JP2007295415A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 より画質を向上させることができる画像処理方法および画像処理装置を提供する。
【解決手段】 まず、RGBデータをYUVデータに変換し、次にYUVデータの輝度値および色差値をスケール変換する。スケール変換されたYUVデータに対して、たとえばγ補正などの階調補正を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、色空間変換を行う画像処理方法および画像処理装置に関する。
複写機能、プリントアウト機能およびファクシミリ機能など画像形成に関連する複数の機能を一台の装置で実現するデジタル複写機の需要が高まっている。装置設置面積の縮小、稼動コストの低下などの効果が見込まれることから、特にオフィスでの使用が多く、そのための追加機能も増えつつある。
追加機能の1つとしてドキュメントファイリング機能がある。この機能は、複写した原稿画像データ、PC(パーソナルコンピュータ)から入力された画像データ、ファクシミリ受信またはファクシミリ送信した画像データなど1度処理した画像データを所定の記憶装置に記憶しておき、必要なときに呼び出して再度印刷、ファクシミリ送信することを可能とする機能である。このような機能を実現するためには、可能な限り数多くの画像データを記憶装置に保存する必要がある。単に記憶装置の記憶容量を多くするだけでなく、各画像データ自体のファイルサイズを小さくすることでも記憶装置に記憶させる画像データの数を多くすることはできる。
画像データのファイルサイズ縮小化は、既存のファイル圧縮技術を使用することが可能であり、圧縮率の高さなどからJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮がよく利用される。デジタル複合機で扱う画像データのほとんどは、RGB(R:レッド、G:グリーン、B:ブルー)データであるため、JPEG圧縮を行う場合には、色空間変換を行い、RGBデータからYUVデータに変換する。
YUVデータは、動画像データに用いられることが多く、また各種補正処理などを行う場合に変換するデータとしても用いられる。
特許文献1記載の輝度補正装置は、輝度レベル補正などをYUVデータで行い、後段でYUVデータからRGBデータに変換してディスプレイに表示している。
特許文献2記載の画像処理装置は、YUVデータに変換して空間フィルタ処理を行っている。
特開2000−125225号公報 特開2004−112535号公報
上記のように、RGBデータをYUVデータに変換する際には、変換式を用いるが、この変換式の特性から、変換後のYUVデータは、特定の範囲内にのみ値が存在することになる。たとえば、8ビット(256階調)のRGBデータをYUVデータに変換すると、Yが10〜230、Uが50〜170、Vが80〜190の範囲内に値が存在する。
このように、YUVデータの取り得る値が限られているため十分な補正が行えず、画質の向上に限界があるという問題がある。
本発明の目的は、より画質を向上させることができる画像処理方法および画像処理装置を提供することである。
本発明は、RGB色空間データを、YUV色空間データに変換する色空間変換工程と、
前記YUV色空間データの輝度値および色差値をスケール変換するスケール変換工程と、
スケール変換されたYUV色空間データの階調補正を行う補正工程とを有することを特徴とする画像処理方法である。
また本発明は、前記スケール変換工程では、輝度値および色差値を伸張することを特徴とする。
また本発明は、前記スケール変換工程では、輝度値および色差値をレベルシフトすることを特徴とする。
また本発明は、前記補正工程では、γ補正を行うことを特徴とする。
また本発明は、RGB色空間データを、YUV色空間データに変換する色空間変換手段と、
前記YUV色空間データの輝度値および色差値をスケール変換するスケール変換手段と、
スケール変換されたYUV色空間データの階調補正を行う補正手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、前記RGB色空間データを入力する入力手段として、スキャナ、ディジタルスチルカメラおよびディジタルビデオカメラのいずれかを用いることを特徴とする。
本発明によれば、まず、色空間変換工程によってRGB色空間データを、YUV色空間データに変換する。次にスケール変換工程によって、前記YUV色空間データの輝度値および色差値をスケール変換する。補正工程では、スケール変換されたYUV色空間データに対して、たとえばγ補正などの階調補正を行う。
スケール変換することで、YUV色空間データの輝度値および色差値を最大限に利用し、変換後の階調補正において、より高精度の補正を行うことができる。したがって、より画質が向上した画像データを作成することができる。
また本発明によれば、前記スケール変換工程では、輝度値および色差値を伸張するか、またはレベルシフトすることによりスケール変換を行う。
これにより、輝度値および色差値を容易に分散させて、色表現の階調性を向上させることができる。
また本発明によれば、色空間変換手段が、RGB色空間データを、YUV色空間データに変換し、スケール変換手段が、前記YUV色空間データの輝度値および色差値をスケール変換する。補正手段は、スケール変換されたYUV色空間データに対して、たとえばγ補正などの階調補正を行う。
スケール変換することで、YUV色空間データの輝度値および色差値を最大限に利用し、変換後の階調補正において、より高精度の補正を行うことができる。したがって、より画質が向上した画像データを作成することができる。
また本発明によれば、前記RGB色空間データを入力する入力手段として、スキャナ、ディジタルスチルカメラおよびディジタルビデオカメラのいずれかを用いる。これらの入力手段によって入力されたRGB色空間データは、濃度値の範囲が限られているため、より階調性が向上する。
図1は、本発明の実施の一形態である画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、画像データ入力部(スキャナ)40、画像処理部41、画像データ出力部42、画像メモリ43、CPU(中央演算処理装置)44、画像編集部45、IR(赤外線)インターフェイス(I/F)部46およびマルチインターフェイス部47を含んで構成されている。
画像データ入力部40は、白黒原稿またはカラー原稿画像を読み取り、RGBの色成分に色分解したラインデータを出力することのできる3ラインのカラーCCD40a、カラーCCD40aにて読み取られたラインデータのライン画像レベルを補正するシェーディング補正回路40b、3ラインのカラーCCD40aにて読み取られた画像ラインデータのずれを補正するラインバッファなどのライン合わせ部40c、3ラインのカラーCCD40aから出力される各色のラインデータの色データを補正するセンサ色補正部40d、各画素の信号の変化にめりはりを持たせるよう補正するMTF(Modulation Transfer
Function)補正部40e、画像の明暗を補正して視感度補正を行うγ補正部40fなどから成る。
画像処理部41は、画像データ入力部40から入力されるRGB色空間データ(以下では「RGBデータ」という)に基づいてモノクロデータを生成するモノクロデータ生成部41aと、RGBデータを画像データ出力部42に対応したCMYデータに変換し、またクロック変換する入力処理部41b、入力された画像データを文字領域、網点領域、印画紙写真領域に分離する領域分離部41c、入力処理部41aから出力されるCMYデータに基づいて下色除去処理を行い黒生成する黒生成部41d、各色変換テーブルに基づいて画像データの各色を調整する色補正回路41e、設定されている倍率に基づいて入力された画像データを倍率変換するズーム処理回路41f、フィルタリング処理を行う空間フィルタ部41g、多値誤差拡散処理、多値ディザ処理などの階調性を表現するための中間調処理部41hなどから成る。
中間調処理された画像データは画像メモリ43に一旦記憶される。画像メモリ43は画像処理部41からシリアル出力される32ビット(8ビット×4色)の画像データを順次受け取り、バッファに一時的に貯えながら32ビットのデータから8ビット4色の画像データに変換して色毎の画像データとして記憶管理する4基のハードディスクドライブ(HDD)43a,43b,43c,43dを備える。また各レーザスキャナユニットの位置が異なるため、画像メモリ43の遅延バッファメモリ(半導体メモリ)43eに各色の画像データを一旦記憶させ、それぞれ時間をずらすことにより、各レーザスキャナユニットに画像データを送りタイミングを合わせて色ずれを防ぐ。
また、画像メモリ43は、画像データ入力部40で取り込み複写した原稿画像データ、PCから入力されたプリントアウト用の画像データ、ファクシミリ受信またはファクシミリ送信した画像データなど1度処理した画像データを、JPEG圧縮した画像データ(以下では「JPEGデータ」という)として記憶しておくファイリング用HDD43fを備える。さらに画像メモリ43には複数の画像の合成を行うための画像合成メモリも含んでいる。
画像データ出力部42は、中間調処理部41hからの各色画像データに基づいてパルス幅変調を行うレーザコントロールユニット42a、レーザコントロールユニット42aから出力される各色の画像データに応じたパルス幅変調信号に基づいてレーザ記録を行う各色のレーザスキャナユニット42b,42c,42d,42eからなる。
CPU44は、画像データ入力部40、画像処理部41、画像メモリ43、画像データ出力部42、さらに後述する画像編集部45、IRインターフェイス部46およびマルチインターフェイス部47を所定のシーケンスに基づいてコントロールするものである。
画像編集部45は、画像データ入力部40、画像処理部41、あるいは後述するインターフェイスを経て一旦画像メモリ43に記憶された画像データに対して所定の画像編集を施すためのものであり、画像データの編集作業は、画像合成用メモリを用いて行われる。また、画像編集部45では、画像データであるRGBデータをYUV色空間データ(以下では「YUVデータ」という)に変換した後JPEG圧縮してJPEGデータの作成を行う。
IRインターフェイス部46は、外部の画像入力処理装置(カメラ付通信携帯端末、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラなど)から画像データを受け入れるための通信インターフェイス手段である。
なお、このIRインターフェイス部46から入力される画像データも一旦画像処理部41に入力され、色空間補正などを行うことでデジタル複写機1の画像データ出力部42で取扱うことのできるデータレベルに変換してHDD43a,43b,43c,43dに記憶管理されることとなる。
さらに、マルチインターフェイス部47は、PCで作成された画像データを受信するプリンタインタフェース機能と、ファクシミリ受信した画像データを画像データ出力部42で出力可能な画像データに変換するファクシミリ(FAX)インターフェイス機能とその他各種装置から画像データを受信するための通信インターフェイス機能とを有する。このマルチインターフェイス部47から入力される画像データは、すでにCMYKデータであり、一旦中間調処理を施して画像メモリ43のHDD43a,43b,43c,43dに記憶管理される。
ここで、画像編集部45が実行するJPEGデータ作成処理について詳細に説明する。
図2は、JPEG圧縮・解凍処理の手順を示すフロー図である。複写、プリントアウト、ファクシミリ送受信のいずれかの処理が実行されたRGBデータをファイリング用HDD43fに記憶させる前に、画像編集部45が図2(a)に示すJPEG圧縮処理を行う。
まず、ステップS1で、対象のRGBデータからYUVデータに色空間変換を行う。RGBデータからYUVデータへの変換は、変換式に基づく演算を実行してもよいが、本実施形態では、LUT(Look Up Table)によって行う。以下に示す変換式に基づいて、予めRGBデータとYUVデータとの対応関係を示すテーブルを作成しておき、変換処理を実行する際には、変換元のRGBデータに対応するYUVデータをテーブル内から探索するだけでよい。
RGBデータからYUVデータへの変換に際しては読取系の特性に応じて最適化され、たとえば、下記変換式によって変換される。
Y= 0.299×R+0.587×G+0.114×B
U=−0.147×R−0.289×G+0.436×B
V= 0.615×R−0.515×G−0.100×B
ステップS2では、変換されたYUVデータのスケール変換を行う。変換後のYUVデータは、Y(輝度値)が10〜230、U(色差値)が50〜170、V(色差値)が80〜190の範囲内に分布していることから、スケール変換として以下の2つの変換のいずれかを行う。
(変換1)レベルシフト
U’=U−50
V’=V−80
このような変換式を用いて、UからU’へ、VからV’への変換を行うことで、U’は0〜120、V’は0〜110の範囲にシフトする。
(変換2)伸張
Y’=(Y―10)×(255/220)
U’=(U―50)×(255/120)
V’=(V―80)×(255/110)
このような変換式を用いて、YからY’へ、UからU’へ、VからV’への変換を行うことで、Y’、U’、V’はそれぞれ0〜255の範囲に伸張する。
なお、スケール変換は、上記変換式に基づく演算を実行してもよいが、本実施形態では、色空間変換と同様にLUTによって行う。
ステップS3では、Yデータに対してガンマ補正を行う。図3は、ガンマ補正曲線の一例を示す図であり、図4は、補正テーブルを示す図である。横軸はガンマ補正前のYデータを示し、縦軸はガンマ補正後のYデータを示す。
補正の対象はY’データであり、図に示したように、補正前のY’データを0〜255にまで広げ、補正後のデータとして0〜255の値を出力する。
ステップS4では、DCT変換(離散コサイン変換)を行い、ステップS5ではハフマン符号化を行う。DCT変換およびハフマン符号化は、既知のJPEG圧縮で実行される処理と同様である。
このようにして圧縮されたJPEGデータは、ファイリング用HDD43fに記憶される。記憶されているJPEGデータを呼び出して印刷する場合には、図2(b)に示すような解凍(復号化)処理を行い、CMYデータを作成する。
解凍処理は、圧縮処理とは逆の順序で逆変換処理を行う。ステップS6では、ファイリング用HDD43fに記憶されているJPEGデータを読み出し、ハフマン復号化を行い、ステップS7では、DCT逆変換を行う。
ステップS8では、ステップS2で実行したスケール変換に応じた逆変換を行う。ステップS2でレベルシフトを行っていれば、以下の変換式を用いて逆変換を行う。
(逆変換1)
U=U’+50
V=V’+80
ステップS2で伸張を行っていれば、以下の変換式を用いて逆変換を行う。
(逆変換2)
Y=Y’×(220/255)+10
U=U’×(120/255)+50
V=V’×(110/255)+80
ステップS9では、YUVデータからCMYデータに色空間変換を行う。YUVデータからCMYデータへの変換は、以下のようにYUVデータからRGBデータに変換した後、RGBデータからYMCデータへ変換する変換式に基づく演算を実行してもよいが、本実施形態では、LUTによって行う。
R=Y+1.14×V
G=Y−0.394×U−0.581×V
B=Y+2.032×U

C=255−R
M=255−G
Y=255−B
または、
C=a11×R+a12×G+a13×B+a14
M=a21×R+a22×G+a23×B+a24
Y=a31×R+a32×G+a33×B+a34
このようにして得られたCMYデータは、画像処理部41に送られ、画像データ出力部42で印字出力される。
以上のように、本発明ではスケール変換を行うことにより、ダイナミックレンジを広げるなどして、色空間を最大限に利用し、色表現の階調性を向上させることで、JPEG圧縮した画像データの画質を向上させることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態における画像形成装置の構成は、図1に示した画像形成装置と同様であるので説明は省略する。本実施形態は、Yデータについて圧縮、伸張を行うことが前述の実施形態と異なっている。
図5は、JPEG圧縮・解凍処理の手順を示すフロー図である。複写、プリントアウト、ファクシミリ送受信のいずれかの処理が実行されたRGBデータをファイリング用HDD43fに記憶させる前に、画像編集部45が図5(a)に示すJPEG圧縮処理を行う。
まず、ステップS11で、対象のRGBデータからYUVデータに色空間変換を行う。RGBデータからYUVデータへの変換は、変換式に基づく演算を実行してもよいが、本実施形態では、LUTによって行う。上記の変換式に基づいて、予めRGBデータとYUVデータとの対応関係を示すテーブルを作成しておき、変換処理を実行する際には、変換元のRGBデータに対応するYUVデータをテーブル内から探索するだけでよい。
ステップS12では、変換されたYUVデータのスケール変換を行う。変換後のYUVデータは、Yが10〜230、Uが50〜170、Vが80〜190の範囲内に分布していることから、スケール変換として以下の2つの変換のいずれかを行う。
(変換1)レベルシフト
U’=U−50
V’=V−80
このような変換式を用いて、UからU’へ、VからV’への変換を行うことで、U’は0〜120、V’は0〜110の範囲にシフトする。
(変換2)伸張
Y’=(Y―10)×(255/220)
U’=(U―50)×(255/120)
V’=(V―80)×(255/110)
このような変換式を用いて、YからY’へ、UからU’へ、VからV’への変換を行うことで、Y’、U’、V’はそれぞれ0〜255の範囲に伸張する。
なお、スケール変換は、上記変換式に基づく演算を実行してもよいが、本実施形態では、色空間変換と同様にLUTによって行う。
ステップS13では、Y’データに対してガンマ補正を行う。
補正の対象はY’データであり、図3に示したように、補正前のY’データを0〜255にまで広げ、補正後のデータとして0〜255の値を出力する。
ステップS14では、Y’データの圧縮を行う。図6は、圧縮曲線の一例を示す図であり、図7は、圧縮テーブルを示す図である。横軸は圧縮前のY’データを示し、縦軸は圧縮後のY’データを示す。
ステップS15では、DCT変換を行い、ステップS16ではハフマン符号化を行う。DCT変換およびハフマン符号化は、既知のJPEG圧縮で実行される処理と同様である。
このようにして圧縮されたJPEGデータは、ファイリング用HDD43fに記憶される。記憶されているJPEGデータを呼び出して印刷する場合には、図5(b)に示すような解凍(復号化)処理を行い、CMYデータを作成する。
解凍処理は、圧縮処理とは逆の順序で逆変換処理を行う。ステップS17では、ファイリング用HDD43fに記憶されているJPEGデータを読み出し、ハフマン復号化を行い、ステップS18では、DCT逆変換を行う。
ステップS19では、Y’データの伸張を行う。Y’データの伸張は、ステップS12で行った圧縮の逆変換である。図8は、伸張曲線の一例を示す図であり、図9は、伸張テーブルを示す図である。横軸は伸張前のY’データを示し、縦軸は伸張後のY’データを示す。
ステップS20では、ステップS12で実行したスケール変換に応じた逆変換を行う。ステップS12でレベルシフトを行っていれば、以下の変換式を用いて逆変換を行う。
(逆変換1)
U=U’+50
V=V’+80
ステップS12で伸張を行っていれば、以下の変換式を用いて逆変換を行う。
(逆変換2)
Y=Y’×(220/255)+10
U=U’×(120/255)+50
V=V’×(110/255)+80
ステップS21では、YUVデータからCMYデータに色空間変換を行う。YUVデータからCMYデータへの変換は、以下のようにYUVデータからRGBデータに変換した後、RGBデータからYMCデータへ変換する変換式に基づく演算を実行してもよいが、本実施形態では、LUTによって行う。
R=Y+1.14×V
G=Y−0.394×U−0.581×V
B=Y+2.032×U
および
C=255−R
M=255−G
Y=255−B
または、
C=a11×R+a12×G+a13×B+a14
M=a21×R+a22×G+a23×B+a24
Y=a31×R+a32×G+a33×B+a34
このようにして得られたCMYデータは、画像処理部41に送られ、画像データ出力部42で印字出力される。
人間の視感度は、対数特性を有するので、高濃度領域ではYデータの圧縮および伸張に伴う量子化誤差の影響が少ない。また、電子写真プロセスはハイライト(低濃度領域)の再現性が乏しく、低濃度領域ではY’データの圧縮および伸張に伴う量子化誤差の影響は無視できる程度である。
したがって、Y’データの圧縮および伸張を行うことによりJPEG圧縮の圧縮率を向上させるとともに、画質の劣化を抑えることができる。なお、中間調部分は、圧縮されにくく、圧縮率が小さいため、Y’データの圧縮および伸張による影響はない。
本発明の実施の一形態である画像形成装置1の構成を示すブロック図である。 JPEG圧縮・解凍処理の手順を示すフロー図である。 ガンマ補正曲線の一例を示す図である。 補正テーブルを示す図である。 JPEG圧縮・解凍処理の手順を示すフロー図である。 圧縮曲線の一例を示す図である。 圧縮テーブルを示す図である。 伸張曲線の一例を示す図である。 伸張テーブルを示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
40 画像データ入力部(スキャナ)
41 画像処理部
42 画像データ出力部
43 画像メモリ
44 CPU(中央演算処理装置)
45 画像編集部
46 IR(赤外線)インターフェイス(I/F)部
47 マルチインターフェイス部

Claims (6)

  1. RGB色空間データを、YUV色空間データに変換する色空間変換工程と、
    前記YUV色空間データの輝度値および色差値をスケール変換するスケール変換工程と、
    スケール変換されたYUV色空間データの階調補正を行う補正工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記スケール変換工程では、輝度値および色差値を伸張することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 前記スケール変換工程では、輝度値および色差値をレベルシフトすることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  4. 前記補正工程では、γ補正を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  5. RGB色空間データを、YUV色空間データに変換する色空間変換手段と、
    前記YUV色空間データの輝度値および色差値をスケール変換するスケール変換手段と、
    スケール変換されたYUV色空間データの階調補正を行う補正手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記RGB色空間データを入力する入力手段として、スキャナ、ディジタルスチルカメラおよびディジタルビデオカメラのいずれかを用いることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
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