JP2007284640A - ポリ塩化ビニル系樹脂組成物およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間にわたって加熱された際にも熱安定性に優れる上に、コストの上昇、加工性の変化、シートやフィルムの製造時のプレートアウト、製造後のブリードアウト、機械的強度の低下、透明性の低下をいずれも防止でき、しかも外観に優れたポリ塩化ビニル系樹脂組成物を提供する。
【解決手段】本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)と、ジエン系ゴム重合体にビニル系単量体がグラフト重合したグラフト共重合体(B)と、ハイドロタルサイト(C)とを含有するポリ塩化ビニル系樹脂組成物であって、グラフト共重合体(B)のジエン系ゴム重合体が、空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を含む乳化剤を用いた乳化重合により得られたものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリ塩化ビニル系樹脂とグラフト共重合体とハイドロタルサイトとを含有するポリ塩化ビニル系樹脂組成物およびその製造方法に関する。
ポリ塩化ビニル系樹脂は、機械的性質、化学的性質が優れた樹脂であるため、幅広い分野で用いられている。
ポリ塩化ビニル系樹脂は、成形温度と分解温度がほぼ同じ領域にあるため、一般に、成形加工するためには熱安定剤の添加が必要である。熱安定剤としては、例えば、錫系安定剤、金属石鹸系安定剤、鉛系安定剤が使用される。これら熱安定剤の中でも、錫系安定剤は、硬質透明用に広く使用されている。
ところで、透明なポリ塩化ビニル系樹脂組成物はパッケージ用のシートやフィルムとして使用されることがある。パッケージ用のシートやフィルムは消費量が多いことから、その生産時間をできるだけ長時間継続して、生産量を多くすることが要求される。その要求を満たすため、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物としては、長時間にわたって加熱されても高い熱安定性を維持するものが求められる。
しかし、熱安定剤として上述した錫系安定剤のみを含有するポリ塩化ビニル系樹脂組成物では、長時間にわたって加熱された際には、高い熱安定性を維持することが困難であるため、シートやフィルムの生産を長時間継続することが困難であった。
そこで、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物に熱安定助剤を含有させることがあり(非特許文献1参照)、例えば、特許文献1には、ポリ塩化ビニル系樹脂と錫系の熱安定剤と熱安定助剤であるハイドロタルサイトとを含有するポリ塩化ビニル系樹脂組成物が開示されている。
国際公開第98/16470号パンフレット 皆川源信著、「プラスチック添加剤活用ノート」、工業調査会発行
しかし、非特許文献1や特許文献1に記載の方法を適用し、熱安定性を向上させるために熱安定助剤を多量に添加した場合には、コストが上昇するばかりでなく、加工性が変化したり、シートやフィルムの製造時にプレートアウトが生じたり、製造後にブリードアウトが生じたり、機械的強度(特に実用強度)が低下したりすることがあった。さらに、透明性が低下したり、外観不良が生じたりすることもあった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、長時間にわたって加熱された際にも熱安定性に優れる上に、コストの上昇、加工性の変化、シートやフィルムの製造時のプレートアウト、製造後のブリードアウト、機械的強度の低下、透明性の低下をいずれも防止でき、しかも外観に優れたポリ塩化ビニル系樹脂組成物およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)と、ジエン系ゴム重合体にビニル系単量体がグラフト重合したグラフト共重合体(B)と、ハイドロタルサイト(C)とを含有するポリ塩化ビニル系樹脂組成物であって、
グラフト共重合体(B)のジエン系ゴム重合体が、空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を含む乳化剤を用いた乳化重合により得られたものであることを特徴とする。
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法は、空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を含む乳化剤により乳化されたジエン系ゴム重合体に、ビニル系単量体をグラフト重合させて、グラフト共重合体(B)を含有するラテックスを形成する工程と、
該グラフト共重合体(B)を含有するラテックスからグラフト共重合体(B)を回収する工程と、
ポリ塩化ビニル系樹脂(A)にグラフト共重合体(B)およびハイドロタルサイト(C)を添加する工程とを有することを特徴とする。
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、長時間にわたって加熱された際にも熱安定性に優れる上に、コストの上昇、加工性の変化、シートやフィルムの製造時のプレートアウト、製造後のブリードアウト、機械的強度の低下、透明性の低下をいずれも防止でき、しかも外観に優れたものである。
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法によれば、長時間にわたって加熱された際にも熱安定性に優れる上に、コストの上昇、加工性の変化、シートやフィルムの製造時のプレートアウト、製造後のブリードアウト、機械的強度の低下、透明性の低下を防止でき、しかも外観に優れたポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製造できる。
以下、本発明について詳細に説明する。
(ポリ塩化ビニル系樹脂組成物)
[ポリ塩化ビニル系樹脂(A)]
ポリ塩化ビニル系樹脂(A)は、少なくとも塩化ビニル単位を構成成分として含む樹脂であり、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩素化塩化ビニル等の塩素基含有樹脂、塩化ビニル単位70質量%以上と塩化ビニルと共重合可能な他の単量体単位30質量%以下とから構成されるポリ塩化ビニル共重合体などを使用できる。
ポリ塩化ビニル共重合体における塩化ビニルと共重合可能な他の単量体としては、例えば、臭化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、エチレン等が挙げられる。
[グラフト共重合体(B)]
グラフト共重合体(B)は、ジエン系ゴム重合体に、ビニル系単量体がグラフト重合されて得られたものである。
ジエン系ゴム重合体は、1,3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等のジエン系単量体単位を含む重合体であり、ジエン系単量体単位が100質量%であっても構わない。ジエン系ゴム重合体の中でも、ジエン系ゴム重合体を構成する全単量体単位を100質量%とした場合に、ジエン系単量体が60質量%以上であるものが好ましく、65質量%以上であるものが好ましい。
ジエン系ゴム重合体中のジエン系単量体単位が100質量%未満である場合、ジエン系単量体と共重合する他のビニル系単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート等のメタクリル酸アルキルエステル、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート等のアクリル酸アルキルエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル、メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のビニルエーテル、塩化ビニル、臭化ビニル等のハロゲン化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニリデン等のハロゲン化ビニリデン、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、エチレングリコールグリシジルエーテル等のグリシジル基を有するビニル系単量体、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート等の多官能性単量体等を用いることができる。
これらの他のビニル系単量体は、単独でまたは二種以上を組み合せて使用することができる。
上記単量体単位によって構成されるジエン系ゴム重合体の具体例としては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリクロロプレンなどが挙げられる。
また、ジエン系ゴム重合体は、空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を含む乳化剤を用いた乳化重合により得られたものである。
空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩は、熱分解が起きにくく、熱安定性が高い。また、熱分解して熱分解物が生じたとしてもその量は少量である。
空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩としては、例えば、スルホン酸のアルカリ金属塩であるドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられ、硫酸系金属塩としては、硫酸系アルカリ金属塩であるアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。
スルホン酸系金属塩または硫酸系アルカリ金属塩は、単独でまたは二種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度は、熱質量分析(TGA)を行うことにより求めた温度である。
ジエン系ゴム重合体の質量平均粒子径(d)は80〜300nmであることが好ましい。ジエン系ゴム重合体の質量平均粒子径が80nm以上であれば、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物において実用上充分な強度を確保でき、質量平均粒子径が300nm以下であれば、透明性がより向上する。
グラフト共重合体(B)におけるジエン系ゴム重合体の含有量は60〜85質量%であることが好ましく、65〜80質量%であることがより好ましい。ジエン系ゴム重合体の含有量が60質量%以上であれば、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物の実用的な強度がより向上し、ジエン系ゴム重合体の含有量が85質量%以下であれば、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)中でのグラフト共重合体(B)の分散性が向上するため、フィッシュアイ等の外観不良を防止できる。
上記ジエン系ゴム重合体にグラフト重合されるビニル系単量体としては特に制限されないが、ポリ塩化ビニル系樹脂との相溶性の点から、その一部または全部がメタクリル酸アルキルエステルであることが好ましい。メタアクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレートなどが挙げられる。
ビニル系単量体の一部がメタクリル酸アルキルエステルである場合には、残部が、メタクリル酸アルキルエステルと共重合可能なビニル系単量体である。
メタクリル酸アルキルエステルと共重合可能なビニル系単量体の具体例としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレンならびにこれらのハロゲン置換体およびアルキル置換スチレン等の芳香族ビニル、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート等のアクリル酸アルキルエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、エチレングリコールグリシジルエーテル等のグリシジル基を有するビニル系単量体などが挙げられる。これらの単量体は、単独でまたは二種以上を組み合わせて使用することができる。
グラフト共重合体(B)の含有量は、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して1〜30質量部であることが好ましい。グラフト共重合体(B)の含有量が1質量部以上であれば、実用上充分な強度が得られ、30質量部以下であれば、透明性をより高くできる。
[ハイドロタルサイト(C)]
ハイドロタルサイト(C)は、下記一般式(I)で表されるマグネシウムとアルミニウム等からなる複塩化合物である。ハイドロタルサイト(C)は熱安定性を高めるものである。
MgX1ZnX2Al・(OH)2(X1+X2)+4・(CO1−Y/2(ClO・mHO (I)
式(I)中、X1、X2及びYは各々下記式(a)〜(c)の条件を満足する任意の数を示す。
0≦X2/X1<10 (a)
2≦X1+X2<20 (b)
0≦Y≦2 (c)
また、mは0または任意の正数を示す。mが0の場合には、結晶水が脱水されたものである。
ハイドロタルサイトの具体例としては、MgAl(OH)16CO・4HOなどが挙げられる。
また、ハイドロタルサイトとしては、市販品を使用でき、市販品としては、例えば、アルカマイザー(協和化学製)などが挙げられる。
ハイドロタルサイト(C)の含有量は、グラフト共重合体(B)100質量部に対し、0.1〜3質量部であることが好ましい。ハイドロタルサイト(C)の含有量が0.1部以上であれば、熱安定性をより向上させることができる、3部以下であれば、透明性などの光学物性をより高くでき、しかも成形物の外観を良好にできる。
ポリ塩化ビニル系樹脂組成物には、必要に応じて、加工助剤、滑剤、染料、顔料、安定剤、補強材、充填剤、難燃剤、帯電防止剤等の添加剤が含まれてもよい。
ポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、例えば、カレンダー成形、押出成形、射出成形、ブロー成形など各種の成形方法にて成形することができる。
以上説明したポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、グラフト共重合体(B)のジエン系ゴム重合体が、熱安定性に優れる特定のスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を用いた乳化重合により得られたものであり、また、ハイドロタルサイト(C)を含有するため、長時間にわたって加熱された際にも熱安定性に優れる。
また、本発明で用いるスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩は熱安定性が優れるため、熱安定性を高めるために添加されるハイドロタルサイト(C)の量を0.1〜3質量部とすることができる。その結果、コストの上昇、加工性の変化、シートやフィルムの製造時のプレートアウト、製造後のブリードアウト、機械的強度の低下、透明性の低下をいずれも防止でき、外観を向上させることができる。
さらに、上記スルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩はポリ塩化ビニル系樹脂(A)中に均一に分散できることも、透明性の低下を防止できる理由の一つである。
また、スルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩の熱分解物の発生量が少ないため、該熱分解物あるいは該熱分解物よりポリ塩化ビニル系樹脂との相溶性が低い滑剤等の添加剤の剥離量が少ないことも、プレートアウトを防止できる理由の一つである。
さらに、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物が上記スルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を含有していることにより、帯電防止性を発揮する。
このようなポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、パッケージ用のフィルムまたはシートとして好適に用いられる。
(ポリ塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法)
本発明のポリ塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法は、ジエン系ゴム重合体に、ビニル系単量体をグラフト重合させてグラフト共重合体(B)を含有するラテックスを形成する工程(以下、重合工程という。)と、グラフト共重合体(B)を含有するラテックスからグラフト共重合体(B)を回収する工程(以下、回収工程という。)と、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)にグラフト共重合体(B)およびハイドロタルサイト(C)を添加する工程(以下、添加工程という。)とを有する方法である。
[重合工程]
重合工程で使用するジエン系ゴム重合体は、例えば、乳化剤存在下、上述したジエン系単量体と、必要に応じて、ジエン系単量体と共重合可能な他の単量体とを、一段で乳化重合する方法(一段重合法)、または、二段以上の多段で乳化重合する方法(多段重合法)により製造できる。
多段重合法では、重合に用いる単量体の一部を予め反応器内に仕込み、重合開始後に、残りの単量体を一括もしくは分割して反応器内に添加すること、または、残りの単量体を連続的に添加することが好ましい。このような多段重合では、重合安定性が向上する上に、所望の粒径および粒径分布を有するジエン系ゴム重合体ラテックスが安定に得られやすい。
ジエン系単量体を乳化重合する際に使用する乳化剤は、上述したように、空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を含むものである。したがって、得られるジエン系ゴム重合体は、空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を含む乳化剤により乳化されたものとなる。
ジエン系ゴム重合体にビニル系単量体をグラフト重合するグラフト重合では、ビニル系単量体を一段で重合してもよいし、二段以上の多段で重合してもよく、中でも、以下に示す三段グラフト重合が好ましい。
好ましい三段グラフト重合では、第一段目にて、ジエン系ゴム重合体にメタクリル酸アルキルエステルを主成分とする単量体をグラフト重合させ、第二段目にて、芳香族ビニル化合物を主成分とする単量体をグラフト重合させ、第三段目にて、メタクリル酸アルキルエステルを主成分とする単量体をグラフト重合させる。
第一段目にメタクリル酸アルキルエステルを主成分とするビニル系単量体をグラフト重合させれば、得られるグラフト共重合体(B)とポリ塩化ビニル系樹脂(A)との相溶性が向上し、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物の機械的強度をより高くできる。
第二段目に芳香族ビニル化合物を主成分とするビニル系単量体をグラフト重合させれば、得られるグラフト共重合体(B)の流動性を高くできる。
第三段目にメタクリル酸アルキルエステルを主成分とするビニル系単量体を重合させれば、得られるグラフト共重合体(B)を含むポリ塩化ビニル系樹脂組成物を成形した際の成形品外観(特に艶)を向上させることができる。
グラフト重合の際には、重合開始剤を添加することが好ましい。重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリル等のアゾ化合物などが挙げられる。
グラフト重合の際の乳化剤としては、ジエン系ゴム重合体含有ラテックスに含まれる乳化剤をそのまま使用してもよいし、あらたに添加してもよい。グラフト重合の際にあらたに添加する乳化剤は、得られるポリ塩化ビニル系樹脂組成物の熱安定性がより高くなることから、空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系アルカリ金属塩が好ましいが、これに限定されるものではない。
また、グラフト重合の際の乳化剤は単独でまたは二種以上を組み合わせて使用することができる。
[回収工程]
回収工程では、重合工程にて得たグラフト共重合体(B)を含有するラテックスから粉体状のグラフト共重合体(B)を回収する。
回収方法としては、グラフト共重合体(B)を含有するラテックスを噴霧乾燥する方法、グラフト共重合体(B)を含有するラテックスを、塩化カルシウムや硫酸マグネシウム等の凝固剤により凝固後、脱水、乾燥する方法などが挙げられる。これらの中でも、回収操作が簡便で、しかもグラフト共重合体(B)の熱履歴を低減できるため、噴霧乾燥する方法が好ましい。
噴霧乾燥とは、乾燥機本体および該乾燥機本体の上部に1個以上設置された噴霧手段を備えた噴霧乾燥機を用い、乾燥機本体中の乾燥ガス(熱風)にグラフト共重合体(B)を含有するラテックスを噴霧手段により噴霧(微細化)し、乾燥する方法である。
噴霧乾燥機の乾燥機本体の容量については、目的に応じた容量を適宜選択することが好ましく、例えば、試験では小容量のものを選択し、実際の生産では大容量のものを選択することが好ましい。
噴霧手段の噴霧方式としては、例えば、回転円盤式、圧力ノズル式、2流体ノズル式、加圧2流体ノズル式のものなどが挙げられる。
噴霧乾燥においては、乾燥粉末を乾燥ガスから分離、回収する手段を有していることが好ましい。乾燥ガスから乾燥粉末を回収する手段としては、例えば、遠心方式によるサイクロンや濾過方式によるバグフィルタなどが挙げられる。
[添加工程]
添加工程にて、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)に、グラフト共重合体(B)およびハイドロタルサイト(C)を添加する方法としては、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)にグラフト共重合体(B)およびハイドロタルサイト(C)を同時に添加する方法、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)にグラフト共重合体(B)を添加した後にハイドロタルサイト(C)を添加する方法、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)にハイドロタルサイト(C)を添加した後にグラフト共重合体(B)を添加する方法などが挙げられる。
グラフト共重合体(B)およびハイドロタルサイト(C)を同時に添加する場合には、ハイドロタルサイト(C)の分散性が向上することから、グラフト共重合体(B)にハイドロタルサイト(C)をあらかじめ添加しておくことが好ましい。グラフト共重合体(B)にハイドロタルサイト(C)を添加する方法としては、粉体状のグラフト共重合体(B)に粉体状のハイドロタルサイト(C)を添加し、ヘンシェルミキサ等の混合手段により均一に混合する方法、グラフト共重合体(B)を含有するラテックスにハイドロタルサイト(C)の水分散液を添加する方法などが挙げられる。
ポリ塩化ビニル系樹脂(A)にグラフト共重合体(B)およびハイドロタルサイト(C)を添加した後には、ニーダー、バンバリミキサ等の混練機や、単軸または二軸の押出機を用いて溶融混練してもよい。
ポリ塩化ビニル系樹脂組成物に添加剤を含有させる場合には、グラフト共重合体組成物と同時にポリ塩化ビニル系樹脂に添加してもよいし、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)にあらかじめ添加しておいてもよい。
以上説明したポリ塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法では、グラフト共重合体(B)のジエン系ゴム重合体を製造する際に特定のスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を使用し、また、ポリ塩化ビニル系樹脂(A)にハイドロタルサイト(C)を添加するため、長時間にわたって加熱された際にも熱安定性に優れるポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製造できる。
また、上述した製造方法によれば、コストの上昇、加工性の変化、シートやフィルムの製造時のプレートアウト、製造後のブリードアウト、機械的強度の低下、透明性の低下を防止でき、しかも外観に優れるポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製造できる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例においては、特に断りのないかぎり、「部」は「質量部」を意味する。
また、各実施例、比較例において、質量平均粒子径、熱質量減少測定における10%質量減少温度、質量平均分子量は以下のようにして測定した。
[質量平均粒子径(d)の測定]
キャピラリー式粒度分布計(米国MATEC社製商品名CHDF2000型粒度分布計)を用い、MATEC社が推奨する標準条件、すなわち、専用の粒子分離用キャピラリー式カートリッジおよびキャリア液を用い、液性はほぼ中性にし、流速を1.4ml/分、圧力を約4000psi、温度を35℃に保ち、蒸留水で濃度約3質量%になるよう希釈したラテックス試料0.1mlを用いて測定した。なお、測定に際しては、標準粒子径物質として0.02〜0.8μmの範囲内で粒子径既知の合計12点の単分散ポリスチレン(米国DUKE社製)を測定することにより検量線をあらかじめ作成した。
[乳化剤の、熱質量減少測定における10%質量減少温度の測定]
セイコーインスツルメンツ株式会社製TG/DTA220を用い、空気を200ml/分で流しながら、30℃から550℃まで、毎分10℃の速度で昇温した際の、乳化剤の質量減少を測定した。そして、質量が10質量%減少したときの温度を求めた。
下記の例にて使用した乳化剤の10%質量減少温度を表4に示す。
(製造例1)
[ジエン系ゴム重合体含有ラテックスの調製]
表1に示す第1の混合物を、70Lオートクレーブに仕込み、昇温して43℃になったときに、表1に示すレドックス系開始剤をオートクレーブ内に添加して、重合を開始させ、さらに70℃まで昇温した。
重合開始から2時間後に、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.4部をオートクレーブ内に添加し、その直後より表1に示す第2の混合物を2.5時間にかけて連続的に添加した。
重合開始から9時間反応させて、ジエン系ゴム重合体含有ラテックスを得た。得られたジエン系ゴム重合体含有ラテックスの質量平均粒子径は150nmであった。
Figure 2007284640
[グラフト共重合体の調製]
窒素置換したフラスコ内に、上記のようにして得たブタジエン系ゴム重合体含有ラテックスを固形分として75部およびロンガリット0.6部を仕込み、内温を72℃に保持した。次いで、表2に示す第1段目に添加する混合物を、フラスコ内に50分間かけて滴下した後、1時間保持して、第1段目の重合を行った。
次いで、第1段目で得られた重合体の存在下で、表2に示す第2段目に添加する混合物を、フラスコ内に1時間かけて滴下した後、1.5時間保持して、第2段目の重合を行った。
次いで、第1段目および第2段目で得られた重合体の存在下で、表2に示す第3段目に添加する混合物を、フラスコ内に0.5時間かけて滴下した後、1.5時間保持して、グラフト共重合体含有ラテックスを得た。得られたグラフト共重合体含有ラテックスに酸化防止剤としてブチル化ハイドロキシトルエンを0.5部添加した。
このようにして得たグラフト共重合体含有ラテックスを、噴霧手段である加圧2流体ノズルから乾燥機本体内に噴霧し、乾燥させて、粉体状のグラフト共重合体(B−1)を得た。
Figure 2007284640
(実施例1)
製造例1で得たグラフト共重合体(B−1)の100部に対し、ハイドロタルサイト(アルカマイザー1;協和化学製)の1部を添加し、ヘンシェルミキサにより混合して、グラフト共重合体組成物(b−1)を得た。このグラフト共重合体組成物(b−1)を表3に示すポリ塩化ビニル基本配合に、ポリ塩化ビニル100部に対してグラフト共重合体(B−1)の添加量が8部になるように添加して、実施例1のポリ塩化ビニル系樹脂組成物を得た。そして、得られたポリ塩化ビニル系樹脂組成物の動的熱安定性、透明性、外観、実用強度を以下のようにして評価した。それらの評価結果を表4に示す。
Figure 2007284640
Figure 2007284640
[動的熱安定性の評価]
ポリ塩化ビニル系樹脂組成物を、テストロール(ロール幅;8インチ)を用い、ロール温度200℃、ロール間隔1.0mm、フロントロール14rpm、バックロール17rpmの条件にて混練した。次いで、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物を投入してから5分後に、初期動的熱安定性評価用のロールシートを作製し、10分後に後期動的熱安定性評価用のロールシートを作製した。そして、各ロールシートについて、スガ試験機株式会社製 多光源分光測色計により透過イエローネスインデックス(以下、YIと表記する。)を測定した。YIの値が小さいほど、動的熱安定性が良好であることを示す。
[透明性の評価]
ポリ塩化ビニル系樹脂組成物を、テストロール(ロール幅;8インチ)を用い、ロール温度190℃、ロール間隔1.0mm、フロントロール14rpm、バックロール17rpmの条件にて、混練し、ポリ塩化ビニル系樹脂組成物を投入してから3分間後にロールシートを作製した。次いで、そのロールシートを、プレス温度180℃、プレス圧力15MPaで6.5分間プレス成形して、厚さ1mmの成形体を作製した。そして、その成形体を用いて、ヘイズメータ(村上色彩技術研究所製 反射・透過率計 HR−100)により23℃でのヘイズを測定した。ヘイズの値が小さいほど、透明性が良好である。
[外観の評価]
ヘイズを測定するために作製した成形体を目視により観察して、成形体の外観を以下の基準で評価した。
A:外観不良なし
B:ブツなどの外観不良が若干あり
C:ブツなどの外観不良が目立つ
AおよびBであれば実用的な外観であるが、Cでは実用的とはいえない。
[実用強度の評価]
ポリ塩化ビニル系樹脂組成物を、Tダイを備えたジーエム・エンジニアリング社製φ30mm単軸押出機により、厚さ0.35mmのシートを成形した。その際、L/Dが25のスクリューを使用し、シリンダ1/シリンダ2/シリンダ3/シリンダ4/アダプタ/ダイスの温度を145℃/160℃/175℃/185℃/195℃/190℃に設定し、スクリュー回転数を40rpmに設定した。
得られたシートから、長さ140mm、幅25mmの試片30枚を切り出し、その試片を用いて実用強度を評価した。具体的には、先端に試片が取り付けられた回転可能なアームと、試片に衝突する打撃ブロックとを備える回転打撃試験機を用い、アーム回転数1000rpm、回転時間1分間の条件で、試片の先端2cmが打撃ブロックに当たるようにして実用強度を評価した。
回転打撃試験機により打撃を与えた試片について、損傷がないもの、ひびはあるが欠けのないものを合格とし、欠けが発生したものは不合格とし、その合格比率を実用強度の指標とした。
(実施例2)
ハイドロタルサイトの添加量を0.1部とした以外は、実施例1と同様にして、グラフト共重合体組成物(b−2)を得た。そして、実施例1と同様にしてポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表4に示す。
(実施例3)
ハイドロタルサイトの添加量を3.0部とした以外は、実施例1と同様にして、グラフト共重合体組成物(b−3)を得た。そして、実施例1と同様にしてポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表4に示す。
(実施例4)
ハイドロタルサイトの添加量を6.0部とした以外は、実施例1と同様にして、グラフト共重合体組成物(b−4)を得た。そして、実施例1と同様にしてポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表4に示す。
(比較例1)
ハイドロタルサイトを添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてポリ塩化ビニル系樹脂組成物を得た。そして、実施例1と同様にしてポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表4に示す。
(比較例2)
製造例1のジエン系ゴム重合体の調製にて、第1の混合物におけるドデシルベンゼンスルホン硫酸ナトリウム0.071部の代わりに、牛脂脂肪酸カリウム(花王(株)製、商品名OSソープ)0.22部を用い、第2の混合物におけるドデシルベンゼンスルホン硫酸ナトリウム2.60部の代わりに、上記牛脂脂肪酸カリウム2.45部を用いたこと以外は、製造例1と同様にしてジエン系ゴム重合体含有ラテックスを調製した。得られたジエン系ゴム重合体のラテックスの質量平均粒子径は150nmであった。
次いで、そのジエン系ゴム重合体含有ラテックスをフラスコ内に仕込んだこと以外は製造例1と同様にして、グラフト共重合体(B−2)を得た。
そして、このグラフト共重合体(B−2)をグラフト共重合体(B−1)の代わりに使用したこと以外は実施例1と同様にしてグラフト共重合体組成物(b−5)を得た。そして、グラフト共重合体組成物(b−1)の代わりにグラフト共重合体組成物(b−5)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてポリ塩化ビニル系樹脂組成物を製造し、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表4に示す。
ポリ塩化ビニル系樹脂(A)とグラフト共重合体(B)とハイドロタルサイト(C)とを含有する実施例1〜4のポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、熱安定性、特に、長時間にわたって加熱された際の熱安定性である後期動的熱安定性に優れていた。また、透明性、外観、実用強度のいずれもが優れていた。
ポリ塩化ビニル系樹脂(A)とグラフト共重合体(B)を含むが、ハイドロタルサイト(C)を含まない比較例1のポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、熱安定性が低かった。
グラフト共重合体のジエン系ゴム重合体が牛脂肪酸カリウムを用いた乳化重合により得た比較例2のポリ塩化ビニル系樹脂組成物は、熱安定性、透明性、実用強度が低かった。

Claims (2)

  1. ポリ塩化ビニル系樹脂(A)と、ジエン系ゴム重合体にビニル系単量体がグラフト重合したグラフト共重合体(B)と、ハイドロタルサイト(C)とを含有するポリ塩化ビニル系樹脂組成物であって、
    グラフト共重合体(B)のジエン系ゴム重合体が、空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を含む乳化剤を用いた乳化重合により得られたものであることを特徴とするポリ塩化ビニル系樹脂組成物。
  2. 空気中での熱質量減少測定における10%質量減少温度が250℃より高いスルホン酸系金属塩または硫酸系金属塩を含む乳化剤により乳化されたジエン系ゴム重合体に、ビニル系単量体をグラフト重合させて、グラフト共重合体(B)を含有するラテックスを形成する工程と、
    該グラフト共重合体(B)を含有するラテックスからグラフト共重合体(B)を回収する工程と、
    ポリ塩化ビニル系樹脂(A)にグラフト共重合体(B)およびハイドロタルサイト(C)を添加する工程とを有することを特徴とするポリ塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法。
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