JP2007292177A - 配管材保護ダクト - Google Patents

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Abstract


【課題】
熱膨張により管材が蛇行変形しても、保護ダクトの両端部の曲り継手、或いは基台に覆蓋されている蓋体が外されないようにすることである。
【解決手段】
一対の管材保持壁W1 により保持された管材Pが基台V1 の底壁部1b側に脱出可能な構成にし、しかも空中配置状態で管材Pを保持している一対の管材保持壁W1 は、その脱出阻止力に抗して管材が脱出しようとする際に、開口部8側よりも底壁部1b側に向けて管材Pが脱出し易いように、各脱出阻止力の大きさを積極的に異ならしめた構成にする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、熱膨張による長手方向の伸長が規制されて配管される管材を収容保持する基台と、当該基台に覆蓋される蓋体とから成る長尺の配管材保護ダクトに関するものである。
基台と蓋体とから成って、内部に管材を収容保護する長尺の配管材保護ダクト(以下、単に「保護ダクト」と略すこともある)の両端部は、入隅部、出隅部、平面屈曲部において曲り継手を介して別の長尺の保護ダクトに接続される(特許文献1参照)。また、保護ダクトは、基台の底壁部又は当該底壁部から立設された支持部に当接した状態で、基台の収容部に収容される。一方、長尺の保護ダクトに収容保護される長尺の管材の両端部は、L字状、T字状等をした「エルボ」等と称される継手管を介して別の長尺の管材に接続される。よって、接続状態の管材は、その両端部が拘束状態となっているため、熱膨張による伸長が規制されている。
このため、管材に高温の湯を通すと、熱膨張により管材が長手方向に伸長しようとして、管材の両端部を覆っている前記曲り継手を外してしまったり、或いは管材が基台の底壁部と略垂直な面内において蛇行変形(波打ったようなたわみ変形)して蓋体を外してしまうことがあった。なお、熱膨張により管材が蛇行変形する際には、管材の両側部は、基台の各管材保持壁により保持されていて当該方向(基台の底壁部に対して略平行な方向)への変形は規制されているため、底壁部と略垂直な面内において蛇行変形し、その結果、管材は蓋体の側に向けて蛇行変形する。
そして、高温の湯の通過後において管材が常温に戻った場合には、管材は熱収縮によりほぼ原形状である長尺直線状に戻るが、管材の熱膨張により外された曲り継手、或いは蓋体は、そのままの「外れた状態」となってしまうため、再施工が必要であった。
実開平6−16799号公報
本発明は、熱膨張により管材が蛇行変形しても、保護ダクトの両端部の曲り継手、或いは基台に覆蓋されている蓋体が外されないようにすることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、熱膨張による長手方向の伸長が規制されて配管される管材を収容保持する基台と、当該基台に覆蓋される蓋体とから成り、前記基台は、左右一対の管材保持壁の先端部の間に管材挿入用の開口部が形成されて、各管材保持壁の対向空間が前記管材を収容保持する管材保持部となった構成の長尺の配管材保護ダクトであって、前記基台の管材保持部は、当該基台の底壁部と保持される管材との間に底壁部側空間部が形成されて、当該管材を空中配置状態で保持可能となっており、熱膨張により管材が基台の底壁部に対して略垂直な面内で蛇行変形させるべく、前記一対の管材保持壁の開口部側を拡開させて当該開口部から管材が部分的に脱出するのを阻止する開口部側脱出阻止力を、前記一対の管材保持壁の底壁部側を拡開させて管材が前記底壁部側空間部において底壁部側に脱出する底壁部側脱出阻止力よりも大きく設定して、管材の前記蛇行変形時には、管材が底壁部側に脱出し易いように構成したことを特徴としている。
請求項1の発明では、管材の熱膨張時において、一対の管材保持壁の開口部側を拡開させて当該開口部から管材が部分的に脱出するのを阻止する開口部側脱出阻止力を、前記一対の管材保持壁の底壁部側を拡開させて管材が前記底壁部側空間部において底壁部側に逃げ出すのを阻止する底壁部側脱出阻止力よりも大きく設定しているために、熱膨張により伸長しようとする管材は、まず変形抵抗の小さな一対の管材保持壁の底壁部側を拡開させて底壁部側空間部の方向に逃げ出すように変形する。管材の長手方向に沿って一部が基台の底壁部の側に逃げ出して変形した各部分の間には、一対の管材保持壁による通常の収容保持姿勢をそのまま維持するか、又は一対の管材保持壁の開口部側を僅かに拡開させて、当該開口部側に部分的に脱出した部分が発生する。
このように、請求項1の発明に係る保護ダクトを構成する基台は、管材保持部により管材を空中配置状態で保持し、管材の前記蛇行変形時には、管材が底壁部側に脱出し易いように構成されていて、熱膨張しようとする管材は、基台の底壁部と略垂直な面内において蛇行変形し易くしてあるので、管材の熱膨張時においても、保護ダクトの一端部又は両端部に接続されている曲り継手、或いは基台に組み付けられた蓋体を外すことがなくなって、保護ダクトによる管材の保護状態をそのまま維持できる。また、高温の湯の通過等がなくなって、管材が常温に戻った場合には、蛇行変形した管材における基台の底壁部側に逃げ出た部分、或いは開口部側に部分的に脱出した部分は、熱収縮によりほぼ原形状である直線状に戻ることにより、一対の管材保持壁の間の管材保持部に入り込んで当初の空中配置姿勢に戻って保持される。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記管材保持部を形成する一対の管材保持壁の底壁部側は、自由端部が形成されていることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、一対の管材保持壁の底壁部側に自由端部が形成されているために、管材の熱膨張時において、前記自由端部の部分は他の部分に比較して変形し易くなっているために、管材は、基台の底壁部側に蛇行変形し易くなって、請求項1の発明の作用効果が奏され易くなる。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、基台を形成する各管材保持壁は、底壁部から立設された外壁部と、当該外壁部の開口側において連結されて、底壁部側が自由端部となった内壁部とで構成されて、対向する一対の内壁部により管材保持部が形成されていることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、一対の管材保持壁に保持された管材の開口部側脱出阻止力を底壁部側脱出阻止力よりも大きくなる構造を確実に実現できるため、管材の蛇行変形時において、管材を底壁部側に確実に逃すことが可能となる。
本発明は、配管材保護ダクトの基台を構成する一対の管材保持壁により管材を空中配置状態で保持することにより、熱膨張による管材の蛇行変形時において、一対の管材保持壁により保持された管材が基台の底壁部側に脱出可能な構成にし、しかも空中配置状態で管材を保持している一対の管材保持壁は、その脱出阻止力に抗して管材が脱出しようとする際に、開口部側よりも底壁部側に向けて管材が脱出し易いように、各脱出阻止力の大きさを積極的に異ならしめた構成にしてあるので、熱膨張による管材の蛇行変形時には、管材は、底壁部との間に形成された空間部を通して基台の底壁部側に脱出し易くなる。このように、熱膨張による管材の蛇行変形時において、各管材保持壁により保持されている管材は、蓋体と反対の側に脱出することにより蛇行変形が容易となって、当該蛇行変形により管材の長手方向の伸長を吸収できるため、保護ダクトの長手方向の両端部に接続された曲り継手を外したり、或いは蓋体を外したりすることがなくなる。
以下、複数の実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。
最初に、図1及び図2を参照して、実施例1の配管材保護ダクトD1 について説明する。図1は、保護ダクトD1 の分解斜視図であり、図2は、基台V1 の断面図である。保護ダクトD1 は、長尺を呈していて、管材を収容保持する管材保持部が形成された基台V1 と、当該基台V1 に覆蓋されて一体に組み付けられる蓋体L1 とで構成される。
基台V1 は、図1及び図2に示されるように、壁面等に密着して固定される基台本体1と、該基台本体1の幅方向の両端部よりもやや内側の部分に立設された一対の管材保持壁W1 とを備えている。基台本体1は、幅方向の両端部が壁面等に密着する密着部1aとなっていると共に、幅方向の中央の大部分を占める部分は、前記一対の管材保持壁W1 に保持された管材Pとの間で底壁部側空間部S1 を形成する底壁部1bとなっており、前記密着部1aに対して傾斜連結部1cで連結されて段差状に形成されることにより、壁面等に密着しない部分である。前記底壁部1bの内面側(底壁部側空間部S1 の側)であって、その幅方向の中央部には、ビス(図示せず)を介して基台V1 を壁面等に固定する際におけるビスの位置決めを行なうための断面V字状の位置決め溝2が全長に亘って形成されている。なお、基台本体1の裏面に形成された広幅凹溝及び該広幅凹溝の両側に形成された狭幅凹溝は、必要に応じて基台本体1と壁面等との間に介在させるスペーサ(図示せず)の嵌着溝1d,1eを示す。
次に、図2を参照して、管材Pを空中配置状態で保持可能な管材保持部3を形成する一対の管材保持壁W1 について詳細に説明する。各管材保持壁W1 は、所定間隔をおいて離間して配置されて、主体部が断面円弧状をなす内壁部4と外壁部5とで構成されて、内壁部4及び外壁部5の各先端部(基台本体1を基準にして、該基台本体1から最も離れている部分をいう)が連結板部6で連結されることにより、内壁部4における外壁部5と連結されている側と反対側の端部は、自由端部4cとなっている。内壁部4は、断面円弧状をした内壁本体部4aと、該内壁本体部4aと前記連結板部6との間に配置される起立板部4bとで構成される。一方、外壁部5は、断面円弧状をした内壁本体部4aと同一の円弧中心C0 を有する断面円弧状の外壁本体部5aと、前記基台本体1の底壁部1bの幅方向の両端部に立設された起立板部5bと、前記外壁本体部5aと起立板部5bとを連結する傾斜板部5cとで構成される。断面円弧状をした内壁本体部4aと外壁本体部5aとは、互いに平行に配置されて、両者4a,5aの間の空間は、外壁部5に対する内壁部4のたわみ変形を許容する変形許容空間7となっている。また、基台V1 の一対の管材保持壁W1 の先端部の間は、管材Pを押し込んで管材保持部3に挿入するための管材挿入用の開口部8となっている。なお、外壁部5を構成する起立板部5b及び傾斜板部5cと基台本体1を構成する密着部1a及び傾斜連結部1cとで形成される凹状の部分は、後述の蓋体L1 の係合体23と係合可能な係合溝9となっている。
基台V1 の管材保持壁W1 は、先端側が連結板部6を介して連結された内壁部4と外壁部5とで構成されているので、一対の管材保持壁W1 の間の管材保持部3に管材Pを押し込んで挿入する途中、及び挿入した後の収容時の双方において、内壁部4及び外壁部5は、それぞれ独立してたわみ変形し得る。即ち、図5(ハ)に示されるように、内壁部4は、起立板部4bと連結板部6とを連結している最も肉厚の小さな連結部を変形基点部11としてたわみ変形する。また、外壁部5は、外壁本体部5aの幅方向の中央部に長手方向に沿って形成された易変形溝12の部分を第1変形基点部13、或いは外壁本体部5aの基端部である第2変形基点部14としてたわみ変形する。管材保持壁W1 を形成する内壁部4及び外壁部5の各変形基点部11,13(14)を中心とする変形方向は、互いに逆の関係となっており、一対の管材保持壁W1 によって外径の異なる複数種類の管材の保持が可能である。また、一対の管材保持壁W1 により管材Pを保持した状態において、当該管材Pの基台本体1の底壁部1bとの間には、底壁部側空間部S1 が形成されるため、一対の管材保持壁W1 により管材Pは、空中配置状態で保持される。また、図2において、一対の管材保持壁W1 の間の管材保持部3に保持されている管材Pは、保持可能な最小外径のものであって、保持状態において一対の管材保持壁W1 は殆ど変形していない。なお、内壁部4の間の開口部8の幅Eは、保持可能な最小の管材Pの外径Kよりも小さい。
また、「背景技術」の項目で説明したように、管材Pに高温の湯を流した場合には、両端部が規制されている長尺の管材Pは、底壁部側空間部S1 を通して基台本体1の底壁部1bの側にたわみ変形するか、或いは開口部8を通して基台V1 の外部に向けてたわみ変形し、その結果として、長尺の管材Pが部分毎に異なる方向にたわみ変形するために、全体としては基台本体1の底壁部1bに対して略垂直な面内において蛇行変形する。ここで、基台V1 の構成は、上記した通りであって、管材保持部3を直接に形成する一対の内壁部4の基台本体1の底壁部1bの側の端部は、自由端部4cとなっていると共に、一対の内壁部4の反対側の端部は、連結板部6を介して外壁部5の先端部に一体に連結されている。よって、一対の管材保持壁W1 により保持されている管材Pが熱膨張により上記蛇行変形する際において、開口部8から基台V1 の外部に向けて管材Pが脱出するのを阻止する開口部側脱出阻止力は、基台本体1の底壁部1bの側に向けて脱出するのを阻止する底壁部側脱出阻止力よりも小さくなる。従って、一対の管材保持壁W1 により空中配置状態で保持されている管材Pが熱膨張して蛇行変形しようとする際には、基台本体1の底壁部1b側に向けてたわみ変形し易くなる(逃げ易くなる)。
なお、蓋体L1 は、平山形状となった天壁部21と、該天壁部21の両下端部に一体に形成された一対の側壁部22とから成って、各側壁部22の内側面の下端部には、基台V1 の各係合溝9に係合される中空状の係合体23が全長に亘って形成されている。
次に、図3ないし図5を参照して、配管された管材Pに湯が通って熱膨張した場合について説明する。図3は、建物の壁体61の出隅部62及び入隅部63において長尺の保護ダクトD1 が出隅用及び入隅用の各曲り継手A1,A2 を介して別の各保護ダクトD1 に接続された状態の平面断面図であり、図4は、熱膨張により管材Pが蛇行変形した状態を中心線CL0 のみで示す模式的平面図であり、図5(イ),(ロ), (ハ)は、それぞれ図4のX1 −X1 線、X2 −X2 線及びX3 −X3 線の各断面図である。建物の壁体61の出隅部62及び入隅部63においては、長尺の管材Pは、エルボ64を介して別の長尺の管材Pに接続されている。また、互いに直交する各壁体61に固定された各保護ダクトD1 は、出隅用及び入隅用の各曲り継手A1,A2 により接続され、前記各エルボ64は、各曲り継手A1,A2 に収容保持されている。各曲り継手A1,A2 は、壁体61の出隅部62及び入隅部63に固定される基台V11(V12)と、当該基台V11(V12)に覆蓋される蓋体L11(L12)とから成る。
実施例1の保護ダクトD1 に収容された管材Pに高温の湯を流すと、熱膨張により管材Pは長手方向に伸長しようとするが、保護ダクトD1 の基台V1 を構成している一対の管材保持壁W1 の開口部側脱出阻止力の方が底壁部側脱出阻止力よりも大きいので、図4及び図5(イ)に示されるように、管材Pは、熱膨張により底壁部1bの側に脱出するように変形して、底壁部1b側へのたわみが最大の最大たわみ部Paは、一対の内壁部4の自由端部4cの側を大きく変形させて管材保持部3からほぼ脱出して底壁部1bに当接する。なお、図4において「一点鎖線」及び「二点鎖線」は、それぞれ熱膨張(線膨張)の前後における管材Pの中心CL0 を示す。
図4に示されるように、底壁部1b側への最大たわみ部Paが管材Pの両端側にそれぞれ存在する場合には、管材Pの長手方向の中央部に、開口部8側への最大たわみ部Pbが一箇所存在すると共に、当該部分Pbの両側に、開口部8及び底壁部1bのいずれの側にもたわんでいない部分Pcがそれぞれ一箇所存在することになる。図5に示されるように、管材Pの開口部8側への最大たわみ部Pbのたわみ量(δb)は、管材Pの底壁部1b側へのたわみが最大の最大たわみ部Paのたわみ量(δa)よりは遥かに小さい(δa>δb)が、具体的な値は、一対の管材保持壁W1 の開口部側脱出阻止力に依存する。即ち、熱膨張時において管材Pは、底壁部1b側に逃げ易い構造になっていて、管材Pは、底壁部1b側に大きくたわんだ状態で、長手方向に沿って大きく蛇行変形することが可能となる。このように、管材Pの熱膨張時において、管材Pを基台V1 の底壁部1bの側に積極的に逃がして蛇行変形させることで、管材Pの長手方向の伸長を吸収できるので、管材Pが熱膨張により伸長しても、両端部の曲り継手A1,A2 を外したり、或いは蛇行変形した管材Pにより蓋体L1 の裏面が押圧されることにより、蓋体L1 が外れるのを防止できる。なお、図4において、CL1,CL2 は、それぞれ出隅部62及び入隅部63におけるエルボ64の中心線を示す。
また、図5(イ)のように、管材Pの開口部8側への最大たわみ部Pbにおいては、管材Pは基台本体1の底壁部1bに当接していて、外方に拡開変形された一対の内壁部4の各自由端部4cは、底壁部1bに当接した管材Pの外周面における中心線CL0 と略同一高さの部分に当接している。よって、高温の湯等の通過がなくなって、管材Pが常温に戻って熱収縮により直管状に戻ろうとする場合において、外方に拡開変形されている一対の内壁部4は、管材Pが原形状に復元する際の障害とはならず、熱収縮により管材Pが管材保持部3の側に戻ろうとすると、これに追従して一対の内壁部4も弾性復元力により徐々に原形状に復元して、最終的には、管材Pは、元の保持位置に戻る。即ち、管材保持部3を直接に形成している一対の内壁部4の形状は、管材Pが管材保持部3から底壁部1b側に最大に脱出した状態で、最大に拡開された一対の内壁部4により最大脱出状態の管材Pが元の管材保持部3に復元するのを阻害しないことが必要となる。
次に、図6及び図7を参照して、実施例2の保護ダクトD2 について、前記保護ダクトD1 と異なる部分についてのみ説明する。図6(イ),(ロ)は、それぞれ実施例2,3の保護ダクトD2,D3 を構成する基台V2,V3 の断面図であり、図7(イ),(ロ), (ハ)は、それぞれ保護ダクトD2 を使用した場合における図4のX1 −X1 線、X2 −X2 線及びX3 −X3 線の各断面図である。保護ダクトD2 は、基台V2 と、当該基台V2 に覆蓋される蓋体L2 とから成る。基台V2 は、基台本体31の底壁部31bの幅方向の両端部から一対の管材保持壁W2 がそれぞれ立設された構成であって、管材保持壁W2 は、基台本体31の底壁部31bから起立した起立板部32と、当該起立板部32の先端部から外方に傾斜した傾斜板部33と、当該傾斜板部33の先端部に起立状態で形成された壁本体部34とから成る。壁本体部34は、基端側の起立板部35と、当該起立板部35の先端部に形成された断面円弧状の円弧板部36とから成り、当該円弧板部36を幅方向に二分した場合において、先端側部36aの肉厚(T1)は、基端側部36bの肉厚(T2)の2倍程度となっている。即ち、一対の円弧板部36は、断面視において両端がいずれも自由端部36c,36dとなっていて、前記起立板部35と円弧板部36の基端側部36bとの間には、当該円弧板部36の基端側部36bの変形を許容する変形許容空間37が形成されて、一対の円弧板部36の基端側部36bは、図7(イ)に示されるように、外方に拡開可能となっている。一対の円弧板部36の内周の保持面は、共通の円弧中心C0 を有する円弧面状に形成されていて、一対の円弧板部36で保持された管材Pの中心線CL0 は、前記円弧中心C0 と一致する。
また、一対の管材保持壁W2 の各円弧板部36で保持された管材Pと、基台本体31の底壁部31bとの間には、底壁部側空間部S2 が形成されていると共に、一対の管材保持壁W2 の各円弧板部36の先端部の間には、各円弧板部36の間に形成された管材保持部38に管材Pを挿入するための開口部39が形成されている。一対の管材保持壁W2 を構成する各円弧板部36の先端側部36aの肉厚(T1)は、基端側部36bの肉厚(T2)の2倍程度となっているため、円弧板部36の先端側部36aは、その基端側部36bに比較して変形しにくい構造となっている。このことを、一対の管材保持壁W2 の各円弧板部36の間の管材保持部38で保持された管材Pが熱膨張によって、当該管材保持部38から開口部39又は基台本体31の底壁部31bのいずれかの側に脱出しようとするのを阻止する観点から見ると、開口部39の側に脱出するのを阻止する開口部側脱出阻止力は、基台本体31の底壁部31b側に脱出するのを阻止する底壁部側脱出阻止力よりも大きいことを意味する。換言すると、保護ダクトD2 内に保持された管材Pが熱膨張により長手方向に伸長しようとする場合には、底壁部側空間部S2 を通して基台本体31の底壁部31bの側に向けて変形し易い(逃げ易い)構造となっている。また、基台V2 に覆蓋される蓋体L2 は、前記蓋体L1 と同等形状であるので、対応する部分には同一符号に「’」を付して図示のみ行なう。なお、図6において、31aは、基台本体31の密着部を示す。
このため、実施例1と同様にして、建物の壁体61の出隅部62及び入隅部63の間に配管された管材Pを保護ダクトD2 に収容保護して、湯を流した場合には、保護ダクトD2 の基台V2 に保持されている管材Pは、図4及び図7に示されるように、底壁部31bと略垂直な面内において熱膨張により蛇行変形する。そして、管材Pにおける底壁部31b側への最大たわみ部Paにおいては、図7(イ)に示されるように、一対の管材保持壁W2 を構成する円弧板部36の基端側部36bが外方に拡開されて、管材Pは、基台本体31の底壁部31bに当接すると共に、管材Pにおける開口部39側への最大たわみ部Pbにおいては、図7(ハ)に示されるように、一対の管材保持壁W2 を構成する円弧板部36の先端側部36aが僅かに外方に拡開されて、管材Pは、開口部39の側に僅かに脱出する。ここで、管材Pの開口部39側への最大たわみ部Pbのたわみ量(δb') は、管材Pの底壁部31b側への最大たわみ部Paのたわみ量(δa') よりも遥かに小さい。しかも、一対の管材保持壁W2 の開口部39側の耐変形力(所定量変形させるのに必要な力)は、実施例1の一対の管材保持壁W1 の開口部8側の耐変形力よりも形状的に大きいと推定されるので、(δb'/ δa') <(δb / δa ) の関係が成立すると推定される。よって、熱膨張時における管材Pの蛇行変形により、管材Pの長手方向の伸長を一層吸収し易くなる。
実施例2においては、図7(イ)に示されるように、管材Pが基台本体31の底壁部31bに当接して、管材保持部38から最大に脱出した状態で、一対の管材保持壁W2 を構成する各円弧板部36の基端側部36bは、ほぼ真っ直ぐに伸ばされると共に、基端側部36bの自由端部36cは、底壁部31bに当接した状態の管材Pの中心線CL0 の位置よりも底壁部31bの側に近づいている。よって、最大に拡開された一対の円弧板部36の各基端側部36bによって、熱収縮により管材Pが収縮して元の管材保持部38に復帰するのを妨げることはなく、管材Pは、熱収縮により元の管材保持部38に円滑に復帰すると共に、管材Pの前記復帰に応じて、一対の円弧板部36の各基端側部36bも元の円弧状に復元して、管材Pの底壁部31bの半分を保持する。
また、図6(ロ)及び図8に示される実施例3の保護ダクトD3 の基台V3 は、実施例2の保護ダクトD2 の基台V2 の形状を僅かに変形させて、開口部側脱出阻止力と底壁部側脱出阻止力との比を大きくしたものである。即ち、図6(ロ)に示されるように、管材保持壁W3 を構成する起立板部35の基端部に外側に向けて膨肉した膨肉部41を形成することにより、一対の管材保持壁W3 の開口部39側の耐変形力を大きくしたものである。従って、実施例3の保護ダクトD3 に収容した管材Pの底壁部側、及び開口部側への各最大たわみ部Pa,Pbにおけるたわみ量をそれぞれ(δa'), (δb") とすると、(δb'/ δa') >(δb"/ δa') の関係が成立する。この結果、熱膨張による管材Pの伸長は、脱出阻止力の小さな側に形成された底壁部側空間部S2 に脱出することによる伸長割合が大きくなる。なお、保護ダクトD3 の図示に関して、実施例2の保護ダクトD2 と同一部分には同一符号を付してある。
また、管材の基台の底壁部と略垂直な面内におけるたわみ変形(蛇行変形)に関して、上記したように長手方向の中央部に開口部側への最大たわみ部が存在して、その両側に底壁部側への最大たわみ部がそれぞれ存在するたわみ形状を示したが、管材全体のたわみ形状は、管材の長手方向の両端部の規制力と、管材の熱膨張による長手方向への熱応力の関係により相対的に定められるものであって、底壁部側及び開口部側への各最大たわみ部がそれぞれ一箇所に存在する形状等、種々考えられる。
また、管材の配管形態に関しても、出隅部及び入隅部で曲って配管される場合の他に、管材の一端部又は両端部が同一壁面において屈曲配管される場合においても、同様にして基台の底壁部に対してほぼ垂直な面内において管材をたわみ変形させることにより、管材の熱膨張時における長手方向の伸長を吸収できる。
保護ダクトD1 の分解斜視図である。 基台V1 の断面図である。 建物の壁体61の出隅部62及び入隅部63において長尺の保護ダクトD1 が出隅用及び入隅用の各曲り継手A1,A2 を介して別の各保護ダクトD1 に接続された状態の平面断面図である。 熱膨張により管材Pが蛇行変形した状態を中心線CL0 のみで示す模式的平面図である。 (イ),(ロ), (ハ)は、それぞれ図4のX1 −X1 線、X2 −X2 線及びX3 −X3 線の各断面図である。 (イ),(ロ)は、それぞれ実施例2,3の保護ダクトD2,D3 を構成する基台V2,V3 の断面図である。 (イ),(ロ), (ハ)は、それぞれ保護ダクトD2 を使用した場合における図4のX1 −X1 線、X2 −X2 線及びX3 −X3 線の各断面図である。 (イ),(ロ), (ハ)は、それぞれ保護ダクトD3 を使用した場合における図4のX1 −X1 線、X2 −X2 線及びX3 −X3 線の各断面図である。
符号の説明
1,L2 :蓋体
1 〜D3 :配管材保護ダクト
P:管材
Pa:管材の底壁部側への最大たわみ部
Pb:管材の開口部側への最大たわみ部
Pc:管材の非たわみ部
1,S2 :底壁部側空間部
1 〜V3 :基台
1 〜W3 :管材保持壁
1b,31b:基台本体の底壁部
3,38:管材保持部
4:内壁部
4c:内壁部の自由端部
5:外壁部
8,39:開口部
36c:円弧板部の底壁部側の自由端部

Claims (3)

  1. 熱膨張による長手方向の伸長が規制されて配管される管材を収容保持する基台と、当該基台に覆蓋される蓋体とから成り、前記基台は、左右一対の管材保持壁の先端部の間に管材挿入用の開口部が形成されて、各管材保持壁の対向空間が前記管材を収容保持する管材保持部となった構成の長尺の配管材保護ダクトであって、
    前記基台の管材保持部は、当該基台の底壁部と保持される管材との間に底壁部側空間部が形成されて、当該管材を空中配置状態で保持可能となっており、
    熱膨張により管材が基台の底壁部に対して略垂直な面内で蛇行変形させるべく、前記一対の管材保持壁の開口部側を拡開させて当該開口部から管材が部分的に脱出するのを阻止する開口部側脱出阻止力を、前記一対の管材保持壁の底壁部側を拡開させて管材が前記底壁部側空間部において底壁部側に脱出する底壁部側脱出阻止力よりも大きく設定して、
    管材の前記蛇行変形時には、管材が底壁部側に脱出し易いように構成したことを特徴とする配管材保護ダクト。
  2. 前記管材保持部を形成する一対の管材保持壁の底壁部側は、自由端部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管材保護ダクト。
  3. 前記基台を形成する各管材保持壁は、底壁部から立設された外壁部と、当該外壁部の開口側において連結されて、底壁部側が自由端部となった内壁部とで構成されて、対向する一対の内壁部により管材保持部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の配管材保護ダクト。
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