JP2007291860A - ギヤポンプ - Google Patents

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Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Masaki Ota
太田  雅樹
Kazuro Murakami
和朗 村上
Katsumi Yamashita
勝巳 山下
Hironao Yokoi
宏尚 横井
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Abstract

【課題】第1シール体及び第2シール体の締め代が異なる場合でも、吸入圧領域と吐出圧領域とを区画する第3シール体のシール性能の低下を防止することができるギヤポンプの提供にある。
【解決手段】シール部材50の第1シール体51は、第2シール体52及び第3シール体53とともに、吸入圧領域を区画する吸入圧対応部51aと、吐出圧領域を区画する吐出圧対応部51bを備えている。シール用溝35は、第1シール体51に対応する第1シール溝部36と、第2シール体52に対応する第2シール溝部37と、第3シール体53に対応する第3シール溝部38を含み、第3シール体53の接合方向の厚さ及び第3シール溝部38の溝深さの少なくとも一方は、第1シール体51から第2シール体52へ向けて締め代が漸減するように設定されている。
【選択図】 図5

Description

この発明は、作動油等の流体の圧送に適したギヤポンプに関する。
一般的なギヤポンプは、互いに噛合する一対のギヤと、該両ギヤを収容するギヤ収容室が形成されたシリンダブロックと、ギヤ収容室を覆うようにシリンダブロックの両端面に接合されるカバーを有している。
カバーとギヤ側面の間には、サイドプレートが介在される場合があり、サイドプレートには、ギヤの回転軸芯に対して直角なギヤ側面と摺接する摺接面が形成されている。
この種のギヤポンプでは、通常、作動流体の外部への漏洩を防止するためのシール部材がシリンダブロックとカバーの間に設けられている。
シール部材は、大きく3つの部分(便宜上、「第1シール体〜第3シール体」と表記する。)から構成されることが多い。
第1シール体は、シリンダブロックとカバーの間にてシール部材の外側の領域である外側領域とシール部材の内側の領域である内側領域を区画し、サイドプレートを含む内側領域から外側領域へ作動流体の漏洩を防止する機能を有する。
第2シール体は、サイドプレートとカバーとの間に介在されており、第3シール体は、第1シール体と第2シール体を連結している。
第2シール体及び第3シール体は、内側領域を吐出圧領域と吸入圧領域に区画する。
この種のシール部材は、第1シール体〜第3シール体が一体形成されていることが多い。
一方、カバーには第1シール体〜第3シール体に対応するシール用溝が形成されている。
また、第1シール体の締め代は、第2シール体の締め代よりも大きく設定されていることが多い。
各シール体の締め代は、シール用溝にシール部材を装着したときに、溝からはみ出る部分の体積により規定される。
第1シール体の締め代を大きく設定する理由は、作動油の内側領域から外側領域への漏洩を防止する必要があるためである。
第2シール体の締め代を第1シール体の締め代よりも小さくする理由は、サイドプレートをギヤ側へ押し付け過ぎないようにするためである。
従来では、例えば、特許文献1に開示されているギヤポンプが存在する。
この種のギヤポンプにおいて用いられるシール部材は、ポンプケース蓋体における凹部の内周面に接する外接部(「第1シール体」に相当)と、外接部の上下からカラーの円周に沿って内方向へ延設してウェアプレート(「サイドプレート」に相当)の一部と接して、凹部内を仕切る仕切り部(「第2シール体」に相当)を有している。
この従来技術に係るシール部材は、外接部及び仕切り部が接合方向において同じ厚さに設定されており、シール部材の締め代は各部において実質的に同じとなっている。
また、別の従来技術として、例えば、特許文献2に開示されたギヤポンプが知られている。
この種のギヤポンプにおいて用いられるシール体(「シール部材」に相当)は、圧力室と吸入室を囲むシール溝に嵌合するニトリルゴム製の外側シール(「第1シール体」に相当)と、圧力室と吸入室を仕切るシール溝に嵌合するニトリルゴム製の内側シール(「第2シール体」に相当)と、内側シール溝内の低圧側に内側シールとともに嵌合するナイロン樹脂製のバックアップと、外側シール及び内側シールを連通する連通部(「第3シール体」に相当)とを有している。
この技術では、外側シールの締め代が、内側シールの締め代よりも大きく設定されている。
また、連通部の接合方向の厚さは、内側シールよりも薄く設定されている。
内側シールから外側シールへ至る断面で見ると、内側シールと連通部の境界は、接合方向の厚さの差から生じる段差部が形成されている。
外側シールと連通部の境界においても同様に段差部が形成されている。
実開平2−99278号公報 実開平1−80687号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたギヤポンプでは、シール部材の接合方向における厚さは、第1シール体及び第2シール体に関わらず同じであることから、サイドプレートのギヤへの押し付け力が過度となりやすい。
サイドプレートのギヤへの押し付け力が過度になると、ギヤとサイドプレートとの摺動抵抗が大きくなるという問題が生じる。
そこで、特許文献1に開示されたシール部材の第1シール体及び第2シール体について、特許文献2に開示された思想を適用し、第1シール体及び第2シール体の締め代を異ならせるようにし、第1シール体と第2シール体を連結する第3シール体を設けることにより、サイドプレートのギヤへの過度な押し付けを解消することが可能となる。
しかしながら、第3シール体の接合方向の厚みは、第2シール体の接合方向の厚みよりも小さく設定されることから、第1シール体と第3シール体の境界と、第2シール体と第3シール体の境界には、接合方向の厚さの差から生じる段差部が生じる。
シール部材を装着したカバーがサイドプレート及びシリンダブロックに接合された状態では、各シール体は締め代に応じて変形する。
このとき、段差部が存在することにより、第3シール体の一部が第1シール体の変形につられ、過度に縮んでカバー、サイドプレート及びシリンダブロックと当接し切れず、その結果、微小な間隙が第3シール体付近に生じるおそれがある。
この種の間隙は吸入圧領域と吐出圧領域との作動流体の連通を招くことになり、第2シール体及び第3シール体により吸入圧領域と吐出圧領域とを区画する機能が低下することを意味する。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、第1シール体及び第2シール体の締め代が異なる場合でも、吸入圧領域と吐出圧領域とを区画する第3シール体のシール性能の低下を防止することができるギヤポンプの提供にある。
上記課題を達成するため、本発明は、互いに噛合する一対のギヤと、該両ギヤを収容するギヤ収容室が形成されたシリンダブロックと、ギヤ収容室を覆うようにシリンダブロックの両端面に接合されるカバーと、前記カバーと該ギヤ側面の間に介在されたサイドプレートと、前記サイドプレート及び前記シリンダブロックと少なくとも一方の前記カバーとの間に介在されるシール部材と、前記シール部材に対応して前記カバーに形成されたシール用溝を有し、前記シール部材は、接合方向の厚さを前記シール用溝の溝深さよりも大きく設定することによる締め代と、前記シリンダブロックと前記カバーの間にて前記シール部材の外側の領域である外側領域と前記サイドプレートを含む前記シール部材の内側領域を区画する第1シール体と、前記サイドプレートと少なくとも一方の前記カバーとの間に介在される第2シール体と、前記第1シール体と前記第2シール体を連結する第3シール体を有し、前記第2シール体及び前記第3シール体は、前記内側領域を吐出圧領域と吸入圧領域に区画し、前記第1シール体の締め代は、前記第2シール体の締め代よりも大きく設定され、前記両ギヤの相対回転により前記ギヤ収容室における吸入圧領域から吐出圧領域へ流体を圧送するギヤポンプにおいて、前記第1シール体は、前記第2シール体及び前記第3シール体とともに、吸入圧領域を区画する吸入圧対応部と、吐出圧領域を区画する吐出圧対応部を備え、前記シール用溝は、第1シール体に対応する第1シール溝部と、第2シール体に対応する第2シール溝部と、第3シール体に対応する第3シール溝部を含み、前記第3シール体の接合方向の厚さ及び前記第3シール溝部の溝深さの少なくとも一方は、前記第1シール体から前記第2シール体へ向けて締め代が漸減するように設定されていることを特徴とする。
本発明では、第3シール体の接合方向の厚さ及び第3シール溝部の溝深さの少なくとも一方は、第1シール体から第2シール体へ向けて締め代が漸減するように設定されているから、シール部材を装着したカバーがサイドプレート及びシリンダブロックに接合された状態において、各シール体は締め代に応じて変形するが、第3シール体付近には段差部に起因する微小な間隙が生じることはない。
従って、第1シール体及び第2シール体の締め代が異なる場合でも、吸入圧領域と吐出圧領域とを区画する第3シール体のシール性能の低下を防止することができる。
また、上記のギヤポンプにおいて、前記第3シール体は、前記第3シール体は、前記第1シール体から前記第2シール体へ向けて漸減する接合方向の厚さを有し、前記シール用溝の溝深さは、一定に設定してもよい。
この場合、第3シール体は、第1シール体から第2シール体へ向けて漸減する接合方向の厚さを有することにより、第1シール体から第3シール体を通じて第2シール体へ至るシール部材の接合面は無段差により形成される。
また、シール用溝の溝深さが一定であることにより、シール用溝の加工が溝深さが一定でない溝の加工と比較して容易である。
また、上記のギヤポンプにおいて、前記第3シール溝部の溝深さは、前記第1シール溝部から前記第2シール溝部へ向けて漸増するように設定され、前記シール部材の接合方向の厚さは一定に設定されてもよい。
この場合、第3シール溝部は、第1シール溝部から第2シール溝部へ向けて漸増する溝深さを有することにより、第1シール溝部から第3シール溝部を通じて第2シール溝部へ至るシール用溝の底面は無段差により形成される。
本発明によれば、第1シール体及び第2シール体の締め代が異なる場合でも、吸入圧領域と吐出圧領域とを区画する第3シール体のシール性能の低下を防止することができるギヤポンプを提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態のギヤポンプを図1〜図5に基づいて説明する。
この実施形態のギヤポンプは、流体としての作動油を圧送するためのギヤポンプである。
図1は、第1の実施形態に係るギヤポンプ10の縦断面図であり、図2は図1におけるA−A線矢視図である。
図3はフロントカバーにおける接合面を示す端面図であり、図4はシール部材の平面図であり、図5はシール部材及びシール溝の要部を示す断面図である。
本発明の実施形態のギヤポンプ10の概要について説明する。
ギヤポンプは、図1に示すように、シリンダブロック11と、シリンダブロック11の端面に接合されるフロントカバー13及びリヤカバー14を有している。
シリンダブロック11、フロントカバー13及びリヤカバー14はギヤポンプ10のハウジングを構成する。
シリンダブロック11、フロントカバー13及びリヤカバー14は、夫々の4隅に挿通され、締結される通しボルト15により接合状態が維持される。
ハウジング内には、駆動ギヤ30及び従動ギヤ40が互いに噛合する状態で収容されている。
駆動ギヤ30は駆動ギヤ部33及び軸部31、32を有し、軸部31、32は両カバー13、14において軸受22、24を介して回転自在に受承されている。
従動ギヤ40も駆動ギヤ30と同様に従動ギヤ部43及び軸部41、42を有し、軸部41、42は軸受21、23により回転自在に受承されている。
駆動ギヤ部33の側面とフロントカバー13との間にはサイドプレート19が、従動ギヤ部43の側面とリヤカバー14との間にはサイドプレート20が介在されている。
この実施形態では、シール部材50がシリンダブロック11及びサイドプレート19と当接するように両カバー13、14に装着されている。
以下、ギヤポンプ10を構成する各要素について詳細に説明する。
〔シリンダブロックについて〕
シリンダブロック11は、図2に示すように、内部を貫通する眼鏡状の貫通孔12を備えている。
シリンダブロック11の貫通孔12は、両カバー13、14の接合によりギヤ収容室16を形成し、ギヤ収容室16には駆動ギヤ30及び従動ギヤ40が噛合して収容される。
ギヤ収容室16には、駆動ギヤ30と従動ギヤ40の噛み合いにより、隔てられた吸入圧領域としての吸入口17と吐出圧領域としての吐出口18が形成されている。
吸入口17及び吐出口18は図示しない外部の作動油回路と接続されている。
なお、シリンダブロック11の貫通孔12により形成されるギヤ収容室16における内周面11a、11bは各ギヤ30、40の歯34、44と対向する面となっている。
〔フロントカバーについて〕
フロントカバー13は、シリンダブロック11を臨むように形成された軸受用の有底孔13aと、フロントカバー13を貫通する貫通孔13bを備えている。
有底孔13a及び貫通孔13bには駆動ギヤ30及び従動軸40の各々の一端を回転自在に支持する軸受21、22が装着される。
シリンダブロック11の一方の端面と接合する接合面には、シール部材50のためのシール用溝35が形成されている。
シール用溝35は、図3に示すように、フロントカバー13の外周近くに形成された第1シール溝部36と、有底孔13a及び貫通孔13bの外周に沿う略3字状の第2シール溝部37と、第2シール溝部37の端部から第1シール溝部36と接続される第3シール溝部38とから形成されている。
この実施形態では各シール溝部36〜38の断面は、フロントカバー13の接合面に対して平行な底面と、底面に対して直角な側面から形成されている。
シール用溝35の溝深さは、第1シール溝部36から第3シール溝部38の各部にて一定の溝深さに設定されている。
第1シール溝部36はシール部材50を構成する第1シール体51に対応し、第2シール溝部37は第2シール体52に対応し、第3シール溝部38は第3シール体53に対応する。
〔リヤカバーについて〕
リヤカバー14は、図1に示すように、シリンダブロック11を臨むように形成された軸受用の2個の有底孔14a、14bを有している。
両有底孔14a、14bには駆動軸30及び従動ギヤ40の各々の他端を回転自在に支持する軸受23、24が装着されている。
シリンダブロック11の他方の端面と接合するリヤカバー14の接合面には、シール部材60のためのシール用溝45が形成されている。
リヤカバー14が有するシール用溝45は、フロントカバー13におけるシール用溝35と同じ構成である。
このため、リヤカバー14が有するシール用溝45については、フロントカバー13が有するシール用溝35の説明を援用し、説明を省略する。
〔駆動ギヤについて〕
駆動ギヤ30は、駆動ギヤ部33と、駆動ギヤ部33の両端面に備えられた軸部31、32を有する。
駆動ギヤ部33の回転軸芯Pと一致する軸芯を備えた軸部31、32が駆動ギヤ部33と一体形成され、これらの軸部31、32は駆動軸を構成する。
一方の軸部31は貫通孔13bの軸受22により支持され、軸部31の端部はフロントカバー13から突出する。
軸部31には軸シール部材25が装着され、軸シール部材25の抜け止めのためのCリング26がフロントカバー13に装着されている。
軸シール部材25は貫通孔13bからの作動油の漏洩を防止するための軸シール部材である。
軸部31の端部には、図示しないプーリあるいはギヤ等の駆動力伝達機構が設けられ、駆動力伝達機構は駆動源の動力を駆動ギヤ30の回転として伝達する。
他方の軸部32はリヤカバー14の有底孔14bに支持されている。
〔従動ギヤについて〕
一方、従動ギヤ40は、従動ギヤ部43と、従動ギヤ部43の両端面に備えられた軸部41、42を有する。
駆動ギヤ30と同様に、従動ギヤ40の回転軸芯Qと一致する軸芯を備えた軸部41、42が従動ギヤ部43と一体形成されている。
これらの軸部41、42は従動軸を構成し、一方の軸部41はフロントカバー13の有底孔13aの軸受21により支持され、他方の軸部42はリヤカバー14の有底孔14aの軸受23により支持されている。
〔サイドプレートについて〕
この実施形態では、図1に示すように、両ギヤ30、40の各ギヤ側面33a、43aとフロントカバー13との間にサイドプレート19が介在されている。
リヤカバー14と両ギヤ30、40の各ギヤ側面33a、43aの間にも別のサイドプレート20が介在されている。
サイドプレート19は、図2に示すように、一対の挿通孔19a、19bを有する略眼鏡状の板状部材である。
サイドプレート19における一対の挿通孔19a、19bは、駆動ギヤ30の軸部31及び従動ギヤ40の軸部41を挿通させるために形成されており、軸部31、41の径よりも僅かに大きな径を有する。
サイドプレート19の外周縁は、シリンダブロック11の貫通孔12と一部対応する円弧部19cと、挿通孔19a、19b間において吸入口17及び吐出口18に対応して内側へ窪む円弧部19dと、長手方向の両端は直線部19eとなっている。
サイドプレート19がフロントカバー13とギヤ側面33a、43aの間に介在された状態では、図2に示すように、円弧部19cは貫通孔12との内周面と一致し、円弧部19dは吸入口17及び吐出口18に対応している。
貫通孔12の内周面11aと直線部19eにより、サイドプレート19により覆われない吐出圧空間部27が形成される。
この吐出圧空間部27は、ギヤポンプ10の運転中においては吐出圧領域として機能する空間部である。
吐出圧空間部27を設けることにより、サイドプレート19とフロントカバー13との間へ吐出圧の作動油を回り込ませ、サイドプレート19をギヤ側面33a、43aへ押し付けることを意図している。
サイドプレート19において、両ギヤ30、40の回転軸芯P、Qに対して直角なギヤ側面33a、43aが摺接する面は、図5に示す通り、摺接面19fとなっており、従って、サイドプレート19は両ギヤ30、40に対する摺動性の良い金属材料により形成されている。
図1に示すように、サイドプレート19とシリンダブロック11により吐出圧空間部27に相当する吐出圧空間部28が形成される。
なお、サイドプレート20は、リヤカバー14とギヤ側面33a、43aの間に介在されるが、サイドプレート19と同一構成であって機能も同じであり、サイドプレート20の説明はサイドプレート19の説明を援用する。
〔シール部材について〕
シール部材50は、図4に示すように、シリンダブロック11とフロントカバー13との間にて外側領域とサイドプレート19を含む内側領域を区画する第1シール体51と、サイドプレート19とフロントカバー13との間に介在される第2シール体52と、第1シール体51と第2シール体52を連結する第3シール体53を有する。
第1〜第3シール体51〜53は、変形可能な弾性材料であるニトリルゴムにより一体形成されている。
第1シール体51は、シリンダブロック11とフロントカバー13との間においてギヤ収容室16を囲むように配置され、フロントカバー13の第1シール溝部36の形状と対応する形状を呈している。
内側領域は、第1シール体51に囲まれた領域を指し、外側領域は内側領域の外側の領域を指す。
第1シール体51は、内側領域から外側領域への作動油の漏洩を防止する機能を有する。
第1シール体51のシリンダブロック11側の接合面はシリンダブロック11と当接する。
第2シール体52は、図4に示すように、サイドプレート19の挿通孔19a、19bの外周に沿う略3字状の形態を有しており、第3シール体53は第2シール体52の端部と第1シール体51を連結する。
第2シール体52は第2シール溝部37の形状に対応する形状を呈し、第3シール体53は第3シール溝部38の形状に対応する形状を呈する。
第2シール体52及び第3シール体52は、第1シール体51に囲まれた内側領域を吸入圧領域と吐出圧領域に2分割する。
つまり、第2シール体52及び第3シール体53により区画される内側領域は、吸入圧の領域である吸入圧領域と、吐出圧の領域である吐出圧領域から構成される。
吸入圧領域には吸入室17が含まれ、吐出圧領域に吐出室18が含まれる。
吐出圧領域を望む第2シール体52の側部には、サイドプレート19と当接する接合面の幅を狭くする切り欠き54が形成されている。
この切り欠き54は、吐出室18から吐出圧空間部27、28へ作動油を回り込ませるための通路として機能する。
さらに、第1シール体51は、第2シール体52及び第3シール体53とともに、吸入圧領域を区画する吸入圧対応部51aと、吐出圧領域を区画する吐出圧対応部51bを備える。
次に、シール部材50の接合方向の厚さについて説明する。
この実施形態では、シール部材50における第1シール体51〜第3シール体53は、図5(a)及び図5(b)に示す通り、接合方向の厚さをシール用溝35の溝深さよりも大きく設定することにより得られる締め代を持つ。
締め代はフロントカバー13をシリンダブロック11に接合させたとき、シール部材50が圧縮変形する縮み代である。
第1シール体51は内側領域から外側領域への作動流体の漏洩を確実に回避する必要があり、十分なシール性能を第1シール体51に持たせるために十分な締め代を設定している。
第2シール体52の締め代は、第1シール体51の締め代よりも小さく設定されている。
第2シール体52は、内側領域において吸入圧領域と吐出圧領域とを区画するが、第2シール体52の締め代を大きく設定すると、サイドプレート19を各ギヤ部33、43の側面33a、43aに押接する力が大きくなる。
押接する力が大きくなる場合、サイドプレート19とギヤ部33、43の側面33a、43aとの摺動抵抗が増大し、動力損失や摺動による摩耗が助長される。
このため、第2シール体52には、著しい動力損失や摺動による摩耗が生じない程度の締め代が設定されている。
第2シール体52のサイドプレート19側の接合面はサイドプレート19と当接する。
ところで、シール部材50の接合方向のフロントカバー13側の接合面は、第1〜第3シール体51〜53の部位に関わらず平坦な面を有する。
従って、第3シール体のフロントカバー13側の接合面は無段差により形成されている。
シール部材50のフロントカバー13側の接合面を底面としたとき、シール部材50のサイドプレート19側及びシリンダブロック11側の接合面は上面であり、シール部材50の上面は第1シール体51と第2シール体の締め代の差により高低差が生じる。
第3シール体53は、第1シール体51と第2シール体52の端部との間に配置されているが、第3シール体53の接合方向の厚さは、図5(a)に示すように、第1シール体51から第2シール体52へ向けて締め代が漸減するように設定されている。
第3シール体53のサイドプレート19側の接合面はほぼ直線状となる無段差により形成されている。
つまり、第1シール体51と第3シール体53の境界は屈曲点が存在するが、第3シール体53のサイドプレート19側の接合面は第2シール体52へ向けて低くなる傾斜面となっている。
なお、第3シール体53と第2シール体52の境界にも屈曲点が存在する。
第3シール体53のサイドプレート19側の接合面はサイドプレート19及びシリンダブロック13と当接する。
因みに、リヤカバー14とサイドプレート20との間にも、シール部材50と同じ別のシール部材60が配置され、リヤカバー14にはシール用溝55が形成されている。
フロントカバー13側のシール部材50と同じ機能をリヤカバー14側において果たすようにしている。
リヤカバー14側のシール部材60とシール用溝45については、フロントカバー13側のシール部材50及びシール用溝35の説明を援用し、ここでは説明を省略する。
次に、ギヤポンプ10におけるシール部材50の作用について説明する。
ギヤポンプ10の駆動ギヤが、図示しない駆動源により回転されると、駆動ギヤ30と噛合する従動ギヤ40が駆動ギヤ30と反対方向へ回転する。
両ギヤ30、40の回転により吸入口17から作動油がギヤポンプ10内に吸入され、吐出口18から吐出される。
このとき、シール部材50の第1シール体51は、内側領域から外側領域への作動油の漏洩を防止する。
第1シール体51は十分な締め代が設定されているので、図5(b)に示すように、フロントカバー13やシリンダブロック11に対する第1シール体51の密着度は高い。
第2シール体52は第1シール体51よりも締め代が小さく設定されているので、第2シール体52がサイドプレート19をギヤ側へ押し付ける力は抑制されている。
第2シール体52の切り欠き54を通じて、吐出圧の作動油が吐出圧空間部27、28へ送りこまれる。
吐出圧空間部27、28からサイドプレート19とフロントカバー13との間へ入り込む吐出圧の作動油はギヤ側へのサイドプレート19の押し付けを助長する。
第2シール体52及び第3シール体53は吐出圧領域から吸入圧領域への作動油の漏洩を妨げる。
第1シール体51から第2シール体52へ向けて締め代が漸減するように、第3シール体53の接合方向の厚さが設定され、第3シール体53のサイドプレート19側の接合面はほぼ直線状となる無段差により形成されていることから、図5(b)に示すとおり、従来のように第3シール体53付近に吐出圧領域から吸入圧領域への作動油の漏洩を促す凹部が形成されない。
第3シール体53における第1シール体51に近い部位はシリンダブロック11と当接するが、この部位では締め代が第1シール体51の締め代と接近し、この部位でのシール性は高い。
一方、第3シール体53における第2シール体52に近い部位はサイドプレート19と当接するが、この部位では締め代が第2シール体52の締め代と同程度となるから、サイドプレート19のギヤ部33、43側への押し付けが過度になることはない。
なお、リヤカバー14側のシール部材60は、フロントカバー13のシール部材50と同様な振る舞いをするため、説明を省略する。
この実施形態に係るギヤポンプ10によれば以下の効果を奏する。
(1)シール部材50における第3シール体53の接合面は無段差により形成され、第3シール体53の接合方向の厚さは、第1シール体51から第2シール体52へ向けて締め代が漸減するように設定されているから、シール部材50を装着したカバー13、14がサイドプレート19及びシリンダブロック11に接合された状態において、各シール体51〜53は締め代に応じて変形するが、第3シール体53付近には段差部に起因する微小な間隙が生じることはない。従って、第1シール体51及び第2シール体52の締め代が異なる場合でも、吸入圧領域と吐出圧領域とを区画する第3シール体53のシール性能の低下を防止することができる。
(2)シール部材50が装着されるシール用溝35の溝深さが一定に設定されているから、溝深さが一定のシール用溝35は、溝深さが一定でないシール用溝と比較して溝の加工て容易である。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態に係るギヤポンプについて図6に基づき説明する。
この実施形態では、シール部材の接合方向の厚さが第1〜第3シール体に関わらず一定に設定され、カバーに形成されるシール用溝の溝深さを第1〜第3シール溝部において異ならせるようにした例である。
図6はフロントカバー側のシール部材及びシール用溝の要部を示す断面図であり、図6(a)はシリンダブロック及びサイドプレートに対してフロントカバーを接合する前の状態を示し、図6(b)シリンダブロック及びサイドプレートに対してフロントカバーを接合した状態を示す。
シール部材70は、第1シール体71、第2シール体72及び第3シール体73を有する。
各シール体71〜73は、第1の実施形態の各シール体51〜53に相当するが、この実施形態では各シール体71〜73の接合方向の厚さは一定に設定されている。
従って、シール部材70におけるフロントカバー74側の接合面とサイドプレート19側の接合面は互いに平行であり、無段差である。
フロントカバー74には、第1シール溝部76、第2シール溝部77及び第3シール溝部78から構成されるシール用溝75が形成されている。
第1シール溝部76の溝深さは、第2シール溝部77の溝深さよりも浅く設定されている。
第3シール溝部78には、第1シール溝部76から第2シール溝部77に向けて漸増する溝深さが設定されている。
第1シール溝部76と第3シール溝部78の境界は屈曲点が、また、第2シール溝部77と第3シール溝部78の境界には屈曲点が存在する。
第1シール溝部76から第3シール溝部78を通じて第2シール溝部77へ至るシール用溝75の底面は無段差の底面となっている。
第1シール溝部76においては第1シール体71の締め代が十分に設定され、第2シール溝部77においては第2シール体72の締め代が第1シール体71の締め代よりも小さく設定される。
第3シール溝部78においては第3シール体73の締め代が、第1シール体71(第1シール溝部76)から第2シール体71(第2シール溝77)に向けて漸減する設定となる。
このため、シリンダブロック11及びサイドプレート19に対してフロントカバー74を接合した状態では、各シール体71〜73は、実質的に第1の実施形態の各シール体51〜53と同等の状態となる。
なお、リヤカバー側において、フロントカバー74側のシール部材70及びシール用溝75と同じシール部材及びシール用溝を設けるようにすれば、リヤカバー側におけるシール部材はフロントカバー74側のシール部材70と同等の作用を奏する。
この実施形態によれば、シール部材70を装着したフロントカバー74がサイドプレート19及びシリンダブロック11に接合された状態において、各シール体71〜73は締め代に応じて変形するが、第3シール体73付近には段差部に起因する微小な間隙が生じることはない。従って、第1シール体71及び第2シール体72の締め代が異なる場合でも、吸入圧領域と吐出圧領域とを区画する第3シール体73のシール性能の低下を防止することができる。
さらに言うと、シール部材70の厚さが一定であるため、シール部材70の製作が第1の実施形態に係るシール部材50よりも容易である。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態に係るギヤポンプについて図7に基づき説明する。
この実施形態では、シール部材の接合方向の厚さが第1シール体〜第3シール体に応じて異なるように設定されるとともに、カバーに形成されるシール用溝の溝深さを第1シール溝部〜第3シール溝部において異ならせるようにした例である。
図7はフロントカバー側のシール部材及びシール用溝の要部を破断して示す断面図であり、図7(a)はシリンダブロック及びサイドプレートに対してフロントカバーを接合する前の状態を示し、図7(b)はシリンダブロック及びサイドプレートに対してフロントカバーを接合した状態を示す。
第3の実施形態に係るシール部材は、第1の実施形態におけるシール部材と同一であり、フロントカバーは第2の実施形態のフロントカバーと同一である。
従って、シール部材については第1の実施形態の符号を共通して用い、フロントカバーについては第2の実施形態の符号を共通して用いる。
フロントカバー74には、第1シール溝部76、第2シール溝部77及び第3シール溝部78から構成されるシール用溝75が形成されている。
第1シール溝部76の溝深さは、第2シール溝部77の溝深さよりも浅く設定されている。
第3シール溝部78には、第1シール溝部76から第2シール溝部77に向けて漸増する溝深さが設定されている。
第1シール溝部76と第3シール溝部78の境界は屈曲点が、また、第2シール溝部77と第3シール溝部78の境界には屈曲点が存在する。
第1シール溝部76から第3シール溝部78を通じて第2シール溝部77へ至るシール用溝75の底面は無段差の底面となっている。
第1シール溝部76においては、シール部材50における第1シール体51の締め代が十分に設定され、第2シール溝部77においては第2シール体52の締め代が第1シール体51の締め代よりも小さく設定される。
第3シール溝部78においては第3シール体53の締め代が、第1シール体51(第1シール溝部76)から第2シール体52(第2シール溝77)に向けて漸減する設定となる。
このため、シリンダブロック11及びサイドプレート19に対してフロントカバー74を接合した状態では、図7(b)に示すように、締め代の大きな第1シール体51は、第1、第2の実施形態の場合よりもさらにフロントカバー74及びシリンダヘッド11に強く密着する。
この実施形態によれば、第1、第2の実施形態と同様に、シール部材50を装着したフロントカバー74がサイドプレート19及びシリンダブロック11に接合された状態において、各シール体51〜53は締め代に応じて変形するが、第3シール体53付近には段差部に起因する微小な間隙が生じることはない。
従って、第1シール体51及び第2シール体52の締め代が異なる場合でも、吸入圧領域と吐出圧領域とを区画する第3シール体53のシール性能の低下を防止することができる。
本発明は、上記した第1〜第3の実施形態や変形例に限定されるものではなく、以下のように、発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
(1)第1〜第3の実施形態では、フロントカバー側におけるシール部材とシール用溝部と、リヤカバー側におけるシール部材とシール用溝部を同一とした。例えば、フロントカバー側におけるシール部材とシール用溝部を第1の実施形態に係るシール部材とシール用溝部とし、リヤカバー側におけるシール部材とシール用溝部を第2の実施形態に係るシール部材とシール用溝部としてもよく、ギヤポンプの条件等に応じ、シール部材とシール用溝部を選択することができる。
(2)第1、第3の実施形態では、第3シール体のカバー側の接合面を直線的な勾配を有する傾斜面としたが、傾斜面は、例えば、図8(a)及び図8(b)に示すように円弧Jや曲線Kを含むようにしてもよい。また、図8(c)に示すように複数の傾斜面L1、L2、L3を組み合わせた接合面としてもよい。さらに、図8(d)に示すように、第3シール体の接合面において第1シール体51及び第2シール体52の間の途中から傾斜面を設けるようにしてもよい。なお、図8(a)〜図8(d)において、便宜上、第1シール体51、第2シール体52、第3シール体53としている。このように、図8(a)〜(d)は、第3シール体の接合面が無段差により形成されていることを意味する。因みに、本発明における接合面の「無段差」とは、第3シール体の接合面が屈曲点のない完全な無段差であることを意味するほか、第3シール体の接合面が、図8(c)に示すように高低差を有する複数の平面と、これらの平面を接続する緩勾配の傾斜面を有する場合も含む。この緩勾配の傾斜面はシール部材の締め代を漸減させ、かつ、接合時においてシール部材の変形に伴う第3シール体の過度の縮みを招かない程度の傾斜角度を有すればよく、屈曲点の有無とは無関係である。
(3)(2)で示した第3シール体における接合面の思想を、シール用溝における第3シール溝部の底面に適用してもよい。この場合、第3シール溝部の底面が無段差に形成されることを意味する。この場合の底面の「無段差」とは、第3シール溝部の底面が屈曲点のない完全な無段差であることを意味するほか、第3シール溝部の底面が、高低差を有する複数の平面と、これらの平面を接続する緩勾配の傾斜面を有する場合も含む。
第1の実施形態に係るギヤポンプの縦断面図である。 図1におけるA−A線の矢視図である。 第1の実施形態に係るフロントカバーにおけるシール用溝を示す端面図である。 第1の実施形態に係るシール部材を示す平面図である。 第1の実施形態に係るシール部材の締め代を説明する要部断面図である。 第2の実施形態に係るシール部材の締め代を説明する要部断面図である。 第3の実施形態に係るシール部材の締め代を説明する要部断面図である。。 シール部材及びシール用溝の変形例を示す要部断面図である。
符号の説明
10 ギヤポンプ
11 シリンダブロック
13、74 フロントカバー
14 リヤカバー
19、20 サイドプレート
30 駆動ギヤ
35、45、75 シール用溝
36、76 第1シール溝部
37、77 第2シール溝部
38、78 第3シール溝部
40 従動ギヤ
50、60、70 シール部材
51、71 第1シール体
51a 吸入圧対応部
51b 吐出圧対応部
52、72 第2シール体
53、73 第3シール体

Claims (3)

  1. 互いに噛合する一対のギヤと、該両ギヤを収容するギヤ収容室が形成されたシリンダブロックと、ギヤ収容室を覆うようにシリンダブロックの両端面に接合されるカバーと、前記カバーと該ギヤ側面の間に介在されたサイドプレートと、前記サイドプレート及び前記シリンダブロックと少なくとも一方の前記カバーとの間に介在されるシール部材と、前記シール部材に対応して前記カバーに形成されたシール用溝を有し、前記シール部材は、接合方向の厚さを前記シール用溝の溝深さよりも大きく設定することによる締め代と、前記シリンダブロックと前記カバーの間にて前記シール部材の外側の領域である外側領域と前記サイドプレートを含む前記シール部材の内側領域を区画する第1シール体と、前記サイドプレートと少なくとも一方の前記カバーとの間に介在される第2シール体と、前記第1シール体と前記第2シール体を連結する第3シール体を有し、前記第2シール体及び前記第3シール体は、前記内側領域を吐出圧領域と吸入圧領域に区画し、前記第1シール体の締め代は、前記第2シール体の締め代よりも大きく設定され、前記両ギヤの相対回転により前記ギヤ収容室における吸入圧領域から吐出圧領域へ流体を圧送するギヤポンプにおいて、
    前記第1シール体は、前記第2シール体及び前記第3シール体とともに、吸入圧領域を区画する吸入圧対応部と、吐出圧領域を区画する吐出圧対応部を備え、
    前記シール用溝は、第1シール体に対応する第1シール溝部と、第2シール体に対応する第2シール溝部と、第3シール体に対応する第3シール溝部を含み、
    前記第3シール体の接合方向の厚さ及び前記第3シール溝部の溝深さの少なくとも一方は、前記第1シール体から前記第2シール体へ向けて締め代が漸減するように設定されていることを特徴とするギヤポンプ。
  2. 前記第3シール体は、前記第1シール体から前記第2シール体へ向けて漸減する接合方向の厚さを有し、前記シール用溝の溝深さは、一定に設定されていることを特徴とする請求項1記載のギヤポンプ。
  3. 前記第3シール溝部の溝深さは、前記第1シール溝部から前記第2シール溝部へ向けて漸増するように設定され、前記シール部材の接合方向の厚さは一定に設定されていることを特徴とする請求項1記載のギヤポンプ。
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