JP2007297459A - 炭及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】着火が早く、火力が強く、火持ちが長いという優れた性能を有するとともに、低コストで得られる炭を提供する。
【解決手段】竹材(12)の内部にオガ屑(13)を充填する工程と、この工程により得られる内部にオガ屑(13)が充填された竹材(12)全体を、炭焼きにより炭化する工程とを経ることにより、竹材(12)を炭化させた竹炭(2)内部に、オガ屑(13)を炭化させたオガ炭(3)が充填されてなる炭(1)を製造する。
【選択図】図2
【解決手段】竹材(12)の内部にオガ屑(13)を充填する工程と、この工程により得られる内部にオガ屑(13)が充填された竹材(12)全体を、炭焼きにより炭化する工程とを経ることにより、竹材(12)を炭化させた竹炭(2)内部に、オガ屑(13)を炭化させたオガ炭(3)が充填されてなる炭(1)を製造する。
【選択図】図2
Description
本発明は、炭及びその製造方法に関するものである。
従来の炭としては、木材を炭化させた木炭や、オガ屑を圧縮成形した原木(オガライト)を炭化させたオガ炭や、竹材を炭化させた竹炭等が知られている。これらの炭を燃料として用いる場合には、着火が早いこと、火力が強いこと、火持ちが長いことが要求されている。
このような要求に対応するために、木材としてウバメガシを用いた木炭(備長炭)が好適であることが知られているが、材料コストや製造コストが高いことから、備長炭と同様の性能を低コストで得るための技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1では、粒径1〜4mmの南洋木材のオガ屑と、粒径4〜8mmの松、杉、パームシェル、竹、樫及び檜から選ばれた木材のオガ屑と、粒径1〜50μmの多孔質セラミックスと、を特定の重量比で混合した混合物を炭化させてなる炭が提案されている。
また、特許文献2では、セラミックス製の芯材の周囲をオガ炭で被覆した炭が提案されている。
さらに、特許文献3では、上下方向に開口した複数本の竹炭を束ねて、その外周に金属箔を巻き付けて一体に保持した炭が提案されている。
特開2005−139249号公報
特開2001−240881号公報
特開2001−19985号公報
しかしながら、上述した特許文献1や特許文献2に記載の炭においては、微細なオガ屑を炭化させたオガ炭で構成しているため、一旦着火すると火力が強くなりやすく、火持ちを長くすることが難しいという問題がある。また、上述した特許文献1及び特許文献2に記載の炭においては、その製造時にオガ屑を圧縮成形する工程が必要であるため、製造コストがかかるという問題もある。
一方、上述した特許文献3に記載の炭においては、中空状で外気と接触する面積が広い竹材を炭化させた竹炭で構成しているため、着火しにくいという問題がある。また、上述した特許文献3に記載の炭においては、水分が多く含まれる竹材を炭化して製造するため、木材やオガ屑を炭化する場合と比べて、竹材に含まれる水分を除去する工程に手間がかかり、製造コストがかかるという問題もある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、着火が早く、火力が強く、火持ちが長いという優れた性能を有するとともに、低コストで得られる炭を提供することを課題としている。
このような課題を解決するために、本発明に係る炭は、竹材を炭化させた竹炭内部に、オガ屑を炭化させたオガ炭が充填されてなることを特徴とするものである。
また、本発明に係る炭の製造方法は、竹材の内部にオガ屑を充填する工程と、前記工程により得られる内部にオガ屑が充填された竹材全体を、炭焼きにより炭化する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る炭によれば、竹材を炭化させた竹炭内部に、オガ屑を炭化させたオガ炭が充填されているため、竹炭内部に充填されたオガ炭により着火が早く、且つ、火力を強くできるとともに、オガ炭の外側を覆う竹炭により火持ちを長くすることができる。
本発明に係る炭の製造方法によれば、オガ屑を圧縮成形する工程が不要となるとともに、炭化処理前において竹材内部に充填されたオガ屑が竹材に含まれる水分を吸収し、竹材に含まれる水分を除去する工程が不要となるため、上述した従来の炭と比べて、低コストで製造できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る炭の一実施形態を示す斜視図である。
本実施形態の炭1は、図1に示すように、円筒状の竹材(竹筒)を炭化させた竹炭2の内部に、オガ屑を炭化させたオガ炭3が充填された構成となっている。この竹材は、節が底面をなし、上面が開口するように、竹を横方向に切断することで形成されている。
本実施形態の炭1は、図1に示すように、円筒状の竹材(竹筒)を炭化させた竹炭2の内部に、オガ屑を炭化させたオガ炭3が充填された構成となっている。この竹材は、節が底面をなし、上面が開口するように、竹を横方向に切断することで形成されている。
竹炭2は、孟宗竹、真竹、淡竹等の竹材を炭化させたものであり、オガ炭3は、松、杉、パームシェル、竹、樫、檜等のオガ屑を炭化させたものである。
次に、本発明に係る炭1の製造方法の一例について説明する。
図2は、本発明に係る炭の製造方法の一例を示す説明図である。
まず、図2(a)に示すように、節が底面をなし、上面が開口するように、竹を横方向に切断することで形成された円筒状の竹材12内部に、この内部空間よりも多めのオガ屑13を充填する。
図2は、本発明に係る炭の製造方法の一例を示す説明図である。
まず、図2(a)に示すように、節が底面をなし、上面が開口するように、竹を横方向に切断することで形成された円筒状の竹材12内部に、この内部空間よりも多めのオガ屑13を充填する。
次に、竹材12内部に充填したオガ屑13を竹材12の内部に押し込み、図2(b)に示すように、オガ屑13の上面が竹材12の開口面と略面一となるようにする。
次に、内部にオガ屑13が充填された竹材12を、その開口面を上方に向けた状態で炭焼き窯内に設置して、竹材12とオガ屑13の両方が炭化可能な温度(例えば、900〜1000℃)で真空蒸し焼き(炭焼き)を行う。ここで、真空蒸し焼き後のオガ屑13は、その成分中に含まれるリグニンやペクチンの作用により固化され、竹材12内部で保持された状態でオガ炭3となる。これにより、竹材12を炭化させた竹炭2内部に、オガ屑13を炭化させたオガ炭3が充填されてなる炭1が完成する。
本実施形態の炭1によれば、竹炭2内部にオガ炭3が充填されてなるため、燃料として用いる場合には、着火を早くし、火力を強くできるとともに、火持ちを長くできる。また、本実施形態の炭1は、比較的安価で、且つ、木質系産業廃棄物として再利用が問題視されている竹材12やオガ屑13を利用することで得られるため、低コストで製造できる。
さらに、本実施形態の炭1によれば、竹材12を成形枠として用いて、その内部にオガ屑13を充填した後に炭化することにより、オガ屑13を圧縮成形する工程が不要となるため、従来の製造方法と比べて、低コストで製造できる。
さらに、本実施形態の炭1によれば、竹材12内部にオガ屑13を充填した後に炭化することにより、炭化処理前に竹材12に含まれる水分がオガ屑13に吸収され、竹材12に含まれる水分を除去する工程が不要となるため、従来の製造方法と比べて、低コストで製造できる。
すなわち、本実施形態の炭1によれば、材料コストや製造コストをかけることなく、着火が早く、火力が強く、火持ちが長いという優れた性能を得ることができる。
なお、本実施形態では、節が底面をなし、上面が開口するように、竹を横方向に切断して形成した円筒状の竹材12を用いて炭1を製造する場合について説明したが、竹材12の形状は、オガ屑13を充填する成形枠として機能する形状であれば、これに限らない。
具体的には、節が側面をなし、且つ、竹の内周面の一部が底面をなし、上面が開口するように、竹を縦方向に切断した半円筒状の竹材を用いるようにしてもよい。
この半円筒状の竹材を用いて製造した炭1の一実施形態を、図3に示す。この炭1は、上述した図2と同様の製造方法で得られ、半円筒状の竹炭2内部にオガ炭3が充填された構成となっている。
この半円筒状の竹材を用いて製造した炭1の一実施形態を、図3に示す。この炭1は、上述した図2と同様の製造方法で得られ、半円筒状の竹炭2内部にオガ炭3が充填された構成となっている。
また、本実施形態では、炭1を燃料として用いる場合の作用効果について説明したが、本実施形態の炭1は、竹炭とオガ炭の有する作用効果がいずれも得られるため、近年注目視されている肥料、脱臭・消臭材、抗菌材、調湿材、マイナスイオン放出材等としても好適に用いることができる。
1 炭
2 竹炭
3 オガ炭
12 竹材
13 オガ屑
2 竹炭
3 オガ炭
12 竹材
13 オガ屑
Claims (2)
- 竹材を炭化させた竹炭内部に、オガ屑を炭化させたオガ炭が充填されてなることを特徴とする炭。
- 竹材の内部にオガ屑を充填する工程と、
前記工程により得られる内部にオガ屑が充填された竹材全体を、炭焼きにより炭化する工程と、
を備えたことを特徴とする炭の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125120A JP2007297459A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 炭及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006125120A JP2007297459A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 炭及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007297459A true JP2007297459A (ja) | 2007-11-15 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2006125120A Pending JP2007297459A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 炭及びその製造方法 |
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JP (1) | JP2007297459A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103131437A (zh) * | 2011-11-25 | 2013-06-05 | 仇峰 | 一种模压成型实心竹炭的制造方法 |
KR20180038688A (ko) * | 2016-10-07 | 2018-04-17 | 권오혁 | 구이용 고체연료 |
-
2006
- 2006-04-28 JP JP2006125120A patent/JP2007297459A/ja active Pending
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KR20180038688A (ko) * | 2016-10-07 | 2018-04-17 | 권오혁 | 구이용 고체연료 |
KR101980423B1 (ko) * | 2016-10-07 | 2019-05-20 | 권오혁 | 구이용 고체연료 |
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