JP2007288863A - 電源制御回路及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数を増やすことなく、電源ONの間に電源供給先の回路の内部に蓄積された電荷を、電源OFF時に抜くことができる電源制御回路及び電子機器を提供する。
【解決手段】 電子機器10の電源がOFFのときには(S10、S16)、DC/DCコンバータIC16は、FET10をOFFにするとともに、FET12及びFET14をONにする。すると、FET10によって直流電源14からデバイス20に流れる電流が遮断される。また、図1の矢印A10及びA12に示すように、FET12及びFET14を介して、デバイス20及び出力コンデンサC12に蓄積された電荷がグラウンド(GND)側に放電される。これにより、デバイス20の電圧が0Vになる。
【選択図】 図1

Description

本発明は電源制御回路及び電子機器に係り、特に電源OFF時に回路内に残留した電荷を抜く技術に関する。
従来、負荷の駆動を中止する際に、負荷駆動回路の活性化中にその入力段に蓄積されている蓄積電荷の引き抜きを実行して負荷駆動回路を不活性化するゲート電荷引き抜き回路を備えた昇圧回路が提案されている(特許文献1)。
特開平10−290150号公報
CPU等のデバイスは、電源ON時に回路の内部に蓄積された電荷を、電源OFF時に抜くように設定されているのが一般的である。上記特許文献1記載の昇圧回路では、ゲート電荷引き抜き回路を昇圧電圧の出力側に設置して、電荷を抜くようにしている。しかしながら、上記特許文献1記載の技術によれば、昇圧回路を構成する部品点数が多くなり、回路の大型化を招くという問題があった。また、昇圧電圧の出力側に放電抵抗を設置して、電源OFF時に自然放電により電荷を抜く方法も考えられるが、電源ON時にも放電抵抗を介して電流が漏れ続けるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、部品点数を増やすことなく、電源ONの間に電源供給先の回路の内部に蓄積された電荷を、電源OFF時に抜くことができる電源制御回路及び電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に係る電源制御回路は、負荷回路に電源を供給する電源供給手段と、一端がグラウンドに接続された第1のスイッチング素子と、前記負荷回路がONの場合に、前記第1のスイッチング素子をスイッチング制御して前記負荷回路に電源を供給し、前記負荷回路がOFFになったときに、前記第1のスイッチング素子をONにし、前記負荷回路がONの間に蓄積された電荷をグラウンド側に放電させるための経路を形成する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1に係る電源制御回路によれば、負荷回路のOFF時に、電源供給を制御するための第1のスイッチング素子をONにすることにより、放電のための回路や素子を追加することなく、負荷回路がONの間に負荷回路内(例えば、コンデンサ等)に蓄積された電荷を放電させて、負荷回路内の電圧を0Vにすることができる。
請求項2に係る電源制御回路は、請求項1において、前記制御手段が、前記第1のスイッチング素子をスイッチング制御して、前記電源供給手段から供給される電源の電圧を昇圧又は降圧して前記負荷回路に供給することを特徴とする。
請求項2に係る電源制御回路によれば、昇圧回路又は降圧回路において、回路のOFF時に、電源電圧を制御するための第1のスイッチング素子をONにすることにより、電源供給先のデバイスのON時に当該デバイス等に蓄積された電荷を放電させることができる。
請求項3に係る電源制御回路は、請求項1において、前記電源供給手段から供給される電源により駆動されるモータを更に備え、前記制御手段は、前記第1のスイッチング素子を制御して前記モータの駆動を制御し、前記モータが停止したときに、前記第1のスイッチング素子をONにし、前記モータの駆動時に蓄積された電荷をグラウンド側に放電させるための経路を形成することを特徴とする。
請求項3に係る電源制御回路によれば、モータを駆動するモータ回路において、回路のOFF時に、モータへの電源供給を制御するための第1のスイッチング素子をONにすることにより、モータの駆動時にモータ等に蓄積された電荷を放電させることができる。
請求項4に係る電源制御回路は、請求項1において、前記電源供給手段から供給される電源により動作するスピーカを更に備え、前記制御手段は、前記第1のスイッチング素子をスイッチング制御して前記スピーカの動作を制御し、前記スピーカがOFFになったときに、前記第1のスイッチング素子をONにし、前記スピーカがONの間に蓄積された電荷をグラウンド側に放電させるための経路を形成することを特徴とする。
請求項4に係る電源制御回路によれば、スピーカを駆動するスピーカ回路において、回路のOFF時に、スピーカへの電源供給を制御するための第1のスイッチング素子をONにすることにより、スピーカの駆動時にスピーカ等に蓄積された電荷を放電させることができる。
請求項5に係る電源制御回路は、請求項1から4において、前記電源供給手段と前記第1のスイッチング素子の間に配置された第2のスイッチング素子を更に備え、前記制御手段は、前記負荷回路がOFFになったときに、前記第1のスイッチング素子を一旦OFFにして、前記第2のスイッチング素子をOFFにした後に、前記第1のスイッチング素子をONにすることを特徴とする。
請求項5に係る電源制御回路によれば、負荷回路のOFF時に、第1、第2のスイッチング素子のON/OFFのタイミングがずれて、第1のスイッチング素子がOFFになる前に第2のスイッチング素子がONになって、第1、第2のスイッチング素子が同時にONになることにより、電源供給手段とグラウンドが短絡するのを防止できる。
請求項6に係る電源制御回路は、請求項1から5において、前記スイッチング素子がMOS型電界効果トランジスタであることを特徴とする。請求項6は、第1、第2のスイッチング素子をMOS型電界効果トランジスタ(MOSFET)に限定したものである。
請求項7に係る電子機器は、請求項1から6のいずれか1項記載の電源制御回路を備えることを特徴とする。
請求項7に係る電子機器によれば、本発明の電源制御回路を備えることにより、部品点数の削減及び省スペース化を実現できる。
本発明によれば、負荷回路のOFF時に、電源供給を制御するための第1のスイッチング素子をONにすることにより、放電のための回路や素子を追加することなく、負荷回路がONの間に負荷回路内(例えば、コンデンサ等)に蓄積された電荷を放電させて、負荷回路内の電圧を0Vにすることができる。これにより、電子機器の部品点数の削減及び省スペース化を実現できる。
以下、添付図面に従って本発明に係る電源制御回路及び電子機器の好ましい実施の形態について説明する。
[電源制御回路の第1の実施形態(昇圧回路)]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図である。図1(a)は電源制御回路の回路図であり、図1(b)は電源制御回路の制御方法を示すタイミングチャートである。
図1(a)に示すように、電子機器10は、電源制御回路12、直流電源14及びデバイス20を含んでいる。電源制御回路12は、直流電源14から出力される電圧を昇圧させて、電子機器10を構成する各デバイス20に供給する昇圧回路である。なお、デバイス20は、電子機器10を統括制御する制御回路(CPU)を含んでいる。
図1(a)に示すように、電源制御回路12は、DC/DCコンバータIC(スイッチングレギュレータ)16、メインコンデンサC10、出力コンデンサC12、PチャネルMOS型電界効果トランジスタ(MOSFET)FET10、FET12及びFET14、チョークコイルL10を含んでいる。
DC/DCコンバータIC16には、電子機器10のCPUからコントロール信号(CTL信号)が入力される。図1(b)に示すように、CTL信号は、電子機器10の電源のON/OFFに連動してON/OFFする。DC/DCコンバータIC16は、上記CTL信号のON/OFFに応じて、FET10、FET12及びFET14にパルス信号を出力して、これらのON/OFFを制御する。
(S10)電源OFF時
電子機器10の電源がOFFのときには、DC/DCコンバータIC16は、FET10をOFFにするとともに、FET12及びFET14をONにする。すると、FET10によって直流電源14からデバイス20に流れる電流が遮断される。また、図1の矢印A10及びA12に示すように、FET12及びFET14を介して、デバイス20及び出力コンデンサC12に蓄積された電荷がグラウンド(GND)側に放電される。これにより、デバイス20の電圧が0Vになる。
(S12)電源ON時
電子機器10の電源がONになると、DC/DCコンバータIC16は、FET10をONにするとともに、所定のスイッチング周波数でFET12及びFET14のON/OFFを切り替える(スイッチング動作を行う)。すると、メインコンデンサC10からFET10を介してチョークコイルL10にパルス電圧が印加され、チョークコイルL10及び出力コンデンサC12によって平滑化された直流電流がデバイス20に供給される。これにより、各デバイス20に昇圧された電圧が印加されて、電子機器10が使用可能な状態になる。
(S14)電源OFF直後
電子機器10の電源がOFFになると、DC/DCコンバータIC16は、FET10、FET12及びFET14をOFFにする。上記(S10)に示したように、DC/DCコンバータIC16は、電源OFF時において、FET10をOFF、FET12及びFET14をONに切り替える。この切り替え時に、FET10がOFFになる前にFET12がONになると、FET10とFET12が同時にONになる。すると、直流電源14とグラウンド(GND)が短絡して、矢印A14で示すような貫通電流が流れてしまう。そこで、本実施形態では、上記(S10)の状態に切り替える前に、FET10、FET12及びFET14を全てOFFにすることにより、FET10とFET12が同時にONになるのを防止している。
(S16)電源OFF時
電子機器10の電源がOFFになった後、FET10がOFFになったことを検知すると、上記(S10)の場合と同様に、DC/DCコンバータIC16は、FET12及びFET14をONにして、デバイス20及び出力コンデンサC12に蓄積された電荷をグラウンド(GND)側に放電させる。
本実施形態によれば、電源制御回路(昇圧回路)12を構成する部品点数を増やすことなく、電源供給先のデバイス20や出力コンデンサC12に蓄積された電荷を、電子機器10の電源OFF時に抜くことができる。
[電源制御回路の第2の実施形態(降圧回路)]
図2は、本発明の第2の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図である。図2(a)は電源制御回路の回路図であり、図2(b)は電源制御回路の制御方法を示すタイミングチャートである。
図2(a)に示すように、電子機器30は、電源制御回路32、直流電源34及びデバイス40を含んでいる。電源制御回路32は、直流電源34から出力される電圧を降圧させて、電子機器30を構成する各デバイス40に供給する降圧回路である。なお、デバイス40は、電子機器30を統括制御する制御回路(CPU)を含んでいる。
図2(a)に示すように、電源制御回路32は、DC/DCコンバータIC(スイッチングレギュレータ)36、メインコンデンサC30、出力コンデンサC32、PチャネルMOS型電界効果トランジスタFET30及びFET32、チョークコイルL30を含んでいる。
DC/DCコンバータIC56には、電子機器30のCPUからコントロール信号(CTL信号)が入力される。図2(b)に示すように、CTL信号は、電子機器30の電源のON/OFFに連動してON/OFFする。DC/DCコンバータIC56は、上記CTL信号のON/OFFに応じて、FET10、FET12及びFET14にパルス信号を出力して、これらのON/OFFを制御する。
(S30)電源OFF時
電子機器30の電源がOFFのときには、DC/DCコンバータIC56は、FET30をOFFに、FET32をONにする。すると、FET30によって直流電源34からデバイス40に流れる電流が遮断される。また、FET32を介して、デバイス40及び出力コンデンサC32に蓄積された電荷がグラウンド(GND)側に放電される。これにより、デバイス40の電圧が0Vになる。
(S32)電源ON時
電子機器30の電源がONになると、DC/DCコンバータIC56は、所定のスイッチング周波数でFET30及びFET32のON/OFFを切り替える(スイッチング動作を行う)。すると、メインコンデンサC30からFET30を介してチョークコイルL30にパルス電圧が印加され、チョークコイルL30及び出力コンデンサC32によって平滑化された直流電流がデバイス20に供給される。これにより、各デバイス40に降圧された電圧が印加されて、電子機器30が使用可能な状態になる。
(S34)電源OFF直後
電子機器30の電源がOFFになると、DC/DCコンバータIC56は、FET30及びFET32をOFFにする。上記(S30)に示したように、DC/DCコンバータIC56は、電源OFF時に、FET30をOFF、FET32をONに切り替える。この切り替え時において、FET30がOFFになる前にFET32がONになると、FET30とFET32が同時にONになる。すると、直流電源34とグラウンド(GND)が短絡して貫通電流が流れてしまう。そこで、本実施形態では、上記(S30)の状態に切り替える前に、FET30及びFET32を全てOFFにすることにより、FET30とFET32が同時にONになるのを防止している。
(S36)電源OFF時
電子機器30の電源がOFFになった後、FET30がOFFになったことを検知すると、上記(S30)の場合と同様に、DC/DCコンバータIC36は、FET32をONにして、デバイス40及び出力コンデンサC32に蓄積された電荷をグラウンド(GND)側に放電させる。
本実施形態によれば、電源制御回路(降圧回路)32を構成する部品点数を増やすことなく、電源供給先のデバイス40や出力コンデンサC32に蓄積された電荷を、電子機器30の電源OFF時に抜くことができる。
[電源制御回路の第3の実施形態(昇降圧回路)]
図3は、本発明の第3の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図である。図3(a)は電源制御回路の回路図であり、図3(b)は電源制御回路の制御方法を示すタイミングチャートである。
図3(a)に示すように、電子機器50は、電源制御回路52、直流電源54及びデバイス60を含んでいる。電源制御回路52は、直流電源54から出力される電圧を昇圧又は降圧させて、電子機器50を構成する各デバイス60に供給する昇降圧回路である。なお、デバイス60は、電子機器50を統括制御する制御回路(CPU)を含んでいる。
図3(a)に示すように、電源制御回路52は、DC/DCコンバータIC(スイッチングレギュレータ)56、メインコンデンサC50、出力コンデンサC52、PチャネルMOS型電界効果トランジスタFET50、FET52、FET54及びFET56、チョークコイルL50を含んでいる。
DC/DCコンバータIC56には、電子機器50のCPUからコントロール信号(CTL信号)が入力される。図3(b)に示すように、CTL信号は、電子機器50の電源のON/OFFに連動してON/OFFする。DC/DCコンバータIC56は、上記CTL信号のON/OFFに応じて、FET50、FET52、FET54及びFET56にパルス信号を出力して、これらのON/OFFを制御する。
(S50)電源OFF時
電子機器50の電源がOFFのときには、DC/DCコンバータIC56は、FET50及びFET52をOFFに、FET54及びFET56をONにする。すると、FET50によって直流電源34からデバイス40に流れる電流が遮断される。また、FET54及びFET56を介して、デバイス60及び出力コンデンサC52に蓄積された電荷がグラウンド(GND)側に放電される。これにより、デバイス60の電圧が0Vになる。
(S52)電源ON時
電子機器50の電源がONになると、DC/DCコンバータIC56は、所定のスイッチング周波数でFET50、FET52、FET54及びFET56のON/OFFを切り替える(スイッチング動作を行う)。すると、メインコンデンサC50からFET50を介してチョークコイルL50にパルス電圧が印加され、チョークコイルL50及び出力コンデンサC52によって平滑化された直流電流がデバイス60に供給される。これにより、各デバイス60に昇圧又は降圧された電圧が印加されて、電子機器50が使用可能な状態になる。
(S54)電源OFF直後
電子機器50の電源がOFFになると、DC/DCコンバータIC56は、FET50、FET52、FET54及びFET56をOFFにする。上記(S50)に示したように、DC/DCコンバータIC56は、電源OFF時に、FET50及びFET52をOFF、FET54及びFET56をONに切り替える。この切り替え時において、FET50がOFFになる前にFET52がONになると、FET50とFET52が同時にONになる。すると、直流電源54とグラウンド(GND)が短絡して貫通電流が流れてしまう。そこで、本実施形態では、上記(S50)の状態に切り替える前に、FET50、FET52、FET54及びFET56を全てOFFにすることにより、FET50とFET52が同時にONになるのを防止している。
(S56)電源OFF時
電子機器50の電源がOFFになった後、FET50がOFFになったことを検知すると、上記(S50)の場合と同様に、DC/DCコンバータIC56は、FET54及びFET56をONにして、デバイス60及び出力コンデンサC52に蓄積された電荷をグラウンド(GND)側に放電させる。
本実施形態によれば、電源制御回路(昇降圧回路)52を構成する部品点数を増やすことなく、電源供給先のデバイス60や出力コンデンサC52に蓄積された電荷を、電子機器50の電源OFF時に抜くことができる。
[電源制御回路の第4の実施形態(モータ回路)]
図4は、本発明の第4の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図である。図4(a)は電源制御回路の回路図であり、図4(b)は電源制御回路の制御方法を示すタイミングチャートである。
電源制御回路70は、直流電源72からモータコイルL70に出力される電源を制御してモータを駆動するモータ回路である。以下の説明では、電源制御回路70をモータ回路と記載する。
図4(a)に示すように、CPU74、モータドライバ76、コンデンサC70、PチャネルMOS型電界効果トランジスタFET70、FET72及びFET74、NチャネルMOS型電界効果トランジスタFET76及びFET78を含んでおり、Hブリッジ回路を構成している。なお、図4(a)ではモータの駆動軸等は省略されている。
CPU74は、モータ駆動用の直流電源72とは別の低圧電源により駆動されており、モータドライバ76にモータリセット信号を入力する。図4(b)に示すように、モータリセット信号は、モータ回路70のON/OFFに連動してON/OFFする。モータドライバ76は、上記モータリセット信号のON/OFFに応じて、FET70、FET72、FET74、FET76及びFET78にパルス信号を出力して、これらのON/OFFを制御する。
(S70)電源OFF時
モータ回路70の電源がOFFのときには、モータドライバ76は、FET70をOFFに、FET72、FET74、FET76及びFET78をONにする。すると、FET70によって直流電源72からモータコイルL70に流れる電流が遮断される。また、FET72、FET74、FET76及びFET78を介して、モータ及びコンデンサC70に蓄積された電荷がグラウンド(GND)側に放電される。これにより、モータ回路70の電圧が0Vになる。
(S72)電源ON時
モータ回路70の電源がONになると、モータドライバ76は、FET70をONにするとともに、所定のスイッチング周波数でFET72、FET74、FET76及びFET78のON/OFFを切り替える(スイッチング動作を行う)。例えば、FET72とFET78がON、FET74とFET76がOFFに切り替えられると、コンデンサC70によって平滑化された直流電流がモータコイルL70に供給され、モータがある方向に回転する。一方、FET72とFET78がOFF、FET74とFET76がONに切り替えられると、直流電流がモータコイルL70に供給され、モータがある上記とは逆の方向に回転する。また、FET72がON、FET74とFET76がOFFの状態で、FET78がPWM制御されると、モータの回転速度が制御される。なお、(S72)のスイッチング動作は、FET72とFET76又はFET74とFET78の組み合わせがONにならないように行われる。
(S74)電源OFF直後
モータ回路70の電源がOFFになると、モータドライバ76は、FET70、FET72、FET74、FET76及びFET78をOFFにする。上記(S70)に示したように、モータドライバ76は、電源OFF時に、FET70をOFFに、FET72、FET74、FET76及びFET78をONに切り替える。この切り替え時において、FET70がOFFになる前に、FET72とFET76又はFET74とFET78の少なくとも一方の組み合わせがONになると、直流電源72とグラウンド(GND)が短絡して貫通電流が流れてしまう。そこで、本実施形態では、上記(S70)の状態に切り替える前に、FET70、FET72、FET74、FET76及びFET78を全てOFFにすることにより、貫通電流が流れるのを防止している。
(S76)電源OFF時
モータ回路70の電源がOFFになった後、FET70がOFFになったことを検知すると、上記(S70)の場合と同様に、モータドライバ76は、FET72、FET74、FET76及びFET78をONにして、モータ及びコンデンサC70に蓄積された電荷をグラウンド(GND)側に放電させる。
本実施形態によれば、モータ回路70を構成する部品点数を増やすことなく、モータ及びコンデンサC70に蓄積された電荷を、モータ回路70の電源OFF時に抜くことができる。
なお、本実施形態では、電源OFF時に(S70、S76)、FET72、FET74、FET76及びFET78をすべてONにするようにしたが、少なくともHiサイドとLoサイドを1箇所ずつONに、即ち、FET72又はFET74の少なくとも一方と、FET76又はFET78の少なくとも一方をONにすればよい。
[電源制御回路の第5の実施形態(スピーカ回路)]
図5は、本発明の第5の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図である。図5(a)は電源制御回路の回路図であり、図5(b)は電源制御回路の制御方法を示すタイミングチャートである。
電源制御回路80は、直流電源82からコイルL80に出力される電源を制御してスピーカSPを駆動するスピーカ回路である。以下の説明では、電源制御回路80をスピーカ回路と記載する。
図5(a)に示すように、CPU84、スピーカドライバ86、コンデンサC80、PチャネルMOS型電界効果トランジスタFET80、FET82及びFET84、NチャネルMOS型電界効果トランジスタFET86及びFET88を含んでおり、Hブリッジ回路を構成している。
CPU84は、スピーカ駆動用の直流電源82とは別の低圧電源により駆動されており、スピーカドライバ86にスピーカリセット信号を入力する。図5(b)に示すように、スピーカリセット信号は、スピーカ回路80のON/OFFに連動してON/OFFする。スピーカドライバ86は、上記スピーカリセット信号のON/OFFに応じて、FET80、FET82、FET84、FET86及びFET88にパルス信号を出力して、これらのON/OFFを制御する。
(S80)電源OFF時
スピーカ回路80の電源がOFFのときには、スピーカドライバ86は、FET80をOFFに、FET82、FET84、FET86及びFET88をONにする。すると、FET80によって直流電源82からコイルL80に流れる電流が遮断される。また、FET82、FET84、FET86及びFET88を介して、スピーカSP、コイルL80及びコンデンサC80に蓄積された電荷がグラウンド(GND)側に放電される。これにより、スピーカ回路80の電圧が0Vになる。
(S82)電源ON時
スピーカ回路80の電源がONになると、スピーカドライバ86は、FET80をONにするとともに、所定のスイッチング周波数でFET82、FET84、FET86及びFET88のON/OFFを切り替える(スイッチング動作を行う)。これにより、コンデンサC80によって平滑化された直流電流がコイルL80に供給され、スピーカSPから音声が出力される。なお、(S82)のスイッチング動作では、FET82とFET84又はFET84とFET88の組み合わせがONにならないように行われる。
(S84)電源OFF直後
スピーカ回路80の電源がOFFになると、スピーカドライバ86は、FET80、FET82、FET84、FET86及びFET88をOFFにする。上記(S80)に示したように、スピーカドライバ86は、電源OFF時に、FET80をOFFに、FET82、FET84、FET86及びFET88をONに切り替える。この切り替え時において、FET80がOFFになる前に、FET82とFET86又はFET84とFET88の少なくとも一方の組み合わせがONになると、直流電源82とグラウンド(GND)が短絡して貫通電流が流れてしまう。そこで、本実施形態では、上記(S80)の状態に切り替える前に、FET80、FET82、FET84、FET86及びFET88を全てOFFにすることにより、貫通電流が流れるのを防止している。
(S86)電源OFF時
スピーカ回路80の電源がOFFになった後、FET80がOFFになったことを検知すると、上記(S80)の場合と同様に、スピーカドライバ86は、FET82、FET84、FET86及びFET88をONにして、スピーカSP、コイルL80及びコンデンサC80に蓄積された電荷をグラウンド(GND)側に放電させる。
本実施形態によれば、スピーカ回路80を構成する部品点数を増やすことなく、スピーカSP、コイルL80及びコンデンサC80に蓄積された電荷を、スピーカ回路80の電源OFF時に抜くことができる。
なお、本実施形態では、電源OFF時に(S80、S86)、FET82、FET84、FET86及びFET88をすべてONにするようにしたが、少なくともHiサイドとLoサイドを1箇所ずつONに、即ち、FET82又はFET84の少なくとも一方と、FET86又はFET88の少なくとも一方をONにすればよい。
なお、本実施形態の電源制御回路は、例えば、撮像装置(デジタルカメラ)や携帯情報端末(PDA)等の携帯機器用電源、ポータブルCD、MD等のオーディオ機器用電源、カメラ、ビデオ機器、通信機の定電圧電源、マイコン用電源に適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図 本発明の第2の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図 本発明の第3の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図 本発明の第4の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図 本発明の第5の実施形態に係る電源制御回路を説明するための図
符号の説明
10…電子機器、12…電源制御回路、14…直流電源、16…DC/DCコンバータIC(スイッチングレギュレータ)、C10…メインコンデンサ、C12…出力コンデンサ、FET10・FET12・FET14…PチャネルMOS型電界効果トランジスタ、L10…チョークコイル

Claims (7)

  1. 負荷回路に電源を供給する電源供給手段と、
    一端がグラウンドに接続された第1のスイッチング素子と、
    前記負荷回路がONの場合に、前記第1のスイッチング素子をスイッチング制御して前記負荷回路に電源を供給し、前記負荷回路がOFFになったときに、前記第1のスイッチング素子をONにし、前記負荷回路がONの間に蓄積された電荷をグラウンド側に放電させるための経路を形成する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電源制御回路。
  2. 前記制御手段は、前記第1のスイッチング素子をスイッチング制御して、前記電源供給手段から供給される電源の電圧を昇圧又は降圧して前記負荷回路に供給することを特徴とする請求項1記載の電源制御回路。
  3. 前記電源供給手段から供給される電源により駆動されるモータを更に備え、
    前記制御手段は、前記第1のスイッチング素子を制御して前記モータの駆動を制御し、前記モータが停止したときに、前記第1のスイッチング素子をONにし、前記モータの駆動時に蓄積された電荷をグラウンド側に放電させるための経路を形成することを特徴とする請求項1記載の電源制御回路。
  4. 前記電源供給手段から供給される電源により動作するスピーカを更に備え、
    前記制御手段は、前記第1のスイッチング素子をスイッチング制御して前記スピーカの動作を制御し、前記スピーカがOFFになったときに、前記第1のスイッチング素子をONにし、前記スピーカがONの間に蓄積された電荷をグラウンド側に放電させるための経路を形成することを特徴とする請求項1記載の電源制御回路。
  5. 前記電源供給手段と前記第1のスイッチング素子の間に配置された第2のスイッチング素子を更に備え、
    前記制御手段は、前記負荷回路がOFFになったときに、前記第1のスイッチング素子を一旦OFFにして、前記第2のスイッチング素子をOFFにした後に、前記第1のスイッチング素子をONにすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の電源制御回路。
  6. 前記スイッチング素子は、MOS型電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の電源制御回路。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の電源制御回路を備えることを特徴とする電子機器。
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