌め合わせながら水中及び地中等に打設する。このとき、後に止水材を充填するための注入管を、鋼矢板を打設するのと同時に嵌合部の空隙11に挿入する。鋼矢板の嵌合時には、該φ10mm程度の注入管を挿入可能な空間を確保できるような爪形状となっているから、打設時にも該注入管を容易に挿入することができる。注入管は、地盤の状況や施工方法に応じて、鋼管やホース状等を使い分ける。通常、充填材を注入することができる注入管の外径は、φ8〜9mmが最小径であり、継手嵌合溝にφ10mmの円形部材が設置可能な空隙があれば、容易に注入管を挿入し、充填材を注入することができる。
もちろん、鋼矢板の打設後に嵌合部の空隙11に注入管を挿入してもよいが、土の中では、継手内に土砂が侵入してくることで、後から注入管を挿入するのが困難となる場合があるので、注入管を鋼矢板の打設と同時に挿入するか、もしくは注入管の外径と同径か、やや大きめの棒状の空隙保持材を鋼矢板打設時に挿入して、空隙11を確保したのち、充填材の注入時に棒状の空隙保持材を引抜、注入管を後から挿入することが好ましい。継手嵌合部の空隙11は嵌合の状況によって変化するため、空隙11が最小時にもφ10mmの円形部材が設置可能になっていれば、注入管よりもやや大きめの棒状の空隙保持材でも十分この空隙内に挿入可能である。
この棒状の空隙保持材は、空隙に挿入、引抜が可能な長尺なものであれば種類は問わないが、コストや入手の容易さ等から、丸鋼棒が好ましい。鋼矢板壁の構築において、鋼矢板を連接する際は、1枚の鋼矢板を、継手部を嵌合させながら順に打設する場合に限らず、複数の鋼矢板を打設前に連結したのち、その連結した鋼矢板を打設する場合もあるが、後者の際は、棒状の空隙保持材を、複数の鋼矢板を連結するときに一緒に挿入しておくことが望ましい。
図5は、本発明の第2の実施形態における、鋼矢板、鋼矢板壁の一部を表す。
図5(a)に示すように、本発明の鋼矢板20は、鋼矢板の片側には爪付け根部高さJhの高い継手Aを、他方には爪付け根部高さJhの低い(例えば、従来型)のラルゼン型継手Bを有している。継手Aの爪付け根部高さ21は、他方の従来型継手Bの爪付け根部高さ22よりも10mm程度以上高い。図5(b)には、本発明の鋼矢板20を用いて鋼矢板壁を構成する場合を表す。隣接する鋼矢板20において、本発明の継手Aと従来型継手Bが嵌み合わせるように鋼矢板20を連結することで、空隙11を確保可能となる。
図6は、本発明の第3の実施形態における鋼矢板壁とそれに用いる鋼矢板を表す。
図6(a)に示すように本実施形態に用いる鋼矢板24は、鋼矢板の片側の継手Aおよび他方の継手A’の両方に、爪付け根部高さJhが、例えば従来型のラルゼン継手よりも高い継手を有している。両側の継手Aと継手A’はほぼ同形状であり、そのため爪付け根部高さ21および23はほぼ同じ高さとなっており、従来型のラルゼン型継手のそれよりも10mm程度以上高い。図6(b)には、本実施形態における鋼矢板壁の一部を示している。本実施形態では、前記の第2の実施形態と異なり、1種類の鋼矢板では空隙を有することはできないため、図6(a)で示した爪付け根部高さJhが高い継手を両側に有する鋼矢板24と、それよりも低い爪付け根部高さJhを有する鋼矢板25(例えば、従来型のラルゼン型継手を有する鋼矢板)が必要となる。
具体的には、Jhが高い鋼矢板24に、Jhが低い例えば従来型のラルゼン型継手を有する鋼矢板25を隣接させ、Jhが高い鋼矢板24の継手AとJhが低い鋼矢板22の継手Bが嵌み合わせるように、鋼矢板24と鋼矢板25を連結させる。次にJhが低い鋼矢板25には、Jhが高い鋼矢板24を隣接させ連結させる。この結果、鋼矢板壁は1枚置きにJhが高い鋼矢板24とJhが低い鋼矢板25が並ぶこととなり、それにより各継手嵌合部では、Jhが高い継手AとJhが低い継手Bが嵌み合わせられ、空隙11を確保可能となる。
次に、図7は、第4の実施形態における鋼矢板の継手嵌合構造を示す。
第1から第3の実施形態では、止水材は、継手同士を嵌合させた際に継手溝2に生じる空隙11に充填しているが、本実施形態では、それに加えて、図7(a)に示すように継手Aの爪部1aの継手部外面4(特に図のような爪部外面が好ましい)や、図7(b)に示すように継手Bの継手底部1cの継手内面3のいずれか1箇所または2箇所以上に、鋼矢板の長手方向に沿って凹状溝14が穿設されている。この凹状溝14には水膨張性の止水材15が鋼矢板の打設前に予め充填され、前述した注入管による止水材の充填処理と合わせて用いることで、より確実な止水効果を奏することができる。
すなわち、この水膨張性の止水材15は、打設後に水が浸入することで体積が膨張し、凹状溝14の周囲を覆うため、図7に示したように、注入管12によって止水材が注入されている空隙11とは反対側の空隙16にも、止水材15が充填されるため、鋼矢板継手間の水道13において2重に止水することが可能となり、止水の信頼性が更に向上する。図7(c)は図7(a)および図7(b)で表した第4の実施形態を鋼矢板20に適用した状態を表す。
また注入管によって止水材が充填される空隙11に面した、継手Aの継手底部1cの継手部内面3や、継手Bの爪部1aの継手外面4のいずれか1箇所または2箇所以上に、鋼矢板の長手方向に沿って凹状溝が穿設されてもよい。この場合は、注入管により充填された止水材の一部が上手く充填されなかった場合や、注入管により充填された止水材が劣化した場合等により、止水性が悪化して、継手の止水材充填部に水が浸入した際に、凹状溝に予め充填されていた水膨張性の止水材が体積膨張し、止水性を保つことができる。
これらの第1〜4の実施形態に示した鋼矢板の継手嵌合構造において用いる継手や当該継手を有する鋼矢板の製造方法を以下に示す。
ラルゼン型鋼矢板は、たとえば図12のような圧延工程によって造形される。すなわち、矩形断面M0を素材にして、これを加熱炉31により圧延可能な所定の温度にまで加熱し、二重式ブレークダウン圧延機32により粗形断面M1を造形する。さらに、該粗形断面M1を素材にして二重式第一中間圧延機33および第二中間圧延機34により中間断面mを成形したあと、二重式仕上げ圧延機35により最終製品断面fを造形する。なお鋼矢板の継手部分は、中間断面mまでは継手部分以外と同様に上下ロールにより、圧延荷重により成形し、最後に二重式仕上げ圧延機35により継手を内側へ曲げることによりラルゼン型継手を成形する。
図13には二重式仕上げ圧延機による成形方法について、さらに詳しく示している。中間断面mが二重式仕上げ圧延機内を移動すると、上ロール36aが上から下方向へ移動してくる。また同様に下ロール37bが下から上方向へ移動してくる。このとき、上ロールが中間断面mの継手外側38の部分でまず接触し、継手を内側へ曲げるための力39を受けて内側へ曲げ変形を起こすこととなる。上ロール36aおよび下ロール37bは、最終製品断面fを成形する段階では、上ロール36bおよび下ロール37aの位置まで移動しており、最終的にラルゼン型鋼矢板の継手が成形される。これらの方法は、一般的なラルゼン型継手の成形方法として知られるが、本発明における最終製品断面fにも適用可能であり、必要寸法などは最終製品断面の寸法に依存するが、同様にして圧延可能である。
(実施例)
爪付け根部高さの低い継手として、図8に示す非特許文献1に記載されているラルゼン型継手を有するIII型のU形鋼矢板の継手Bを使用し、爪付け根部高さの高い継手として、図8の継手と略同形状とし爪付け根部高さを高くした図9に示す継手Aを使用して、継手Aと継手Bを嵌合させた実施例を以下に示す。
図8に示す継手Bにおいては、爪付け根部高さJhは13.7mmであった。また継手Bの継手嵌合幅Pwは31.9mmで、爪部についての最大水平幅Hwは51.3mmであった。
図9に示す継手Aにおいては、爪付け根部高さJhを継手Bのそれに比べて16.3mm高くし、Jhを35.0mmとしている。同様に継手Aの継手嵌合幅Pwは34.2mmで、爪部についての最大水平幅Hwは51.4mmであった。継手嵌合幅Pwが多少大きくなっているが、本鋼矢板では継手元部1eが傾斜している影響を受けている。
継手Aは図12に示す圧延工程によって製作した。継手Aと継手Bを、継手間の空隙11が最も小さくなるような嵌合状態とした結果を、図10に示す。
その結果、空隙11の最小間隔は12mmとすることができ、かつ空隙11にφ10mmの円形部材12が設置可能であることを確認することができた。
本発明に係る鋼矢板の継手部の名称を示した図である。 本発明に係る鋼矢板の継手部の名称を示した図である。 本発明の第1実施形態において使用する鋼矢板の継手を示した図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明の第1実施形態における鋼矢板の継手嵌合構造を示した図である。 (a)、(b)は、本発明の第2実施形態における鋼矢板、鋼矢板壁の一部を示した図である。 (a)、(b)は、本発明の第3実施形態における鋼矢板壁と使用する鋼矢板を示した図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明の第4実施形態における鋼矢板の継手嵌合構造及び鋼矢板を示した図である。 実施例で使用した爪付け根部高さが低い方の継手を示した図である。 実施例で使用した爪付け根部高さが高い方の継手を示した図である。 実施例における鋼矢板の継手嵌合構造を示した図である。 従来の止水性鋼矢板を示した図である。 第1〜4の実施形態に示した鋼矢板の継手嵌合構造において用いる継手や当該継手を有する鋼矢板の製造方法である圧延造形過程を示す図である。 図11における二重式仕上げ圧延機の詳細な成形方法を示した図である。
符号の説明
1a 爪部
1a’ 爪部外面
1b 爪付け根部
1c 継手底部
1d 継手付け根部
1e 継手元部
2 嵌合溝
3 継手部内面
4 継手部外面
5 爪先端部
6 爪部の幅方向
7 爪部の厚み方向
8 爪頂部
11 空隙
12 円形部材
13 水道
14 凹状溝
15 止水材
16 空隙
20 鋼矢板
21 従来型継手の爪付け根部高さ
22 本発明における継手の爪付け根部高さ
23 本発明における継手の爪付け根部高さ
24 本発明における鋼矢板
25 従来型の鋼矢板
26 鋼矢板
27 爪部
28 凹状溝
29 止水材
Pw 継手嵌合幅
Hw 最大水平幅
Nw 爪部板幅
T 爪部板厚
Jh 爪付け根部高さ
Bw 継手底部幅
M0 矩形断面
M1 粗形断面
m 中間断面
f 最終断面
31 加熱炉
32 二重式ブレークダウン圧延機
33 二重式第一中間圧延機
34 二重式第二中間圧延機
35 二重式仕上げ圧延機
36a、 36b 上ロール
37a、 37b 下ロール
38 中間断面mの継手外側
39 継手成形の荷重方向

Claims (12)

  1. ラルゼン型継手を有する鋼矢板の継手嵌合構造であって、互いに嵌合する継手における一方の継手の爪付け根部高さが、他方の継手の爪付け根部高さよりも高いことを特徴とする鋼矢板の継手嵌合構造。
  2. 前記一方の継手の爪付け根部高さが、他方の継手の爪付け根部高さよりも、10mm以上高いことを特徴とする請求項1記載の鋼矢板の継手嵌合構造。
  3. 前記爪付け根部高さの違いによって、前記一方の継手の爪部外面と前記他方の継手の継手部内面との間に形成される空隙は、直径10mm以上の円形部材が設置可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の鋼矢板の継手嵌合構造。
  4. 前記一方の継手又は前記他方の継手における、継手部外面、継手底部内面、継手付け根部内面のいずれか1箇所または2箇所以上に、鋼矢板の長手方向に沿って凹状溝が穿設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋼矢板の継手嵌合構造。
  5. 前記空隙、前記凹状溝の少なくともいずれかに止水材が充填されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の鋼矢板の継手嵌合構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼矢板の継手嵌合構造を有する鋼矢板壁であって、鋼矢板壁を構成するそれぞれの鋼矢板において、片側の継手の爪付け根部高さが、もう片側の継手の爪付け根部高さよりも高くなっていることを特徴とする鋼矢板壁。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼矢板の継手嵌合構造を有する鋼矢板壁であって、鋼矢板壁は第1の鋼矢板と第2の鋼矢板とを交互に配置して構成され、第1の鋼矢板の両側の継手は、第2の鋼矢板の両側の継手に比べて、爪付け根部高さが高いことを特徴とする鋼矢板壁。
  8. 請求項6又は7に記載の鋼矢板壁を構築する方法であって、前記鋼矢板を、継手を連接しながら地盤に打設して鋼矢板壁を形成した後、前記形成される空隙に、注入菅を挿入して止水材を充填することを特徴とする鋼矢板壁の構築方法。
  9. 請求項6又は7に記載の鋼矢板壁を構築する方法であって、前記鋼矢板の凹状溝に水膨張性の止水材を充填した後、継手を連接しながら地盤に打設して鋼矢板壁を構築することを特徴とする鋼矢板壁の構築方法。
  10. 請求項6又は7に記載の鋼矢板壁を構築する方法であって、前記鋼矢板を、継手を連接しながら地盤に打設する際に、空隙保持材を前記形成される空隙に挿入して鋼矢板を打設する、又は、前記鋼矢板を、継手を連接しながら地盤に打設した後に、前記形成される空隙に空隙保持材を打設して、継手嵌合部の空隙を確保し、その後、空隙保持材を引き抜いて、前記止水材を充填することを特徴とする鋼矢板壁の構築方法。
  11. ラルゼン型継手を有する鋼矢板において、片側の継手の爪付け根部高さが、もう片側の継手の爪付け根部高さよりも高くなっていることを特徴とする鋼矢板。
  12. 少なくともどちらか片側の継手における、継手部外面、継手底部内面、継手付け根部内面のいずれか1箇所または2箇所以上に、鋼矢板の長手方向に沿って凹状溝が穿設されていることを特徴とする請求項6に記載の鋼矢板。
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