JP2007292591A - 信頼性試験用基板ユニット、信頼性試験装置及び信頼性試験方法 - Google Patents

信頼性試験用基板ユニット、信頼性試験装置及び信頼性試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することを可能とする信頼性試験用基板ユニットを提供する。
【解決手段】3個の入力端子(Ta、Tb、Tc)を有し、入力端子Taからの駆動電流を、面発光レーザ103a_1と面発光レーザ103b_1と面発光レーザ103c_3とに供給し、入力端子Tbからの駆動電流を、面発光レーザ103a_2と面発光レーザ103b_2と面発光レーザ103c_2とに供給し、入力端子Tcからの駆動電流を、面発光レーザ103a_3と面発光レーザ103b_3と面発光レーザ103c_1とに供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、信頼性試験用基板ユニット、信頼性試験装置及び信頼性試験方法に係り、さらに詳しくは、複数のアレイ光源の信頼性を試験する際に用いられる信頼性試験用基板ユニット、複数のアレイ光源の信頼性を試験する信頼性試験装置、前記信頼性試験用基板ユニットを用いた複数のアレイ光源の信頼性試験方法に関する。
半導体レーザ等の発光素子の信頼性を評価する手段として、発光素子の温度を常温よりも加熱して負荷をかけた状態で一定時間通電し、光出力特性の変化を調べる方法が知られている。このような方法は、発光素子の寿命予測を行ったり、初期不良を起こす発光素子を事前に選別する(スクリーニング)手段として有効である。
ところで、近年、複数の発光素子を有するアレイ光源が用いられるようになり、アレイ光源を構成する個々の発光素子に対しても信頼性を評価する必要がある。そこで、アレイ光源を評価対象とする種々の方法及び装置が開示されている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
特許文献1には、マルチビームの個々の発光源をACC(auto current control)回路及びAPC(auto power control)回路で駆動制御するスクリーニング装置及びスクリーニング方法が開示されている。ACC回路は発光源の数だけ設けられ、切り換えスイッチによって素子を選択してエージングする。受光素子はマルチビームレーザごとに1個設けられている。スクリーニングはAPC回路に切り換えて、個々の発光源ごとに動作電流変化量を測定して行う。
特許文献2には、測定対象素子の周囲の素子に通電しながら、測定対象の素子の光出力を測定する光素子アレイの試験方法が開示されている。光素子としては面発光レーザ(VCSEL)アレイを用いており、各アレイごとに石英棒を介して受光素子に光が導入されている。駆動電源はVCSELアレイの任意に選択された素子を駆動することが可能である。
特許文献3には、レーザダイオードアレイをエージングするバーンインボードにおいて、各レーザダイオードは電流均一用抵抗を介して複数の素子が並列に定電圧電源に接続されている半導体装置の検査装置及び半導体装置の検査方法が開示されている。これにより、各レーザダイオードの内部抵抗がばらついていてもほぼ均一な電流が供給可能となる。また複数のチップをひとつの電源で検査できるため、コスト低減がはかれる。
特開平4−151848号公報 特開2001−66222号公報 特許2004−279290号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているスクリーニング装置及びスクリーニング方法では、各発光素子にそれぞれ個別の駆動用電源が必要であるという不都合があった。また、特許文献2に開示されている光素子アレイの試験方法では、素子アレイの各エレメントに個別に電流を供給するための大量の切り換えスイッチが必要であるという不都合があった。さらに、特許文献3に開示されている半導体装置の検査装置及び半導体装置の検査方法では、光出力をモニタするようになっていないが、仮にエージング時に光出力をモニタしようとすると、どのレーザダイオードを点灯させるかを選択する切り換えスイッチを各レーザダイオードに全て設ける必要があるという不都合があった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することを可能とする信頼性試験用基板ユニットを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することができる信頼性試験装置及び信頼性試験方法を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、それぞれが複数の発光素子を有する複数のアレイ光源の信頼性を試験する際に用いられる信頼性試験用基板ユニットであって、前記複数のアレイ光源に対応して複数設けられ、対応するアレイ光源がそれぞれに装着される複数の設置台と;前記複数の設置台に対応して複数設けられ、対応する設置台に装着されているアレイ光源から出射される光をそれぞれ受光する複数の受光素子と;前記複数の発光素子と同じ数の複数の入力端子を有し、各入力端子が、それぞれ各アレイ光源の1つの発光素子に対応している配線部と;を備える信頼性試験用基板ユニットである。
これによれば、複数のアレイ光源に対応して複数設けられ、対応するアレイ光源がそれぞれに装着される複数の設置台と、複数の設置台に対応して複数設けられ、対応する設置台に装着されているアレイ光源から出射される光をそれぞれ受光する複数の受光素子と、複数の発光素子と同じ数の複数の入力端子を有し、各入力端子が、それぞれ各アレイ光源の1つの発光素子に対応している配線部とを備えているため、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、それぞれが複数の発光素子を有する複数のアレイ光源の信頼性を試験する信頼性試験装置であって、少なくとも一つの本発明の信頼性試験用基板ユニットと、前記少なくとも一つの信頼性試験用基板ユニットに装着されている複数のアレイ光源の温度を制御する温度制御装置と;前記少なくとも一つの信頼性試験用基板ユニットの複数の入力端子に対応し、それぞれ駆動電流を生成する複数の電源を有する電源ユニットと;前記少なくとも一つの信頼性試験用基板ユニットの複数の受光素子の出力信号に基づいて、前記複数のアレイ光源における各発光素子の特性をそれぞれ求める処理装置と;を備える信頼性試験装置である。
これによれば、少なくとも一つの本発明の信頼性試験用基板ユニットを備えているため、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することが可能となる。
本発明は、第3の観点からすると、本発明の信頼性試験用基板ユニットを用いた複数のアレイ光源の信頼性試験方法であって、前記信頼性試験用基板ユニットの複数の入力端子のいずれか1つに駆動電流を供給する工程と;前記信頼性試験用基板ユニットの複数の受光素子の出力信号に基づいて、前記駆動電流が供給された複数の発光素子の特性を求める工程と;を含み、前記複数の入力端子の全てについて、前記供給する工程と前記特性を求める工程とを行うことを特徴とする第1の信頼性試験方法である。
本発明は、第4の観点からすると、本発明の信頼性試験用基板ユニットを用いた複数のアレイ光源の信頼性試験方法であって、前記各アレイ光源の特定位置にそれぞれ配置されている複数の発光素子が試験対象の発光素子であり、前記信頼性試験用基板ユニットの複数の入力端子のうち、前記試験対象の複数の発光素子に接続されている入力端子に駆動電流を供給する工程と;前記信頼性試験用基板ユニットの複数の受光素子の出力信号に基づいて、前記試験対象の複数の発光素子の特性を求める工程と;を含む第2の信頼性試験方法である。
これら第1の信頼性試験方法及び第2の信頼性試験方法のいずれかの信頼性試験方法によれば、本発明の信頼性試験用基板ユニットを用いているため、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することが可能となる。
《第1の実施形態》
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1には、本発明の第1の実施形態に係る信頼性試験装置100の概略構成が示されている。
図1の信頼性試験装置100は、恒温槽301、温度制御ユニット302、信頼性試験用基板ユニット303、光出力特性計測器307、制御演算回路309、及び電源ユニット308を備えている。
信頼性試験用基板ユニット303は、一例として図2に示されるように、3個の設置台(102a、102b、102c)、3個の受光素子(104a、104b、104c)、配線部202、及び抵抗部106を有している。
各設置台には、それぞれアレイ光源が装着される。ここでは、一例として図3に示されるように、3個の面発光レーザを有するアレイ光源が装着されるものとする。なお、ここでは、設置台102aに装着されるアレイ光源は、面発光レーザ103a_1、面発光レーザ103a_2、及び面発光レーザ103a_3で構成され、設置台102bに装着されるアレイ光源は、面発光レーザ103b_1、面発光レーザ103b_2、及び面発光レーザ103b_3で構成され、設置台102cに装着されるアレイ光源は、面発光レーザ103c_1、面発光レーザ103c_2、及び面発光レーザ103c_3で構成されているものとする。
前記受光素子104aは、設置台102aに装着されたアレイ光源からの光を受光する位置に配置されている。前記受光素子104bは、設置台102bに装着されたアレイ光源からの光を受光する位置に配置されている。前記受光素子104cは、設置台102cに装着されたアレイ光源からの光を受光する位置に配置されている。各受光素子は、それぞれ受光光量に応じた信号(光電変換信号)を生成する。各受光素子の出力信号は、それぞれ光出力特性計測器307に供給される。
前記配線部202は、3個の入力端子(Ta、Tb、Tc)を有している。そして、配線部202は、入力端子Taからの駆動電流を、面発光レーザ103a_1と、面発光レーザ103b_1と、面発光レーザ103c_3とに供給し、入力端子Tbからの駆動電流を、面発光レーザ103a_2と、面発光レーザ103b_2と、面発光レーザ103c_2とに供給し、入力端子Tcからの駆動電流を、面発光レーザ103a_3と、面発光レーザ103b_3と、面発光レーザ103c_1とに供給する。すなわち、配線部202は、1個のアレイ光源を構成する複数の面発光レーザと同じ数の複数の入力端子を有し、一の入力端子から入力される駆動電流は、複数の設置台に装着されている各アレイ光源における一の面発光レーザにそれぞれ供給され、入力端子毎に各アレイ光源における駆動される面発光レーザが異なるようになっている。
前記抵抗部106は、配線部202と複数の設置台との間に設けられ、個別に面発光レーザと直列に接続されている複数(ここでは9個)の抵抗を有している。
抵抗部106の各抵抗は面発光レーザの内部抵抗よりも十分大きい抵抗値を有しており、各面発光レーザの内部抵抗にばらつきがあった場合でも、並列に接続された複数の面発光レーザのそれぞれにほぼ均一に電流を供給することが可能となる。例えば、各抵抗の値を面発光レーザの内部抵抗の10倍とすると、各面発光レーザの内部抵抗のばらつきが10%あったとしても面発光レーザに供給する電流値を1%以下のばらつきに抑えることができる。
また、仮に複数の面発光レーザのうちのひとつが電流通電中にショート不良を発生した場合でも、面発光レーザの内部抵抗よりも十分大きい抵抗が面発光レーザと直列に接続されているため、他の面発光レーザは正常に通電を続けることができる。
前記電源ユニット308は、一例として図4に示されるように、入力端子Taに駆動電流を供給する電源308a、入力端子Tbに駆動電流を供給する電源308b、及び入力端子Tcに駆動電流を供給する電源308cを有している。各電源は、3個の面発光レーザに同時並列に通電可能な容量(電源容量)を有している。
図1に戻り、前記恒温槽301は、前記温度制御ユニット302にて温度制御され、信頼性試験用基板ユニット303を所定の温度に保持するのに用いられる。
前記光出力特性計測器307は、信頼性試験用基板ユニット303の各受光素子の出力信号に基づいて、評価対象の面発光レーザの光出力特性を計測する。
前記制御演算回路309は、通電する電源の選択や電流値の設定を行う。
例えば、面発光レーザの電流−光出力特性を計測する場合には、制御演算回路309は、計測対象の面発光レーザに通電される電流をステップ状に変化させる。そして、光出力特性計測器307は、ステップ毎に光出力を計測する。また、いわゆるAPC(Auto Power Control)条件で計測する場合には、制御演算回路309は、電源をAPC制御することも可能である。
次に、上記のように構成される信頼性試験装置100を用いた複数のアレイ光源の信頼性試験について説明する。
(1)温度制御ユニット302を介して恒温槽301の温度を80℃とする。
(2)入力端子Taに駆動電流を供給する(図5参照)。
(3)面発光レーザ103a_1、面発光レーザ103b_1、及び面発光レーザ103c_3の光出力特性を計測する。
(4)入力端子Taへの駆動電流の供給を停止し、入力端子Tbに駆動電流を供給する(図6参照)。
(5)面発光レーザ103a_2、面発光レーザ103b_2、及び面発光レーザ103c_2の光出力特性を計測する。
(6)入力端子Tbへの駆動電流の供給を停止し、入力端子Tcに駆動電流を供給する(図7参照)。
(7)面発光レーザ103a_3、面発光レーザ103b_3、及び面発光レーザ103c_1の光出力特性を計測する。
これにより、全ての面発光レーザの初期光出力特性を求めることができる。
(8)全ての面発光レーザに所定の電流値(例えば、5mA)で所定時間(例えば、1時間)通電し、エージングを行う。
(9)通電を停止する。
(10)入力端子Taに駆動電流を供給する。
(11)面発光レーザ103a_1、面発光レーザ103b_1、及び面発光レーザ103c_3の光出力特性を計測する。
(12)入力端子Taへの駆動電流の供給を停止し、入力端子Tbに駆動電流を供給する。
(13)面発光レーザ103a_2、面発光レーザ103b_2、及び面発光レーザ103c_2の光出力特性を計測する。
(14)入力端子Tbへの駆動電流の供給を停止し、入力端子Tcに駆動電流を供給する。
(15)面発光レーザ103a_3、面発光レーザ103b_3、及び面発光レーザ103c_1の光出力特性を計測する。
これにより、各面発光レーザの寿命の予測、及び初期不良品の選別を行うことができる。
そして、さらに、
(16)温度制御ユニット302を介して恒温槽301の温度を150℃とする。
(17)全ての面発光レーザに所定の電流値(例えば、5mA)で所定時間(例えば、30分時間)通電する。
これにより、各面発光レーザの動作特性を安定化することができる。
以上説明したように、本第1の実施形態に係る信頼性試験用基板ユニット303によると、配線部202は、3個の入力端子を有し、入力端子Taからの駆動電流を、面発光レーザ103a_1と、面発光レーザ103b_1と、面発光レーザ103c_3とに供給し、入力端子Tbからの駆動電流を、面発光レーザ103a_2と、面発光レーザ103b_2と、面発光レーザ103c_2とに供給し、入力端子Tcからの駆動電流を、面発光レーザ103a_3と、面発光レーザ103b_3と、面発光レーザ103c_1とに供給する。これにより、面発光レーザ毎に駆動用の電源を設ける必要はなく、また、大量の切り換えスイッチも不要となり、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することを可能とすることができる。
また、本第1の実施形態に係る信頼性試験用基板ユニット303によると、受光素子は、面発光レーザ毎ではなく、アレイ光源毎に設けられているため、低コスト化及び小型化を図ることが可能となる。
また、本第1の実施形態に係る信頼性試験装置100によると、信頼性試験用基板ユニット303を備えているため、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することができる。
なお、上記第1の実施形態において、一例として図8に示されるように、前記配線部202は、入力端子Taからの駆動電流を、面発光レーザ103a_1と、面発光レーザ103b_1と、面発光レーザ103c_1とに供給し、入力端子Tbからの駆動電流を、面発光レーザ103a_2と、面発光レーザ103b_2と、面発光レーザ103c_2とに供給し、入力端子Tcからの駆動電流を、面発光レーザ103a_3と、面発光レーザ103b_3と、面発光レーザ103c_3とに供給しても良い。すなわち、一の入力端子から入力される駆動電流は、複数の設置台に装着されている各アレイ光源における互いに同じ位置に配置されている一の面発光レーザに供給されても良い。
この場合には、1回の通電で、各アレイ光源における特定位置の面発光レーザを同時に評価することが可能となる。例えば、図9に示されるように、入力端子Taに駆動電流を供給すると、各アレイ光源における互いに同じ位置に配置されている面発光レーザ103a_1、面発光レーザ103b_1、及び面発光レーザ103c_1の光出力特性を計測することができる。さらに、この場合には、面発光レーザのアレイ内における位置と信頼性との関係を調べる等、試験を行う際の条件選択範囲を広げることができる。
また、上記第1の実施形態において、一例として図10に示されるように、前記信頼性試験装置100に前記信頼性試験用基板ユニット303を複数設置しても良い。これにより、同時に試験できるアレイ光源の数を増やすことができ、信頼性試験を効率良く行うことが可能となる。
《第2の実施形態》
以下、本発明の第2の実施形態を図11〜図14に基づいて説明する。図11には、本発明の第2の実施形態に係る信頼性試験装置400の概略構成が示されている。
この信頼性試験装置400は、前記信頼性試験用基板ユニット303に代えて、各面発光レーザ及び各受光素子を所定の温度にするためのペルチェ素子が付加された信頼性試験用基板ユニット401を用いる点に特徴を有する。そこで、以下においては、第1の実施形態との相違点を中心に説明するとともに、第1の実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
図11の信頼性試験装置400は、信頼性試験用基板ユニット401、2個の温度制御ユニット(302a、302b)、光出力特性計測器307、制御演算回路309、及び電源ユニット308を備えている。この場合には、前記恒温槽301は不要である。
信頼性試験用基板ユニット401は、一例として図12に示されるように、3個の設置台(102a、102b、102c)、3個の受光素子(104a、104b、104c)、配線部202、抵抗部106、2個のペルチェ素子(403、404)を有している。
ペルチェ素子403は、図12のA−A断面図である図13に示されるように、3個の設置台を加熱又は冷却する位置に配置されている。このペルチェ素子403は、温度制御ユニット302aによって温度制御される。
ペルチェ素子404は、図12のB−B断面図である図14に示されるように、3個の受光素子を加熱又は冷却する位置に配置されている。このペルチェ素子404は、温度制御ユニット302bによって温度制御される。
信頼性試験装置400を用いた複数のアレイ光源の信頼性試験は、各アレイ光源及び各受光素子の加熱又は冷却手段が異なる以外は上記第1の実施形態と同様にして行うことができる。
従って、本第2の実施形態に係る信頼性試験用基板ユニット401によると、前記信頼性試験用基板ユニット303と同様な効果を得ることができる。
また、本第2の実施形態に係る信頼性試験用基板ユニット401によると、各受光素子を加熱又は冷却するペルチェ素子404を備えているため、各受光素子の温度を一定とすることができ、各受光素子の出力信号を安定化させることができる。
また、本第2の実施形態に係る信頼性試験装置400によると、信頼性試験用基板ユニット401を備えているため、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することができる。
なお、上記第2の実施形態において、一例として図15に示されるように、前記信頼性試験装置400に前記信頼性試験用基板ユニット401を複数設置しても良い。これにより、同時に試験できるアレイ光源の数を増やすことができ、信頼性試験を効率良く行うことが可能となる。また、各信頼性試験用基板ユニット401をそれぞれ個別に温度制御することができ、温度と寿命の関係を1回の試験で調べる等、信頼性試験の条件選択範囲を広げることが可能となる。
なお、上記各実施形態では、アレイ光源が3個の面発光レーザで構成される場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。また、アレイ光源が二次元配列された複数の面発光レーザで構成されても良い。例えば、32個の面発光レーザが4×8の二次元配列されているアレイ光源であっても良い。
また、上記各実施形態では、設置台が3個の場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。要するに、設置台の数は、電源が同時並列に通電可能な面発光レーザの最大個数を超えなければ良い。例えば、エージング時の1個の面発光レーザに通電する電圧、電流の最大値が3.5V、100mAであり、電源1個の駆動能力の最大許容値が3.5V、1Aの場合、1個の電源が同時並列に通電できる面発光レーザの最大数は10個となる。この場合、設置台は、最大で10個設けることが可能である。なお、設置台の数が、電源が同時並列に通電できる最大の面発光レーザ数と等しい場合に最も効率良く信頼性試験を行うことができるため、設置台の数は、電源が同時並列に通電できる最大の面発光レーザ数と等しいことが好ましい。
ところで、設置台の数を1個の電源が同時並列に通電できる最大の面発光レーザ数よりも多くする必要がある場合には、複数の設置台をグループ化し、1グループでは1個の電源が同時並列に通電できる最大の面発光レーザ数以下となるようにすることで対応可能である。
また、上記各実施形態では、前記アレイ光源が複数の面発光レーザから構成される場合について説明したが、これに限らず、前記アレイ光源が複数の端面発光レーザから構成されていても良い。また、前記アレイ光源が複数の発光ダイオード(LED)であっても良い。
また、上記各実施形態において、前記各設置台と各受光素子との間の、面発光レーザからの光ビームの光路上に、面発光レーザからの光ビームを集光する結像光学系を更に配置しても良い。これにより、各受光素子の受光面を小さくすることができる。そして、その結果として、信頼性試験用基板ユニットの低コスト化及び小型化を更に促進することができる。
また、上記各実施形態において、光出力特性の計測としては、規定の電流値を通電してそのときの光出力を計測する方法や、受光素子の信号が一定となるようにAPC制御してそのときの動作電流値を計測する方法や、通電電流値を掃引して電流−光出力特性を計測する方法等を用いることができる。
以上説明したように、本発明の信頼性試験用基板ユニットによれば、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験することを可能とするのに適している。また、本発明の信頼性試験装置及び信頼性試験方法によれば、低コストで複数のアレイ光源の信頼性を試験するのに適している。
本発明の第1の実施形態に係る信頼性試験装置を説明するための図である。 図1における信頼性試験用基板ユニットを説明するための図である。 図2の信頼性試験用基板ユニットにアレイ光源が装着された状態を説明するための図である。 図1における電源ユニットを説明するための図である。 図1の信頼性試験装置を用いた信頼性試験を説明するための図(その1)である。 図1の信頼性試験装置を用いた信頼性試験を説明するための図(その2)である。 図1の信頼性試験装置を用いた信頼性試験を説明するための図(その3)である。 図1における信頼性試験用基板ユニットの変形例を説明するための図である。 図8の信頼性試験用基板ユニットを備えた信頼性試験装置を用いた信頼性試験を説明するための図である。 図1の信頼性試験装置の変形例として、複数の信頼性試験用基板ユニットを備えた信頼性試験装置を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る信頼性試験装置を説明するための図である。 図11における信頼性試験用基板ユニットを説明するための図である。 図12のA−A断面図である。 図12のB−B断面図である。 図11の信頼性試験装置の変形例として、複数の信頼性試験用基板ユニットを備えた信頼性試験装置を説明するための図である。
符号の説明
100…信頼性試験装置、102a、102b、102c…設置台、104a、104b、104c…受光素子、202…配線部、302、302a、302b…温度制御ユニット、303…信頼性試験用基板ユニット、307…光出力特性計測器、308…電源ユニット、309…制御演算回路、400…信頼性試験装置、401…信頼性試験用基板ユニット。

Claims (9)

  1. それぞれが複数の発光素子を有する複数のアレイ光源の信頼性を試験する際に用いられる信頼性試験用基板ユニットであって、
    前記複数のアレイ光源に対応して複数設けられ、対応するアレイ光源がそれぞれに装着される複数の設置台と;
    前記複数の設置台に対応して複数設けられ、対応する設置台に装着されているアレイ光源から出射される光をそれぞれ受光する複数の受光素子と;
    前記複数の発光素子と同じ数の複数の入力端子を有し、各入力端子が、それぞれ各アレイ光源の1つの発光素子に対応している配線部と;を備える信頼性試験用基板ユニット。
  2. 前記配線部は、一の入力端子から入力される駆動電流を前記複数の設置台に装着されている各アレイ光源における一の発光素子にそれぞれ供給し、入力端子毎に各アレイ光源における駆動される発光素子が異なることを特徴とする請求項1に記載の信頼性試験用基板ユニット。
  3. 前記駆動電流は、電源から供給され、
    前記複数の設置台の数は、前記電源が同時並列に通電可能な発光素子の最大個数と同じであることを特徴とする請求項2に記載の信頼性試験用基板ユニット。
  4. 前記各アレイ光源における一の発光素子は、各アレイ光源における互いに同じ位置に配置されている一の発光素子であることを特徴とする請求項2又は3に記載の信頼性試験用基板ユニット。
  5. 前記発光素子は、面発光レーザであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の信頼性試験用基板ユニット。
  6. それぞれが複数の発光素子を有する複数のアレイ光源の信頼性を試験する信頼性試験装置であって、
    少なくとも一つの請求項1〜4のいずれか一項に記載の信頼性試験用基板ユニットと、
    前記少なくとも一つの信頼性試験用基板ユニットに装着されている複数のアレイ光源の温度を制御する温度制御装置と;
    前記少なくとも一つの信頼性試験用基板ユニットの複数の入力端子に対応し、それぞれ駆動電流を生成する複数の電源を有する電源ユニットと;
    前記少なくとも一つの信頼性試験用基板ユニットの複数の受光素子の出力信号に基づいて、前記複数のアレイ光源における各発光素子の特性をそれぞれ求める処理装置と;を備える信頼性試験装置。
  7. 前記発光素子は、面発光レーザであることを特徴とする請求項6に記載の信頼性試験装置。
  8. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の信頼性試験用基板ユニットを用いた複数のアレイ光源の信頼性試験方法であって、
    前記信頼性試験用基板ユニットの複数の入力端子のいずれか1つに駆動電流を供給する工程と;
    前記信頼性試験用基板ユニットの複数の受光素子の出力信号に基づいて、前記駆動電流が供給された複数の発光素子の特性を求める工程と;を含み、
    前記複数の入力端子の全てについて、前記供給する工程と前記特性を求める工程とを行うことを特徴とする信頼性試験方法。
  9. 請求項4に記載の信頼性試験用基板ユニットを用いた複数のアレイ光源の信頼性試験方法であって、
    前記各アレイ光源の特定位置にそれぞれ配置されている複数の発光素子が試験対象の発光素子であり、
    前記信頼性試験用基板ユニットの複数の入力端子のうち、前記試験対象の複数の発光素子に接続されている入力端子に駆動電流を供給する工程と;
    前記信頼性試験用基板ユニットの複数の受光素子の出力信号に基づいて、前記試験対象の複数の発光素子の特性を求める工程と;を含む信頼性試験方法。
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