JP2007286437A - 広告塔用の台座及び広告塔 - Google Patents

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Abstract

【課題】広告塔を安定性良く支持することができる広告塔用の台座を課題とする。
【解決手段】少なくとも下部5が筒状に構成された広告塔1を支持する広告塔用の台座10であって、広告塔1が載置されるベース部と、ベース部に設けられて広告塔1の下部の内面6に対向する固定部12と、広告塔1の下部の内面6と固定部12とを固定する固定手段91と、を備えたものである。
【選択図】図7

Description

本発明は、少なくとも下部が筒状に構成された広告塔を支持する広告塔用の台座、及びそれを備えた広告塔に関するものである。
新商品や新サービスのキャンペーンでは、さまざまな広告塔が用いられている。例えば、コンビニエンスストアの店先には、新商品を表示した旗竿タイプの広告塔が設置される。この広告塔の設置では、例えば旗竿が石の台座に差し込まれ、あるいは道路のガードフェンスなどの既存設備に紐で結び付けられる方法がとられている。また、商品の販売促進や会社の宣伝のために、卓上カレンダーなどの広告塔も用いられることもある。
広告塔として、例えば非特許文献1及び2に記載されるような縦長筒状のものが知られている。この広告塔は、厚紙などの素材からなり、縦長筒状の外周面に所望の広告を表示するものである。また、この広告塔は、折り畳み可能に構成されているため、宣伝として使用する必要がない例えば運搬時や保管時には、折り畳んでコンパクトにすることができるようになっている。この広告塔の下部外周面には、前後一対の設置用プレートが取り付けられており、広告塔は、その下端面と設置用プレートとによって、地面上などに設置され、支持されるようになっている。
意匠登録第1138958号公報 意匠登録第1147715号公報
しかし、このような広告塔の設置・支持方法は、広告塔への設置用プレートの取付け作業が面倒である上、設置面の状態によっては安定性を欠き易いものであり、更なる改善が求められていた。また、広告塔の外周面の一部から設置用プレートが突出したようになるため、広告塔の美観を損ね易かった。
本発明は、広告塔を安定性良く支持することができる広告塔用の台座を提供することをその目的としている。
また、本発明は、安定性良く設置できる広告塔を提供することをその目的としている。
上記目的を達成するための本発明の広告塔用の台座は、少なくとも下部が筒状に構成された広告塔を支持する広告塔用の台座であって、広告塔が載置されるベース部と、ベース部に設けられ、広告塔の下部の内面に対向する固定部と、広告塔の下部の内面と固定部とを固定する固定手段と、を備えたものである。
この構成によれば、広告塔がベース部に載置されるため、広告塔を台座とともに設置したときの安定性を高めることができる。また、広告塔の下部の内面が固定部に固定されるため、台座と広告塔とを一体化できると共に、設置される広告塔の美観性も高めることができる。
この場合、ベース部は、平板状からなると共に、互いに重なるように少なくとも二つに折られることが可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、例えば広告塔を台座に支持する必要がないときには、ベース部を少なくとも二つに折ることで、ベース部をその平面サイズを小さくしできる。これにより、台座の保管等がし易くなる。なお、固定部は、ベース部の折り目を挟んだ両側の位置にあることが好ましい。
この場合、本発明の台座は、ベース部に設けられ、ベース部が少なくとも二つに折られた状態から展開された場合にベース部の展開状態を保持する展開保持手段を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、展開状態のベース部が折られた状態へと復元するのを展開保持手段で抑制できる。
この場合、展開保持手段は、ベース部に対し折畳み及び展開可能に構成されており、展開保持手段は、ベース部の展開に連動して展開され、その展開された状態で当該ベース部の展開状態を保持することが好ましい。
この構成によれば、展開保持手段を折りたたむことができるので、上記同様に、台座の保管等がし易くなる。また、展開保持手段がベース部の展開に連動して展開されるので、展開保持手段を簡易に展開させることができる。
上記目的を達成するための本発明の他の広告塔用の台座は、少なくとも下部が筒状に構成された広告塔を支持する広告塔用の台座であって、広告塔が載置され、折畳み及び展開可能に構成されたベース部と、ベース部に設けられ、広告塔の下部に固定される固定部と、ベース部に対し折畳み及び展開可能に構成され、ベース部が展開された場合に当該ベース部の展開状態を保持する展開保持手段と、を備えたものである。
この構成によれば、広告塔がベース部に載置されるため、広告塔を台座とともに設置したときの安定性を高めることができる。また、広告塔の下部が固定部に固定されるため、台座と広告塔とを一体化できる。さらに、ベース部及び展開保持手段が折畳み可能であるため、台座を全体としてコンパクトに変形でき、台座の保管等がし易くなる。また、展開後の展開保持手段によって、ベース部が自然状態で折りたたまれることを抑制できる。
この場合、展開保持手段は、ベース部の展開に連動して展開されることが好ましい。
この構成によれば、展開保持手段を簡易に展開させることができる。
これらの場合、固定部は、ベース部に対し回動するようにベース部に設けられ、固定部は、広告塔の下部の内面に対向する位置と、ベース部と同一平面上になる位置と、の間を少なくとも回動可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、例えば広告塔を台座に支持する必要がないときには、固定部をベース部と同一平面上に位置させることができ、固定部をベース部から突出させなくて済む。これにより、例えば台座の運搬や保管等の点で有用となる。
これらの場合、固定部は、互いに対向するように離間した二つの固定片を有することが好ましい。
この構成によれば、広告塔と台座とを対向する二箇所で固定できるため、広告塔が台座から外れないように両者を好適に固定できる。なお、二つの固定片はベース部と一体形成されていることが好ましい。
また、本発明の台座は、プラスチック段ボールで形成されることが好ましい。
こうすることで、軽量で且つ強度のある台座を構成でき、台座が持ち運び易くなると共に、広告塔を支持するのに好適となる。
上記目的を達成するための本発明の広告塔は、上記した本発明の台座に支持されたものである。
以上説明した本発明の広告塔用の台座によれば、広告塔を安定性良く支持できる。また、本発明の広告塔によれば、上記の台座に支持されるので、安定性良く設置できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1ないし図3は、それぞれ、台座で支持された広告塔を示す斜視図、正面図及び右側面図である。
広告塔1は、鉛直方向に長い筒状に構成されている。広告塔1の筒状の形状は、円筒又は角筒のいずれでもよく、また、筒状の断面形状は、円、半円、長円又は三日月のいずれであってもよいが、ここでは楕円で構成されている。広告塔1の外周面2には、この広告塔1が宣伝する広告の内容や、広告主である会社のロゴ、各種の文字、図形又は記号などの標章を付され得る。ここでは、広告塔1の正面側の一部の外周面2に、「A」の文字が表示されている。
広告塔1は、紙や樹脂など、各種の材料で形成することができる。ここでは、低コスト化や廃棄のし易さ等の観点から、広告塔1を厚紙で形成している。この場合、広告塔1は、折り畳み可能な二枚の厚紙をつなぎ合わせることで、内部が空洞で鉛直方向に所定の高さを有する形状へと組み立てられている。厚紙同士がつなぎ合わせられる部位3,3は、広告塔1の断面形状において、楕円の長軸方向の両端に相当する位置である。なお、広告塔1は、各厚紙の折り目によって鉛直方向に4つのエリアに区画されており、その折り目で折られることで、一つのエリアに相当するサイズに折りたたまれるようになっている。
広告塔1の上下端部は、開口している。広告塔1は、楕円状の下端面4が台座10に載置され、これに支持される。本実施形態では、広告塔1は、台座10の中央部で支持されると共に、その下部5の内面6が台座10に固定される。このとき、広告塔1における楕円の長軸方向は、台座10の折り目23の方向に略合致するようになっている。また、この状態では、広告塔1の下部5の中空部分には、台座10の後述する固定片12,12などの各構成要素が収容されるようになっている。
他の実施態様では、広告塔1の上部及び中間部は筒状でなくても良く、例えば柱状であってもよい。要するに、本実施形態の台座10を適用可能な広告塔1は、少なくとも下部5が筒状に構成されていればよく、好ましくは台座10の構成要素を収容できればよい。
図4及び図5は、台座10の斜視図及び平面図である。図6は、二つ折りした状態の台座10を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。また、図7及び図8は、広告塔1が支持された状態の台座10を示す断面図であり、図7は、図2のVII−VII線で切断した断面図であり、図8は、図3のVIII−VIII線で切断した断面図である。
図4ないし図6に示すように、台座10は、全体として円形からなる平板状のベース部11と、一対の固定片12,12と、一対の展開保持片13,13と、を有している。ベース部11、各固定片12及び各展開保持片13は、同一の厚みを有していると共に、一体に形成されている。
台座10は、紙や樹脂など、各種の材料で形成することができる。ここでは、台座10は、例えばPPTやポリプロピレンなどの樹脂を原料として押出法によって製造され、プラスチック段ボール(いわゆるダンプラ)で形成されており、ベース部11、各固定片12及び各展開保持片13を一体構造として有している。ダンプラを用いることで、台座10に所定の剛性、耐久性及び耐水性をもたせつつ、台座10を軽量化できる。
ダンプラは、ハニカム構造(中空構造体)を有し、主として二枚の板材の間に複数の縦板を一方向に一体に有した構成からなる(図5参照)。このため、縦板と縦板との間には、中空の空間が構成されている。このような中空構造体は、例えば縦板の延在方向(中空の目)に沿って二枚の板材の一方のみを切り込むと、その切込み部位がヒンジとして機能する。すなわち、半切りされた中空構造体は、その切込み線を境として折畳み及び展開可能となる。なお、切込み方向を代えて、中空の目に対して直角に又は交差する角度で半切りしても、中空構造体はヒンジ機能を具備する。ただし、切込み方向によっては、自然状態でも切込み線を境として展開するようになるなど、切込み部位に作用される展開力は異なる。
本実施形態の台座10は、上記のダンプラの特性を活用することで、ベース部11に対し、各固定片12及び各展開保持片13を折畳み及び展開可能に構成している。
具体的には、固定片12及び展開保持片13は、ベース部11の下面側を所定の長さ半切りされることで、ベース部11の上方に回動するようにベース部11と一体に設けられている。そして、固定片12及び展開保持片13は、各々、ベース部11と同一平面上になる第1の位置(図5に示す位置)から、ベース部11の上面に重ね合わせられる反転した第2の位置まで、回動できるようになっている。
したがって、第1の位置から第2の位置までの間には、各固定片12が、ベース部11に対して直角となり、広告塔1の鉛直方向に延在してその下部5の内面6に対向する位置が含まれる(図7参照)。図4及び図5に一点鎖線で示す符号21、22は、それぞれ、各固定片12及び各展開保持片13のヒンジとなる折り目を示している。なお、一対の展開保持片13,13は、切込み方向の関係上、自由状態において、ベース部11に対して僅かに傾斜(展開)するような力が作用される(図10参照)。
また、ベース部11及び各展開保持片13は、ダンプラの特性を活用することで、それぞれ、二つ折りに折畳み可能に構成されている。具体的には、ベース部11及び各展開保持片13は、その下面側を直径方向に半切りされることで、折り目23を中心としてその上方に二つ折りされるように構成されている。
より詳細には、ベース部11を構成する二つの半部11a,11bは、折り目23に対して線対称の形状を有し、それぞれ半円形の外形を有している。二つの半部11a,11bは、同一の平面状に展開されて全体として円形の外形を画成する展開状態(図4及び図5に示す状態)と、互いに重なるように折り畳まれる折畳み状態(図6に示す状態)との間で、折り目23を中心に互いに回動可能に構成されている。
同様に、各展開保持片13を構成する二つの半部13a,13bは、折り目23に対して線対称の形状を有している。二つの半部13a,13bは、同一の平面状に展開される展開状態(図4及び図5に示す状態)と、互いに重なるように折り畳まれる折畳み状態(図6に示す状態)との間で、折り目23を中心に互いに回動可能に構成されている。
折り目23は、二つの折り目21、21と平行に延在し、ベース部11の直径方向に亘って延在している。また、折り目23は、二つの折り目22、22を直角に横切っている。さらに、折り目23の延在方向は、上記したように、広告塔1が台座10に支持された場合には、広告塔1における楕円の長軸方向に合致するようになっている。
ベース部11は、その上面が広告塔1を載置し、その下面が地面上に設置される。ベース部11の中央部には、略方形の開口部31が貫通形成されている。固定片12及び展開保持片13は、ベース部11と同一平面上に位置したときには、開口部31の開口領域を減らすように、開口部31に収まるようになっている。また、ベース部11には、開口部31を挟んでその両側に一対の取付け開口32,32が貫通形成されている。
各取り付け開口32は、折り目23に対して線対称の形状を有している。各取付け開口32は、二股状の端部に第1掛止め部41、41を構成すると共に、この二つの第1掛止め部41、41を連絡する案内部42を構成している。図4に示すように、案内部42から輪ゴム101が挿入されて、輪ゴム101が第1掛止め部41,41に引っ掛けられるようになっている。なお、別の実施態様では、ベース部11は、全体として円形でなくてもよく、例えば全体として方形や楕円形の平板で構成されてもよい。
一対の固定片12,12は、線対称の形状を有している。一対の固定片12,12は、ベース部11の中心を挟んで互いに対向するように離間すると共に、ベース部11の直径方向に延在している。固定片12は長方形からなり、その長辺方向が折り目21(折り目23)の延在方向に直交している。
固定片12がベース部11と同一平面上に位置したときには、固定片12の半部は開口部31内に突出し、残りの半部は開口部31に連通する方形開口51に隙間無く収まるようになっている。一方、固定片12は、その外面及び固定手段91(図7参照)を介して、広告塔1の下部5に固定される。なお、一対の固定片12による固定位置は、広告塔1の楕円の短軸方向の両端に相当する位置である。
他の実施態様では、固定片12は一対に限るものではなく、一つ又は複数であってもよい。また、固定片12の位置、形状又はサイズは上記に限定されるものではなく、これらは広告塔1の形状に対応して適宜設計することができる。さらに、固定片12はベース部11と別体であってもよい。要するに、広告塔1の下部5の内面6に対向してこれに固定されるような固定部が、ベース部11に設けられていればよい。
一対の展開保持片13,13は、線対称の形状を有し、ベース部11の中心を挟んで互いに対向するように離間している。展開保持片13は、全体として略長方形からなり、その一つの長辺が折り目22に沿って位置している。折り目22は、折り目23を横切って延在する。
このような構成により、ベース部11が折り畳まれた状態から展開されたときに、ベース部11から起立又は傾斜している展開保持片13は、ベース部11の展開状態を保持する展開保持手段として機能する。これにより、展開状態のベース部11が折り畳まれた状態へと折れ曲がるように復元するのを抑制できる。
展開保持片13の一対の短辺61,61は、展開保持片13がベース部11と同一平面上に位置したときに、ベース部11の開口縁部との間に所定のクリアランスを有するように構成されている。展開保持片13のもう一つの長辺には、全体として略C字状の切欠き62が形成されている。切欠き62は、折り目23に対して線対称の形状を有しており、略C字状からなる切欠き62の二つの行止りの端部には、第2掛止め部71が構成されている。
第2掛止め部71と上記した第1掛止め部41とには、図4及び図8に示すように、両者の間に輪ゴム101が掛け渡される。また、一方の展開保持片13の第2掛止め部71と他方の展開保持片13の第2掛止め部71とにも、図8に示すように、両者の間に輪ゴム102が掛け渡される。後述するように、これら二つの輪ゴム101,101によって、二つの展開保持片13、13を折畳み状態から展開状態へと移行させることができる共に、もう一つの輪ゴム102によって、展開状態の展開保持片13,13が展開しすぎないように抑制されるようになっている。
なお、輪ゴム101が第1掛止め部41から水平方向(特に図5の左方向又は右方向)に抜けないように、ベース部11において第1掛止め部41の近傍に第1抜止め部81を形成することが好ましい。また、輪ゴム101又は102が第2掛止め部71から鉛直上方に抜けないように、各展開保持片13において第2掛止め部71の近傍に第2抜止め部82を形成することが好ましい。
他の実施態様では、輪ゴム101,102以外のテンション付与手段を設けてもよい。例えば、展開保持片13の上面とベース部11の上面との間に引張りコイルバネを設け、両者を互いに引きつけるようにしてもよい。また、第2掛止め部71―71間のテンション付与手段を省略するなど、適宜設計変更することができる。言うまでもないが、展開保持片13、第2掛止め部71、及び切欠き62の位置、形状又はサイズも適宜設計変更できる。
図7及び図8を参照して、広告塔1を台座10で支持した状態を説明する。
この支持状態では、広告塔1の下端面4はベース部11の上面に載置される。このとき、一対の固定片12,12、一対の展開保持片13,13、開口部31及び一対の取付け開口32,32、並びに輪ゴム101,101,102などの台座10の要素は、広告塔1の内部に収容される。なお、ベース部11の下面が接地面となって、台座10付の広告塔1が店先などに設置される。
特に図7に示すように、広告塔1の下部5の内面6は、ベース部11に対し垂直に回動して起立した一対の固定片12,12の外面に両面テープ91、91を介して固定される。これにより、広告塔1とベース部11とを実質的に一体化でき、広告塔1を台座10に不動に支持・固定できる。なお、両面テープ91に代えて、広告塔1と固定片12とを固定する固定手段として、接着剤やリベットなどを用いてもよい。ただし、固定手段を両面テープ91や接着剤で構成するほうが、広告塔1の下部の外周面2に固定手段を露出させないようにし易い。
また、特に図8に示すように、ベース部11に対し傾斜した一対の展開保持片13,13は、互いに輪ゴム102で掛け渡されると共に、ベース部11との間を輪ゴム101で掛け渡される。このとき、一対の展開保持片13,13の上側の長辺は、広告塔1の内面6から離間している。ただし、他の実施態様では、各展開保持片13の長辺の両端部を広告塔1の内面6に接触させるようにしてもよい。
図9は、折り畳まれた広告塔1に固定された折畳み状態の台座10を示す正面図である。上記したように、広告塔1は折畳み可能であるが、その折畳み状態では扁平となるように、広告塔1を構成する二枚の厚紙が重なる。折畳み状態の台座10は、固定片12,12を介して広告塔1に保持されている。また、台座10は、ベース部11及び展開保持片13が折り目23で二つ折りにされ、それぞれの一方の半部11b、13b、13bが広告塔1の正面側に位置し、他方の半部11a,13a,13aが広告塔1の背面側に位置している。
広告塔1及び台座10は、図9に示す折畳み状態で運搬される。そして、広告塔1を店先などで設置する場合に、広告塔1を例えば図1,7及び8のように展開することで、台座10も自動的に展開されて、台座10が広告塔1を載置して支持するようになる。
ここで、図10及び図11を参照して、折畳み状態の台座10が自動的に展開状態に移行する仕組みについて簡単に説明する。
図10は、輪ゴム101,101,102が取り付けられていない展開状態の台座10を示す側面図である。上記したように、ベース部11及び展開保持片13の展開状態において、各展開保持片13は、折り目22での切込み方向の関係上、ベース部11に対して僅かに傾斜(展開)するようになっている。つまり、各展開保持片13は、輪ゴム101,101,102がない自由な展開状態において、先上がりとなるような力が作用されている。
図11は、図10とは90度だけ異なる角度から見た台座10を示す図であり、輪ゴム101,101,102が取り付けられた台座10を示す側面図である。なお、図11(A)及び(B)では、ベース部11の下側に位置する輪ゴム101の一部を符号101aで示している。
図11(A)は、ベース部11及び各展開保持片13が完全に展開する前の状態を示しており、この状態では、展開保持片13がベース部11と同一平面上に位置して、ベース部11及び各展開保持片13が折り目23で折り曲げられている。また、この状態では、輪ゴム101は、展開保持片13とベース部11との間に強い引張り力を印加し、輪ゴム102は、一方の展開保持片13と他方の展開保持片13との間に引張り力を付与することなく、これらの間で撓んで開口部31から下方へと垂れ下がっている。この垂れ下がった輪ゴム102の部位が、図11(A)において符号102aで示されている。
ベース部11が図11(A)に示す状態から図11(B)に示す状態へと完全に展開するときに、すなわちベース部11の半部11aと半部11bとが互いに面一に移行するときに、一対の展開保持片13、13は、それぞれの輪ゴム101,101によって、上方へと瞬間的に回動して、展開状態へと移行する。このように、ベース部11の展開に連動して展開保持片13が展開されるのは、上記のように、展開保持片13が、自由な展開状態で先上がりとなるように力が作用され、且つその力が作用されている方向へと輪ゴム101によって引っ張られるからである。
一方、輪ゴム102は、図11(B)に示す展開状態において、一対の展開保持片13、13が展開しすぎないように、抑制する。この展開状態では、輪ゴム102は、一方の展開保持片13と他方の展開保持片13との間に所定の引張り力を印加し、各展開保持片13の展開位置を所定の位置に維持するように機能する。この3つの輪ゴム101,101,102は、各展開保持片13が展開するために必要な引張り力や、各展開保持片13が展開しすぎないようにするために必要な引張り力などを考慮して、それぞれの張力が調整されている。
広告塔1及び台座10を展開する場合、扁平の広告塔1を膨らませるように広告塔1の二枚の厚紙を徐々に離間させると、それらに固定された台座10において、ベース部11が自動的に徐々に展開される。そして、ベース部11が図11(A)に示す状態を経て、図11(B)に示す状態へと移行することで、台座10の展開が完了して、広告塔1は台座10に支持された状態で店先などに設置されるようになる。
以上説明したように、本実施形態の台座10によれば、筒状の広告塔1を載置してその下部5を固定するため、広告塔1を安定して支持できる。このような簡易な構造によって、広告塔1を台座10とともに設置したときの安定性を高めることができる。
また、支持状態では、ベース部11の周縁部を除く台座10の各構成要素が広告塔1の内部に収容されるため、設置時の広告塔1の美観性を高めることができる。さらに、広告塔1を支持する必要が無いときなどに、台座10を図9に示すようにコンパクトに折り畳むことができるため、台座10の省スペース化での管理を促進できると共に、台座10付きの広告塔1を持ち運びし易くなるなど、台座10付きの広告塔1の可搬性を高めることができる。また、ベース部11の展開に連動して展開保持片13を簡易に展開させることができる。
なお、他の実施態様では、ベース部11及び展開保持片13を二つ折りで構成するのでなく、三つ折又は四つ折などで構成してもよく、折る数は任意である。
以上説明した台座10は、筒状の広告塔1に好適であるが、少なくとも下部が筒状に構成された広告宣伝用品又は他の物品を支持するのにも用いることができる。例えば、台座10は、看板、投票箱、抽選箱又はCDラックなどの少なくとも下部が筒状に構成された物品を支持することができる。
実施形態に係る台座に支持された広告塔の斜視図である。 実施形態に係る台座に支持された広告塔の正面図である。 実施形態に係る台座に支持された広告塔の右側面図である。 実施形態に係る台座の斜視図である。 実施形態に係る台座の平面図である。 実施形態に係る台座を二つ折りした状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。 図2のVII−VII線で切断した断面図である。 図3のVIII−VIII線で切断した断面図である。 実施形態に係る台座を示す正面図であり、折り畳まれた広告塔に固定された折畳み状態の台座を示す図である。 実施形態に係る台座を示す側面図であり、輪ゴムが取り付けられていない展開状態の台座を示す図である。 実施形態に係る台座を示す側面図であり、(A)はベース部及び各展開保持片が完全に展開する前の状態を示す図であり、(B)はベース部及び各展開保持片が完全に展開された後の状態を示す図である。
符号の説明
1:広告塔、5:下部、6:内面、10:台座、11:ベース部、12:固定片(固定部)、13:展開保持片(展開保持手段)、21,22,23:折り目、91:両面テープ(固定手段)

Claims (10)

  1. 少なくとも下部が筒状に構成された広告塔を支持する広告塔用の台座であって、
    前記広告塔が載置されるベース部と、
    前記ベース部に設けられ、前記広告塔の下部の内面に対向する固定部と、
    前記広告塔の下部の内面と前記固定部とを固定する固定手段と、を備えた広告塔用の台座。
  2. 前記ベース部は、平板状からなると共に、互いに重なるように少なくとも二つに折られることが可能に構成されている、請求項1に記載の広告塔用の台座。
  3. 前記ベース部に設けられ、当該ベース部が少なくとも二つに折られた状態から展開された場合に当該ベース部の展開状態を保持する展開保持手段を備えた、請求項2に記載の広告塔用の台座。
  4. 前記展開保持手段は、前記ベース部に対し折畳み及び展開可能に構成されており、
    前記展開保持手段は、前記ベース部の展開に連動して展開され、その展開された状態で当該ベース部の展開状態を保持する、請求項3に記載の広告塔用の台座。
  5. 少なくとも下部が筒状に構成された広告塔を支持する広告塔用の台座であって、
    前記広告塔が載置され、折畳み及び展開可能に構成されたベース部と、
    前記ベース部に設けられ、前記広告塔の下部に固定される固定部と、
    前記ベース部に対し折畳み及び展開可能に構成され、前記ベース部が展開された場合に当該ベース部の展開状態を保持する展開保持手段と、
    を備えた広告塔用の台座。
  6. 前記展開保持手段は、前記ベース部の展開に連動して展開される、請求項5に記載の広告塔用の台座。
  7. 前記固定部は、前記ベース部に対し回動するように当該ベース部に設けられ、
    前記固定部は、前記広告塔の下部の内面に対向する位置と、前記ベース部と同一平面上になる位置と、の間を少なくとも回動可能に構成されている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の広告塔用の台座。
  8. 前記固定部は、互いに対向するように離間した二つの固定片を有する、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の広告塔用の台座。
  9. 当該台座は、プラスチック段ボールで形成されている、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の広告塔用の台座。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の広告塔用の台座に支持された広告塔。
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