JP2007289220A - ステップ運動器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、足踏みと同時に強制的に腰のツイストを行うことができるステップ運動器を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、基台2上に立設される所定高さを有するペダル支持架台4と、前記ペダル支持架台4上端に、その中心が連結枢支され、かつその両端にペダル5がそれぞれ連結枢支される一定長さを有するペダル支持杆6と、前記ペダル5を水平状に保持するために前記ペダル支持杆6の枢支点からペダル5の連結枢支点までと同長とされ、かつ前記ペダル支持杆6と平行状となるように前記ペダル5下部と前記ペダル支持架台4側面とが連結枢支される平行支持杆18を備えた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明はステップ運動器に関する。詳しくは歩行と同じ運動を行うとともに、同時にツイスト運度を強制的に行うことができるステップ運動器に係るものである。
一般に腰の回転ができる足踏み健康器として図9に示すものがある。この足踏み健康器は、主に底座101と2つのペダル102、103と抵抗装置104とからなり、ペダル前端はそれぞれ底座101前端の支架105上に枢軸設置されることにより、ペダル102、103の可動端106は垂直方向のスウィング動作を行うことが可能となり、更に支架105の底端は底座101上に枢軸設置されることにより、回転することが可能となる構成とされる(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第3107561号公報 (要約書、第1図)
しかしながら前記ペダル102、103の前端がそれぞれ底座101前端の支架105上に枢軸設置されることにより前記ペダル102,103の前端を中心に上下方向へのスウィングを可能とするものであるが、ペダル上に載せられた足もペダルと同じような動作となるために通常の歩行のように足が地面から交互に離れる高さを充分に取れない問題がある。
また、支架105の底端は底座101上に枢軸設置されることにより、ペダルを左右方向へ回転させ、腰のツイストを行うことができるものであるが、自らの意思によって腰を回転させるものであり、例えば足踏みと同時に腰を回転させる動作を組み入れることは熟練を要することになる。更に、強制的にツイストさせるものではないために、無理のない動作となり良好な運動効果を得ることができない。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、足踏みと同時に強制的に腰のツイストを行うことができるステップ運動器を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るステップ運動器は、基台上に立設される所定高さを有するペダル支持架台と、前記ペダル支持架台上端に、その中心が連結枢支され、かつその両端にペダルがそれぞれ連結枢支される一定長さを有するペダル支持杆と、前記ペダルを水平状に保持するために前記ペダル支持杆の枢支点からペダルの連結枢支点までと同長とされ、かつ前記ペダル支持杆と平行状となるように前記ペダル下部と前記ペダル支持架台側面とが連結枢支される平行支持杆を備える。
ここで、前記ペダルをペダル支持架台上端に、その中心が連結枢支されペダル支持杆の両端に平行支持杆によって常に水平状に保持された状態で連結枢支されることによって運動者は、歩行するようにペダルを踏むことによって足の上げ下ろしができる。
また、前記基台上に正,逆回転自在な状態で立設されるペダル支持架台と、前記ペダルの上下運動を前記ペダル支持架台の正,逆回転運動に変換する回転変換機構を備えることにより、歩行運動をすると同時に強制的に腰の正,逆回転運動が加わることにより一層の運動効果を得ることが可能となる。
さらに、前記回転変更機構に、回転角度調整機能および回転方向切り替え機能を備えることによって運動者に応じて腰の回転運動のバリエーションを増やすことが可能となる。
本発明のステップ運動器によれば、ペダルを実際に歩行するような状態での足踏みが可能となり、かつその上下運動を強制的に回転運動に変換することによって腰の回転運動を同時に加えることが可能となる。
また、ペダルによる歩行運動のみから腰の回転運動を付加することが上下動連結杆の上端を円弧形状の台座回転調整部の中心位置から左右側への任意の位置に移動させることにより容易に行うことが可能となり、かつ自在に回転角度を調整することが可能となる。
さらに、腰の回転方向を下動連結杆の上端を円弧形状の台座回転調整部の中心位置から左、あるいは右側へ移動させることで容易に変換することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用したステップ運動器の一例を説明するための斜視図を示す。
ここで示す回転式ステップ運動器1は、一定の高さを有する基台2と、該基台2の前部中央位置に立設されるT字形状の支持ハンドル3と、該支持ハンドル3の後方位置に設けられる該支持ハンドル3の後方位置に左右方向へ回転自在に立設されるペダル支持架台4上部に上下方向へ平行移動可能とされるペダル5がペダル支持杆6によって枢支されたステップ運動器本体7とから構成される。
そこで前記ステップ運動器本体7は図2および図3に示すように、基台2に円形状の台座嵌合用凹部8が形成され、かつその中央付近に空洞部9が設けられる。そして該台座嵌合用凹部8の底面周囲には球状ベアリング10が配設される。
前記台座嵌合用凹部8には略同形とした台座11が嵌入されるとともに前記球状ベアリング10によって回転自在な機構とされる。更に前記台座嵌合用凹部8の外周の全部、あるいは一部に沿って円弧状平歯車12が基台2上に装着される。
次に前記台座11の略中央位置には前記空洞部9内径より、その外径が小とされるペダル支持架台4が立設される。このペダル支持架台4は、その上端に嵌合用溝部13が形成され、この嵌合用溝部13内にペダル支持杆6の中心が枢支ピン14によって連結枢支される。
更に前記ペダル支持杆6の先端部にはペダル支持用嵌合溝部15がそれぞれ形成され、このペダル支持用嵌合溝部15内にペダル5の内側側面の略中央より直角状に突設される連結杆16が嵌入れて枢支ピン14によって連結枢支される。
また、図4および図5に示すように、前記ペダル5の下面にはペダル支持杆6と一定間隔を設け、かつ前記ペダル支持杆6の下方向へ突出状に延設されるペダル水平支持連結部17が形成される。
そこで前記ペダル支持架台4の一端面には前記水平支持杆6の中心位置からペダル5との枢支位置までと同長とされる位置に枢支ピン位置がある平行支持杆18、18が前記ペダル支持杆6と平行状となるように、その一端が枢支連結され、他端が前記ペダル5のペダル水平支持連結部17にそれぞれ連結枢支された構成とされる。
また、前記ペダル支持架台4の他端面には、その中央に沿って円弧形状の溝部19が開口される台座回転調整部20の中心部が前記ペダル支持杆6の中心軸と一体的に固定されることにより、前記ペダル支持杆6が左右側へ回動に応じて前記台座回転調整部20も同時に回動することになる。
そして前記台座回転調整部20の溝部19内に、上下動連結杆21の上端に装着される締結ネジ部22によって連結枢支される。この締結ネジ部22を緩めることによって前記上下動連結杆21の上端を前記台座回転調整部20の溝部19内にて移動し、締結することにより任意の位置に固定することが可能となる。
さらに、前記上下動連結杆21の下端には上下動平歯車杆23の上端が枢支ピン14によって連結枢支される。この上下動平歯車杆23は、その長手方向の一側端に沿って内側に向けた平歯車24が装着されるとともに、その下端側は図3に示すように、前記台座11に開口される挿通穴25より基台1の空洞部9内へ上下動自在な状態で挿通されるものである。
ここで、前記台座11上に一端が前記上下動平歯車杆23の平歯車24に螺合する連動回転歯車26が固着され、他端が前記台座11の周囲の基台1上に沿って形成される円弧状平歯車12に螺合する駆動回転歯車27が固着される回転変換支持杆28が嵌挿部29によって回転自在な状態で配置されるものである。
したがって、前記上下動平歯車杆23が上下動することによって平歯車24と螺合する連動回転歯車26が回転し、この回転によって回転変換支持杆28の他端に固着される駆動回転歯車27が前記基台1上に沿って形成される円弧状平歯車12に螺合しながら回転することにより台座11が左右方向へ回転することになる。
なお、実施例で示すように必ずしもペダルの上下運動を台座回転調整部、上下動連結杆、および回転変換支持杆などによってペダル支持架台を回転運動に変換する必要性はなく、確実にペダルの足踏み運動を回転運動に変換してペダル支持架台を回転させることで腰のツイスト運動が行える機構であればいかなる機構であっても構わない。
以上の構成よりなる本発明の回転式ステップ運動器1では図6に示すように、ペダル5に足(図示せず。)を載せてステップ運動を行う場合、ペダル支持架台4の上端に、その中心位置が連結枢支されるペダル支持杆6の両端に取り付けられるペダル5はシーソーのように互い違いの高さとなるように円運動をする。
この場合に前記ペダル5は、ペダル水平支持連結部17によって前記ペダル支持杆6と平行、かつ同じ長さによって前記ペダル5を水平状態で連結支持されることによりペダル5の上下方向への移動に伴い前記ペダル支持杆6とペダル水平支持連結部17とが常に平行状態を保つことによってペダル5の水平が保持される。
また、前記上下動連結杆21の上端を、前記図5に示す台座回転調整部20の枢支位置に固定したときには、前記ペダル支持杆6と連動して台座回転調整部20が回動する場合であっても前記上下動連結杆21の上端は上下動せず、これにより上下動連結杆21の下端に連結枢支される上下動平歯車杆23が停止した状態となるために前記台座11は回転しないことになる。
次に図7および図8に示すように、前記上下動連結杆21の上端を、例えば台座回転調整部20の溝部19内にて図中において右側端まで移動させて固定した場合に、前記右側のペダル5を下方向へ移動させたときには前記台座回転調整部20は右側へ傾いた状態で回転することで前記上下動連結杆21の上端が下方向へ移動する。
これにより上下動連結杆21の下端に連結枢支される上下動平歯車杆23が下方に移動することにより、この上下動平歯車杆23の平歯車24が下方へ移動し、該平歯車24と螺合する連動回転歯車26が駆動回転する。
前記連動回転歯車26の回転によって回転変換支持杆28が回転する。この回転変換支持杆28の他端には前記台座11周囲の基台1上に形成される円弧状平歯車12に螺合する駆動回転歯車27が回転することにより、該駆動回転歯車27が円弧状平歯車12上を周方向へ移動することによって台座11が一方向へ回転することになる。
次に、前記右側のペダル5を上方向へ移動させたときには前記台座回転調整部20は左側へ傾いた状態で回転することで前記上下動連結杆21の上端が上方向へ移動する。
これにより上下動連結杆21の下端に連結枢支される上下動平歯車杆23が上方に移動することにより、この上下動平歯車杆23の平歯車24が上方へ移動し、該平歯車24と螺合する連動回転歯車26が前記上下動連結杆21が下方に下がる場合とは逆方向に駆動回転する。
ここで、連動回転歯車26の回転によって前記上下動連結杆21が下方に下がる場合とは逆方向に回転変換支持杆28が回転する。この回転変換支持杆28の他端には前記台座11周囲の基台1上に形成される円弧状平歯車12に螺合する駆動回転歯車27が回転することにより、該駆動回転歯車27が円弧状平歯車12上を周方向へ移動することによって台座11が他方向へ回転することになる。
このように前記ペダル5を交互に足踏みすることにより、前記円弧形状の台座回転調整部20が左右方向への回動を繰り返すことにより前記上下動連結杆21が上下動し、その結果前記台座11は所定角度による正,逆方向への回転を繰り返すことになり使用者は足踏み運動とともに腰のツイスト運動が強制的に行われることとなる。
また、台座11の回転角度調整は、前記上下動連結杆21の上端を円弧形状の台座回転調整部20の中心位置から左右側への任意の位置に移動させることにより前記上下動連結杆21の上下移動距離が変化することで自在に回転角度を調整することが可能となる。
また、前記上下動連結杆21の上端を台座回転調整部20の左側(図示せず。)へ移動させた場合には、上下動連結杆21の上端を台座回転調整部20の右側へ移動した場合と逆方向へ台座11が回転することになる。
したがって、本発明の回転式ステップ運動器では、ペダルの足踏みによる歩行運動のみの機能と、該歩行運動に腰のツイスト運動を強制的に加えることができる機能を備えるものであり、さらに腰のツイスト運動において台座の回転角度を自在に調整できる機能と台座の回転方向を正,逆に変換できる機能とを備えるものである。
本発明を適用した回転式ステップ運動器の一例を説明するための斜視図を示す。 図1における要部平面説明図である。 図1における要部断面側面説明図である。 本発明を適用した回転式ステップ運動器のペダル支持架台の一側面を説明するための正面図である。 図4における他側面を説明するための背面図である。 本発明を適用した回転式ステップ運動器の台座回転調整部と上下動連結杆との連結位置の一例を示す説明図である。 本発明を適用した回転式ステップ運動器の台座回転調整部と上下動連結杆との連結位置により台座の回転動作原理を示す説明図である。 図7における台座の逆方向への回転動作原理を示す説明図である。
符号の説明
1 回転式ステップ運動器
2 基台
3 支持ハンドル
4 ペダル支持架台
5 ペダル
6 ペダル支持杆
7 ステップ運動器本体
8 台座嵌合用凹部
9 空洞部
10 球状ベアリング
11 台座
12 円弧状平歯車
13 嵌合用溝部
14 枢支ピン
15 ペダル支持用嵌合溝部
16 連結杆
17 ペダル水平支持連結部
18 平行支持杆
19 溝部
20 台座回転調整部
21 上下動連結杆
22 締結ネジ部
23 上下動平歯車杆
24 平歯車
25 挿通穴
26 連動回転歯車
27 駆動回転歯車
28 回転変換支持杆
29 嵌挿部

Claims (4)

  1. 基台上に立設される所定高さを有するペダル支持架台と、
    前記ペダル支持架台上端に、その中心が連結枢支され、かつその両端にペダルがそれぞれ連結枢支される一定長さを有するペダル支持杆と、
    前記ペダルを水平状に保持するために前記ペダル支持杆の枢支点からペダルの連結枢支点までと同長とされ、かつ前記ペダル支持杆と平行状となるように前記ペダル下部と前記ペダル支持架台側面とが連結枢支される平行支持杆を備える
    ことを特徴とするステップ運動器。
  2. 前記基台上に正,逆回転自在な状態で立設されるペダル支持架台と、
    前記ペダルの上下運動を前記ペダル支持架台の正,逆回転運動に変換する回転変換機構を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のステップ運動器。
  3. 前記回転変更機構に、回転角度調整機能を備える
    ことを特徴とする請求項2記載のステップ運動器。
  4. 前記回転変更機構に、回転方向切り替え機能を備える
    ことを特徴とする請求項2または3記載のステップ運動器。
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