JP2007284111A - コーナーパッド - Google Patents

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Abstract

【課題】外装体とその内部に納められる物品との間に配置し、物品のコーナー部分にあてがって、物品を保護することに寄与し、ダンボール紙を含む材料に対する加工がより単純であり、材料のロスが少なくて済むコーナーパッドを提供する。
【解決手段】物品を支えるために使用されるコーナーパッドであって、物品に接する接触面31と、その接触面31の周縁部に隣接し、接触面に掛かる荷重を負担する支持手段としての側面32とを有し、側面32は全て同じ方向へ折り曲げるとともに、要所を接着することにより形成されたほぼトレイ状のパッド要素35を複数個具備し、パッド要素35は、少なくとも2個のものが接続部34a、34b、34a、34bで一体化した状態にあり、かつ、その接続部にて折り曲げ可能であることによって、2個のパッド要素がほぼL字型の配置形態を取り、側面32の底部は、外装体の内側の一面に接触する。
【選択図】図10

Description

本発明は、外装体とその内部に納められる物品との間に配置し、物品のコーナー部分にあてがって物品を安定させるために使用されるコーナーパッドに関するものである。
例えば、家庭用電気製品など、ある程度の重量があり、かつ、取り扱いに注意を必要とする商品は、いわゆるダンボール箱のような外装体に納めて取り扱われるものが多い。これらの商品の内、外装体の内部に納めた状態で、動かないように固定する必要がある場合には、コーナーパッドなどと称する固定部材が使用されている。従来のコーナーパッドには、発泡スチロールのような樹脂製品が多用されたが、種々の理由により処分の容易な紙製品に主流が移ってきた。
ダンボール紙を材料とするコーナーパッドには、実開平6−27629号の緩衝性段ボールコーナーパッドの考案がある。同考案は、ダンボールよりなる台紙の四隅に、折り目線を介して、ほぼ正方形状の折り返し部を突出形成したものである。このため、台紙と一体構造のものに限られるとい物品の2以上の面に接して保護する必要のある場合には適さない。
これに対して特開平9−301439号のものは、ダンボール紙を材料とし、糊を使用せず、折り曲げて嵌合するだけで組み立てられる角コーナーパッドであり、対象物品の3面から成る角にあてがい、保護することができるように構成されている。しかし同発明の場合、ダンボール紙数枚を重ねた程度の厚さを有するに過ぎないため、緩衝効果を余り期待することができないと考えられる。これは、特開平10−167332号の発明でも共通している。また、特開平10−167328号のものは、古紙を材料とし、糊を使わずに固定できるコーナーパッドを開示しているが、これもダンボール紙1枚分の厚さを有するに過ぎない。
実開平6−27629号 特開平9−301439号 特開平10−167332号 特開平10−167328号
本発明は前記の点にかんがみなされたもので、その課題は、対象の物品に掛かることが予測される荷重を確実に受け止め、物品を保護することに寄与するコーナーパッドを提供することである。また、本発明の他の課題は、ダンボール紙を含む材料に対する加工がより単純であり、かつ、材料のロスが少なくて済むコーナーパッドを提供することである。
前記の課題を解決するため本発明は、外装体とその内部に納められる物品との間に配置し、物品のコーナー部分にあてがって物品を安定させるために使用されるコーナーパッドについて、物品に接する接触面と、その接触面の周縁部に隣接し、接触面に掛かる荷重を負担する支持手段としての側面とを有し、側面は全て同じ方向へ折り曲げるとともに、要所を接着することにより形成されたほぼトレイ状のパッド要素を複数個具備し、上記パッド要素は、少なくとも2個のものが接続部で一体化した状態にあり、かつ、その接続部にて折り曲げ可能であることによって、2個のパッド要素がほぼL字型の配置形態を取り、一方のパッド要素の接触面は、物品のコーナー部分を構成する2箇所のうちの一方の箇所に接触するとともに、一方のパッド要素の側面の底部は、外装体の内側の一面に接触し、また、他方のパッド要素の接触面は、物品のコーナー部分を構成する2箇所のうちの他方の箇所に接触するとともに、他方のパッド要素の側面の底部は、外装体の内側の他面に、それぞれ接触することにより、各パッド要素の側面にて接触面に掛かる荷重を負担するように構成するという手段を講じたものである。
本発明に係るコーナーパッドは、外装体とその内部に納められる物品との間に配置し、物品のコーナー部分にあてがって物品を支えたり又は固定したりするために使用されるものである。この場合、物品のコーナー部分とは、2面が交差するようなコーナー部分と、3面が交差するような部分を含む。2面が交差するコーナーは、側面と上面又は下面とで作るような角である。これは、例えば円筒形の円筒部の角を支持するために必要である。3面が交差するコーナーは、2側面と上面又は下面とで作るような角である。これには、直方体状の隅角部などが該当する。
本発明に係るコーナーパッドは、対象となる物品に接して支えるための接触面を有しており、かつまた、接触面の周縁部に隣接し、接触面に掛かる荷重を負担する支持手段としての側面を有している。本発明に係るコーナーパッドは、ダンボール紙のようなシート状材料を使用して上記の接触面と側面とを打ち抜き、いわゆるプランクを作り、各部を折り曲げて組み立てることを前提としている。支持手段としての側面は、全て同じ方向へ折り曲げるとともに、要所を接着することによりほぼトレイ状に形成する。このトレイ状に組み立てられたものがパッド要素であり、このパッド要素を複数個具備することにより、本発明に係るコーナーパッドが形成される。
上記パッド要素は、少なくとも2個のものが接続部で一体化した状態にあり、かつ、その接続部にて折り曲げ可能であることによって、2個のパッド要素がほぼL字型の配置形態を取る。本発明のコーナーパッドが、最小限2個のパッド要素からなる場合は、2面が交差する、例えば円筒形の円筒部の角のような、側面と上面又は下面で作る角や、直方体の隅角部と隅角部との間の辺部分にあてがうためのコーナーパッドに適している。上記2個の内の一方のパッド要素の接触面は、物品のコーナー部分を構成する2箇所の内の一方の箇所に接触するとともに、一方のパッド要素の側面の底部は、外装体の内側の一面に接触し、また、他方のパッド要素の接触面は、物品のコーナー部分を構成する2箇所の内の他方の箇所に接触するとともに、他方のパッド要素の側面の底部は、外装体の内側の他面に、それぞれ接触することにより、各パッド要素の側面にて接触面に掛かる荷重を負担する。
本発明に係るコーナーパッドを構成する複数個のパッド要素は、複数個の独立した部品から成る場合と、複数個のパッド要素があらかじめ一体物としてダンボール紙のようなシート状材料から打ち抜かれている場合とがある。あらかじめ一体物として形成されているものである場合にはその必要はないが、複数個の独立した部品からなる場合には、それらを接続部にて接続することにより、一体化した状態にする。
パッド要素を、3個のものから構成できることは既に説明したとおりであるが、その場合、これらのパッド要素は、立方体形状を有する物体の隅角部を構成する3面に接触するように、相互にほぼ直交する配置を取るように接続部にて接続した状態に形成する。3個のパッド要素からなる場合にも、各パッド要素は独立した部品からなる場合と、あらかじめ一体物として形成されている場合の、二通りの形態を取る。3個のパッド要素は、それぞれの側面の部分に設けられた係合部と係合相手から成る係合手段により、相互にほぼ直交する配置を取って固定されるように構成される。
このような構成を有するパッド要素の接触面には、第2の荷重負担部として凹状の部分が設けることができ、その凹状の部分には、パッド要素に掛かる荷重を負担し、耐荷重強度を向上するように、パッド要素の側面による高さとほぼ等しい高さの支持部を有するものとする。凹状の部分は、パッド要素の側面の内側に、2重の荷重負担部分を形成するものであり、これにより、耐荷重部分が2倍に増えるので、耐荷重強度も2倍になると考えて良い。パッド要素は、その側面又は凹状の荷重負担部とともに、パッド要素に掛かる荷重を負担する第3の荷重負担部として、上記側面又は荷重負担部とほぼ同じ高さの支持材を具えることができる。
このように構成される、本発明のコーナーパッドは、複数個のパッド要素同士を、ほぼL字型の位置関係、或いは、相互に直交する位置関係を保持する手段を設けることができる。この位置保持手段は、複数個のパッド要素同士を、ほぼL字型、或いは、相互に直交する位置関係に配置したときに、対象とする物品と抵触しないように設けられる。
本発明は上記のように構成されかつ作用するものであるから、パッド要素を構成する側面を1重、2重或いは3重のように構成することにより、対象の物品に掛かることが予測される荷重を確実に受け止めることができ、物品を確実に保護することに寄与するコーナーパッドを提供することができる。また、本発明によれば、パッド要素を1個ずつ独立して形成し、接続部で接続することで一帯にすることができるので、ダンボール紙を含む材料に対する加工がより単純であり、複雑な打ち抜き型を必要としないので、比較的廉価な型装置でプランクを作ることができ、かつ、型が複雑なものではないので、材料のロスも少なくて済む。
以下図示の実施形態を参照して、本発明をより詳細に説明する。本発明の例1を、図1図2及び図3を参照して説明する。
例1のコーナーパッド10は、物品Mに接する四辺形状の接触面11と、接触面11の4周縁部に隣接し、接触面11に掛かる荷重を負担する支持手段としての4周の側面12とを有し、側面12は全て同じ方向へ折り曲げられ、かつ、要所に設けた糊代13を接着することにより、四角な角錐台形状のほぼトレイ状に形成された、2個のパッド要素15を具備している。上記パッド要素15は、少なくとも2個のものが接続部14で一体化した状態にあり、かつ、その接続部14との境界線16を折り曲げ線として折り曲げ可能である。このプランク17は、複数個のパッド要素があらかじめ一体物としてダンボール紙のようなシート状材料から打ち抜かれている場合の例示である。コーナーパッド10と物品Mとの関係については、図20を参照のこと。
例1のコーナーパッド15は、図1に示すような、例えば段ボール類から成るシート材料を、所定の打ち抜き型を用いて形成した、長方形状の平面形状を持つプランク17の各部を折り曲げ、接着することによって、図2に示すような形状に組み立てられる。組み立てられた、2個のパッド要素15、15は、接続部14にて折り曲げることにより、図3に示すようなほぼL字型の配置形態を取るコーナーパッド10となる。このコーナーパッド10は、パッド要素15の周囲を囲む4周の側面12が、接触面11に掛かる荷重を負担する。
例2のコーナーパッド20は、図4に示すように、物品Mに接する方形状の接触面21と、その接触面21の4周縁部に隣接し、接触面21に掛かる荷重を負担する支持手段としての4周の側面22とを有し、側面22は全て同じ方向へ折り曲げられ、かつ、要所に設けた糊代23を接着することにより、四角な角錐台形状のほぼトレイ状に形成された、パッド要素25を3個具備している。例2のパッド要素25も、あらかじめ一体物として3個が接続部24で一体化した状態にあり、かつ、その接続部24との境界線26を折り曲げ線として折り曲げ可能である。この位置保持手段28、29は、複数個のパッド要素同士を、相互に直交する位置関係に配置したときに、対象とする物品と抵触しないように側面22に設けられている、係合溝と、それと係合可能な係合腕部とから成っている。
例2のコーナーパッド25は、図4に示した、例えばダンボール類から成るシート材料を、所定の打ち抜き型を用いて形成した、平面形状がほぼL字状の平面形状を持つプランク27の各部を折り曲げ、接着することによって、図5に示すような形状に組み立てられる。組み立てられた、3個のパッド要素25、25、25は、接続部24、24にて折り曲げることにより、図6に示すような相互に直交する配置形態を取るコーナーパッド20となる。このコーナーパッド20は、パッド要素25の周囲を囲む4周の側面22が、接触面21に掛かる荷重を負担する。例2のコーナーパッド20は、複数個のパッド要素同士を、相互に直交する位置関係を保持する手段28、29を備えているので、相互に直交する配置形態を取る状態に固定する。
例3のコーナーパッド30は、図7に示すように、物品Mに接する方形状の接触面31と、その接触面31の4周縁部に隣接し、接触面31に掛かる荷重を負担する支持手段としての4周の側面32とを有する、独立した3個のパッド要素35から成る。各パッド要素35の側面32は全て同じ方向へ折り曲げられ、かつ、要所に設けた糊代33を接着することにより、四角な角錐台形状のほぼトレイ状パッド要素35を形成し、このパッド要素35を3個具備する。例3のパッド要素35は、3個が独立した状態のもので、これらを、接続部34a、34b接着し一体化した状態にある。接触面31と接続部34a、34bとの境界線36は折り曲げ可能な折り曲げ線になっている。例3のものも、係合溝と、それと係合可能な係合腕部とから成る位置保持手段38、39を側面22に有し、複数個のパッド要素同士を、相互に直交する位置関係に配置したときに、対象とする物品と抵触しないようにされている。
例3のコーナーパッド30は、図7に示した、例えばダンボール類から成るシート材料を3個使用し、各側面32、糊代33を折り曲げ、糊代33を接着することによって、図8に示すような形状に組み立てる。その後、各パッド要素35を平面形状がほぼL字型になるような配置に接続部34a、34bにて接着する(図9)。さらに、3個のパッド要素35、35、35は、接続部34a、34bの境界線36にて折り曲げることにより、図10に示すように、相互に直交する配置形態を取るコーナーパッド30となる。この例3のコーナーパッド30も、複数個のパッド要素同士の位置を、相互に直交する関係に保持するように、位置保持手段38、39により固定する。例1ないし例3までに示されたコーナーパッド10、20、30は、パッド要素15、25、35の周囲を囲む、1重の側面12、22、32が、接触面31に掛かる荷重を負担する。
これに対し、図11に示されている例では、2重の荷重負担部を設けたものを示している。図11は例4のコーナーパッド40を組み立てるプランクを示しており、物品Mに接する方形状の接触面41と、その接触面41の4周縁部に隣接し、接触面41に掛かる荷重を負担する支持手段としてパッド要素45の4周の側面42とを有し、側面42は全て同じ方向へ折り曲げられ、かつ、要所に設けた糊代43を接着することにより、四角な角錐台形状のほぼトレイ状に形成される、3個のパッド要素45を具備している。さらに、パッド要素45の接触面41には、第2の荷重負担部としての凹状の部分42−2を具備するために、取り付け部41aが開口している。凹状の部分42−2は、パッド要素45に掛かる荷重を負担し、耐荷重強度を向上するように、パッド要素45の側面42による高さとほぼ等しい高さの支持部42bを、中央板部42cの周囲に有しており、糊代42dにより凹状の立体形に組み立てられる(図12)。
接続片42eにて取り付け部41aの周囲の接触面41に接着されることにより凹状の部分42−2を一体に備えた、例4のパッド要素45も独立した部品であり、パッド要素45は、3個が接続部44a、44bにて接着により一体化され、接続部44a、44bとの境界線46を折り曲げ線として折り曲げられ、立体に組み立てられる(図13)。このような構成を有する3個のパッド要素45は、それぞれの位置を相互に直交する関係に保持するように、位置保持手段48、49により固定する(図14)。このため、例4では、4周の側面42とともに、凹状の部分42−2が一体になって、2重の荷重負担部分を形成するので、これにより、耐荷重部分が約2倍に増え、耐荷重強度もまた、凹状の部分42−2は強固な箱状構造を有しているので、ほぼ2倍又はそれ以上になると考えられる。
さらに、図15により、3重の荷重負担部を設けた例5のコーナーパッド50を組み立てるプランクを示す。例5の各パッド要素55は、例4のものに第3の要素を追加しない段階では、基本的構成は例4のものとほぼ同じであり、物品Mに接する方形状の接触面51と、その接触面51の4周縁部に隣接し、接触面51に掛かる荷重を負担する支持手段としてパッド要素55の4周の側面52とを有し、側面52は全て同じ方向へ折り曲げ、かつ、要所に設けた糊代53を接着することにより、四角な角錐台形状のほぼトレイ状に形成される、3個のパッド要素55を具備している。また、パッド要素55の接触面51には、第2の荷重負担部としての凹状の部分52−2を具備するために、取り付け部51aが開口し、凹状の部分52−2は、パッド要素55に掛かる荷重を負担し、耐荷重強度を向上するように、パッド要素55の側面52による高さとほぼ等しい高さの支持部52bを、中央板部52cの周囲に有している。凹状の部分は、糊代52dにより凹状の立体形に組み立てられる(図16)。
例5のものは、さらに、パッド要素55に掛かる荷重を負担する第3の荷重負担部として、上記側面52又は第2の荷重負担部である凹状の部分52−2とほぼ同じ高さの支持材57を具えている。この支持材57を取り付けるために、第2に荷重負担部に、支持材取り付け部としてのスリット52fが凹状の部分52−2の一部に設けられている。支持材57は、厚紙などからなる帯状のものを図16に示すように例えば五角形に折り曲げ、その先端をスリット52fに差し込み、必要に応じて接着することにより、各パッド要素55に取り付けられる(図17)。
例5において、パッド要素55は、3個が接続部54a、54bにて接着により一体化され、接続部54a、54bとの境界線56を折り曲げ線として折り曲げられ、立体に組み立てられ、さらに、それぞれの位置を相互に直交する関係に保持するように、位置保持手段58、59により固定する(図18)。このため、例5では、4周の側面52とともに、凹状の部分52−2が一体になって、2重の荷重負担部分を形成しているものに加えて、支持材57が2個ずつで、第3の荷重負担部分を形成しており、その先端は凹状の部分52−2に橋渡しするように位置しているので(図19A)、これにより、耐荷重部分が約3倍に増え、支持材57は閉じたリング状で強固であり耐荷重強度も3倍以上にすることができる。
本発明のものは、これまでの例1〜5によって説明したコーナーパッド10〜50のように構成することができるものであるが、例3ないし例5のパッド要素を任意に組み合わせて、1個のコーナーパッドを形成することも可能である。図19Aはその一例を示しており、同図において正面は例5のパッド要素55を用い、上面と左側面は例4のパッド要素45を用いて、1個のコーナーパッド60を形成している。また、図19Bにおいて正面と右側面に例4のパッド要素45を用い、下面に例5のパッド要素55を用いて、1個のコーナーパッド70を形成している。図19Cは、例3のパッド要素35と例4のパッド要素から成るコーナーパッド80の例である。
また、本発明の使用状態を示すために記載されている、図20には、例4のパッド要素40と例5のパッド要素50を使用して、例1のようにほぼL字型に形成した中間部用のコーナーパッド80の例を示している。このような必要性は実用上余り多くはないとも考えられるけれども、例えば、支持すべき物品Mの部位が特に重いとか、または複数個配置するスペースがないというような場合には利用価値がある。また、図20は、例2又は例3のコーナーパッド20又は30を、物品Mの隅角部Tにあてがっている状態を示す。本発明に係るコーナーパッドは、このように、外装体Bであるダンボール箱や木箱などの内部に配置され、円筒状物品の側面と天面又は底面とが作るコーナーや、物品Mの中間部のコーナー、及び、物品Mの隅角部のコーナーに使用することができる。
本発明に係るコーナーパッドは、物品のコーナー部分だけではなく、物品と外装体との間に配置する詰め物のように使用可能であり、その際、物品や外装体へのパッドの固定のために、粘着テープや接着剤を併用することができる。
本発明に係るコーナーパッドの例1を示すプランクの平面展開図。 図1のものの組み立て状態を示す斜視図。 例1のコーナーパッドを示す斜視図。 本発明の例2を示すプランクの平面展開図。 図4のものの組み立て状態を示す斜視図。 例2のコーナーパッドを示す斜視図。 本発明の例3を示すプランクの平面展開図。 図7のものの組み立て状態を示す斜視図。 図8のものを組み合わせた状態を示す斜視図。 例3のコーナーパッドを示す斜視図。 本発明の例3を示すプランクの平面展開図。 図11のものの組み立て状態を示す斜視図。 図12のものを組み合わせた状態を示す斜視図。 例4のコーナーパッドを示す斜視図。 本発明の例4を示すプランクの平面展開図。 図15のものの組み立て状態を示す斜視図。 図16のものを組み合わせた状態を示す斜視図。 例5のコーナーパッドを示す斜視図。 本発明に係るコーナーパッドの他の例を示すもので、Aは例4と例5のパッド要素からなる例、Bは例3、例4及び例5のパッド要素からなる例、Cは例3と例4のパッド要素からなる例を示す。 本発明の使用状態を示す斜視図。
符号の説明
10、20、30、40、50、60、70、80 コーナーパッド
11、21、31、41、51 接触面
12、22、32、42、52 側面
13、23、33、43、53 糊代
14、24、34a、34b、44a、34b、54a、54b 接続部
15、25、35、45、55 パッド要素
16、26、36、46、56 境界線
17、27 プランク
18、19、28、29、38、39、48、49、58、59 位置保持手段
41a、51a 取り付け部
42−2、52−2 凹状の部分
42b、52b 支持部
42c、52c 中央板部
42d、42d 糊代
42e、52e
52f スリット
57 支持材

Claims (6)

  1. 外装体とその内部に納められる物品との間に配置し、物品のコーナー部分にあてがって物品を支えるために使用されるコーナーパッドであって、
    物品に接する接触面と、その接触面の周縁部に隣接し、接触面に掛かる荷重を負担する支持手段としての側面とを有し、側面は全て同じ方向へ折り曲げるとともに、要所を接着することにより形成されたほぼトレイ状のパッド要素を複数個具備し、上記パッド要素は、少なくとも2個のものが接続部で一体化した状態にあり、かつ、その接続部にて折り曲げ可能であることによって、2個のパッド要素がほぼL字型の配置形態を取り、一方のパッド要素の接触面は、物品のコーナー部分を構成する2箇所のうちの一方の箇所に接触するとともに、一方のパッド要素の側面の底部は、外装体の内側の一面に接触し、また、他方のパッド要素の接触面は、物品のコーナー部分を構成する2箇所のうちの他方の箇所に接触するとともに、他方のパッド要素の側面の底部は、外装体の内側の他面に、それぞれ接触することにより、各パッド要素の側面にて接触面に掛かる荷重を負担するように構成されたコーナーパッド。
  2. 複数個のパッド要素は、複数個の独立した部品であり、それらを接続部にて接続することにより、一体化した状態にある請求項1記載のコーナーパッド。
  3. パッド要素は、3個のものから成り、これらのパッド要素は、立方体形状を有する物体の隅角部を構成する3面に接触するように、相互にほぼ直交する配置を取るように接続部にて接続されている、請求項1記載のコーナーパッド。
  4. 複数個のパッド要素は、それぞれの側面の部分に設けられた係合部と係合相手から成る係合手段により、ほぼL字型又は相互にほぼ直交する配置を取って固定されるように構成された請求項1記載のコーナーパッド。
  5. パッド要素の接触面には、第2の荷重負担部として凹状の部分が設けられており、その凹状の部分は、パッド要素に掛かる荷重を負担し、耐荷重強度を向上するように、パッド要素の側面による高さとほぼ等しい高さの支持部を有している請求項1記載のコーナーパッド。
  6. パッド要素は、その側面又は凹状の荷重負担部とともに、パッド要素に掛かる荷重を負担する第3の荷重負担部として、上記側面又は荷重負担部とほぼ同じ高さの支持材を有している請求項1記載のコーナーパッド。
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