JP2007282995A - 経皮吸収薬剤保持容器ならびに経皮吸収薬投薬デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】 用途を拡大させ得る経皮吸収薬剤保持容器と経皮吸収薬投薬デバイスの提供を課題としている。
【解決手段】 皮膚上に保持された経皮吸収薬剤から透過膜を透過して放出された薬効成分を、透過膜と皮膚とに接触する液体により皮膚に伝達させ得るように、経皮吸収薬剤収容部の接着層には、粘着剤が備えられていない透過膜露出領域が形成され、且つ、該透過膜露出領域の透過膜と皮膚との間隙部に液体を流入させる液体流入機構が備えられていることを特徴とする経皮吸収薬剤保持容器とこのような経皮吸収薬剤保持容器の経皮吸収薬剤収容部に経皮吸収薬剤が収容されてなる経皮吸収薬投薬デバイスとを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、経皮吸収薬剤の薬効成分の皮膚への伝達に用いられる経皮吸収薬剤保持容器に関し、より詳しくは、経皮吸収薬剤が収容される凹部が備えられたシート体の上に経皮吸収薬剤の薬効成分が透過される透過膜が積層され、前記凹部が前記透過膜で覆われた経皮吸収薬剤収容部が形成され、前記透過膜の上層側に粘着剤が用いられた接着層がさらに積層されてなる経皮吸収薬剤保持容器と該経皮吸収薬剤保持容器を用いた経皮吸収薬投薬デバイスとに関する。
従来、心臓病などの病気に対する治療方法として経皮吸収薬剤が用いられている。この経皮吸収薬剤は、通常、48時間から96時間といった期間皮膚上に保持されその薬効成分が皮膚から吸収されている。そのため、この経皮吸収薬剤は、通常、接着層が備えられてなる容器に収容されて用いられる。また、この経皮吸収薬剤を保持するための容器には、上記のように数日間にわたり継続的に経皮吸収薬剤の薬効成分を皮膚から吸収させるべく経皮吸収薬剤の薬効成分に対する徐放性を有する透過膜が用いられている。より具体的には、従来の経皮吸収薬剤保持容器は、経皮吸収薬剤が収容される凹部が備えられたシート体の上に経皮吸収薬剤の薬効成分を透過させる透過膜が積層されて前記凹部が前記透過膜で覆われた経皮吸収薬剤収容部が形成されており、そして、この透過膜の上に粘着剤が用いられた接着層がさらに積層されて形成されている。
この経皮吸収薬剤を保持する容器に、経皮吸収薬剤収容部から皮膚にいたる間に空隙部が形成されていたりすると、その部分では経皮吸収薬剤の薬効成分が透過されずに皮膚から吸収される薬効成分の量を低下させてしまうおそれがある。そのため、従来の経皮吸収薬剤保持容器には、経皮吸収薬剤収容部の透過膜の全面に、粘着剤を用いた接着層が形成され、図67に示すように前記接着層103を皮膚104の上に接着させて用いられる。また、このようにして経皮吸収薬剤保持容器100が皮膚上に接着保持されることにより経皮吸収薬剤101の薬効成分は、透過膜102を透過し、接着層103を通じて皮膚104に伝達され皮膚104から吸収されている。
ところで、このような経皮吸収薬剤保持容器として、特許文献1には、経皮吸収薬剤の薬効成分が、時間遅れ制御膜(透過膜)と、粘着層(接着層)とを透過して皮膚に到達するまでの時間を設けるべく、透過膜と経皮吸収薬剤との間に経皮吸収薬剤の薬効成分を透過させない不透過薄膜が配された経皮吸収薬剤保持容器が記載されている。
このように経皮吸収薬剤は、薬効成分の量など皮膚への伝達が所望の状態に調整されることが求められている。そのため、経皮吸収薬剤保持容器に収容される経皮吸収薬剤は、その薬効成分の透過膜や接着層に対する透過性を調整するために薬効成分自体の構造を変化させて用いられたり、あるいは、透過膜や接着層に対する透過性に優れた希釈成分で希釈された状態で用いられて該希釈剤に薬効成分を同伴させることにより透過膜や接着層への透過性が向上されたりしている。
また、経皮吸収薬剤自体についての検討のみならず、透過膜や接着層の使用材料の種類や厚さについても検討が行われている。この透過膜や接着層の使用材料の種類については経皮吸収薬剤の薬効成分や希釈成分を透過させることでその物性が変化したり、逆に、薬効成分に影響を与えたりするおそれのないものの中から選定されて用いられている。
このことに関して、透過膜については、経皮吸収薬剤の薬効成分に影響しない材料を用いて透過量に応じた厚さに形成されたものを採用することで経皮吸収薬剤の種類に適したものを選択することが比較的容易である。
一方、接着層については、経皮吸収薬剤の薬効成分に影響しない材料で、透過膜と同等の薬効成分の透過性能を備えていることのみならず、皮膚に対して適度な接着力を有し、しかも、皮膚にかぶれなどを生じさせたりしないことが必要とされる。このようなことから、従来、この接着層に用いる粘着剤としては、一部のアクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤もしくはシリコーン系粘着剤などのものしか用いられていない。したがって、経皮吸収薬剤の薬効成分や希釈成分の種類を変更しようとしても、これらの粘着剤に対して適さないものは採用することが困難となっている。
すなわち、従来の経皮吸収薬剤保持容器は、その使用範囲が制限されており、用途を拡大させることが困難であるという問題を有している。
特開平8−337521号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑み、用途を拡大させ得る経皮吸収薬剤保持容器と経皮吸収薬投薬デバイスの提供を課題としている。
本発明者らは、経皮吸収薬剤保持容器の構造に関して鋭意検討を行った結果、経皮吸収薬剤が収容される部分に粘着剤のない部分を設けて、接着層による薬効成分の伝達に代えて液体による薬効成分の伝達を行わせることで経皮吸収薬剤保持容器を皮膚上での接着保持を良好なものとしつつ、薬効成分を所望の量で安定させて皮膚に透過させ得るものとし得ることを見出し、本発明の完成に到ったのである。
すなわち、本発明は、前記課題を解決すべく、経皮吸収薬剤の薬効成分の皮膚への伝達に用いられ、経皮吸収薬剤が収容される凹部が備えられたシート体の上に経皮吸収薬剤の薬効成分が透過される透過膜が積層されて、前記凹部が前記透過膜で覆われた経皮吸収薬剤収容部が形成され、前記透過膜の上層側に粘着剤が用いられた接着層がさらに積層されてなり、経皮吸収薬剤を前記経皮吸収薬剤収容部に収容して、前記接着層により皮膚上に保持することにより、該収容された経皮吸収薬剤の薬効成分が前記透過膜を透過して経皮吸収薬剤収容部から放出され、皮膚に伝達される経皮吸収薬剤保持容器であって、皮膚上に保持された経皮吸収薬剤から透過膜を透過して放出された薬効成分を、透過膜と皮膚とに接触する液体により皮膚に伝達させ得るように、経皮吸収薬剤収容部の接着層には、粘着剤が備えられていない透過膜露出領域が形成され、且つ、該透過膜露出領域の透過膜と皮膚との間隙部に液体を流入させる液体流入機構が備えられていることを特徴とする経皮吸収薬剤保持容器とこのような経皮吸収薬剤保持容器の経皮吸収薬剤収容部に経皮吸収薬剤が収容されてなる経皮吸収薬投薬デバイスとを提供する。
本発明によれば、経皮吸収薬剤保持容器の経皮吸収薬剤収容部の接着層には粘着剤が備えられていない透過膜露出領域が形成され、該透過膜露出領域の透過膜と皮膚との間隙部に液体を流入させる液体流入機構が備えられていることから、粘着剤に代えて間隙部に流入させた液体で薬効成分を透過膜から皮膚に伝達させることができる。
したがって、粘着剤に対する透過性や物性への影響などから、経皮吸収薬剤保持容器を用いて経皮吸収させる経皮吸収薬剤の薬効成分や希釈成分の種類が制限されることを防止し得る。すなわち、経皮吸収薬剤保持容器が粘着剤により使用範囲が制限されることを抑制させることができ、その用途を拡大させ得る。
また、液体を用いて薬効成分を伝達させるため、粘着剤を透過させる場合に比べて薬効成分の伝達量を増大させることができ、皮膚に伝達させる薬効成分の量を接着層の透過量により制限されることも抑制し得る。
以下に、本発明の好ましい第一の実施の形態について、添付図面に基づき説明する。
図1は、経皮吸収薬剤保持容器1を皮膚に接着される接着面側(「内面側」ともいう)から見た概略図であり、図2は、接着面とは反対側(「外面側」ともいう)から経皮吸収薬剤保持容器1を見た場合の平面図である。
また、図3、図4は経皮吸収薬剤保持容器1の使用状態を示す断面図である。
本実施形態における経皮吸収薬剤保持容器1は、経皮吸収薬剤Aが収容される凹部を外面側に凹入させた状態に形成されたシート体10(「凹入シート体」ともいう)の内面側に経皮吸収薬剤Aの薬効成分が透過される透過膜20が積層され、前記凹部が前記透過膜20で覆われた経皮吸収薬剤収容部12が形成され、前記透過膜20のさらに内面側に粘着剤が用いられた接着層40が積層されて形成されている。そして、経皮吸収薬剤Aを前記経皮吸収薬剤収容部12に収容して、経皮吸収薬投薬デバイスとして用いる際に前記接着層40により皮膚C上に保持することにより、該収容された経皮吸収薬剤Aの薬効成分が皮膚Cに伝達されるべく形成されている。
また、本実施形態における経皮吸収薬剤保持容器1は、経皮吸収薬投薬デバイスとして用いる際に経皮吸収薬剤Aから透過膜20を透過した薬効成分が、透過膜20と皮膚Cとに接触して介在される液体Bにより皮膚Cに伝達され得るように、前記経皮吸収薬剤収容部12の接着層40には、粘着剤が備えられていない透過膜露出領域70が形成され、この透過膜露出領域70の透過膜20と皮膚Cとの間に形成される間隙部Dに液体B(「伝達液」ともいう)を流入させる液体流入機構が備えられている。
また、本実施形態における経皮吸収薬剤保持容器1は、経皮吸収薬投薬デバイスとして用いる際にこの透過膜露出領域70の透過膜20と皮膚Cとの間隙部Dとなる位置に、流入させた伝達液Bを保持する液保持部材(図示せず)が備えられている
さらに、本実施形態における経皮吸収薬剤保持容器1には、前記透過膜露出領域70の透過膜20と皮膚Cとの間隙部Dに薬効成分を伝達する伝達液Bが流入される際に前記間隙部Dの空気を排出させる排気機構が備えられている。
前記液体流入機構には、薬効成分の伝達に用いられる前記伝達液Bが、透過膜20と皮膚Cとの間隙部Dを充満し得る量で収容される伝達液収容部13と該伝達液収容部13に収容された伝達液Bを前記間隙部Dに流入させるための伝達液流通流路60とが備えられている。
この伝達液収容部13は、外面側に凹入された凹部が形成されている凹入シート体10の内面側に、平坦なシート体30(「平坦シート体」ともいう)が積層されて、凹部が平坦シート体30で覆われて形成された空間を伝達液Bの収容部分として形成され、前記伝達液流通流路60は、扁平な筒状体が用いられてなり、この扁平な筒状体の一端部が伝達液Bの収容部分に開口され、他端部が前記透過膜露出領域70(間隙部D)において開口されて備えられている。また、この伝達液流通流路60の扁平な筒状体には透過膜露出領域70から伝達液収容部13への伝達液Bの逆流を抑制させる逆止弁機構(図示せず)が設けられている。
前記排気機構には、前記透過膜露出領域70への伝達液Bの流入時に、透過膜20と皮膚Cとの間隙部Dから排出される空気が収容される空気溜部11と、該空気溜部11に前記間隙部から排出された空気を流入させる排気通路50とが備えられている。
この空気溜部11も、外面側に凹入した凹部が備えられた凹入シート体10の上に、平坦なシート体30(平坦シート体)が積層されて、凹部が平坦シート体30で覆われて形成された空間を空気の収容部分として形成され、前記排気通路50も扁平な筒状体が用いられてなり、この扁平な筒状体の一端部が前記透過膜露出領域70(間隙部D)において開口され、他端部が空気の収容部分に開口されて備えられている。また、この排気通路50の扁平な筒状体にも空気溜部11から透過膜露出領域70への空気の逆流を抑制させる逆止弁機構(図示せず)が設けられている。
また、本実施形態の経皮吸収薬剤保持容器1は、経皮吸収薬投薬デバイスとして皮膚C上に接着されて使用されるときに、前記経皮吸収薬剤収容部12の接着層40に形成された透過膜露出領域70(間隙部D)に一方側から伝達液Bを流入させて、この伝達液Bが流入される側とは反対側からこの間隙部Dの空気を排出させ得るように伝達液収容部13、経皮吸収薬剤収容部12、ならびに空気溜部11が、一直線上に並んで配置されている。
また、この伝達液収容部13と間隙部Dとを連通させる伝達液流通流路60、間隙部Dと空気溜部11とを連通させる排気通路50も上記の直線上に並んで形成されている。
例えば、一つのシート体に互いに間隔が設けられて3つの円形の凹部が一直線上に並べた状態で凹入されている凹入シート体10が用いられ、それぞれの円形凹部が、空気溜部11、経皮吸収薬剤収容部12、伝達液収容部13の凹部とされて、この円形凹部のそれぞれが平坦シート体30や、透過膜20で覆われることにより一直線上に並んで配置された空気溜部11、経皮吸収薬剤収容部12、伝達液収容部13が形成される。
また、この場合は、経皮吸収薬剤収容部12は、空気溜部11と伝達液収容部13の間に配されることとなるが、例えば、上記のような3つの円形の凹部が一直線上に並べた状態で凹入されている凹入シート体10の中央の凹部を透過膜20で覆って経皮吸収薬剤収容部12を形成し、平坦シート体30として経皮吸収薬剤収容部12に相当する大きさの開口部が形成された一枚のシート体を用いて空気溜部11と伝達液収容部13とを覆った状態に形成させ得る。すなわち、中央部に経皮吸収薬剤収容部12に相当する大きさの開口部が形成され、この開口部の左右両側に空気溜部11の凹部を覆うための領域と、伝達液収容部13の凹部を覆うための領域とが形成された一枚の平坦シート体30を用いて、この開口部を経皮吸収薬剤収容部12に位置させて空気溜部11と伝達液収容部13とを形成することにより、この開口部を通じて経皮吸収薬剤収容部12の透過膜20を露出させ得る。
さらに、前記開口部の周縁部に粘着剤が配されることにより、この平坦シート体30の開口部を透過膜露出領域70(皮膚と透過膜との間隙部)として形成させることができる。
経皮吸収薬剤収容部12と伝達液収容部13との間に形成される伝達液流通流路60は、例えば、経皮吸収薬剤収容部12と伝達液収容部13との間隔よりも長さが長く、経皮吸収薬剤収容部12や伝達液収容部13の直径よりも狭幅に形成され、幅に比べて厚さがはるかに薄く形成された扁平の筒状体に形成されたものを、該筒状体の一端部を前記透過膜露出領域70に位置させ、他端部を伝達液収容部13の内方に位置させて配置させて形成させることができる。
また、このような筒状体が用いられた構造に代えて伝達液収容部13と経皮吸収薬剤収容部12との間の部分において凹入シート体10と平坦シート体30との接着がされていない非接着個所を形成させることにより、前記透過膜露出領域70と前記伝達液収容部13とが連通された状態として伝達液流通流路60を形成させることもできる。
さらに、伝達液収容部13と経皮吸収薬剤収容部12との間の部分をイージーピールのように弱い接着状態として、伝達液収容部13を押圧して伝達液収容部12に収容されている伝達液Bの圧力により伝達液収容部13と透過膜露出領域70とが流通可能な状態となるよう形成することもできる。
また、前記排気通路50もこの伝達液流通流路60と同様の形態に形成させることができる。
この伝達液流通流路60、排気通路50に用いる逆止弁構造が備えられた扁平な筒状体としては、例えば、二枚の細巾の長方形状のプラスチック長片シートと、これらのプラスチックシートと同幅で、長さの短いプラスチック短片シートとの三枚のプラスチックシートが積層されて形成されたものを用いることができる。
より詳しくは、二枚のプラスチック長片シートの長手方向側縁を接着してプラスチック長片シートの長手方向一端部から他端部への流路が形成された扁平な筒状本体と、該筒状本体の略中央内部にプラスチック短片シートが配されて、且つ、このプラスチック短片シートは、前記筒状体の流通方向の一端部側でその端縁が筒状本体に用いられているプラスチック長片シートの一方にのみ接着されたものを用いることができる。
このような、接着された端部と自由端部とを有するプラスチック短片シートが内部に備えられた扁平な筒状体を用いることで、接着端部側から自由端部側には流通可能となるが、自由端部側から接着端部側には、プラスチック短片シートが流路を閉塞させるように作用させることができ逆止弁機構を有するものとなる。
この凹入シート体10や平坦シート体30に用いるシート体の材料としては、用いられる経皮吸収薬剤、伝達液の種類にもよるが、例えば、熱プレスなどにより容易に形状加工できる熱可塑性の合成樹脂を用いたものを挙げることができ、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルシート、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンシート、ナイロンなどのポリアミドシート、ポリ塩化ビニールシート、ポリイミドシートなどの合成樹脂シートや、これらの合成樹脂シートを複合化させた複合シートを用いることができる。また、これらの合成樹脂シートや複合シートと金属フィルムとを複合化させた金属ラミネートシートなども使用することができる。
また、伝達液収容部13および空気溜部11を、外側から指で押して内部の伝達液に圧力を加えたり、伝達液により経皮吸収薬剤保持容器の透過膜と皮膚との間隙部から排出された空気を収容する際に空気溜部を膨らませてその容積を増大させたりすることが容易となる点からは、このようなシート体としては、通常、数十〜数百μmの厚さのものを好適に使用することができる。
また、前記透過膜20には、用いられる経皮吸収薬剤A、伝達液Bあるいは透過させる薬効成分の種類にもよるが、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体やセルロースなどからなる膜を用いることができる。
前記伝達液流通流路60および前記排気通路50の筒状体に用いるプラスチック長片シートならびにプラスチック短片シートとしては、前記シート体と同様の素材のものを用いることができる。
前記接着層40の粘着剤には、用いられる経皮吸収薬剤A、伝達液Bあるいは透過させる薬効成分の種類にもよるが、例えば、天然ゴム系、アクリル系、シリコーン系などの粘着剤を用いることができる。
前記伝達液Bには、用いられる経皮吸収薬剤あるいは透過させる薬効成分の種類にもよるが、使用時の皮膚温度、すなわち30〜40℃の温度領域において、10〜1000Pa・sの粘度を有していることが好ましく、ポリエチレングリコール、流動パラフィン、ワセリンや、ヒドロキシプロピルセルロースなどの水溶性高分子を水に溶解させた水溶液を用いることができる。
また、この伝達液Bは、これらを単独または複数混合して用いることができ、例えば、上記以外にアルコール類などを含有させることをできる。
前記液保持部材には、用いられる経皮吸収薬剤A、伝達液Bあるいは透過させる薬効成分の種類にもよるが、例えば、セルロース繊維やポリプロピレン繊維などを用いた不織布や、合成樹脂スポンジなどの多孔質体など伝達液を含浸保持し得るものを用いることができ、このような、液保持部材を用いることで経皮吸収薬投薬デバイスを使用する際に伝達液の漏洩を抑制させる効果を有するとともに、使用後に、経皮吸収薬投薬デバイスを皮膚上から取り外す際にこの経皮吸収薬剤収容部12の透過膜20と皮膚Cとの間隙部Dに流入された伝達液Bがこぼれて、使用者の衣服を汚してしまったりすることを抑制できる。したがって、経皮吸収薬投薬デバイスを皮膚C上に接着する際に漏洩が生じないように慎重に接着したり、取り外す際に伝達液をこぼさないように慎重に取り外したりすることを抑制でき、より手軽に脱着可能なものとすることができる。
次に、このような経皮吸収薬剤保持容器ならびに経皮吸収薬投薬デバイスの製造方法について説明する。
まず、例えば、下向きに凸出したオス型と下向きに凹入したメス型との間にシート体を挟んで熱プレスするなどして、空気溜部、経皮吸収薬剤収容部、伝達液収容部となる三箇の円形の凹部を互いに僅かな間隔を設けるように直線的に形成させる。
この凹部を形成したシート体(凹入シート体)を凹部の開口部を上向に保持した水平状態とし、三箇の円形凹部の内、その中央に形成された経皮吸収薬剤収容部となる凹部に上方からゲル状の経皮吸収薬剤を注入して収容させる。
この経皮吸収薬剤を収容させた後は、透過膜を用いて、この経皮吸収薬剤収容部の凹部の周縁部に透過膜をヒートシールなどにより接着させて透過膜でこの凹部を覆った状態として経皮吸収薬剤が収容された経皮吸収薬剤収容部を形成する。
次に、前記伝達液流通流路と前記排気通路となる扁平筒状体を配置する。すなわち、伝達液流通流路となる扁平筒状体を経皮吸収薬剤収容部と伝達液収容部の間に配置し、且つ、その一端部を伝達液収容部となる凹部に掛かる位置に配置し、他端部を経皮吸収薬剤収容部の透過膜上に配置する。また、排気通路となる扁平筒状体を経皮吸収薬剤収容部と空気溜部の間に配置し、且つ、その一端部を経皮吸収薬剤収容部の透過膜上に配置し、他端部を空気溜部の凹部に掛かる位置に配置する。次に、伝達液収容部に伝達液を注入するとともに空気溜部の凹部を下方から押し潰した状態で平坦シート体により伝達液収容部の凹部と空気溜部の凹部とを覆った状態として平坦シート体をそれぞれの凹部の周縁部に接着させ伝達液収容部と空気溜部とを形成させる。
このとき、平坦シート体として経皮吸収薬剤収容部の凹部と同等の大きさの開口部を有するものを用いて、該開口部が経皮吸収薬剤収容部の上に位置するようにして伝達液収容部と空気溜部とを形成させることにより、この開口部において経皮吸収薬剤収容部の凹部を覆っている透過膜が露出することとなる。
さらにこの平坦シート体の開口部の周囲にドーナツ状に粘着剤を積層して、接着層を形成させることにより、この粘着剤の内側部分を透過膜露出領域として形成する。また、この透過膜露出領域に液保持部材を配して、経皮吸収薬剤および伝達液が収容された経皮吸収薬剤保持容器すなわち経皮吸収薬投薬デバイスを製造することができる。
このようにして経皮吸収薬剤保持容器(経皮吸収薬投薬デバイス)が製造されることにより、伝達液収容部から透過膜露出領域に伝達液を流入可能で、透過膜露出領域から空気溜部に空気を流入可能なように形成させることができる。
なお、要すれば、この接着層の上に、さらにセパレートフィルムなどを積層させてもよい。
また、さらに、空気溜部と経皮吸収薬剤収容部との間、および、経皮吸収薬剤収容部と伝達液収容部との間にミシン目などを設けて、切断を容易にし、使用時に伝達液を透過膜と皮膚との間隙部に流入させ、空気溜部にこの間隙部から排出された空気を収容させた後に、これら空気溜部や伝達液収容部を経皮吸収薬剤収容部から切断して皮膚上から除去し得る構造とすることもできる。
次いで、図5、図6を参照しつつ、第二の実施形態について説明する。
図5は、この第二の実施形態の経皮吸収薬剤保持容器が皮膚に接着される側からに凹入シート体を見た場合の平面図であり、図6は第二の実施形態の経皮吸収薬剤保持容器の使用状態を示した断面図である。
この第二の実施形態においては、経皮吸収薬剤収容部12の形成に用いられる第一凹入シート体10aと、伝達液収容部13および空気溜部11の形成に用いられる第二凹入シート体10bとに別体にされている点において、一つのシート体に互いに間隔が設けられて3つの円形の凹部が一直線上に並べられた状態の凹入シート体10が用いられている場合を例に説明した第一の実施形態と異なっている。
また、排気通路50に逆止弁構造が形成されていない点において第一の実施形態と異なっている。これら以外においては、この第二の実施形態は、上記第一の実施形態と同様である。
この第一凹入シート体10aは、外縁が円形となるように形成され、この外縁よりもひとまわり小さい円形領域が第一凹部シート体10aの中央部において凹入されることにより中央の円形凹部10a1と該円形凹部10a1の周縁に形成された平坦な鍔部10yが備えられた形状を有している。すなわち、該鍔部10yは内径により円形凹部10a1の外縁を画定し、外径により第一凹入シート体10aの外縁を画定している。
また、第二凹入シート体10bには、空気溜部11の形成に用いられる第一の凹部10b1および伝達液収容部13の形成に用いられる第二の凹部10b2が形成され、この第一の凹部10b1と第二の凹部10b2との間に円形に開口された開口領域10xが形成されている。
そして、この第一凹入シート体10aの外縁、すなわち、鍔部10yの外径は、第二凹入シート体10bの開口領域10xよりも径大な直径となるように形成されており、第二凹入シート体10bの開口領域10x周縁部と第一凹入シート体10aの鍔部10yとを重なり合わせた状態で第一凹入シート体10aと第二凹入シート体10bとを一体化させ得るように形成されている。
なお、図5においては、それぞれ凹入シート単体のみが図示されているが、例えば、経皮吸収薬投薬デバイスの形成においては、それぞれの凹部に経皮吸収薬剤や伝達液を収容させる前に、この第一凹入シート体10aと第二凹入シート体10bとを一体化させてもよく、要すれば、第一凹入シート体10aの円形凹部10a1に経皮吸収薬剤が収容され、円形凹部10a1が透過膜20にて覆われ、第二凹入シート体10bの第二の凹部10b2に伝達液が収容されて第一の凹部10b1および第二の凹部10b2が平坦シート体により覆われて空気溜部11と伝達液収容部13とが形成された後に接着一体化させることも可能である。
すなわち、第一凹入シート体10aが用いられて経皮吸収薬剤が収容された状態の経皮吸収薬剤収容部12と、伝達液が収容された状態の伝達液収容部13および非接着領域が形成された空気溜部11とが別々に形成された後に一体化させることができる。
より具体的に説明すると、例えば、第一凹入シート体10aとされる直鎖状低密度ポリエチレン(「LLDPE」ともいう)とポリエチレンテレフタレート(「PET」ともいう)との複合シートを用いて、円形凹部10a1となる凹部をLLDPEが内面側となるようにしてこのLLDPEとPETとの複合シートに、縦横に多数配列された状態で形成し、この各円形凹部に経皮吸収薬剤を注入してこの複合シートに透過膜20となるエチレン−酢酸ビニル共重合体(「EVA」ともいう)シートをヒートシールするなどして凹部に経皮吸収薬剤を封入した状態とさせ後に、この円形凹部よりも一回り大きな円形(鍔部10yの外径)に打ち抜くことにより経皮吸収薬剤が収容された状態の経皮吸収薬剤収容部12を形成させることができる。同様にして、伝達液収容部13と空気溜部11との2種類の凹部を、直鎖状低密度ポリエチレン/ナイロン/直鎖状低密度ポリエチレンの3層構造のシートに形成し、この伝達液収容部13の凹部と空気溜部11の凹部との間に開口領域10xを穿設し、伝達液収容部13の凹部に伝達液を注入して、前記開口領域10xと同じ形状に開口された平坦シートとして、例えば、LLDPE/PETの複合シートを用いて、直鎖状低密度ポリエチレン/ナイロン/直鎖状低密度ポリエチレンの3層構造のシートとLLDPE/PETの複合シートとのそれぞれの開口位置を合わせて接着して、第二凹入シート体10bの外形に打ち抜き加工を行って伝達液が収容された状態の伝達液収容部13および非接着領域が形成された空気溜部11を形成させることができる。
この経皮吸収薬剤が収容された状態の経皮吸収薬剤収容部12と、伝達液が収容された状態の伝達液収容部13および非接着領域が形成された空気溜部11との接着は、接着剤を用いたり、熱融着させたりするなどの方法により実施することができる。
このように、経皮吸収薬剤収容部12の形成に用いられる第一凹入シート体10aと、伝達液収容部13および空気溜部11の形成に用いられる第二凹入シート体10bとが別体にされていることから、それぞれ、別の材料や厚さの樹脂シートを用いて形成することができる。
すなわち、経皮吸収薬剤収容部12に収容する経皮吸収薬剤や、伝達液収容部13に収容する伝達液の種類に応じて用いる材料や厚さを適宜選定することができる。
例えば、経皮吸収薬剤収容部12に、経皮吸収薬剤に接触する内面側に耐薬品性に優れ、熱融着などの加工性にも優れたポリエチレン、なかでも、透明度が高く、耐熱性を有しつつしなやかさを併せ持つ直鎖状低密度ポリエチレンを用い、外面側に強度に優れるポリエチレンテレフタレートを有する複合シートを用いる一方で伝達液収容部13に、外面側からも、内面側からも熱融着などを行うことを容易とさせるべく直鎖状低密度ポリエチレンでナイロンを挟み込んだ3層構造の複合シートを用いたりすることもできる。
しかも、例えば、経皮吸収薬剤が収容された経皮吸収薬剤収容部12と、伝達液が収容された伝達液収容部13とを別体に製造し得ることから経皮吸収薬投薬デバイスの製造者ならびに使用者は、それぞれ経皮吸収薬剤と伝達液とが予め組み合わされた経皮吸収薬投薬デバイスを多種保有する必要性がなく、製造者にあっては出荷時に、使用者にあっては使用時に経皮吸収薬剤と伝達液とを適宜組み合わせて用いることができる。
したがって、経皮吸収薬投薬デバイスに長期在庫や不良在庫が発生するおそれを低減することができ経皮吸収薬投薬デバイスの製造コストを削減させ得る。
また、上記に述べたように第一の実施形態においては、経皮吸収薬投薬デバイスの使用時に透過膜20と皮膚との間隙部Dから、流入される伝達液Bにより排出される空気を確実に空気溜部11に収容し、透過膜20と皮膚との間隙部Dに空気が逆流して、薬効成分の伝達性能が低下するおそれをより確実に防止し得る点から、排気通路50に逆止弁構造が形成されている場合を例に説明したが、この第二の実施形態においては、排気通路50に逆止弁構造が形成されていない。
このことから、経皮吸収薬投薬デバイスの使用時に透過膜20と皮膚との間隙部Dから、流入される伝達液Bにより排出される空気を確実に捕捉し得る効果において第一の実施形態の方が第二の実施形態よりも優れているが、この第二の実施形態においては、経皮吸収薬投薬デバイスの使用前に空気溜部11に誤って空気が収容されてしまった場合でも、空気溜部11を押し潰した状態にさせることにより排気通路50を通じて空気溜部11に流入された空気を追い出すことができるという効果を奏する。
また、ここでは詳述しないが、第一の実施形態において説明したようなセパレートフィルムの使用や、経皮吸収薬剤収容部と伝達液収容部との間をミシン目などで切断容易にするなどの改良はこの第二の実施形態にも採用し得る。
さらに、上記第一、第二の実施形態においては、上記のような例示により説明しているが、本発明においては、経皮吸収薬剤保持容器を上記のようなものに限定するものではない。
第一の実施形態の経皮吸収薬剤保持容器内面側を示す平面図。 同実施形態の経皮吸収薬剤保持容器外面側を示す平面図。 同実施形態の経皮吸収薬剤保持容器の断面図。 同実施形態の経皮吸収薬剤保持容器の使用状況を示す断面図。 第二の実施形態の経皮吸収薬剤保持容器の一部の内面側を示す平面図。 同実施形態の経皮吸収薬剤保持容器の使用状況を示す断面図。 従来の経皮吸収薬剤保持容器を示す断面図。
符号の説明
1:経皮吸収薬剤保持容器、10:シート体(凹入シート体)、11:空気溜部、12:経皮吸収薬剤収容部、13:伝達液収容部、20:透過膜、30:シート体(平坦シート体)、40:接着層、50:排気通路、60:伝達液流通流路、70:透過膜露出領域、A:経皮吸収薬剤、B:液体(伝達液)、C:皮膚、D:間隙部

Claims (8)

  1. 経皮吸収薬剤の薬効成分の皮膚への伝達に用いられ、経皮吸収薬剤が収容される凹部が備えられたシート体の上に経皮吸収薬剤の薬効成分が透過される透過膜が積層されて、前記凹部が前記透過膜で覆われた経皮吸収薬剤収容部が形成され、前記透過膜の上層側に粘着剤が用いられた接着層がさらに積層されてなり、経皮吸収薬剤を前記経皮吸収薬剤収容部に収容して、前記接着層により皮膚上に保持することにより、該収容された経皮吸収薬剤の薬効成分が前記透過膜を透過して経皮吸収薬剤収容部から放出され、皮膚に伝達される経皮吸収薬剤保持容器であって、
    皮膚上に保持された経皮吸収薬剤から透過膜を透過して放出された薬効成分を、透過膜と皮膚とに接触する液体により皮膚に伝達させ得るように、経皮吸収薬剤収容部の接着層には、粘着剤が備えられていない透過膜露出領域が形成され、且つ、該透過膜露出領域の透過膜と皮膚との間隙部に液体を流入させる液体流入機構が備えられていることを特徴とする経皮吸収薬剤保持容器。
  2. 透過膜露出領域の透過膜と皮膚との間隙部となる位置には、流入させた液体を保持する液保持部材が備えられている請求項1に記載の経皮吸収薬剤保持容器。
  3. 前記透過膜露出領域の透過膜と皮膚との間隙部に薬効成分を伝達する液体が流入される際に前記間隙部の空気を排出させる排気機構がさらに備えられている請求項1または2に記載の経皮吸収薬剤保持容器。
  4. 前記液体流入機構には、薬効成分の伝達に用いられる前記液体が収容される凹部が備えられた一シート体の上に他シート体が積層されて前記凹部が前記他シート体で覆われて形成される伝達液収容部と、該伝達液収容部から前記透過膜露出領域の透過膜と皮膚との間隙部に液体を流入させ得るように前記間隙部と前記伝達液収容部とを連通させる伝達液流通流路とが用いられている請求項1乃至3のいずれかに記載の経皮吸収薬剤保持容器。
  5. 前記伝達液流通流路には、前記間隙部から前記伝達液収容部への液体の逆流を抑制させる逆止弁機構が設けられている請求項4に記載の経皮吸収薬剤保持容器。
  6. 前記排気機構には、非接着領域が形成されるように積層された二枚のシート体により形成され前記間隙部から排出される空気が収容される空気溜部と、該空気溜部に前記間隙部から排出される空気を流入させ得るように前記間隙部と前記空気溜部とを連通させる排気通路とが用いられている請求項3乃至5のいずれかに記載の経皮吸収薬剤保持容器。
  7. 前記排気通路には、前記空気溜部から前記間隙部への空気の逆流を抑制させる逆止弁機構が設けられている請求項6に記載の経皮吸収薬剤保持容器。
  8. 経皮吸収薬剤が、請求項1乃至7のいずれかの経皮吸収薬剤保持容器の経皮吸収薬剤収容部に収容されてなることを特徴とする経皮吸収薬投薬デバイス。
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