JP4436099B2 - Fsw重ね合わせ継手の接合方法およびfsw重ね合わせ継手 - Google Patents

Fsw重ね合わせ継手の接合方法およびfsw重ね合わせ継手 Download PDF

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Description

本発明は、摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding:以下本明細書において、また特許請求の範囲において「FSW」という)による改良された重ね合わせ継手の接合方法およびそれにより形成された重ね合わせ継手に関する。
図7から図9に基き、従来の重ね合わせ継手の接合方法および重ね合わせ継手を説明する。図7(a)は、従来のリベットによる重ね合わせ継手の断面図、(b)はFSWによる重ね合わせ継手の断面図、図8はFSW重ね合わせ接合中の一般的なFSW重ね合わせ継手の断面図、図9は従来のFSW重ね合わせ継手の接合方法の問題点の説明図であり、FSW重ね合わせ継手の平面図である。
従来、板材同士の重ね合わせ継手は、特に、航空機部材のようにアルミニウム合金等の薄板同士の場合、熱による金属組織的問題や変形の問題を避けるため通常の溶接によらず図7(a)に示すようにリベット10による接合を多用している。図7(a)、(b)は、航空機部材のストリンガー(骨材)11の平板部と、スキン(外板)12とを重ね合わせ接合する場合を示している。
しかしながら、リベット10による接合では、重ね合わせる両方の板材(図7においてはストリンガー11とスキン12)とリベット10は互いに溶接されてはおらず依然独立状態であること、またリベット穴13が応力集中源となり、疲労損傷がリベット穴13から起こり易いこと等の問題があった。また、リベット継手に比べて生産速度の格段に早い、図7(b)に示すような、重ね合わせた板材同士を摩擦により接合するFSWの適用が検討されている。14はFSWによる接合部である。
図8により、FSW重ね合わせ接合を概略説明すると、重ね合わせたアルミ合金等の板材15a、15bの一方側(図示は板材15a側)から、アルミ合金より高強度の工具鋼等のロッドツール20の回転中心軸C上先端に設けられたプローブ21をアクセスし、高速回転Tさせつつ押し当てPを行うことで、プローブ21と板材15a、更には板材15bとの間の摩擦により、両板材15a、15bが軟化しプローブ21が図中2点鎖線で示すように押し込まれ、プローブ21の周囲の軟化した両板材15a、15bが攪拌及び塑性流動して空洞のない接合部14が得られる。
プローブ21は、板材15aの厚さtaより大で、両板材15a、15bの厚さ合計ta+tbより小な高さhを有するものを用いれば、ロッドツール20のプローブ21周囲に形成されたショルダー部22が板材15aの表面に当接した状態で、プローブ21が両板材15a、15bを突き抜けることなく接合部14が両板材15a、15bを接合することとなる。プローブ21を押し込んだまま高速回転させた状態で図8において紙面に垂直方向に移動させることで、順次プローブ21の通過後の部分に接合部14が形成され、所定の接合中心線X上に沿って両板材15a、15bが接合されて、FSW重ね合わせ継手が得られる。
FSW接合は、リベット接合に比べ、生産速度が速く、製造コストも低減可能となり、特に航空機部材のようなアルミ合金の薄板部の接合を行う場合に有効である。
しかしながら、図9に示すように、接合中心線X上の接合起点17から接合中心線X上の接合終点18まで矢印aの方向にFSW重ね合わせ接合を行い接合部14を形成する場合、接合起点17をFSW開始部30aとし、接合終点18をFSW終端部31aとすると、ロッドツール20のプローブ21を最後に抜く時にFSW終端部31aにロッド穴(プローブ21が抜けた跡)32が残ることとなる。なお、図9は、図8のように板材(例えば図8の板材15a、15b)を重ね、プローブ21がアクセスする側の板材の板面の平面図である。
ロッド穴32は通常突き抜けた貫通孔ではなく、非貫通の凹部であるが、ロッド穴32には応力集中が生じる危険があり、特に接合中心線X方向の荷重Lがかかると、ロッド穴32が応力集中源となってFSW終端部31aに疲労亀裂19が出易くなるという問題があった。従って、接合中心線X上の接合終点18とFSW終端部31aとが一致していると、荷重条件の厳しい接合部14の接合終点18において疲労亀裂19が発生しやすいこととなり、FSW重ね合わせ継手の信頼性等に問題を生じる恐れがあった、
また、FSW開始部30aでは疲労亀裂が起こり易く、FSW開始部30aが接合起点17に一致していると、荷重条件の厳しい接合部14の接合起点17が疲労亀裂の開始点となりやすいという問題もあった。従って、この場合においても、FSW重ね合わせ継手の信頼性等に問題を生じる恐れがあった。
FSWは通常、突合せ接合に適し、例えば特開平11−104862号公報(特許文献1)には板材にリブの側壁先端部を当てて、その突合せ部で板材側からFSW接合を行うことが示され、また、特開2003−1441公報(特許文献2)には平面板を中空押し出し材の平面部にFSW重ね合わせ接合する際、面と面を重ね合わせるだけでは接合の欠陥を生じやすいことから中空押し出し材内に、図8中に2点鎖線で示すように、FSW重ね合わせ接合中心線Xに沿った支柱16を設けることなどが示されているが、上述のFSW重ね合わせ継手の接合部14の接合起点17と接合終点18における疲労強度低下の解決については十分な対処が困難であった。
特開平11−104862号公報(第3頁、図1) 特開2003−1441公報(第2頁、図2)
本発明は、上記の従来のFSW重ね合わせ継手の問題を解消し、疲労強度に強いFSW重ね合わせ継手、およびそれを形成するFSW重ね合わせ継手の接合方法を提供することを課題とするものである。
(1)本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、特許請求の範囲に記載した請求項1から請求項の順に述べると、その第1の手段として、接合中心線上の接合起点から、該接合起点と異なる接合終点まで前記接合中心線に沿ってFSWを行い主接合部を形成するFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記主接合部を形成し前記接合終点に至った後、前記接合終点から、前記主接合部の中間よりの側方に離れるようにFSWを行って、前記接合中心線から外れた位置をFSWの終端部とすることを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法を提供する。
)また、第の手段として、第1の手段のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記主接合部を形成し前記接合終点に至った後、前記接合終点から横方向にFSWを行って横向き接合部を形成し、次いで前記接合中心線に略平行に戻る方向にFSWを行って前記FSWの終端部に至る逆向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法を提供する。
)第の手段として、第1の手段のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記主接合部を形成し前記接合終点に至った後、次いで前記接合終点から折り返して斜め逆向きに戻る方向にFSWを行って前記FSWの終端部に至る斜め逆向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法を提供する。
)第の手段として、第1の手段ないし第の手段のいずれかのFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記接合起点から離れ且つ前記接合中心線から外れた位置をFSWの開始部とし、同FSWの開始部からFSWを行って前記接合起点に至り、その後、前記接合中心線沿って前記接合終点までFSWを行い前記主接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法を提供する。
)第の手段として、第の手段のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記接合起点から前記接合中心線に対し横方向に離れた位置をFSWの開始部とし、FSWの開始部から横方向のFSWを行って、前記接合起点に至る横向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法を提供する。
)第の手段として、第の手段のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記接合中心線に対し横方向に離れ且つ前記接合起点より前記接合終点側に進んだ位置をFSWの開始部とし、FSWの開始部から前記接合中心線に略平行に戻る方向にFSWを行って前記接合起点の横方向の位置に至る逆向き接合部を形成して、そこから横方向のFSWを行って前記接合起点に至る横向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法を提供する。
)第の手段として、第の手段のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記接合中心線に対し横方向に離れ且つ前記接合起点より前記接合終点側に進んだ位置をFSWの開始部とし、FSWの開始部から前記接合起点に向け斜め逆向に戻る方向にFSWを行って前記接合起点に至る斜め逆向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法を提供する。
)第の手段として、第1の手段ないし第の手段のいずれかのFSW重ね合わせ継手の接合方法により、重ね合わせた板材を接合してなることを特徴とするFSW重ね合わせ継手を提供する。
(1)特許請求の範囲に記載の請求項1の発明によれば、FSW重ね合わせ継手の接合方法を、接合中心線上の接合起点から、該接合起点と異なる接合終点まで前記接合中心線に沿ってFSWを行い主接合部を形成するFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記主接合部を形成し前記接合終点に至った後、前記接合終点から、前記主接合部の中間よりの側方に離れるようにFSWを行って、前記接合中心線から外れた位置をFSWの終端部とするように構成したので、FSWの終端部が主接合部の接合終点から離れ接合中心線から外れた位置にあり、特に応力集中源となりやすいロッド穴が荷重条件の厳しい主接合部の接合中心線上に位置しないため、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性が向上する。
)請求項の発明によれば、請求項1に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記主接合部を形成し前記接合終点に至った後、前記接合終点から横方向にFSWを行って横向き接合部を形成し、次いで前記接合中心線に略平行に戻る方向にFSWを行って前記FSWの終端部に至る逆向き接合部を形成するように構成したので、FSW終端部が主接合部の接合終点から横方向のみならず接合中心線方向にもずれた位置にあり、特に応力集中源となりやすいロッド穴が荷重条件の厳しい主接合部の接合終点に位置せず且つ主接合部の中間寄りの側方に位置するため、請求項1の発明の作用効果をより確実に奏することができFSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上する。
)請求項の発明によれば、請求項1に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記主接合部を形成し前記接合終点に至った後、次いで前記接合終点から折り返して斜め逆向きに戻る方向にFSWを行って前記FSWの終端部に至る斜め逆向き接合部を形成するように構成したので、FSW終端部が主接合部の接合終点から横方向のみならず接合中心線方向にもずれた位置にあり、特に応力集中源となりやすいロッド穴が荷重条件の厳しい主接合部の接合終点に位置せず且つ主接合部の中間寄りの側方に位置するため、請求項1の発明の作用効果をより確実に奏することができFSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上するほか、接合終点からFSWの終端部へは、斜め逆向き接合部の1パスを形成するだけであるから工程上も簡略化できる。
)請求項の発明によれば、請求項1ないし請求項のいずれかに記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記接合起点から離れ且つ前記接合中心線から外れた位置をFSWの開始部とし、FSWを行って前記接合起点に至り、その後、前記接合中心線沿って前記接合終点までFSWを行い前記主接合部を形成するように構成したので、FSWの開始部が主接合部の接合起点から離れ且つ接合中心線から外れた位置にあるため、疲労亀裂が起こり易いFSWの開始部が、荷重条件の厳しい主接合部の接合起点から外れるとともに接合起点近傍にFSW面積が拡大しているために疲労亀裂の開始点となる危険が低減し、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明の作用効果とあいまって、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上する。
)請求項の発明によれば、請求項に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記接合起点から前記接合中心線に対し横方向に離れた位置をFSWの開始部とし、FSWの開始部から横方向のFSWを行って、前記接合起点に至る横向き接合部を形成するように構成したので、疲労亀裂が起こり易いFSWの開始部が主接合部の接合起点から横方向にずれた位置にあるため、請求項の作用効果を確実に奏することができる。
)請求項の発明によれば、請求項に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記接合中心線に対し横方向に離れ且つ前記接合起点より前記接合終点側に進んだ位置をFSWの開始部とし、FSWの開始部から前記接合中心線に略平行に戻る方向にFSWを行って前記接合起点の横方向の位置に至る逆向き接合部を形成して、そこから横方向のFSWを行って前記接合起点に至る横向き接合部を形成するように構成したので、FSWの開始部が主接合部の接合起点から横方向のみならず接合中心線方向にもずれた位置にあり、疲労亀裂が起こり易いFSWの開始部が荷重条件の厳しい主接合部の接合起点から外れ且つ主接合部の中間寄りの側方に位置するため、請求項の発明の作用効果をより確実に奏することができ、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上する。
)請求項の発明によれば、請求項に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、前記接合中心線に対し横方向に離れ且つ前記接合起点より前記接合終点側に進んだ位置をFSWの開始部とし、FSWの開始部から前記接合起点に向け斜め逆向に戻る方向にFSWを行って前記接合起点に至る斜め逆向き接合部を形成するように構成したので、FSWの開始部が主接合部の接合起点から横方向のみならず接合中心線方向にもずれた位置にあり、疲労亀裂が起こり易いFSWの開始部が荷重条件の厳しい主接合部の接合起点から外れ且つ主接合部の中間寄りの側方に位置するため、請求項の発明の作用効果をより確実に奏することができ、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上するほか、FSWの開始部から接合起点へは、斜め逆向き接合部の1パスを形成するだけであるから工程上も簡略化できる。
)請求項の発明によれば、FSW重ね合わせ継手を、請求項1ないし請求項のいずれかに記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法により、重ね合わせた板材を接合してなるように構成したので、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の発明の作用効果を奏するFSW重ね合わせ継手が得られる。
本発明は、FSWによる薄板等の重ね合わせ接合において、特に接合部の接合終点の応力集中を防止し、また更にはFSW開始部の接合起点の疲労強度低下を防止し、接合部の疲労強度を向上したFSW重ね合わせ継手、およびそれを形成するFSW重ね合わせ継手の接合方法に係るものであり、本発明を実施するための最良の形態として、以下に実施例1から実施例6を説明する。
図1に基いて、本発明の実施例1に係るFSW重ね合わせ継手とその接合方法を説明する。図1は、FSWのため重ねた板材のプローブ21(図8参照)がアクセスする側の板面を示し、本実施例のFSW重ね合わせ継手の平面図である。なお、図1では、先に説明した従来例の図9において説明した部分と同じ部分については、同じ符号を付して説明を省略し、従来例と異なる部分を主に以下説明する。このことは、後述の他の実施例において同様であり、繰り返し注記することを省略する。
図1に示すように、本実施例においては、FSW重ね合わせ継手を形成するための所期の接合線を示す接合中心線X上の接合起点17から接合終点18までFSW重ね合わせ接合を行う場合、接合起点17をFSW開始部30aとし、接合中心線Xに沿って(矢印a)FSWを行い主接合部14aを形成し、接合終点18に至った後、接合中心線Xから横方向、たとえば直角方向(矢印b)にFSWを行って横向き接合部14bを形成し、接合中心線Xから外れた位置をFSW終端部31bとする。
本実施例のFSW重ね合わせ継手は上記のように接合されるので、FSW終端部31aが主接合部14aの接合終点18から横方向にずれた位置にあるため、ロッド穴32が接合中心線Xから外れた位置に形成される。従って、特に応力集中源となりやすいロッド穴32が、荷重条件の厳しい主接合部14aの接合終点18に位置せず、接合中心線X上にも位置しないため、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性が向上する。
図2に基いて、本発明の実施例2に係るFSW重ね合わせ継手とその接合方法を説明する。図2は、FSWのため重ねた板材のプローブ21がアクセスする側の板面を示し、本施例のFSW重ね合わせ継手の平面図である。
図2に示すように、本実施例においては、接合中心線X上の接合起点17から接合終点18までFSW重ね合わせ接合を行う場合、接合起点17をFSW開始部30aとし、接合中心線Xに沿って(矢印a)FSWを行い主接合部14aを形成し、接合終点18に至った後、接合中心線Xから横方向(矢印b)にFSWを行って横向き接合部14bを形成し、次いで接合中心線Xに略平行に戻る方向(矢印c)にFSWを行って主接合部14aと側部が重複する逆向き接合部14cを形成して後、接合中心線Xから外れた位置をFSW終端部31cとする。
本実施例のFSW重ね合わせ継手は上記のように接合されるので、FSW終端部31cが主接合部14aの接合終点18から横方向と接合中心線X方向にずれた位置にあるため、ロッド穴32が接合中心線Xから外れ且つ接合終点18より戻った位置に形成される。従って、特に応力集中源となりやすいロッド穴32が、荷重条件の厳しい主接合部14aの接合終点18に位置せず且つ主接合部14aの中間寄りの側方に位置するため、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上する。
図3に基いて、本発明の実施例3に係るFSW重ね合わせ継手とその接合方法を説明する。図3は、FSWのため重ねた板材のプローブ21がアクセスする側の板面を示し、本施例のFSW重ね合わせ継手の平面図である。
図3に示すように、本実施例においては、接合中心線X上の接合起点17から接合終点18までFSW重ね合わせ接合を行う場合、接合起点をFSW開始部30aとし、接合中心線Xに沿って(矢印a)FSWを行い主接合部14aを形成し、接合終点18に至った後、次いで接合終点18から折り返して斜め逆向きに戻る方向(矢印d)にFSWを行って主接合部14aと一部が重複する斜め逆向き接合部14dを形成して後、接合中心線Xから外れた位置をFSW終端部31dとする。
本実施例のFSW重ね合わせ継手は上記のように接合されるので、FSW終端部31bが主接合部14aの接合終点18から横方向と接合中心線X方向にずれた位置にあるため、ロッド穴32が接合中心線Xから外れ且つ接合終点18より戻った位置に形成される。従って、特に応力集中源となりやすいロッド穴32が、荷重条件の厳しい主接合部14aの接合終点18に位置せず且つ主接合部14aの中間寄りの側方に位置するため、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上する。しかも、接合終点18からFSW終端部31dへは、図中矢印d方向に斜め逆向き接合部14dの1パスを形成するだけであるから、実施例2に比べ工程上簡略化できる。
図4に基いて、本発明の実施例4に係るFSW重ね合わせ継手とその接合方法を説明する。図4は、FSWのため重ねた板材のプローブ21がアクセスする側の板面を示し、本施例のFSW重ね合わせ継手の平面図である。
図4に示すように、本実施例においては、接合中心線X上の接合起点17から接合終点18までFSW重ね合わせ接合を行う場合、接合起点17から接合中心線Xに対し横方向、たとえば直角方向に一定距離離れた位置をFSW開始部30eとし、横方向(矢印e)のFSWを行って横向き接合部14eを形成して接合起点17に至り、その後、接合中心線X2に沿って(矢印a)接合終点18までFSWを行い、主接合部14aを形成する。
しかる後、図1、図2ないし図3に示した実施例1、実施例2ないし実施例3のいずれかの方法でFSW終端部31b、31cまたは31dを形成する。
本実施例のFSW重ね合わせ継手は上記のように接合されるので、FSW開始部30eが主接合部14aの接合起点17から横方向にずれた位置にあるため、疲労亀裂が起こり易いFSW開始部30eが荷重条件の厳しい主接合部14aの接合起点17から外れるとともに、接合起点17近傍にFSW面積が拡大し、疲労亀裂の開始点となる危険が低減し、接合終点18における実施例1ないし実施例3のいずれかの作用効果とあいまって、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上する。
図5に基いて、本発明の実施例5に係るFSW重ね合わせ継手とその接合方法を説明する。図5は、FSWのため重ねた板材のプローブ21がアクセスする側の板面を示し、本施例のFSW重ね合わせ継手の平面図である。
図5に示すように、本実施例においては、接合中心線X上の接合起点17から接合終点18までFSW重ね合わせ接合を行う場合、接合中心線Xに対し横方向に一定距離離れ且つ接合起点17から一定距離接合終点18側に進んだ位置をFSW開始部30fとし、接合中心線Xに略平行に戻る方向(矢印f)にFSWを行って逆向き接合部14fを形成して接合起点17の横方向、例えば直角方向の位置に至って、そこから横方向(矢印e)のFSWを行って横向き接合部14eを形成して接合起点17に至り、その後、接合中心線Xに沿って(矢印a)接合終点18までFSWを行い主接合部14aを形成する。FSW開始部30fと接合中心線Xとの上記の距離は逆向き接合部14fと主接合部14aの側部が一部重複する程度が好ましい。
しかる後、図1、図2ないし図3に示した実施例1、実施例2ないし実施例3のいずれかの方法でFSW終端部31b、31cまたは31dを形成する。
本実施例のFSW重ね合わせ継手は上記のように接合されるので、FSW開始部30fが主接合部14aの接合起点17から横方向と接合中心線X方向にずれた位置にあるため、疲労亀裂が起こり易いFSW開始部30fが荷重条件の厳しい主接合部14aの接合起点17から外れ且つ主接合部14aの中間寄りの側方に位置するとともに、接合起点17が疲労亀裂の開始点となる危険が低減し、接合終点18における実施例1ないし実施例3のいずれかの作用効果とあいまって、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上する。
図6に基いて、本発明の実施例6に係るFSW重ね合わせ継手とその接合方法を説明する。図6は、FSWのため重ねた板材のプローブ21がアクセスする側の板面を示し、本施例のFSW重ね合わせ継手の平面図である。
図6に示すように、本実施例においては、接合中心線X上の接合起点17から接合終点18までFSW重ね合わせ接合を行う場合、接合中心線Xに対し横方向に一定距離離れ且つ接合起点17より一定距離接合終点18側に進んだ位置をFSW開始部30gとし、接合起点17に向け斜め逆向に戻る方向(矢印g)にFSWを行って斜め逆向き接合部14gを形成して接合起点17に至り、その後、接合中心線Xに沿って(矢印a)接合終点18までFSWを行い主接合部14aを形成する。FSW開始部30gと接合中心線Xとの上記の距離はFSW開始部30gにおいて逆向き接合部14fと主接合部14aの側部が一部重複する程度が好ましい。
しかる後、図1、図2ないし図3に示した実施例1、実施例2ないし実施例3のいずれかの方法でFSW終端部31b、31cまたは31dを形成する。
本実施例のFSW重ね合わせ継手は上記のように接合されるので、FSW開始部30gが主接合部14aの接合起点17から横方向と接合中心線X方向にずれた位置にあるため、疲労亀裂が起こり易いFSW開始部30gが荷重条件の厳しい主接合部14aの接合起点17から外れ且つ主接合部14aの中間寄りの側方に位置するとともに、接合起点17が疲労亀裂の開始点となる危険が低減し、接合終点18における実施例1、実施例2ないし実施例3のいずれかの作用効果とあいまって、FSW重ね合わせ継手の疲労強度上の信頼性がより向上する。しかも、FSW開始部30gから接合起点17へは、図中矢印g方向に斜め逆向き接合部14gの1パスを形成するだけであるから、実施例5に比べ工程上簡略化できる。
以上、本発明を図示の実施例1から実施例6について説明したが、本発明は上記の実施例に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、FSW終端部31b、31c、31d及びFSW開始部30e、30f、30gは、接合中心線Xのどちら側でもよく、どの組み合わせでもよい。
また、接合中心線Xは各実施例中には一本の直線状のものを示したが、折れ曲がり、曲線等を含み、また複数本でFSW重ね合わせ接合継手を形成するものであってもよい。何れにおいても連続施工する主接合部14aの接合終点18において上記実施例1、実施例2ないし実施例3のいずれかの接合方法を適用し、または、さらに主接合部14aの接合起点17において上記実施例4、実施例5ないし実施例6のいずれかの接合方法を適用してFSW重ね合わせ継手を形成すればよい。
本発明の実施例1に係るFSW重ね合わせ継手およびその接合方法の説明図であり、FSW重ね合わせ継手の平面図である。 本発明の実施例2に係るFSW重ね合わせ継手およびその接合方法の説明図であり、FSW重ね合わせ継手の平面図である。 本発明の実施例3に係るFSW重ね合わせ継手およびその接合方法の説明図であり、FSW重ね合わせ継手の平面図である。 本発明の実施例4に係るFSW重ね合わせ継手およびその接合方法の説明図であり、FSW重ね合わせ継手の平面図である。 本発明の実施例5に係るFSW重ね合わせ継手およびその接合方法の説明図であり、FSW重ね合わせ継手の平面図である。 本発明の実施例6に係るFSW重ね合わせ継手およびその接合方法の説明図であり、FSW重ね合わせ継手の平面図である。 (a)は、従来のリベットによる重ね合わせ継手の断面図、(b)はFSWによる重ね合わせ継手の断面図である。 FSW重ね合わせ接合中の一般的なFMS重ね合わせ継手の断面図である。 従来のFSW重ね合わせ継手の接合方法の問題点の説明図であり、従来のFSW重ね合わせ継手の平面図である。
符号の説明
10 リベット
11 ストリンガー
12 スキン
14 接合部
14a 主接合部
14b 横向き接合部
14c 逆向き接合部
14d 斜め逆向き接合部
14e 横向き接合部
14f 逆向き接合部
14g 斜め逆向き接合部
15a、15b 板材
17 接合起点
18 接合終点
20 ロッドツール
21 プローブ
22 ショルダー部
30a FSW開始部
30e〜30g FSW開始部
31b〜31d FSW終端部

Claims (8)

  1. 接合中心線上の接合起点から、該接合起点と異なる接合終点まで前記接合中心線に沿ってFSWを行い主接合部を形成するFSW重ね合わせ継手の接合方法において、
    前記主接合部を形成し前記接合終点に至った後、
    前記接合終点から、前記主接合部の中間よりの側方に離れるようにFSWを行って、前記接合中心線から外れた位置をFSWの終端部とすることを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法。
  2. 請求項1に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、
    前記主接合部を形成し前記接合終点に至った後、
    前記接合終点から横方向にFSWを行って横向き接合部を形成し、
    次いで前記接合中心線に略平行に戻る方向にFSWを行って前記FSWの終端部に至る逆向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法。
  3. 請求項1に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、
    前記主接合部を形成し前記接合終点に至った後、
    次いで前記接合終点から折り返して斜め逆向きに戻る方向にFSWを行って前記FSWの終端部に至る斜め逆向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、
    前記接合起点から離れ且つ前記接合中心線から外れた位置をFSWの開始部とし、
    FSWを行って前記接合起点に至り、
    その後、前記接合中心線沿って前記接合終点までFSWを行い前記主接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法。
  5. 請求項4に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、
    前記接合起点から前記接合中心線に対し横方向に離れた位置をFSWの開始部とし、
    FSWの開始部から横方向のFSWを行って、前記接合起点に至る横向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法。
  6. 請求項4に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、
    前記接合中心線に対し横方向に離れ且つ前記接合起点より前記接合終点側に進んだ位置をFSWの開始部とし、
    FSWの開始部から前記接合中心線に略平行に戻る方向にFSWを行って前記接合起点の横方向の位置に至る逆向き接合部を形成して、
    そこから横方向のFSWを行って前記接合起点に至る横向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法。
  7. 請求項4に記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法において、
    前記接合中心線に対し横方向に離れ且つ前記接合起点より前記接合終点側に進んだ位置をFSWの開始部とし、
    FSWの開始部から前記接合起点に向け斜め逆向に戻る方向にFSWを行って前記接合起点に至る斜め逆向き接合部を形成することを特徴とするFSW重ね合わせ継手の接合方法。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のFSW重ね合わせ継手の接合方法により、重ね合わせた板材を接合してなることを特徴とするFSW重ね合わせ継手。
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