JP2007291043A - スキンケア化粧品および塩微粒子の製造方法 - Google Patents

スキンケア化粧品および塩微粒子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】塩の持つ肌の洗浄効果を向上させ、保湿効果、皮膚のマッサージ効果、血行促進効果などを保持し、塩粒子入り化粧品を皮膚に擦り込んだり、塗布してマッサージしたりしても、肌を傷めることのない安全で使い易いスキンケア化粧品を提供する。また、このスキンケア化粧品用の原料として好適に制御された粒径の塩粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】平均粒径20μm以下の塩微粒子、好ましくは天日塩、岩塩または天日塩、岩塩由来の塩から得られた塩微粒子を含むスキンケア化粧品、および複数の粉砕翼4a,4bを備え、同一軸線上に回転軸を持つ二つ以上のインペラ3a,3bをひとつのケーシング2内に配置した粉砕機1で、前記二つ以上のインペラ3a,3bを同一方向または反対方向に回転させながら、ケーシング2内に導入された原料塩を平均粒径20μm以下に粉砕する塩微粒子の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、スキンケア化粧品および塩微粒子の製造方法に関し、詳しくは塩微粒子を含んでおり、肌に塗布し角質化した古い皮膚や汚れを除去し、清潔でつやのある肌にするスキンケア化粧品およびその原料となる塩微粒子の製造方法に関する。
塩(本発明においては、塩化ナトリウムを主成分とする所謂「しお」を「塩」と表記する。)を用いた化粧品には、塩の持つ洗浄効果、保湿効果、皮膚の清浄化効果、血行促進効果などが期待されている。しかし、このような効果を上げるため塩粒子入り化粧品を皮膚に擦り込んだり、塗布してマッサージしたりすると、皮膚に違和感があったり肌を傷めたりする恐れがあり使用の際に注意が必要であった。
このような洗浄効果、保湿効果、皮膚の清浄化効果、血行促進効果などを向上させたり、肌を傷め易いという欠点を克服したりするため、各種の工夫がなされてきた。例えば、特許文献1には、塩粒子が直接肌に接触しないように、不織布バックに入れて使用する20μm以下の塩化ナトリウムおよび乳酸カルシウムの微粉末からなる含塩化粧パウダーが提案されている。この含塩化粧パウダーにおける塩化ナトリウムは微粉末として肌に作用するものではなく、水に溶解して肌に接触し作用するものである。また、この特許文献の明細書全体を見ても塩化ナトリウムを20μm以下になるまで微粉砕するとの記載はあるが、微粉砕の具体的方法は記載されておらず、具体的な製造方法を裏付ける実施例においても粉砕された塩化ナトリウムの粒径が定量的にどのような大きさのものであったかは開示されていない。特許文献2には、平均粒径100〜200μmの自然塩の粒子と平均粒径50〜100μmの乳酸カルシウムの粒子からなる洗顔、ボディパック用化粧品が提案されている。特許文献3および特許文献4には、塩等を竹筒に詰めて1500℃で熱処理した竹塩または竹塩と炒り塩を含有するマッサージ用またはクレンジング用の化粧品組成物が提案されている。特許文献5には、微小粒径の食塩に高麗人参、混和材および植物種子類の発酵抽出液を混練したマッサージ用クリームが提案されている。また、特許文献6には、塩化ナトリウム、ニガリ、および植物エキスを含むクリーム状の塩が提案されている。さらに、特許文献7には、戸田等の発明に係る微粒子の製造方法が開示されている。
特開平6−305937号公報 特開平7−242513号公報 特開平9−291014号公報 特開平9−291015号公報 特開平7−157410号公報 特開平10−194732号公報 特開2003−10712号公報
上述のように、塩粒子を用いた化粧品は多数提案されているが、これらは他の成分、例えば乳酸カルシウム粉末、竹の持つ特殊成分や植物エキスなどを添加または混合することにより、塩粒子の持つ洗浄効果、保湿効果、皮膚の清浄化効果、血行促進効果などを向上させたり、肌を傷めたりする欠点を補ったりしている。本発明においては、塩粒子以外の他の成分の作用がなくとも、塩粒子の粒径を制御することにより、上述の効果を十分に発揮させ、欠点を取り除いて、安全で使い易く、塩粒子に起因する使用上の違和感がなく、使用感のよいスキンケア化粧品を提供することを目的としている。また、本発明の化粧品に好適な制御された粒径の塩粒子の製造方法の提供を目的としている。
本発明者らは、従来、製造が困難であった平均粒径20μm以下の塩微粒子の製造方法を見出した。さらに、この平均粒径20μm以下の塩微粒子が皮膚の細胞よりも小さく、皮膚表面の細胞と細胞との間の皮溝に入り込み、皮溝にたまった垢や老廃物を有効に除去する効果があることを見出した。そして、このような塩微粒子を含むスキンケア化粧品は、従来の塩粒子入りスキンケア化粧品よりも使用感がよく、塩粒子入りスキンケア化粧品としての効果も充分に発揮することを見出した。上記課題を解決するための次のような手段を見出した。
(1)平均粒径20μm以下の塩微粒子を含み、塩微粒子が固体状で肌に作用するスキンケア化粧品。
(2)塩微粒子が天日塩または岩塩、若しくは天日塩または岩塩由来の塩から得られたものである(1)に記載のスキンケア化粧品。
(3)スキンケア化粧品がクリーム、ローション、ボディシャンプー、クレンジングクリーム、トリートメント、美容液、乳液、スクラブ、ジェル、パウダーまたはパックである(1)または(2)に記載のスキンケア化粧品。
(4)複数の粉砕翼を備え、同一軸線上に回転軸を持つ二つ以上のインペラをひとつのケーシング内に配置した粉砕機において、前記二つ以上のインペラを同一方向または反対方向に回転させながら原料塩をケーシング内に導入して粉砕する平均粒径20μm以下の塩微粒子の製造方法。
本発明のスキンケア化粧品は、非常に細かい塩微粒子を含んでおり、皮膚に塗ることにより皮膚上の垢や老廃物を取り除き、肌を清潔にし、清浄で色つやのよさを保つことができる。特に、塩微粒子が皮膚の表皮細胞より細かいので、使用感がよく、表皮細胞同士の間隙の皮溝にまで入り込み、この間隙に溜まった垢や付着物、老化した角質などを効果的に取り除くことができる。本発明のスキンケア化粧品は、通常の塩入りスキンケア化粧品の効果を持つだけでなく、微粒子の塩は細胞への接触面積が大きく、塩、特に天日塩、岩塩等のミネラル分の多い塩から細胞へのミネラル分の吸収が容易である。さらに、皮膚との接触面積が大きければ、塩の持つと言われている血行促進効果やアトピー性皮膚炎の抑制効果も発揮し易い。特に、岩塩はその産出地域によって微量成分まで組成が特定し易いので、一般に人為的に合成された化学物質や最近問題となっている環境ホルモンなどの物質が浸入しにくい地域の岩塩を選ぶことができ、人体に影響のある微量成分の混入を防止しやすい。また、本発明の塩微粒子の製造方法は、容易に大量の塩微粒子を製造でき、不純物や水分の混入の恐れもなく清潔で歩留まりがよく、本発明のスキンケア化粧品の製造に好適である。さらに、この塩微粒子の製造方法により製造した塩微粒子は、凝集し難く輸送、貯蔵などの取扱いが非常に容易である。
本発明のスキンケア化粧品は、平均粒径20μm以下の塩微粒子を含んでおり、好ましくは塩微粒子が天日塩または岩塩、若しくは天日塩または岩塩由来の塩から得られたものである。スキンケア化粧品は、肌を手入れするためのものであればどのような形態でもよいが、例えばクリーム、ローション、ボディシャンプー、クレンジングクリーム、トリートメント、美容液、乳液、スクラブ、ジェル、パウダーまたはパックなどが好ましく、特にクリームが好ましい。本発明における塩微粒子は、その平均粒径が非常に重要であり、20μm以下、好ましくは15μm以下、さらに好ましくは10μm未満である。そして、塩微粒子の粒径分布も狭いほうがよい。例えば、99質量%が1μm以上であり、40μm以上が1質量%以下であることが好ましい。一般に人の皮膚の表皮細胞の大きさは10〜100μm、通常は30μm程度であり、特に、肘や膝などの老化した角質層がたまり易い部分の表皮細胞は30〜50μmの場合が多い。このため、表皮の間隙部分となる皮溝に入り易い上述の大きさとすることが求められる。平均粒径の下限については、本発明の作用効果上は特定されることはないが、製造工程を考慮すると、1μm以上、好ましくは4μm以上とすることが現実的で望ましい。なお、平均粒径はレーザ法により測定した値である。
また、本発明における塩の組成は、通常使用されている食塩のように塩化ナトリウムが主成分である。しかし、完全に精製した塩化ナトリウム100%の塩よりも、カルシウム、マグネシウム、カリウム、その他の所謂ミネラル分といわれる不純物を含んだ塩が本発明における塩として好ましい。具体的には、海水から製造した天日塩などの海水塩、岩塩、岩塩が一旦溶けて湖等にたまった塩水やその蒸発乾固した塩から製造した塩(本発明では、このような塩も岩塩という。)、岩塩や海水塩から所謂ミネラル分を完全に取り除かないで粗精製して製造した塩、天日塩などが好適な塩微粒子の原料となる。カルシウム、マグネシウム、カリウム、その他の所謂ミネラルといわれる不純物は、肌に作用して肌を滑らかにしたりきめ細かくしたりするといった美容効果だけでなく、血行促進や健康維持にも有効であるといわれている。なお、このような効果は微粒子状で肌に作用しなくても、肌の上で溶解した状態で作用してもよい。
通常、上述のような原料塩は、平均粒径が数百μmから数mmである。そして、従来から肌の化粧用品の原料の一部として使用されていることは上述のとおりである。しかし、このような大きさの塩粒子は皮膚細胞の盛り上がった部分、所謂皮丘には接触できるが、皮膚表面全体に接触することができず、細胞と細胞の間隙である皮溝の部分にたまった垢や老廃物、古くなった角質等は取り除くことが難しい。無理に皮溝に塩粒子を到達させるため強くマッサージ等をすると皮膚全体を塩粒子が強く擦りつけ、正常な皮膚細胞に傷を付けたり、過剰な刺激を与え、かえって肌に違和感を与えたり、肌を傷めたりすることになる。本発明のスキンケア化粧品は、塩粒子の粒径が小さいので使用感が滑らかであり、これを肌に軽く塗り込むだけで、あるいはこれを塗った肌を軽く擦るだけで充分に表皮全体に、特に皮溝にも塩粒子が行きわたり、皮溝の部分にたまった垢や老廃物等も容易に除去できる。そして、肌を強く擦らなくてよいので正常な肌を傷めることもない。また、本発明のスキンケア化粧品の使用時には、塩粒子の粒子径が小さいので、塩粒子に起因するざらざら感がなく使い心地が非常に良い。
本発明のスキンケア化粧品においては、塩粒子が固体として肌に作用して垢や老廃物等を除去するが、その他にも塩粒子の一部が溶解した状態で直接肌に作用する効果がある。例えば、皮膚に有害な常在菌に対する殺菌効果、保湿効果、つやつやした肌にする皮膚美容効果、血行促進効果及び清浄化効果などがある。このような効果は、上述のようにナトリウムイオンだけでなく、所謂ミネラルを含んだ塩が特に効果が大きい。また、塩は中性であり化学的反応性も低く、古来から人類に食用をはじめとして使用されてきたものであり、非常に安全な物質である。石鹸のようにアルカリ性による肌荒れや、合成洗剤のような皮膚への悪影響は考えなくてもよい。なお、この発明に用いる塩は過剰な精製をしてミネラルを除去しすぎないことが好ましいが、逆に充分な精製をしないということは、原料塩に含まれる各種の微量成分をそのまま塩微粒子中に含むことである。そのため、原料となる海水や岩塩は充分に吟味して人体に悪影響のある成分を含まないことが重要である。粗岩塩の一部には、重金属や毒性を持つ不純物、細菌類を含んでいることもあるので、このような安全上問題のある原料は精製したり滅菌したりして不純物を取り除いたり無害化したりしておくことが好ましい。一方、海水中には人為的に合成された化学物質や、所謂環境ホルモンなどが混入している場合があるので原料として用いる場合は注意が必要である。このような、原料塩段階で混入の可能性のある不純物は、基準値以下であることを確認しておくことが好ましい。このような観点からは、岩塩は海水のように広い地域から不純物が混入する可能性が少なく、産出地域により微量成分に至るまでその組成を把握し易いので、本発明のスキンケア化粧品の好適な原料とし易い。
本発明のスキンケア化粧品の好ましい態様としてクリームの例がある。クリームを作るには、まず後述のような方法により平均粒径20μm以下の塩微粒子を製造し、この塩微粒子を、通常の化粧用クリームに用いられる原料に混合すればよい。このような原料として、例えば、油性の固形動植物系原料としては、ミツロウ、木ロウ、カカオ油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ステアリン酸などが挙げられる。油性の液状動植物系原料としては、オリーブ油、ツバキ油、綿実油、ひまし油、オレイルアルコール、オレイン酸、スクアランなどが挙げられる。固形、半固形の鉱物系原料としては、固形パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリン、ワックスなどが挙げられる。液状の鉱物系原料としては、流動パラフィン、シリコンオイルなどが挙げられる。合成系原料としては、合成エステル油、合成ポリエーテル油などが挙げられる。また、水溶性の原料としては、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビット、ポリエチレングリコール、クインスシードゴム、トラガントゴム、アルギン酸ナトリウム、ベクチン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルアルコール、エチルアルコール、イソプロパノールなどが挙げられる。これらの原料をひとつ、またはふたつ以上組合せて、必要に応じて香料、色素、界面活性剤等を添加して混合し乳化する。この混合等したクリーム原料に上述の塩微粒子を混合し、均一なクリーム状にすれば本発明のスキンケア化粧品としてのクリームとなる。なお、水溶液のように塩微粒子を容易に溶解するような原料を使用しない場合は、最初からクリーム原料に塩微粒子を混合してもよい。塩微粒子の混合割合は用途に応じて適宜調整すればよいが、通常は、5〜80質量%、好ましくは10〜60質量%とすればよい。本発明のスキンケア化粧品の特徴の一つは、10%を超える塩微粒子を含んでいても、塩微粒子がこまかいため、肌に違和感がないことである。
本発明のスキンケア化粧品の他の態様としてローションがある。通常のローションは水性のものが多いが、本発明のローションは水の割合が比較的少ないことが好ましい。本発明における塩微粒子は水に溶けるため、溶けた状態ではマッサージ効果を十分発揮できない。しかし、塩の水に対する溶解度は25質量%程度であり比較的低い。このため、水分量の比較的少ないローションであれば、塩微粒子を飽和量以上に添加することにより塩微粒子の効果を発揮できる。あるいは、塩微粒子または水粒子の表面を油性成分で覆って、懸濁または乳化状態にすることにより、塩微粒子が水中に溶解しにくくすることもできる。ローション中の水分の含有量は50質量%以下,好ましくは30質量%以下、さらに好ましくは20質量%以下とすることが望ましい。そして、添加する塩微粒子はローションに対して、10〜80質量%、その中でも30質量%以上、好ましくは40質量%以上とすることが望ましい。添加する塩微粒子の量を上述の範囲にすれば、固体の塩微粒子が確実にローション中に残留することができる。なお、溶解している塩は肌に悪影響を与えるわけではなく、保湿効果、血行促進効果、美容効果、殺菌効果、健康維持効果などを発揮できる。溶解してしまった塩微粒子により充分に発揮できなくなるのは、塩微粒子の機械的作用による皮溝等の古い角質や垢を剥離させる効果である。その他のスキンケア化粧品、例えばシャンプー、トリートメント、クレンジングクリーム、美容液、乳液、スクラブ、ジェル、パウダーおよびパック等についてもローションと同じように、塩微粒子の一部が溶解していても構わないが、一部の塩微粒子は、固体として残っており、塩微粒子の機械的作用により皮溝等の古い角質や垢を剥離させる効果を発揮できるようにしておくことが好ましい。
本発明のスキンケア化粧品は、通常のスキンケア化粧品と同様の使用方法で使用すればよい。そして、本発明のスキンケア化粧品を肌に塗った後に、軽く擦ったり、マッサージすれば、特に効果は大きくなる。すでに説明したように、本発明のスキンケア化粧品は、塩微粒子が皮膚細胞中の皮溝に入り込んでこの部分の垢や古い角質を洗浄することを特徴のひとつとしており、スキンケア化粧品の塗付後に皮膚を擦ったり、マッサージすればその効果は相乗的に発揮できる。本発明のスキンケア化粧品は、従来の塩入りスキンケア化粧品のように塩粒子により肌を傷めることが少ないので、皮膚のマッサージや擦り込みにあまり気を使わないでもよい。
本発明に係る塩微粒子の製造方法は、微粒子とする前の原料塩を粉砕機を用いて微紛化する。微紛化に際しては、特別の粉砕機を用いることが好ましい。この粉砕機はひとつのケーシング内に、複数の粉砕翼を備えた二つ以上のインペラが配置されている。そして、このそれぞれのインペラは、回転軸が同一軸線上にあるように配置されており、それぞれのインペラを互いに反対方向または同一方向に高速で回転させる。そこで、ケーシング内に導入された原料塩をこの粉砕翼により気流と共に高速で流動させ、原料塩同士を衝突させて、粉砕する。この粉砕機は、乾式粉砕機の一種であり、ハンマーミルとジェットミルとの粉砕作用を兼ね備えている高速回転ミルと考えることもできる。すなわち、複数のインペラを高速で逆または順回転させることにより、インペラ先端部に備えられた粉砕翼により原料塩粒子がその衝撃および塩粒子同士の衝突、せん断等により粉砕される。一方で、高速回転するイペラにより形成される空気等の流動媒体により、原料塩粒子や一部粉砕された塩粒子が流動しながら衝突、せん断等により粉砕される。特に、粉砕翼の付いた複数のインペラが回転することにより、流動媒体中の粒子は複雑に流動し、衝突、せん断の機会が増大している。この粉砕機は、原料入口とは反対側のインペラの回転軸に近いケーシング中央部付近から粉砕した塩微粒子を取り出す構造とすることにより、粉砕した塩微粒子の分級作用を兼ね備えることもできる。この粉砕機は、このような分級作用を持つことにより粉砕の終わった塩微粒子の粒度分布を狭いものにすることができる。粉砕した塩微粒子は平均粒径20μm以下の所望の粒径となったところで粉砕機から空気等の流動媒体と共に取り出せばよい。
図1に従って、具体的な塩微粒子の製造方法の一例を説明する。図1は塩微粒子製造用の粉砕機の構造を概念的に表したものである。この粉砕機は乾式粉砕機であり、原料である塩が水等に溶解する心配がない。この粉砕機の構造は比較的簡単で、ケーシング2の中に一対のインペラ3a,3bがあり、インペラ3a,3bにはそれぞれ粉砕翼4a,4bが付いている。インペラ3a,3bはそれぞれモータ5a,5bの軸と結合しており、インペラ3a,3bおよび粉砕翼4a,4bとモータ5a,5bの軸とは一体になって回転する。なお、粉砕翼4a,4bはそれぞれのイペラ3a,3bに2枚以上、好ましくは2〜16枚、特に好ましくは4〜8枚設置されている。図2には粉砕翼4aが6枚配置されたインペラ3aの形状例を示した。この場合インペラ4aも同様の形状にしてもよい。図3〜図5には別の粉砕翼を配置したインペラ形状を示している。この場合は、それぞれのインペラ3a,3bに12枚づつの粉砕翼が付いている。そして、それぞれのインペラにおいて隣りあう粉砕翼同士はインペラの回転軸方向に対して前後にずれて配置されている。この他にも粉砕翼の形状は、塩粒子を粉砕翼の回転力によって流動させ得るものであれば、どのような形状、配置でもよい。また、粉砕翼4aと粉砕翼4bとは同じ配置・形状でもよいし、図1に示すように異なっていてもよい。さらに、図3〜5に示す形状のインペラは、前後にずれた粉砕翼同士がそれぞれふたつのインペラについた粉砕翼であるとみなすこともできる。このふたつのインペラは同じ回転軸に結合しており、ひとつのモータで同じ方向へ同じ回転数で回転する。この場合、図1に示すインペラ3b,粉砕翼4b,モータ5bはなくてもよい。
図1においては、対向するインペラ3a,3bは互いに逆回転するようになっている。このインペラ3a,3b、すなわち粉砕翼4a,4bをモータ5a,5bにより互いに逆方向に高速回転させておき、原料塩を原料入口6からケーシング2内へ導入する。通常、インペラの回転数は1,000〜10,000rpm、好ましくは3,000〜8,000rpmとすればよい。インペラに付いている粉砕翼先端の周速でいえば、10〜300m/s、好ましくは30〜200m/s、さらに好ましくは50〜100m/sとすることが望ましい。このため、小型装置では比較的高速回転とすることが好ましい。また、製品塩微粒子の平均粒径を小さくする場合にはインペラの回転数を大きくしたり粉砕時間を長くすることが好ましい。原料塩は、固体状であり原料入口6からケーシング2内へ導入できれば、特にその形状や大きさに制限はない。通常は塊状、粒状または粉状で原料入口6から投入される。なお、原料塩の中にはできるだけゴミや不用な不純物を含まないことが好ましい。特に、水分を含む物質が混入し粉砕機の中でこれから水分が出ると、原料塩の一部が溶けてしまい、好適な粉砕ができなくなる虞がある。また、この粉砕機は、硬度の高いものから比較的軟らかい有機物までを微粉砕できるので、各種の不純物が原料中に混入していると、これらも微粉砕されてしまい分離が困難になることがある。
ケーシング2の内部に導入された原料塩は、高速回転するイペラ3aにより粉砕翼3aの先端側、すなわち図1で言えばケーシング2の上と下の端の部分へ飛ばされる。その際、原料塩同士の衝突や、ケーシング2やイペラ3aとの衝突により、原料塩は粉砕されていく。粉砕翼3aの先端部付近、図1で言えばケーシング2の上と下の端の部分へ飛ばされた原料塩は、衝突による粉砕を繰り返しながら、ケーシング2と粉砕翼4a,4bとの隙間やケーシング2の中央部の粉砕翼3aと粉砕翼3bとの間を通って、中心部付近に移動してくる。そして、再度粉砕翼3aおよび粉砕翼3bにより、上述のように高速でケーシングの端部へ飛ばされる。この動作が繰り返されて原料塩は微粉砕されていき、目的の粒度の塩微粒子となる。原料塩が充分に微粉砕され塩微粒子となった時点で、ブロア10により気流と共に塩微粒子を微粉末出口7から粒子補足装置8へ導かれる。なお、粉砕機1の微粉末出口7の下流に粒度測定装置11を備えておけば、容易に所望の粒度の微粉末が得られる。粒子補足装置8により気流から分離された塩微粒子は、製品出口9から取り出される。粒子補足装置8は、バグフィルタ、エアフィルタ、セラミックフィルタ、粒子充填層フィルタなどを用いることができる。バグフィルタは特に好適な分離ができる。また、フィルタの替わりに、ベンチュリスクラバ、サイクロンなどの粉体分離装置を用いてもよい。なお、この粉砕機は塩微粉末を連続生産できる。この粉砕機は粉砕された粉末の分級機能を持っており、原料塩を連続的に供給しながらブロア10でも連続的に吸引することにより、微粉砕された粒子のみが自動的に微粉末出口7から排出される。微粉末の粒径は、ブロア10の吸引力、インペラ3a,3bの回転数、相対するイペラ4a,4b間の距離などを変更することにより調整することができる。塩微粉末の平均粒径を例えば20μm以下とするためには、微粉末出口7中に備えた粒度測定装置11により平均粒径を測定しながらブロア10の吸引力を調整すればよい。この発明の塩微粒子の製造方法を用いると、塩微粒子の粒度分布が狭くなるだけでなく、輸送や貯蔵中に凝集し難く非常に取り扱い安い塩微粒子が製造される。この発明の塩微粒子の製造方法は独特の粉砕方法であり、比較的硬い塩粒子を粉砕する際にハンマーミルやジェットミルと異なった形状の塩微粒子を作り出しているものと考えられる。
このようにして製造した塩微粒子は、本発明のスキンケア化粧品の原料として好適である。この粉砕機による粉砕は、工程が簡単で、工程中に他の物質を利用しないので、原料中から不純物を除いておけば、製品中に不用な物質が混入することがない。また、この粉砕機は、遠心力を利用して粒子を流動させているので、微粒子ほどケーシング中心部に集まり易く、粗粒子ほど粉砕翼による再度の粉砕を受け易い構造である。そして、この粉砕機はケーシングの中央部付近から微粉末を抜き出す構造になっているので、抜き出された微粒子は粒度分布が狭く、平均粒径の制御もし易い。さらに、この粉砕方法は粗粒の予備粉砕を必要とせず、少量の水分は原料と同時に流動する気流により乾燥除去されやすく水分の影響を受け難い。
(実施例1)
(塩微粒子の製造)
図1に示した粉砕機を用いて、中国内モンゴル産天日塩(岩塩が塩湖で再結晶化したものからさらに挟雑物を除いた塩)を原料塩として微粉砕した。粉砕機(フローテック株式会社販売、商品名:サイクロンミル、400W型)を用いて50kg/時間で製造した。原料塩の性状等を表1に、使用した粉砕機(サイクロンミル)の仕様を表2に、製造した塩微粒子の粒度分布等を表3に示した。なお、表1、表3には、比較のために市販の海水塩である天日塩(宮古島産天日塩、商品名:雪塩)の値を示した。粒度の測定には、レーザタイプのマイクロトラック粒度分布計(日機装株式会社製、商品名:Model 19320-X100)を用いた。
Figure 2007291043
Figure 2007291043
Figure 2007291043
(実施例2)
(クリームの製造)
実施例1で製造した塩微粒子50質量%にグリセリン50質量%を加え、混練して均一な半流動状態にし、これをクリーム(1)とした。
(比較例1)
上述の雪塩50質量%にグリセリン50質量%を加え、混練して均一な半流動状態にし、これをクリーム(2)とした。
(クリームの評価)
クリーム(1)を、被験者3人の手の甲と指、腕、肘、膝およびかかとに塗付して、約3分間軽くマッサージをした。この操作を1日一回行い、3日間繰り返した。その後、クリーム(2)につき3日間同様のテストを実施した。一方、別の被験者4人は、まずクリーム(2)につき上記と同様のテストを3日間繰り返した後、クリーム(1)につき同様のテストを実施した。なお、被験者には事前にはクリーム(1)とクリーム(2)の内容については知らせないでテストをした。また、被験者は20〜40代の女性である。両方のテストの終了後、7人の被験者からそれぞれの部位についての両クリーム塗布に対する評価をアンケートにより聞いた。その結果を表4に示す。
評価記号の意味は下記のとおりである。
◎:クリーム(1)、クリーム(2)とも塩入りクリームとしての効果があり、クリーム(1)がクリーム(2)より明らかに優れた効果を発揮した。
○:クリーム(1)、クリーム(2)とも塩入りクリームとしての効果があり、クリーム(1)がクリーム(2)より心もち優れた効果を発揮した。
□:クリーム(1)、クリーム(2)とも塩入りクリームとしての効果があり、クリーム1とクリーム2は同じくらい効果があった。
△:クリーム(1)、クリーム(2)とも塩入りクリームとしての効果があったが、クリーム(1)はクリーム(2)ほどには効果を発揮しなかった。
表4の評価結果を表わす各カラムの評価記号の後の数字は、回答した被験者の人数を示しており、各カラムの上段は本発明のクリーム(1)の効果があり、ミネラル分が多く、従来好適な原料であるといわれている塩粒子から製造したクリーム(2)よりも優れている(◎または○)と評価された人数である。下段は、本発明のクリーム(1)の効果はあるが、その効果はクリーム(2)と同等(□)、または少し劣る程度(△)であると評価した人数である。各カラムの人数が7人に満たないことがあるが、本発明のクリーム(1)について特に効果を感じなかった被験者もいたことを表わす。
Figure 2007291043
表4から分かるように、本発明のスキンケアクリームであるクリーム(1)は全ての評価項目において効果が発揮されている。特に、皮膚の清浄化効果、血行促進効、保湿効果果に対応する「クリーム塗布時の感じ」、「肌に残留物が残らない感じ」、「塗布後の肌の色」、「肌のしっとり感」は多数の被験者が良好な効果を感じ、さらに従来の塩入りクリーム(2)よりも優れていると答えている。皮膚の清浄化効果、洗浄効果等を表わす「肌のすべすべ感」、「角質の取れ具合」、「角質の取れた量」においても多数の被験者が効果を感じている。評価部位については、効果にあまり顕著な差異はなかった。手の甲と指および腕につき「くすみの消え具合」および「角質の取れた量」が他の部位より効果的であると感じる被験者が比較的多かった。なお、上記7名の被験者の塗布試験後の感想として、クリーム(1),(2)とも塗付後の発汗作用や皮膚の温度上昇が感じられたとしており、血行促進効果があったものと考えられる。
本発明のスキンケア化粧品は、美容、並びに肌の保湿、健康維持、および肌の老化防止などに手軽に使用でき、特に、老化した角質層のでき易い部分の肌の古い角質除去や保全に好適なスキンケア、ボディケア用品である。また、本発明の塩微粒子の製造方法により、上記スキンケア化粧品の製造に好適に用いられる塩微粒子を簡便に製造できる。
図1は、本発明に使用する粉砕機の構造を示す概念図である。 図2は、図1に示した粉砕機のインペラの回転軸方向から見た形状例である。 図3は、インペラの他の形状例であり、図1と同様の方向から見た図である。 図4は、図3に示すインペラをAA’断面で切断した断面図である。 図5は、図3に示すインペラを図4のBB’断面で切断した断面図である。
符号の説明
1:粉砕機
2:ケーシング
3a,3b:インペラ
4a,4b,4c:粉砕翼
5a,5b:モータ
6:原料入口
7:微粉末出口
8:粒子補足装置
9:製品取出し口
10:ブロア
11:粒度測定装置

Claims (4)

  1. 平均粒径20μm以下の塩微粒子を含み、塩微粒子が固体状で肌に作用するスキンケア化粧品。
  2. 塩微粒子が天日塩または岩塩、若しくは天日塩または岩塩由来の塩から得られたものである請求項1に記載のスキンケア化粧品。
  3. スキンケア化粧品がクリーム、ローション、ボディシャンプー、クレンジングクリーム、トリートメント、美容液、乳液、スクラブ、ジェル、パウダーまたはパックである請求項1または2に記載のスキンケア化粧品。
  4. 複数の粉砕翼を備え、同一軸線上に回転軸を持つ二つ以上のインペラをひとつのケーシング内に配置した粉砕機において、前記二つ以上のインペラを同一方向または反対方向に回転させながら原料塩をケーシング内に導入して粉砕する平均粒径20μm以下の塩微粒子の製造方法。
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