JP2007009696A - 歯車ポンプ - Google Patents

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JP2007009696A JP2005187538A JP2005187538A JP2007009696A JP 2007009696 A JP2007009696 A JP 2007009696A JP 2005187538 A JP2005187538 A JP 2005187538A JP 2005187538 A JP2005187538 A JP 2005187538A JP 2007009696 A JP2007009696 A JP 2007009696A
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Kenichi Okada
健一 岡田
Nobuo Mukai
信雄 向井
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Shimadzu Corp
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Abstract

右回転仕様と左回転仕様の部品の共通化を図り製造コストを低減する。
【課題】 ボディに設けた眼鏡孔に互いに噛合状態で収容される一対の歯車と、それらの歯車が同期逆回転した際に歯同士が漸次噛合する側に設けた高圧部54および漸次離反する側に設けられ高圧部54より断面積の大きい低圧部53と、ボディの一方の開口端面を蓋封するフロントカバー4と、このフロントカバー4に設けられ高圧部54及び低圧部53にそれぞれ連通して油の吸排を行う低圧ポート55及び高圧ポート56と、フロントカバー4の端面における眼鏡孔71を囲繞する位置に設けたガスケット溝60と、そのガスケット溝60に嵌装されボディ2端面との接合面をシールするガスケット59とを具備し、フロントカバー4は、その端面上に、ガスケット溝60のさらに内側であって眼鏡孔71を囲繞する位置に、低圧部53と高圧部54とを連通する圧力導通溝Gが形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トラクター、コンバイン等の農業用機械や、テーブルリフター、ミニショベル等の一般産業機械を始めとして、種々の機械に油圧源として利用可能な歯車ポンプに関するものである。
歯車ポンプの一般的構成は、図4〜図6に示したように、ボディ2の内周に形成した眼鏡孔71に互いに噛合状態で収容される一対の歯車11、12と、それら歯車11、12が駆動軸3及び従動軸5に軸支されて同期逆回転駆動された際に歯同士が漸次離反する位置に開口する低圧部53および漸次噛合する位置に開口する高圧部54と、ボディ2の一方の開口端面を蓋封するフロントカバー4と、このフロントカバー4に設けられ前記高圧部54及び低圧部53にそれぞれ連通して油の吸排を行う高圧ポート56及び低圧ポート55とを具備してなる。そして、低圧ポート55から低圧部53に吸い込んだ油をポンプ作用によって高圧部54に移送し、高圧ポート56から吐出する作用を営み得るようになっている。
そして、図6に示すように、ボディ2における低圧部57は、吸込み通路の面積を確保するため、高圧部58に比べて内部空間の断面積が大きくなるように形成され、それに対応するようにフロントカバー4が形成されている。
一方、ボディ2には高圧部58および低圧部57を囲繞する位置にはガスケット溝60が設けてあり、そのガスケット溝61にガスケット59が嵌装されていて、このガスケット59によりボディ端面との接合面をシールして眼鏡孔71からの油の外部漏れを防ぐ構造になっているが、高圧部58側のガスケット溝60の形状は、フロントカバー4への圧力負荷を軽減させるため、高圧部58の面積は小さくなるよう形成されている。
特開2000−145662
ところで、この種の歯車ポンプにおいて、ユーザニーズに応じて、右回転仕様と左回転仕様の2種類が存在し、それぞれ、低圧側57と高圧側58とが左右反対側に形成される。すなわち、ボディ2の形状が2種類存在することとなり、それに対応してフロントカバー4についても、ガスケット溝60の形状が、右回転仕様と左回転仕様の2種類が必要である。したがって、ダイキャスト等のよる場合は2種類の型が必要であり、また、機械加工による場合も、同一のロットで生産できないことにより、コスト的に不利である。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような構成を採用したものである。
すなわち、本発明に係る歯車ポンプは、ボディに設けた眼鏡孔に互いに噛合状態で収容される一対の歯車と、それらの歯車が同期逆回転した際に歯同士が漸次噛合する側に設けた高圧部および漸次離反する側に設けられ高圧部より断面積の大きい低圧部と、ボディの一方の開口端面を蓋封するフロントカバーと、このフロントカバーに設けられ前記高圧部及び低圧部にそれぞれ連通して油の吸排を行う低圧ポート及び高圧ポートと、そのフロントカバーの端面における眼鏡孔を囲繞する位置に設けたガスケット溝と、そのガスケット溝に嵌装されボディ端面との接合面をシールするガスケットとを具備した歯車ポンプにおいて、前記フロントカバーは、ボディとの接合面上に、ガスケット溝のさらに内側であって前記眼鏡孔を囲繞する位置に、前記低圧部と高圧部とを連通する圧力導通経路が形成されたことを特徴とする。特に、前記圧力導通経路が溝形状であることも本発明に含まれる。
本発明の歯車ポンプは、左右の回転方向を区別することなく、同一形状のフロントカバーでも圧力負荷を軽減させることができるので、右回転仕様であっても左回転仕様であっても、フロントカバーの形状を共通化することができ、製造コストを抑制することができる。
以下、本発明の一実施例を、図1,2を参照して説明する。また、歯車ポンプの全体構成を示す断面図は、従来と同様であり、図4を用いて説明する。
本発明の歯車ポンプは、フロントカバー4がダイキャスト法により成形される。フロントカバー4には2箇所に軸受孔が穿設され、それらの軸受孔にブッシュが嵌装されている。そして、予め歯車11を固着した駆動軸3と歯車12を固着した従動軸51とを前記フロントカバー4のブッシュに軸支させ、その状態で両歯車11、12を眼鏡孔11内に互いに噛合状態で収容している。
そして、駆動軸3を介して両歯車11、12を同期逆回転駆動したとき、両歯車11、12の歯同士が漸次離反する側のボディ内空間が低圧部57になり、歯同士が漸次噛合する側のボディ内空間が高圧部58になって、低圧部57から高圧部58に向かって連続的に油を移送するという周知のポンプ作用を営むようになっている。
このような構成において、本実施例では、ボディ2が正逆何れの回転タイプのものであってもフロントカバー4を兼用できるものにしている。
すなわち、このボディ2はフロントカバー4側から見て右側に高圧部58があり左側に低圧部57がある図2のタイプのものと、右側に低圧部があり左側に高圧部がある図示しないタイプの2種類があるが、フロントカバー4はその端面上に、ガスケット59の内側であって眼鏡孔71を囲繞し得る位置に細径な圧力導通溝Gを設けている。そして、フロントカバー4をボディ2に取付けた場合には、圧力導通溝Gにより、低圧部53及び高圧部54が連通し得るように構成している。なお、図2おけるG´はボディ2における圧力導通溝Gの位置関係を示す。
このような構成のものであると、図1、2において、ボディ2の眼鏡孔71からボディ2端面とフロントカバー4端面との接合面に漏出した油は、ガスケット59に至る手前で圧力導通溝Gに入り込み、そこから低圧部8に帰還する。これにより、眼鏡孔71と圧力導通溝Gとの間の圧力が低減されるので、その圧力導通溝Gの外側からガスケット59までの領域に高圧が立たなくなる。
したがって、左右のいずれの回転方向であっても、高圧側においてフロントカバー4の圧力負荷が軽減されるので、従来のように、フロントカバー4の圧力負荷を軽減させるため、特に高圧部58側におけるフロントカバー4の受圧面積を低圧部57側に比べて小さく形成する必要がなくなり、左右対称の形状で構成することができるので、右回転仕様であっても左回転仕様であっても、フロントカバー4の形状を共通化することができる。したがって、従来のように、回転方向によりダイキャストの型を交換する必要がなく、機械加工による仕上げ加工も同一ロットで処理できるので、製造コストを抑制することができる。
なお、図3に示したように、圧力導通溝Gの代わりに、フロントカバー4とボディ2の合わせ面より段差をつけた凹部62で形成される空間を利用することで、低圧部53及び高圧部54が連通し得るよう構成したものも本発明に含まれる。
本発明によるフロントカバーを示す図である。 図1のフロントカバーが接合されるボディを示す図である。 本発明によるフロントカバーの変形例を示す図である。 従来の歯車ポンプの全体構成を示す断面図である。 従来のフロントカバーを示す図である。 図5のフロントカバーが接合されるボディを示す図である。
符号の説明
2 ボディ
4 フロントカバー
53 低圧部
54 高圧部
55 低圧ポート
56 高圧ポート
59 ガスケット
60 ガスケット溝
71 眼鏡孔
G 圧力導通溝

Claims (2)

  1. ボディに設けた眼鏡孔に互いに噛合状態で収容される一対の歯車と、それらの歯車が同期逆回転した際に歯同士が漸次噛合する側に設けた高圧部および漸次離反する側に設けられ高圧部より断面積の大きい低圧部と、ボディの一方の開口端面を蓋封するフロントカバーと、このフロントカバーに設けられ前記高圧部及び低圧部にそれぞれ連通して油の吸排を行う低圧ポート及び高圧ポートと、そのフロントカバーの端面における眼鏡孔を囲繞する位置に設けたガスケット溝と、そのガスケット溝に嵌装されボディ端面との接合面をシールするガスケットとを具備した歯車ポンプにおいて、前記フロントカバーは、ボディとの接合面上に、ガスケット溝の内側であって前記眼鏡孔を囲繞する位置に、前記低圧部と高圧部とを連通する圧力導通経路が形成されたことを特徴とする歯車ポンプ。
  2. 前記圧力導通経路は、溝形状であることを特徴とする請求項1に記載された歯車ポンプ。
JP2005187538A 2005-06-28 2005-06-28 歯車ポンプ Withdrawn JP2007009696A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104963853A (zh) * 2015-06-23 2015-10-07 苏州柏德纳科技有限公司 一种新型泵盖
CN104963852A (zh) * 2015-06-23 2015-10-07 苏州柏德纳科技有限公司 一种泵盖

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CN104963853A (zh) * 2015-06-23 2015-10-07 苏州柏德纳科技有限公司 一种新型泵盖
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