JP2007289976A - 摩擦攪拌接合による接合部材の製造方法および摩擦攪拌接合部材 - Google Patents

摩擦攪拌接合による接合部材の製造方法および摩擦攪拌接合部材 Download PDF

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哲也 宮原
Mitsuru Sayama
満 佐山
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Abstract

【課題】摩擦攪拌接合によって接合された接合部材の強度信頼性を、摩擦攪拌接合後に引き抜かれるピンによってできるピン抜け穴を改良することによって向上させる。
【解決手段】高速回転するピン2を被接合部材3a、3bに貫入させながら、FSW始点14aから所定経路R1に沿って、FSW終点14bまで進ませて摩擦攪拌接合を行い、FSW終点14bにピン2が到達後、ピン2をそのまま所定経路R1に沿って、任意長さFSW始点14a側に戻してから、ピン2を被接合部材3a、3bから引き抜き、接合部材4aを製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、摩擦攪拌接合工程におけるピン抜き工程の改良を図り、接合強度信頼性を高めた摩擦攪拌接合による接合部材およびその製造方法に関する。
摩擦攪拌接合は、アルミニウム、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の比較的低い温度で軟化する金属材料よりできている部材の接合に用いられる接合方法である。特に車両等のパネル部材やフレーム部材の接合に用いられ、これらの部材の軽量化に役立っている。摩擦攪拌接合で被接合部材が接合された場合、接合部分が接合時に被接合部材が溶融されていないため被接合部材に歪や変形が生じない。その結果、寸法精度が高く欠陥のない接合部分が形成される。
図5は、摩擦攪拌接合がなされている被接合部材の断面模式図である。また、図6は摩擦攪拌接合により被接合部材の接合がなされる工程の概略図である。
摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding、以下「FSW」という)は、図5に示すように先端に円柱形状の突起部分であるピン2を有するツール1を用いて行われる。ツール1とともに高速回転するピン2が、被接合部材3a、3bが合わさっている面に強く押し付けられて、ピン2が所定の深さdまで被接合部材3a、3b中に貫入されて、FSWがなされる。
このFSWがなされているFSW影響部10において、回転するピン2の近傍部分ではピン2の回転とその回転によって生じる摩擦熱によって、ピン2の近傍の被接合部材3a、3bは再結晶温度以上に加熱されて軟化するとともに塑性流動がおきている。その結果、ピン2の近傍に、被接合部材3a、3bが塑性流動により互いに混ぜ合わされた、いわゆる動的再結晶領域である攪拌部11が形成される。この攪拌部11が形成されることによって、被接合部材3a、3bが互いに接合される。この攪拌部11では、被接合部材3a、3bの攪拌がおきるとともに、再結晶がおきているので加工歪が残留しない。
この攪拌部11の外側の部分は、再結晶温度以上に加熱され、被接合部材3a、3bが塑性流動するほどではないが軟化する。そのため、この部分の被接合部材3a、3bは、その内側の攪拌部11でおきている塑性流動の影響を受けて塑性変形され、塑性変形領域12となる。この部分の被接合部材3a、3bも再結晶がおきているため、塑性変形を受けても歪が残留しない。
また、塑性変形領域12の外側の部分は、熱影響部13である。この部分は、再結晶温度以上に加熱され、塑性変形が生じるほど軟化してはいないが再結晶がおきている。
図6は、摩擦攪拌接合により被接合部材の接合がなされる工程の概略図である。従来、FSWの工程により被接合部材が接合される場合、図6に示すように、FSWが開始されるピン2の位置であるFSW始点15aで最初に、ツール1とともに高速回転するピン2が被接合部材3a、3bが合わさっている部分に押し付けられ、前記した所定深さd(図5参照)まで貫入される。次に、ピン2をそのまま被接合部材3a、3bに前記した所定深さdまで貫入させた状態で高速回転させながら、ピン2をFSWの接合部分の終端部分が形成されるときのピン2の位置であるFSW終点15bに向かって、所定経路R1に沿って進ませる。ピン2はこの移動工程でピン2が通過する部分の被接合部材3a、3bを攪拌して接合する。高速回転するピン2は、FSW終点15bにおいて被接合部材3a、3bより上方に引き抜かれる。このようにして、高速回転するピン2が、通過した部分およびその近傍では被接合部材3a、3bが混ぜ合わさったFSW継手よりなる接合部15が形成されて、接合部材4bができる。
特開2005−88080号公報
図7は、従来のFSWの工程により接合された接合部材4bのY−Y断面図である。前記したように、FSWにおいては被接合部材3a、3bの接合部15内のFSW終点15bで、ピン2が引き抜かれて、FSWが終了する。ところが、図7に示すように、FSW終点15bではピン2が引き抜かれた結果、ピン2の形状のピン抜け穴17(図6参照)が形成される。このピン抜け穴17は、被接合部材3a、3bの未接合部分18に近いため、被接合部材3a、3bよりなる接合部材4bの接合強度信頼性が問題となる。
図7に示す未接合部分18は、機械的切欠き(以下「切欠き」という)として作用する。そのため、接合部材4bに振動等が加わり、未接合部分18の被接合部材3a、3bに切欠きである未接合部分18を開く方向の力Fがかかった場合、被接合部材3a、3bが攪拌部11となって接合されている接合部15の切欠き底18aに近い部分は引っ張り応力を受けるが、特に切欠き底18aにその応力が集中する。応力集中率は、未接合部分18の切欠き深さおよび切欠き底18aの径に依存するが、実際に切欠き底18aに生じる引っ張り応力は、公称応力に応力集中率を乗じたものになる。図7に示す構造の場合、公称応力はピン抜け穴17と未接合部分18の間の接合部15の厚さである、切欠き底攪拌部厚さT2に依存する。すなわち、切欠き底攪拌部厚さT2が小さい場合、公称応力が大きくなる。図7に示す従来のFSWの接合部分の構造では、切欠き底攪拌部厚さT2が比較的小さいので、前記した応力集中の効果によって切欠き底18aに生じる引っ張り応力が大きくなる。
したがって、振動等の影響で未接合部分18の両側の被接合部材3a、3bが、開く方向の力Fを繰り返し受けた場合に接合部材4bのFSWの部分の疲労強度が不十分で、切欠き底18aに亀裂が発生しさらにその亀裂が拡大するおそれがある。特に車両等のパネル部材を接合する場合には、部材形状が複雑なため接合部分を数十個所設けることが普通である。その際、個々のFSWにより接合された部分がすべてこのような応力集中がおきる肉厚の薄い部分を有しているとすれば、FSWにより接合された接合部材の接合強度信頼性が不十分となるおそれがある。
そこで、従来、FSWを行う場合、製品外に余白部を設けそこにピン抜け穴17を形成し、FSW実施後にピン抜け穴17を含む部分を切除する方法やFSW実施後にピン抜け穴17の個所を溶接により肉を盛って埋める方法により、接合部15の強度信頼性を確保していた。したがって、従来、FSWによる接合部の強度信頼性を確保するためには、FSW実施後に別工程を必要としていた。そのため、FSWの工程が溶接等の接合方法に比べて、煩雑になっていたという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、接合後の強度信頼性の高いFSWによる接合部材の製造方法および摩擦攪拌接合部材を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被接合部材同士が合わさった所定部分を連続的に接合する摩擦攪拌接合による接合部材の製造方法において、摩擦攪拌接合始点に貫入されたピンを所定経路に沿って摩擦攪拌接合終点まで動かして前記所定部分の摩擦攪拌接合を行い、さらに前記貫入されたピンを前記摩擦攪拌接合終点から前記所定経路に沿って前記摩擦攪拌接合始点に向かって任意距離戻した後、前記所定部分から前記貫入されたピンを引き抜くことを特徴とする
前記した課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、被接合部材同士が合わさった所定部分で摩擦攪拌接合始点に貫入されたピンを所定経路に沿って摩擦攪拌接合終点まで動かして、前記所定部分を連続的に摩擦攪拌接合により接合した接合部材において、
前記所定経路上であって前記摩擦攪拌接合終点よりも前記摩擦攪拌接合始点側にピン抜け穴が形成されていることを特徴とする。
請求項1および2に記載の発明によれば、FSWによって接合された接合部材において、前記した未接合部分の切欠き底の応力が緩和されてFSWによって接合された接合部材の疲労破壊に対する強度信頼性を向上させるとともに、被接合部材間のせん断強度を向上させることができる。
本発明によれば、FSW工程後の後工程を必要とすることなく、従来よりも接合強度信頼性の高いFSWによる接合部分を有する接合部材を提供することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図3を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態の摩擦攪拌接合による接合部材の製造方法を示す概略図である。図2は本実施形態の摩擦攪拌接合によって製造された接合部材の接合部の平面図である。図3は、本実施形態の摩擦攪拌接合によって製造された接合部材の接合部の断面図である。
本実施形態のFSWにより接合された接合部材の製造方法の詳細について図1を参照して説明する。本実施形態のFSWの工程では、アルミニウムあるいはアルミニウム合金等でできている被接合部材3a、3bを、先端に円柱形状の突起部分であるピン2を有するツール1を用いてFSWにより接合する。ピン2およびツール1は被接合部材3a、3bよりも、再結晶温度が高く硬い工具鋼等でできている。
本実施形態のFSWによる接合部材の製造方法では、まず、被接合部材3a、3bを上下に合わせる。被接合部材3a、3bが合わさっている面上で、ツール1とともに高速回転するピン2をFSWによる接合が開始されるピン2の位置であるFSW始点14aに強く押し付ける。これによって、高速回転するピン2がFSW始点14aの被接合部材3a、3b中に前記した所定の深さdまで貫入されるようにする(図5参照)。FSW始点14aの被接合部材3a、3b中において、高速回転するピン2の周囲には攪拌部11(図5参照)が形成される。
FSW始点14aの被接合部材3a、3b中に貫入されたピン2を、前記した所定深さdまで貫入させ高速回転させた状態で、所定の速度でFSWによる接合部の終端部分が形成されるときのピン2の位置であるFSW終点14bに向かって、所定経路R1に沿って移動させる。ピン2が通過した部分およびその近傍には、高速回転するピン2の周囲の被接合部材3a、3bの塑性流動によって、被接合部材3a、3bが互いに混ざり合ったFSW継手が形成され、その結果、被接合部材3a、3bが接合された接合部14ができる。
FSW終点14bまで移動したピン2は、そのまま被接合部材3a、3b中に前記した所定深さdまで貫入され高速回転した状態で、既に形成された接合部14内を所定経路R1に沿ってFSW始点14aに向かって移動する。すなわち、ピン2は、FSW始点14aに向かって、所定経路R1に沿って戻ることになる。ピン2はFSW始点14aに向かって戻る途中の所定経路R1の所定位置で移動を止められ、その位置でピン2は被接合部材3a、3bより上方に引き抜かれる。以上のFSWの工程によって、最終的な接合部14が形成され、接合部材4aができる。ピン2が被接合部材3a、3bより上方に引き抜かれる位置は、FSW終点14bからFSW始点14aに向かって戻る接合部14上の任意の位置でよい。
次に本実施形態のFSWによって接合された接合部材4aについて説明する。図2に示すように、本実施形態のFSWによって形成された接合部14では、ピン抜け穴17が、FSW終点14bのピン位置よりもFSW始点14a側に形成されている。これは、前記したようにツール1がFSW終点14bまでFSWを実施しながら進行した後に、FSW始点14a側に所定の戻り量aだけ接合部14に沿って戻ったためである。本実施形態のFSWにおいて、戻り量aは0でなければよい。ただし、強度信頼性を上げるために戻り量aは、ピン径d1以上であることが望ましい。同様の理由で、ツール1がFSWによって通過する部分の長さである、ツール通過部長さbはツール径d2の2倍以上であることが望ましい。
以下、本実施形態のFSWによる接合部材の製造方法の効果について説明する。図3に示すように、本実施形態のFSWによる接合部材の製造方法によって接合された接合部材4aにおいては、FSW終点14bまで移動したピン2がFSW始点14a(図1参照)に向かって接合部14に沿って戻ったため、図3に示すようにピン抜け穴17が未接合部分18から比較的離れた位置に形成されている。
従来のFSWの工程によって製造された接合部材4b(図6および図7参照)の場合、ピン抜け穴17は接合部15のFSW終点15bに形成されていたため、切欠き底攪拌部厚さT2は比較的小さかった。図3からわかるように、本実施形態のFSWにより製造された接合部材4aの場合の切欠き底攪拌部厚さT1はT2よりも大きい。
本実施形態のFSWで接合された接合部材4aにおいても、未接合部分18は切欠きとして作用する。接合部材4aに振動等が加わり、未接合部分18の被接合部材3a、3bに切欠きである未接合部分18を開く方向の力Fがかかった場合、被接合部材3a、3bが攪拌部11となって接合されている接合部14の切欠き底18aに近い部分は引っ張り応力を受けるが、特に切欠き底18aにその応力が集中する。しかし、この場合切欠き底攪拌部厚さT1が従来のFSWの工程で形成される切欠き底攪拌部厚さT2に比べて大きいので、応力集中の効果が同じであっても、切欠き底18aに生じる引っ張り応力は比較的小さく抑えられる。したがって、本実施形態のFSWの工程において戻り量aを十分大きくすれば、振動等によって接合部材4aの未接合部分18の被接合部材3a、3bに、切欠きである未接合部分18を開く方向の力Fが繰り返しかかった場合でも、強度信頼性を確保することができる。
本実施形態のFSWの接合部材4aの製造方法の被接合部材間のせん断強度に対する効果を説明する。FSWによって接合された接合部材のせん断強度を次のようにして調べた。アルミニウム合金製の厚さ3mmの被接合部材3aを厚さ8mmのアルミニウム合金製の被接合部材3bに合わせたものに、図1に示す本実施形態のFSWの工程と図6に示す前記した従来のFSWの工程を実施し、それぞれの接合部のせん断強度を測定した。試験条件および結果を表1に示す。
Figure 2007289976
表1で実施例は、図1に示す本実施形態のFSWによる接合部材の製造方法の実施例である。比較例は、図6に示す前記した従来のFSWの例である。したがって、戻り量は0mmである。実施例と比較例のFSWでは、同一のピン2を有するツール1を用い、ピン2の回転速度および接合線14上でのピン2の進行速度も同一であった。表1からわかるように、せん断強度は実施例のFSWの方が比較例のFSWに比べて、約20%高い。この効果は、実施例と比較例の相違点である、実施例においてピン2をFSW終点14bから、FSW始点14a側に戻した作用によるものである。
図1に示す本実施形態のFSWの工程では、FSW終点14bからFSW始点14aにピン2が戻る工程において、ピン2が通過する部分の近傍のせん断強度が向上したものと考えられる。図6に示す従来のFSWの工程では、FSW終点15bにピン2が到達後すぐピン2を引き抜くとFSW終点15bでは、被接合部材3a、3bの攪拌が不十分になる。しかし、図1に示す本実施形態のFSWの工程の場合、ピン2がFSW終点14bに到達後、FSW始点14a側に戻るためFSW終点14bにおいても十分に、被接合部材3a、3bの攪拌が行われる。その結果、接合部14における被接合部材間のせん断強度が向上したのである。
前記した戻り量aがピン径d1以上の場合には、FSW終点14bにおいてピン2による攪拌が十分に行われるので、被接合部材3a、3b間のせん断強度は高い。また、ツール通過部長さbがツール径d2の2倍未満の場合には、全体的にせん断強度は低い。そのため、本実施形態のFSWでは、戻り量aをピン径d1以上にし、かつ、ツール通過部長さbをツール径d2の2倍以上にするのが望ましい。
図1に示す本実施形態のFSWの工程においては、図6に示す従来のFSWの工程に比べて、ピン2がFSW終点14bに到達後、FSW始点14a側に戻る工程が付加されている。この付加されたFSWの工程によって、接合部14における被接合部材3a、3b間の接合強度は低下することなく、向上している。
以上から、本実施形態のFSWによる接合部材の製造方法を用いて、被接合部材3a、3bを接合すれば、接合部14の強度信頼性を高めることが可能である。本実施形態のFSWの工程では、戻り量aは0でなければ、被接合部材3a、3b間のせん断強度を上げることが可能であり、かつ、被接合部材のFSWによる接合部の疲労強度を向上させることができる。戻り量aを十分大きくすれば、本実施形態のFSWを実行後に後工程をする必要ない程度に、被接合部材の接合部の疲労強度を向上させることができる。
本実施形態のFSWによる接合部材の製造方法は、FSWが実施可能なすべての被接合部材に適用できるものである。また、FSW始点14aからFSW終点14bまでの所定経路R1は直線経路に限られるものではない。図4に示すような曲線である所定経路R2も可能であり、その場合結果として、形成される接合部16は曲線経路となる。さらに、FSWが実施可能である限り、本実施形態のFSWによる接合部材の製造方法に関して、ツール1あるいはピン2の形状に制限はない。
本実施形態の摩擦攪拌接合による接合部材の製造方法を示す概略図である。 本実施形態の摩擦攪拌接合によって製造された接合部材の接合部の平面図である。 本実施形態の摩擦攪拌接合によって製造された接合部材の接合部の断面図である。 本実施形態の摩擦攪拌接合による接合部材の製造方法を示す概略図である。 摩擦攪拌接合がなされている被接合部材の断面模式図である。 摩擦攪拌接合により被接合部材の接合がなされる工程の概略図である。 従来の摩擦攪拌接合工程により接合された被接合部材の断面図である。
符号の説明
a 戻り量
b ツール通過部長さ
R1,R2 所定経路
T1,T2 切欠き底攪拌部厚さ
1 ツール
2 ピン
3a,3b 被接合部材
4a,4b 接合部材
10 FSW影響部
11 攪拌部(動的再結晶領域)
12 塑性変形領域
13 熱影響部
14,15 接合部
14a,15a FSW始点
14b,15b FSW終点
17 ピン抜け穴
18 未接合部分(切欠き)
18a 切欠き底

Claims (2)

  1. 被接合部材同士が合わさった所定部分を連続的に接合する摩擦攪拌接合による接合部材の製造方法において、
    摩擦攪拌接合始点に貫入されたピンを所定経路に沿って摩擦攪拌接合終点まで動かして前記所定部分の摩擦攪拌接合を行い、
    さらに前記貫入されたピンを前記摩擦攪拌接合終点から前記所定経路に沿って前記摩擦攪拌接合始点に向かって任意距離戻した後、
    前記所定部分から前記貫入されたピンを引き抜くこと、
    を特徴とする摩擦攪拌接合による接合部材の製造方法。
  2. 被接合部材同士が合わさった所定部分で摩擦攪拌接合始点に貫入されたピンを所定経路に沿って摩擦攪拌接合終点まで動かして、前記所定部分を連続的に摩擦攪拌接合により接合した接合部材において、
    前記所定経路上であって前記摩擦攪拌接合終点よりも前記摩擦攪拌接合始点側にピン抜け穴が形成されていること、
    を特徴とする摩擦攪拌接合により接合された接合部材。
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