JP2007284511A - 植物性油脂および動物性油脂の燃料化精製方法および精製装置 - Google Patents

植物性油脂および動物性油脂の燃料化精製方法および精製装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 環境汚染の懸念のない植物性および動物性油脂の燃料化精製方法と精製装置を提供する。
【解決手段】 植物性または動物性油脂を加温して液状化し、オゾンガスを供給して酸化させて飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸に変化させ、窒素ガスを供給して還元し重合化を防止する前処理工程Aと、不飽和脂肪酸を減圧蒸留して、不要物質を除去して一次製品とする一次処理工程Bと、一次処理工程B後の残液にオゾンガスを供給して酸化させ、飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸に変化させ、窒素ガスを供給して酸化を還元し重合化を防止する二次処理工程Cと、二次処理工程Cで得た不飽和脂肪酸を減圧蒸留して、不要物質を除去し、二次製品とする三次処理工程Dと、三次処理工程D後の残液を濾過処理し、濾過した液体を三次製品とし、残存した固体中のパラフィンをろうそくの原料として使用する濾過工程Eと、で構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は植物性油脂および動物性油脂から燃料を精製する方法、およびそれに使用する装置に関するものである。
近年、石油や石炭といった化石燃料の枯渇化を念頭に、太陽光などの自然エネルギーの燃料化と共に、植物性油脂や動物性油脂の燃料化が各種機関や企業によって進められている。
しかし、これまで創案されている植物性油脂や動物性油脂の燃料化には、通常、アルコールや化学薬品などを使用しているため、化石燃料と同様に、環境汚染が懸念される。また、燃料を精製する装置も複雑で、イニシャルコストやランニングコストが嵩むといった問題もある。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、環境汚染の懸念のない植物性油脂および動物性油脂の燃料化精製方法、および、環境汚染の懸念がなく、かつ、簡易な構造でイニシャルコストおよびランニングコストが廉価な精製装置を提供することを課題とする。
図1乃至図5を参照して説明する。請求項1に記載の発明は、植物性油脂および動物性油脂を燃料化する精製方法であって、植物性油脂または動物性油脂を所定温度で加温して液状化すると共に、オゾンガスを供給して酸化させることにより、燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ、さらに、窒素ガスを供給して還元し、天然助材と共に重合化を防止する前処理工程Aと、前記不飽和脂肪酸を減圧蒸留して、パラフィン、ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し、一次製品とする一次処理工程Bと、前記一次処理工程B後の残液にオゾンガスを供給して酸化させることにより、燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ、さらに、窒素ガスを供給して酸化を還元し、天然助材と共に重合化を防止する二次処理工程Cと、前記二次処理工程Cで得た不飽和脂肪酸を減圧蒸留して、パラフィン、ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し、二次製品とする三次処理工程Dと、前記三次処理工程D後の残液を濾過処理し、濾過した液体を三次製品とすると共に、残存した固体中のパラフィンをろうそくの原料として使用する濾過工程Eと、からなることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、植物性油脂および動物性油脂を燃料化する精製装置であって、植物性油脂または動物性油脂を所定温度で加温して液状化すると共に、オゾンガスを供給して酸化させることにより、燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ、さらに、窒素ガスを供給して還元し、天然助材と共に重合化を防止する前処理工程Aを行う前処理装置10と、前記不飽和脂肪酸を減圧蒸留して、パラフィン、ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し、一次製品とする一次処理工程Bを行う一次処理装置30と、前記一次処理工程B後の残液にオゾンガスを供給して酸化させることにより、燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ、さらに、窒素ガスを供給して酸化を還元し、天然助材と共に重合化を防止する二次処理工程Cを行う二次処理装置40と、前記二次処理工程Cで得た不飽和脂肪酸を減圧蒸留して、パラフィン、ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し、二次製品とする三次処理工程Dを行う三次処理装置50と、前記三次処理工程D後の残液を濾過処理し、濾過した液体を三次製品とすると共に、残存した固体中のパラフィンをろうそくの原料として使用する濾過工程Eを行う濾過装置60とで構成したことを特徴とするものである。
そして、前処理装置10および二次処理装置40を、少なくとも、密閉タンク11に原料投入口12、オゾンガス供給口13および窒素ガス供給口14を形成し、前記密閉タンク11の内に撹拌機15、加温ヒーター16および温度調整器17を設けて構成する。
また、前記一次処理装置30および三次処理装置50を、少なくとも、蒸留釜31の外部に加温ヒーター16および温度調整器17を設け、前記蒸留釜31の外部に分留管32を設けて構成する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前処理装置10および二次処理装置40を、密閉タンク11に連通する第一チャンバー18および第二チャンバー19を設け、前記第一チャンバー18に原料投入口12とオゾンガス供給口13を設け、前記第二チャンバーに原料投入口12および窒素ガス供給口14を設けて構成したことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、一次処理装置30および三次処理装置50で得た一次製品および二次製品を濾過するフィルター装置70を設けたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の精製方法は、少なくとも、前処理工程A、一次処理工程B、二次処理工程C、三次処理工程Dおよび濾過工程Eからなるので以下の効果を発揮する。
(甲)いずれの工程においても、アルコールや化学薬品、水等を一切使用しないので廃棄物を排出せず、また、排水処理も必要としないので、環境を汚染しない。
(乙)植物性油脂と動物性油脂が原料なので、精製した燃料を燃焼させた排気ガス中の硫黄酸化物(SO)、窒素酸化物(NO)、あるいは黒鉛等が少なく、いわゆるカーボンニュートラルにより二酸化炭素(CO)の削減に多大な貢献をする。従って、環境改善に寄与する。
(丙)各工程がシンプルなので、イニシャルコストやランニングコストを廉価に抑えることができる。
(丁)各工程がシンプルなので、大型プラント化によって大量に精製することができる。
請求項2に記載の精製装置1は、少なくとも、前処理装置10、一次処理装置30、二次処理装置40、三次処理装置50および濾過装置60からなるので、以下の効果を発揮する。
(イ)いずれの装置も、アルコールや化学薬品、水等を一切使用しないので廃棄物を排出せず、また、排水処理も必要としないので、環境を汚染しない。
(ロ)植物性油脂と動物性油脂が原料なので、精製した燃料を燃焼させた排気ガス中の硫黄酸化物(SO)、窒素酸化物(NO)、あるいは黒鉛等が少なく、いわゆるカーボンニュートラルにより二酸化炭素(CO)の削減に多大な貢献をし、環境改善に効果的である。
(ハ)各装置は極めてシンプルな構成であるため、イニシャルコストおよびランニングコストを廉価に抑えることができる。
(ニ)各装置がシンプルな構成であるため、大型プラント化が容易であり、よって燃料を大量に精製することができる。
請求項3に記載の精製装置1は、前処理装置10および二次処理装置40を、密閉タンク11に連通する第一チャンバー18に原料投入口12とオゾン供給口を設け、第二チャンバー19に原料投入口12と窒素ガス投入口を設けたので、第一チャンバー18で原料(植物性油脂または動物性油脂)とオゾンガスを混合して微細な泡状にして密閉タンク11へ投入し、同様に、第二チャンバー19で原料と窒素ガスを混合して微細な泡状にして密閉タンク11へ投入することができる。これにより、オゾンガスおよび窒素ガスの溶融溶解率を高めて、酸化および還元の反応効果をより促進することができる。
請求項4に記載の精製装置1は、一次処理装置30および三次処理装置50で得た一次製品および二次製品を濾過するフィルター装置70を設けたので、不純物のない一次製品および二次製品を精製することができる。
本発明に係る精製方法の実施形態を、図1に示す。この精製方法は、植物性油脂および動物性油脂を燃料化する精製方法であって、前処理工程A、一次処理工程B、二次処理工程C、三次処理工程D、および濾過工程Eを備える。
前処理工程Aは、植物性油脂または動物性油脂を50℃〜60℃で加温して液状化すると共に、それにオゾンガスを供給して酸化させることにより、燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させる。さらに、窒素ガスを供給して還元すると共に、天然助材により重合化を防止する。
なお、脂肪酸は、周知のように、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類される。飽和脂肪酸は、一つ一つの分子が規則正しい分子構造を成しているので固まり易い。また、不飽和脂肪酸は折れ曲がった分子構造を成しているので、固まり難く流れ易い。本実施形態では、オゾンガスの強力な酸化作用によって飽和脂肪酸の分子構造を変形することで、不飽和脂肪酸を変化させている。同時に炭素長を分断し、燃焼し易くしている。しかし、オゾンガスは非常に不安定で壊れ易く、壊れた酸素の反応がオゾンの酸化を阻害するので、本実施形態では、窒素ガスによって還元し、天然助材と共に重合化を防いでいる。
一次処理工程Bでは、前処理工程Aで得た不飽和脂肪酸を減圧蒸留して、その中に含まれるパラフィン、ゼラチンあるいはタンパク質などの燃焼に邪魔な不要物質を除去し、一次製品としている。なお、この際、減圧蒸留装置内部にオゾンガスを供給し脂肪酸の改質促進ならびに炭素長の分断作用の促進を行っている。蒸留は減圧した状況下において、低温度帯で行っている。これにより、約40パーセントの精製を行うことができる。なお、減圧蒸留した後、濾過して不純物を取り除き、より良い一次製品とするのが好ましい。
二次処理工程Cは、先の一次処理工程B後の残液にオゾンガスを供給して酸化させることにより、燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させている。また、窒素ガスを供給して酸化を還元し、天然助材と共に重合化を防止している。これにより、残液を効果的に処理して、燃料回収率を高めることができる。
三次処理工程Dでは、二次処理工程Cで得た不飽和脂肪酸を再び減圧蒸留して、前処理工程Aと同様に、パラフィン、ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し、二次製品としている。蒸留は減圧した状況下において、低温度帯で行うと良い。これにより、約40%の精製ができる。
そして、濾過工程Eは、三次処理工程D後の残液を濾過処理し、濾過した液体を三次製品としている。また、残存した固体中のパラフィンをろうそくの原料として使用している。
本発明に係る精製装置1の実施形態を、図2乃至図5に示す。この精製装置1は、植物性油脂および動物性油脂を燃料化するためのものであって、前処理装置10、一次処理装置30、二次処理装置40、三次処理装置50および濾過装置60を具備する。なお、図2において、符号3は配管、4はポンプ、5はボールバルブ、6はオイルミストトラップ、7はコンプレッサーを示す。
前処理装置10は、植物性油脂または動物性油脂を50℃〜60℃で加温して液状化すると共に、オゾン発生機2で発生させたオゾンガスを供給して酸化させることにより、燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ、さらに、窒素ガスを供給して還元し、天然助材と共に重合化を防止する前処理工程Aを行う。
この前処理装置10は、密閉タンク11の下端部に当該タンクに連通する第一チャンバー18および第二チャンバー19を設け、第一チャンバー18に原料投入口12とオゾンガス供給口13を設け、第二チャンバー19に原料投入口12と窒素ガス供給口14を設けている(図4参照)。こうした構成としたことで、原料(植物性油脂や動物性油脂)を第一チャンバー18および第二チャンバー19でオゾンガスおよび窒素ガスと混合して微細な泡状とした状態で密閉タンク11に投入することができ、オゾンガスと窒素ガスの溶融溶解率を高めて酸化および還元作用を効果的に促すことができる。
なお、第一チャンバー18における原料とオゾンガスの混合物と、第2チャンバー19における原料と窒素ガスの混合物は、密閉タンク11へ、同時に投入しても良いし、あるいは交互に投入しても良い。さらには酸化と還元の状況等に応じて、適宜の順で投入しても良い。
また、この前処理装置10は、密閉タンク11の内部に撹拌機15、加温ヒーター(電気ヒーター)16および温度調整器17を設けている。撹拌機15は、植物性油脂および動物性油脂を撹拌し、オゾンガスや窒素ガスをさらに効果的に溶融溶解させる。また、加温ヒーター16は油脂を加温し、温度調整器17は適正温度に保つはたらきを行う。
さらに、この前処理装置10は、密閉タンク11を保温材20で覆い保温性を高めており、また、通気口21および製品取出口22を備えている。さらに、タンクの蓋をロッククランプ23で閉じ、密閉できるようにしている。
一次処理装置30は、不飽和脂肪酸を減圧蒸留して、パラフィン、ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し、一次製品とする一次処理工程Bを行う。蒸留は減圧した状況下において、低温度帯で行うことができる。
また、この一次処理装置30は、蒸留釜31の外部に加温ヒーター(電気ヒーター)16および温度調整器17を設けて構成している。加温ヒーター16は供給された不飽和脂肪酸を加温し、温度調整器17はその温度を適温に保つためのはたらきを担う。
二次処理装置40は、一次処理工程B後の残液にオゾンガスを供給して酸化させることにより、燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ、さらに、窒素ガスを供給して酸化を還元し、天然助材と共に重合化を防止する二次処理工程Cを行う。この二次処理装置40は、前処理装置10と同様の構造を有する。
三次処理装置50は、二次処理工程Cで得た不飽和脂肪酸を減圧蒸留して、パラフィン、ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し、二次製品とする三次処理工程Dを行う。蒸留は減圧した状況下において、低温度帯で行うと良い。この三次処理装置50は、第一処理装置と同様の構造を有する。
濾過装置60は、三次処理工程D後の残液を濾過処理し、濾過した液体を三次製品とすると共に、残存した固体中のパラフィンをろうそくの原料として使用する濾過工程Eを行う。
なお、本実施形態における一次処理装置30および三次処理装置50は、そこを通過した一次製品および二次製品を、冷却機33および冷却水タンク34から供給される冷却水で冷却して効果的に分留する分留管32を備えている。また、それを一時的に貯蔵する一次製品タンク35および二次製品タンク51、および最終的な製品とするためのカートリッジフィルターを有するフィルター装置70を備えている。
また、濾過装置60によって濾過した三次製品を調整するために、三次製品タンク81に撹拌機15を内蔵した調整処理装置80を設けている。さらに、その三次製品を最終的な製品とするためのカートリッジフィルターを備えたフィルター装置70を設けている。
上記した本発明に係る精製方法および精製装置1は、いずれの工程においても、アルコールや化学薬品、水等を一切使用しないので廃棄物を排出せず、また、排水処理も必要としないので、環境を汚染しないといった利点がある。
また、植物性油脂と動物性油脂が原料なので、精製した燃料を燃焼させた排気ガス中の硫黄酸化物(SO)、窒素酸化物(NO)、あるいは黒鉛等が少なく、いわゆるカーボンニュートラルにより二酸化炭素(CO)の削減に多大な貢献をする。従って、環境改善に寄与する。
さらに、各工程がシンプルなので、イニシャルコストやランニングコストを廉価に抑えることができる。またさらに、各工程がシンプルなので、大型プラント化によって大量に精製することができるといった大きな特徴を有する。
本発明に係る精製方法の実施形態を示すフローチャートである。 本発明に係る精製装置の実施形態を示す全体構成図である。 図2に示す精製装置の前処理装置および二次処理装置を示す正面構成図である。 図3のXで示すチャンバー部分を示すもので、(a)は(c)のB−B線断面構成図であり、(b)は(a)のA−A線断面構成図、(c)は側面図である。 図2に示す精製装置の一次処理装置および三次処理装置を示す正面構成図である。
符号の説明
1 精製装置
2 オゾン発生機
3 配管
4 ポンプ
5 ボールバルブ
6 オイルミストトラップ
7 コンプレッサー
10 前処理装置
11 密閉タンク
12 原料投入口
13 オゾンガス供給口
14 窒素ガス供給口
15 撹拌機
16 加温ヒーター
17 温度調整器
18 第一チャンバー
19 第二チャンバー
20 保温材
21 通気口
22 製品取出口
23 ロッククランプ
30 一次処理装置
31 蒸留釜
32 分留管
33 冷却機
34 冷却水タンク
35 一次製品タンク
40 二次処理装置
50 三次処理装置
51 二次製品タンク
60 濾過装置
70 フィルター装置
80 調整処理装置
81 三次製品タンク
A 前処理工程
B 一次処理工程
C 二次処理工程
D 三次処理工程
E 濾過工程

Claims (4)

  1. 植物性油脂および動物性油脂を燃料化する精製方法であって、少なくとも、植物性油脂または動物性油脂を所定温度で加温して液状化すると共に,オゾンガスを供給して酸化させることにより,燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ,さらに,窒素ガスを供給して還元し,天然助材と共に重合化を防止する前処理工程(A)と、前記不飽和脂肪酸を減圧蒸留して,パラフィン,ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し,一次製品とする一次処理工程(B)と、前記一次処理工程後の残液にオゾンガスを供給して酸化させることにより,燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ,さらに,窒素ガスを供給して酸化を還元し,天然助材と共に重合化を防止する二次処理工程(C)と、前記二次処理工程で得た不飽和脂肪酸を減圧蒸留して,パラフィン,ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し,二次製品とする三次処理工程(D)と、前記三次処理工程後の残液を濾過処理し,濾過した液体を三次製品とすると共に,残存した固体中のパラフィンをろうそくの原料として使用する濾過工程(E)と、からなることを特徴とする植物性油脂および動物性油脂の燃料化精製方法。
  2. 植物性油脂および動物性油脂を燃料化する精製装置であって、少なくとも、植物性油脂または動物性油脂を所定温度で加温して液状化すると共に,オゾンガスを供給して酸化させることにより,燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ,さらに,窒素ガスを供給して還元し,天然助材と共に重合化を防止する前処理工程(A)を行う前処理装置(10)と、前記不飽和脂肪酸を減圧蒸留して,パラフィン,ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し,一次製品とする一次処理工程(B)を行う一次処理装置(30)と、前記一次処理工程後の残液にオゾンガスを供給して酸化させることにより,燃焼し難い飽和脂肪酸を燃焼し易い不飽和脂肪酸に変化させ,さらに,窒素ガスを供給して酸化を還元し,天然助材と共に重合化を防止する二次処理工程(C)を行う二次処理装置(40)と、前記二次処理工程で得た不飽和脂肪酸を減圧蒸留して,パラフィン,ゼラチンあるいはタンパク質などの不要物質を除去し,二次製品とする三次処理工程(D)を行う三次処理装置(50)と、前記三次処理工程後の残液を濾過処理し,濾過した液体を三次製品とすると共に,残存した固体中のパラフィンをろうそくの原料として使用する濾過工程(E)を行う濾過装置(60)と、からなり、前記前処理装置および二次処理装置を,少なくとも,密閉タンク(11)に原料投入口(12),オゾンガス供給口(13)および窒素ガス供給口(14)を形成し,前記密閉タンクの内部に撹拌機(15),加温ヒーター(16)および温度調整器(17)を設けて構成し、前記一次処理装置および三次処理装置を,少なくとも,蒸留釜(31)を加温する外部ヒーター(16)および温度調整器(17)を設け,前記蒸留釜の外部に分留管(32)を設けて構成したことを特徴とする植物性油脂および動物性油脂の燃料化精製装置。
  3. 前処理装置(10)および二次処理装置(40)を、密閉タンク(11)に連通する第一チャンバー(18)および第二チャンバー(19)を設け、前記第一チャンバーに原料投入口(12)とオゾンガス供給口(13)を設け、前記第二チャンバーに原料投入口(12)および窒素ガス供給口(14)を設けて構成したことを特徴とする請求項2に記載の植物性油脂および動物性油脂の燃料化精製装置。
  4. 一次処理装置(30)および三次処理装置(50)で得た一次製品および二次製品を濾過するフィルター装置(70)を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の植物油脂および動物性油脂の燃料化装置。
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