JP2007285015A - バリアフリーサッシ下枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】サッシ枠のアングル部に形成された突出縁による段差を解消すると共に、該サッシ下枠の上面を覆う化粧蓋を容易に交換することができるバリアフリーサッシ下枠を提供する。
【解決手段】サッシ下枠1は下枠本体5と化粧蓋6とから成り、下枠本体5は室外側上面にアングル部3を載置する下段面7が設けられると共に、室内側上面に下枠本体5の長手方向に沿って開口を有する凹溝9が形成された上段面8を有し、凹溝8の両壁内側の各上部に突部10a、10bが形成される一方、化粧蓋6には床仕上げ材4の端部上面に載置される延長部14が設けられると共に、該化粧蓋6の下側に互いに離間して下枠本体5の凹溝9の両側の突部10a、10bに嵌合する突部16a、16bを有する一対の係合片16、16を設けたことにより、化粧蓋6を下枠本体6の凹溝9に着脱自在に嵌合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の開口部に設けられたサッシ枠と建物内部の床仕上げ材との間に取り付けるサッシ下枠であって、バリアフリーに適するように構成したバリアフリーサッシ下枠に関する。
従来から、建物の開口部に設けられたサッシ枠には、サッシ枠の取り付け施工を容易にするため、建物の内側に向けてアングル部が形成されている。また、このアングル部の端部には微小高さの突出縁が形成され、サッシ側に発生した結露が建物の内部に浸入しないようにしている。
ところで、このようなサッシ枠のアングル部に形成された突出縁は上方に突出しているため、バリアフリーのためにはこの突出縁の段差を解消することが望ましい。また、サッシ枠のアングル部と床仕上げ材との間に生じた隙間を埋めることも必要である。
そこで、従来のサッシ下枠の例として特許文献1を参照する。この文献に記載されたサッシ見切材は、図4に示すように、建物の躯体の開口部20に、室内側に突出するサッシ枠固定アングル21と床下張り材22間に樹脂製のスペーサ23を介装して固定し、このスペーサ23に連接させて床見切り材24を配置固定している。
床見切り材24はベース部材25とキャップ部材26とから成り、ベース部材25に形成された係合凹部25a、25bにキャップ部材26に形成された係合片26a、26bを挿入して係合し、床見切り材24のベース部材25を床仕上げ材28とスペーサ23との間に隙間なく当接させた状態にしている。このような構造によれば、サッシ枠固定アングル21の突条縁27による段差はキャップ部材26によって解消される。
特開2005−320800号公報
ところが、特許文献1においては、スペーサ23と床仕上げ材28との間にベース部材25が隙間なく敷設されているため、床仕上げ材28に伸縮が生じた場合、その伸縮を吸収する余地が皆無であり、このため床仕上げ材28が変形するおそれがある。
また、特許文献1において、キャップ部材26の上面が損傷する等の原因で、キャップ部材26を交換する際、キャップ部材26の係合片26a、26bがベース部材25の係合凹部25a、25bに隙間なく嵌合されているため、係合片26a、26bがいずれの方向にも変形する余地がなく、キャップ部材26を取り出すのが困難であるという不都合があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、建物の開口部に設けられたサッシ枠と建物内部の床仕上げ材との間に取り付けるサッシ下枠であって、アングル部の室内側端部に形成された突出縁による段差を解消すると共に、該サッシ下枠の上面を覆う化粧蓋(特許文献1のキャップ部材26に相当する)を容易に交換することができるようにしたバリアフリーサッシ下枠を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明における請求項1のバリアフリーサッシ下枠は、建物の開口部に設けられたサッシ枠のアングル部と室内側に設けられた床仕上げ材との隙間に設けるサッシ下枠において、該サッシ下枠は下枠本体と化粧蓋とから成り、前記下枠本体は室外側上面に前記アングル部を載置する下段面が設けられると共に、室内側上面に前記下枠本体の長手方向に沿って開口を有する凹溝が形成された上段面を有し、前記凹溝の両壁内側の各上部に突部が形成される一方、前記化粧蓋には前記床仕上げ材の端部上面に載置される延長部が設けられると共に、該化粧蓋の下側に互いに離間して前記下枠本体の凹溝の両側の突部に嵌合する突部を有する一対の係合片が設けられたことにより、前記化粧蓋を前記下枠本体の凹溝に着脱自在に嵌合する構成としたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2のバリアフリーサッシ下枠は、請求項1において、前記下枠本体の上段面の上面を前記床仕上げ材の上面と一致する高さにすると共に、前記化粧蓋の上面を前記サッシ枠のアングル部の端部に設けられた突出縁の上端と一致する高さにしたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3のバリアフリーサッシ下枠は、請求項1又は2において、前記化粧蓋の延長部の下面端部付近に軟質部材を固定したことを特徴とする。
以上説明した本発明のバリアフリーサッシ下枠は、建物の開口部に設けられたサッシ枠のアングル部と室内側に設けられた床仕上げ材との隙間に設けるサッシ下枠であり、サッシ下枠の下枠本体は室外側上面にアングル部を載置する下段面が設けられているため、化粧蓋の厚さを薄く形成することができ、床仕上げ材の上面に対する化粧蓋の上面高さをバリアフリーの規定高さ内に収めることが容易となって、バリアフリー構造の実現に有益となる。
また、本発明のバリアフリーサッシ下枠において、下枠本体の凹溝に嵌合された化粧蓋の一対の係合片は凹溝の内側に変形する余地が与えられているため、化粧蓋の一対の係合片を下枠本体の凹溝に嵌合したり、離脱したりする作業を容易に行うことが可能となる。
さらに、サッシ下枠の上段平面部の下面端部付近に固定した軟質部材により、該軟質部材が仕上げ材の縁部に当接した際の消音効果を発揮することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例のバリアフリーサッシ下枠(単に「サッシ下枠」という)1は、図1又は図2(a)に示すように、建物の開口部に設けられたサッシ枠2のアングル部3と室内側に設けられた床仕上げ材4との隙間に設けるものであり、このサッシ下枠1は下枠本体5と化粧蓋6とから成る長尺の部材を形成して成るものである。これらの下枠本体5と化粧蓋6とは合成樹脂により成形することができ、下枠本体5は例えばABS樹脂を使用し、化粧蓋6は耐衝撃性及び耐候性に優れたAAS樹脂を使用することによって、キズや割れの生じにくい化粧蓋6とすることができる。
このサッシ下枠1の下枠本体5は、室外側上面にサッシ枠2のアングル部3を載置する下段面7が設けられると共に、室内側上面に床仕上げ材4との高さを一致させた上段面8を有する。この下枠本体5の上段面8には上方に開口を有する一条の凹溝9が該下枠本体5の長手方向に沿って形成され、凹溝9の両壁内側の各上部に突部10a、10bが形成されている。なお、各突部10a、10bはアールを設けることによって円弧の形状を有するものとしている。
このような構成の下枠本体5をサッシ枠2のアングル部3と床仕上げ材4との間の下部に設けられた下受け材11で支持し、下枠本体5の下段面7にサッシ枠2のアングル部3を載置した状態にする。この状態で、サッシ枠2のアングル部3に設けられたネジ穴12にネジ13を挿入して下枠本体5に螺入することによって、サッシ枠2のアングル部3に下枠本体5を固定状態にすることができる。
一方、図1又は図2(a)に示すように、サッシ下枠1の化粧蓋6には床仕上げ材4の端部上面に載置される延長部14が設けられると共に、該化粧蓋6はサッシ枠2のアングル部3の端部に形成された突出縁15の段差を無くす厚さを有する。従って、サッシ枠2のアングル部3の端部に設けられた突出縁15の上端と化粧蓋6の上面とは同一の高さで一致し、サッシ枠2のアングル部3は室内側に段差のない構造となる。
ただし、サッシ枠2のアングル部3は外側に向かって高さH1の段差15aを有するが、この段差15aは結露水が室内に流入しないために必要であり、このアングル部3の外側の段差15aの高さH1を3mm以内にすることによって、バリアフリーに要求される段差の規定値をクリアすることができる。
さらに、化粧蓋6の下側には、互いに離間した状態で下枠本体5の凹溝9の両側の突部10a、10bに嵌合する突部16a、16bを有する一対の係合片16、16が設けられている。このような構成により、図2(a)、(b)に示すように、化粧蓋6を上方から下枠本体5の凹溝9に嵌め込むと、化粧蓋6の両側の係合片16、16の各突部16a、16bが下枠本体5の凹溝9の各突部10a、10bを乗り越えて互いに係合した状態に固定される。このような構成により、化粧蓋6の交換が必要となった際には、化粧蓋6の延長部14側から持ち上げることによって、化粧蓋6の両側の係合片16、16を下枠本体5の凹溝9から離脱して取り外すことができる。
上記の構成において、下枠本体5と床仕上げ材4との間に隙間Gを有するようにしておくと、フローリング等の床仕上げ材4に生じる伸縮を上記の隙間Gで吸収することができる。また、化粧蓋6の延長部14は床仕上げ材4の端部上面に載置される長さを有するものであり、下枠本体5と床仕上げ材4との隙間Gは化粧蓋6の延長部14で被せられた状態となって、上記の隙間Gを上方から閉塞することができる。
また、この化粧蓋6の延長部14の下面端部付近に軟質エラストマー樹脂等による軟質部材17を固定することによって、延長部14と床仕上げ材4の端部上面との接触部に生じる音を消音することが可能となる。
上記の構成において、化粧蓋6の厚さ(高さ)H2を3mm以内にすることによって、バリアフリーに要求される段差の規定値をクリアすることができる。さらに、化粧蓋6の延長部14の端部上縁にアール14aを設けたことによって、化粧蓋6の上面と床仕上げ材4の上面との境界を車椅子等で移動する際の衝撃を緩和することが可能となる。
図3(a)は、上記構成のサッシ下枠1の断面図であるが、他の実施例として、図3(b)に示す断面のサッシ下枠1とすることも可能である。即ち、図3(b)に示すサッシ下枠1は、化粧蓋6の一対の係合片16、16の突部18a、18bと下枠本体5の凹溝9の両側内壁に設けられた突部19a、19bとが波状の複数の突部形状によって形成されたものである。このような構成においても上記実施例と同様に化粧蓋6の両側の係合片16、16を下枠本体5の凹溝9に着脱自在に嵌合した状態に固定することが可能である。なお、図3(b)のその他の構成は、図3(a)と同様である。
上記のように本発明のサッシ下枠1は、化粧蓋6の一対の係合片16、16と下枠本体5の凹溝9との嵌合構造が上記のいずれの構成を有するものであっても、下枠本体5の凹溝9は下枠本体5の長手方向に沿って上方に開口を有する凹溝9として形成され、この凹溝9に嵌合された化粧蓋6の一対の係合片16、16は凹溝9の内側に変形する余地が与えられているため、化粧蓋6の一対の係合片16、16を下枠本体5の凹溝9に嵌合したり、離脱したりする作業を容易に行うことが可能となる。
本発明のバリアフリーサッシ下枠は、建物の開口部に設けられたサッシ枠と建物内部の床仕上げ材との間に取り付けるサッシ下枠であって、アングル部の室内側端部に形成された突出縁による段差を解消すると共に、該サッシ下枠の上面を覆う化粧蓋を容易に交換することができるバリアフリーサッシ下枠として利用可能である。
本発明による一実施例のバリアフリーサッシ下枠の取り付け状態を示す断面図である。 (a)は本発明による一実施例のバリアフリーサッシ下枠の化粧蓋を下枠本体の凹溝から離脱した状態を示す斜視図であり、(b)は嵌合状態を示す斜視図である。 (a)は本発明による一実施例のバリアフリーサッシ下枠の断面図であり、(b)は他の実施例の断面図である。 特許文献1に係るサッシ見切材周辺の断面図である。
符号の説明
1 バリアフリーサッシ下枠(サッシ下枠)
2 サッシ枠
3 アングル部
4 床仕上げ材
5 下枠本体
6 化粧蓋
7 下段面
8 上段面
9 凹溝
10a、10b 突部
11 下受け材
12 ネジ穴
13 ネジ
14 延長部
14a アール
15 突出縁
15a 段差
16 係合片
16a、16b 突部
17 軟質部材
18a、18b 突部
19a、19b 突部
G 隙間
H1 アングル部の外側の段差の高さ
H2 化粧蓋の厚さ(高さ)

Claims (3)

  1. 建物の開口部に設けられたサッシ枠のアングル部と室内側に設けられた床仕上げ材との隙間に設けるサッシ下枠において、該サッシ下枠は下枠本体と化粧蓋とから成り、前記下枠本体は室外側上面に前記アングル部を載置する下段面が設けられると共に、室内側上面に前記下枠本体の長手方向に沿って開口を有する凹溝が形成された上段面を有し、前記凹溝の両壁内側の各上部に突部が形成される一方、前記化粧蓋には前記床仕上げ材の端部上面に載置される延長部が設けられると共に、該化粧蓋の下側に互いに離間して前記下枠本体の凹溝の両側の突部に嵌合する突部を有する一対の係合片が設けられたことにより、前記化粧蓋を前記下枠本体の凹溝に着脱自在に嵌合する構成としたことを特徴とするバリアフリーサッシ下枠。
  2. 前記下枠本体の上段面の上面を前記床仕上げ材の上面と一致する高さにすると共に、前記化粧蓋の上面を前記サッシ枠のアングル部の端部に設けられた突出縁の上端と一致する高さにしたことを特徴とする請求項1記載のバリアフリーサッシ下枠。
  3. 前記化粧蓋の延長部の下面端部付近に軟質部材を固定したことを特徴とする請求項1又は2記載のバリアフリーサッシ下枠。
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