JP2007293164A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007293164A
JP2007293164A JP2006123182A JP2006123182A JP2007293164A JP 2007293164 A JP2007293164 A JP 2007293164A JP 2006123182 A JP2006123182 A JP 2006123182A JP 2006123182 A JP2006123182 A JP 2006123182A JP 2007293164 A JP2007293164 A JP 2007293164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
duct
fixing
image forming
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006123182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4893087B2 (ja
Inventor
Masami Maruko
雅巳 圓子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2006123182A priority Critical patent/JP4893087B2/ja
Publication of JP2007293164A publication Critical patent/JP2007293164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4893087B2 publication Critical patent/JP4893087B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】ヒータホルダが不要な構成で、かつ、ダクト開口部とローラ開口部(空気導入口)とのずれを発生させることなく、冷却効率が低下しない冷却送風機構を備える定着装置を有する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】定着ローラと加圧ローラとでトナーを担持する転写材を挟持、押圧する定着装置を有する画像形成装置において、前記定着ローラ又は加圧ローラの一方又は双方にヒータを内設し、ローラ内に空気を送る、またはローラ内の空気を排出するダクトを有し、当該ダクトが前記ヒータを保持することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するもので、特に、冷却手段を付設した定着装置を有する画像形成装置に関する。
内部からヒータで加熱される定着ローラと加圧ローラを用いた定着装置では、コート紙に発生し易いブリスタ(紙材又はトナーの内部の水分が蒸発しコート面(薄膜)から逃げ切れず気泡となる現象)を回避するため定着温度を低く抑える必要があり、逆に、普通紙のカールを回避するため定着温度を高くする必要がある。また、定着ローラの表面温度が通紙部と非通紙部との放熱量に差が生じ、非通紙部の表面温度が高くなり、大きいサイズの記録紙を用いて定着動作を行うと高温オフセットという不具合が生じる場合がある。この定着ローラの表面温度を一応に保つ冷却手段として熱ローラの回転を駆動源として回転し、熱ローラの中央部に風を送る送風手段を熱ローラの両端部にそれぞれ設けた外気を送風する機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)
特開平9−44029号公報
しかしながら、ローラ内部を冷却する場合、ローラ内のヒータを支えるヒータホルダとエアーダクトを配置する必要がありヒータホルダにより空気導入経路(送風面積)が狭められ冷却効率が低下する問題がある。
また、ローラが変芯(変形)している場合には圧着ローラが加熱ローラに追随して移動することがあり、その際エアーダクトとローラの開口部にずれが生じ冷却効率が低下したり、周辺への空気漏れが生じ、本来冷却したくない部分を冷やしてしまったり、熱をばらまいてしまう場合がある。
また、コピー終了後、効率よく冷却したい場合、他方のローラから離間状態で冷却するのが好ましいが、連続コピー中ではできるだけ温度上昇を抑えるため加圧状態で冷却するのが好ましい。このローラの離間、加圧の両方の状態にエアーダクトを設定するとローラ周辺への空気漏れが生じ、本来冷却したくない部分まで冷やしてしまったり、熱をばらまいてしまう場合がある。逆に離間、圧着状態の共通部分のみに送風するようにダクト開口部を小さくすると冷却効率が低下する不都合が生じる。
本発明は、ヒータホルダが不要な構成で、かつ、ダクト開口部とローラ開口部(空気導入口)とのずれを発生させることなく、冷却効率が低下しない冷却送風機構を備えた定着装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記のような構成によって達成される。
(1)定着ローラと加圧ローラとでトナーを担持する転写材を挟持、押圧する定着装置を有する画像形成装置において、前記定着ローラ又は加圧ローラの一方又は双方にヒータを内設し、ローラ内に空気を送る、またはローラ内の空気を排出するダクトを有し、当該ダクトが前記ヒータを保持することを特徴とする画像形成装置。
(2)定着ローラと加圧ローラとでトナーを担持する転写材を挟持、押圧する定着装置を有する画像形成装置において、前記定着ローラ又は加圧ローラの一方又は双方にヒータを内設し、ローラ内に空気を送る、またはローラ内の空気を排出するダクト有し、前記定着ローラ又は加圧ローラの移動動作に前記ダクトが連動することを特徴とする画像形成装置。
(3)定着ローラと加圧ローラとでトナーを担持する転写材を挟持、押圧する定着装置を有する画像形成装置において、定着ローラ又は加圧ローラを外部から加熱する、内部にヒータを内設する外部加熱ローラの内側に空気を送る、または外部加熱ローラの内側の空気を排出するダクトを有し、当該ダクトが前記ヒータを保持することを特徴とする画像形成装置。
ヒータホルダが不要となりローラ開口部の空気送風に使用できる面積が広くなり、かつ、ローラを移動してもダクト開口部とローラ開口部(空気導入口)とのずれが発生せず、不必要部分への送風が回避でき、効率よく冷却処理が可能となる。
はじめに、本発明の画像形成装置について図1を基に説明する。
本発明の実施の形態における説明では、本明細書に用いる用語により技術範囲が限定されることはない。
図1は画像形成装置の全体構成の一例を示す模式図である。
図1において、10は像担持体である感光体、11は帯電手段であるスコロトロン帯電器、12はデジタル式の露光書込み手段である書込装置、13は現像手段である現像器、14は感光体10の表面を清掃するためのクリーニング装置、15は感光体10のクリーニング用のブレード、16は現像スリーブ、20は中間転写体である中間転写ベルト(以下、単にベルトともいう。)を示す。
画像形成手段1は感光体10、スコロトロン帯電器11、現像器13、およびクリーニング装置14等からなっており、各色毎の画像形成手段1の機械的な構成は同じであるので、図ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の構成要素については参照符号を省略した。
各色毎の画像形成手段1の配置は中間転写ベルト20の走行方向に対して、Y、M、C、Kの順になっている。転写時には、1次転写ローラ25が中間転写ベルト20を感光体10に圧着させる。なお、圧着領域では感光体10は中間転写ベルト20の走行方向と同方向、かつ、同線速度で回転する。
中間転写ベルト20は駆動ローラ21、アースローラ22、テンションローラ23、除電ローラ27、従動ローラ24に張架され、これらのローラと中間転写ベルト20、1次転写ローラ25、クリーニング手段であるクリーニング装置28等でベルトユニット2を構成する。なお、前記アースローラ(バックアップローラ)22は、アルミ地肌のままの導電性アルミローラで、接地されている。
感光体10は、例えばアルミ材によって形成される円筒状の金属基体の外周に導電層、a−Si層あるいは有機感光体(OPC)等の感光層を形成したものであり、導電層を接地した状態で図の矢印で示す反時計方向に回転する。
読み取り装置80からの画像データに対応する電気信号は、画像形成レーザで光信号に変換され、書込装置12によって感光体10上に投光される。
現像器13は、感光体10の周面に対し所定の間隔を保ち、感光体10の回転方向と逆方向に回転する円筒状の非磁性ステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ16を有している。
中間転写ベルト20の走行は不図示の駆動モータによる駆動ローラ21の回転によって行われる。当該中間転写ベルト20の材質は、体積抵抗率106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.04〜0.10mmの半導電性フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行った、2層構成のシームレスベルトである。ベルトの基体としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもできる。
1次転写ローラ25は、トナーと逆極性の直流電圧が印加され、不図示の圧着および圧着解除機構によってベルト内側から中間転写ベルト20を感光体10に押し当て、アースローラ22とで形成されたニップ部Sで、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像を転写材Pに再転写(2次転写)する。
26は、2次転写手段である2次転写ローラで、不図示の圧着および圧着解除機構によって転写材Pを介してアースローラ22を押圧し、中間転写ベルト20上のトナー像を転写材Pに転写する機能を有する。なお、2次転写ローラ26は、表面がコート層で覆われた導電性のソリッドゴムからなり、転写時にはトナーと逆極性バイアス電圧が印加されいる(または、アースローラ22にトナーと同極性の電圧印加し、転写ローラ26をアースしてもよい。)。
除電ローラ27には、トナーと同極性または逆極性の直流電圧を重畳した交流電圧が印加され、トナー像を転写材Pに転写後、中間転写ベルト20に残留するトナーの電荷を弱めている。
4は、本発明に係わる定着装置である。なお、定着装置4の詳細については後述する。
70は紙送り出しローラ、71はタイミングローラ、72は紙カセット、73は搬送ローラである。81は排紙ローラで、定着された転写材を排紙皿82へ排出する。
制御部B1は、画像形成プロセス制御、定着温度制御、転写材搬送制御、トナー濃度制御等を行う。
次に、図1に基づいて画像形成プロセスを説明する。
画像記録のスタートと同時に不図示の感光体駆動モータの始動により色信号Yの感光体10は矢印で示す反時計方向に回転され、同時にスコロトロン帯電器11の帯電作用により感光体10に電位の付与が開始される。
感光体10は電位を付与されたあと、書込装置12によってYの画像データに対応する画像の書込みが開始され、感光体10の表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
前記静電潜像はYの現像器13により非接触の状態で反転現像され、感光体10の回転に応じYのトナー像が感光体10上に形成される。
当該感光体10上に形成されたYのトナー像は、Yの1次転写ローラ25の作用により、中間転写ベルト20上に一次転写される。
その後、前記感光体10はクリーニングのブレード15によって残留トナーが清掃され、次の画像形成サイクルにはいる(以下、M、C、Kのクリーニングプロセスにても同様故、説明を省略する)。
次いで、書込装置12によってM(マゼンタ)の色信号すなわちMの画像データに対応する画像書き込みが行われ、感光体10の表面に原稿画像のMの画像に対応する静電潜像が形成される。当該静電潜像は、Mの現像器13により感光体10上にMのトナー像となり、Mの1次転写ローラ25において、中間転写ベルト20上の前記Yのトナー像と同期が取られ、前記Yのトナー像の上に重ね合わされる。
同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わせトナー像と同期が取られ、C(シアン)のトナー像が、Cの1次転写ローラ25において、前記のY、Mの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされる。次に、すでに形成されているY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、Kのトナー像が、Kの1次転写ローラ25において、前記のY、M、Cの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、Y、M、CおよびKの重ね合わせトナー像が形成される。
重ね合わせトナー像が担持されている中間転写ベルト20は矢印のように時計方向に送られ、転写材Pが紙カセット72より、紙送り出しローラ70によって送り出され、搬送ローラ73を経て、タイミングローラ71へ搬送され一時停止し、その後前記タイミングローラ71の駆動によって、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像と同期がとられて、トナーと逆極性の直流電圧が印加されている2次転写ローラ26(中間転写ベルト20に圧着状態にある)のニップ部Sに給送され、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像が一括して転写材Pに2次転写される。
その後、中間転写ベルト20は走行し、除電ローラ27によって残留トナーの電荷が弱められ、クリーニング装置28でベルト上の残存トナーがクリーニング装置28のブレード29によって清掃され、次の画像形成サイクルに入る。
掻き落とされたトナーは、クリーニング装置28内に溜められ、不図示の搬送スクリューの回転によって軸方向(図において紙表面から紙裏面方向)に搬送し、不図示の廃棄管を介して貯留箱に溜められる。
前記重ね合わせトナー像が転写された転写材Pは、定着装置4へと送られ、ニップ部Tで定着ベルト44を介して加圧ローラである上加圧ローラ42と定着ローラである下加圧ローラ43とで挟持、加圧され定着される。トナー像が定着された転写材Pは、排紙ローラ81によって排紙皿82へ搬送される。
以下、本発明に係わる定着装置について説明する。
前述したが、ブリスタとカールの防止対策を両立させるために、冷却手段としてダクトを配置しローラ内に外気を送風する機構が採用されているが、ヒータホルダーにより空気導入経路(送風面積)が狭められ空気に流れが不十分となる問題や、圧着ローラの離間、圧着の両方の状態にエアーダクトを設定すると、ローラからエアーダクトがずれて周辺への空気漏れ、本来冷却したくない部分まで冷やしてしまったり、熱をばらまいてしまう問題がある。逆に離間、圧着状態の共通部分のみに送風するようにダクト開口部を小さくすると冷却効率が低下する問題が生じる。
本発明は、上記のような問題を回避するために提案するものである。
以下、本発明の詳細を図を基に説明する。
図2は、図1における定着装置の構造を示す図である。
図2(a)は図1における矢印X1方向から視た断面図である。
図2(b)は図2(a)における矢印X2方向から視たダクト関連の図である。
図2(c)は図2(a)における矢印X3方向から視たダクト関連の図である。
図2において、定着装置4は、ベルト加熱ローラ41、定着ローラである上加圧ローラ42、加圧ローラである下加圧ローラ43、定着ベルト44等から構成されている。前記ベルト加熱ローラ41は薄手のアルミから形成された円筒状のもので、両端部がホルダ46a、46bで支持されたハロゲンヒータ46等を内包し内部から所定の温度まで加熱され、その温度は、前記加熱ローラ41の表面に設置された不図示の接触温度センサにより検出され、制御部B1で所定の温度に制御される。なお、当該ベルト加熱ローラ41は、両端部が軸受41a、41bを介して定着装置の枠体T1、T2に支持されている。
上加圧ローラ42はステンレス製の軸芯421にシリコーンゴムを倦着加工したもので、不図示の軸受を介して前記枠体T1、T2に支持されている。また、前記定着ベルト44は、無端状のポリイミド基体にシリコーンゴムと30μmのPFAチューブを被覆し、前記ベルト加熱ローラ41と上加圧ローラ42とに巻架され所定の張力で展張されている。
また、前記上加圧ローラ42は、前記軸芯421と一体の駆動歯車422に不図示の駆動部から伝達される動力によって矢印g方向に回転し、定着ベルト44も矢印h方向に走行する。
下加圧ローラ43は薄手のアルミから形成された円筒状のもので、両端部が軸受43a、43bを介してダクト固定板50、51に支持されている。当該ダクト固定板50、51は軸受47a、47bを介して前記枠体T1、T2に支持されている回動軸47と一体に図2(a)で左右対称に軸止されており、前記回動軸47を支点として回動自在となっている。前記ダクト固定板50、51は、前記カム軸49と一体で同位相に軸止された偏芯カム48a、48bに係合するカムローラ48cをダクト固定板50、51上に有し、不図示の駆動部から回転力が伝達される偏芯カム48a、48bによって矢印R方向に回動する。すなわち、前記ダクト固定板50、51の回動によって前記下加圧ローラ43が前記定着ベルト44を介して上加圧ローラ42を押圧しニップ部Tを形成し、または定着ベルト44から離間する構造となっている。
次に、ダクトの分割について説明する。
図3は、図2のダクトを拡大した図である。
図3(a)は図2の送風側から視たダクトの拡大図である。
図3(b)は図3(a)の断面図である。
図3(c)は図2の排気側から視たダクトの拡大図である。
図3(d)は図3(c)の断面図である。
前記ダクト固定板50、51には、ハロゲンヒータ45を保持するダクト52、53が取付けられている。前記ダクト52はダクト固定板50から取外し(分割)可能な分割部52aとダクト固定板50に固定され、伸縮自在の送風管54と連通する固定部52bとから構成さている。また、前記ダクト53もダクト固定板51から取外し(分割)可能な分割部53aとダクト固定板51に固定され、伸縮自在の送風管59と連通する固定部53bとから構成さている。ダクト52および53の支持部fにおいて分割部と固定部でハロゲンヒータ45の両端部を挟み込むように保持している。すなわち、ハロゲンヒータ45を交換する場合には、ダクト固定板50、51から図3のハッチングで示す分割部52a(図3(a)、(b)参照)、53a(図3(c)、(d)参照)を取外すことで容易にハロゲンヒータ45の交換が可能となる。ただし、図3(b)、(d)は分割部52a、53aを取り外した状態の図である。
図2に戻って、前記送風管54はエルボ56の支持部材55を介してエルボ56に連通し、さらに、エルボ56はシロッコファンFNからの空気を導く送風部材BLと一体の連結部材57を介して連通している。なお、前記送風部材BLおよびシロッコファンBLは前記枠体T1に固定されている箱状の取付け台58に固定されている。ただし、前記取付け台58は、ハロゲンヒータ45の取り替えに際して、枠体T1から取り外しが可能である。
すなわち、外気を取り入れたシロッコファンBLは空気を矢印W1、W2、W3、W4方向に送り、下加圧ローラ43の内部を通過する過程でローラ、ハロゲンヒータを冷却することになる。
なお、下加圧ローラ43の温度は、前記下加圧ローラ43表面に設置された不図示の接触温度センサにより検出され、制御部B1で所定の温度に制御される。
前記下加圧ローラ43の内部を通過した空気は前記ダクト53を経由して連通する伸縮自在の送風管59を通過して枠体T2に支持されている排気筒60から排出される。
上記の定着装置の構成から、本発明は、ダクト固定板50、51に載設されたダクト52、53にハロゲンヒータ45の両端部が保持されており、当該ハロゲンヒータ45は下加圧ローラ43を内部から加熱する。また、ダクト固定板50、51支持される下加圧ローラ43が上加圧ローラ42へ加圧および加圧解除するローラの移動動作に際し、その移動に伴って伸縮自在の送風管54、59と連通するダクト52、53が連動することを特徴としている。すなわち、ダクトがヒータを保持し、加圧ローラの移動動作とダクトが連動することにより従来技術のようなエアーダクトとローラの開口部のずれや、ヒータホルダーにより空気導入経路(送風面積)が狭められることによる冷却効率が低下する問題を回避することができる。
以上、下加圧ローラの内部からヒータ等でローラを加熱する加熱方式について述べたが、上加圧ローラ(円筒状にする。)の一方又は上、下加圧ローラ双方にヒータを内設し、ローラ内に空気を送る構成にすることで同様な効果を得ることもできる。
次に、上加圧ローラまたは下加圧ローラを外部から外部加熱ローラで加熱する場合、外部加熱ローラの内部に空気を送風し、当該外部加熱ローラを冷却する方法について述べる。
図4は、外部加熱ローラ方式の定着装置を示す図である。ただし、図4と図2の同一参照符号は同一機能を持つものとする。
図4(a)は、用紙搬送方向で上流側から視た定着装置の断面図である。
図4(b)は、外部加熱ローラへの送風側から視たダクトのの側面図である。
図4(b)は、外部加熱ローラの排気側から視たダクトの側面図である。
図4において、定着ローラである上加圧ローラ42はステンレス製の軸芯にシリコーンゴムを倦着加工したもので両端部が不図示の軸受を介して枠体T1、T2に支持されている。加圧ローラである下加圧ローラ43は、不図示の加圧機構によって定着処理の際には上加圧ローラ42を押圧しニップ部Tを形成する。40は、外部加熱ローラであって薄手のアルミから形成された円筒状のもので、両端部が後述するダクトで支持されたハロゲンヒータ45aを内包し内部からローラを所定の温度まで加熱する。その温度は、前記外部加熱ローラ40の表面に設置された不図示の接触温度センサにより検出され、その温度は、前記外部加熱ローラ40に設置された不図示の接触温度センサにより制御部B1で所定の温度に制御される。当該外部加熱ローラ40は、不図示のバネによって前記上加圧ローラ42を押圧し加熱する。前記ヒータ45aの両端部は、分割部52a、52bに分割可能なダクト52と、分割部53a、53bに分割可能なダクト53で支持され、当該ダクト52,53は枠体T1、T2に載設されている。前記ダクト52の前記分割部52bには送風管54と連通し、不図示の送風源からの風(図2のシロッコファンFN参照)は矢印W2、W3、W4方向に流れ、前記ダクト53の分割部53bと連通する送風管59を通り排気筒60から排気される。この外部加熱ローラ40を空気が通過する過程で冷却される。なお、ダクトを分割可能にすることによって図22の実施の形態と同様にヒータを交換する場合の作業が容易になる。
以上のように、外部から定着ローラである上加圧ローラを加熱する場合でも外部加熱ローラのヒータをダクトで支持することによって従来のような空気導入経路(送風面積)が狭められ冷却効率が低下する問題が回避され、効率の良い冷却処理が可能となる。
なお、加圧ローラである下加圧ローラに同様な外部加熱ローラを適用しても同様な効果可能である。
画像形成装置の全体構成の一例を示す模式図である。 図1における定着装置の構造を示す図である。 図2のダクトを拡大した図である。 外部加熱ローラ方式の定着装置を示す図である。
符号の説明
1 画像形成手段
10 感光体
4 定着装置
40 外部加熱ローラ
41 ベルト加熱ローラ
42 上加圧ローラ
43 下加圧ローラ
44 定着ベルト
45、45a ハロゲンヒータ
48a、48b 偏芯カム
49 カム軸
50、51 ダクト固定板
52、53 ダクト
54、59 送風管
56 エルボ
58 取付け台
60 排気筒
FN シロッコファン

Claims (5)

  1. 定着ローラと加圧ローラとでトナーを担持する転写材を挟持、押圧する定着装置を有する画像形成装置において、前記定着ローラ又は加圧ローラの一方又は双方にヒータを内設し、ローラ内に空気を送る、またはローラ内の空気を排出するダクトを有し、当該ダクトが前記ヒータを保持することを特徴とする画像形成装置。
  2. 定着ローラと加圧ローラとでトナーを担持する転写材を挟持、押圧する定着装置を有する画像形成装置において、前記定着ローラ又は加圧ローラの一方又は双方にヒータを内設し、ローラ内に空気を送る、またはローラ内の空気を排出するダクト有し、前記定着ローラ又は加圧ローラの移動動作に前記ダクトが連動することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記ヒータを保持している前記ダクトが分割できる構造になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 定着ローラと加圧ローラとでトナーを担持する転写材を挟持、押圧する定着装置を有する画像形成装置において、定着ローラ又は加圧ローラを外部から加熱する、内部にヒータを内設する外部加熱ローラの内側に空気を送る、または外部加熱ローラの内側の空気を排出するダクトを有し、当該ダクトが前記ヒータを保持することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記ヒータを保持している前記ダクトが分割できる構造になっていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
JP2006123182A 2006-04-27 2006-04-27 画像形成装置 Active JP4893087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123182A JP4893087B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123182A JP4893087B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007293164A true JP2007293164A (ja) 2007-11-08
JP4893087B2 JP4893087B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=38763839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006123182A Active JP4893087B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4893087B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012068614A (ja) * 2010-08-23 2012-04-05 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2012226269A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04322266A (ja) * 1991-04-22 1992-11-12 Ricoh Co Ltd 転写紙のカール除去および冷却装置
JP2003186323A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Ricoh Co Ltd 定着装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04322266A (ja) * 1991-04-22 1992-11-12 Ricoh Co Ltd 転写紙のカール除去および冷却装置
JP2003186323A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Ricoh Co Ltd 定着装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012068614A (ja) * 2010-08-23 2012-04-05 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2012226269A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4893087B2 (ja) 2012-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010217842A (ja) 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2009210792A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2013120374A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2008275833A (ja) 画像形成装置
JP5332180B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2001296755A (ja) 画像形成装置
JP4893087B2 (ja) 画像形成装置
JP2007003797A (ja) 定着装置、画像形成装置及び定着方法
US20160349683A1 (en) Fixing apparatus
JP2009288464A (ja) 画像形成装置
JP2006058493A (ja) 定着装置、画像形成装置及び転写材搬送方法
JP2007279624A (ja) 画像形成装置
JP2009175381A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2005221652A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2000081805A (ja) 画像形成装置
JP2013120378A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP7484314B2 (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP2004184450A (ja) ベルト装置および画像形成装置
JP2005173030A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4576860B2 (ja) 記録材除湿装置
JP4004027B2 (ja) 画像形成装置
JP4577044B2 (ja) 画像形成装置
JP2007079234A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6911315B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2002062743A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081211

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4893087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350