JP2007297071A - 梱包補助装置および梱包方法、物品移動装置 - Google Patents

梱包補助装置および梱包方法、物品移動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被梱包物を持ち上げることなく、被梱包物を梱包材で容易に梱包する。
【解決手段】被梱包物3が載置される第1の作業台16と、第1の作業台16を傾斜させる第1の傾斜機構19とを有する第1の作業部11と、
第1の傾斜機構19によって傾斜された第1の作業台16から転倒された被梱包物3が載置される第2の作業台22と、第2の作業台22を傾斜させる第2の傾斜機構24とを有する第2の作業部12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、梱包材として例えば段ボール製の梱包箱等に被梱包物を収容して梱包するために用いられる梱包補助装置および梱包方法に関する。
従来、被梱包物として、例えば数十キロ程度の比較的重い家庭用電化製品等を、例えば梱包箱等の梱包材で梱包する場合には、被梱包物を持ち上げて被梱包材で梱包する必要がある。つまり、このような梱包作業では、例えば被梱包物を複数の作業者で持ち上げて梱包箱内に収納するので、作業者の労力の負担が大きく、梱包作業が煩雑であり、梱包作業の効率が悪い。
このため、梱包材としては、例えば上半分と下半分とに2分割された一組の梱包箱が提案されており、被梱包物を持ち上げる作業の軽減が図られている。
そして、比較的重い被梱包物を梱包するために用いられる従来の梱包補助装置としては、上部トレイと下部トレイとの2つからなる梱包材を用いて、被梱包物を梱包する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の梱包補助装置では、段差部をもって配置された第1および第2のコンベアで被梱包物を搬送することで、段差部を通過する被梱包物が下部トレイ上に自重で載置される。したがって、この従来の梱包補助装置によれば、被梱包物を持ち上げることなく、被梱包物を下部トレイ上に載置することが可能にされている。
特許第3625611号公報(図4,図5)
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、梱包材としてトレイ状に形成された下部トレイを用いることに限定され、通常の梱包箱を用いることができないので、汎用性に欠けるという不都合があった。
そこで、本発明は、被梱包物を通常の梱包箱で容易に梱包することができる梱包補助装置および梱包方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る梱包補助装置は、被梱包物が載置される第1の作業台と、第1の作業台を傾斜させる第1の傾斜機構とを有する第1の作業部と、
第1の傾斜機構によって傾斜された第1の作業台から転倒された被梱包物が載置される第2の作業台と、第2の作業台を傾斜させる第2の傾斜機構とを有する第2の作業部とを備える。
以上のように構成した本発明に係る梱包補助装置によれば、第1の作業部で、被梱包物が載置された第1の作業台が第1の傾斜機構によって傾斜されることで、被梱包物が第1の作業台から転倒されて、第2の作業部で、第2の傾斜機構によって傾斜された第2の作業台上に載置される。したがって、この梱包補助装置によれば、作業者によって被梱包物が持ち上げられることなく、容易に梱包することができる。また、この梱包補助装置によれば、梱包材として、例えば通常の梱包箱を用いて梱包することができる。
また、本発明に係る他の梱包補助装置は、第1の作業部と第2の作業部とを連動させるように制御する制御部を備える。この構成によれば、制御部によって、第1および第2の作業部による各動作が一連の動作として自動制御されるので、梱包作業を効率的に行うことが可能になる。
また、本発明に係る梱包方法は、被梱包物が載置される第1の作業台と、第1の作業台を傾斜させる第1の傾斜機構とを有する第1の作業部と、
第1の作業台から被梱包物を受け取る第2の作業台と、第2の作業台を傾斜させる第2の傾斜機構とを有する第2の作業部とを備える梱包補助装置を用いる、被梱包物の梱包方法であって、
第1の傾斜機構によって第1の作業台を第2の作業台側に傾斜させることによって、第1の作業台に載置された被梱包物を、第2の傾斜機構によって第1の作業台側に傾斜させた第2の作業台上に転倒させるステップを有する。
また、本発明に係る物品移動装置は、第1の面に開口を有し、第1の設置面に保持された被収納物を前記開口から被せている第1の位置に配された収納箱を、
前記収納箱の第2の面が第2の設置面に保持され、前記開口が外部に露出するとともに、前記収納箱が前記被収納物を保持する第2の位置に自動的に移動する移動手段を備え、
前記移動手段による前記収納箱の移動中、前記被収納物は前記収納箱に保持され続けることを特徴とする。
また、本発明に係る物品移動装置は、第1の面に開口を有し、第1の設置面に保持された被収納物を前記開口から被せているとともに前記開口が前記第1の設置面で塞がれる第1の位置に配された収納箱を、
前記収納箱の第2の面が第2の設置面に保持され、前記開口が外部に露出するとともに、前記収納箱が前記被収納物を保持する第2の位置に自動的に移動する移動手段を備え、
前記移動手段による収納箱の移動中、前記被収納物は前記収納箱に保持され続けることを特徴とする。
上述したように本発明によれば、被梱包物を持ち上げることなく、被梱包物を梱包材で容易に梱包することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の梱包補助装置は、被梱包物として例えば電子機器を梱包箱に梱包するために、電子機器の製造工程で用いられる。また、梱包材としては、例えば段ボール紙製の梱包箱が用いられる。
図1、図2および図3に示すように、梱包補助装置1は、電子機器の組み立て工程側の搬送路6と、出荷工程の搬送路7との間に配置されている。この梱包補助装置1は、被梱包物3を梱包箱に収容して梱包箱の天面部を閉じる作業を行うため第1の作業部11と、梱包箱の底面部を閉じる作業を行うための第2の作業部12と、梱包箱を含む各種の梱包材を供給する供給部13とを備えている。
第1の作業部11は、被梱包物3が載置される第1の作業台16と、この第1の作業台16を移動可能に支持する支持台17と、第1の作業台16を図1中矢印A1,A2方向に昇降させる昇降機構18と、第1の作業台16を図1中矢印B1,B2方向に傾斜させる第1の傾斜機構19と、第1の作業台16上に載置された被梱包物3を突き上げる突き上げ機構20とを有している。
第1の作業台16は、平板状に形成されており、各搬送路6,7の端部に隣接して配置されている。第1の作業台16には、被梱包物3が載置された搬送用のパレット21を回転自在に支持するターンテーブル(不図示)が設けられている。また、支持台17上には、第1の作業台16が、各搬送路6,7に近接離間する方向にスライド自在に設けられている。
また、第1の作業台16には、図示しないが、ロッドレスシリンダによって駆動されるイジェクト部材が設けられており、このイジェクト部材によってパレット21が第1の作業台16から取り外される。
昇降機構18は、第1の作業台16を矢印A1,A2方向に昇降させるシリンダーアクチュエータ18aを有している。
第1の傾斜機構19は、図1に示すように、第1の作業台16の一端部を支持台17上に回動可能に支持する回動軸19aと、第1の作業台16を矢印B1,B2方向に回動させるシリンダーアクチュエータ19aとを有している。
突き上げ機構20は、図1および図3に示すように、被梱包物3の底面部を突き上げる複数の突き上げ部材20aと、これら突き上げ部材20aを昇降させるアクチュエータ(不図示)とを有している。
第1の作業台16には、載置面の四隅に突き上げ部材20aがそれぞれ配置されており、各突き上げ部材20aによって被梱包物3の底面部が突き上げられることで、被梱包物3が、第1の作業台16の載置面から底面部が離間された位置に支持される。
第2の作業部12は、第1の作業台16から移動された被梱包物3が載置される第2の作業台22と、この第2の作業台22を支持する支持台23と、第2の作業台22を図1中矢印C1,C2方向に傾斜させる第2の傾斜機構24と、第2の作業台22を図1中矢印D1,D2方向に移動させる移動機構25とを有している。
第2の作業台22は、断面略L字状に形成されており、被梱包物3が載置される載置板22aと、この載置板22a上に載置された被梱包物3の側面を支持する支持板22bとを有している。支持板22bは、載置板22aの一側端に直交して設けられており、傾斜された載置板22a上に載置された被梱包物3の側面を支持する。このように、第2の作業台22は、支持板22bを有することで、後述のように傾斜された第1の作業台16側から転倒されることで載置板22a上に載置される被梱包物3が、第2の作業台22から落下することが防止され、第1の作業台16から被梱包物3を良好に受け取ることが可能にされている。
図1に示すように、支持台23の下端には、車輪を有する複数のキャスター23aが設けられており、矢印D1,D2方向に移動可能にされている。
第2の傾斜機構24は、第2の作業台22を支持台23上に回動可能に支持する回動軸24aと、第2の作業台22を矢印C1,C2方向に回動させるシリンダーアクチュエータ24bとを有している。
移動機構25は、直列して配置された第1のシンリンダーアクチュエータ25aおよび第2のシリンダーアクチュエータ25bを有しており、これら各シリンダーアクチュエータ25a,25bによって第2の作業台22を矢印D1,D2方向に2段階で移動させる。
供給部13は、梱包箱、緩衝材を含む各種の梱包材や添付品が収納された収納部材26と、この収納部材26を図1中矢印E1,E2方向に水平移動する移動機構27とを有している。
収納部材26は、矢印E1,E2方向の両端側が開口された棚状に形成されており、一端側の開口が作業者側に向けられている。収納部材26は、作業者によって一端側から各種の梱包材等が引き出され、他端側の開口から梱包材が補充される。移動機構27は、収納部材26を移動させるシリンダーアクチュエータ27aを有している。
なお、供給部13の移動機構27は、例えば被梱包物3が載置された第1の作業台16を傾斜させる動作時に、被梱包物3に収納部材26が衝突するのを回避させる構成であれば、例えば矢印E1,E2方向に直交する、例えば搬送路6,7の搬送方向や、鉛直方向である矢印A1,A2方向等の他の方向に収納部材26を移動させるように構成されてもよい。
また、本実施形態の梱包補助装置1は、図1に示すように、第1および第2の作業部11,12、供給部13の各動作を自動的に連動させるように制御する制御部14を備えている。制御部14は、第1の作業部11近傍に配置された1つの作動ボタン(不図示)が押し込み操作されることで、第1および第2の作業部11,12、供給部13の一連の動作を自動的に動作させるように制御する。
また、上述した第1の作業部11の支持台17や、第2の作業部12の支持台23は、図示しないが、複数のパイプ材を連結部材を介して連結することで構成されている。このため、供給部13の収納部材26の配置や、各搬送路6,7の配置等の必要に応じて、第1および第2の作業台16,22の高さ等の配置を容易に変更することが可能とされている。
以上のように構成された梱包補助装置1について、被梱包物3を梱包箱内に収容して梱包する一連の動作を説明する。
梱包補助装置1では、組み立て工程の搬送路6を経て被梱包物3が梱包工程に搬入され、被梱包物3が載置されたパレット21が、第1の作業台16上に載置される。この初期状態で、梱包補助装置1は、図4Aに示すように、第1の作業部11の上方に、供給部13の収納部材26が位置されており、第1の作業部11近傍で梱包作業を行う作業者が、収納部材26内から各種の梱包材を容易に取り出すことが可能にされている。また、この初期状態で、第2の作業部12は、第2の作業台22が矢印C1方向に回動されて傾斜されている。
まず、被梱包物3の梱包作業を開始する際に、作動ボタンを1回押し込み操作することで、制御部14によって、以下に述べる一連の梱包動作が自動制御されて開始される。
一連の梱包動作が開始されると、突き上げ機構20は、図4Bに示すように、第1の作業台16から突き上げ部材20aをパレット21を貫通して突き上げて、突き上げ部材20aによって被梱包物3の底面部が支持される。
被梱包物3の底面部がパレット21の載置面から離間された状態で、被梱包物3の底面部側には例えば緩衝材が容易かつ確実に配置される。また、この状態で、必要に応じて、被梱包物3の内部空間に梱包材が組み込まれ、被梱包物3に上方から梱包袋(不図示)が被せられる。
次に、図4Cに示すように、供給部13は、収納部材26を矢印E2方向に水平移動させ、第1の作業部11の上方から退避させる。また、突き上げ機構20は、被梱包物3を支持する各突き上げ部材20aを矢印A2方向に下降させ、被梱包物3の底面部が第1の作業台16上に載置される。
また、同時に、被梱包物3が載置されている第1の作業台16が矢印A2方向に下降され、作業者によって、第1の作業台16上の被梱包物3に対して、天面部と底面部の両端側が開放された筒状の梱包箱5が、被梱包物3の上方から被せられる。
このように、第1の作業台16が矢印A2方向に下降した後に、被梱包物3に上方から梱包箱5が被せられることによって、第1の作業台16上の被梱包物3に対して、梱包箱5を大きく持ち上げる必要がなく、梱包箱5を被せる作業を容易に行うことができる。
続いて、図4Dに示すように、供給部13は、収納部材26を矢印E1方向に水平移動させ、収納部材26を第1の作業部11の上方に位置させる。また、第2の作業部12は、移動機構25の第1のシリンダーアクチュエータ25aによって第2の作業台22を矢印D1方向に移動させ、第2の作業台22を第1の作業台16に隣接する位置に移動させる。この状態で、作業者によって、第1の作業台16上の被梱包物3は、収納部材26から取り出された緩衝材が梱包箱5の天面部に組み込まれ、梱包箱5内に添付品が収納された後、天面部が接着テープ等で閉じられる。
次に、図4Eに示すように、第1の作業部11は、昇降機構18によって第1の作業台16を矢印A1方向に上昇させ、第1の作業台16が第2の作業部12の第2の作業台22とほぼ同じ高さに位置される。また、供給部13は、収納部材26を矢印E2方向に水平移動させ、収納部材26を第1の作業部11から退避させることで、第1の作業台16に載置された被梱包物3の上方に空間が確保される。
続いて、図4Fに示すように、第1の作業部11は、第1の傾斜機構19によって第1の作業台16を矢印B1方向に回動させ、第1の作業台16上の被梱包物3が第2の作業台22側に傾けられる。そして、図4Gに示すように、第1の作業部11は、第1の作業台16を矢印B1方向に更に回動させることで、傾斜された第1の作業台16のパレット21上の被梱包物3が第2の作業台22側に転倒されて、第1の作業台16側に載置面が向けられた第2の作業台22上に被梱包物3が載置される。したがって、被梱包物3は、作業者によって持ち上げられることなく、第1の作業台16上から第2の作業台22上に円滑に移される。
図4Hに示すように、第2の作業台22上に被梱包物3が載置されたとき、第2の作業部12は、第2の傾斜機構24によって第2の作業台22を矢印C2方向に回動させる。このとき、第2の作業台22上に載置された梱包箱5の底面部側から被梱包物3が脱落しないように、第2の作業台22は、所定の傾斜角をもって傾斜される。矢印C2方向に回動された第2の作業台22上の被梱包物3は、梱包箱5の底面部を第1の作業台16側に位置している作業者側に向けた状態で、梱包箱5の側面が載置板22a上に載置されており、梱包箱5の天面部が支持板22b側に向けられている。
また、第1の作業台16側から第2の作業台22上に被梱包物3が載置されたとき、第1の作業部11は、第1の傾斜機構19によって第1の作業台16を矢印B2方向に回動させる。続いて、図4Iに示すように、第1の作業部11は、昇降機構18によって第1の作業台16を矢印A2方向に下降させ、第1の作業台16を第2の作業台22の高さよりも低い位置に移動させる。
次に、図4Jに示すように、第2の作業部12は、移動機構25の第2のシリンダーアクチュエータ25bによって第2の作業台22を矢印D1方向に更に移動させ、第2の作業台22を第1の作業台16の上方に位置させることで、第2の作業台22上の被梱包物3が、第1の作業部11近傍に位置する作業者に近づけられる。
この状態で、第2の作業台22上の被梱包物3は、作業者によって、梱包箱5の底面部が接着テープ等で閉じられることで、梱包が完了する。また、第2の作業台22上の被梱包物3は、梱包箱5の底面部に接着テープ等が貼り付けられるときに、梱包箱5の底面部が押し込まれた場合であっても、梱包箱5の天面部が支持板22bに突き当てられて支えられるので、梱包箱5の天面部側から被梱包物が脱落したり、梱包箱5が載置板22aから落下したりすることが防止されている。
このとき、第2の作業台22は出荷工程の搬送路7に隣接する位置にあり、作業者によって、被梱包物3が収容された梱包箱5は、第2の作業台22上を摺動されて、第2の作業台22から搬送路7上に円滑に移される。
続いて、図4Kに示すように、第2の作業部12は、移動機構25の第2のシリンダーアクチュエータ25bによって第2の作業台22が矢印D2方向に移動されるとともに、第1のシリンダーアクチュエータ25aによって第2の作業台22が矢印D2方向に更に移動されて、初期位置に復帰される。また、図4Lに示すように、第1の作業台16上のパレット21は、ロッドレスシリンダによって第1の作業台16から搬送路6に戻される。
最後に、図4Mに示すように、第1の作業台16上からパレット21が回収された後、第1の作業部11は、昇降機構18によって第1の作業台16が矢印A1方向に上昇されるとともに、第2の作業部12は、第2の傾斜機構24によって第2の作業台22が矢印C1方向に回動されて、第1および第2の作業部11,12が初期位置に復帰される。また同時に、供給部13は、移動機構27によって収納部材26が矢印E1方向に移動されて、初期位置に復帰される。これにより、梱包補助装置1は、図4Aに示した初期状態に復帰される。
なお、上述した梱包動作では、被梱包物3が載置されたパレット21が第1の作業台16上に載置されたが、パレット21を用いることなく、第1の作業台16上に被梱包物3が直接載置されてもよい。
上述したように、梱包補助装置1は、第1の傾斜機構19によって傾斜される第1の作業台16を有する第1の作業部11と、第2の傾斜機構24によって傾斜される第2の作業台22を有する第2の作業部12とを備えることによって、第1の傾斜機構19によって傾斜された第1の作業台16から被梱包物3を転倒させて、第2の傾斜機構24によって傾斜された第2の作業台22に載置させることが可能になる。このため、この梱包補助装置1によれば、作業者によって被梱包物3が持ち上げられることなく、被梱包物3の上方から梱包箱5が被せられることで、1人の作業者だけで被梱包物3を梱包箱5内に収容して容易に梱包することができる。したがって、梱包補助装置1は、梱包作業に要する作業者の労力の負担が大幅に軽減され、作業性の向上を図ることができる。つまり、梱包補助装置1は、1人の作業者で持ち上げることが困難な比較的重量が大きい被梱包物を梱包箱に収納して梱包する場合に好適である。
また、梱包補助装置1によれば、梱包材として、従来で述べたような下部トレイや、例えば上半分と下半分とに二分割されたような専用の梱包箱を用いることなく、一般的な梱包箱を用いることが可能になり、汎用性が向上される。
また、この梱包補助装置1によれば、作動ボタンを1回操作することで、制御部14によって第1および第2の作業部11,12、供給部13が連動するように自動制御されることによって、梱包作業を容易かつ確実に行うことが可能になり、梱包作業の作業効率を更に向上することができる。
なお、上述した本実施形態の梱包補助装置では、供給部13の収納部材26が、矢印E1,E2方向に移動するように構成されたが、例えば被梱包物3が載置された第1の作業台16を傾斜させたときに、被梱包物3が収納部材26に衝突するのを回避することが可能であれば、収納部材26が例えば鉛直方向や、組み立て工程および出荷工程の各搬送路6,7側に移動されるように構成されてもよい。
また、本実施形態では、作動ボタンを1回操作することで、制御部14によって、第1および第2の作業部11,12、供給部13が連動するように制御される構成が採られたが、梱包作業の必要に応じて、第1の作業部11、第2の作業部12、供給部13による一連の動作が複数の動作に分けられて、動作毎に作動ボタンを複数回操作するように構成されてもよいことは勿論である。
また、本実施形態では、梱包材として、通常の梱包箱が用いられたが、必要に応じて例えば上半分と下半分とに2分割された一組の梱包箱等の他の梱包材が適用されてもよい。
また、本実施形態では、梱包作業以外の作業、例えば、組立作業等の補助装置として活用することも可能である。
本発明に係る梱包補助装置を示す側面図である。 前記梱包補助装置を示す正面図である。 前記梱包補助装置を示す平面図である。 前記梱包補助装置の初期状態を説明するための側面図である。 第1の作業部の突き上げ機構の動作を説明するための側面図である。 第1の作業台上の被梱包物に梱包箱が被せられるときの動作を説明するための側面図である。 第1の作業台上の梱包箱の天面部が閉じられるときの動作を説明するための側面図である。 供給部が収納部材を第1の作業台の上方から退避させた状態を説明するための側面図である。 第1の作業部が第1の作業台を傾斜させた状態を説明するための側面図である。 第1の作業台から第2の作業台に被梱包物が移動された状態を説明するための側面図である。 第2の作業部が第2の作業台を傾斜させた状態を説明するための側面図である。 第1の作業部が第1の作業台を下降させた状態を説明するための側面図である。 第2の作業部が第2の作業台を第1の作業部側に移動させた状態を説明するための側面図である。 第2の作業部が第2の作業台を初期位置に復帰させた状態を説明するための側面図である。 第1の作業台からパレットが外された状態を説明するための側面図である。 前記梱包補助装置が初期状態に復帰する動作を説明するための側面図である。
符号の説明
1 梱包補助装置
3 被梱包物
5 梱包箱
6,7 搬送路
11 第1の作業部
12 第2の作業部
13 供給部
14 制御部
16 第1の作業台
18 昇降機構
19 第1の傾斜機構
22 第2の作業台
24 第2の傾斜機構
25 移動機構
26 収納部材

Claims (13)

  1. 被梱包物が載置される第1の作業台と、前記第1の作業台を傾斜させる第1の傾斜機構とを有する第1の作業部と、
    前記第1の傾斜機構によって傾斜された前記第1の作業台から転倒された被梱包物が載置される第2の作業台と、前記第2の作業台を傾斜させる第2の傾斜機構とを有する第2の作業部と
    を備えることを特徴とする梱包補助装置。
  2. 前記第1の作業部は、梱包箱が被せられて該梱包箱の天面部が閉じられた前記被梱包物を、前記第1の傾斜機構によって前記第1の作業台から前記第2の作業台に転倒させる請求項1に記載の梱包補助装置。
  3. 前記第2の作業部は、前記第1の作業部に対して前記第2の作業台を近接離間する方向に移動させる移動機構を有している請求項1または2に記載の梱包補助装置。
  4. 前記第1の作業部は、前記第1の作業台を昇降させる昇降機構を有している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の梱包補助装置。
  5. 前記第1の作業部と前記第2の作業部とを連動させるように制御する制御部を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載の梱包補助装置。
  6. 梱包材が収納された収納部材と、前記収納部材を移動させる移動機構とを有し、梱包材を供給する供給部を備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載の梱包補助装置。
  7. 前記第1の作業部は、前記第1の作業台に載置された被梱包物を前記第1の作業台上から突き上げて支持する突き上げ機構を有している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の梱包補助装置。
  8. 前記第1の作業部は、被梱包物の組み立て工程から被梱包物を搬入する搬送路に隣接して配置されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の梱包補助装置。
  9. 前記第1の作業部は、梱包材で梱包された被梱包物を搬出する搬送路に隣接して配置されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の梱包補助装置。
  10. 被梱包物が載置される第1の作業台と、前記第1の作業台を傾斜させる第1の傾斜機構とを有する第1の作業部と、
    前記第1の作業台から被梱包物を受け取る第2の作業台と、前記第2の作業台を傾斜させる第2の傾斜機構とを有する第2の作業部とを備える梱包補助装置を用いる、被梱包物の梱包方法であって、
    前記第1の傾斜機構によって前記第1の作業台を前記第2の作業台側に傾斜させることによって、前記第1の作業台に載置された被梱包物を、前記第2の傾斜機構によって前記第1の作業台側に傾斜させた前記第2の作業台上に転倒させるステップを有することを特徴とする梱包方法。
  11. 前記ステップでは、前記第1の作業台上で梱包箱が被せられて該梱包箱の天面部が閉じられた前記被梱包物を、該梱包箱の底面部を外方に露出するように、前記第1の作業台から前記第2の作業台に転倒させる請求項10に記載の梱包方法。
  12. 第1の面に開口を有し、第1の設置面に保持された被収納物を前記開口から被せている第1の位置に配された収納箱を、
    前記収納箱の第2の面が第2の設置面に保持され、前記開口が外部に露出するとともに、前記収納箱が前記被収納物を保持する第2の位置に自動的に移動する移動手段を備え、
    前記移動手段による前記収納箱の移動中、前記被収納物は前記収納箱に保持され続けることを特徴とする物品移動装置。
  13. 第1の面に開口を有し、第1の設置面に保持された被収納物を前記開口から被せているとともに前記開口が前記第1の設置面で塞がれる第1の位置に配された収納箱を、
    前記収納箱の第2の面が第2の設置面に保持され、前記開口が外部に露出するとともに、前記収納箱が前記被収納物を保持する第2の位置に自動的に移動する移動手段を備え、
    前記移動手段による収納箱の移動中、前記被収納物は前記収納箱に保持され続けることを特徴とする物品移動装置。
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