JP2007284708A - 加熱炉抽出機 - Google Patents
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Abstract
【課題】フォークの鋼片支持面に堆積するスケールを効率良く除去する。
【解決手段】加熱炉1内の鋼片2を搬送テーブルローラ4に受け渡す加熱炉抽出機11である。鋼片2を搬送テーブルローラ4に受け渡すべく、所定範囲を往復移動する走行台車12と、走行台車12に、基端側を上下方向の回転自在に取り付けたフォーク13と、フォーク13を、前記基端側の支点13bを中心として先端側を上下揺動させるべく走行台車12に設置した揺動装置14を備える。フォーク13の先端側上面に形成した鋼片支持面13aは、先端側に向かって上り勾配となる傾斜状に形成する。この傾斜状の鋼片支持面13aの基端側に、鋼片支持面13aの基端側から先端側に向けて高圧流体を吹き出すノズル15cを設置する。
【効果】フォークの鋼片支持面に堆積するスケールを効率良く除去でき、鋼片の接触面の面圧が高くならず、鋼片に凹みやスケール疵等の鋼片疵が生じさせない。
【選択図】図2
【解決手段】加熱炉1内の鋼片2を搬送テーブルローラ4に受け渡す加熱炉抽出機11である。鋼片2を搬送テーブルローラ4に受け渡すべく、所定範囲を往復移動する走行台車12と、走行台車12に、基端側を上下方向の回転自在に取り付けたフォーク13と、フォーク13を、前記基端側の支点13bを中心として先端側を上下揺動させるべく走行台車12に設置した揺動装置14を備える。フォーク13の先端側上面に形成した鋼片支持面13aは、先端側に向かって上り勾配となる傾斜状に形成する。この傾斜状の鋼片支持面13aの基端側に、鋼片支持面13aの基端側から先端側に向けて高圧流体を吹き出すノズル15cを設置する。
【効果】フォークの鋼片支持面に堆積するスケールを効率良く除去でき、鋼片の接触面の面圧が高くならず、鋼片に凹みやスケール疵等の鋼片疵が生じさせない。
【選択図】図2
Description
本発明は、たとえばウォーキングビーム式加熱炉の出側に配置されて、固定ビームから搬送テーブルローラに加熱された鋼片を受け渡す加熱炉抽出機に関するものである。
図3はウォーキングビーム式加熱炉の出側に配置された従来の加熱炉抽出機を平面方向から見た図、図4は同じく側面方向から見た図である。
ウォーキングビーム1aのロ字状動作によってウォーキングビーム式加熱炉1内を間欠移動されながら所定温度まで加熱された鋼片2は、加熱炉1の出側で加熱炉抽出機3によって固定ビーム1bから搬送テーブルローラ4に受け渡され、炉外に取り出される。
ウォーキングビーム1aのロ字状動作によってウォーキングビーム式加熱炉1内を間欠移動されながら所定温度まで加熱された鋼片2は、加熱炉1の出側で加熱炉抽出機3によって固定ビーム1bから搬送テーブルローラ4に受け渡され、炉外に取り出される。
この鋼片2の受け渡しに使用される加熱炉抽出機3は、鋼片2を保持するフォーク3aと、このフォーク3aの昇降装置3bと、これらフォーク3a及び昇降装置3bを、前記固定ビーム1bの出側と搬送テーブルローラ4間を移動させる走行台車3cを備えた構成である。なお、図4中の3dはフォーク3aの昇降を案内するガイドである。
そして、抽出命令によって、固定ビーム1bの出側にある鋼片2を搬送テーブルローラ4に受け渡す場合は、先ず走行台車3cを駆動して固定ビーム1bに接近させ、上面が搬送テーブルローラ4の天端より下方に位置した下限位置にあるフォーク3aを前記鋼片2の下方に位置させる。
次に、昇降装置3bを駆動してフォーク3aを前記下限位置から上昇させ、固定ビーム1b上の鋼片2をフォーク3aで受け取る。その後は、走行台車3cを後退し、フォーク3aを下降させ、前記受け取った鋼片2を搬送テーブルローラ4上に載せる。搬送テーブルローラ4に受け渡された鋼片2は、搬送テーブルローラ4にて炉外に取り出され、次工程に搬送される。
このような加熱炉抽出機3を用いた鋼片2の炉外への取り出しに際し、加熱中に発生した鋼片2のスケール5が、フォーク3aの上面に付着する。また、鋼片2を炉外に搬送する際に鋼片2から剥離したスケール5が落下し、搬送テーブルローラ4の下方に待機中のフォーク3aの上面に堆積する。
そして、抽出操業を繰り返すことにより、フォーク3aの上面に堆積したスケール5は頂点が鋭角の山状となるので、この堆積したスケール5上に鋼片2を載せると鋼片2の接触面の面圧が高くなって鋼片2に凹みやスケール疵等の鋼片疵が生じ、製品の品質欠陥の原因となる。従って、スケール5の堆積が著しいときは、操業停止時に、作業員がスケール清掃を行っているが、これが辛労の1つとなっている。
また、最近では、高生産性を狙って、鋼片の単位重量を大きくするいわゆる大単重化が実施されるようになり、フォークの強度向上を図るためにフォークの幅が広くなっているので、スケール堆積の点を考えると、ますます悪化する傾向になってきている。
そこで、上記の問題を解決することを目的として、待機位置にあるフォークと搬送テーブルローラとの間にノズルを配置し、高圧流体をフォークの側方から吹きつけるものが、特許文献1で開示されている。
実開平6−86802号公報
しかしながら、特許文献1で開示されたものは、ノズルがフォークと搬送テーブルローラとの間に配置されてフォークから離れており、しかもフォークの側方から高圧流体を吹き付けているので、効率的なスケール除去が困難であるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、従来は、加熱炉抽出機のフォーク上面に堆積したスケールを効率良く除去できるものはなかったという点である。
本発明の加熱炉抽出機は、
フォーク上面の鋼片支持面に堆積したスケールを効率良く除去するために、
加熱炉内の鋼片を、搬送テーブルローラを介して次工程に搬送するに際し、前記鋼片を搬送テーブルローラに受け渡す加熱炉抽出機であって、
前記鋼片を搬送テーブルローラに受け渡すべく、所定の範囲を往復移動する走行台車と、
この走行台車に基端側を上下方向の回転自在に取り付けられたフォークと、
このフォークを、前記基端側の支点を中心として、先端側を上下揺動させるべく前記走行台車に設置された揺動装置を備え、
前記フォークの先端側上面に形成された鋼片支持面は、先端側に向かって上り勾配となる傾斜状に形成され、かつ、この傾斜状の鋼片支持面の基端側に、該鋼片支持面の基端側から先端側に向けて高圧流体を吹き出すノズルを設置したことを特徴としている。
フォーク上面の鋼片支持面に堆積したスケールを効率良く除去するために、
加熱炉内の鋼片を、搬送テーブルローラを介して次工程に搬送するに際し、前記鋼片を搬送テーブルローラに受け渡す加熱炉抽出機であって、
前記鋼片を搬送テーブルローラに受け渡すべく、所定の範囲を往復移動する走行台車と、
この走行台車に基端側を上下方向の回転自在に取り付けられたフォークと、
このフォークを、前記基端側の支点を中心として、先端側を上下揺動させるべく前記走行台車に設置された揺動装置を備え、
前記フォークの先端側上面に形成された鋼片支持面は、先端側に向かって上り勾配となる傾斜状に形成され、かつ、この傾斜状の鋼片支持面の基端側に、該鋼片支持面の基端側から先端側に向けて高圧流体を吹き出すノズルを設置したことを特徴としている。
本発明は、先端側が上り勾配となる傾斜状に形成された鋼片支持面の基端側から高圧流体を吹き出すので、吹き出された高圧流体は鋼片支持面に沿ってフォーク上面の鋼片支持面に堆積するスケールを鋼片支持面の先端側に吹き飛ばすことにより、効率良くスケールを除去することができる。従って、鋼片の接触面の面圧が高くならず、鋼片に凹みやスケール疵等の鋼片疵が生じることがなくなる。また、作業員によるスケール除去作業を著しく軽減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1及び図2を用いて詳細に説明する。
図1はウォーキングビーム式加熱炉の出側に配置された本発明の加熱炉抽出機を平面方向から見た図、図2は同じく側面方向から見た図である。
図1はウォーキングビーム式加熱炉の出側に配置された本発明の加熱炉抽出機を平面方向から見た図、図2は同じく側面方向から見た図である。
図1及び図2において、11は本発明の加熱炉抽出機であり、以下のような構成である。
12は走行台車であり、たとえばウォーキングビーム式加熱炉1で加熱された鋼片2を次工程に搬送する際、前記鋼片2を炉外に取り出す搬送テーブルローラ4に受け渡すべく、所定の範囲を往復移動する。なお、この走行台車12は自走式であっても、遠隔操作によるものであっても良い。
12は走行台車であり、たとえばウォーキングビーム式加熱炉1で加熱された鋼片2を次工程に搬送する際、前記鋼片2を炉外に取り出す搬送テーブルローラ4に受け渡すべく、所定の範囲を往復移動する。なお、この走行台車12は自走式であっても、遠隔操作によるものであっても良い。
13は前記鋼片2を搬送テーブルローラ4に受け渡す際、その先端側上面に形成された鋼片支持面13aで鋼片2を受け取るフォークである。そして、このフォーク13は、前記走行台車12に基端側を上下方向の回転自在に取り付けられ、走行台車12に設置されたたとえばシリンダなどの揺動装置14により、前記基端側の支点13bを中心として、先端側を上下揺動するようになっている。
また、このフォーク13の前記鋼片支持面13aは、先端側に向かって上り勾配となる傾斜状に形成され、フォーク13が鋼片2を受け取って上方へ揺動した後、走行台車12が後退する際に鋼片2が鋼片支持面13aから先端側に落下しないような構造となっている。
15は前記フォーク13の先端部上面に形成された鋼片支持面13aの基端側に設置されたスケール除去装置である。図1及び図2の例では、固定配管15a及びフレキシブル配管15bを介して前記基端側に加工されたノズル15cに高圧流体を供給し、このノズル15cから鋼片支持面13aの先端側に向けて高圧流体を吹き出すようになっている。
本発明の加熱炉抽出機11は上記のような構成であり、通常、フォーク13は搬送テーブルローラ4の下方に待機している。そして、加熱炉抽出指令により前進、上方への揺動、後退及び下方への揺動の運動を行い,炉内の鋼片2を搬送テーブルローラ4に受け渡す。
この受け渡しや搬送テーブルローラ4による炉外への取り出しに際し、フォーク13の鋼片支持面13aにはスケールが落下する。
しかしながら、本発明の加熱炉抽出機11では、鋼片支持面13aの基端側にノズル15cを設けているので、ノズル15cから噴射された高圧流体は、鋼片支持面13aに沿ってその先端側に導かれる。
しかしながら、本発明の加熱炉抽出機11では、鋼片支持面13aの基端側にノズル15cを設けているので、ノズル15cから噴射された高圧流体は、鋼片支持面13aに沿ってその先端側に導かれる。
従って、フォーク13が下方に揺動された位置、すなわち鋼片支持面13aが水平、あるいは鋼片支持面13aを先端側に傾斜させた状態で、鋼片支持面13aに落下したスケールを、鋼片支持面13aの先端側に効率良く吹き飛ばすことができ、フォーク13の鋼片支持面13aにスケールが堆積しない。
この際、ノズル15cから高圧流体を常時吹き出しておいてもよい。また、フォーク13の前進と同時に高圧流体を吹き出すようにしてもよい。この場合、固定配管15aに電動バルブを設置し、抽出指令と同時にこの電動バルブを開くようにすればよい。
本発明は上記の例に限らず、各請求項に記載された技術的思想の範囲内で、適宜実施の形態を変更しても良い。たとえば、ノズル15cは鋼片支持面13aの基端側を加工したものでなくても、製作されたノズルを取り付けたものでも良い。
本発明の加熱炉抽出機は、ウォーキングビーム式加熱炉からの取り出し時の受け渡しに限らず、同様の受け渡しを行うものであれば、どのような熱処理炉の抽出機にも適用できる。
1 ウォーキングビーム式加熱炉
2 鋼片
4 搬送テーブルローラ
11 加熱炉抽出機
12 走行台車
13 フォーク
13a 鋼片支持面
13b 支点
14 揺動装置
15 スケール除去装置
15c ノズル
2 鋼片
4 搬送テーブルローラ
11 加熱炉抽出機
12 走行台車
13 フォーク
13a 鋼片支持面
13b 支点
14 揺動装置
15 スケール除去装置
15c ノズル
Claims (1)
- 加熱炉内の鋼片を、搬送テーブルローラを介して次工程に搬送するに際し、前記鋼片を搬送テーブルローラに受け渡す加熱炉抽出機であって、
前記鋼片を搬送テーブルローラに受け渡すべく、所定の範囲を往復移動する走行台車と、
この走行台車に基端側を上下方向の回転自在に取り付けられたフォークと、
このフォークを、前記基端側の支点を中心として、先端側を上下揺動させるべく前記走行台車に設置された揺動装置を備え、
前記フォークの先端側上面に形成された鋼片支持面は、先端側に向かって上り勾配となる傾斜状に形成され、かつ、この傾斜状の鋼片支持面の基端側に、該鋼片支持面の基端側から先端側に向けて高圧流体を吹き出すノズルを設置したことを特徴とする加熱炉抽出機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006110171A JP2007284708A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | 加熱炉抽出機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006110171A JP2007284708A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | 加熱炉抽出機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007284708A true JP2007284708A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38756773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006110171A Pending JP2007284708A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | 加熱炉抽出機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007284708A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102706166A (zh) * | 2012-06-15 | 2012-10-03 | 徐卫峰 | 一种适用于炉窑的取物叉 |
CN109748187A (zh) * | 2017-11-07 | 2019-05-14 | 中冶宝钢技术服务有限公司 | 立式炉炉辊更换装置及更换方法 |
-
2006
- 2006-04-12 JP JP2006110171A patent/JP2007284708A/ja active Pending
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