JP2007294793A - イメージセンサチップの固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品精度が低いパッケージベースを使用した場合であっても、撮像によって得られる画像の歪みを抑制する。
【解決手段】位置決め基準面15がストッパ33の下面33aに当接されたパッケージベース6の上方から、イメージセンサチップ3が保持されたコレット34を下方に移動させる。コレット34の下方への移動を停止した後、コレット34に設けられた光ファイバー40から紫外光を接着剤20に向けて照射し、接着剤20を硬化させる。このとき、パッケージベース6の位置決め基準面15はストッパ33の下面33aに当接され、また、イメージセンサチップ3の撮像面3aはコレット34の先端面34aに当接されているので、パッケージベース6の位置決め基準面15と、イメージセンサチップ3の撮像面3aとの平行度が高精度に保持された状態で、イメージセンサチップ3がパッケージベース6に接合される。
【選択図】図5

Description

本発明は、イメージセンサチップをイメージセンサチップ用のパッケージベースに固定する方法に関するものである。
CCDイメージセンサなどの固体撮像装置は、イメージセンサチップと、イメージセンサチップを気密収納するパッケージとから構成されている。パッケージは、イメージセンサチップが固着されるパッケージベースと、このパッケージベースの上部に固定され、収納されるイメージセンサチップの撮像面を覆って保護する透明板とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。
このような固体撮像装置はレンズ鏡筒に取り付けられるが、この取付時にはパッケージに形成した位置決め基準面をレンズ鏡筒の一部に突き当てて固体撮像装置を位置決めする。したがって、被写体を良好に撮像するためには、イメージセンサチップの撮像面とパッケージの位置決め基準面との平行度が高くなるようにして固体撮像装置を製造することが要求される。
イメージセンサチップをパッケージベースに接合する工程について図8を用いて説明する。パッケージベース300は、ステージ吸着孔301aを通して真空吸着するパッケージ用ステージ301に吸着保持されている。パッケージ用ステージ301は上下方向に移動自在であり、パッケージベース300の位置決め基準面300aがストッパ302の下面302aに当接した状態で接合が行われる。パッケージベース300の接合面300bには接合前に接着剤304が塗られている。イメージセンサチップ305は、吸着孔306aを通して真空吸着するコレット306により保持されている。コレット306の先端面306bとストッパ302の下面302aとは平行度が非常に高くされている。コレット306と共にイメージセンサチップ305を下方に移動させ、イメージセンサチップ305を接着剤304を介して押圧することにより、イメージセンサチップ305がパッケージベース300の接合面300bに接合される。
特開2001−244280号公報
このようなイメージセンサチップとパッケージベースとを接合する接着剤には、熱硬化性を有する接着剤が用いられており、イメージセンサチップとパッケージベースとの接合の後、熱処理が行われ、イメージセンサチップとパッケージベースとを接合する接着剤を硬化させることになる。しかしながら、熱処理を行う際には、コレットによるイメージセンサチップの保持、及び、パッケージ用ステージによるパッケージベースの保持は行われないため、接着剤を硬化させるまでの間に、イメージセンサチップとパッケージベースとの相対位置がずれてしまい、パッケージベースに対するイメージセンサチップの位置精度が低くなるという問題がある。このようにイメージセンサチップとパッケージベースとの相対位置がずれた固体撮像装置がデジタルカメラ等に組み込まれた場合、撮像を行うことで得られる画像は、あおりの影響が大きい画像、つまり歪みが大きい画像となるという問題がある。このため、熱硬化させるまでの間、イメージセンサチップを上述したコレットにて保持することも考えられるが、接着剤を熱硬化するまでの間に時間がかかるため、結果的に固体撮像装置の生産性が悪くなるという問題がある。
また、近年、小型化及びスリム化されたデジタルカメラや、撮像機能付きの携帯型電話機が提供されていることから、固体撮像装置においては、小型や薄型のイメージセンサチップや、高画素のイメージセンサチップが用いられるだけでなく、パッケージ自体も薄型化されたものが使用される傾向にある。例えばパッケージを薄型化した場合、パッケージベースにおいて、イメージセンサチップを接合する接合面の反りが発生しやすくなり、このような接合面の反りが生じているパッケージベースを使用して製造された固体撮像装置をデジタルカメラに組み込んだ場合には、撮像時に得られる画像があおりの影響が大きい画像、つまり歪みが大きい画像となるという問題がある。このため、接合面の反りが生じないパッケージベースを製造しようとすると、パッケージベースを製造する際のコストが高くなるので、安価な固体撮像装置を提供することができなくなる。
本発明は、製品精度が低いパッケージベースを使用した場合であっても、撮像によって得られる画像の歪みを抑制することができるようにしたイメージセンサチップの固定方法を提供することを目的とする。
本発明のイメージセンサチップの固定方法は、底板と該底板から立ち上がる側壁とを有するパッケージベースに、イメージセンサチップを固定する方法において、前記パッケージベースの上面、又は前記パッケージベースに設けられる底板の下面が当接される基準面を備えた第1の治具と、前記イメージセンサチップの上面が当接される当接面と、前記当接面よりも外側に配置され、光硬化性の接着剤を硬化させる光を照射する光照射部とを備え、前記当接面が前記基準面に対して高精度に平行度を合わせた状態で前記イメージセンサチップを保持する第2の治具と、を備え、前記第2の治具に保持されイメージセンサチップが前記第1の治具に位置決めされたパッケージベースの底板に塗布された前記光硬化性の接着剤を押圧し、且つ前記イメージセンサチップの下面と前記底板の上面とが当接しない状態で前記第2の治具を保持した後、前記第2の治具に設けられた光照射部から前記光硬化性の接着剤に光を照射することで、前記光硬化性の接着剤を硬化させることを特徴とする。なお、パッケージの上面とは、パッケージに設けられる側壁の上面の他に、パッケージを構成する底板の上面の外周縁部を挙げることができる。
また、前記光硬化性の接着剤は、熱硬化性を有しており、前記第2の治具に設けられた光照射部から前記光硬化性の接着剤に光を照射することで、前記イメージセンサチップを前記パッケージベースに対して仮固定した後、前記パッケージに熱を与えることで、前記イメージセンサチップを前記パッケージベースに本固定することを特徴とする。
また、前記パッケージベースは、前記光硬化性の接着剤が該パッケージベースの底板上であって、前記イメージセンサチップの少なくとも4隅に対応する領域に塗布される他に、熱硬化性の接着剤が該パッケージベースの底板上で、且つ前記光硬化性の接着剤が塗布される領域とは異なり、前記光照射部からの光が届かない領域に塗布されており、前記光硬化性の接着剤を硬化させた後に、前記熱硬化性の接着剤を硬化させることで、前記イメージセンサチップを前記パッケージベースに固定させることを特徴とする。
本発明のイメージセンサチップの固定方法によれば、底板と該底板から立ち上がる側壁とを有するパッケージベースに、イメージセンサチップを固定する方法において、前記パッケージベースの上面、又は前記パッケージベースに設けられる底板の下面が当接される基準面を備えた第1の治具と、前記イメージセンサチップの上面が当接される当接面と、前記当接面よりも外側に配置され、光硬化性の接着剤を硬化させる光を照射する光照射部とを備え、前記当接面が前記基準面に対して高精度に平行度を合わせた状態で前記イメージセンサチップを保持する第2の治具と、を備え、前記第2の治具に保持されイメージセンサチップが前記第1の治具に位置決めされたパッケージベースの底板に塗布された前記光硬化性の接着剤を押圧し、且つ前記イメージセンサチップの下面と前記底板の上面とが当接しない状態で前記第2の治具を保持した後、前記第2の治具に設けられた光照射部から前記光硬化性の接着剤に光を照射することで、前記光硬化性の接着剤を硬化させるから、パッケージの側壁の上面、又は前記底板の下面の製品精度を高精度にすれば済むので、パッケージの製造コストを上昇させずに済む。また、パッケージの側壁の上面、又は前記底板の下面は、他の部品と当接される箇所であるから、固体撮像素子の上面と、パッケージの側壁の上面、又は前記底板の下面との平行度を高めることで、あおりの影響が低減された、所謂歪みが低減された画像を得ることができる。
また、前記光硬化性の接着剤は、熱硬化性を有しており、前記第2の治具に設けられた光照射部から前記光硬化性の接着剤に光を照射することで、前記イメージセンサチップを前記パッケージベースに対して仮固定した後、前記パッケージに熱を与えることで、前記イメージセンサチップを前記パッケージベースに本固定するから、例えば光を照射しただけでは硬化が不十分な接着剤を完全に硬化させることができる。
また、前記パッケージベースは、前記光硬化性の接着剤が該パッケージベースの底板上であって、前記イメージセンサチップの少なくとも4隅に対応する領域に塗布される他に、熱硬化性の接着剤が該パッケージベースの底板上で、且つ前記光硬化性の接着剤が塗布される領域とは異なり、前記光照射部からの光が届かない領域に塗布されており、前記光硬化性の接着剤を硬化させた後に、前記熱硬化性の接着剤を硬化させることで、前記イメージセンサチップを前記パッケージベースに固定させるから、例えば固体撮像素子とパッケージとをワイヤボンディングする際に、超音波の伝達を確実にすることができる。
図1に示すように、固体撮像装置2は、矩形板状のイメージセンサチップ3と、このイメージセンサチップ3を気密保持するパッケージ4とから構成される。パッケージ4は、イメージセンサチップ3の撮像面3aを覆うガラス板5と、このガラス板5を保持するとともにイメージセンサチップ3が固着されるパッケージベース6とを有している。
イメージセンサチップ3の撮像面3aは上面の中央部に形成され、マトリクス状に配置された多数個の受光素子によって構成されており、これらの受光素子に蓄積された電荷は電荷結合素子(CCD)によって搬送される。各受光素子の上には、RGBのカラーフィルタやマイクロレンズが積層されている。なお、CCDイメージセンサに替えて、CMOSイメージセンサ等を用いることもできる。イメージセンサチップ3の上面の周部には図示しない外部端子が形成されている。
パッケージベース6は、底板10と、この底板10の上面から立ち上がる側壁部11とから構成され、上面が開口となった箱体の形状をしている。パッケージベース6の材料にはセラミックを用いているが、材料はこれに限定されず例えばプラスチックを用いてもよい。図2はパッケージベース6を上方から見た図である。底板10と側壁部11とに囲まれた空間がイメージセンサチップ3を収容する収容部となる。側壁部11は階段状に形成され、この側壁部の1段目の平面部11aには内部電極が配されている。この内部電極はパッケージベース6に設けられた導電配線に接続されている。導電配線の他端側はパッケージベース6の外部に露呈した図示しないリード部となっている。この内部電極は、イメージセンサチップ3の外部端子と金属線12を介して接続される。
パッケージベース6の底板10の上面であって、側壁部11に囲まれる領域は、イメージセンサチップ3が接合される接合面13となっている。また、パッケージベース6の底板10の上面であって、側壁部11の外側の領域、つまり、底板11の図2中左右端縁部は位置決め基準面15となっており、この位置決め基準面15は固体撮像装置2をレンズ鏡筒26に位置決めする際に用いられる。
イメージセンサチップ3は接着剤20を介してパッケージベース6の底板10の接合面13に接合される。この接着剤20としては、例えば紫外光を照射することにより硬化する、つまり光硬化性を有する接着剤が用いられている。なお、この接着剤20は、接合されるイメージセンサチップ3が接合される接合領域16の四隅、つまり、接合面13の四隅(図2中二点鎖線で示す領域21)に塗布される。なお、接着剤20が塗布される領域は、接合領域16の四隅(図2中二点鎖線で示す領域21)に限定する必要はなく、例えば接合領域16の外周縁部のうち、対向する二辺に沿って塗布する、或いは接合領域16の外周縁部の全周に亘って塗布することも可能である。
パッケージベース6の側壁部11の2段目の平面部にはガラス板5が接着されている。このガラス板5はイメージセンサチップ3の撮像面3aを覆って保護している。
上記した固体撮像装置2は、図3に示すように、撮影レンズ25が組み込まれたレンズ鏡筒26に取り付けて使用される。固体撮像装置2の取付時には、固体撮像装置2のパッケージベース6の位置決め基準面15を、レンズ鏡筒26側の位置決め基準面である端面26aに突き当てて位置決めを行う。次いで、位置決め基準面15を端面26aに突き当てた状態で、固体撮像装置2とレンズ鏡筒26とを接合する。したがって、撮影レンズ25を透過した被写体光を良好に撮像するためには、イメージセンサチップ3の撮像面3aとパッケージベース6の位置決め基準面15との平行度が高くなるようにして固体撮像装置2を製造することが要求される。
イメージセンサチップ3の接合工程について図4を用いて説明する。パッケージベース6はキャリア30に載せられて水平方向で搬送される。ここでは図示していないが、キャリア30には複数のパッケージベース6が載せられている。キャリア30のパッケージベース6が載せられる箇所には開口30aが形成されている。キャリア30は、パッケージベース6がパッケージ用ステージ31の上方に位置するところで移動を一旦停止する。
図4に示すように、パッケージ用ステージ31が開口部30aを通って上昇し、パッケージベース6を上方に移動させる。パッケージ用ステージ31にはステージ吸着孔31aが形成されており、パッケージ用ステージ31は真空吸着によってパッケージベース6を固定することができる。パッケージベース6を上方に移動させてゆくと、パッケージベース6の位置決め基準面15がストッパ(第1の治具)33の下面(基準面)33aに当接し、パッケージベース6が位置決めされる。なお、パッケージベース6の底板10の接合面13の四隅には接着剤20が塗布されている。
コレット(第2の治具)34には吸着孔34aが形成されている。コレット34は先端面(当接面)34bをイメージセンサチップ3の撮像面3aに当接させて、吸着孔34aによる真空吸着によってイメージセンサチップ3を保持する。なお、コレット34の先端面34bとストッパ33の下面33aとの平行度は非常に高くなっている。この平行度は、例えばパッケージの代わりに非常に平面との高い(表面と裏面との平行度が高い)キャリブレーション用の板を用意しておき、キャリブレーション用の板とコレットとの間に感圧紙(登録商標)を挟んでコレットを下方に移動させ、感圧紙が感知する圧力が面内でほぼ均一になるように、ストッパの下面とコレットの先端面との位置関係を調整する他に、オートコリメータを用いて平行度を調整するようにしてもよい。
図5に示すように、コレット34に保持されたイメージセンサチップ3を下方に移動させ接着剤20に接触させる。このとき、イメージセンサチップ3の中心と接合面13の中心とが一致するように位置が合わせられている。イメージセンサチップ3をさらに下方向に移動させると、イメージセンサチップ3を接着剤20を介して接合面13に押し付けることができる。コレット34の下方への押圧力はある設定値より大きくならない機構になっており、イメージセンサチップ3の裏面3bが接合面13に接触する前にイメージセンサチップ3の下方への移動が停止される。このとき、イメージセンサチップ3の裏面3bによって押圧される接着剤20は、その一部が接合領域16の外部に移動する。
このコレット34の下方への移動が停止された後、接着剤20の硬化処理が行われる。コレット34には紫外光を照射するための光ファイバー(光照射部)40が、先端面34bの外側に設けられており、接合領域16の四隅を照射するように設けられている。例えばコレット34の下方への移動が停止されると、光ファイバー40から紫外光が接着剤20に向けて照射される。この紫外線を受けて接着剤20が硬化する。このとき、パッケージベース6の位置決め基準面15はストッパ33の下面33aに当接され、また、イメージセンサチップ3の撮像面3aはコレット34の先端面34aに当接されているので、パッケージベース6の位置決め基準面15と、イメージセンサチップ3の撮像面3aとの平行度が高精度に保持された状態で、パッケージベース6とイメージセンサチップ3とが接合されることになる。
以上により、イメージセンサチップ3の接合工程が完了し、コレット34によるイメージセンサチップ3の吸引保持が解除される。イメージセンサチップ3の接合工程の後、ワイヤボンディング工程を行い、さらにガラス板5を装着して固体撮像装置2が完成する。なお、このようにして製造された固体撮像装置2は、デジタルカメラやカメラ機能付きの携帯型電話機に組み付けられる。この際、パッケージ4の位置決め基準面15に、レンズ鏡筒26の端面26aを当接した状態で組み付けられることになるから、レンズ鏡筒26に保持されるレンズ25の光軸とイメージセンサチップ3の撮像面とが垂直に保持されることになる。これにより、撮像により得られる画像は、あおりの影響が低減された、つまり歪みの影響が低減された画像となる。
本実施形態では、パッケージベースの位置決め基準面をストッパの下面に当接させているが、これに限定する必要はなく、例えばパッケージベースの側壁部の2段目の平面部(ガラス板が接着される面)をストッパの下面に当接させることも可能である。また、この他に、例えばパッケージベースの底板の下面の左右端部をパッケージベースの下方に設けられたストッパの上面に当接させることで、パッケージベースの位置決めを行うようにしても良い。
本実施形態では、紫外光が照射されることで硬化する、所謂光硬化性を有する接着剤を用いているが、これに限定する必要はなく、例えば光硬化性、及び熱硬化性の両方を備えた接着剤を用いることも可能である。この場合、コレットの下方への移動が停止されたときに紫外光の照射を行って接着剤の光硬化処理を行った後、例えば電気炉を用いた熱硬化処理を行うようにする。このように光硬化処理と熱効果処理とを行うことにより、例えば光硬化処理だけでは接着剤の硬化が不十分な場合であっても熱硬化処理を行うことで、接着剤の硬化を確実に行うことができる。
本実施形態では、光硬化性の接着剤を塗布する領域は接合領域の四隅としたが、パッケージベースの接合面とを接着剤を用いて接合した場合、イメージセンサチップの下面において、接着剤によってパッケージベースの接合面に接合されている領域が少ないため、ワイヤボンディング処理を行った際に、超音波がうまく伝わらずに、ワイヤボンディング処理が適度に行えない場合がある。このような場合には、光硬化性の接着剤の他に、熱硬化性の接着剤を用いることも可能である。この場合、図6に示すように、熱硬化性の接着剤を塗布する領域を、紫外線が当たらない領域、つまりパッケージベース6の接合面13の略中央の領域(図6中二点差線で示す領域40)とする。この場合、紫外光で光硬化性の接着剤20を硬化させた後に、例えば電気炉を用いた熱硬化処理を行って熱硬化性の接着剤41を硬化させる。これによれば、図7に示すように、パッケージベース6とイメージセンサチップ3とが接合される接合面積が広くなるため、ワイヤボンディング処理における不具合を解消することができる。
固体撮像装置の断面図である。 パッケージベースの平面図である。 固体撮像装置の断面図である。 パッケージベースがストッパにより位置決めされた状態を示す断面図である。 パッケージベースとイメージセンサチップとが位置決めされた状態で接着剤を硬化させる状態を示す断面図である。 光硬化性を有する接着剤と熱硬化性を有する接着剤とを併用する場合に、それぞれの接着剤をパッケージベースに塗布する領域を示す平面図である。 光硬化性を有する接着剤と熱硬化性を有する接着剤とを併用した場合の固体撮像装置の断面図である。 従来のイメージセンサチップの接合工程を説明する説明図である。
符号の説明
2 固体撮像装置
3 イメージセンサチップ
4 パッケージ
5 ガラス板
6 パッケージベース
10 底板
11 側壁部
13 接合面
15 位置決め当接面
20 光硬化性の接着剤
33 ストッパ
33a 下面
34 コレット
34a 先端面
40 熱硬化性の接着剤

Claims (3)

  1. 底板と該底板から立ち上がる側壁とを有するパッケージベースに、イメージセンサチップを固定する方法において、
    前記パッケージベースの上面、又は前記パッケージベースに設けられる底板の下面が当接される基準面を備えた第1の治具と、
    前記イメージセンサチップの上面が当接される当接面と、前記当接面よりも外側に配置され、光硬化性の接着剤を硬化させる光を照射する光照射部とを備え、前記当接面が前記基準面に対して高精度に平行度を合わせた状態で前記イメージセンサチップを保持する第2の治具と、を備え、
    前記第2の治具に保持されイメージセンサチップが前記第1の治具に位置決めされたパッケージベースの底板に塗布された前記光硬化性の接着剤を押圧し、且つ前記イメージセンサチップの下面と前記底板の上面とが当接しない状態で前記第2の治具を保持した後、前記第2の治具に設けられた光照射部から前記光硬化性の接着剤に光を照射することで、前記光硬化性の接着剤を硬化させることを特徴とするイメージセンサチップの固定方法。
  2. 前記光硬化性の接着剤は、熱硬化性を有しており、
    前記第2の治具に設けられた光照射部から前記光硬化性の接着剤に光を照射することで、前記イメージセンサチップを前記パッケージベースに対して仮固定した後、前記パッケージに熱を与えることで、前記イメージセンサチップを前記パッケージベースに本固定することを特徴とする請求項1記載のイメージセンサチップの固定方法。
  3. 前記パッケージベースは、前記光硬化性の接着剤が該パッケージベースの底板上であって、前記イメージセンサチップの少なくとも4隅に対応する領域に塗布される他に、熱硬化性の接着剤が該パッケージベースの底板上で、且つ前記光硬化性の接着剤が塗布される領域とは異なり、前記光照射部からの光が届かない領域に塗布されており、
    前記光硬化性の接着剤を硬化させた後に、前記熱硬化性の接着剤を硬化させることで、前記イメージセンサチップを前記パッケージベースに固定させることを特徴とする請求項1又は2記載のイメージセンサチップの固定方法。
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