JP2007284045A - 動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法 - Google Patents

動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電動機を内燃機関と駆動軸との何れかに選択的に接続可能な動力出力装置において、駆動力の増加要求がなされたときに電動機の接続先を内燃機関から駆動軸へとスムースに切り替える。
【解決手段】ハイブリッド自動車20では、モータ−エンジン接続状態のもとで運転者により加速要求がなされて要求トルクT*が増加しているときには、充放電要求パワーPb*を値0とする放電制限(ステップS220)とモータ−エンジン接続状態からモータ−駆動軸接続状態への切り替え(ステップS250)とを伴って要求トルクT*に基づく駆動力が出力されるようにエンジン22、モータMG1、MG2および接続断接ユニット60のアクチュエータ66,67が制御される。
【選択図】図4

Description

本発明は、動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法に関する。
従来から、ハイブリッド車両に搭載される動力出力装置として、内燃機関と、当該内燃機関と駆動軸と発電機とに接続されて電力のやり取りによりエンジンから出力された動力を増減して駆動軸に伝達可能な動力調整装置と、電動機と、発電機および電動機と電力をやり取り可能な蓄電装置と、電動機の回転軸を駆動軸または出力軸に選択的に接続させることができる手段とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1および2参照。)。この種の動力出力装置によれば、内燃機関の回転数よりも駆動軸の回転数が高くなる場合には、電動機の回転軸を内燃機関の出力軸に接続する一方、内燃機関の回転数よりも駆動軸の回転数が低くなる場合には、電動機の回転軸を駆動軸に接続することによりエネルギ効率を向上させることが可能となる。
特開平10−75501号公報 特開2000−225861号公報
上述のような動力出力装置では、電動機の回転軸が内燃機関の出力軸に接続されているときに、例えば駆動軸の回転数が所定値以上であって動力出力装置に対する駆動力の増加要求(駆動軸の回転に対する加速要求)がなされた場合、電動機の回転軸と内燃機関の出力軸との接続を解除すると共に電動機の回転軸が駆動軸を接続することにより、電動機と内燃機関または駆動軸との接続状態が切り替えられる。ただし、電動機の回転軸と内燃機関の出力軸とが接続されている状態で駆動力の増加要求がなされ、それに応じて上記接続状態を切り替えるに際し、接続状態の切り替え前に電動機が内燃機関をアシストするようにトルクを発生していると、電動機の回転軸と内燃機関の出力軸との接続をスムースに解除することが困難となり、駆動力の増加要求時における動力出力装置の運転性が損なわれてしまうおそれがある。
そこで、本発明による動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法は、電動機を内燃機関と駆動軸との何れかに選択的に接続可能な動力出力装置において、駆動力の増加要求がなされたときに電動機の接続先を内燃機関から駆動軸へとスムースに切り替えることを目的の一つとする。また、本発明による動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法は、電動機と内燃機関または駆動軸との接続状態の容易かつスムースな切り替えを可能として、駆動力の増加要求時における動力出力装置の運転性を向上させることを目的の一つとする。
本発明による動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
内燃機関と、
動力を入出力可能な第1電動機と、
動力を入出力可能な第2電動機と、
前記第1電動機と前記第2電動機とのそれぞれと電力をやり取り可能な蓄電手段と、
前記駆動軸と前記内燃機関の出力軸である機関軸と前記第1電動機の回転軸である第1電動機軸とに接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づいて定まる動力を残余の軸に入出力する動力入出力手段と、
前記駆動軸に所定の変速比をもって連結されると共に前記第1電動機軸の回転数が所定値になったときに前記機関軸と回転同期する伝達軸を含む伝達機構と、
前記第2電動機の回転軸である第2電動機軸と前記機関軸との接続および該接続の解除と、前記第2電動機軸と前記伝達軸との接続および該接続の解除とを実行可能であり、前記第2電動機軸と前記機関軸とが接続される第1接続状態と前記第2電動機軸と前記伝達軸とが接続される第2接続状態との何れかを選択的に設定可能な接続断接手段と、
前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記第1電動機軸の回転数が前記所定値よりも小さいときに前記第1接続状態のもとで前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御すると共に、前記第1電動機軸の回転数が前記所定値よりも大きいときに前記第2接続状態のもとで前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御する一方、前記第1接続状態のもとで前記設定された要求駆動力が増加しているときには、前記蓄電手段からの放電量を所定量以下にする放電制限と前記第1接続状態から前記第2接続状態への切り替えとを伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御する制御手段と、
を備えるものである。
この動力出力装置は、駆動軸、内燃機関および第1電動機に接続される、いわゆる3軸式の動力入出力手段と、駆動軸に所定の変速比をもって連結されると共に第1電動機軸の回転数が所定値になったときに内燃機関の機関軸と回転同期する伝達軸を含む伝達機構と、第2電動機の回転軸である第2電動機軸と機関軸との接続および該接続の解除と、第2電動機軸と伝達軸との接続および該接続の解除とを実行可能であり、第2電動機軸と機関軸とが接続される第1接続状態と第2電動機軸と伝達軸とが接続される第2接続状態との何れかを選択的に設定可能な接続断接手段とを備えており、第2電動機を内燃機関と駆動軸との何れかに選択的に接続可能に構成されている。すなわち、この動力出力装置では、第1電動機軸の回転数が所定値になると伝達軸と機関軸とが回転同期することから、第1電動機軸の回転数が所定値付近にあれば第2電動機と内燃機関または駆動軸(伝達軸)との接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間で切り替え可能となる。そして、この動力出力装置では、基本的に、第1電動機軸の回転数が上記所定値よりも小さいときには第1接続状態のもとで、第1電動機軸の回転数が上記所定値よりも大きいときには第2接続状態のもとで、設定された要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように内燃機関と第1電動機と第2電動機と接続断接手段とが制御される。更に、この動力出力装置では、第2電動機軸と機関軸とが接続される第1接続状態のもとで要求駆動力が増加しているときには、蓄電手段からの放電量を所定量以下にする放電制限と第1接続状態から第2接続状態への切り替えとを伴って要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように内燃機関と第1電動機と第2電動機と接続断接手段とが制御される。このように、第1接続状態のもとで要求駆動力が増加しているときに蓄電手段からの放電量を所定量以下に制限すれば、内燃機関からの動力により要求される駆動力がまかなわれると共に第1電動機と第2電動機との間で電力収支のバランスが概ねとられるようになることから、第1電動機軸の回転数が概ね上記所定値になったときに第2電動機の出力トルクを小さくすることが可能となる。この結果、この動力出力装置では、第1接続状態のもとで駆動力の増加要求がなされたときに第2電動機軸と機関軸との接続をショックを減らしつつ容易に解除した上で、第1接続状態から第2接続状態へと容易かつスムースに切り替えることができるので、駆動力の増加要求時における運転性を向上させることが可能となる。
また、前記第1電動機軸の回転数に関する前記所定値は値0であり、前記放電制限は、前記蓄電手段からの放電量を実質的に値0とするものであってもよい。この場合、第1電動機軸の回転数が概ね値0になった時に第2電動機軸と伝達軸とが回転同期することから、第1電動機軸の回転数が値0付近にあれば第2電動機と内燃機関または駆動軸との接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間で切り替え可能となる。そして、上記放電制限を蓄電手段からの放電量を実質的に値0とするものとすれば、第1電動機と第2電動機との間で電力収支のバランスがとられることから、第1電動機軸の回転数が値0になった時に、第2電動機の出力トルクを理論上概ね値0にすることができる。この結果、このような動力出力装置によれば、第2電動機軸と機関軸との接続をショックを減らしつつ容易に解除した上で、第1接続状態から第2接続状態へと容易かつスムースに切り替えることが可能となる。
更に、前記制御手段は、前記第1接続状態のもとで前記設定された要求駆動力が増加しているときに、前記第1電動機軸の回転数が前記所定値に基づく閾値以上になると前記第1接続状態から前記第2接続状態への切り替えを実行すると共に、当該切り替えに先立って前記放電制限を開始するものであってもよい。
また、前記接続断接手段は、前記第2電動機軸と前記機関軸との接続および該接続の解除を行うドグクラッチと、前記第2電動機軸と前記伝達軸との接続および該接続の解除を行うドグクラッチとを含むものであってもよい。すなわち、本発明による動力出力装置では、第1接続状態と第2接続状態との間の切り替えを容易かつスムースに実行可能であるので、第2電動機軸と機関軸との間および第2電動基軸と伝達軸との間に、比較的単純な構造と良好な切替効率を有するドグクラッチを採用することが可能となる。
そして、前記制御手段は、同一パワーを出力可能な前記内燃機関の運転ポイントのうち、効率がより高くなる運転ポイントで前記内燃機関を運転可能なものであってもよい。このように、内燃機関を適宜効率のよい運転ポイントで運転することにより、第1接続状態と第2接続状態との切り替えと相まって、動力出力装置のエネルギ効率をより一層向上させることが可能となる。
本発明によるハイブリッド車両は、上記何れかの動力出力装置と、前記駆動軸に連結された駆動輪とを備えるものである。本発明によるハイブリッド車両に備えられた動力出力装置は、上述のように、第1接続状態のもとで駆動力の増加要求がなされたときに第2電動機軸と機関軸との接続をショックを減らしつつ容易に解除した上で、第1接続状態から第2接続状態へと容易かつスムースに切り替え可能なものであるので、本発明のハイブリッド車両では、駆動力の増加要求時すなわち加速要求時におけるドライバビリティを良好に向上させることが可能となる。
本発明による動力出力装置の制御方法は、駆動軸と、内燃機関と、動力を入出力可能な第1電動機と、動力を入出力可能な第2電動機と、前記第1電動機と前記第2電動機とのそれぞれと電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記駆動軸と前記内燃機関の出力軸である機関軸と前記第1電動機の回転軸である第1電動機軸とに接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づいて定まる動力を残余の軸に入出力する動力入出力手段と、前記駆動軸に所定の変速比をもって連結されると共に前記第1電動機軸の回転数が所定値になったときに前記機関軸と回転同期する伝達軸を含む伝達機構と、前記第2電動機の回転軸である第2電動機軸と前記機関軸との接続および該接続の解除と、前記第2電動機軸と前記伝達軸との接続および該接続の解除とを実行可能であり、前記第2電動機軸と前記機関軸とが接続される第1接続状態と前記第2電動機軸と前記伝達軸とが接続される第2接続状態との何れかを選択的に設定可能な接続断接手段とを備える動力出力装置の制御方法であって、
前記第1電動機軸の回転数が前記所定値よりも小さいときに前記第1接続状態のもとで前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御すると共に、前記第1電動機軸の回転数が前記所定値よりも大きいときに前記第2接続状態のもとで前記要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御する一方、前記第1接続状態のもとで前記設定された要求駆動力が増加しているときには、前記蓄電手段からの放電量を所定量以下にする放電制限と前記第1接続状態から前記第2接続状態への切り替えとを伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御するものである。
この方法のように、第1接続状態のもとで要求駆動力が増加しているときに蓄電手段からの放電量を所定量以下に制限すれば、内燃機関からの動力により要求される駆動力をまかないつつ、第1電動機と第2電動機との間で電力収支のバランスが概ねとられるようにすることができるので、第1電動機軸の回転数が概ね上記所定値になったときに第2電動機の出力トルクを小さくすることが可能となる。この結果、第1接続状態のもとで駆動力の増加要求がなされたときに第2電動機軸と機関軸との接続をショックを減らしつつ容易に解除した上で、第1接続状態から第2接続状態へと容易かつスムースに切り替えることができるので、駆動力の増加要求時における動力出力装置の運転性を向上させることが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る動力出力装置を備えたハイブリッド自動車の概略構成図である。図1に示すハイブリッド自動車20は、エンジン22と、エンジン22の出力軸(機関軸)としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30にその回転軸(第1電動機軸)MS1が接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続されたリングギヤ軸32aに連結されている中間軸35と、この中間軸35に連結された伝達ギヤ軸36と、中間軸35に連結された駆動軸37bを含むギヤ機構37と、発電可能なモータMG2と、このモータMG2の回転軸(第2電動機軸)MS2をエンジン22のクランクシャフト26と伝達ギヤ軸36との何れか一方に選択的に接続可能な接続断接ユニット60と、ハイブリッド自動車20の全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「ハイブリッドECU」という)70とを備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力する内燃機関であり、当該エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により燃料噴射量や点火時期、吸入空気量等の制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号等に基づいてエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1の回転軸MS1が、リングギヤ32には一端にギヤ(外歯車)32bを有する中空のリングギヤ軸32aがそれぞれ接続されており、リングギヤ軸32aのギヤ32bは、中間軸35の一端に固定されたギヤ35bと噛合している。動力分配統合機構30は、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32からリングギヤ軸32a、ギヤ32bおよびギヤ35bを介して中間軸35に出力された動力は、中間軸35のギヤ35cとギヤ機構37のギヤ37aとを介して駆動軸37bに伝達され、更にデファレンシャルギヤ38を介して最終的にハイブリッド自動車20の駆動輪39a,39bに出力される。また、伝達ギヤ軸36は、ギヤ(外歯車)36aを有する中空軸であり、伝達ギヤ軸36のギヤ36aは、中間軸35の他端に固定されたギヤ35aと噛合している。本実施例において、リングギヤ軸32aと中間軸35との間のギヤ比(リングギヤ軸32aのギヤ32bの歯数/ギヤ35bの歯数)と、伝達ギヤ軸36と中間軸35と間のギヤ比(伝達ギヤ軸36のギヤ36aの歯数/ギヤ35aの歯数)とは、モータMG1の回転軸MS1の回転数が値0になったときに、伝達ギヤ軸36の回転とエンジン22のクランクシャフト26の回転とが同期するように設定されている。
接続断接ユニット60は、エンジン22のクランクシャフト26に固定されたエンジンギヤ61と、モータMG2の回転軸MS2に固定されたモータギヤ62と、伝達ギヤ軸36の軸部に固定された駆動軸側ギヤ63と、エンジン側可動部材64と、駆動軸側可動部材65と、エンジン側可動部材64を移動させるためのアクチュエータ66と、駆動軸側可動部材65を移動させるためのアクチュエータ67とを含む。実施例において、エンジン22、モータMG2および伝達ギヤ軸36は、クランクシャフト26と回転軸MS2と伝達ギヤ軸36とが互いに同軸になるように配置されており、エンジンギヤ61、モータギヤ62および駆動軸側ギヤ63は、同一のものであって互いに所定の間隔を隔てて配置されている。また、エンジン側可動部材64は、内周にエンジンギヤ61およびモータギヤ62の歯と噛合可能なドグ(突起)を有するスリーブ状に形成されると共に、アクチュエータ66によりクランクシャフト26や回転軸MS2の軸方向に進退移動させることができるものであり、いわゆるドグクラッチを構成する。すなわち、エンジンギヤ61とモータギヤ62との回転数が概ね同一であるときに、アクチュエータ66によりエンジン側可動部材64を移動させることにより、両者の結合およびその解除を実行することができる。更に、駆動軸側可動部材65も、内周にモータギヤ62および駆動軸側ギヤ63の歯と噛合可能なドグ(突起)を有するスリーブ状に形成されると共に、アクチュエータ67によりクランクシャフト26や回転軸MS2の軸方向に進退移動させることができるものである。この駆動軸側可動部材65も、いわゆるドグクラッチを構成し、モータギヤ62と駆動軸側ギヤ63との回転数が概ね同一であるときに、アクチュエータ67により駆動軸側可動部材65を移動させることにより、両者の結合およびその解除を実行することができる。なお、実施例において、各アクチュエータ66,67は、モータアクチュエータあるいは電磁アクチュエータといった電動アクチュエータとして構成される。このような接続断接ユニット60によれば、エンジンギヤ61とモータギヤ62とを結合させると共にモータギヤ62と駆動軸側ギヤ63との結合を解除してモータMG2(回転軸MS2)とエンジン22(クランクシャフト26)とを接続したモータ−エンジン接続状態と、エンジンギヤ61とモータギヤ62との結合を解除すると共にモータギヤ62と駆動軸側ギヤ63とを結合させてモータMG2(回転軸MS2)を伝達ギヤ軸36および中間軸35を介して駆動軸37bに接続したモータ−駆動軸接続状態との何れかを選択的に設定することができる。
ここで、モータMG2の回転軸MS2が伝達ギヤ軸36および中間軸35を介して駆動軸37bに接続されるモータ−駆動軸接続状態(図1参照)での動力分配統合機構30の各回転要素および伝達ギヤ軸36における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を図2に示す。同図中、左端のS軸はモータMG1の回転数Nm1に一致するサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neに一致するキャリア34の回転数を示し、R軸は動力分配統合機構30のリングギヤ32(リングギヤ軸32a)の回転数を示し、TS軸は伝達ギヤ軸36の回転数(=モータMG2の回転数Nm2)を示し、DS軸は駆動軸37bの回転数を示し、右端のIS軸は中間軸35の回転数を示す。また、同図中、「ρ1」は、動力分配統合機構30のギヤ比(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)であり、「ρ2」は、リングギヤ軸32aと中間軸35との間のギヤ比(リングギヤ軸32aのギヤ32bの歯数/ギヤ35bの歯数)である。また、「ρ3」は、伝達ギヤ軸36と中間軸35との間のギヤ比(伝達ギヤ軸36のギヤ36aの歯数/ギヤ35aの歯数)であり、「ρ4」は、中間軸35と駆動軸37bとの間のギヤ比(ギヤ35cのギヤ比/ギヤ37aの歯数)である。かかるモータ−駆動軸接続状態では、基本的にモータMG1が発電機として機能して(正転回生して)エンジン22の運転ポイント(回転数およびトルク)を調整し、駆動軸37bには、動力分配統合機構30により分配されるエンジン22からの動力が出力されると共に、モータMG2からの動力が伝達ギヤ軸36や中間軸35を介して出力される。従って、モータ−駆動軸接続状態は、駆動軸37bに比較的高いトルクを出力すべき加速時等において有利なものとなる。本実施例では、基本的にモータMG1の回転軸MS1の回転数が値0よりも大きいときにモータMG2とクランクシャフト26または駆動軸37bとの接続状態がかかるモータ−駆動軸接続状態に設定されるようにアクチュエータ66,67が制御される。そして、図2において破線で示すように、モータMG1の回転軸MS1の回転数が値0になると、モータMG2に接続された伝達ギヤ軸36とクランクシャフト26とが回転同期し、本実施例では、接続断接ユニット60として、いわゆるドグクラッチが採用されていることから、モータMG1の回転軸MS1の回転数が値0に近い値になった時点で各可動部材64,65が図1において矢印方向に移動するようにアクチュエータ66,67を制御すれば、モータMG2とクランクシャフト26または駆動軸37bとの接続状態をモータ−駆動軸接続状態からモータ−エンジン接続状態へと容易かつスムースに切り替えることができる。これにより、モータ−駆動軸接続状態においてモータMG1の回転数が負(値0未満)になることに伴いモータMG2が発電すると共にモータMG1が電力を消費して動力を出力する動力−電力−動力の循環(動力循環)を生じないようにしてハイブリッド自動車20におけるエネルギ効率を向上させることが可能となる。
また、モータMG2の回転軸MS2がエンジン22のクランクシャフト26に接続されるモータ−エンジン接続状態での動力分配統合機構30の各回転要素および伝達ギヤ軸36における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を図3に示す。かかるモータ−駆動軸接続状態では、基本的にモータMG2が発電機として機能してエンジン22の運転ポイント(回転数およびトルク)を調整すると共にモータMG1が負の回転数で力行(逆転力行)し、駆動軸37bには、動力分配統合機構30により分配されるエンジン22からの動力が出力される。従って、モータ−エンジン接続状態は、駆動軸37bの回転数(車速V)が所定範囲内にあり、駆動軸37bに出力すべきトルクが比較的低い巡航時等に有利なものとなる。本実施例では、基本的にモータMG1の回転軸MS1の回転数が値0よりも小さいときにモータMG2とクランクシャフト26または駆動軸37bとの接続状態がかかるモータ−エンジン接続状態に設定されるようにアクチュエータ66,67が制御される。そして、図3において破線で示すように、モータMG1の回転軸MS1の回転数が値0になると、伝達ギヤ軸36とクランクシャフト26とが回転同期し、本実施例ではエンジン側可動部材64および駆動軸側可動部材65としてシンクロメッシュが採用されていることから、モータMG1の回転軸MS1の回転数が値0に近い値になった時点で、各可動部材64,65が図1の矢印の向きと反対方向に移動するようにアクチュエータ66,67を制御すれば、モータMG2とクランクシャフト26または駆動軸37bとの接続状態をモータ−エンジン接続状態からモータ−駆動軸接続状態へと容易かつスムースに切り替えることができる。これにより、モータ−エンジン接続状態においてモータMG1の回転数が正になることに伴いモータMG1が発電すると共にモータMG2が電力を消費して動力を出力する動力−電力−動力の循環(動力循環)を生じないようにしてハイブリッド自動車20におけるエネルギ効率を向上させることが可能となる。
一方、モータMG1およびモータMG2は、何れも発電機として作動することができると共に電動機として作動可能な周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやり取りを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の何れかで発電される電力を他のモータで消費できるようになっている。従って、バッテリ50は、モータMG1,MG2の何れかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになり、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されないことになる。モータMG1,MG2は、何れもモータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流等が入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号等に基づいてモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧、バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tb等が入力されている。バッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッドECU70やエンジンECU24に出力する。なお、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量SOCも算出している。また、バッテリ50には、図示されないDC/DCコンバータを介して低圧バッテリ(図示省略)が接続されており、上述の接続断接ユニット60のアクチュエータ66,67を始めとする各種補機類には、当該低圧バッテリから電力が供給される。
ハイブリッドECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッドECU70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号、シフトレバー81の操作位置であるシフトポジションSPを検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速V等が入力ポートを介して入力される。また、接続断接ユニット60のアクチュエータ66,67もハイブリッドECU70により制御される。そして、ハイブリッドECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と各種制御信号やデータのやり取りを行なっている。
上述のように構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸37bに出力すべき要求トルクT*が計算され、この要求トルクT*に対応する駆動力が駆動軸37bに出力されるようにエンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御モードとしては、要求駆動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸37bに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求駆動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸37bに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2から要求動力に見合う動力が駆動軸37bに出力されるように運転制御するモータ運転モード等がある。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図4は、モータMG2の回転軸MS2とエンジン22のクランクシャフト26とが接続されたモータ−エンジン接続状態にあるときに実施例のハイブリッドECU70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートであり、このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
図4の駆動制御ルーチンの開始に際して、ハイブリッドECU70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、車速センサ88からの車速V、エンジン22、モータMG1,MG2の回転数Ne,Nm1,Nm2、バッテリ50が充放電すべき充放電要求パワーPb*、バッテリ50の入出力制限Win,Woutといった制御に必要なデータの入力処理を実行する(ステップS100)。この場合、エンジン22の回転数Neは、クランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいて計算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。更に、充放電要求パワーPb*は、バッテリECU52から通信により入力するものとした。そして、バッテリ50の充電に許容される電力である充電許容電力としての入力制限Winと、その放電に許容される電力である放電許容電力としての出力制限Woutとは、温度センサ51により検出されたバッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量SOCとに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定すると共に、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定可能である。図5に電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示し、図6にバッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す。
ステップS100にて必要なデータを入力したならば、入力したモータMG1の回転数Nm1が第1の閾値N1未満であるか否かを判定する(ステップS110)。ここで用いられる閾値N1は、値0にある程度近い負の値とされる。そして、モータMG1の回転数Nm1が閾値N1未満であれば、ステップS100にて入力した充放電要求パワーPb*の値をそのまま保持した上で(ステップS120)、ステップS100にて入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸37bに出力すべき要求トルクT*と、走行に際して要求される要求パワーP*とを設定する(ステップS130)。実施例では、アクセル開度Accおよび車速Vと要求トルクT*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accおよび車速Vが与えられると当該マップからこれらに対応する要求トルクT*を導出して設定するものとした。図7に要求トルク設定用マップの一例を示す。また、実施例では、設定した要求トルクT*に駆動軸37bの回転数を乗じたものとバッテリ50が充放電すべき充放電要求パワーPb*(ただし、充電要求側を正とする)とロスLossとの和として要求パワーP*を設定するものとした。なお、駆動軸37bの回転数は、ステップS100で入力した車速Vに所定の換算係数kを乗じることにより求めることができる。続いて、ステップS130で設定した要求パワーP*に基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS140)。実施例では、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPとに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定するものとした。図8に、エンジン22の動作ラインと目標回転数Ne*と目標トルクTe*との相関曲線とを例示する。同図に示すように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーP*(Ne*×Te*)が一定となること示す相関曲線との交点から求めることができる。
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定したならば、入力したモータMG1の回転数Nm1が第2の閾値Nref未満であるか否かを判定する(ステップS150)。ここで用いられる閾値Nrefは、モータ−エンジン接続状態からモータ−駆動軸接続状態への切替点(値0)に基づいて定められ、モータMG1の回転数Nm1が値0よりも大きいときにモータ−駆動軸接続状態が設定されるようにするための閾値であり、上記閾値N1よりも大きくかつ値0にごく近い例えば負の値(値0または正の値であってもよい)とされる。そして、モータMG1の回転数Nm1が閾値Nref未満であれば、所定のフラグFが値0であるか否かを判定し(ステップS160)、フラグFが値0であれば、モータMG2とクランクシャフト26または駆動軸37bとの接続状態をモータ−エンジン接続状態に維持したままで要求トルクT*に基づく駆動力を駆動軸37bに出力すべく、まず、ステップS100で入力したエンジン22の回転数NeとステップS140にて設定したエンジン22の目標回転数Ne*とに基づいて次式(1)を用いた計算によりモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS170)。式(1)は、エンジン22を目標回転数Ne*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(1)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。トルク指令Tm2*を設定したならば、次式(2)および式(3)に従ってモータMG1から出力してもよいトルクの上限および下限としてのトルク制限Tmax,Tminを計算する(ステップS180)。更に、次式(4)に従ってモータMG1から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm1tmpを計算し(ステップS190)、計算した仮モータトルクTm1tmpをトルク制限Tmax,Tminで制限することによりモータMG1のトルク指令Tm1*を設定する(ステップS200)。このようにしてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定することにより、駆動軸37bに出力するトルクを基本的にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内に制限した値に設定することができる。なお、式(4)は、図3の共線図から容易に導き出すことができる。こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS210)、本ルーチンを一旦終了させる。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを得るための制御を実行する。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*に従ってモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*に従ってモータMG2が駆動されるようにインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
Tm2*=前回Tm2*+k1(Ne*−Ne)+k2∫(Ne*−Ne)dt …(1)
Tmax=(Wout−Tm2*・Nm2)/Nm1 …(2)
Tmin=(Win−Tm2*・Nm2)/Nm1 …(3)
Tm1tmp=−T*・ρ1・ρ2・ρ4 …(4)
上述のように、モータMG2の回転軸MS2とエンジン22のクランクシャフト26とが接続されたモータ−エンジン接続状態にあるときには、基本的に上述のステップS100からS210の処理が繰り返し実行されるが、運転者によりアクセルペダル83が踏み込まれて駆動力の増加要求すなわち加速要求がなされると、ステップS140にてエンジン22の目標回転数Ne*等がより高く設定され、それに伴ってモータMG2のトルクTm2が減少すると共に、モータMG1の回転数Nm1が値0に近づいていく。ここで、このような加速要求がなされた場合、バッテリ50からの放電を許容してモータMG2からエンジン22をアシストするトルクを駆動軸37bに出力させ、それにより駆動力の増加要求に応じることも可能ではある。しかしながら、このようにモータMG2にエンジン22をアシストするようにトルクを出力させた場合、モータMG1の回転数Nm1が上記閾値Nref以上となってモータMG2とエンジン22または駆動軸37bとの接続状態をモータ−駆動軸接続状態に切り替えるべきときに、モータMG2が比較的高いトルクを出力していることになり、そのためにモータギヤ62とエンジン側可動部材64との噛み合いをスムースに解除することが困難となってしまう。
このような点を考慮して、実施例のハイブリッド自動車20では、運転者により加速要求がなされ、ステップS110にてモータMG1の回転数Nm1が閾値N1以上であると判断されたときには、充放電要求パワーPb*を値0に再設定し、更にフラグFを値1に設定すると共に、バッテリECU52に対してバッテリ50からの放電を必要最小限(モータMG1における損失分)のものとするための指令を送信した上で(ステップS220)、上述のステップS130およびS140の処理を実行する。その後、このようにモータMG1の回転数Nm1が閾値N1以上となってステップS220の処理が実行されたときに、モータMG1の回転数Nm1が上記閾値Nref未満である場合には、ステップS160にてフラグFが値1であると判断される。この場合には、上述のステップS170と同様にしてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定すると共に(ステップS230)、上述のステップS190にて用いられた式(4)におけるTm1tmpをTm1*と置き換えてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定した上で(ステップS240)、ステップS210の処理を行う。これにより、実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG1の回転数Nm1が閾値N1以上になると、モータMG1およびMG2の間で電力収支のバランスがとられるものとしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*が設定されることになる(ステップS130,S140)。
そして、このような駆動力の増加要求すなわち加速要求に伴うエンジン22の回転数増加によりモータMG1の回転数Nm1が更に値0に近づき、上記閾値Nref以上になると、エンジンギヤ61とモータギヤ62との結合が解除されると共に、モータギヤ62と駆動軸側ギヤ63とが結合されるように接続断接ユニット60のアクチュエータ66,67に指令信号を与え、モータMG2とクランクシャフト26または駆動軸37bとの接続状態をモータ−エンジン接続状態からモータ−駆動軸接続状態へと切り替える(ステップS250)。ステップS250の処理を実行したならば、モータ−駆動軸接続状態のもとで要求トルクT*に基づく駆動力を駆動軸37bに出力すべく、まず、ステップS100で入力したエンジン22の回転数NeとステップS140にて設定したエンジン22の目標回転数Ne*とに基づいて次式(5)を用いた計算によりモータMG1のトルク指令Tm1*を設定する(ステップS260)。式(5)も、上記式(1)と同様に、エンジン22を目標回転数Ne*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(5)中、右辺第2項の「k1′」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2′」は積分項のゲインである。トルク指令Tm1*を設定したならば、次式(6)に従ってモータMG2から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm2*を設定する(ステップS270)。なお、式(6)は、図2の共線図から容易に導き出すことができる。こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS210)、本ルーチンを一旦終了させる。なお、モータ−駆動軸接続状態への完全な移行後には、ハイブリッドECU70は、図示しないモータ−駆動軸接続状態における駆動制御ルーチンを実行する。
Tm1*=前回Tm1*+k1′(Ne*−Ne)+k2′∫(Ne*−Ne)dt …(5)
Tm2*=(T*+Tm1*/ρ1/ρ2/ρ4)・ρ3・ρ4 …(6)
以上説明したように、実施例のハイブリッド自動車20では、基本的に、モータMG1の回転軸MS1の回転数Nm1が値0よりも小さいときにはモータ−エンジン接続状態のもとで、モータMG1の回転軸MS1の回転数Nm1が値0よりも大きいときにはモータ−駆動軸接続状態のもとで、要求トルクT*に基づく駆動力が出力されるようにエンジン22、モータMG1、MG2および接続断接ユニット60のアクチュエータ66,67が制御される。そして、モータ−エンジン接続状態のもとで運転者により加速要求がなされて要求トルクT*が増加しているときには、バッテリ50からの放電量を所定量以下すなわち実質的に値0にする放電制限とモータ−エンジン接続状態からモータ−駆動軸接続状態への切り替えとを伴って要求トルクT*に基づく駆動力が出力されるようにエンジン22、モータMG1、MG2および接続断接ユニット60のアクチュエータ66,67が制御される。つまり、実施例のハイブリッド自動車20では、モータ−エンジン接続状態のもとで運転者により加速要求がなされて要求トルクT*が増加しているときに、モータMG1の回転数Nm1が閾値N1以上になるとモータ−エンジン接続状態からモータ−駆動軸接続状態への切り替えに先だって充放電要求パワーPb*を値0とする放電制限(ステップS220)が開始され、その後、モータMG1の回転数Nm1が値0にごく近い閾値Nref以上になると、モータ−エンジン接続状態からモータ−駆動軸接続状態への切り替え(ステップS250)が実行されるのである。
このように、モータ−エンジン接続状態のもとで要求トルクT*が増加しているときにバッテリ50からの放電量としての充放電要求パワーPb*を値0とすれば、エンジン22から駆動軸37bに直接伝達されるトルクにより要求トルクT*がまかなわれると共にモータMG1およびモータMG2の間で電力収支のバランスが概ねとられるようになることから、モータMG1の回転数Nm1が概ね値0となるときにモータMG2の出力トルクをより小さくすることが可能となる。すなわち、充放電要求パワーPb*を値0とすれば、モータMG1およびMG2の間で電力収支のバランスがとられることから、モータMG1の回転数Nm1が値0になるとモータMG1の仕事はゼロとなり、そのときにモータMG2の出力トルクTm2は理論上値0になる。この結果、実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG1の回転数Nm1がモータ−エンジン接続状態からモータ−駆動軸接続状態への切り替えに関する閾値Nref以上になったときに、モータMG2の出力トルクをより小さくすることができるので、モータMG2の回転軸MS2とエンジン22のクランクシャフト26との接続をショックを減らしつつ容易に解除した上で、モータ−エンジン接続状態からモータ−駆動軸接続状態へと切り替えることが可能となり、それにより、駆動力の増加要求時におけるエンジン22、モータMG1,MG2、動力分配統合機構30および伝達ギヤ軸36等を含む動力出力装置の運転性ひいてはハイブリッド自動車20のドライバビリティを向上させることができる。
更に、実施例のハイブリッド自動車20では、モータ−エンジン接続状態とモータ−駆動軸接続状態との切り替えを容易かつスムースに実行可能であることから、モータMG2の回転軸MS2とエンジン22のクランクシャフト26との間および回転軸MS2と伝達ギヤ軸36との間に、比較的単純な構造と良好な切替効率をもったエンジン側可動部材64または駆動軸側可動部材65を含むドグクラッチを採用することが可能となる。そして、上記実施例では、基本的に、同一パワーを出力可能なエンジン22の運転ポイントのうち効率がより高くなる運転ポイントでエンジン22が運転されることから、モータ−エンジン接続状態とモータ−駆動軸接続状態との切り替えと相まって、動力出力装置ひいてはハイブリッド自動車20のエネルギ効率をより一層向上させることが可能となる。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
すなわち、上記実施例の接続断接ユニット60のように、エンジン側可動部材64および駆動軸側可動部材65と、これらのそれぞれに対応するアクチュエータ66,67とを用いる代わりに、これら2つの可動部材を一体化すると共に、1体のアクチュエータを用いて、モータMG2とエンジン22との接続の解除およびモータMG2と駆動軸37bとの接続を同時に実行すると共に、モータMG2とエンジン22との接続およびモータMG2と駆動軸37bとの接続の解除を同時に実行するようにしてもよい。更に、接続断接ユニット60のエンジン側可動部材64や駆動軸側可動部材65は、それぞれ、いわゆるシンクロメッシュとして構成されてもよい。また、アクチュエータ66,67として、電動アクチュエータの代わりに油圧アクチュエータ等の流体圧アクチュエータを用いてもよい。
本発明の実施例に係る動力出力装置を備えたハイブリッド自動車20の概略構成図である。 モータ−駆動軸接続状態での動力分配統合機構30の各回転要素および伝達ギヤ軸36における回転数とトルクとの力学的な関係を例示する共線図である。 モータ−エンジン接続状態での動力分配統合機構30の各回転要素および伝達ギヤ軸36における回転数とトルクとの力学的な関係を例示する共線図である。 実施例のハイブリッドECU70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 バッテリ50における電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す説明図である。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインと目標回転数Ne*と目標トルクTe*との相関曲線とを例示する説明図である。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、32b ギヤ、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 中間軸、35a,35b,35c ギヤ、36 伝達ギヤ軸、36a,36b ギヤ、37 ギヤ機構、37a ギヤ、37b 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 接続断接ユニット、61 エンジンギヤ、62 モータギヤ、63 駆動軸側ギヤ、64 エンジン側可動部材、65 駆動軸側可動部材、66,67 アクチュエータ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ、MS1,MS2 回転軸。

Claims (7)

  1. 駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
    内燃機関と、
    動力を入出力可能な第1電動機と、
    動力を入出力可能な第2電動機と、
    前記第1電動機と前記第2電動機とのそれぞれと電力をやり取り可能な蓄電手段と、
    前記駆動軸と前記内燃機関の出力軸である機関軸と前記第1電動機の回転軸である第1電動機軸とに接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づいて定まる動力を残余の軸に入出力する動力入出力手段と、
    前記駆動軸に所定の変速比をもって連結されると共に前記第1電動機軸の回転数が所定値になったときに前記機関軸と回転同期する伝達軸を含む伝達機構と、
    前記第2電動機の回転軸である第2電動機軸と前記機関軸との接続および該接続の解除と、前記第2電動機軸と前記伝達軸との接続および該接続の解除とを実行可能であり、前記第2電動機軸と前記機関軸とが接続される第1接続状態と前記第2電動機軸と前記伝達軸とが接続される第2接続状態との何れかを選択的に設定可能な接続断接手段と、
    前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記第1電動機軸の回転数が前記所定値よりも小さいときに前記第1接続状態のもとで前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御すると共に、前記第1電動機軸の回転数が前記所定値よりも大きいときに前記第2接続状態のもとで前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御する一方、前記第1接続状態のもとで前記設定された要求駆動力が増加しているときには、前記蓄電手段からの放電量を所定量以下にする放電制限と前記第1接続状態から前記第2接続状態への切り替えとを伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御する制御手段と、
    を備える動力出力装置。
  2. 前記第1電動機軸の回転数に関する前記所定値は値0であり、前記放電制限は、前記蓄電手段からの放電量を実質的に値0とするものである請求項1に記載の動力出力装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1接続状態のもとで前記設定された要求駆動力が増加しているときに、前記第1電動機軸の回転数が前記所定値に基づく閾値以上になると前記第1接続状態から前記第2接続状態への切り替えを実行すると共に、当該切り替えに先立って前記放電制限を開始する請求項1または2に記載の動力出力装置。
  4. 前記接続断接手段は、前記第2電動機軸と前記機関軸との接続および該接続の解除を行うドグクラッチと、前記第2電動機軸と前記伝達軸との接続および該接続の解除を行うドグクラッチとを含む請求項1から3の何れかに記載の動力出力装置。
  5. 前記制御手段は、同一パワーを出力可能な前記内燃機関の運転ポイントのうち、効率がより高くなる運転ポイントで前記内燃機関を運転可能である請求項1から4の何れかに記載の動力出力装置。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の動力出力装置と、前記駆動軸に連結された駆動輪とを備えるハイブリッド車両。
  7. 駆動軸と、内燃機関と、動力を入出力可能な第1電動機と、動力を入出力可能な第2電動機と、前記第1電動機と前記第2電動機とのそれぞれと電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記駆動軸と前記内燃機関の出力軸である機関軸と前記第1電動機の回転軸である第1電動機軸とに接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づいて定まる動力を残余の軸に入出力する動力入出力手段と、前記駆動軸に所定の変速比をもって連結されると共に前記第1電動機軸の回転数が所定値になったときに前記機関軸と回転同期する伝達軸を含む伝達機構と、前記第2電動機の回転軸である第2電動機軸と前記機関軸との接続および該接続の解除と、前記第2電動機軸と前記伝達軸との接続および該接続の解除とを実行可能であり、前記第2電動機軸と前記機関軸とが接続される第1接続状態と前記第2電動機軸と前記伝達軸とが接続される第2接続状態との何れかを選択的に設定可能な接続断接手段とを備える動力出力装置の制御方法であって、
    前記第1電動機軸の回転数が前記所定値よりも小さいときに前記第1接続状態のもとで前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御すると共に、前記第1電動機軸の回転数が前記所定値よりも大きいときに前記第2接続状態のもとで前記要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御する一方、前記第1接続状態のもとで前記設定された要求駆動力が増加しているときには、前記蓄電手段からの放電量を所定量以下にする放電制限と前記第1接続状態から前記第2接続状態への切り替えとを伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が出力されるように前記内燃機関と前記第1電動機と前記第2電動機と前記接続断接手段とを制御する、
    動力出力装置の制御方法。
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