JP2007288015A - ベアチップの放熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】極小かつ、簡素、低コスト、そして、確実な放熱効果の期待できる放熱構造を備え、パッケージを用いないベアチップをプリント基板に直接実装するベアチップ実装における放熱構造を提供する。
【解決手段】ベアチップ(IC)をプリント基板(PCB)に直接実装するために、付勢力に抗して押圧力を加えると偏平に押し縮められ、開放状態では中央部が円錐状に立ち上がり元に戻る凸型のスパイラル状接触子(SC)を、前記ベアチップ(IC)と前記プリント基板(PCB)の間に挟み、前記スパイラル状接触子(SC)を偏平に押し縮める程度の押圧力で挟持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板にICチップを実装する構造に関するものであり、特にベアチップの放熱構造に関する。
多機能化、高機能化、超小型化された携帯電話等の電子機器に対応できる極小のFPC(フレキシブルプリント基板)接続用コネクタとして、プリント基板の接続端子に設けられたマイクロコネクタによって接続されるFPCプリント基板の接続端子が、基端部から中心部に向かって渦巻き部を有する複数のスパイラル状接触子(以下、単に「SC」ともいう)を備えたスパイラルコンタクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この、SCは円錐状に立ち上がった形状であるため、フラット状接続端子との圧接状態から解除されると再び円錐状のふくらみを回復する。そして、SCが接触する相手となるフラット状接続端子がSCに圧接すれば再び同様に導通することが可能であるため、フラット状接続端子またはランドを有する電子部品に対しSCが弾性接触の保持された密着状態と開放状態とを、繰り返し着脱自在にしたベアチップの放熱構造を有する半導体デバイスの検査装置等に用いて好適である。
また、多機能化、高機能化で進化する電子機器に対応できるように、パッケージを用いない極小のICチップをプリント基板に直接実装する「ベアチップ実装」が、実用化されている。OA機器用のイメージセンサ、プリントヘッド等の高機能回路においては、高密度,薄型実装の利点及び通信回路においては、高周波特性の利点にそれぞれ着目してベアチップ実装が採用されている。
一方、超小型化によりICが微細パターン化するにつれ、ICを駆動する電源電圧も低下し、単位素子あたりの消費電力は減少傾向にある。しかし、IC全体の消費電力は逆に大幅に増加している。なぜならば、個々のICの集積度が向上したことにともない、各ICチップの素子数が増大したことに加えて、CMOS−ICの動作速度を上げるためのクロック周波数を高めるという高性能化のためである。
このような消費電力の増加に伴い、ICチップの発熱による温度上昇が生じると、特性、性能などの面で、さまざまな問題が起きる。個々のICは、製品規格として、動作保証温度が定められており、ICにおけるPN接合面の上限温度は125度である。
このように、ICチップが発熱しても一定温度で平衡するのは、発熱量に相当する放熱経路があって冷却効果を有しているからである。ICの放熱経路は3つある。
第1の経路として放射が考えられるが、発熱源であるICチップが微小であれば、その体積や表面積に関連する放射熱も微小であるため無視できる。
第2の経路としての熱伝導があり、この熱伝導がICチップにおける主な放熱経路となる。具体的には、ICチップから遠くまでボンディングワイヤやパッケージ材料の内部を通った熱が移動し、パッケージ外部からリード線、およびプリント基板から周囲の空気へ直接に熱伝導して放熱される。
第3の経路として、ICチップからプリント基板を横方向に移動する熱伝導も、放熱冷却に若干寄与する。
周知の放熱対策としては、パッケージに熱伝導の高い材料を用いて、速やかに熱拡散させるとともに、放熱面積を広くすることにより、パッケージ表面に接触する冷却媒体(気体や液体)の流量を増加させることが有効である。
そこで、リードフレーム材として、熱伝導率の高い銅や銅合金を用いたり、ICチップの直下に銅製のヒートスプレッダを取り付けて、速やかに熱拡散したり、放熱フィンを形成するヒートシンクをICパッケージに貼り付けたりして放熱効果を高めるようにしている。
また、電気的信頼性に劣るワイヤボンディングを用いることなく、高強度であり機械的、電気的信頼性に優れた球状接続端子(半田バンプ)によって、他方のベアチップが一方のベアチップ、および別のプリント基板のパターン上に、球状接続端子を介して接続実装することを可能にしたベアチップの実装構造も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−56606号公報(段落0029、図4) 特公平7−75270号公報(図1)
しかしながら、ICチップのなかでも、ボンディングワイヤを介在させることなく、プリント基板に直接実装するベアチップを電気接続する実装構造の場合、超小型化と発熱対策には相反する要件もあるため改善余地が残されていた。
また、熱的接続状態を維持すべき基板面積の大小に関わらず、平坦度の低い面を対面させた基板どうしでも確実に熱伝導可能な熱的接続状態を得ることを可能にし、かつ、コストアップの少ないベアチップの放熱構造が望まれていた。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、ボンディングワイヤを介在させることなく、平坦度の低い基板どうしでも確実に熱的接続状態を得ることを可能にし、かつ、熱的接続状態する基板面積の大小に関わらず、コストアップの少ないベアチップの放熱構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ベアチップ(IC)をプリント基板(PCB)に直接実装するために、付勢力に抗して押圧力を加えると偏平に押し縮められ、開放状態では中央部が円錐状に立ち上がり元に戻る凸型のスパイラル状接触子(SC)を、前記ベアチップ(IC)と前記プリント基板(PCB)の間に挟み、前記スパイラル状接触子(SC)を偏平に押し縮める程度の押圧力で挟持する構成にしたことを特徴とするベアチップ(IC)の放熱構造である。
請求項1に係る発明によれば、ベアチップ(IC)をプリント基板(PCB)に直接実装するため、開放状態では中央部が円錐状に立ち上がるように弾力性をもったスパイラル状接触子(SC)を、ベアチップ(IC)とプリント基板(PCB)の間の導通箇所に挟む。そして、このスパイラル状接触子(SC)に押圧力を加えて偏平に押し縮める。
そうすると、ベアチップ(IC)とプリント基板の間の接続箇所には、空間が生じないため空気層がなく、ほぼ円盤状に押し潰されたスパイラル状接触子(SC)の存在箇所以外に、わずかな空気層が残る程度であるため、熱伝導が遮断されず、良好な放熱特性を保持することが可能になる。
また、中央部が円錐状に立ち上がるように弾力性をもったスパイラル状接触子(SC)であるため、平坦度の低い、うねりのある基板どうしでも確実に熱的接続状態を得ることが可能である。
そして、スパイラル状接触子(SC)は写真製版およびエッチングの工程を含む基板全面単位の一括製造であるため、単一基板内におけるスパイラル状接触子(SC)の多少に関わらず、さらに、熱的接続面積の大小に関わらず、製造コストは変らない。
請求項2に係る発明は、前記ベアチップ(IC)と前記プリント基板(PCB)の固定手段として、前記スパイラル状接触子(SC)を偏平に押し縮める程度の押圧力で挟持した隙間に樹脂を充填して固着する構成にしたことを特徴とする請求項1に記載のベアチップ(IC)の放熱構造である。
請求項2に係る発明によれば、ベアチップ(IC)とプリント基板(PCB)の間の接続箇所において、ほぼ円盤状に押し潰されたスパイラル状接触子(SC)の存在箇所以外で、わずかに残った空気層による隙間を樹脂が充填して固着する。このような、ベアチップ(IC)とプリント基板(PCB)の間の接続箇所において、ほぼ円盤状に押し潰されたスパイラル状接触子(SC)の存在箇所以外で、わずかに残った空気層による隙間を樹脂が充填して固着する。そうすると、樹脂は空気より熱伝導が良好であり、かつ、ベアチップ(IC)とプリント基板(PCB)の間の接続箇所を堅固に密着して維持するので、熱伝導がさらに遮断され難く、放熱特性および電気接続の状態がより一層良好となり安定化する。
請求項1に係る発明によれば、接続箇所に生じる空気層が無いので、熱伝導が遮断されず、放熱特性を良好に保持することが可能になる。(誇張した模式図のため空気層のように残って見えるが、実際には残らない)
また、平坦度の低い、うねりのある基板どうしでも確実に熱的接続状態を得ることが可能である。
そして、単一基板内におけるスパイラル状接触子が多いか少ないか、あるいは、熱的接続面積が広いか狭いかに関わらず、製造コストに変わりないので、コストアップなしに放熱専用のスパイラル状接触子を広範囲に配設することが可能である。
請求項2に係る発明によれば、放熱特性および電気接続の状態がより一層良好となり安定化する。
以下、本発明に係るベアチップの放熱構造の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。以下、各図にわたって同一効果の部位には同一符号を付して説明の重複を避ける。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係るベアチップの放熱構造の説明図であり、図1(a)はベアチップをプリント基板の所定位置に対面させて固定する前の正面図、図1(b)はベアチップをプリント基板に固定した後の正面図である。
図1において、ベアチップIC(以下、単に「IC」ともいう)は、プリント基板PCB(以下、単に「PCB」ともいう)の中央部Jの上面に形成されたパターンに対する所定の電気接続が確保されるように固定される。この電気接続手段として、スパイラル状接触子SCをICのフラット状接続端子11とPCBランドの間に挟持する構成である。なお、SC,SCの偏平状態での厚みは約50μmあるので、その厚みの金属を介して密着される。
周知のとおりPCBはパターンにより回路構成されている。そのPCBの上面を被覆する金属箔により形成されたパターンの所定ランド上にSCが配設されている。また、SCはPCBの下面に配設されたパターンの所定ランド上に配設されている。
図1(b)に示すように、ICをPCBの上面に固定する際、付勢力により中央部Jが立ち上がったSCを、その付勢力に抗する押圧力を加えて偏平に押し潰す。そうすると、ICとPCBの間は熱伝導が良好な密着状態になるので、金属性のSCを介して伝導冷却可能となる。
また、中央部が円錐状に立ち上がるように弾力性をもったスパイラル状接触子SCであるため、平坦度の低い、うねりのある基板どうしでも確実に熱的接続状態を得ることが可能である。
図1(b)示すように、ICで発生した熱は、放熱経路Hに示す方向に、SCを経由してPCBの中央部Jに伝達され、その下面に配設されたSCへと伝導し、空気中に放射される。
さらに、PCBにおいて、ICを取り付けた中央部Jから離れた両端部K近傍の下面に配設された大き目のSCへも熱伝導し、放熱経路Hに示す方向に沿って空気中に熱放射される。この熱伝導および放射冷却の作用によりICにおけるPN接合面(図示せず)を、動作保証温度の上限である125度以下に冷却することが可能である。なお、SCとSCの大小関係は何れが大きくても構わないが、SCはPCB中央部Jの所定パターンおよびランドの大きさに適合する大きさであればよい。
SCが言わば冷却フィンまたはヒートシンクと同等の放射冷却機能を発揮するので、表面積の総和が大きいほど、また、雰囲気温度とSCとの温度差が大きいほど冷却能力が高い。したがって、前記動作保証温度の上限125度以下に冷却する条件を満足するようにSCの設置数量、および雰囲気温度を調整すればよい。さらにSCに送風するなどの強制空冷機能を併設すれば、なお効果的である。
<第2実施形態>
図2は第2実施形態に係るベアチップの放熱構造の説明図であり、図2(a)はベアチップを両面放熱型プリント基板に対面させて固定する前の正面図、図2(b)はベアチップ側にスパイラル状接触子、プリント基板側にフラット状接続端子またはランドを配設する実装構造における実装前の正面図、図2(c)はベアチップを両面放熱型プリント基板に固定した後の正面図である。
図2に示す第2実施形態が、図1に示す第1実施形態に係るPCBの中央部Jに取り付けられたICの放熱構造との相違点は、PCB,PCBの両端部K近傍の上面にもSCが配設され、その設置数量の増減により冷却能力を増減可能な点である。
図2(a)と図2(b)の相違点は、図2(a)に示すICの下面には、表面が平らなフラット状接続端子11が必要数だけ配設されているのに対し、図2(b)に示すICの下面には、SCが必要数だけ配設されている点である。それらに対面する相手端子として、何れかの側にあるフラット状接続端子またはランド12、あるいはフラット状接続端子11に対して、SCが相互に対面するという構成である。
図2(c)に示すようにIC、またはICを両面放熱型のPCB、またはPCBに固定した後の正面図であり、両面放熱型である分だけ放熱効率を高くすることが可能である。
図2(c)において、IC、またはICで発生した熱は、放熱経路Hに示す方向にSCを経由して、PCB、またはPCBへと熱伝導し、その下面に配設されたSCへと熱伝導し、このSCが放熱フィンとして機能することにより空気中へと熱放射される。
さらに、PCB、またはPCBの表面にIC、またはICを取り付けた中央部Jから離れた両端部K近傍の上下面に配設されたSCへも熱伝導し、放熱経路H,Hに示す方向に沿って空気中に熱放射される。
そして、スパイラル状接触子SCは写真製版およびエッチングの工程を含む基板単位の一括製造であるため、単一基板内におけるスパイラル状接触子SCの多少に関わらず、さらに、熱的接続面積の大小に関わらず、製造コストは変わらないので、コストアップなしに放熱専用のスパイラル状接触子SCを広範囲に配設することが可能である。
なお、図2に示すような、SCをPCB,PCBの上下面に配設した場合、ベアチップICを搭載したPCB,PCBを多層に積層することにより、例えば、板厚0.5mm前後のメモリカードを構成するのに好適である。
<第3実施形態>
図3は第3実施形態に係るベアチップの放熱構造の説明図であり、図3(a)はベアチップをプリント基板の所定位置に対面させて固定する前の正面図、図3(b)はベアチップをプリント基板に固定した後の正面図である。
図3(a)に示すように、ICはPCBの中央部Jの上面に配設されたパターンと電気接続を確保して固定される。この電気接続手段として、SCをICとPCBの間に挟持する構成である。
図3に示す第3実施形態が、図1に示す第1実施形態に係るPCBの中央部Jに取り付けられたICの放熱構造との相違点は、PCBの両端部K近傍の下面にはSCの代わりに球状接続端子1が配設されている点である。したがって、ICからPCBまでの放熱構造は、図1に示す第1実施形態に係るPCBと同様であるが、PCBから空気中への熱放射の経路は、PCBの表面からほぼ均一、もしくは、球状接続端子1が接続された相手端子等への熱伝導を伴うことになる。
<第4実施形態>
図4は第4実施形態に係るベアチップの放熱構造の説明図であり、図4(a)はベアチップを高度放熱型のプリント基板に対面させて固定する前の正面図、図4(b)はベアチップ側にスパイラル状接触子、プリント基板側にフラット状接続端子またはランドを配設する実装構造における実装前の正面図であり、(c)はベアチップを高度放熱型のプリント基板に固定した後の正面図である。
図4に示す第4実施形態が、図2に示す第2実施形態に係るIC、またはICを中央部Jに取り付けたPCB、またはPCBの放熱構造との相違点は、PCB、またはPCBの中央部Jから離れた両端部K近傍の上面にSCが配設され、下面に球状接続端子1が配設された点である。なお、上下面のどちら側に何を配設するかは自由である。
図4(c)において、IC、またはICで発生した熱は、SCを経由して、PCBに伝達され、放熱経路H,Hに示す方向に、その下面に配設されたSCへと伝導し、空気中に放射される。
IC、または同ICを取り付けたPCB、または同PCBの中央部Jの表裏から離れた両端部K近傍の上下面に、それぞれ配設されたSC、および球状接続端子1へも熱伝導し、放熱経路H,Hに示す方向に沿って空気中に熱放射される。
以上、第1実施形態ないし第4実施形態に基づいて説明したとおり、第1実施形態に係るPCBにICを取り付けた場合の放熱構造によれば、ICとプリント基板の間の接続箇所に空気層が生じないので、熱伝導が遮断されず、放熱特性を良好に保持することが可能になる。
また、第2実施形態に係るPCB,PCBにIC,ICを取り付けた場合の放熱構造によれば、PCB,PCBの両端部K近傍の上面にもSCが配設され、その設置数量の増減により冷却能力を増減可能である。
そして、第3実施形態に係るPCBにICを取り付けた場合の放熱構造によれば、超小型で簡素にまとめることが可能となり、かつ、従来の球状接続端子1も併用して別プリント基板と接続することも可能となる。
また、第4実施形態に係るPCB、またはPCBにIC、またはICを取り付けた放熱構造によれば、従来の球状接続端子1も併用して別プリント基板と接続することも可能となり、かつ、PCB,PCBの両端部K近傍の上面に配設されたSCが、その設置数量の増減により冷却能力を増減することも可能である。
第1実施形態ないし第4実施形態の何れにも共通する放熱構造として、ベアチップICをプリント基板PCBに電気接続するため、ベアチップICとプリント基板PCBの間の導通箇所に、スパイラル状接触子SCを挟む。
このスパイラル状接触子SCは、開放状態では中央部が円錐状に立ち上がるように弾力性をもって形状記憶されており、その円錐状に立ち上がった部分を押し潰す方向に押圧力を加えれば偏平に押し縮めることができるので、金属円盤による電気的良導体かつ熱伝導良好に密着状態が得られる。
また、ベアチップICとプリント基板PCBとの固定手段として、スパイラル状接触子SCを偏平に押し縮める程度の押圧力で挟持した隙間に熱伝導の良好な樹脂を充填して固着してもよい。
具体的には、図1(b),図2(c),図3(b),図4(c)に示すベアチップICとプリント基板PCBとの接続面の隙間に樹脂を充填する。
このような、固定手段を用いた放熱構造によれば、ベアチップICとプリント基板PCBの間の接続箇所において、ほぼ円盤状に押し潰されたスパイラル状接触子SCの存在箇所以外で、わずかに残った空気層による隙間を樹脂が充填して固着する。そうすると、樹脂は空気より熱伝導が良好であり、かつ、ベアチップICとプリント基板PCBの間の接続箇所を堅固に密着して維持するので、熱伝導がさらに遮断され難く、放熱冷却特性および電気接続の状態がより一層良好となり安定化する。
なお、ほぼ円盤状に押し潰されたスパイラル状接触子SCの存在箇所における接触部分を構成する金属材料がSn,Ag,Cuによる合金であれば、その融点より低い150度程度の温度でも金属融合するという性質を応用することで、より確実に熱的接続状態を得ることが可能になる。
第1実施形態に係るベアチップの放熱構造の説明図であり、(a)はベアチップをプリント基板の所定位置に対面させて固定する前の正面図、(b)はベアチップをプリント基板に固定した後の正面図である。 第2実施形態に係るベアチップの放熱構造の説明図であり、(a)はベアチップを両面放熱型のプリント基板に対面させて固定する前の正面図、(b)はベアチップ側にスパイラル状接触子、プリント基板側にフラット状接続端子またはランドを配設する実装構造において、実装前の正面図であり、(c)はベアチップを両面放熱型のプリント基板に固定した後の正面図である。 第3実施形態に係るベアチップの放熱構造の説明図であり、(a)はベアチップをプリント基板の所定位置に対面させて固定する前の正面図、(b)はベアチップをプリント基板に固定した後の正面図である。 第4実施形態に係るベアチップの放熱構造の説明図であり、(a)はベアチップを高度放熱型のプリント基板に対面させて固定する前の正面図、(b)はベアチップ側にスパイラル状接触子、プリント基板側にフラット状接続端子またはランドを配設する実装構造における実装前の正面図、(c)はベアチップを高度放熱型のプリント基板に固定した後の正面図である。
符号の説明
1 球状接続端子
11 フラット状接続端子
12 フラット状接続端子またはランド
〜H 放熱経路
PCB,PCB〜PCB プリント基板
SC,SC,SC スパイラル状接触子

Claims (2)

  1. ベアチップ(IC)をプリント基板(PCB)に直接実装するために、
    付勢力に抗して押圧力を加えると偏平に押し縮められ、開放状態では中央部が円錐状に立ち上がり元に戻る凸型のスパイラル状接触子(SC)を、
    前記ベアチップ(IC)と前記プリント基板(PCB)の間に挟み、
    前記スパイラル状接触子(SC)を偏平に押し縮める程度の押圧力で挟持する構成にしたことを特徴とするベアチップ(IC)の放熱構造。
  2. 前記ベアチップ(IC)と前記プリント基板(PCB)の固定手段として、前記スパイラル状接触子(SC)を偏平に押し縮める程度の押圧力で挟持した隙間に樹脂を充填して固着する構成にしたことを特徴とする請求項1に記載のベアチップ(IC)の放熱構造。
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